JP2015125918A - 建具用開閉検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より小さい開き量で建具の開状態を検知できる建具用開閉検知装置を提供する。
【解決手段】建具用開閉検知装置1は、磁界発生部2と、センサ本体3と、磁気を遮蔽する磁気遮蔽体6cとを備える。磁界発生部2は、建物の壁13に設けた開口部10を開閉する開き戸11に取り付けられて周囲に磁界を発生させる。センサ本体3は、磁気を検知する磁気検知素子4を筐体5の内部に収納し、壁13における開口部10の周辺部に取り付けられる。磁気遮蔽体6cは、開き戸11が開く際に磁気検知素子4に対して磁界発生部2が相対的に移動する側に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に建具用開閉検知装置、より詳細には扉や窓等の建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置に関する。
従来、永久磁石を有し扉に取り付けられるマグネット本体と、永久磁石の磁束が通過すると接点が閉じるリードスイッチを有し扉枠に取り付けられるスイッチ本体とを備えた磁気近接スイッチがあった(例えば特許文献1参照)。
マグネット本体が取り付けられた扉が閉じられた状態では、永久磁石の磁束がスイッチ本体内のリードスイッチを通過してリードスイッチがオンになる。一方、扉が開かれた状態では、マグネット本体とスイッチ本体とが離れるため、永久磁石の磁束がリードスイッチを通過しなくなるため、リードスイッチがオフになる。磁気近接スイッチは、リードスイッチのオン/オフ状態に基づいて扉の開閉状態を監視する。
特開平10−12109号公報
扉や窓等の建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置は防犯対策等に用いられるから、より小さい開き量で建具の開閉状態を検知したいという要望があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されており、その目的とするところは、より小さい開き量で建具の開状態を検知できる建具用開閉検知装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明は、建物の出入り口や窓に設けられる建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置であって、磁界発生部と、磁気検知部と、磁気を遮蔽する磁気遮蔽体とを備え、以下のように構成される。前記磁界発生部及び磁気検知部のうち何れか一方が前記建具に取り付けられる。磁界発生部は、周囲に磁界を発生させる。磁気検知部は、磁気を検知する磁気検知素子を筐体の内部に収納し、前記建具の開動作及び閉動作に応じて発生する磁界の変化から前記建具の開閉状態を検知する。磁気遮蔽体は、磁気を遮蔽し、前記建具が開く際に前記磁気検知素子に対して前記磁界発生部が相対的に移動する側に配置される。
上記の建具用開閉検知装置において、前記筐体の内側に前記磁気遮蔽体が設けられることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記筐体の外側に前記磁気遮蔽体が設けられることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記磁気遮蔽体は、前記筐体が取り付けられる取付面と平行するように配置されることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記磁気遮蔽体は、前記筐体が取り付けられる前記取付面と直交するように配置されることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記筐体が取り付けられる前記取付面と直交する前記筐体の両側面にそれぞれ沿うように前記磁気遮蔽体が設けられることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記磁界発生部の磁束を前記磁気検知素子に導く磁気誘導体を備えることも好ましい。前記磁気誘導体は、前記磁気検知素子の磁界の検知方向に沿って前記磁気検知素子を挟んだ両側に設けられ、前記磁気検知素子から離れるにつれて前記磁界の検知方向と交差する方向の幅寸法が大きくなる形状に形成される。
上記の建具用開閉検知装置において、前記磁気遮蔽体は、前記磁気誘導体の磁界の導入面よりも大きく形成されることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記磁気遮蔽体と前記磁気誘導体とが一体に形成されることも好ましい。
第2の発明は、建物の出入り口や窓に設けられる建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置であって、磁界発生部と、磁気検知部と、磁気誘導体とを備え、以下のように構成される。前記磁界発生部及び磁気検知部のうち何れか一方が前記建具に取り付けられる。磁界発生部は、周囲に磁界を発生させる。磁気検知部は、磁気を検知する磁気検知素子を筐体の内部に収納し、前記建具の開動作及び閉動作に応じて発生する磁界の変化から前記建具の開閉状態を検知する。磁気誘導体は、前記磁気検知素子の磁界の検知方向に沿って前記磁気検知素子を挟んだ両側に設けられる。磁気誘導体は、前記磁気検知素子から離れるにつれて前記磁界の検知方向と交差する方向の幅寸法が大きくなる形状に形成され、前記磁界発生部の磁束を前記磁気検知素子に導く。前記磁気誘導体は、前記建具が閉じている状態で前記磁界発生部に向かって突出するように設けられる延長部を備える。
上記の建具用開閉検知装置において、前記延長部は、前記筐体の外側に設けられることも好ましい。
上記の建具用開閉検知装置において、前記建具が開く際に前記磁気検知素子に対して前記磁界発生部が相対的に移動する側に配置される磁気遮蔽体を備えることも好ましい。
第1の発明によれば、建具を閉じた状態から開いていくと、磁気検知素子から見て磁界発生部が磁気遮蔽体の向こう側に移動する。磁界発生部が発生させた磁界が磁気遮蔽体によって遮蔽されると、建具が閉じている状態に比べて磁気検知素子に鎖交する磁束が小さくなるので、磁気検知部は建具が開状態になったことを検知する。建具が開く際に磁気検知素子に対して磁界発生部が相対的に移動する側に磁気遮蔽体を配置することにより、建具を開く方向における磁気検知部の磁気検知エリアが狭くなるため、磁気検知部は、より小さい開き量で開状態を検知することができる。
第2の発明によれば、延長部は、建具が閉じている状態で磁界発生部に向かって突出するように設けられるため、磁気検知エリアを閉方向に広げることができる。そのため、より小さい開き量で建具の開状態を検知できるように磁気検知素子による磁気検知エリアを狭くした場合でも、建具の閉状態を確実に検知できる。したがって、より小さい開き量で建具の開状態を検知できるような建具用開閉検知装置を実現できる。
実施形態1における建具用開閉検知装置を示し、(a)(c)は正面図、(b)(d)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における建具用開閉検知装置を示し、(a)は正面から見た要部断面図、(b)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における建具用開閉検知装置を示し、(a)は上から見た要部断面図、(b)は磁気誘導体及び磁気遮蔽体の正面図、(c)は磁気誘導体及び磁気遮蔽体の右側面図、(d)は磁気誘導体及び磁気遮蔽体の底面図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を示し、(a)(c)は正面から見た要部断面図、(b)(d)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を示し、(a)は要部の正面図、(b)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を示し、(a)は正面図、(b)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における機能ブロック図である。 実施形態2における建具用開閉検知装置を示し、(a)は正面から見た要部断面図、(b)は上から見た要部断面図である。 実施形態2における他の建具用開閉検知装置を示し、(a)(c)は正面から見た要部断面図、(b)(d)(e)は上から見た要部断面図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を上から見た要部断面図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を示し、(a)は上から見た要部断面図、(b)は要部拡大図である。 実施形態1における他の建具用開閉検知装置を上から見た要部断面図である。
以下に、建物の壁の開口部(例えば出入り口等)を開閉する開き戸(例えば玄関ドア等)の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置の実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。尚、建具用開閉検知装置は、開き戸の他にも、例えば引き戸や、開き窓や、引き違い窓等の、壁に設けられた開口部を開閉する適宜の建具及びその建具周辺に設けられてもよい。以下の説明では図2(a)に示す向きを基準として上下左右の方向を規定し、図2(b)における上方向を後方向(室外方向)、図2(b)における下方向を前方向(室内方向)として説明する。
(実施形態1)
本実施形態の建具用開閉検知装置1は、図1(a)(b)に示すように、磁界発生部2と、センサ本体3(磁気検知部)と、磁気遮蔽体6c(磁気遮蔽体)を備える。建具用開閉検知装置1は、防犯対策等の目的で、玄関ドア等の開き戸11(建具)の開閉を検知するために用いられる。
磁界発生部2は、例えば永久磁石等の磁界を発生させる材料で構成されている。磁界発生部2は、開き戸11における蝶番が設けられた縁部分と反対側の縁部分の前面(室内側表面)に、両面テープ等で取り付けられる。磁界発生部2は、上下方向の一端側がN極、他端側がS極となるように配置される。尚、磁界発生部2を開き戸11に取り付ける方法は、両面テープの使用に限定されず適宜の方法でよい。
センサ本体3(磁気検知部)は、筐体5と、ホール素子等の磁気検知素子4と、磁気遮蔽体6cを備える。磁気検知素子4は、磁界発生部2が発生させた磁束が磁気検知素子4と交差する方向(図2(a)における上下方向)に磁界(磁束)の検知方向が一致するように配置されている。尚、磁気検知素子4はホール素子に限定されず、磁気抵抗素子や磁気インピーダンス素子等であっても構わない。
筐体5は、磁気を遮蔽しない材料(例えば、合成樹脂等)で箱形に形成される。筐体5の内部には、長手方向の一端側(図2(a)における下側)に磁気検知素子4と、基板9と、継鉄7を収納している。筐体5はさらに、長手方向における他端側(図2(a)における上側)に電池(図示せず)を収納している。筐体5は、壁13における開口部10の周辺部(例えば壁材やドア枠等)の室内側であって、蝶番と反対側の縁に近い部分に両面テープ等を用いて貼り付けられる。
基板9は例えばプリント配線基板で構成される。基板9には、図7に示すように、磁気検知素子4と、判定部21、制御部22、及び無線通信部23を実現する回路部品(図示せず)が実装されている。
判定部21は、磁気検知素子4の検知信号を信号処理することで開き戸11の開閉状態を判定する。判定部21における信号処理(判定処理)については、後述する。
無線通信部23は、例えば宅内に設置されるセキュリティ装置(図示せず)との間で電波を媒体とする無線通信を行う。
制御部22は、判定部21の判定結果に対応した監視情報(開き戸11の開閉状態)を無線通信部23からセキュリティ装置に無線送信させる。セキュリティ装置は、センサ本体3からの無線信号を受信することで開き戸11の開閉状態を取得し、それを音や光等で報知する。尚、このようなセキュリティ装置を含むセキュリティシステムについては、従来周知であるから詳細な構成の図示及び動作の説明は省略する。
磁気遮蔽体6cは、磁気異方性を有する磁性体(例えば、電磁鋼板、フェライト、パーマロイ、アモルファス磁性体等)で構成される。磁気遮蔽体6cは、矩形板状に形成されていてセンサ本体3の壁13に対する取付面に平行し、磁気検知素子4の前面よりも前側(室内側)に配置される。尚、ここでいう平行とは、磁気遮蔽体6cを壁13に沿った方向(左右方向)から見たときに、センサ本体3の壁13に対する取付面に対してほぼ平行に見えるように配置されているという意味であり、取付面となす角が0度に制限される趣旨ではない。
また、磁気遮蔽体6cは筐体5の内側に設けられることに限定されず、(図1(c)(d)に示すように、筐体5の外側に設けられていてもよい。
ここで、磁気遮蔽体は、図4(a)〜(d)に示すように、センサ本体3の壁13に対する取付面に垂直に設けられていてもよい。磁気遮蔽体6a,6bはそれぞれ、磁気遮蔽体6cと同じ材料を用いて上下方向に長い矩形板状に形成されている。磁気遮蔽体6a,6bはそれぞれ、センサ本体3の壁13に対する取付面に直交し、長手方向が上下方向に沿うように磁気検知素子4の前面よりも前側(室内側)に配置される。尚、ここでいう直交とは、磁気遮蔽体6a,6bを前面から見たときに、センサ本体3の壁13に対する取付面に対してほぼ垂直に見えるように配置されているという意味であり、取付面となす角が90度に制限される趣旨ではない。
また磁気遮蔽体6a,6bのうち、磁界発生部2から見て磁気検知素子4よりも遠くに設けられている磁気遮蔽体6bは、省略されていてもよい。さらに磁気遮蔽体6a,6bは、図5(a)(b)に示すように、筐体5の外側の両側面にそれぞれ設けられていてもよい。同様に、筐体5の外側の両側面に設けられた磁気遮蔽体6a,6bのうち、磁界発生部2から見て磁気検知素子4よりも遠くに設けられている磁気遮蔽体6bは、省略されていてもよい。
ここで、建具用開閉検知装置1は、図6(a)(b)に示すように、一対の継鉄7(磁気誘導体)を備えていてもよい。2個の継鉄7,7はそれぞれ、磁気異方性を有する磁性体(例えば、電磁鋼板、フェライト、パーマロイ、アモルファス磁性体等)で構成される。2個の継鉄7,7は、センサ本体3の壁13に対する取付面に平行するように基板9の前面に配置されていて、磁気検知素子4を挟む上下両側にそれぞれ配置されている。このため、継鉄7が無い場合と比較して、磁気検知素子4と鎖交する磁束を増やす(磁束密度を大きくする)ことができる。その結果、従来例よりも寸法の小さい(磁界の弱い)磁界発生部2を使用しても従来例と同等の検出感度を維持することができる。また、継鉄7は、磁気検知素子4から離れるにつれて磁界検知方向(図6(a)における上下方向)と交差する方向(図6(a)における左右方向)の幅寸法が大きくなる形状に形成されている。したがって、継鉄7の幅広の端部から入った磁束が幅狭の端部に集中して磁気検知素子4に鎖交するので、磁気検知素子4の検知感度がより向上する。尚、継鉄7が磁気異方性を有する磁性体で構成されている場合、磁化容易方向が磁気検知素子4の磁界検知方向と一致するように2個の継鉄7,7が配置されることにより、磁気検知素子4の検知感度をさらに向上させることができる。
継鉄7を備える建具用開閉検知装置1において、磁気遮蔽体6cの上下方向の寸法L3(図6(a)参照)は、上下両側にある2個の継鉄7,7における上下両端間の寸法L1(図6(a)参照)よりも大きくなるように形成されている。磁気遮蔽体6cの両端部分が上下方向にそれぞれ突き出るように形成され、前側から見て継鉄7及び磁気検知素子4の全体が磁気遮蔽体6cで覆われているので、室内側から継鉄7及び磁気検知素子4に向かう磁束が磁気遮蔽体6cに遮蔽される。
また、建具用開閉検知装置1は、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示すように、継鉄7と磁気遮蔽体6a,6bとを備えていてもよい。
磁気遮蔽体6a,6bはそれぞれ、センサ本体3の壁13に対する取付面に直交し、長手方向が上下方向に沿うように継鉄7の前面よりも前側(室内側)に配置される。尚、ここでいう直交とは、磁気遮蔽体6a,6bを前面から見たときに、センサ本体3の壁13に対する取付面に対してほぼ垂直に見えるように配置されているという意味であり、取付面となす角が90度に制限される趣旨ではない。
図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示す磁気遮蔽体6a,6bはそれぞれ、2個の継鉄7,7と一体に設けられている。磁気遮蔽体6aは、磁気遮蔽体6aの上下両側に、上下2個の継鉄7,7の左端がつながるように形成される。磁気遮蔽体6bは、磁気遮蔽体6bの上下両側に、上下2個の継鉄7,7の右端がつながるように形成される。継鉄7と磁気遮蔽体6a,6bとの間には、空隙8がそれぞれ設けられている。磁気遮蔽体6a,6bの上下方向の寸法L2(図3(b)参照)はそれぞれ、上下両側の2個の継鉄7,7における上下両端間の寸法L1(図3(b)参照)よりも大きくなるように形成されていて、上下方向にそれぞれ突き出ている。そのため、磁気遮蔽体6a,6bは、壁13に沿った方向(左右方向)から継鉄7又は磁気検知素子4に向かう磁束をより遮蔽しやすくなっている。センサ本体3が磁界発生部2を検知する磁気検知エリアDF1(図2(b)参照)は、磁気遮蔽体6a,6bによって室内側の検知範囲が狭められている。
ここで、建具用開閉検知装置1が、開き戸11の開閉を判定する動作について図2(a)(b)、図3(a)(b)、及び図7を参照して説明する。
センサ本体3は、壁13における開口部10の周辺部のうち、室内側に設置される。磁界発生部2は、上下方向における中央位置が磁気検知素子4の位置に揃うように開き戸11の室内側表面の右端に取り付けられている。
閉状態の開き戸11の磁界発生部2は、磁気遮蔽体6a,6bよりも後側(室外側)にあるため、磁界発生部2が発生させた磁界の磁束は、2個の継鉄7,7を通る。磁気遮蔽体6a,6bと2個の継鉄7,7との間には空隙8が形成されているため、磁気遮蔽体6a,6bと2個の継鉄7,7とが一体に形成されていても、2個の継鉄7,7を通る磁束は磁気検知素子4に鎖交する。つまり開き戸11が閉状態では、磁気遮蔽体6a,6bは磁界発生部2から継鉄7又は磁気検知素子4に向かう磁束を遮蔽しない。閉状態においては磁界発生部2の発生する磁束が2個の継鉄7,7を通って磁気検知素子4に鎖交しており、磁気検知素子4から所定レベルを超える信号が判定部21に出力される。判定部21は、磁気検知素子4の出力が所定レベルを超えると、開き戸11が閉状態であると判断し閉状態の検知信号を制御部22に出力する。制御部22は、閉状態の検知信号が入力されると、無線通信部23を制御して、宅内に設置されたセキュリティ装置(図示せず)に閉状態の無線信号を送信させる。
閉状態の開き戸11を開方向(図3の矢印AR1方向)に移動させると、磁界発生部2が室内側に移動して、磁気遮蔽体6aが磁気検知素子4及び継鉄7と磁界発生部2との間に入り込んだ状態となる。磁界発生部2の発生する磁界が磁気遮蔽体6aによって遮蔽され、磁気検知素子4を通る磁束が減少する。そして磁気検知素子4を通る磁束が所定値を下回ることにより磁気検知素子4の出力が所定レベル以下になると、判定部21は開き戸11が開状態であると判断して開状態の検知信号を制御部22に出力する。制御部22は、開状態の検知信号が入力されると、無線通信部23を制御して、宅内に設置されたセキュリティ装置(図示せず)に開状態の無線信号を送信させる。セキュリティ装置は、開状態の無線信号を受信すると開き戸11の開状態を検知して音や光等で報知する。
このように開き戸11が閉位置から開方向に移動すると、磁界発生部2と磁気検知素子4との間に磁気遮蔽体6aが入り込み、磁界発生部2から継鉄7又は磁気検知素子4に向かう磁束を磁気遮蔽体6aが遮蔽する。そのため、磁気遮蔽体6aがない場合に比べて、より小さい開き角度で継鉄7又は磁気検知素子4を通る磁束を減少させることができる。したがって、より小さい開き角度で継鉄7又は磁気検知素子4を通る磁束が減少して磁気検知素子4の出力が所定レベル以下となるため、制御部22は、より小さい開き角度で開き戸11の開状態を検知できるようになる。
開き戸11を開状態から閉状態に戻すと、磁界発生部2の磁束が継鉄7又は磁気検知素子4を通って磁気検知素子4に鎖交する。所定値を上回る磁束が継鉄7又は磁気検知素子4を通って磁気検知素子4に鎖交すると、磁気検知素子4は所定レベルを超える信号を判定部21に出力する。判定部21は、磁気検知素子4の出力が所定レベルを超えると、開き戸11が閉状態であると判断し、閉状態の検知信号を制御部22に出力する。制御部22は、閉状態の検知信号が入力されると、無線通信部23を制御して、宅内に設置されたセキュリティ装置(図示せず)に閉状態の無線信号を送信させる。
尚、開き戸11の開閉を判定する動作については、継鉄7を備えておらず、磁気遮蔽体のみを備える建具用開閉検知装置1であっても同様である。磁気遮蔽体のみを備える建具用開閉検知装置1では、磁界発生部2から磁気検知素子4に向かう磁束を磁気遮蔽体が遮蔽する。そのため、磁気遮蔽体がない場合に比べて、より小さい開き角度で磁気検知素子4を通る磁束を減少させることができる。
本実施形態の建具用開閉検知装置1において、磁界発生部2が開き戸11に取り付けられ、センサ本体3が壁13に取り付けられているが、図10に示すように、センサ本体3が開き戸11に取り付けられ、磁界発生部2が壁13に取り付けられてもよい。磁気遮蔽体6cは磁気検知素子4に対して開き戸11側(室外側)に配置される。開き戸11が室内側(図10の下側)に開くと、磁気検知素子4と磁界発生部2との間に磁気遮蔽体6cが入り込み、磁気遮蔽体6cによって磁気が遮蔽されるので、より小さい開き量で開状態を検知できる。
また、本実施形態の建具用開閉検知装置1は、図11(a)(b)に示すように、引き違い戸14に取り付けられてもよい。引き違い戸14は2枚の引き戸14a,14bで構成されている。引き戸14aが図11(a)における開口部の左側に配置され、引き戸14bが図11(a)における開口部の右側に配置された状態で、2枚の引き戸14a,14bがロックされる構成となっている。引き戸14aは室外側の引き戸であり、矢印AR2方向に移動させることで開状態となる。引き戸14bは室内側の引き戸であり、矢印AR3方向に移動させることで開状態となる。
センサ本体3は、引き戸14bにおいて矢印AR3方向と直交する左側の縁部分に取り付けられる。磁界発生部2は、閉状態においてセンサ本体3付近であって、引き戸14aの室内側表面に取り付けられる。磁界発生部2は、上下方向における中央位置が磁気検知素子4の位置に揃うように取り付けられる。センサ本体3は、引き戸14aを開く際に磁気検知素子4に対して磁界発生部2が相対的に移動する側(矢印AR2方向)に磁気遮蔽体6cが配置されるように取り付けられている。すなわち筐体5の内部において磁気検知素子4に対して引き戸14b側に配置されている。そのため、引き戸14aを矢印AR2方向に移動させて開状態にしても、引き戸14bを矢印AR3方向に移動させて開状態にしても、磁気遮蔽体6cで磁気が遮蔽されるから、より小さい開き量で開状態を検知できる。
また、本実施形態の建具用開閉検知装置1は引き違い戸の他に、図12に示すように引き違い窓15に取り付けられてもよい。引き違い窓15は2つの窓枠15a,15bと、窓枠15a,15bにそれぞれ取り付けられる窓16とで構成されている。建具用開閉検知装置1を引き違い窓15に取り付ける方法は引き違い戸14と同様であるため、その説明を省略する。
尚、本実施形態の建具用開閉検知装置1は、引き違い戸の他に、引き戸に取り付けられてもよい。引き戸に建具用開閉検知装置1を取り付ける場合、壁に設けられた開口部周辺にセンサ本体3を取り付け、閉状態においてセンサ本体3付近の引き戸に磁界発生部2を取り付ければよい。また、壁に設けられた開口部周辺に磁界発生部2を取り付け、閉状態において磁界発生部2付近の引き戸にセンサ本体3を取り付けてもよい。
以上説明したように、本実施形態の建具用開閉検知装置1は、建物の出入り口(壁13に設けられた開口部10)や窓16に設けられる建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置である。建具用開閉検知装置1は、磁界発生部2と、センサ本体3と、磁気を遮蔽する磁気遮蔽体6a〜6cとを備え、以下のように構成される。磁界発生部2及びセンサ本体3のうち何れか一方が建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)に取り付けられる。磁界発生部2は、周囲に磁界を発生させる。センサ本体3は、磁気を検知する磁気検知素子4を筐体5の内部に収納し、建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)の開動作及び閉動作に応じて発生する磁界の変化から建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)の開閉状態を検知する。磁気遮蔽体6a〜6cは、磁気を遮蔽し、建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)が開く際に磁気検知素子4に対して磁界発生部2が相対的に移動する側に配置される。
建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)を閉じた状態から開き、磁気検知素子4との間に磁気遮蔽体6a〜6cが入り込む位置に磁界発生部2が移動すると、磁界発生部2が発生させた磁界が磁気遮蔽体6a〜6cによって遮蔽される。磁界発生部2が発生させた磁界が磁気遮蔽体6a〜6cによって遮蔽されると、磁気検知素子4が鎖交する磁束が減少するので、建具が開いたことを検知することができる。建具が開く際に磁気検知素子4に対して磁界発生部2が相対的に移動する側に磁気遮蔽体6a〜6cを配置することにより、建具を開く方向における磁気検知素子4の磁気検知エリアDF1,DF3,DF4(図2(b)、図10、図11(b)参照)が狭くなる。そのため、センサ本体3は、より小さい開き量で建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)の開状態を検知することができる。
筐体5の内側に磁気遮蔽体6a〜6cが設けられることも好ましい。磁気遮蔽体6a〜6cが筐体5の内側にあるため、磁界発生部2とセンサ本体3をそれぞれ所定の位置に取り付け作業するだけで建具用開閉検知装置1を設置することができる。
筐体5の外側に磁気遮蔽体6a〜6cが設けられることも好ましい。必要に応じて磁気遮蔽体6a〜6cをセンサ本体3に後付けすることができる。
磁気遮蔽体6cは、筐体5が取り付けられる取付面と平行するように配置されることも好ましい。磁気遮蔽体6cは、継鉄7と平行するように配置されているので、建具(開き戸11、引き違い戸14、引き違い窓15)が開状態の場合、磁界発生部2から継鉄7又は磁気検知素子4に向かう磁束を遮蔽する。
磁気遮蔽体6a,6bは、筐体5が取り付けられる取付面と直交するように配置されることも好ましい。磁気遮蔽体6a,6bは、筐体5の取付面と直交するように配置されているので、建具が開状態の場合、磁界発生部2の磁束のうち筐体5が取り付けられる取付面に沿った方向から磁気検知素子4に入る磁束を遮蔽する。
筐体5が取り付けられる取付面と直交する筐体5の両側面にそれぞれ沿うように磁気遮蔽体6a,6bが設けられることも好ましい。磁気遮蔽体6a,6bは、筐体5が取り付けられる取付面に沿った方向において磁気検知素子4の両側にそれぞれ配置されているので、磁界発生部2に対して右側又は左側の何れにもセンサ本体3を取り付けることができる。
建具用開閉検知装置1は、磁界発生部2の磁束を磁気検知素子4に導く継鉄7(磁気誘導体)を備えることも好ましい。継鉄7(磁気誘導体)は、磁気検知素子4による磁界の検知方向(上下方向)において磁気検知素子4を挟んだ両側(上下両側)に設けられ、磁気検知素子4から離れるにつれて磁界の検知方向と交差する方向(左右方向)の幅寸法が大きくなる形状に形成される。継鉄7の幅広の端部から、より多くの磁束が継鉄7を通って、幅狭の端部から磁気検知素子4に鎖交するので、磁気検知素子4は磁界発生部2の磁気の変化をより検知しやすくなる。
磁気遮蔽体6a〜6cは、継鉄7の磁界の導入面よりも大きく形成されることも好ましい。磁気遮蔽体6a〜6cはそれぞれ、上下両側の継鉄7における上下両端間の寸法(図3(b)の寸法L1)よりも大きく形成され、上下両端部分がそれぞれ上下方向に突き出ている。そのため、磁気遮蔽体6a〜6cは、継鉄7又は磁気検知素子4に向かう磁束をより遮蔽しやすくなっている。
磁気遮蔽体6a,6bと継鉄7(磁気誘導体)とが一体に形成されることも好ましい。磁気遮蔽体6a,6bと継鉄7とが一体に形成されることにより、磁気遮蔽体6a,6bと継鉄7との距離(空隙8の前後方向の寸法)の管理がしやすくなる。また、磁気遮蔽体と磁気誘導体とが1つの部材となるため、センサ本体3の組立作業がより容易になる。
また、本実施形態の建具用開閉検知装置1は、無線通信部23を備えているが、無線通信部23等の通信機能を備えることに限定されず、例えばセンサ本体3がブザーや点灯装置等を備えていて、開き戸11の開状態を周囲に報知してもよい。
(実施形態2)
本実施形態は、延長部12の構成に特徴があり、延長部12以外の構成については実施形態1と共通であるため、実施形態1と共通の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の建具用開閉検知装置1は、例えば磁界発生部2の磁力を弱めることで、検知可能エリアを狭めつつ、延長部12を用いて閉方向に検知可能エリアを伸ばすことで実施形態1とほぼ同様の検知エリアを実現している。
本実施形態の継鉄7(磁気誘導体)は、図8(a)(b)に示すように、開口部10に沿って開き戸11の閉方向(室外側)に突出する延長部12を備える。延長部12は、磁気異方性を有する磁性体(例えば、電磁鋼板、フェライト、パーマロイ、アモルファス磁性体等)で構成される。延長部12は、磁気検知素子4の上下両側にそれぞれ配置される継鉄7の左側面から閉状態の開き戸11の磁界発生部2に向かって突出する矩形板状に形成される。延長部12は継鉄7と同じ材料で構成されていて、継鉄7と一体に形成されている。延長部12は、壁13における開口部10の端面に沿って、閉状態の開き戸11と開口部10の端面との間に配置される。延長部12は、開き戸11が閉じている状態で磁界発生部2に向かって突出するように設けられることにより、センサ本体3の磁気検知エリアDF2(図8(b)参照)を閉方向に大きくするので、開き戸11の閉状態をより検知しやすくなっている。
閉状態の開き戸11において、磁界発生部2が延長部12の左側付近に配置されるため、磁界発生部2の磁束が延長部12を通りやすくなっている。延長部12を通る磁束は継鉄7に導かれて磁気検知素子4に鎖交するので、磁力の弱い磁界発生部2を用いても、開き戸11が閉状態で磁気検知素子4に鎖交する磁束が所定値を上回り、判定部21は開き戸11が閉状態であると判定する。
一方、開き戸11が開いて磁界発生部2が磁気検知素子4に対して開方向に移動すると、磁気検知素子4に鎖交する磁束が減少して所定値を下回るので、判定部21は開き戸11が開状態であると判定する。
本実施形態の延長部12は、継鉄7と一体に設けられて筐体5内に収納されているが、図9(a)(b)に示すように、継鉄7と別体に形成されて筐体5の外側に設けられてもよい。延長部12が継鉄7と別体に形成されて筐体5の外側に設けられても、筐体5は磁気を遮蔽しない材料で形成されているため、延長部12と継鉄7とは磁気的に結合する。つまり、延長部12を後付けでセンサ本体3に取り付けることができる。
また建具用開閉検知装置1は、図9(c)〜(e)に示すように、壁13に対する筐体5の取付面と平行するように配置される磁気遮蔽体6cを備えていてもよい。磁気遮蔽体6cを備えることにより、開状態の開き戸11において、磁界発生部2の磁束を磁気遮蔽体6cが遮蔽して、継鉄7に磁束を通しにくくするため、センサ本体3が開き戸11の開閉状態を検知する信頼性がさらに高まる。尚、磁気遮蔽体6cは筐体5の外側に配置されていてもよい。
以上説明したように、本実施形態の建具用開閉検知装置1における継鉄7(磁気誘導体)は、建具(開き戸11)が閉じている状態で磁界発生部2に向かって突出するように設けられる延長部12を備える。
延長部12が、建具(開き戸11)が閉じている状態で磁界発生部2に向かって突出するように設けられることにより、センサ本体3の磁気検知エリアDF2(図8(b)参照)を閉方向に大きくするので、建具(開き戸11)の閉状態を検知できる。そのため、より弱い磁界を発生させる磁界発生部2を用いても、磁気検知エリアDF2は建具(開き戸11)の閉方向に大きいので、磁界発生部2は建具(開き戸11)の閉状態を確実に検知できる。また、より弱い磁界を発生させる磁界発生部2を用いたり磁気検知素子の感度を下げたりすることで、建具(開き戸11)の開方向の磁気検知エリアDF2をより小さくすることができるので、より小さく開いた建具(開き戸11)の開状態を検知することができる。
筐体5の外側に磁気遮蔽体6cが設けられることも好ましい。必要に応じて磁気遮蔽体6cをセンサ本体3に後付けすることができる。
磁気遮蔽体6cは、建具(開き戸11)が開く際に磁気検知素子4に対して磁界発生部2が相対的に移動する側に配置されることも好ましい。磁気遮蔽体6cを備えることにより、開状態の建具(開き戸11)において、磁界発生部2の磁束を磁気遮蔽体6cが遮蔽して、継鉄7に磁束を通しにくくするため、センサ本体3が建具(開き戸11)の開閉状態を検知する信頼性がさらに高まる。
尚、本実施形態の建具用開閉検知装置1において、磁界発生部2が開き戸11に取り付けられ、センサ本体3が壁13に取り付けられるが、逆に、センサ本体3が開き戸11に取り付けられ、磁界発生部2が壁13に取り付けられてもよい。
本実施形態の建具用開閉検知装置1は、実施形態1で説明した磁気遮蔽体6a,6bを備えていてもよい。さらに、磁気遮蔽体は筐体5の外側に設けられていてもよいし、磁気遮蔽体と磁気誘導体を一体としてもよい。
本実施形態の建具用開閉検知装置1は、実施形態1と同様に、引き違い戸や引き違い窓に取り付けて使用することができる。引き戸や引き違い窓にそれぞれ建具用開閉検知装置1を取り付ける方法は、実施形態1の場合と同様であり、建具(引き違い戸、引き違い窓)が閉じている状態で、延長部12が磁界発生部2に向かって突出するようにセンサ本体3を取り付ければよい。同様に、引き戸にも本実施形態の建具用開閉検知装置1を取り付けることができる。
1 建具用開閉検知装置
2 磁界発生部
3 センサ本体(磁気検知部)
4 磁気検知素子
5 筐体
6a〜6c 磁気遮蔽体
7 継鉄(磁気誘導体)
8 空隙
9 基板
10 開口部
11 開き戸(建具)
12 延長部
13 壁
14 引き違い戸(建具)
14a,14b 引き戸
15 引き違い窓(建具)
15a,15b 窓枠
16 窓
21 判定部
22 制御部
23 無線通信部
AR1〜AR3 矢印
DF1〜DF4 検知エリア
L1〜L4 寸法

Claims (12)

  1. 建物の出入り口や窓に設けられる建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置であって、
    周囲に磁界を発生させる磁界発生部と、
    磁気を検知する磁気検知素子を筐体の内部に収納する磁気検知部と、
    磁気を遮蔽する磁気遮蔽体とを備え、
    前記磁界発生部及び磁気検知部のうち何れか一方が前記建具に取り付けられ、
    前記磁気検知部は、前記建具の開動作及び閉動作に応じて発生する磁界の変化から前記建具の開閉状態を検知するように構成され、
    前記磁気遮蔽体は、前記建具が開く際に前記磁気検知素子に対して前記磁界発生部が相対的に移動する側に配置されることを特徴とする建具用開閉検知装置。
  2. 前記筐体の内側に前記磁気遮蔽体が設けられることを特徴とする請求項1に記載の建具用開閉検知装置。
  3. 前記筐体の外側に前記磁気遮蔽体が設けられることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の建具用開閉検知装置。
  4. 前記磁気遮蔽体は、前記筐体が取り付けられる取付面と平行するように配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建具用開閉検知装置。
  5. 前記磁気遮蔽体は、前記筐体が取り付けられる前記取付面と直交するように配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の建具用開閉検知装置。
  6. 前記取付面と直交する前記筐体の両側面にそれぞれ沿うように前記磁気遮蔽体が設けられることを特徴とする請求項5に記載の建具用開閉検知装置。
  7. 前記磁気検知素子の磁界の検知方向に沿って前記磁気検知素子を挟んだ両側に設けられ、前記磁気検知素子から離れるにつれて前記磁界の検知方向と交差する方向の幅寸法が大きくなる形状に形成され、前記磁界発生部の磁束を前記磁気検知素子に導く磁気誘導体を備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の建具用開閉検知装置。
  8. 前記磁気遮蔽体は、前記磁気誘導体の磁界の導入面よりも大きく形成されることを特徴とする請求項7に記載の建具用開閉検知装置。
  9. 前記磁気遮蔽体と前記磁気誘導体とが一体に形成されることを特徴とする請求項7又は8の何れかに記載の建具用開閉検知装置。
  10. 建物の出入り口や窓に設けられる建具の開閉状態を検知する建具用開閉検知装置であって、
    周囲に磁界を発生させる磁界発生部と、
    磁気を検知する磁気検知素子を筐体の内部に収納する磁気検知部と、
    前記磁気検知素子の磁界の検知方向に沿って前記磁気検知素子を挟んだ両側に設けられ、前記磁気検知素子から離れるにつれて前記磁界の検知方向と交差する方向の幅寸法が大きくなる形状に形成され、前記磁界発生部の磁束を前記磁気検知素子に導く磁気誘導体とを備え、
    前記磁界発生部及び磁気検知部のうち何れか一方が前記建具に取り付けられ、
    前記磁気検知部は、前記建具の開動作及び閉動作に応じて発生する磁界の変化から前記建具の開閉状態を検知するように構成され、
    前記磁気誘導体は、前記建具が閉じている状態で前記磁界発生部に向かって突出するように設けられる延長部を備えることを特徴とする建具用開閉検知装置。
  11. 前記延長部は、前記筐体の外側に設けられることを特徴とする請求項10に記載の建具用開閉検知装置。
  12. 前記建具が開く際に前記磁気検知素子に対して前記磁界発生部が相対的に移動する側に配置される磁気遮蔽体を備えることを特徴とする請求項10又は11の何れかに記載の建具用開閉検知装置。
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