JP2009077943A - 注射器ホルダ及び注射器装置 - Google Patents

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Toru Ito
Hajime Saeki
尚継 井藤
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Abstract

【課題】十分に大きな指掛け用フランジを備えることでプランジャの良好な押し込み操作性を確保しながら、ルアーロック接続及びスリップ接続のいずれをも可能にする。
【解決手段】注射器ホルダ100は、注射器本体11の径大部11b及び筒状部11cを収納するホルダ本体110と、ホルダ本体の外周面に外方向に突出して設けられた指掛け用フランジ120a,120bとを備える。ホルダ本体の一端にのみ、ノズル11aに接続される注射針と螺合する螺旋突条131がその内周面に形成された止着部130が設けられている。注射器ホルダは、ノズル及び径大部の位置を逆転しても注射器本体を収納可能である。注射器本体を注射器ホルダにいずれの向きに収納した場合であっても、注射器本体がノズルを前側にして注射器ホルダに対して相対的に移動するのを規制する移動規制部が注射器ホルダに設けられている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、注射器(シリンジ)の注射器本体が収納される注射器ホルダに関する。また、本発明は、注射器と注射器ホルダとからなる注射器装置に関する。

注射器は、使用する薬液の種類等に応じて、その材料が定められる。薬液が充填される筒状の注射器本体の材料としては、一般に樹脂やガラスが使用されるが、使用する薬液の種類によってはガラスである必要がある。また、近年多用されている、予め所定量の薬液が充填されたプレフィルド型の注射器では、保管中の薬液の変質を防止するために、注射器本体はガラス製であることが要求される。

注射器内に充填された薬液を、その先端のノズルから吐出するためには、注射器本体にプランジャを押し込む操作が必要である。この押し込み操作では、注射器本体に形成された指掛け用フランジに人差し指と中指を掛け、プランジャの後端を親指で押す。従って、この押し込み操作を安定的に行うためには、指掛け用フランジがある程度以上の大きさを有している必要がある。

ところが、注射器本体の材料としてガラスを使用する場合に、指掛け用フランジを大きくすると、ガラスが脆性を有するために指掛け用フランジが破損し欠落する、成型が困難である、等の問題が発生する。従って、ガラス製の注射器本体に大きな指掛け用フランジを設けることは困難であり、その結果、ガラス製の注射器本体はプランジャの押し込み操作性が悪いという課題がある。

この課題を解決するための提案が特許文献1に記載されており、これを図8を用いて説明する。

注射器910は、筒状の注射器本体911と、注射器本体911内に摺動可能に挿入されたガスケット912と、ガスケット912にその先端が螺合されたプランジャ913とを備えている。注射器本体911の一端のノズル911aにはキャップ914が装着されており、注射器本体911の他端の外周面には、外径が相対的に太い径大部911bが形成されている。この注射器910は、注射器本体911内に予め薬液が充填されたプレフィルド型の注射器である。

注射器910の注射器本体911は、注射器本体911とほぼ同じ長さを有する筒状の注射器ホルダ920に挿入されている。注射器ホルダ920の後端の外周面には、外方向に突出した指掛け用フランジ921が形成されている。指掛け用フランジ921には固定部材925が係止されており、これら指掛け用フランジ921と固定部材925とが注射器本体911の径大部911bを挟持することで、注射器ホルダ920に対する注射器本体911の長手方向の相対的な移動が規制されている。注射器ホルダ920の先端には、内周面に螺旋突条(雌ネジ、図示せず)が形成された止着部922が設けられている。

この注射器装置を使用する際には、キャップ914を取り外し、代わりに注射針(図示せず)を注射器本体911の先端のノズル911aに取り付ける。この際、注射針の針基の外周に形成された螺旋突条(雄ネジ)を注射器ホルダ920の止着部922の内周面の螺旋突条と螺合させる(このように、ネジを利用してノズル911aに注射針等をしっかりと接続することを、「ルアーロック接続」という)。その後、注射器ホルダ920に形成された指掛け用フランジ921に人差し指と中指を掛け、プランジャ913の後端を親指で押せば、注射器本体911内に充填された薬液を、ノズル911aに取り付けられた注射針の先端から吐出させることができる。

注射器ホルダ920は樹脂からなるので、十分に大きな指掛け用フランジ921を形成することができる。従って、プランジャ913の押し込み操作を安定して行うことができる。

また、注射針の針基が注射器ホルダ920の止着部922と螺合しているので、高粘度の薬液を吐出する際に注射器本体911内に高圧力が発生しても、注射針がノズル911aから抜け落ちることがない。
特開平10−155905号公報

患者に輸血や輸液を行う場合に、血液や薬液が流れる主送液路に薬液等を混注するために、主送液路に混注用ポートが設けられることが多い。この混注用ポートとしては、スリットが形成されたゴム製の弁体を備え、この弁体のスリットに注射器のノズルを直接差し込むように構成されたニードルレスポートが知られている(このように、注射器のノズルを弁体のスリットに挿入してノズルとポートとを接続することを、「スリップ接続」という)。

ところが、図8に示された注射器ホルダ920の止着部922は、注射器910のノズル911aの周囲を取り囲んでいるので、注射器ホルダ920を装着した状態で注射器910のノズル911aをニードルレスポートのスリットに差し込むことはできない。即ち、図8の注射器ホルダ920は、ルアーロック接続を行うことを前提に設計されており、スリップ接続を行うことはできない。

注射器910を注射器ホルダ920から取り出せば、注射器910のノズル911aをニードルレスポートに差し込むことは可能であるが、注射器910の径大部911bは指掛け用フランジとしては小さすぎるので、プランジャ913の押し込み操作性は極めて悪くなる。

本発明は、十分に大きな指掛け用フランジを備えることでプランジャの良好な押し込み操作性を確保しながら、ルアーロック接続及びスリップ接続のいずれをも行うことができる注射器ホルダ及び注射器装置を提供することを目的とする。

本発明の注射器ホルダは、一端に薬液を吐出するノズルを備え、他端に径大部を備え、前記ノズルと前記径大部との間に、前記ノズルの外径よりも大きく且つ前記径大部の外径よりも小さな外径を有する筒状部を備えた注射器本体が収納される注射器ホルダであって、前記注射器本体の前記径大部及び前記筒状部を収納するホルダ本体と、前記ホルダ本体の外周面に外方向に突出して設けられた指掛け用フランジとを備える。前記ホルダ本体の一端にのみ、前記ノズルに接続される注射針と螺合する螺旋突条がその内周面に形成された止着部が設けられている。前記注射器ホルダは、前記ノズル及び前記径大部の位置を逆転しても前記注射器本体を収納可能である。前記注射器本体を前記注射器ホルダにいずれの向きに収納した場合であっても、前記注射器本体が前記ノズルを前側にして前記注射器ホルダに対して相対的に移動するのを規制する移動規制部が前記注射器ホルダに設けられている。

本発明によれば、ノズルを止着部側にして注射器本体を注射器ノズルに収納した場合にはルアーロック接続をすることができ、ノズルを止着部とは反対側にして注射器本体を注射器ノズルに収納した場合にはスリップ接続をすることができる。更に、ルアーロック接続及びスリップ接続のいずれを行う場合であっても、ホルダ本体の外周面に指掛け用フランジが設けられているので、プランジャの良好な押し込み操作性は確保される。

上記の本発明の注射器ホルダが、その長手方向に平行な面に沿って2分割された一対のホルダ半体からなっていても良い。この場合、前記一対のホルダ半体を開いた状態で前記注射器ホルダに対する前記注射器本体の収納及び取り出しを行うことが好ましい。これにより、簡単な構成で、注射器ホルダに対する注射器本体の収納及び取り出しの作業を容易に行うことが出来る。

上記において、前記一対のホルダ半体がヒンジを介して一体に成形されていることが好ましい。これにより、一対のホルダ半体を一部品として一体に成形することができるので、ホルダ本体の製造が容易になる。また、一対のホルダ本体の接合/分離の作業が容易になる。

あるいは、前記注射器ホルダに、その長手方向の両端を結ぶスリットが形成されていても良い。この場合、前記スリットを介して前記注射器ホルダに対する前記注射器本体の収納及び取り出しを行うことが好ましい。これによっても、簡単な構成で、注射器ホルダに対する注射器本体の収納及び取り出しの作業を容易に行うことが出来る。

前記移動規制部は、前記注射器本体の前記ノズルと前記筒状部との外径差に基づく段差面に当接することにより、前記注射器本体が前記ノズルを前側にして前記注射器ホルダに対して相対的に移動するのを規制することが好ましい。これにより、プランジャの押し込み時にノズル近傍の段差面が移動規制部に当接するので、注射器本体の長さなどの寸法が違う場合であっても、ルアーロック接続及びスリップ接続を確実に行うことが出来る。

前記ホルダ本体の、前記止着部が設けられた前記一端とは反対側の他端には、前記注射器本体の前記径大部の外径よりも小さな径の開口が形成された抜け止め板が設けられていることが好ましい。これにより、ルアーロック接続を行う場合には、抜け止め板により注射器本体が注射器ホルダから脱落するのを防止することができ、スリップ接続を行う場合には、抜け止め板を上記の移動規制部として利用することができる。

以下、本発明を具体的な実施の形態を示しながら詳細に説明する。

最初に、本発明の注射器ホルダに収納される注射器の一例を簡単に説明する。図1Aは注射器10の一例の側面図、図1Bはその中心線に沿った断面図である。

注射器10は、全体として略筒状の注射器本体11と、注射器本体11内に配されたガスケット12と、注射器本体11内に挿入されたプランジャ13とを備えている。

注射器本体11は、その一端(以下、「前端」という)に薬液を吐出するノズル11aを備え、他端(以下、「後端」という)に径大部11bを備える。ノズル11a及び径大部11bの間の注射器本体11の部分は、外径が一定の円筒形状を有し、この部分を筒状部11cと呼ぶ。筒状部11cの外径DSCは、ノズル11aの外径DSNよりも大きく、且つ、径大部11bの外径DSLよりも小さい。注射器本体11の外周面の、ノズル11aと筒状部11cとの間には、両者の外径差に基づいて段差面11dが形成されている。注射器本体11の径大部11b側の端面から段差面11dまでの長さはLSである。

プランジャ13は、その一端の雄ネジ13aと、他端の皿状の押板13bと、これらを繋ぐ軸部13cとを備える。軸部13cの雄ネジ13aに隣接する部分13c1の外径は、これ以外の部分13c2の外径DPよりも僅かに大きい。

ガスケット12のプランジャ13側端面には雌ネジが形成されている。この雌ネジとプランジャ13の先端に形成された雄ネジ13aとを螺合させることにより、ガスケット12とプランジャ13とが結合されている。プランジャ13を注射器本体11に対して抜き差しすると、ガスケット12はその外周面が注射器本体11の円筒状の内周面に密着しながら、注射器本体11内をその長手方向に摺動する。

図1A及び図1Bに示した注射器10は、注射器本体11内のガスケット12とノズル11aとの間の空間内に薬液が充填されたプレフィルド型の注射器である。ノズル11aには、充填された薬液が漏れ出るのを防止するために外径DCを有するキャップ14が装着されている。

注射器本体11の材料は、特に制限はないが、例えば、透明性が高く、耐薬品性の高い樹脂またはガラスが好ましい。樹脂としては、例えば、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレート等が好ましい。ノズル11aは、ISO594−1に規定の100分の6テーパー面を有していると好ましい。

ガスケット12の材料は、特に制限はないが、例えば、ブチルゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー等が好ましい。

プランジャ13の材料は、特に制限はないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂が好ましい。

キャップ14の材料は、特に制限はないが、弾性材料が好ましく、例えば、ブチルゴム、スチレン系熱可塑性エラストマー等が好ましい。

(実施の形態1)
図2Aは、未使用状態にある、実施の形態1に係る注射器ホルダ100の内側面を示した斜視図、図2Bは、未使用状態にある注射器ホルダ100の外側面を示した斜視図である。図3は、注射器ホルダ100に注射器10をルアーロック接続が可能なように収納した状態を示した断面図、図4は、注射器ホルダ100に注射器10をスリップ接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。図3及び図4において、一点鎖線100cは注射器ホルダ100の中心軸を示す。

本実施の形態の注射器ホルダ100は、その中心軸100cを含む面に沿って2分割された一対のホルダ半体100a,100bからなる。一対のホルダ半体100a,100bは、それぞれの長手方向に沿った一方の端縁に形成されたヒンジ101を介して接続されている。一対のホルダ半体100a,100bのうちの一方を他方に対してヒンジ101を中心に回動させることができる。図2A及び図2Bのように一対のホルダ半体100a,100bを開いて分離させた状態を「開状態」と呼び、図3及び図4のように一対のホルダ半体100a,100bを閉じて接合した状態を「閉状態」と呼ぶ。図2A及び図2Bに示す注射器ホルダ100の開状態において、注射器ホルダ100に対して注射器本体11の収納及び取り出しを行うことができる。一対のホルダ半体100a,100bには、閉状態の時に互いに係合し合う係合構造が設けられている。本実施の形態では、この係合構造は、ホルダ半体100aのヒンジ101とは反対側の端縁に突出して形成された係止突起102aと、ホルダ半体100bのヒンジ101とは反対側の端縁に形成された係止爪102bとからなる。図3及び図4のように一対のホルダ半体100a,100bを接合して閉状態にすると、係止突起102aが係止爪102bの鉤形状に嵌入して係止突起102aと係止爪102bとが係合する。かくして、係止突起102aと係止爪102bとからなる係合構造は、注射器ホルダ100の閉状態を維持する。

注射器ホルダ100は、注射器本体11の径大部11b及び筒状部11cを収納するホルダ本体110を備える。注射器ホルダ100が一対のホルダ半体100a,100bに2分割されていることにより、ホルダ本体110も一対の本体半体110a,110bに2分割されている。注射器ホルダ100が閉状態のとき、ホルダ本体110は中心軸100cを中心軸とする略円筒形状を有する。

本体半体110a,110bの各外周面(収納された注射器本体11とは反対側の面)には、指掛け用フランジ120a,120bが、外方向(中心軸100cに直交する方向)に突出してそれぞれ形成されている。中心軸100c方向には、指掛け用フランジ120a,120bは、注射器ホルダ100のほぼ中間位置に設けられている。

ホルダ本体110の一端には、中心軸100cを中心軸とする略円筒形状を有する止着部130が設けられている。注射器ホルダ100が一対のホルダ半体100a,100bに2分割されていることにより、止着部130も一対の止着部半体130a,130bに2分割されている。止着部130の内周面には螺旋突条(雌ネジ)131が形成されている。螺旋突条131はISO594−2に規定された螺旋突状であると好ましい。また、止着部130の外周面には凹凸形状(本実施の形態では複数の畝状突起)132が形成されている。凹凸形状132は、止着部130を指で挟んでルアーロック接続をする際の滑り止めとして機能する。

図3に示すように注射器ホルダ100が閉状態にあるとき、ホルダ本体110の内径DH1Mは、止着部130の内径(螺旋突条(雌ネジ)131の山径)DH1Fよりも大きい。注射器ホルダ100の内周面の、ホルダ本体110と止着部130との間には、両者の内径差に基づいて段差面105が形成されている。また、ホルダ本体110の止着部130とは反対側端には抜け止め板106が設けられている。抜け止め板106には、中心軸100cを中心とする直径DH1Pの円形の開口106aが形成されている。抜け止め板106の開口径DH1Pはホルダ本体110の内径DH1Mよりも小さい。ホルダ本体110の中心軸100c方向における内寸法(即ち、段差面105と抜け止め板106との間の距離)はLH1である。

ホルダ本体110の内径DH1Mは、注射器本体11の径大部11bの外径DSLと同じか又はこれよりも大きい。また、ホルダ本体110の内寸法LH1は、注射器本体11の径大部11b側の端面から段差面11dまでの長さLSと同じか又はこれよりも長い。また、注射器ホルダ100の止着部130の内径DH1Fは、キャップ14の外径DC及びプランジャ13の外径DPと同じか又はこれよりも大きい。また、注射器ホルダ100の抜け止め板106の開口径DH1Pは、キャップ14の外径DC及びプランジャ13の外径DPと同じか又はこれよりも大きい。従って、図2Aに示すように、注射器ホルダ100に、ノズル11a及び径大部11bの位置を逆転しても注射器本体11を収納することができる。

図3は、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ100の止着部130側に、且つ、注射器本体11の径大部11bを注射器ホルダ100の抜け止め板106側に配置して、注射器本体11を注射器ホルダ100に収納した状態を示している。一対の本体半体110a,110bから構成されるホルダ本体110内に注射器本体11の筒状部11c及び径大部11bが収納され、一対の止着部半体130a,130bから構成される止着部130内にキャップ14が装着されたノズル11aの少なくとも一部が収納される。注射器ホルダ100の一端に設けられた止着部130の先端の開口135からノズル11aに装着されたキャップ14が突出しており、注射器ホルダ100の他端の抜け止め板106の開口106aからプランジャ13が突出している。

注射器ホルダ100の止着部130の内径DH1Fは注射器本体11の筒状部11cの外径DSCよりも小さいので、注射器ホルダ100の段差面105は、注射器本体11の段差面11dと当接することにより、注射器本体11が止着部130を通って注射器ホルダ100から抜け落ちるのを防止する。また、注射器ホルダ100の抜け止め板106の開口径DH1Pは注射器本体11の径大部11bの外径DSLよりも小さいので、注射器ホルダ100の抜け止め板106は、注射器本体11の径大部11bと当接することにより、注射器本体11が抜け止め板106の開口106aを通って注射器ホルダ100から抜け落ちるのを防止する。

図4は、注射器本体11の径大部11bを注射器ホルダ100の止着部130側に、且つ、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ100の抜け止め板106側に配置して、注射器本体11を注射器ホルダ100に収納した状態を示している。一対の本体半体110a,110bから構成されるホルダ本体110内に注射器本体11の筒状部11c及び径大部11bが収納され、一対の止着部半体130a,130bから構成される止着部130内にプランジャ13の一部が収納される。注射器ホルダ100の一端に設けられた止着部130の先端の開口135からプランジャ13が突出しており、注射器ホルダ100の他端の抜け止め板106の開口106aからノズル11a及びこれに装着されたキャップ14が突出している。

注射器ホルダ100の止着部130の内径DH1Fは注射器本体11の径大部11bの外径DSLよりも小さいので、注射器ホルダ100の段差面105は、注射器本体11の径大部11bと当接することにより、注射器本体11が止着部130を通って注射器ホルダ100から抜け落ちるのを防止する。また、注射器ホルダ100の抜け止め板106の開口径DH1Pは注射器本体11の筒状部11cの外径DSCよりも小さいので、注射器ホルダ100の抜け止め板106は、注射器本体11の段差面11dと当接することにより、注射器本体11が抜け止め板106の開口106aを通って注射器ホルダ100から抜け落ちるのを防止する。

注射器ホルダ100の材料は、特に制限はないが、例えば、透明性が高く、成形性が良好で、軽量な樹脂が好ましい。注射器ホルダ100が高い透明性を有することにより、収納された注射器本体11内の薬液や、その外周面に貼付されたラベルを透視することができる。また、成形性が良好な材料を用いることにより、十分な大きさの指掛け用フランジ120a,120bや螺旋突条131や、複雑な形状を有する係止突起102aと係止爪102bとからなる係合構造等を容易に形成することができる。樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等が好ましい。

次に、図1A及び図1Bに示すプレフィルド型の注射器10に対して本実施の形態の注射器ホルダ100を使用する方法の一例を説明する。

最初に、注射器10のノズル11aに、注射針や、三方活栓などの一部を構成する雌ルアーをルアーロック接続する場合を説明する。まず、図2Aに示す注射器10Aのように、注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ100の止着部130側に、且つ、注射器本体11の径大部11bが注射器ホルダ100の抜け止め板106側になるように、開状態の注射器ホルダ100に注射器10を載置する。次いで、一対のホルダ半体100a,100bを閉じて接合し、係止突起102aと係止爪102bとが係合させて、図3に示す閉状態とする。次いで、ノズル11aに取り付けられたキャップ14を取り外す。次いで、注射針の針基の内腔又は雌ルアーの先端の内腔にノズル11aを挿入し、且つ、注射針の針基の外周に形成された螺旋突条(雄ネジ)又は雌ルアーの先端の外周に形成された螺旋突条(雄ネジ)と注射器ホルダ100の止着部130の内周面に形成された螺旋突条131とを螺合する。そして、注射器ホルダ100に形成された指掛け用フランジ120a,120bに人差し指と中指を掛け、プランジャ13の押板13bを親指で押して、注射器本体11内に充填された薬液を、ノズル11aに取り付けられた注射針又は雌ルアーを介して吐出させる。プランジャ13を押し込んだとき、注射器ホルダ100の段差面105に注射器本体11の段差面11dが当接するので、注射器本体11がノズル11aを前側にして注射器ホルダ100に対して相対的に移動することはない。即ち、注射器ホルダ100の段差面105は、注射器本体11の注射器ホルダ100に対する相対的な移動を規制する移動規制部として機能する。

注射器ホルダ100に形成された指掛け用フランジ120a,120bは、プランジャ13の押し込み操作を行うのに十分な大きさを有している。従って、押し込み操作を安定して行うことができる。また、注射器ホルダ100の螺旋突条131を利用してルアーロック接続を行うことができるので、注射器本体11内に充填された薬液が高粘度を有するために吐出時に注射器本体11内に高圧力が発生しても、注射針や雌ルアーが抜け落ちることがない。

次に、注射器10のノズル11aをニードルレスポートのゴム製の弁体に設けられたスリットに挿入してスリップ接続する場合を説明する。まず、図2Aに示す注射器10Bのように、注射器本体11の径大部11bが注射器ホルダ100の止着部130側に、且つ、注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ100の抜け止め板106側になるように、開状態の注射器ホルダ100に注射器10を載置する。次いで、一対のホルダ半体100a,100bを閉じて接合し、係止突起102aと係止爪102bとが係合させて、図4に示す閉状態とする。次いで、ノズル11aに取り付けられたキャップ14を取り外し、ノズル11aをニードルレスポートのゴム製の弁体に設けられたスリットに挿入する。そして、指掛け用フランジ120a,120bに人差し指と中指を掛け、プランジャ13の押板13bを親指で押して、注射器本体11内に充填された薬液をノズル11aから吐出させる。プランジャ13を押し込んだとき、注射器ホルダ100の抜け止め板106に注射器本体11の段差面11dが当接するので、注射器本体11がノズル11aを前側にして注射器ホルダ100に対して相対的に移動することはない。即ち、注射器ホルダ100の抜け止め板106は、注射器本体11の注射器ホルダ100に対する相対的な移動を規制する移動規制部として機能する。

上述したように、図8に示した従来の注射器ホルダ920の止着部922は、スリップ接続を行う際に邪魔になっていた。これに対して、本実施の形態では、図4に示すように注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ100の抜け止め板106の開口106aから突出する。抜け止め板106は、止着部130に比べて、中心軸100c方向の寸法がはるかに小さいので、ノズル11aのほとんどの部分が抜け止め板106の開口106aから突出する。従って、抜け止め板106がスリップ接続する際に邪魔になることはない。よって、ノズル11aをニードルレスポートの弁体のスリットに挿入してスリップ接続を行うことができる。

また、注射器ホルダ100に形成された指掛け用フランジ120a,120bは、プランジャ13の押し込み操作を行うのに十分な大きさを有している。従って、押し込み操作を安定して行うことができる。また、押し込み操作性はルアーロック接続をした場合と何ら変わらない。

以上のように、本実施の形態1によれば、注射器ホルダ100に対して注射器本体11をノズル11a及び径大部11bの位置を逆転しても収納することができる。注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ100の止着部130内に突出させれば、止着部130に形成された螺旋突条131を用いて注射器10のノズル11aをルアーロック接続することができる。これとは逆に、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ100の抜け止め板106の開口106aから突出させれば、注射器10のノズル11aをスリップ接続することができる。注射器ホルダ100は、注射器ホルダ100に対する注射器本体11の向きがいずれの場合にも使用することができる十分に大きな指掛け用フランジ120a,120bを備えているので、ルアーロック接続及びスリップ接続のいずれを行う場合であっても、プランジャ13の押し込み操作性は良好である。

(実施の形態2)
図5は、未使用状態にある、実施の形態2に係る注射器ホルダ200を示した斜視図である。図6は、注射器ホルダ200に注射器10をルアーロック接続が可能なように収納した状態を示した断面図、図7は、注射器ホルダ200に注射器10をスリップ接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。図6及び図7において、一点鎖線200cは注射器ホルダ200の中心軸を示す。

本実施の形態の注射器ホルダ200は、全体として略筒形状を有し、中心軸200c方向とほぼ平行に、中心軸200c方向の両端間を結ぶスリット(切り欠きまたは開口)201が形成されている。スリット201を介して、注射器ホルダ200に対して注射器本体11の収納及び取り出しを行うことができる。中心軸200cから見たスリット201の開口角度は180度未満であり、90度以上170度以下が好ましい。スリット201の開口角度がこの上限値よりも大きいと、注射器ホルダ200内に収納された注射器本体11が注射器ホルダ200から脱落しやすくなる。逆に、スリット201の開口角度がこの下限値よりも小さいと、スリット201を介して注射器ホルダ200に対して注射器本体11を収納及び取り出しする作業が困難になる。

本実施の形態の注射器ホルダ200は、注射器本体11の径大部11b及び筒状部11cを収納するホルダ本体210を備える。ホルダ本体210は中心軸200cを中心軸とする略円筒形状を有する。

ホルダ本体210の外周面には、指掛け用フランジ220が、外方向(中心軸200cに直交する方向)に突出して形成されている。中心軸200c方向には、指掛け用フランジ220は、注射器ホルダ200のほぼ中間位置に設けられている。指掛け用フランジ220は、スリット201の部分を除いてホルダ本体210の周方向に連続して設けられている。

ホルダ本体210の一端には、中心軸200cを中心軸とする略円筒形状を有する止着部230が設けられている。止着部230の内周面には螺旋突条(雌ネジ)231が形成されている。螺旋突条231はISO594−2に規定された螺旋突状であると好ましい。また、止着部230の外周面には凹凸形状(本実施の形態では複数の畝状突起)232が形成されている。凹凸形状232は、止着部230を指で挟んでルアーロック接続をする際の滑り止めとして機能する。

図6に示すように、ホルダ本体210の内径DH2Mは、止着部230の内径(螺旋突条(雌ネジ)231の山径)DH2Fよりも大きい。注射器ホルダ200の内周面の、ホルダ本体210と止着部230との間には、両者の内径差に基づいて段差面205が形成されている。また、ホルダ本体210の止着部230とは反対側端には抜け止め板206が設けられている。抜け止め板206には、中心軸200cを中心とする直径DH2Pの円弧形の開口206aが形成されている。抜け止め板206の開口径DH2Pはホルダ本体210の内径DH2Mよりも小さい。ホルダ本体210の中心軸200c方向における内寸法(即ち、段差面205と抜け止め板206との間の距離)はLH2である。

ホルダ本体210の内径DH2Mは、注射器本体11の径大部11bの外径DSLと同じか又はこれよりも大きい。また、ホルダ本体210の内寸法LH2は、注射器本体11の径大部11b側の端面から段差面11dまでの長さLSと同じか又はこれよりも長い。また、注射器ホルダ200の止着部230の内径DH2Fは、キャップ14の外径DC及びプランジャ13の外径DPと同じか又はこれよりも大きい。また、注射器ホルダ200の抜け止め板206の開口径DH2Pは、キャップ14の外径DC及びプランジャ13の外径DPと同じか又はこれよりも大きい。従って、図5に示すように、注射器ホルダ200に、ノズル11a及び径大部11bの位置を逆転しても注射器本体11を収納することができる。

図6は、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ200の止着部230側に、且つ、注射器本体11の径大部11bを注射器ホルダ200の抜け止め板206側に配置して、注射器本体11を注射器ホルダ200に収納した状態を示している。ホルダ本体210内に注射器本体11の筒状部11c及び径大部11bが収納され、止着部230内にキャップ14が装着されたノズル11aの少なくとも一部が収納される。注射器ホルダ200の一端に設けられた止着部230の先端の開口235からノズル11aに装着されたキャップ14が突出しており、注射器ホルダ200の他端の抜け止め板206の開口206aからプランジャ13が突出している。

注射器ホルダ200の止着部230の内径DH2Fは注射器本体11の筒状部11cの外径DSCよりも小さいので、注射器ホルダ200の段差面205は、注射器本体11の段差面11dと当接することにより、注射器本体11が止着部230を通って注射器ホルダ200から抜け落ちるのを防止する。また、注射器ホルダ200の抜け止め板206の開口径DH2Pは注射器本体11の径大部11bの外径DSLよりも小さいので、注射器ホルダ200の抜け止め板206は、注射器本体11の径大部11bと当接することにより、注射器本体11が抜け止め板206の開口206aを通って注射器ホルダ200から抜け落ちるのを防止する。

図7は、注射器本体11の径大部11bを注射器ホルダ200の止着部230側に、且つ、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ200の抜け止め板206側に配置して、注射器本体11を注射器ホルダ200に収納した状態を示している。ホルダ本体210内に注射器本体11の筒状部11c及び径大部11bが収納され、止着部230内にプランジャ13の一部が収納される。注射器ホルダ200の一端に設けられた止着部230の先端の開口235からプランジャ13が突出しており、注射器ホルダ200の他端の抜け止め板206の開口206aからノズル11a及びこれに装着されたキャップ14が突出している。

注射器ホルダ200の止着部230の内径DH2Fは注射器本体11の径大部11bの外径DSLよりも小さいので、注射器ホルダ200の段差面205は、注射器本体11の径大部11bと当接することにより、注射器本体11が止着部230を通って注射器ホルダ200から抜け落ちるのを防止する。また、注射器ホルダ200の抜け止め板206の開口径DH2Pは注射器本体11の筒状部11cの外径DSCよりも小さいので、注射器ホルダ200の抜け止め板206は、注射器本体11の段差面11dと当接することにより、注射器本体11が抜け止め板206の開口206aを通って注射器ホルダ200から抜け落ちるのを防止する。

注射器ホルダ200の材料は、特に制限はないが、例えば、透明性が高く、成形性が良好で、軽量な樹脂が好ましい。注射器ホルダ200が高い透明性を有することにより、収納された注射器本体11内の薬液や、その外周面に貼付されたラベルを透視することができる。また、成形性が良好な材料を用いることにより、十分な大きさの指掛け用フランジ220や螺旋突条231等を容易に形成することができる。樹脂としては、例えば、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート等が好ましい。

次に、図1A及び図1Bに示すプレフィルド型の注射器10に対して本実施の形態の注射器ホルダ200を使用する方法の一例を説明する。

最初に、注射器10のノズル11aに、注射針や、三方活栓などの一部を構成する雌ルアーをルアーロック接続する場合を説明する。まず、図5に示す注射器10Aのように、注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ200の止着部230側に、且つ、注射器本体11の径大部11bが注射器ホルダ200の抜け止め板206側になるように注射器10及び注射器ホルダ200の向きを揃えて、注射器ホルダ200のスリット201に注射器10を通過させる。このとき、スリット201の開口幅が拡大するように注射器ホルダ200を弾性変形させると、注射器10がスリット201を通過しやすくなる。かくして、図6に示すように、注射器本体11を注射器ホルダ200内に収納する。次いで、ノズル11aに取り付けられたキャップ14を取り外す。次いで、注射針の針基の内腔又は雌ルアーの先端の内腔にノズル11aを挿入し、且つ、注射針の針基の外周に形成された螺旋突条(雄ネジ)又は雌ルアーの先端の外周に形成された螺旋突条(雄ネジ)と注射器ホルダ200の止着部230の内周面に形成された螺旋突条231とを螺合する。そして、注射器ホルダ200に形成された指掛け用フランジ220に人差し指と中指を掛け、プランジャ13の押板13bを親指で押して、注射器本体11内に充填された薬液を、ノズル11aに取り付けられた注射針又は雌ルアーを介して吐出させる。プランジャ13を押し込んだとき、注射器ホルダ200の段差面205に注射器本体11の段差面11dが当接するので、注射器本体11がノズル11aを前側にして注射器ホルダ200に対して相対的に移動することはない。即ち、注射器ホルダ200の段差面205は、注射器本体11の注射器ホルダ200に対する相対的な移動を規制する移動規制部として機能する。

注射器ホルダ200に形成された指掛け用フランジ220は、プランジャ13の押し込み操作を行うのに十分な大きさを有している。従って、押し込み操作を安定して行うことができる。また、注射器ホルダ200の螺旋突条231を利用してルアーロック接続を行うことができるので、注射器本体11内に充填された薬液が高粘度を有するために吐出時に注射器本体11内に高圧力が発生しても、注射針や雌ルアーが抜け落ちることがない。

次に、注射器10のノズル11aをニードルレスポートのゴム製の弁体に設けられたスリットに挿入してスリップ接続する場合を説明する。まず、図5に示す注射器10Bのように、注射器本体11の径大部11bが注射器ホルダ200の止着部230側に、且つ、注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ200の抜け止め板206側になるように注射器10及び注射器ホルダ200の向きを揃えて、注射器ホルダ200のスリット201に注射器10を通過させる。このとき、スリット201の開口幅が拡大するように注射器ホルダ200を弾性変形させると、注射器10がスリット201を通過しやすくなる。かくして、図7に示すように、注射器本体11を注射器ホルダ200内に収納する。次いで、ノズル11aに取り付けられたキャップ14を取り外し、ノズル11aをニードルレスポートのゴム製の弁体に設けられたスリットに挿入する。そして、指掛け用フランジ220に人差し指と中指を掛け、プランジャ13の押板13bを親指で押して、注射器本体11内に充填された薬液をノズル11aから吐出させる。プランジャ13を押し込んだとき、注射器ホルダ200の抜け止め板206に注射器本体11の段差面11dが当接するので、注射器本体11がノズル11aを前側にして注射器ホルダ200に対して相対的に移動することはない。即ち、注射器ホルダ200の抜け止め板206は、注射器本体11の注射器ホルダ200に対する相対的な移動を規制する移動規制部として機能する。

上述したように、図8に示した従来の注射器ホルダ920の止着部922は、スリップ接続を行う際に邪魔になっていた。これに対して、本実施の形態では、図7に示すように注射器本体11のノズル11aが注射器ホルダ200の抜け止め板206の開口206aから突出する。抜け止め板206は、止着部230に比べて、中心軸200c方向の寸法がはるかに小さいので、ノズル11aのほとんどの部分が抜け止め板206の開口206aから突出する。従って、抜け止め板206がスリップ接続する際に邪魔になることはない。よって、ノズル11aをニードルレスポートの弁体のスリットに挿入してスリップ接続を行うことができる。

また、注射器ホルダ200に形成された指掛け用フランジ220は、プランジャ13の押し込み操作を行うのに十分な大きさを有している。従って、押し込み操作を安定して行うことができる。また、押し込み操作性はルアーロック接続をした場合と何ら変わらない。

以上のように、本実施の形態2によれば、注射器ホルダ200に対して注射器本体11をノズル11a及び径大部11bの位置を逆転しても収納することができる。注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ200の止着部230内に突出させれば、止着部230に形成された螺旋突条231を用いて注射器10のノズル11aをルアーロック接続することができる。これとは逆に、注射器本体11のノズル11aを注射器ホルダ200の抜け止め板206の開口206aから突出させれば、注射器10のノズル11aをスリップ接続することができる。注射器ホルダ200は、注射器ホルダ200に対する注射器本体11の向きがいずれの場合にも使用することができる十分に大きな指掛け用フランジ220を備えているので、ルアーロック接続及びスリップ接続のいずれを行う場合であっても、プランジャ13の押し込み操作性は良好である。

上記の実施の形態1,2は一例であり、本発明はこれに限定されない。

例えば、指掛け用フランジ120a,120b,220の設置位置、個数、形状、大きさなどは、上記の実施の形態に限定されず、プランジャ13の押し込み操作性を考慮して適宜変更可能である。例えば、中心軸100c,200c方向において、指掛け用フランジ120a,120b,220を注射器ホルダ100,200のほぼ中間位置に設けるのではなく、注射器ホルダ100,200の両端又はその近傍の2箇所に設けても良い。これにより、注射器ホルダ100,200に対する注射器10の向きがいずれの場合であっても、プランジャ13に近い方の指掛け用フランジを使用することでプランジャ13の押板13bと指掛け用フランジとの距離が近づくので、プランジャ13の押し込み操作性が向上する。また、実施の形態2において、指掛け用フランジ220をホルダ本体210の外周方向に略「C」字状に連続して設けるのではなく、中心軸200cに対して対称位置に2つに分離して設けても良い。

また、指掛け用フランジ120a,120b,220は、上記の実施の形態1,2のようにホルダ本体110,210に一体に成形されている必要はなく、ホルダ本体110,210とは別個の部品であっても良い。例えば、指掛け用フランジを略「U」字形状の独立した部品とし、これをホルダ本体110,210を挟むようにホルダ100,200に装着することができる。略「U」字形状の指掛け用フランジが中心軸100c,200c方向に移動しないように、略「U」字形状の指掛け用フランジと嵌合する形状(例えば溝)をホルダ本体110,210の外周面に1箇所又は複数箇所に形成しておくのが好ましい。このような略「U」字形状の指掛け用フランジを用いれば、実施の形態1では一対のホルダ半体100a,100bの閉状態を維持するための係合構造を一対のホルダ半体100a,100bに設ける必要がなくなり、実施の形態2ではスリット201から注射器本体11が脱落するのを防止できる。

プランジャ13の押し込み操作時に注射器本体11がノズル11aを前側にして注射器ホルダ100,200に対して相対的に移動するのを規制する移動規制部として、段差面105,205及び抜け止め板106,206を注射器ホルダ100,200に設けたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ホルダ本体110,210の内径をその両端部で大きくし、これらの間の領域で小さくして、この内径差によって段差を形成しても良い。この段差に注射器本体11の径大部11bを当接させることで、この段差を上記の移動規制部として利用することができる。

注射器ホルダ100,200は、注射器本体11を収納することができ、且つ、プランジャ13の押し込み操作を行うことが出来れば、その寸法に特に制限はない。例えば、寸法が異なる複数種類の注射器本体11に対して共通する注射器ホルダ100,200を用いることができる。但し、個々の注射器本体11の寸法に応じて注射器ホルダ100,200を最適設計すれば、プランジャ13の押し込み操作性などの使い勝手が向上することは言うまでもない。

上記の実施の形態1では、一対のホルダ半体100a,100bはヒンジ101を介して接続されていた。これにより、一対のホルダ半体100a,100bを一部品として取り扱える利点はあるが、本発明はこれに限定されない。即ち、ホルダ半体100aとホルダ半体100bとが互いに分離し独立した部品であっても良い。また、ホルダ半体100aとホルダ半体100bとを接合して閉状態を維持するための係合構造の形状(係合するしくみ)や個数も、上記の実施の形態に限定されず、適宜変更することができる。

上記の実施の形態2において、注射器ホルダ200に収納された注射器本体11がスリット201から脱落するのを防止するために、注射器ホルダ200がスリット201の少なくとも一部を閉じる蓋を備えていても良い。この場合、この蓋は、注射器ホルダ200と分離し独立した別個の部品であっても良いし、注射器ホルダ200にヒンジなどで接続されていても良い。

止着部130,230の外周面に形成する凹凸形状132,232は、上記の実施の形態1,2のような中心軸100c,200cに平行な複数の畝状突起である必要はなく、例えば格子状突起(または格子状溝)、ドット状の複数の突起(または窪み)など滑り止め機能を有する任意の形状を用いることができる。また、止着部130,230の外周面は円筒面である必要はなく、例えば多角柱面であっても良い。更に、止着部130,230の外周面が、上記の滑り止め機能を有する形状が形成されていない滑らかな面であっても良い。

上記の実施の形態1,2では、注射器10がプレフィルド型の注射器である場合を例に説明したが、薬液が予め充填されていない注射器にも本発明を適用するすることは可能である。

本発明の利用分野は特に制限はないが、大きな指掛け用フランジを形成することができないガラス製の注射器本体を備えた注射器に利用されると本発明の効果が顕著に発現するので好ましい。

図1Aは、本発明の注射器ホルダに収納される注射器の一例の側面図である。 図1Bは、本発明の注射器ホルダに収納される注射器の一例の断面図である。 図2Aは、未使用状態にある、本発明の実施の形態1に係る注射器ホルダの内側面を示した斜視図である。 図2Bは、未使用状態にある、本発明の実施の形態1に係る注射器ホルダの外側面を示した斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る注射器ホルダに注射器をルアーロック接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る注射器ホルダに注射器をスリップ接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。 図5は、未使用状態にある、本発明の実施の形態2に係る注射器ホルダを示した斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態2に係る注射器ホルダに注射器をルアーロック接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る注射器ホルダに注射器をスリップ接続が可能なように収納した状態を示した断面図である。 図8は、注射器に従来の注射器ホルダを装着した注射器装置の断面図である。

符号の説明

10 注射器
11 注射器本体
11a ノズル
11b 径大部
11c 筒状部
11d 段差面
12 ガスケット
13 プランジャ
13a 雄ネジ
13b 押板
13c 軸部
14 キャップ
100,200 注射器ホルダ
100a,100b ホルダ半体
100c,200c 注射器ホルダの中心軸
101 ヒンジ
102a 係止突起
102b 係止爪
105,205 段差面
106,206 抜け止め板
106a,206a 抜け止め板の開口
110,210 ホルダ本体
110a,110b 本体半体
120a,120b,220 指掛け用フランジ
130,230 止着部
130a,130b 止着部半体
131,231 螺旋突条
132,232 凹凸形状
135,235 止着部の開口
201 スリット

Claims (7)

  1. 一端に薬液を吐出するノズルを備え、他端に径大部を備え、前記ノズルと前記径大部との間に、前記ノズルの外径よりも大きく且つ前記径大部の外径よりも小さな外径を有する筒状部を備えた注射器本体が収納される注射器ホルダであって、
    前記注射器本体の前記径大部及び前記筒状部を収納するホルダ本体と、前記ホルダ本体の外周面に外方向に突出して設けられた指掛け用フランジとを備え、
    前記ホルダ本体の一端にのみ、前記ノズルに接続される注射針と螺合する螺旋突条がその内周面に形成された止着部が設けられており、
    前記注射器ホルダは、前記ノズル及び前記径大部の位置を逆転しても前記注射器本体を収納可能であり、
    前記注射器本体を前記注射器ホルダにいずれの向きに収納した場合であっても、前記注射器本体が前記ノズルを前側にして前記注射器ホルダに対して相対的に移動するのを規制する移動規制部が前記注射器ホルダに設けられていることを特徴とする注射器ホルダ。
  2. 前記注射器ホルダは、その長手方向に平行な面に沿って2分割された一対のホルダ半体からなり、前記一対のホルダ半体を開いた状態で前記注射器ホルダに対する前記注射器本体の収納及び取り出しを行う請求項1に記載の注射器ホルダ。
  3. 前記一対のホルダ半体がヒンジを介して一体に成形されている請求項2に記載の注射器ホルダ。
  4. 前記注射器ホルダに、その長手方向の両端を結ぶスリットが形成されており、前記スリットを介して前記注射器ホルダに対する前記注射器本体の収納及び取り出しを行う請求項1に記載の注射器ホルダ。
  5. 前記移動規制部は、前記注射器本体の前記ノズルと前記筒状部との外径差に基づく段差面に当接することにより、前記注射器本体が前記ノズルを前側にして前記注射器ホルダに対して相対的に移動するのを規制する請求項1に記載の注射器ホルダ。
  6. 前記ホルダ本体の、前記止着部が設けられた前記一端とは反対側の他端には、前記注射器本体の前記径大部の外径よりも小さな径の開口が形成された抜け止め板が設けられている請求項1に記載の注射器ホルダ。
  7. 前記注射器本体を備える注射器と請求項1〜6のいずれかに記載の注射器ホルダとからなる注射器装置。
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