JP2015123431A - 床面用ローラーホルダー - Google Patents

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Hiroyuki Sugano
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Abstract

【課題】回転可能でかつ着脱可能なローラーホルダーの大型化や、高粘度の塗材を塗布する際など、大きな力が加わる場合、ローラーの回転を十分に止められなかった。
【解決手段】長柄の先端には、周囲に塗布部2を設けた紙製あるいは樹脂製のローラー芯1を回転可能でかつ着脱可能に支持するローラー支持部材が設けられている。上記長柄あるいはローラー支持部材には尖端部17を備えたストッパーSを保持させ、移動可能にしている。上記ストッパーSを進出させローラー芯1に突き刺したとき、ローラーの回転を確実に停止させる。
【選択図】図3

Description

この発明は、着脱可能なローラーを回転又は停止可能にし、塗材を広範囲に塗布したり均したりできるローラーホルダーに関する。
従来から、ローラーを回転可能に支持したり、ローラーの回転を止めた状態で支持したりするローラーホルダーが知られている。このように一つのローラーホルダーでありながら、時と場合によって、ローラーを回転可能に支持したり、回転を止めて支持したりするのは、塗材の粘度に応じた使い分けができるようにするためである。
例えば、屋上など、目的の塗面に防水加工を施すときには、最初に下地材である粘度の低いプライマーを塗布し、その上から高粘度の防水材を塗布する。さらに、この防水材の上から粘度の低い仕上材を塗布する。
そして、上記下地材や仕上材などの低粘度の塗材を塗るときには、ローラーに塗材を含ませるとともに、塗材を含ませたローラーを塗面に押しあてながら回転させ、ローラーに含まれた塗材を塗面に塗布する。したがって、低粘度の塗材を目的の塗面に塗るときには、ローラーは回転可能に支持される。
一方、防水材などの粘度の高い塗材を塗るときには、その防水材を目的の塗面に必要量だけ撒布し、回転を止めたローラーで塗材を均しながら、それを塗面へ均一に塗りつけている。
このときにローラーを回転可能に支持して使用すると、ローラーが高粘度の塗材の上を回転してしまってそれを均すことができなくなる。
たとえ、均すことができたとしても、高粘度の塗材の一部が回転するローラーに付着した状態で塗面から引き上げられるが、塗材が高粘度のために、その引き上げられた塗材が再び塗面に引き寄せられる。このようにして塗面側に引き寄せられた塗材が、塗面側に残されている塗材と重なり合い、その重なり合った部分に気泡が含まれてしまうことがある。
このようにして塗材に含まれた気泡をそのままにしておくと、気泡がつぶれたりして、塗布面に凹凸ができるとともに、塗材が乾燥したときには、この凹凸から亀裂が発生したりする。特に、防水材の場合に、亀裂が発生すると、その亀裂の部分から水が漏れたりし、防水効果を損なう原因になる。
したがって、高粘度の塗材をローラーで塗布する均し作業のときには、ローラーはその回転を止めた状態で支持される必要がある。
上記のように塗材の粘度に応じて、ローラーを回転可能に支持したり、あるいはローラーの回転を止めた状態で支持したりするが、このようにしたローラーホルダーが特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたローラーホルダーは、ハンドルの先端に設けたローラー支持棒にローラーを回転可能に支持できる構成にしている。
そして、上記ハンドルには、先端を釘状にとがらせたストッパー棒を摺動自在に設けるとともに、このストッパー棒にはスプリングのバネ力を作用させ、通常は、ストッパー棒の先端が上記ローラーの表面から離れた位置を保つようにしている。ストッパー棒の先端がローラーから離れた状態にあるときには、ローラーは回転自在に支持される。
また、上記ストッパー棒をスプリングのバネ力に抗してあらかじめ決められた位置までローラー方向に押し込むと、このストッパー棒の先端がローラーに強く接触して、ローラーの回転を止めることができる。
さらに、ハンドルに設けた上記支持棒にはストッパー棒の中間を部分的に保持するガイドを設けて、当該ストッパー棒を支持棒の直線部と間隔を保ってほぼ平行に保つようにしている。
特開平9−206661号公報 特許第3598073号公報 特開2004−148223号公報
上記した従来のローラーホルダーは、ローラーにストッパー棒の先端を強く押し付けたときの摩擦力で、ローラーの回転力を止めるようにしている。しかし、粘度が高い塗材を塗布する均し作業時にはローラーに大きな回転力が作用する。特に、粘度が高くなればなるほど、ローラーには大きな回転力が作用する。
そのため、高粘度の塗材の均し作業時には、摩擦力だけでローラーの回転を止めようとしても限界があるという問題があった。
また、建造物の防水工事のときには、塗面に先ず低粘度の下地材を塗布した後、高粘度の塗材である防水材を塗布し、その上に低粘度の仕上材を塗布する。このときには、防水材の塗布効率を上げるために、ローラーの軸方向長さを十分に長くするとともに柄も長くして、全体をモップタイプにし、立った状態で作業ができるようにするのが効率的である。
しかし、上記ローラーをモップタイプにして立った状態で作業をすると、ローラーを片手で持って作業する場合よりも、当該ローラーが塗面により強く押し付けられることになる。なぜなら、モップタイプにすれば、その柄を両手で持つようになるとともに、その柄には体重も作用することになるからである。しかも、ローラーの軸方向長さを長くすれば、全体が重くなるので、ローラーにはさらに大きな回転力が作用する。
このようにローラーが塗面に強く押し付けられる状態で、粘度の高い防水材を均そうとすれば、ローラーにはより大きな回転力が作用してしまう。そのために、モップタイプのローラーホルダーの場合には、単なる摩擦力だけでローラーの回転を止めるのはほとんど不可能に近いという問題もある。
さらに、上記従来のローラーホルダーのストッパー棒を支持するガイドは、上記したようにストッパー棒の中間を部分的に保持するとともに、当該ストッパー棒を支持棒の直線部と間隔を保ってほぼ平行に保つようにしているので、ローラーに大きな回転力が作用したとき、ストッパー棒には上記ガイドの部分を梃子にした大きな曲げ力が作用する。この大きな曲げ力のために、ややもするとストッパー棒が曲がってしまうということもあった。そのため、従来のローラーホルダーでは、ストッパー棒の強度を十分に保てないという問題があった。
第1の発明は、長柄の先端に、周囲に塗布部を設けた紙製あるいは樹脂製のローラー芯を回転可能でかつ着脱可能に支持するローラー支持部材を設けている。そして、長柄あるいはローラー支持部材には尖端部を備えたストッパーを保持させ、ストッパーは、ローラー支持部材で保持されたローラー芯に尖端部が突き刺さる進出位置と、このローラー芯の周囲に設けた上記塗布部に対して上記尖端部が間隔を保つ後退位置との間で移動可能にしている。さらに、ストッパーが後退位置を保っているときローラー芯の回転を可能にし、
上記ストッパーを上記進出位置に進出させてそれを上記ローラー芯に突き刺したとき上記ローラー芯の回転が規制される構成にしている。
第2の発明は、上記第1の発明を前提として、上記ストッパーは、上記長柄内において軸方向に移動可能にしたロッド部とこのロッド部に連続する上記尖端部とからなる。そして、上記ロッド部の後端にはロッド部と一体回転する回転つまみを設け、上記ロッド部の外周に雄ねじ部を形成している。さらに、上記長柄側には上記ロッド部に形成した雄ねじ部とねじ結合可能な雌ねじ部を設け、これら両ねじ部をねじ結合させた状態で上記回転つまみを回転させることによって上記ロッド部を軸方向に移動させて上記ストッパーの尖端部を上記ローラー芯に対して進退させる構成にしている。
第3の発明は、第2の発明を前提として、上記ストッパーが上記後退位置にあるとき、上記雄ねじ部と雌ねじ部との間には、上記尖端部が上記後退位置からローラー芯に接触するまでの移動距離に相当する長さ分の間隔を保ち、上記後退位置にあるストッパーが上記間隔分移動した後、上記雄ねじ部と雌ねじ部とがかみ合う構成にしている。
第4の発明は、第3の発明を前提として、上記ストッパーが上記後退位置にあるとき、その後退位置を保持するためのばね部材を設け、上記ストッパーを上記ばね部材に抗して上記後退位置から進出位置に移動させる構成を特徴とした床面用ローラーホルダーである。
第1の発明の床面用ローラーホルダーによれば、ローラー支持部材に対してローラーを着脱可能にするとともに、ストッパーを後退位置と進出位置とに移動可能にしているので、用途に応じてローラーを選択し、しかも、その用途に応じてローラーを回転可能にしたり、あるいはその回転を止めた状態に保ったりできる。
したがって、例えば、防水工事のように、低粘度の塗材と高粘度の塗材との両方の塗材を交互に用いる場合に、複数のローラーホルダーを用意する必要がないだけでなく、高粘度の塗材を塗る均し作業のときに、ローラーの回転を確実に止めることができる。
また、ストッパーの進出位置において、ストッパーがローラー芯に突き刺さってその回転を止めるので、ローラーに強い回転力が作用したとしても、それが回ることはない。
もし、均し作業時にローラーが回転すれば、均し作業を中断して、ローラーの回転を止めるようにしなければならないが、この発明では、そのような作業の中断はほとんどない。
さらに、ローラーの回転を止めているときに、それに強い回転力が作用しても、ローラーが回ったりしないので、例えば、長柄を十分に長くするとともに、ローラー支持部材の軸方向長さも十分に長くしたモップタイプにした場合でも、ローラーの回転を確実に止めることができる。
このようにモップタイプにできるので、立ったまま均し作業をすることができる。もし、長柄を十分に長くできなければ、腰を屈め、中腰や膝を着く姿勢で作業しなければならない。また、ローラーを用いずに、金ゴテを用いて高粘度の塗材を均すことも一般的であるが、この場合にも、腰を屈め、中腰や膝を着く姿勢で作業しなければならない。このような低い姿勢を維持して長時間作業することはかなりの重労働を強いることになる。しかし、この発明によれば、上記のようにモップタイプにできるので、作業者を上記重労働から解放することができる。
しかも、ローラー芯の軸方向長さも長くできるので、広範囲を一度に均すことができ、その分作業効率も上がることになる。
第2の発明の床面用ローラーホルダーによれば、ストッパーのロッド部を長柄内に設けたので、ローラーの回転にともなって、ローラー芯に突き刺さった尖端部に大きな曲げ力が作用したとしても、その曲げ力はロッド部を介して長柄で支えられることになる。このように尖端部に作用した曲げ力がロッド部を介して長柄で支えられるので、それが曲がったりしない。
また、回転つまみを回して、ストッパーを後退位置から進出位置に移動させることができるので、ストッパーを直接上下させるときよりも、小さな力でストッパーの尖端部をローラー芯に突き刺すことができる。
第3の発明の床面用ローラーホルダーによれば、後退位置からローラー芯表面に尖端部を接触させるまで、ストッパーをすばやく、かつスムーズに移動させることができ、その後は、上述した第2の発明と同様に回転つまみを回しながら、小さな力で確実に尖端部をローラー芯に突き刺すことができる。
第4の発明の床面用ローラーホルダーによれば、ばね部材のバネ力でストッパーを後退位置に保つので、ストッパーを後退位置に保持してローラーを回転可能にしているとき、ストッパーが不用意に進出位置に移動して、ローラーのスムーズな回転を妨げることはない。
床面用ローラーホルダーの正面全体図である。 ストッパー先端部の後退位置における断面拡大図である。 ストッパー先端部の進出位置における断面拡大図である。 ロット部後端の後退位置における断面拡大図である。 ローラー連結部材及びその周辺部分の断面拡大図である。 他の実施形態の長柄の部分図である。
図示の実施形態では、そのローラー支持部材AにローラーRが着脱可能に支持されるが、ローラー支持部材Aに支持されるローラーRは、少なくとも次の2種類である。その1つは、筒状のローラー芯1の周囲に起毛した塗布部2を備えてなる低粘度用のローラーRである。他の一つは、後で説明するストッパーSの尖端部17で突き刺すことができる紙筒あるいは樹脂筒からなるローラー芯1の周囲に、合成樹脂製のループを起立したりした塗布部2を備えた高粘度用のローラーRである。
上記ローラーRを支持するローラー支持部材Aは、ローラーRの軸方向長さと同じかそれよりも少し長い本体部3を備えるとともに、この本体部3の両端それぞれに、図1に示すように保持部材4を設けている。これら一対の保持部材4は、図5に示すように、本体部3に沿わせる調整片4aとこの調整片4aに対して直角にした支持片4bとを備えるとともに、これら支持片4bを上記本体部3の両端部において対向させている。
そして、上記調整片4aには止めボルト5を貫通させるとともに、この止めボルト5の先端を本体部3の両側に形成した長孔6から貫通させてその先端にナット7を止めている。したがって、ナット7を緩めることによって、上記長孔6の範囲内で調整片4aを移動できるとともに、その移動位置でナット7を締めることによって、ローラーRのローラー芯1の長さに応じて、上記支持片4bの対向間隔を調整できる。
また、上記両支持片4bには、図5に示す回転体8を設け、これら回転体8にローラーRのローラー芯1をはめることによって、ローラー芯1とともにローラーRを、上記支持片4b間において回転自在に支持する。
そして、調整片4aを上記長孔6の範囲で移動して、支持片4bに設けた回転体8の対向間隔を、ローラー芯1の軸線方向の長さよりも大きくすることによって、当該ローラー芯1とともにローラーRをローラー支持部材Aから取り外し、そのローラーRを取り替えることができる。
一方、上記のようにローラーRを回転自在に支持するローラー支持部材Aは、本体部3の中央部分に長柄Hを設けているが、この長柄Hは、円筒状のポール9と、このポール9の先端にはめて固定した軸受部材10と、この軸受部材10にねじ嵌めした筒状の連結部材11とを備え、この連結部材11を上記本体部3に固定して、長柄Hをローラー支持部材Aの本体部3に固定している。
上記のようにした連結部材11内には、上記軸受部材10と上下方向において対向間隔を保った軸受部材12を設けるとともに、この軸受部材12の先端を上記本体部3から突出させている。ただし、その突出量は、上記一対の回転体8で支持されたローラーRの塗布部2に到達しない範囲にとどめている。言い換えると、軸受部材12の先端がローラーRの塗布部2に接触して当該ローラーRの回転が妨げられないようにしている。
また、上記両軸受部材10,12間には一対のばね受け部材13,14を設けるとともに、このばね受け部材13,14の間にばね部材15を介在させている。
一方、上記ポール9の上端からはストッパーSを挿入するが、このストッパーSは、ポール9の長さ以上の長さを有するロッド部16と、このロッド部16の先端に設けた尖端部17とを備えている。また、上記ロッド部16には突片18を形成し、ばね部材15のばね力によって一方のばね受け部材13が上記突片18に常時接触する状態を保つようにしている。
そして、ばね部材15のばね力の作用で、ばね受け部材13,14が、図2に示すように両軸受部材10,12に接触している状態では、ストッパーSの尖端部17が、下方の軸受部材12内に退避した状態を保つ。言い換えると、ばね受け部材13,14が両軸受部材10,12に接触しているときには、ストッパーSが、上記ローラー芯1の回転を可能にする後退位置を保つ。
また、ストッパーSを押し下げると、突片18とともに上方のばね受け部材13がばね部材15のばね力に抗して移動する。このようにストッパーSがばね部材15のばね力に抗して移動すると、図3に示すように尖端部17が軸受部材12から突出するとともに、上記一対の回転体8に保持されているローラー芯1に突き刺さって、ストッパーSは進出位置を保つ。ストッパーSが進出位置を保つことによって、尖端部17がローラー芯1に突き刺さるとともに、当該ローラーRはその回転が阻止される。
さらに、上記尖端部17とは反対端であるポール9にはキャップ19をはめるとともに、このキャップ19の天井部19aには雌ねじ部19bを形成している。そして、上記のようにばね部材15が伸長してストッパーSが図2に示す位置を保持しているときには、図1及び4に示すようにストッパーSのロッド部16が上記雌ねじ部19bの外方に突出するが、その突出端には、上記雌ねじ部19bとねじ結合される雄ねじ部20を形成するとともに、この雄ねじ部20の先端に回転つまみ21を設けている。
また、ストッパーSが後退位置にあるときには、ロッド部16がポール9から突出するが、このときの突出量は、図4に示す通りである。すなわち、ポール9の先端に形成した雄ねじ部20とキャップ19に形成した雌ねじ部19bとの間隔Lは、尖端部17が図2に示す後退位置からローラー芯1に接触するまでの移動距離に相当する長さを維持している。
そして、ロッド部16を上記間隔L以上に押し込むと、雄ねじ部20と雌ねじ部19bとがねじ結合し、以後は、回転つまみ21を回しながら尖端部17を進出位置まで移動させる。
次に、建物の屋上などを防水加工する場合について説明する。
先ず、屋上である塗面に低粘度の下地材を塗るが、このときには、長柄Hを十分に長くしてモップタイプにしておけば、無理な姿勢での作業を回避できる。そして、ローラーRは、ローラー芯1の周囲に起毛した塗布部2を備えた低粘度用のものを用いる。つまり、当該ローラーRのローラー芯1をローラー支持部材Aに設けた回転体8で回転自在に支持する。
また、ストッパーSは上記した後退位置に保つ。つまり、回転つまみ21を回して、雄ねじ部20を雌ねじ部19bから外した状態にして、ばね部材15のばね力でストッパーSを上記後退位置に保つ。
上記のようにしてローラー芯1すなわちローラーRを回転自在に保ちつつ、ローラーRを、下地材を入れた容器につけて、その塗布部2に下地材を含ませる。塗布部2に下地材を含ませるとともに、そのローラーRを屋上等の塗面に押しあてながら回転させ、ローラーRに含まれた塗材を塗面に塗布する。
上記下地材の上には、さらに粘度の高い防水材を塗るが、このときには、低粘度用のローラーRをローラー支持部材Aから外して、高粘度用のローラーRに取り替える。
ローラーRを高粘度用に取り替えたら、今度は、ストッパーSを進出位置に移動する。すなわち、先ず、回転つまみ21を手で押してストッパーSをばね部材15のばね力に抗して間隔L分だけ移動させる。ストッパーSが間隔L分移動すれば、その尖端部17がローラー芯1にほぼ接触する位置まで移動する。
上記のようにして間隔L分移動したら、雄ねじ部20と雌ねじ部19bとをねじ結合させながら回転つまみ21を回せば、その回転数に応じて尖端部17が移動し、ローラー芯1に突き刺さり、ローラーRの回転を完全に阻止する。
そして、屋上等の塗面には、高粘度の防水材を、一回の均し作業で必要な量だけ撒布するとともに、撒布された防水材を、回転を止めたローラーRで均しながら塗面全体に塗っていく。このとき、ローラーRに大きな回転力が作用するが、上記したようにストッパーSの尖端部17がローラー芯1に突き刺さっているので、ローラーRは回転せず、スムーズな均し作業を続行することができる。
また、ローラーRに大きな回転力が作用すれば、それにともなってストッパーSにも大きな曲げ力が作用する。しかし、ストッパーSのロッド部16は、長柄H内に収まっているので大きく曲がることはない。特に、ロッド部16は、その先端部分を一対の軸受部材10,12で支持されているので、ロッド16に多少の曲げ力が作用したとしても、それが曲がったりしない。
防水材を上記のようにして塗面に塗ったら、その防水材の上から低粘度の仕上材を塗布するが、このときには回転つまみ21を、雄ねじ部20と雌ねじ部19bとのねじ結合を緩める方向に回し、ロッド部16を後退位置に向かって移動させる。ロッド部16が間隔Lを保った位置まで移動したら、ストッパーSの尖端部17が、高粘度用のローラーRのローラー芯1から抜け出て後退位置に達する。
高粘度用のローラーRのローラー芯1からストッパーSを抜いたら、そのローラーRをローラー支持部材Aから外して低粘度用のローラーRと取り替える。
そして、当該低粘度用のローラーRの塗布部2に低粘度の仕上材を含ませ、そのローラーRを塗面に押しあてながら回転させ、ローラーRに含まれた塗材を塗面に塗布する。
なお、上記実施形態では、雄ねじ部20と雌ねじ部19bのねじの結合力で、ストッパーSを進出位置に保持するようにしたが、例えば、図6に示すように、ロッド部16にピン22を起立させるとともに、このピン22をポール9に形成した鉤型のスリット23から突出させ、ピン22をスリット23の鉤部23aに引っ掛けて、進出位置を保つようにしてもよい。
低粘度の塗材と高粘度の塗材を用いる屋上等の防水加工に用いる床面用ローラーホルダーとして最適である。
1 ローラー芯
2 塗布部
A ローラー支持部材
H 長柄
15 ばね部材
S ストッパー
17 尖端部

Claims (4)

  1. 長柄の先端には、周囲に塗布部を設けた紙製あるいは樹脂製のローラー芯を回転可能でかつ着脱可能に支持するローラー支持部材を設け、上記長柄あるいはローラー支持部材には尖端部を備えたストッパーを保持させ、上記ストッパーは、上記ローラー支持部材で保持されたローラー芯に上記尖端部が突き刺さる進出位置と、このローラー芯の周囲に設けた上記塗布部に対して上記尖端部が間隔を保つ後退位置との間で移動可能にする一方、上記ストッパーが後退位置を保っているとき上記ローラー芯の回転を可能にし、上記ストッパーを上記進出位置に進出させてその尖端部を上記ローラー芯に突き刺したとき上記ローラー芯の回転が規制される構成にした床面用ローラーホルダー。
  2. 上記ストッパーは、上記長柄内において軸方向に移動可能にしたロッド部とこのロッド部に連続する上記尖端部とからなり、上記ロッド部の後端にはロッド部と一体回転する回転つまみを設け、上記ロッド部の外周に雄ねじ部を形成するとともに、上記長柄側には上記ロッド部に形成した雄ねじ部とねじ結合可能な雌ねじ部を設け、これら両ねじ部をねじ結合させた状態で上記回転つまみを回転させることによって上記ロッド部を軸方向に移動させ、上記ストッパーの尖端部を上記ローラー芯に対して進退させる構成にした請求項1に記載の床面用ローラーホルダー。
  3. 上記ストッパーが上記後退位置にあるとき、上記雄ねじ部と雌ねじ部との間には、上記尖端部が上記後退位置からローラー芯に接触するまでの移動距離に相当する長さ分の間隔を保ち、上記後退位置にあるストッパーが上記間隔分移動した後、上記雄ねじ部と雌ねじ部とがかみ合う構成にした請求項2に記載の床面用ローラーホルダー。
  4. 上記ストッパーが上記後退位置にあるとき、その後退位置を保持するためのばね部材を設け、上記ストッパーを上記ばね部材に抗して上記後退位置から進出位置に移動させる構成にした請求項3に記載の床面用ローラーホルダー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108204106A (zh) * 2017-11-24 2018-06-26 冼嘉健 一种新型的用于楼房顶壁涂刷的涂刷装置
JP2019101280A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 キヤノン株式会社 トナー

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