JP2015123739A - 樹脂成形品のゲート切断方法および樹脂成形品のゲート切断装置 - Google Patents

樹脂成形品のゲート切断方法および樹脂成形品のゲート切断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ゲート部を樹脂成形品の製品面から十分に切断することができるゲート切断方法を提供する。【解決手段】樹脂成形品10のゲート切断方法は、樹脂成形品の製品面11aから突出したゲート部12を切断する方法である。ゲート切断方法において、ゲート部は製品面に連続した部分に相当する基端部12aと、基端部からゲート部が突出する方向に離間した先端部12bと、基端部と先端部をつなぐ側部と、から構成される。側部は2つの対向する上面、下面と上面と下面をつなぐ2つの側面から成る。切断工程は、2つの側面のうち、一方の側面12cを回転軸C1にして捻ることによって、製品面からゲート部を切断する。【選択図】図5

Description

本発明は、樹脂成形品のゲート切断方法および樹脂成形品のゲート切断装置に関する。
従来から、特に樹脂製の量産品は、射出成形機等によって所定の製品形状に成形されることが多い。成形された樹脂成形品は、製品となる製品部から不要なゲート部を切断する。ゲート部の切断が不十分であると、製品部に残留したゲート部を削り取ったり再度切断し直したりする必要がある。
ゲート部の切断に関し、所定の製品形状からなる成形品が成形された後、円形状からなるゲート口を支点にして、ゲート部と連続したランナー部を回転させ、製品部からゲート部を捻って切断する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−20029号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、ゲート部を切断する場合、そのゲート口にかかる応力が偏ってしまい、ゲート部を製品部から十分に切断することができない虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、切断が難しいゲート部であっても、そのゲート部を樹脂成形品の製品面から十分に切断することができる樹脂成形品のゲート切断方法および樹脂成形品のゲート切断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の樹脂成形品のゲート切断方法は、樹脂成形品の製品面から突出したゲート部を切断する方法である。ゲート切断方法において、ゲート部は製品面に連続した部分に相当する基端部と、基端部から前記ゲート部が突出する方向に離間した先端部と、基端部と先端部をつなぐ側部と、から構成される。前記側部は2つの対向する上面、下面と前記上面と下面をつなぐ2つの側面から成る。切断工程は、2つの側面のうち、一方の側面を回転軸にして捻ることによって、前記製品面から前記ゲート部を切断する。
本発明の樹脂成形品のゲート切断装置は、樹脂成形品の製品面から突出したゲート部を切断する装置である。ゲート切断装置は、把持部と、回転部と、を有している。前記把持部は、前記ゲート部のうち前記製品面に連続した基端部を把持する。前記回転部は、前記把持部を回転させることによって前記ゲート部を捻る。ここで、前記ゲート部は前記基端部と、該基端部から前記ゲート部が突出する方向に離間した先端部と、前記基端部と前記先端部をつなぐ側部と、から構成される。前記側部は2つの対向する上面、下面と前記上面と下面をつなぐ2つの側面から成る。前記回転部は、前記ゲート部の前記2つの側面のうち、一方の側面を回転軸にして前記ゲート部を捻ることによって、前記製品面から前記ゲート部を切断する。
樹脂成形品のゲート切断方法およびゲート切断装置では、ゲート部のうち製品面に連続した基端部を把持した状態で、ゲート部の一方の側面を回転軸にして捻る。すなわち、ゲート部の基端部を把持することによってゲート部の一部が製品部に残留してしまうことを防止しつつ、ゲート部の一方の側面を回転軸にして捻ることによってゲート部の一方の側面から対向する他方の側面に向かって大きな切断力を発生させることができる。したがって、樹脂成形品のゲート切断方法およびゲート切断装置では、ゲート部を樹脂成形品の製品面から十分に切断することができる。
第1実施形態のゲート切断装置を示す斜視図である。 図1のゲート切断装置の取出部によって成形ユニットから樹脂成形品を取り出す状態を連続的に示す斜視図である。 図1のゲート切断装置の把持部によって樹脂成形品のゲート部を把持する状態を示す斜視図である。 図3のゲートを把持する状態を模式的に示す端面図である。 図1のゲート切断装置の回転部によって把持部を回転させてゲート部を切断する状態を示す斜視図である。 図5のゲート部を回転させて切断する状態を模式的に示す端面図である。 図1に示すゲート切断装置によって切断する様々な形態の樹脂成形品のゲート部を示す斜視図である。 第2実施形態のゲート切断装置の把持部によって切断済みの一のゲート部を廃棄しつつ未切断の他のゲート部を把持する状態を示す斜視図である。 図8の一のゲート部を廃棄しつつ他のゲート部を把持する状態を模式的に連続して示す端面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる。図1〜図9の全ての図において、X方向、Y方向、およびZ方向を、それぞれ矢印で示している。X方向は、ゲート切断装置100の把持部110等の移動方向を示している。Y方向は、ゲート切断装置100の取出部140の移動方向や回転部120の回転軸C1に沿った方向を示している。Z方向は、X方向とY方向によってなす面と直交した方向を示している。
(第1実施形態)
ゲート切断装置100は、例えば成形ユニット200によって成形された樹脂成形品10からゲート部12を切断する。ゲート部12は、樹脂成形品10の製品面11aから突出している。ゲート切断装置100において、把持部110は、ゲート部12のうち製品面11aに連続した部分に相当する基端部12aを把持する。回転部120は、基端部12aを把持した把持部110を回転させることによって、基端部12aから先端部12bに向かって延在する一方の側面12cを回転軸C1にして捻り、ゲート部12を樹脂成形品10の製品面11aから切断する。
成形ユニット200によって成形する樹脂成形品10は、図7(A)に示すように、ゲート部12を製品部11から突出させている。ゲート部12は、製品部11の製品面11aに連続した基端部12aから先端部12bに向かって延在している。ゲート部12は、基端部12aから先端部12bに向かって延在する層厚部分の一方の側に一方の側面12cを備え、他方の側に他方の側面12dを備えている。一方の側面12cと他方の側面12dは、X方向に沿った両側に対向している。ゲート部12は、把持部110の把持部材111によって把持される一面12eと、把持部材112によって把持される他面12fを備えている。一面12eと他面12fは、Z方向に沿って対向している。
図1を参照して、樹脂成形品10のゲート切断装置100の構成を説明する。
図1は、ゲート切断装置100を示す斜視図である。
ゲート部12は、製品面11aに連続した部分に相当する基端部12aと、基端部12aからゲート部12が突出する方向に離間した先端部12bと、基端部12aと先端部12bをつなぐ側部と、から構成している。側部は、2つの対向する上面、下面と上面と下面をつなぐ2つの側面から成る。
把持部110は、樹脂成形品10のゲート部12のうち、製品面11aに連続した基端部12aを把持する。把持部110は、それぞれ板状に形成した一対の把持部材111および112を備えている。把持部110は、一対の把持部材111および112を、環状の一部を切り欠いて形成した保持部材113によって接続して構成している。一対の把持部材111および112は、ゲート部12の基端部12aを挿通して把持できる距離を隔てて設けている。把持部材111は、一の把持部材に相当し、ゲート部12の基端部12aにおいて、一方の側面12cを介して対向した両面のうち一面12eの側に当接する。把持部材111は、ゲート部12の基端部12aを挿通し始める部分に相当する挿入部111bを、基端部12aを把持する部分に相当する当接部111aよりも幅広に形成している。挿入部111bは、凸状に湾曲した形状に形成している。
把持部材112は、他の把持部材に相当し、ゲート部12の基端部12aにおいて、一方の側面12cを介して対向した両面のうち他面12fの側に当接する。把持部材112は、ゲート部12の基端部12aを挿通し始める部分に相当する挿入部112bを、基端部12aを把持する部分に相当する当接部112aよりも幅広に形成している。挿入部112bは、凸状に湾曲した形状に形成している。
回転部120は、把持部110を回転させることによってゲート部12を捻る。回転部120は、ゲート部12の2つの側面のうち、一方の側面12cを回転軸にしてゲート部12を捻ることによって、製品面11aからゲート部12を切断する。具体的には、回転部120は、一の把持部材111を一方の側面12cの側に向かって付勢させつつ、他の把持部材112を一方の側面12cに対向した他方の側面12dの側に向かって押圧させて、ゲートカットを行う。回転部120は、電動の回転ステージ等を内蔵した駆動部材121の一端に、円柱形状の連結部材122を接続している。連結部材122は、駆動部材121によって、Y方向に沿って時計方向および反時計方向に回転自在である。連結部材122は、把持部110の保持部材113を連結している。連結部材122は、駆動部材121の駆動によって、把持部110を回転させる。
スライド部130は、把持部110を樹脂成形品10のゲート部12に対して相対的に接近離間させる。スライド部130は、回転部120を介して把持部110を連結している。スライド部130は、油圧機構または電動ステージ等を内蔵した駆動部材131の一端から、シリンダ132を突出させている。シリンダ132は、円柱形状に形成し、駆動部材131によって、X方向に沿って移動自在である。シリンダ132は、その先端に長方体形状の連結部材133を接合している。連結部材133は、回転部120の駆動部材121を取り付けて固定するL字形状の取付台134を接合している。取付台134は、駆動部材131の駆動によって、シリンダ132および連結部材133を介して、X方向に沿って移動する。
取出部140は、成形ユニット200から樹脂成形品10を取り出す。取出部140は、ロボットアームまたはXYステージ等によって、成形ユニット200まで移動する。取出部140は、樹脂成形品10を掴む第1フック141および第2フック142を備えている。連結部材143は、第1フック141と第2フック142をX方向に沿って離間させた状態で連結している。第1フック141は、Z方向に沿って相対的に下方に配設した鉤状の固定部141aと、Z方向に沿って相対的に上方に配設した鉤状の移動部141bを含む。移動部141bは、バネ等の伸縮部材によって、固定部141aとの間隔をZ方向に沿って可変自在としている。
第1フック141は、樹脂成形品10を引っ掛けた状態の移動部141bを、樹脂成形品10に付勢させつつZ方向に沿って上方に移動させる。その後、第1フック141は、移動部141bに引っ掛けた状態の樹脂成形品10を、Z方向に沿って下方に移動させて、固定部141aに対して接近させることによって、樹脂成形品10を掴む。第2フック142は、第1フック141と同様に、Z方向に沿って相対的に下方に配設した鉤状の固定部142aと、Z方向に沿って相対的に上方に配設した鉤状の移動部142bを含む。第2フック142は、第1フック141と同様の構成によって、樹脂成形品10を掴む。
制御部150は、ゲート切断装置100の各構成部材を制御する。コントローラ151は、ROM、CPU、およびRAMを含んでいる。ROM(Read Only Memory)は、ゲートカットに係る制御プログラムを格納している。CPU(Central Processing Unit)は、制御プログラムに基づいて各構成部材の動作を制御する。RAM(Random Access Memory)は、ゲートカット中の各構成部材の各種データを一時的に記憶する。
図2〜図7(a)を参照して、樹脂成形品10のゲート切断装置100の作用を説明する。
図2は、図1のゲート切断装置100の取出部140によって成形ユニット200から樹脂成形品10を取り出す状態を連続的に示す斜視図である。図3は、図1のゲート切断装置100の把持部110によって樹脂成形品10のゲート部12を把持する状態を示す斜視図である。図4は、図3のゲート部12を把持する状態を模式的に示す端面図である。図5は、図1のゲート切断装置100の回転部120によって把持部110を回転させてゲート部12を切断する状態を示す斜視図である。図6は、図5のゲート部12を回転させて切断する状態を模式的に示す端面図である。図7は、図1に示すゲート切断装置100によって切断する様々な形態の樹脂成形品のゲート部を示す斜視図である。
図2に示すように、ゲート切断装置100は、取出部140によって成形ユニット200から樹脂成形品10を取り出す。ゲート切断装置100は、成形ユニット200とX方向に沿って隣り合うように配設している。成形ユニット200は、例えば、射出成型機からなり、車両のバンパーを成形する。成形ユニット200は、固定型201と移動型202を含んでいる。図2(A)に示すように、成形ユニット200は、固定型201に対して移動型202を押圧させた状態で、例えば熱可塑性プラスチックのような樹脂を注入して、樹脂成形品10を成形する。次いで、図2(B)に示すように、成形ユニット200が移動型202を固定型201から離間させた状態で、ゲート切断装置100は、取出部140をX方向およびY方向に沿って移動させて、固定型201から樹脂成形品10を取り出す。次いで、図2(C)に示すように、ゲート切断装置100は、取出部140を元の位置に戻す。
次いで、図3および図4に示すように、ゲート切断装置100は、把持部110によって樹脂成形品10のゲート部12を把持する。具体的には、把持部110は、回転部120を介したスライド部130によってX方向に移動する。一対の把持部材111および112は、樹脂成形品10のゲート部12の基端部12aを、挿通するようにして把持する。図4に示すように、把持部材111は、基端部12aに対して、一面12eの側から当接している。把持部材112は、基端部12aに対して、他面12fの側から他方の側面12dに隣接した部分に当接している。
なお、図3では、一対の把持部材111および112によるゲート部12の把持の状態を明確に示すために、基端部12aからずれた部分を把持した状態を図示している。実際には、一対の把持部材111および112は、ゲート部12のうち、より末端部分に位置する基端部12aを把持する。
図4中に一点鎖線で示すように、把持部材111は、半楕円形状に切り欠いた回避部111hを跨いで、一方の側面12cに隣接した部分に相当する一端111mと、他方の側面12dに隣接した部分に相当する他端111nを、基端部12aに当接させる構成としてもよい。
次いで、図5および図6に示すように、ゲート切断装置100は、回転部120によって、把持部110を回転させてゲート部12を捻る。具体的には、回転部120は、ゲート部12の基端部12aから先端部12bに向かって延在する一方の側面12cを回転軸C1にして、Y方向に対して時計方向に90°回転させてゲート部12を捻る。捻られたゲート部12は、製品部11の製品面11aから切断される。
なお、図5では、図3と同様に、一対の把持部材111および112によるゲート部12の把持の状態を明確に示すために、基端部12aからずれた部分を把持した状態を図示している。実際には、一対の把持部材111および112は、ゲート部12のうち、より末端部分に位置する基端部12aを把持する。
回転部120は、ゲート部12を切断した後、把持部110をY方向に対して反時計方向に90°回転させて、把持部110を元の姿勢に戻す。さらに、スライド部130は、把持部110をX方向に沿って元の位置に戻す。このようにして、ゲート切断装置100は、樹脂成形品10のゲートカットを完了する。
以上説明したように、樹脂成形品10のゲート切断方法は、樹脂成形品10の製品面11aから突出したゲート部12を切断する方法である。ゲート切断方法において、ゲート部12は製品面11aに連続した部分に相当する基端部12aと、基端部12aからゲート部12が突出する方向に離間した先端部12bと、基端部12aと先端部12bをつなぐ側部と、から構成される。側部は2つの対向する上面、下面と上面と下面をつなぐ2つの側面から成る。切断工程は、2つの側面のうち、一方の側面12cを回転軸C1にして捻ることによって、製品面11aからゲート部12を切断する。
また、樹脂成形品10のゲート切断装置100は、樹脂成形品の製品面11aから突出したゲート部12を切断する装置である。ゲート切断装置100は、把持部110と、回転部120と、を有する。把持部110は、ゲート部12のうち製品面11aに連続した基端部12aを把持する。回転部120は、把持部110を回転させることによってゲート部12を捻る。ここで、ゲート部12は基端部12aと、該基端部12aからゲート部12が突出する方向に離間した先端部と、基端部と先端部をつなぐ側部と、から構成され、側部は2つの対向する上面、下面と上面と下面をつなぐ2つの側面から成り、回転部120は、ゲート部12の2つの側面のうち、一方の側面12cを回転軸にしてゲート部12を捻ることによって、製品面11aからゲート部12を切断する。
このような構成によれば、ゲート部12のうち製品面11aに連続した基端部12aを把持した状態で、ゲート部12の一方の側面12cを回転軸にして捻る。すなわち、ゲート部12の基端部12aを把持することによってゲート部12の一部が製品部11に残留してしまうことを防止しつつ、ゲート部12の一方の側面12cを回転軸にして捻ることによってゲート部12の一方の側面12cから対向する他方の側面12dに向かって大きな切断力を発生させることができる。したがって、樹脂成形品10のゲート切断方法およびゲート切断装置100では、ゲート部12を樹脂成形品10の製品面11aから十分に切断することができる。
ゲート切断方法において、切断工程は、基端部12aを挟持した一の把持部材111と他の把持部材112とを、一方の側面12cを回転軸C1にして回転させることによって、一の把持部材111を一方の側面12cの側に向かって付勢させつつ、他の把持部材112を一方の側面12cに対向した他方の側面12dの側に向かって押圧させる構成とすることができる。また、ゲート切断装置100において、把持部110は、基端部12aの一方の側面12cを介して対向した両面のうち一面12eの側に当接する一の把持部材111と、両面のうち他面12fの側に当接する他の把持部材112と、を備える構成とすることができる。ここで、回転部120は、基端部12aを挟持した一の把持部材111と他の把持部材112とを一方の側面12cを回転軸C1にして回転させることによって、一の把持部材111を一方の側面12cの側に向かって付勢させつつ、他の把持部材112を一方の側面12cに対向した他方の側面12dの側に向かって押圧させる。
このような構成によれば、ゲート部12のうち製品面11aに連続した基端部12aを把持した状態で、ゲート部12の一方の側面12cを回転軸C1にして捻る。すなわち、ゲート部12の基端部12aを把持することによってゲート部12の一部が製品部11に残留してしまうことを防止しつつ、ゲート部12の一方の側面12cを回転軸にして捻ることによってゲート部12の一方の側面12cから対向する他方の側面12dにおいて大きな切断力を発生させることができる。一方の側面12cを回転中心に相当する支点として、他方の側面12dを荷重を加える力点とする。したがって、樹脂成形品10のゲート切断方法およびゲート切断装置100では、ゲート部12を樹脂成形品10の製品面11aから十分に切断することができる。このように、ゲート部12の切断に必要な応力を基端部12aの両側面の近傍に集中させることができる。
ゲート切断装置100において、把持部110は、ゲート部12を把持する距離を隔てて設けた一対の把持部材111および112の隙間に、基端部12aを挿通して把持する構成とすることができる。このような構成によれば、一対の把持部材を相対的に接近離間させてゲート部12を把持する構成と比較して、簡便な構成とすることができる。
すなわち、ゲート部12を把持する距離を隔てて一対の把持部材111および112を設けた把持部110は、一対の把持部材を相対的に接近離間させてゲート部12を把持する構成と異なり、ゲート部12を回転部120によって回転させる際の回転力に起因して、一対の把持部材111および112が開いてしまうことがない。一対の把持部材111および112は、その剛性によって互いの距離を維持できる。したがって、把持部110は、回転部120による回転力よりも、一対の把持部材111および112の把持力を大きくする必要がない。
さらに、把持部110は、開閉用のシリンダ等の機構を不要とした簡便な構成によって、サイズを小さくして重量も軽減することができる。把持部110を小型化かつ軽量化することによって、把持部110を回転させる回転部120、および回転部120をスライドさせるスライド部130も小型化かつ軽量化することができる。したがって、ゲート切断装置100は、大幅に小型化かつ軽量化をすることができ、さらに、その製造に要する費用と工数を削減することができる。
ゲート切断装置100において、一対の把持部材(把持部材111または112の少なくともいずれか一方)は、基端部12aを挿通し始める部分(挿入部111bまたは112b)を、基端部12aを把持する部分(当接部111aまたは112a)よりも幅広に形成した構成とすることができる。このような構成によれば、ゲート部12を把持する距離を隔てて設けた一対の把持部材111および112と、ゲート部12の基端部12aとに、相対的な位置決め誤差が生じていたとしても、その位置決め誤差に依存することなく、一対の把持部材111および112によって基端部12aを十分に把持することができる。相対的な位置決め誤差は、例えばZ方向に沿った相対的な位置のずれに相当する。
ゲート切断装置100において、一対の把持部材111および112のうち一面12eの側に当接する一の把持部材111は、基端部12aの一方の側面12cに隣接した部分(一端111m)と他方の側面12dに隣接した部分(他端111n)に当接する構成とすることができる。このような構成によれば、基端部12aの回転軸C1となる一方の側面12cの近傍と、その一方の側面12cと対向した他方の側面12dの近傍とで、回転部120の回転による曲げモーメントを集中して受けることができる。したがって、ゲート部12の切断に必要な応力を基端部12aの両側面の近傍に集中させることができる。
(第1実施形態の変形例)
図7(B)および図7(C)を参照して、ゲート切断装置100によって切断する様々な形態の樹脂成形品のゲート部の構成を説明する。
図7は、図1に示すゲート切断装置100によって切断する様々な形態の樹脂成形品のゲート部を示す斜視図である。
樹脂成形品20の基端部22aは、図7(B)に示すように、X方向に沿った両端の部分を凹状に切り欠いている。一方、樹脂成形品30の基端部32aは、図7(C)に示すように、X方向に沿った両端の部分を凹状に切り欠き、かつ、Z方向に沿った両側を連続的に薄く形成している。把持部110は、上記の仕様からなる樹脂成形品20の基端部22aまたは樹脂成形品30の基端部32aを把持する。回転部120は、把持部110を回転させることによって、樹脂成形品20の基端部22aまたは樹脂成形品30の基端部32aを捻って切断する。ここで、基端部22aおよび32aは、樹脂成形品20および30を成形する際の樹脂の流動性を高めるために、固定型201と移動型202のゲート口に相当する部分を細く絞るように構成して形成している。
以上説明したように、樹脂成形品のゲート切断方法の切断工程は、製品面11aから先端部22bに向かって幅広となる部位を備える基端部22a、または製品面11aから先端部32bに向かって層厚が薄くなる部位を備える基端部32aを把持して切断する。また、樹脂成形品10のゲート切断装置100の把持部110は、製品面11aから先端部22bに向かって幅広となる部位を備える基端部22a、または製品面11aから先端部32bに向かって層厚が薄くなる部位を備える基端部32aを把持する。
このような構成によれば、基端部22aおよび32aは、基端部12aと比較して、体積を減少させている。すなわち、基端部22aおよび32aは、基端部12aと比較して、単位体積当たりにかかる応力を増大させることができる。したがって、樹脂成形品20および30を用いると、基端部22aおよび32aは、回転部120の回転に伴う応力を集中させ、製品面11aから切断させ易くすることができる。さらに、基端部22aおよび32aは、基端部12aと比較して断面積が小さいことから、回転部120の回転によって亀裂等を生じさせ易い。したがって、樹脂成形品20および30を用いると、切断部位を効果的に規定することができ、かつ、切断面の形状を良好にすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のゲート切断装置100は、スライド部130によって、把持部110から切断済みのゲート部12Sを離間(廃棄)させつつ、その把持部110に未切断のゲート部12Tを把持させる構成が、前述した第1実施形態の構成と異なる。切断部は、例えば前述した回転部120に相当し、把持部110に把持されたゲート部12を切断する。第2実施形態においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものに同一の符号を使用して説明を省略する。
図8および図9を参照して、樹脂成形品10のゲート切断装置100の作用を説明する。
図8は、ゲート切断装置100の把持部110によって切断済みの一のゲート部12Sを廃棄しつつ未切断の他のゲート部12Tを把持する状態を示す斜視図である。図9は、図8の一のゲート部12Sを廃棄しつつ他のゲート部12Tを把持する状態を模式的に連続して示す端面図である。
ゲート切断装置100は、図8に示すように、切断済みの一のゲート部12Sを廃棄しつつ、未切断の他のゲート部12Tを把持する。切断済みの一のゲート部12Sは、成形ユニット200における前サイクルゲートに相当する。未切断の他のゲート部12Tは、成形ユニット200における次サイクルゲートに相当する。ゲート切断装置100は、ゲートカットを行う毎に、把持部110をX方向に沿って往復するように移動させる。図9(A)から図9(B)に示すように、切断済みの一のゲート部12Sを把持部110によって把持した状態で、未切断の他のゲート部12Tに接近させる。図9(B)から図9(C)に示すように、一のゲート部12Sを他のゲート部12Tに押圧することによって、把持部110から一のゲート部12Sを離間させつつ、その把持部110に他のゲート部12Tを把持させる。
この際に、図9(B)に示すように、ゲート部12TのZ方向に沿った位置H1と、ゲート部12SのZ方向に沿った位置H2を互いに異ならせるように、把持部110をスライドさせる。すなわち、一のゲート部12Sに対して位置を偏心させた状態で配設した他のゲート部12Tを、把持部材111に備え外方に湾曲した案内部(挿入部111b)に接触させつつ、一のゲート部12Sに押圧させる。
以上説明したように、樹脂成形品10のゲート切断方法は、樹脂成形品10の製品面11aから突出したゲート部12を切断して排出する方法である。ゲート切断方法は、切断工程と、排出工程と、を有する。切断工程は、把持したゲート部12を製品面11aから切断する。排出工程は、把持部材111および112によって把持された一の樹脂成形品10の切断済みの一のゲート部12Sを、他の樹脂成形品10の未切断の他のゲート部12Tに押圧することによって、把持部材111および112から一のゲート部12Sを離間させつつ、把持部材111および112に他のゲート部12Tを把持させる。
また、樹脂成形品10のゲート切断装置100は、樹脂成形品10の製品面11aから突出したゲート部12を切断して排出する装置である。ゲート切断装置100は、把持部110と、切断部(例えば回転部120)と、スライド部130と、を有する。把持部110は、ゲート部12を把持する。切断部(例えば回転部120)は、把持部110に把持されたゲート部12を切断する。スライド部130は、把持部110をゲート部12に対して相対的に接近離間させる。ここで、スライド部130は、把持部110によって把持された一の樹脂成形品10の切断済みの一のゲート部12Sを、他の樹脂成形品10の未切断の他のゲート部12Tに押圧することによって、把持部110から一のゲート部12Sを離間させつつ、把持部110に他のゲート部12Tを把持させる。
このような構成によれば、把持部材111および112によって把持した切断済みの一のゲート部12Sを、未切断の他のゲート部12Tに押圧して、把持部材111および112から一のゲート部12Sを離間させつつ他のゲート部12Tを把持させる。すなわち、切断済みの一のゲート部12Sを把持部材111および112から排出する動作と、未切断の他のゲート部12Tを把持部材111および112に把持させる動作を、同時に行うことができる。したがって、樹脂成形品10のゲート切断方法およびゲート切断装置100では、ゲート部12を樹脂成形品10の製品面11aから効率よく連続的に切断することができる。
ゲート切断方法において、排出工程は、把持部材111および112によって把持されている間に冷却して収縮した一のゲート部12Sを、他のゲート部12Tに押圧する構成とすることができる。具体的には、例えば、新たに成形された樹脂成形品10をゲートカットする次のサイクルまでの約60秒の間に、ゲート部12の温度が20〜30℃低下する場合がある。このような構成によれば、冷却して収縮した一のゲート部12Sは、把持部材111および112によって隙間が空いた状態で把持されている。したがって、排出工程は、把持部材111および112によって隙間が空いた状態で把持されている一のゲート部12Sを、他のゲート部12Tに押圧させて、容易に排出させることができる。
ゲート切断装置100において、把持部110は、加熱によって一時的に膨張したゲート部12を把持する距離を隔てて設けた一対の把持部材111と112との隙間に、ゲート部12を挿通して把持する構成とすることができる。このような構成によれば、例えば成形ユニット200によって成形された直後で、加熱によって一時的に膨張している樹脂成形品10のゲート部12であっても、その膨張したゲート部12を一対の把持部材111と112との隙間に挿通して把持することができる。さらに、一対の把持部材を相対的に接近離間させてゲート部12を把持する構成と比較して、簡便な構成とすることができる。
ゲート切断装置100において、スライド部130は、一のゲート部12Sに対して位置を偏心させた状態で配設した他のゲート部12Tを、把持部材111に備え外方に湾曲した案内部(挿入部111b)に接触させつつ、一のゲート部12Sに押圧させる構成とすることができる。このような構成によれば、把持部110によって把持した一のゲート部12Sと、一のゲート部12Sに押圧される他のゲート部12Tに、相対的な位置決め誤差が生じていたとしても、その位置決め誤差に依存することなく、一のゲート部12Sによって他のゲート部12Tを押圧することができる。相対的な位置決め誤差は、例えばZ方向に沿った相対的な位置のずれに相当する。
ゲート切断装置100において、切断部は、把持部110を回転させることによってゲート部12を捻って切断する構成とすることができる。このような構成によれば、切断部(回転部120)によって把持部110を回転させてゲート部12を捻り切る際に、ゲート部12が引き伸ばされて薄くなる。具体的には、例えば、ゲート部12の層厚が4mmの場合、約0.05mm縮小することがある。ゲート部12の層厚が薄くなると、そのゲート部12を把持部110から排出させ易くすることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜改変することができる。
例えば、第1および第2実施形態において、ゲート部12を挟持する把持部材111および把持部材112は、その隙間の距離を固定した構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一対の把持部材を相対的に接近離間させることによって、その隙間の距離を可変させて、ゲート部12を把持する構成としてもよい。
また、第1および2実施形態において、把持部110は、ゲート部12の他方の側面12dから一方の側面12cに向かう方向(X方向)に移動しつつ、ゲート部12の基端部12aを把持する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。把持部110は、ゲート部12の先端部12bから基端部12aに向かう方向(Y方向)に移動しつつ、ゲート部12の基端部12aを把持する構成としてもよい。
また、第1および2実施形態において、把持部110が、樹脂成形品10のゲート部12に対して接近し、そのゲート部12を製品部11の製品面11aから切断する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。樹脂成形品10を保持した取出部140が、把持部110に対して接近し、把持部110によってゲート部12を製品部11の製品面11aから切断する構成としてもよい。さらに、把持部110と取出部140を互いに接近離間する構成としてもよい。
また、第1および2実施形態において、回転部120は、把持部110をY方向に沿って時計方向および反時計方向にそれぞれ90°回転させる構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。回転部120は、ゲート部12の基端部12aを製品面11aから切断できれば、把持部110をY方向に沿って時計方向および反時計方向にそれぞれ例えば45°回転させる構成としてもよい。さらに、回転部120は、ゲート部12を把持した把持部110をY方向に沿って例えば時計方向のみに360°回転させることによって、把持部110を元の配置に戻す構成としてもよい。
また、第1および2実施形態において、取出部140が成形ユニット200から取り出した樹脂成形品10のゲート部12を切断する構成として説明したが、このような構成に限定されることはない。一時的に保管しておいた複数の樹脂成形品10のゲート部12を順に切断する構成としてもよい。また、成形ユニット200において、固定型201から移動型202が離間した状態で、例えば固定型201に留まっている樹脂成形品10のゲート部12を切断することもできる。
また、第1および第2実施形態において、ゲート部12を挟持する把持部材111および把持部材112を独立した別々の部材として説明したが、このような構成に限定されることはない。把持部110において、把持部材111および把持部材112は、1個の部材として一体形成してもよい。さらに、把持部110において、把持部材111、把持部材112、および保持部材113は、1個の部材として一体形成してもよい。
また、第1および第2実施形態において、ゲート切断装置100を十分に小型化かつ軽量化していることから、成形ユニット200から樹脂成形品10を取り出すロボットハンドに対して、ゲート切断装置100を直接配設することもできる。
10,20,30 樹脂成形品、
11 製品部、
11a 製品面、
12 ゲート部、
12S 一のゲート部、
12T 他のゲート部、
12a,22a,32a 基端部、
12b,22b,32b 先端部、
12c,22c,32c 一方の側面、
12d,22d,32d 他方の側面、
12e,22e,32e 一面(上面または下面)、
12f,22f,32f 他面(下面または上面)、
100 ゲート切断装置、
110 把持部、
111 把持部材(一の把持部材)、
111a 当接部
111b 挿入部
111h 回避部、
111m 一端、
111n 他端、
112 把持部材(他の把持部材)、
112a 当接部
112b 挿入部
113 保持部材、
120 回転部、
121 駆動部材、
122 連結部材、
130 スライド部、
131 駆動部材、
132 シリンダ、
133 連結部材、
134 取付台、
140 取出部、
141 第1フック、
141a 固定部、
141b 移動部、
142 第2フック、
142a 固定部、
142b 移動部、
143 連結部材、
150 制御部150、
151 コントローラ151、
200 成形ユニット、
201 固定型、
202 移動型、
X 把持部110等の移動方向、
Y 取出部140の移動方向や回転部120の回転軸に沿った方向、
Z X方向とY方向によってなす面と直交した方向、
C1 回転軸、
H1 ゲート部12TのZ方向に沿った位置、
H2 ゲート部12SのZ方向に沿った位置。

Claims (9)

  1. 樹脂成形品の製品面から突出したゲート部を切断するゲート切断方法であって、
    前記ゲート部は前記製品面に連続した部分に相当する基端部と、該基端部から前記ゲート部が突出する方向に離間した先端部と、前記基端部と前記先端部をつなぐ側部と、から構成され、
    前記側部は2つの対向する上面、下面と前記上面と下面をつなぐ2つの側面から成り、
    前記2つの側面のうち、一方の側面を回転軸にして捻ることによって、前記製品面から前記ゲート部を切断する切断工程を、有する樹脂成形品のゲート切断方法。
  2. 前記切断工程は、前記製品面から前記先端部に向かって幅広となる部位を備える前記基端部、または前記製品面から前記先端部に向かって層厚が薄くなる部位を備える前記基端部を把持して切断する請求項1に記載の樹脂成形品のゲート切断方法。
  3. 前記切断工程は、前記基端部を挟持した一の前記把持部材と他の前記把持部材とを、前記一方の側面を回転軸にして回転させることによって、一の前記把持部材を前記一方の側面の側に向かって付勢させつつ、他の前記把持部材を前記一方の側面に対向した他方の側面の側に向かって押圧させる請求項1または2に記載の樹脂成形品のゲート切断方法。
  4. 樹脂成形品の製品面から突出したゲート部を切断するゲート切断装置であって、
    前記ゲート部のうち前記製品面に連続した基端部を把持する把持部と、
    前記把持部を回転させることによって前記ゲート部を捻る回転部と、を有し、
    前記ゲート部は前記基端部と、該基端部から前記ゲート部が突出する方向に離間した先端部と、前記基端部と前記先端部をつなぐ側部と、から構成され、
    前記側部は2つの対向する上面、下面と前記上面と下面をつなぐ2つの側面から成り、
    前記回転部は、前記2つの側面のうち、一方の側面を回転軸にして前記ゲート部を捻ることによって、前記製品面から前記ゲート部を切断する樹脂成形品のゲート切断装置。
  5. 前記把持部は、前記基端部の前記一方の側面を介して対向した前記上面と下面両面のうち一面の側に当接する一の把持部材と、前記両面のうち他面の側に当接する他の把持部材と、を備え、
    前記回転部は、前記基端部を挟持した一の前記把持部材と他の前記把持部材とを前記一方の側面を回転軸にして回転させることによって、一の前記把持部材を前記一方の側面の側に向かって付勢させつつ、他の前記把持部材を前記一方の側面に対向した他方の側面の側に向かって押圧させる請求項4に記載の樹脂成形品のゲート切断装置。
  6. 前記把持部は、前記ゲート部を把持する距離を隔てて設けた一対の把持部材の隙間に、前記基端部を挿通して把持する請求項4または5に記載の樹脂成形品のゲート切断装置。
  7. 一対の前記把持部材は、前記基端部を挿通し始める部分を、前記基端部を把持する部分よりも幅広に形成した請求項6に記載の樹脂成形品のゲート切断装置。
  8. 一対の前記把持部材のうち前記一面の側に当接する一の前記把持部材は、前記基端部の前記一方の側面に隣接した部分と前記他方の側面に隣接した部分に当接する請求項5〜7のいずれか1項に記載の樹脂成形品のゲート切断装置。
  9. 前記把持部は、前記製品面から前記先端部に向かって幅広となる部位を備える前記基端部、または前記製品面から前記先端部に向かって層厚が薄くなる部位を備える前記基端部を把持する請求項4〜8のいずれか1項に記載の樹脂成形品のゲート切断装置。
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