JP2015128029A - リチウムイオン電池用電極、及びリチウムイオン電池 - Google Patents

リチウムイオン電池用電極、及びリチウムイオン電池 Download PDF

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Abstract

【課題】高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池用電極及びそれを用いたリチウムイオン電池を提供すること。
【解決手段】本発明のリチウムイオン電池用電極は、第1の導電率を有する第1導電領域120A、及び第1の導電率より相対的に導電率が高い第2の導電率を有する第2導電領域120Bとが交互に積層されてなる電極活物質層120と、第1導電領域120A及び第2導電領域120B上に設けられた電極集電体121と、を備え、電極活物質層120は、第1導電領域120A及び第2導電領域120Bの積層方向において、第2導電領域120Bの幅が第1導電領域120Aの幅に対して小さいことを特徴とする。
【選択図】図5A

Description

本発明は、リチウムイオン電池用電極、及びそれを用いたリチウムイオン電池に関し、特に、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池用電極及びそれを用いたリチウムイオン電池に関する。
近年、電池寿命が長く、かつ、高電圧が得られるリチウムイオン電池が脚光を浴びている。このリチウムイオン電池においては、更なる電池のコストダウンが求められており、電池抵抗の増大を防ぎつつ、高エネルギー密度化を達成することが望まれている。電池特性を改善できるリチウムイオン電池としては、正極の活物質の担持量を特定の領域で低下させたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このリチウムイオン電池においては、充放電に伴う負極の形状変化による電極素子全体の歪み及びシワの発生を抑制できるので、リチウムイオン電池全体の電池特性の向上が可能となる。
特許第5194362号公報
ところで、リチウムイオン電池においては、電極の膜厚を厚くすることによりエネルギー密度の向上を図ることが可能である。しかしながら、単に、リチウムイオン電池の電極の膜厚を厚くすると、電子及びリチウムイオンの移動距離が長くなり、電池抵抗が増大する問題がある。このように、従来のリチウムイオン電池用電極においては、電極の膜厚に関して電池抵抗とエネルギー密度とが二律背反の関係にあり、膜厚の増大によって十分な電池特性を得ることは困難であった。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池用電極及びそれを用いたリチウムイオン電池を提供することを目的とする。
本発明のリチウムイオン電池用電極は、第1の導電率を有する第1導電領域、及び前記第1の導電率より相対的に導電率が高い第2の導電率を有する第2導電領域とが交互に積層されてなる電極活物質層と、前記第1導電領域及び前記第2導電領域に設けられた電極集電体と、を備え、前記電極活物質層は、前記第1導電領域及び前記第2導電領域の積層方向において、前記第2導電領域の幅が前記第1導電領域の幅に対して小さいことを特徴とする。
この構成によれば、相互に導電率が異なる第1導電領域及び第2導電領域を積層したことから、第1導電領域に対して相対的に導電率が高い第2導電領域を介して電子が電極活物質層内から電極集電体に流れるので、リチウムイオン電極用電極の厚さを増大させて電池容量を増大させた場合であっても、電池抵抗の増大を低減することが可能となる。しかも、積層方向における第2導電領域の幅が第1導電領域の幅より小さいので、第1導電領域により効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、第2導電領域により電池抵抗の増大を低減することが可能となる。したがって、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池用電極を実現できる。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、前記第1導電領域の積層方向における幅と前記第2導電領域の積層方向における幅との比率が、第2導電領域:第1導電領域=1:10以上1:100以下であることが好ましい。この構成により、第1導電領域の幅と第2導電領域の幅との比率が適度な範囲となるので、第1導電領域により一層効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、第2導電領域により電池抵抗の増大を一層低減することが可能となる。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、前記第1導電領域の積層方向における幅が300μm以上400μm以下であり、前記第2導電領域の積層方向における幅が10μm以上30μm以下であることが好ましい。この構成により、第1導電領域の幅及び第2導電領域の幅が適度な範囲となるので、第1導電領域により一層効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、第2導電領域により電池抵抗の増大を一層低減することが可能となる。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、前記第1の導電率が、0.12S/m以上であることが好ましい。この構成により、第1導電領域の幅及び第2導電領域の導電率がそれぞれ所定値以上になるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、前記第1の導電率が0.12S/m以上0.5S/m以下であり、前記第2の導電率が3000S/m以上4800S/m以下であることが好ましい。この構成により、第1導電領域の第1の導電率と第2導電領域の第2の導電率との差が適度な範囲となるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が3000S/m以上4800S/m以下であることが好ましい。この構成により、第1導電領域の第1の導電率と第2導電領域の第2の導電率との差が適度な範囲となるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
本発明のリチウムイオン電池用電極においては、膜厚が70μm以上100μm以下であることが好ましい。この構成により、電極活物質層の厚さが適度な範囲となるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
本発明のリチウムイオン電池は、上記リチウム電池用電極を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、相互に導電率が異なる第1導電領域及び第2導電領域を積層したリチウムイオン電池用電極を備えたことから、第1導電領域に対して相対的に導電率が高い第2導電領域を介して電子が電極活物質層内から電極集電体に流れるので、リチウムイオン電極用電極の厚さを増大させて電池容量を増大させた場合であっても、電池抵抗の増大を低減することが可能となる。しかも、積層方向における第2導電領域の幅が第1導電領域の幅より小さいので、第1導電領域により効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、第2導電領域により電池抵抗の増大を低減することが可能となる。したがって、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池を実現できる。
本発明のリチウムイオン電池は、電極容量が360Wh/L以上であり、抵抗が1.5mΩ以下であることが好ましい。この構成により、リチウムイオン電池用電極の厚さの増大に伴い、リチウムイオン電池において積層する電極の枚数が減少した場合であっても、上記リチウムイオン電池用電極を備えるので、電極容量が360Wh/L以上であり、抵抗が1.5mΩ以下であるリチウムイオン電池を実現できる。
本発明によれば、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池用電極及びそれを用いたリチウムイオン電池を実現できる。
図1は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の模式的な斜視図である。 図2は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の模式図である。 図3Aは、リチウムイオン電池における電極の配置の説明図である。 図3Bは、リチウムイオン電池におけるエネルギーの高密度化の説明図である。 図4は、リチウムイオン電池のエネルギー密度と電池抵抗との関係を示す図である。 図5Aは、本実施の形態に係るリチウムイオン電池における正極の充電状を示す模式図である。 図5Bは、本実施の形態に係るリチウムイオン電池における正極の放電状態を示す模式図である。 図6は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の正極の膜厚と電池容量との関係を示す図である。 図7は、一定の電池容量が得られる高導電性領域の幅及び低導電性領域の幅を示す図である。 図8は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池のシミュレーションモデルの模式図である。 図9Aは、本実施の形態に係るシミュレーションモデルによるシミュレーションで用いた正極の平面模式図である。 図9Bは、本実施の形態に係るシミュレーションモデルによるシミュレーションで用いた正極の平面模式図である。 図9Cは、本実施の形態に係るシミュレーションモデルによるシミュレーションで用いた正極の平面模式図である。 図10Aは、正極におけるリチウムとの反応速度分布(リチウムの濃度分布)のシミュレーション結果を示す図である。 図10Bは、正極におけるリチウムとの反応速度分布(リチウムの濃度分布)のシミュレーション結果を示す図である。 図10Cは、正極におけるリチウムとの反応速度分布(リチウムの濃度分布)のシミュレーション結果を示す図である。 図11Aは、本実施の形態に係るシミュレーションモデルによるシミュレーションで用いた負極の平面模式図である。 図11Bは、本実施の形態に係るシミュレーションモデルによるシミュレーションで用いた負極の平面模式図である。 図12は、正極及び負極の高導電性領域及び低導電性領域の比率と電池容量との計算結果を示す図である。 図13は、高導電性領域及び低導電性領域の幅と電池容量及び電池抵抗とのシミュレーション結果を示す図である。 図14は、正極及び負極の合成抵抗の説明図である。 図15は、本発明の実施例及び比較例に係るリチウムイオン電池における電池容量と電池抵抗との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、リチウムイオン電池を例として説明するが、本発明は、各種二次電池に適用可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施可能である。
まず、図1を参照して本実施の形態に係るリチウムイオン電池について説明する。図1は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1の模式的な斜視図である。なお、図1においては、容器11の一部を破断して示している。
図1に示すように、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1は、アルミニウムなどの金属部材によって構成され、内部に電解液を貯蔵可能な容器11と、容器11内に配置されたシート状の正極12及び負極13と、正極12及び負極13の間に配置されるセパレータ15とを備える。正極12及び負極13は、正極12と負極13とが交互に複数配置されている。セパレータ15は、負極13を挟み込んだ状態で正極12と交互に複数積層されており、電解液に浸漬するように配置されている。なお、図1においては、説明の便宜上、正極12、負極13及びセパレータ15を板状部材として模式的に示している。なお、正極12、負極13及びセパレータ15の形状は、シート状に限定されず適宜変更可能である。容器11の上部には、正極端子16、及び負極端子17、及び安全弁18が設けられている。
正極12及び負極13の一端部には、タブ19A,19Bがそれぞれ配置される。このタブ19A,19Bは、セパレータ15に挟まれた際に、セパレータ15の外縁部から外側に突出するように設けられている。各タブ19A,19Bは、正極12及び負極13に対して偏在するように設けられている。正極12及び負極13は、互いのタブ19A,19Bが側面視にて相互に重ならないようにして積層されている。正極12のタブ19Aは、正極端子16に接続され、負極13のタブ19Bは、負極端子17に接続されている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の概要について説明する。図2は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の模式図である。図2に示すように、正極12は、正極活物質層(電極活物質層)120と、この正極活物質層120内に設けられ、アルミ箔などによって構成される正極集電体(電極集電体)121とを備える。正極活物質層120は、リチウムイオン122、リチウム複合酸化物123及びバインダー124,125などの正極活物質を含有する。正極集電体121は、負極13側から流れてきた電子(e)を、当該正極集電体121を通じて正極活物質層120の内部に供給する機能を有する。正極12は、正極活物質層120の各正極活物質間及び正極集電体121と正極活物質との間がバインダー124,125によって結着されており、導電ネットワークが形成されている。正極12の空隙部は、電解液で充填されている。
負極13は、負極活物質層(電極活物質層)130と、この負極活物質層130内に設けられ、銅箔などによって構成される負極集電体(電極集電体)131とを備える。負極活物質層130は、リチウムイオン132、黒鉛133及びシリコン134などの負極活物質を含有する。シリコン134は、充電時にはリチウムイオン132と反応して合金を形成して膨張する。負極13は、負極活物質間及び負極集電体131と負極活物質間がバインダー135によって結着されており、導電ネットワークが形成されている。負極13の空隙部は、電解液で充填されている。
リチウムイオン電池1においては、充電時には負極13の電子(e)が黒鉛133、シリコン134及びバインダー135を介して負極集電体131から正極12の正極集電体121に向けて移動すると共に、負極13のリチウムイオン132がセパレータ15を介して正極12側に移動してリチウムイオン122となる。このリチウムイオン122は、負極13側から正極集電体121を介して移動して来た電子(e)を受け取る。また、リチウムイオン電池1においては、放電時には電子(e)が正極12側から負極13側に移動すると共に、正極12側のリチウムイオン122がセパレータ15を介して負極13側に移動して負極13のシリコン134とリチウムイオン132とが反応する。
セパレータ15は、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)などのポリオレフィンによって構成され、表面に細孔(不図示)を有する。セパレータ15は、正極12と負極13との間を分離して正極12と負極13との間の短絡を防ぐ機能を有すると共に、表面の細孔を介して負極13から正極12へ向けて電子が流れるように構成されている。
次に、図3A及び図3Bを参照して、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1におけるエネルギーの高密度化について説明する。図3A及び図3Bは、リチウムイオン電池1におけるエネルギーの高密度化の説明図である。図3Aに示すように、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1においては、正極12は、一対の正極活物質層120間に正極集電体121が挟持された構成を有する。負極13は、一対の負極活物質層130間に負極集電体131が挟持された構成を有する。正極活物質層120は所定の厚みd2を有し、負極活物質層130は所定の厚みd1を有する。
図3Bに示すように、一般的に、リチウムイオン電池1のエネルギーの高密度化を図る場合には、一対の正極活物質層120の厚みをd2からd4に拡大し、一対の負極活物質層130の厚みをd1からd3に拡大することが有効である。ここで、一対の正極活物質層120及び一対の負極活物質層130の厚みを拡大すると、正極活物質層120及び負極活物質層130を移動する電子(e)及びリチウムイオン(Li)の移動距離が長くなるので、リチウムイオン電池1の電池抵抗の増大に繋がる。
図4は、リチウムイオン電池1のエネルギー密度と電池抵抗との関係を示す図である。図4に示すように、理想電池においては、エネルギー密度を点P1から増大させると電池抵抗が略一定でエネルギー密度が増大した点P2となる(図4の点線の矢印参照)。しかしながら、実際のリチウムイオン電池1においては、図3Bに示したように、一対の正極活物質層120及び一対の負極活物質層130を厚くしてエネルギー密度を増大させる場合には、上述した正極活物質層120及び負極活物質層130を移動する電子(e)及びリチウムイオン(Li)の移動距離が長くなるので、エネルギー密度の増大に比例して電池抵抗も増大した点P3となる(図4の実線の矢印参照)。そこで、本実施の形態においては、正極活物質層120及び負極活物質層130を以下に説明する構成とすることにより、リチウムイオン電池の電池抵抗の増大を低減しつつ、高エネルギー密度化を実現する。
図5Aは、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1における正極12の充電状態を示す模式図である。図5Aに示すように、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1においては、正極12の一対の正極活物質層120は、第1の導電率を有する第1導電領域120A(以下、「低導電性領域120A」ともいう)と、第1の導電率に対して相対的に導電率が高い第2の導電率を有する第2導電領域120B(以下、「高導電性領域120B」ともいう)とが交互に積層された構成を有する。正極活物質層120は、低導電性領域120A及び高導電領域120Bの積層方向において、高導電性領域120Bの幅が低導電領域120Aの幅に対して小さくなるように設けられている。一対の正極活物質層120は、第1導電領域120A及び第2導電領域120Bによって正極集電体121を挟持するように設けられている。この構成により、リチウムイオン電池1の充電時には、負極13側から正極集電体121を介して正極活物質層120に移動した電子(e)が高導電性領域120B内を移動(図5Aの太線の矢印参照)する。これにより、リチウムイオン電池1は、正極活物質層120の厚さを増大させた場合であっても、低導電性領域120A内を移動(図5Aの点線の矢印参照)する場合に対して、電子(e)が正極活物質層120内を速やかに移動することが可能となる。したがって、リチウムイオン電池1の電池抵抗の増大を低減しつつ、高エネルギー密度化を実現できる。
図5Bは、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1における正極12の放電状態を示す模式図である。図5Bに示すように、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1においては、放電時には正極12の正極活物質層120内を移動する電子(e)が高導電性領域120B内を移動(図5Bの太線の矢印参照)して正極集電体121に流れる。これにより、リチウムイオン電池1は、正極活物質層120の厚さを増大させた場合であっても、低導電性領域120A内を移動(図5Bの点線の矢印参照)する場合に対して、電子(e)が正極活物質層120内を速やかに移動することが可能となる。したがって、リチウムイオン電池の電池抵抗の増大を低減しつつ、高エネルギー密度化を実現できる。
本実施の形態においては、低導電性領域120Aが、0.12S/m以上であることが好ましい。これにより、リチウムイオン電池1は、低導電性領域120Aの幅及び高導電性領域120Bの導電率がそれぞれ所定値以上になるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
また、本実施の形態においては、低導電性領域120A、の導電率が0.12S/m以上0.5S/m以下であり、高導電性領域120B、の導電率が3000S/m以上4800S/m以下であることが好ましい。これにより、リチウムイオン電池1は、低導電性領域120A、の導電率及び高導電性領域120B、の導電率との差が適度な範囲となるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
本実施の形態においては、低導電性領域120A、の導電率と高導電性領域120B、の導電率との差が3000S/m以上4800S/m以下であることが好ましい。これにより、リチウムイオン電池1は、低導電性領域120A、の導電率と高導電性領域120B、の導電率との差が適度な範囲となるので、上述した作用効果に基づく電池容量の増大及び電池抵抗の増大の低減の効果が更に向上する。
次に、本発明者らは、上述した作用効果に基づくリチウムイオン電池1の高エネルギー密度化を実現するための正極12の電極構造について詳細に調べた。以下、本発明者らが調べた内容について説明する。
図6は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1の正極12の膜厚と電池容量との関係を示す図である。図6に示すように、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1においては、膜厚60μmから正極12の膜厚を増大させることにより電池容量も増大する。膜厚100μmにおける電池容量は、膜厚60μmにおける電池容量の約3倍となり、膜厚100μm以上では電池容量の増加量が減少する。また、電池容量は、膜厚70μm以上100μm以下の範囲では、略直線状に増大する。この結果から、リチウムイオン電池1の電池容量を効率良く向上できる正極12の膜厚としては、70μm以上100μm以下が好ましいことが分かる。また、リチウムイオン電池1においては、負極13の膜厚は、正極12と対応する範囲である70μm以上100μm以下であることが好ましい。
次に、本発明者らは、正極12の高導電性領域120Bの幅及び低導電性領域120Aとの幅と電池容量との関係について調べた。図7は、一定の電池容量が得られる高導電性領域120Bの幅及び低導電性領域120Aの幅を示す図である。図7に示すように、リチウムイオン電池1においては、高導電性領域120Bの幅を増大させた場合に一定の電池容量を得るためには、低導電性領域120Aの幅を増大させる必要がある。ここで、高導電性領域120Bの幅が10μm〜30μmの範囲では、低導電性領域120Aの幅が300μm〜400μmとなり、高導電性領域120Bの幅の増加量と低導電性領域120Aとの増加量とが略直線状となるので、複数の正極12及び複数の負極13を積層してリチウムイオン電池1を構成する場合であっても、効率良くリチウムイオン電池1の電池容量を向上できる。これに対し、高導電性領域120Bの幅が30μmを超える範囲では、高導電性領域120Bの幅の増加量に対して低導電性領域120Aとの増加量が小さくなる。これらの結果から、低導電性領域120A及び高導電性領域120Bの幅は、低導電領域120Aの幅が300μm以上400μm以下であり、かつ、第2導電領域の積層方向における幅が10μm以上30μm以下であることが好ましい。これにより、低導電性領域120Aの幅及び高導電性領域120Bの幅が適度な範囲となるので、低導電性領域120Aにより一層効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、高導電性領域120Bにより電池抵抗の増大を一層低減することが可能となる。
図8は、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1のシミュレーションモデル100の模式図である。図8に示すように、このシミュレーションモデル100は、セパレータ15が正極12及び負極13によって挟持されている。正極12は、一対の正極活物質層120によって正極集電体121が挟持され、負極13は、一対の負極活物質層130によって負極集電体131が挟持されている。正極12は、所定の幅d5を有する高導電性領域120Bと、所定の幅d5より大きい幅d6を有する低導電性領域120Aとが正極12及び負極13の厚さ方向D1に直交する積層方向D2において交互に設けられている。負極13は、所定の幅d7を有する高導電性領域130Bと、所定の幅d7より大きい幅d8を有する低導電性領域130Aとが積層方向D2において交互に設けられている。
図9A〜図9Cは、本実施の形態に係るシミュレーションモデル100によるシミュレーションで用いた正極12A〜12Cの平面模式図である。図9Aに示す正極12Aは、幅d5:幅d6=10μm:300μmとしたものであり、図9Bに示す正極12Bは、幅d5:幅d6=30μm:900μmとしたものであり、図9Cに示す正極12Cは、幅d5:幅d6=50μm:1500μmとしたものである。
図10A〜図10Cは、正極12A〜12Cにおけるリチウムとの反応速度分布(リチウムの濃度分布)のシミュレーション結果を示す図である。図10Aに示すように、低導電性領域120Aの幅が狭い正極12Aにおいては、正極12Aの表面内では、高導電性領域120Bの近傍におけるリチウムの濃度が高い高濃度領域A1の面積が最も大きく、高濃度領域A1の間にリチウムイオン濃度が中程度の中濃度領域A2が分布している。この結果から、正極12Aにおいては、リチウムの反応速度が全体的に速く、電池抵抗を低減できることが分かる。
図10B及び図10Cに示すように、正極12B及び正極12Cでは、高導電性領域120Bの近傍におけるリチウムの濃度が高い高濃度領域A1の面積は正極12Aとは変わらない一方、高導電性領域A1間の距離が大きくなるにつれてリチウムイオン濃度が低い低濃度領域A3の面積が増大することが分かる。これらの結果から、高導電性領域120Bの幅d5及び低導電性領域120Aの幅d6との比率が一定の場合であっても、高導電性領域120Bの幅d5及び低導電性領域120Aの幅d6が大きくなるにつれて電池抵抗を低減できる効果が小さくなることが分かる。
図11A及び図11Bは、本実施の形態に係るシミュレーションモデル100によるシミュレーションで用いた負極13A〜13Eの平面模式図である。なお、図8に示した負極13の模式図は、2種類の層である高導電性領域130B及び低導電性領域130A
から構成されているが、同条件を入力して計算しているので均一な層と判断される。図11Aに示す負極13Aは、負極活物質層130の全てを高導電性領域130Aで構成し、負極活物質層130の厚さを薄膜(56.3μm)としたモデルである。図11Bに示す負極13Bは、負極活物質層130の全てを高導電性領域130Aで構成し、負極活物質層130の厚さを厚膜(100μm)としたモデルである。
図11A及び図11Bに示すように、高導電性領域130Aのみで構成した薄膜の負極13Aにおいては、全ての領域が高電極電流密度領域A4となる。また、高導電性領域130Aのみで構成した厚膜で構成した負極13Bにおいては、全ての領域が中電極電流密度領域A5となる。
図12は、正極12の高導電性領域120B及び低導電性領域120Aの幅の比率と電池容量との計算結果である。図12に示すように、高導電性領域120B:低導電性領域120A=1:3の場合に対して、高導電性領域120B:低導電性領域120A=1:10以上1:100以下の範囲とすることにより、電池容量は3倍以上に向上する。この結果から、高導電性領域120B:低導電性領域120A=1:10以上1:100以下の範囲とすることにより、高導電性領域120Bの幅と第2導電領域の幅との比率が適度な範囲となるので、低導電性領域120Aにより一層効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、高導電性領域120Bにより電池抵抗の増大を一層低減することが可能となることが分かる。
図13は、高導電性領域及び低導電性領域の幅と電池容量及び電池抵抗とのシミュレーション結果を示す図である。なお、図13においては、電池容量を棒グラフで示し、電池抵抗を黒点で示している。また、図13においては、正極12の高導電性領域:低導電性領域=1:30で固定して高導電性領域及び低導電性領域の幅を変化させた場合における電池容量と電池抵抗との関係を示している。
図13に示すように、高導電性領域及び低導電性領域の幅を高導電性領域:低導電性領域=1:30とした場合には、電池容量は、高導電性領域:低導電性領域の幅が10:300、30:900、及び50:1500のいずれの場合においても電極を厚膜とした場合と略同等となることが分かる。一方で、電池抵抗は、10:300、30:900、及び50:1500の順に幅を拡大すると共に増大することが分かる。これらの結果から、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1においては、高導電性領域:低導電性領域の幅としては、10:300が好ましいことが分かる。
次に、本実施の形態に係るリチウムイオン電池の製造方法について説明する。本実施の形態に係るリチウムイオン電池は、高導電性領域用電極材料及び低導電性領域用電池材料をそれぞれ溶剤とを混合してスラリー化し、スラリー化した電極材料を共押し出し法により基材上に塗工し、基材上に塗工した電極材料を乾燥して正極12及び負極13を得る。そして、負極13をセパレータ15で被覆した後、正極12及び負極13を交互に積層して容器1内に配置することにより、リチウムイオン電池1を得る。
負極13の原料粉末としては、例えば、炭素(黒鉛)及びシリコン(Si、SiO(0<x<2)、及びSiを含む合金材料からなる群から選択された少なくとも1種)を含有する電極材料を用いることができる。また、負極13の原料粉末としては、黒鉛及びシリコン以外に本発明の効果を奏する範囲内でSn、Al、Pb、Sb、及びAsなどの金属を含有したものを用いてもよい。
正極12の原料粉末としては、例えば、コバルト−ニッケル−マンガン系のリチウム複合酸化物(Li(Ni0.33Co0.33Mn0.33)O:NCM、戸田工業社製)を用いることができる。また、正極12の原料粉末としては、上述したリチウム複合酸化物以外に本発明の効果を奏する範囲内で各種金属材料及び合金を含有することもできる。正極12の高導電性領域用の原料粉末としては、上述したリチウム複合酸化物にデンカブラックなどの導電補助剤を配合したものを用いることができる。正極12の低導電性領域用の原料粉末としては、上述したリチウム複合酸化物(Li(Ni0.33Co0.33Mn0.33)O:NCM、戸田工業社製)を単独で用いることができる。
また、正極12及び負極13の電極材料としては、バインダーを含有することが好ましい。これにより、バインダーが正極活物質及び負極活物質間を結着するので、リチウムイオン電池の容量を更に向上できると共に、電池性能の低下を更に低減できる。
電極材料のスラリー化に用いる溶剤としては、例えば、蒸留水及びイオン交換水などの水、N−メチル2−ピロリドン(NMP)などを用いることが可能である。溶剤の量としては、電極材料をスラリーとして基材上に塗布できる範囲であれば特に制限はない。
電解液としては、エチレンカーボネート(EC)50容量%とジエチルカーボネート(DEC)50容量%の混合溶媒に過塩素酸リチウム(LiC1O)を1mol/1の濃度となるように溶解させたものを用いことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、相互に導電率が異なる低導電性領域120A及び高導電性領域120Bを積層したことから、低導電性領域120Aに対して相対的に導電率が高い高導電性領域120Bを介して電子が正極活物質層120内を流れるので、リチウムイオン電池1の正極12及び負極13の厚さを増大させて電池容量を増大させた場合であっても、電池抵抗の増大を低減することが可能となる。しかも、高導電性領域120Bの幅が低導電性領域120Aの積層方向の幅より小さいので、高導電性領域120Bにより効率よく電極容量を増大させることが可能になると共に、低導電性領域120Aにより電池抵抗の増大を低減することが可能となる。したがって、高エネルギー密度化が可能であり、しかも、膜厚の増大に伴う電気抵抗の増大を低減することが可能なリチウムイオン電池1を実現できる。
また、本実施の形態に係るリチウムイオン電池1によれば、電極容量が360Wh/L以上であり、抵抗が1.5mΩ以下とすることも可能となる。これにより、リチウムイオン電池1の正極12及び負極13の膜厚の増大に伴い、リチウムイオン電池1において積層する正極12及び負極13の枚数が減少した場合であっても、電極容量が高く、かつ、電池抵抗が低いリチウムイオン電池1を実現できる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例及び比較例に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例及び比較例によって何ら制限されるものではない。
一般的に、リチウムイオン電池1においては、上述したように、セパレータ15を介して複数の正極12及び複数の負極13を積層する。そして、リチウムイオン電池1においては、同一サイズの容器11でリチウムイオン電池1を構成する場合には、正極12及び負極13の膜厚を厚くして正極12及び負極13の積層枚数を減少させると、図14に示すように、正極12又は負極13の抵抗R1〜R3の合成抵抗Rが増大する。そこで、本発明者らは、正極12に高導電性領域120B及び低導電性領域120Aを設けたリチウムイオン電池の電池容量と電池抵抗との関係についてシミュレーションを実施した。以下、本発明者らが調べた内容について詳細に説明する。
(実施例1)
負極は、膜厚を100μmとして計算した。正極は、膜厚が100μmとなり、高導電性領域の幅及び低導電性領域の幅との比が高導電性領域:低導電性領域=10μm:300μmとなるようにして計算した。計算結果を図15に示す。なお、図15においては、電池容量を棒グラフで示し、電池抵抗を丸で示している。図15から分かるように、実施例1では、次世代型電池の目標容量である電池容量が360Wh/L以上となり、抵抗が1.5mΩ以下となり、電池容量に優れ、かつ、電池抵抗が低いリチウムイオン電池を実現できる可能性が高いことが分かる。
(比較例1)
正極及び負極の膜厚を56.3μmとし、正極を低導電性領域のみとしたこと以外は、実施例1と同様にして計算した。計算結果を図15に併記する。図15から分かるように、比較例1では、実施例1と比較して電池抵抗は低かったが、電池容量が低かった。この結果は、正極及び負極の膜厚が実施例1に対して薄く、電池容量が向上しなかったためと考えられる。
(比較例2)
正極及び負極の膜厚を100μmとしたこと以外は、比較例1と同様にして計算した。計算結果を図15に併記する。図15から分かるように、比較例2では、実施例1に対して電池容量は同等であったが、電池抵抗が約2倍となった。この結果は、高導電性領域を設けなかったため、正極活物質層及び負極活物質層を移動する電子の移動距離が増大したためと考えられる。
1 リチウムイオン電池
11 容器
12,12A,12B,12C 正極
120 正極活物質層
120A 低導電性領域
120B 高導電性領域
121 正極集電体
122 リチウムイオン
123 リチウム複合酸化物
124 バインダー
13,13A,13B 負極
130 負極活物質層
131 負極集電体
132 リチウムイオン
133 黒鉛
134 シリコン
135 バインダー
15 セパレータ
16 正極端子
17 負極端子
18 安全弁
19A,19B タブ
100 シミュレーションモデル

Claims (9)

  1. 第1の導電率を有する第1導電領域、及び前記第1の導電率より相対的に導電率が高い第2の導電率を有する第2導電領域とが交互に積層されてなる電極活物質層と、
    前記第1導電領域及び前記第2導電領域に設けられた電極集電体と、を備え、
    前記電極活物質層は、前記第1導電領域及び前記第2導電領域の積層方向において、前記第2導電領域の幅が前記第1導電領域の幅に対して小さいことを特徴とする、リチウムイオン電池用電極。
  2. 前記第1導電領域の積層方向における幅と前記第2導電領域の積層方向における幅との比率が、第2導電領域:第1導電領域=1:10以上1:100以下である、請求項1に記載のリチウムイオン電池用電極。
  3. 前記第1導電領域の積層方向における幅が300μm以上400μm以下であり、
    前記第2導電領域の積層方向における幅が10μm以上30μm以下である、請求項1又は請求項2に記載のリチウムイオン電池用電極。
  4. 前記第1の導電率が、0.12S/m以上である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池用電極。
  5. 前記第1の導電率が0.12S/m以上0.5S/m以下であり、前記第2の導電率が3000S/m以上4800S/m以下である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池用電極。
  6. 前記第1の導電率と前記第2の導電率との差が3000S/m以上4800S/m以下である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池用電極。
  7. 膜厚が70μm以上100μm以下である、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリチウムイオン電池用電極。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリチウム電池用電極を備えたことを特徴とする、リチウムイオン電池。
  9. 電極容量が360Wh/L以上であり、抵抗が1.5mΩ以下である、請求項8に記載のリチウムイオン電池。
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