JP2015123300A - 生体情報計測機器、処理システム、生体情報処理方法及びプログラム - Google Patents

生体情報計測機器、処理システム、生体情報処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015123300A
JP2015123300A JP2013271207A JP2013271207A JP2015123300A JP 2015123300 A JP2015123300 A JP 2015123300A JP 2013271207 A JP2013271207 A JP 2013271207A JP 2013271207 A JP2013271207 A JP 2013271207A JP 2015123300 A JP2015123300 A JP 2015123300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biological
priority
information
sensor
biological information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013271207A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6277716B2 (ja
Inventor
敏樹 齋藤
Toshiki Saito
敏樹 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2013271207A priority Critical patent/JP6277716B2/ja
Priority to US14/576,380 priority patent/US20150185819A1/en
Priority to EP14200054.6A priority patent/EP2889790A1/en
Priority to CN201410822238.2A priority patent/CN104739374A/zh
Publication of JP2015123300A publication Critical patent/JP2015123300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6277716B2 publication Critical patent/JP6277716B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/3293Power saving characterised by the action undertaken by switching to a less power-consuming processor, e.g. sub-CPU
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/63ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for local operation
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16ZINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G16Z99/00Subject matter not provided for in other main groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/40ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for data related to laboratory analysis, e.g. patient specimen analysis

Abstract

【課題】 取得された生体情報に基づいて各生体センサーについて優先度を設定することで、生体情報の実測結果に対応した電源管理を行う生体情報計測機器、処理システム、生体情報処理方法及びプログラム等を提供すること。【解決手段】 生体情報計測機器100は、電源状態を表す電源状態情報を取得する電源状態情報取得部110と、複数の生体センサー10からの複数の生体情報を取得する生体情報取得部120と、電源状態情報に基づいて、複数の生体センサーの電源管理を行う処理部130を含み、処理部130は複数の生体情報の各生体情報に基づいて、複数の生体センサー10の各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定し、優先度と電源状態情報に基づいて複数の生体センサーに対する電源管理を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、生体情報計測機器、処理システム、生体情報処理方法及びプログラム等に関する。
生体センサー(バイタルセンサー)を搭載し、常時生体情報(バイタル情報)を計測、分析する携帯型の生体情報計測機器が増えている。特に近年、複数の生体センサーを搭載し、より多くの生体情報を収集可能な機器が登場しており、搭載される生体センサーの数は今後ますます増加していくことが予想される。
このような携帯型且つ常時計測型の生体情報計測機器では、適切な電源管理が重要となる。例えば特許文献1では、就寝中はユーザーに対するメッセージ表示をOFFにする、或いは就寝中は特定のセンサーをOFFにするといった電源管理手法が提案されている。
特開2006−320735号公報
上述したように、生体情報計測機器に搭載される生体センサーの数は増加傾向にあるのに対して、当該生体情報計測機器を用いるユーザー(或いは当該ユーザーの主治医や家族等の関係者)が本当に関心のある生体情報は、種々取得される生体情報のうちの一部に限られている場合が多い。
それに対して、特許文献1の手法は上述したように、就寝中は特定のセンサーをOFFにするといったものであり、各生体センサーがユーザーにとってどれだけ重要であるか(どの程度優先度が高いものであるか)といった観点での電源管理を行うものではない。そのため、当該優先度を、過去の生体情報に基づいて決定するという手法も開示されていない。
本発明の一態様は、電源状態を表す電源状態情報を取得する電源状態情報取得部と、複数の生体センサーからの複数の生体情報を取得する生体情報取得部と、前記電源状態情報に基づいて、複数の前記生体センサーの電源管理を行う処理部と、を含み、前記処理部は、複数の前記生体情報の各生体情報に基づいて、複数の前記生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定し、前記優先度と前記電源状態情報に基づいて複数の前記生体センサーに対する前記電源管理を実行する生体情報計測機器に関係する。
本発明の一態様では、各生体情報に基づいて、各生体センサーに対して電源供給の優先度を設定し、優先度と電源状態情報に基づいて電源管理を実行する。よって、実測された生体情報に基づいて生体センサーの優先度を設定すること、及び当該優先度に基づいて電源管理を行うことができ、各ユーザーに対して適切な電源管理を実行すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、複数の前記生体情報に基づいて、複数の前記生体センサーにおいて異常値が検出されたか否かの判定処理を行い、複数の前記生体センサーのうち、第1の生体センサーでは前記異常値が検出され、前記第1のセンサーとは異なる第2の生体センサーでは前記異常値が非検出の場合には、前記第1の生体センサーの前記優先度を、前記第2の生体センサーの前記優先度よりも高く設定してもよい。
これにより、異常値の検出非検出の判定に基づいて優先度を設定すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記電源状態情報に基づいて、バッテリー残量が所定値以下であると判定された場合に、前記処理部は、前記優先度の高い前記生体センサーを通常消費電力モードに設定し、前記優先度の低い前記生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定する前記電源管理を行ってもよい。
これにより、バッテリー残量が低下した場合に、優先度に応じた適切な電源管理を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、複数の前記生体センサーのうち、第1の生体センサーに第1の優先度が設定され、第2の生体センサーに前記第1の優先度に比べて低い第2の優先度が設定され、第3の生体センサーに前記第2の優先度に比べて低い第3の優先度が設定された場合に、前記処理部は、第1の電源状態では、前記第1の生体センサー、前記第2の生体センサー及び前記第3の生体センサーを通常消費電力モードに設定し、前記第1の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第2の電源状態では、前記第1の生体センサー及び前記第2の生体センサーを前記通常消費電力モードに設定し、前記第3の生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定し、前記第2の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第3の電源状態では、前記第1の生体センサーを前記通常消費電力モードに設定し、前記第2の生体センサー及び前記第3の生体センサーを前記低消費電力モード又はオフに設定してもよい。
これにより、バッテリー残量及び優先度のそれぞれについて、3つ以上の段階に区分して電源管理を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記処理部は、前記電源状態情報に基づいて、前記優先度の閾値を設定し、複数の前記生体センサーのうち、設定された前記優先度が前記閾値よりも大きい前記生体センサーを通常消費電力モードに設定し、複数の前記生体センサーのうち、設定された前記優先度が前記閾値以下の前記生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定してもよい。
これにより、電源状態情報に基づき閾値を設定し、当該閾値と各生体センサーの優先度との比較処理により電源管理を行うこと等が可能になる。
また、本発明の他の態様は、生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信する受信部と、前記生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を作成する処理部と、前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信する送信部と、を含み、前記処理部は、前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための前記優先度情報を生成する処理システムに関係する。
本発明の他の態様では、生体情報の受信、分析を行って、生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を設定することが可能になる。よって、上述した電源管理に関する処理を生体情報計測機器以外の機器で実行すること等が可能になる。
また、本発明の他の態様は、生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信することと、前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記生体情報計測機器の電源管理に用いられ、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための優先度情報を生成することと、前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信することと、を含む生体情報処理方法に関係する。
本発明の他の態様では、生体情報の受信、分析を行って、生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を設定することが可能になる。
また、本発明の他の態様は、生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信する受信部と、前記生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を作成する処理部と、前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信する送信部として、コンピューターを機能させ、前記処理部は、前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための前記優先度情報を生成するプログラムに関係する。
本発明の他の態様では、生体情報の受信、分析を行って、生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を設定する処理をコンピューターに実行させることが可能になる。
このように本発明の幾つかの態様によれば、取得された生体情報に基づいて各生体センサーについて優先度を設定することで、生体情報の実測結果に対応した電源管理を行う生体情報計測機器、処理システム、生体情報処理方法及びプログラム等を提供することができる。
本実施形態に係る生体情報計測機器の構成例。 本実施形態に係る生体情報計測機器の詳細な構成例。 図3(A)、図3(B)は生体情報計測機器の具体例。 本実施形態に係る生体情報計測機器の機器構成例。 本実施形態に係る生体情報計測機器の機能ブロック図。 本実施形態に係る処理システムの構成例。 本実施形態に係る処理システムを含む情報処理システムの例。 図8(A)、図8(B)は本実施形態の処理を説明するフローチャート。 図9(A)、図9(B)は生体情報と優先度の関係図。 優先度の情報と電源状態情報を用いたセンサー制御の例。 バッテリー残量に基づいて優先度の閾値を設定する例。 本実施形態の処理を説明する他のフローチャート。
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.本実施形態の手法
まず本実施形態の手法について説明する。上述したように、種々の生体センサーを搭載した生体情報計測機器が知られるようになっており、1つの生体情報計測機器に含まれる生体センサーの数は増加傾向にある。また、特許文献1に開示された生体情報計測機器(身体装着型生活支援装置)のように、携帯型、ウェアラブル型の生体情報計測機器も広く知られるようになっている。
携帯型、ウェアラブル型の生体情報計測機器では、生体情報の計測は長時間にわたって行われることが多い。例えば、ジョギング等の運動中の心拍数の変化を測定する場合、運動の開始から終了までの間で継続して測定することが想定されるため、数十分〜数時間程度測定が行われる。据え置き型の生体情報計測機器(例えば据え置き型の血圧計)であれば、生体情報(血圧の値及び当該値の計測に必要な情報)は数十秒程度の間計測されればよいことが多く、長時間計測は携帯型の大きな特徴と言える。また、本出願人は生体情報計測機器を長時間(狭義には常時)装着し、且つ、多くのセンサーを可能な限り駆動することで「ライフログ」を取得する手法も1つの実施形態として想定している。
この際、生体センサーの数が多いこと、各生体センサーの駆動や生体情報を用いた処理等を可能な限り継続する要求があることを考慮すると、生体情報計測機器の電源管理が大きな問題となる。上述したように、生体情報計測機器は携帯型、ウェアラブル型の機器が想定されるため、生体情報の計測は商用電源(AC電源等)を用いるのではなく、内蔵のバッテリー等を用いることが多い。そのため、省電力を考慮した電源管理を行わなくては、種々のセンサーを有効に且つ長時間駆動させることは難しい。
特許文献1にも、省電力化のための手法は記載されているが、就寝中は特定のセンサーをOFFにするといったシンプルな手法に限定されている。しかしながら、生体情報計測機器に搭載される生体センサーの数が増える一方であるのに対して、ユーザーが本当に関心のある生体情報はその中のほんの一部に限られている場合が多い。
例えば、糖尿病患者であれば、血糖値さえきちんと計測できていればよく、呼吸機能障害患者であれば、動脈血酸素飽和度(SpO2)さえきちんと計測できていればよい。つまり、糖尿病患者であり且つ呼吸機能が正常であるユーザーであれば、血糖値センサー(例えば電磁界の変化或いは光等を用いた侵襲性の低い血糖値モニター)はバッテリー状態によらず高頻度で(狭義には常時)測定を行うことが望ましいが、動脈血酸素飽和度センサー(パルスオキシメーター)はバッテリー残量が少ない等の状況では低消費電力モード或いはOFFにしても問題は生じにくい。逆に呼吸機能障害患者であるが糖尿病ではないユーザーは、パルスオキシメーターは常時動作が望ましく、血糖値モニターは状況に応じて低消費電力モードやOFFにしてもよい。
つまり、各生体センサーがユーザーにとってどれだけ重要であるか、言い換えればどの程度継続して動作させる優先度が高いものであるか、といった観点での処理は、生体情報計測機器に設けられる種々のセンサーの電源管理を行う上で非常に有用であるのに、実測値に基づいて優先度を設定する手法、及び当該優先度を用いて電源管理を行う手法は従来見られなかった。
そこで本出願人は、各生体センサーに対して優先度の情報を設定し、当該優先度を用いた電源管理手法を提案する。具体的には、本実施形態に係る生体情報計測機器100は、図1に示したように、電源状態を表す電源状態情報を取得する電源状態情報取得部110と、複数の生体センサー10からの複数の生体情報を取得する生体情報取得部120と、電源状態情報に基づいて、複数の生体センサー10の電源管理を行う処理部130を含む。そして処理部130は、複数の生体情報の各生体情報に基づいて、複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度(優先度の情報)を設定し、優先度と電源状態情報に基づいて複数の生体センサー10に対する電源管理を実行する。
ここで、電源状態情報とは、電源の状態を表す情報であり、狭義には生体情報計測機器100に含まれるバッテリーのバッテリー残量を表す情報である。或いは、生体情報計測機器100が、AC電源等を用いたバッテリーの充電中でも動作が可能な機器であれば、電源状態情報とは、生体情報計測機器がAC電源で動作しているかバッテリーで動作しているかを表す情報であってもよい。
また、複数の生体センサー10とは、図2に示したように、体温計11、血圧計12、脈拍計13、呼吸計14、パルスオキシメーター15、脈波計16、心電計17等を含んでもよい。体温計11は体温の計測を行うセンサーであり、血圧計12は血圧の計測を行うセンサーである。また脈拍計13は脈拍数(心拍数)の計測を行うセンサーであり、呼吸計14は、呼吸の流量や呼吸抵抗等の計測を行うセンサーである。パルスオキシメーター15は、上述したように動脈血酸素飽和度(SpO2)の計測を行う。脈波計16は、心臓の拍動に伴う末梢血管系内の血圧や体積の変化を計測するセンサーであり、通常指先において測定が行われ、心臓疾患や末梢動脈疾患の診断に用いられる。心電計17は心電図(ECG,Electrocardiogram)を記録するものであり、心臓の電気的活動を記録し、不整脈等の心臓活動の異常の検査に用いられる。ただし、生体センサー10は図1に示したものに限定されず、上記のセンサーの一部を省略したり、上述した血糖値モニター等、上記以外のセンサーを追加する等の変形実施が可能である。また、図1や図2では生体センサー10は生体情報計測機器100に含まれるものとしたがこれに限定されず、生体センサー10が生体情報計測機器100の外部(且つユーザーに装着される位置)に設けられ、有線又は無線のネットワークで生体情報計測機器100と接続されてもよい。
また、電源管理とは、狭義には各生体センサーの動作や、生体情報を用いた処理、その他生体情報計測機器100において行われる各処理において消費される電力の管理を行うものであり、狭義には生体センサー10の動作状態を管理することを表す。また、電源供給の優先度の情報とは、各生体センサーに対して電源を供給する(電力を供給する)か否か、或いは供給する場合であってもその供給度合い(生体センサーの動作レート)をどの程度にするか、といった設定を行う際に用いられる情報である。優先度の情報とは、具体的な数値データである優先度であってもよく、例えばこの場合、優先度の数値が高いセンサーは、優先度の数値が低いセンサーに比べて、より優先的に電力が供給されるものとすればよい。ただし、優先度の情報とは数値データ等で表現される優先度に限定されるものではなく、センサー間の優先度合いの比較が可能な情報であれば他の情報であってもよい。以下の説明では単純に「優先度」と表記するが、当該「優先度」は他の優先度の情報に拡張することが可能である。
このようにすれば、各生体センサーからのセンサー情報を用いて、各生体センサーに対して優先度を設定し、当該優先度を用いて電源管理を行うことが可能になる。よって、実際にユーザーが装着した生体センサーからの生体情報を用いるため、当該ユーザーにとって重要度(優先度)の高い生体センサーを実測値に基づいて決定でき、適切な電源管理を行うことが可能になる。ここでの「適切な電源管理」とは、例えばより重要な(優先度の高い)生体センサーを高頻度で動作させ、重要でない生体センサーを低消費電力モードやOFFに設定する電源管理を言う。
なお、本実施形態では電源管理において電源状態情報を用いるものとしている。通常、バッテリー残量が充分であれば、搭載された全ての生体センサーを動作させたとしても、即座にバッテリー切れ等の問題が発生するとは考えにくい。よって、本実施形態での電源管理とは、狭義にはバッテリー残量が低下した場合に、優先度の低い生体センサーを低消費電力モードやOFFにする処理である。しかし、当該ユーザーにとって重要度が非常に低い生体センサーであれば、当該生体センサーは電源状態によらず動作させる必要性は低い。つまり、バッテリー残量が充分な状態であっても、所定の生体センサーを低消費電力モードやOFFにすることは妨げられず、そのようにすることで生体情報計測機器100の動作時間を長くすることが可能となる。以上を踏まえれば、本実施形態での電源管理とは、バッテリー残量が充分な状態において省電力化を図るものも含まれ、バッテリー残量低下時だけに省電力化を行うものに限定されない。
以下、本実施形態に係る生体情報計測機器100や処理システム200の構成例について説明し、その後本実施形態の処理の詳細を図8(A)、図8(B)のフローチャート等を用いて説明する。
2.システム構成例
図2に本実施形態に係る生体情報計測機器100の詳細な構成例を示す。図2に示したように、生体情報計測機器100は、電源状態情報取得部110と、生体情報取得部120と、処理部130と、生体センサー10と、バッテリー20を含む。ただし、生体情報計測機器100は図2の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
なお、処理部130の機能は、各種プロセッサー(CPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。また、図2には不図示であるが、生体情報計測機器100は生体情報の計測結果等をユーザーに報知する報知部を含んでもよい。報知部での報知態様は種々考えられ、音や音声を発するものであってもよいし、LED等の発光部を光らせるものであってもよいし、振動部を振動させるものであってもよい。また、報知部が種々の表示画面を表示する表示部により実現されてもよく、表示部は液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどにより実現できる。また、生体情報計測機器100は、計測した生体情報や、各生体センサーに設定された優先度等の情報を記憶する記憶部を含んでもよい。記憶部の機能はRAM等のメモリーやHDD(ハードディスクドライブ)などにより実現できる。
生体情報計測機器100の形状は種々考えられるが、例えば図3(A)に示したように、ユーザーの手首に装着されるバンド型或いは腕時計型の機器であってもよい。或いは、表示部等の報知部や、搭載される生体センサー10の数に制限が大きいものの、図3(B)に示したように指に装着される機器であってもよい。また、図3(A)に示したバンド型の生体情報計測機器100を用いるとともに、複数の生体センサー10のうちの一部が図3(B)に示したように指に設けられ、バンド型機器と指装着型機器が連動して動作してもよい。この場合、図3(B)に示したように生体センサー10からの生体情報が、有線ケーブル30により生体情報計測機器100に対して送信される等、複数の機器の間で有線或いは無線により通信を行うことになる。
図4に生体情報計測機器100の詳細な構成例を示す。生体情報計測機器100は、CPU140と、主記憶150と、副記憶160と、バッテリー20と、センサーA〜センサーD(10−A〜10−D)と、を含む。ここで、上述の処理部130はCPU140により実現されてもよい。また、上述した不図示の記憶部は、主記憶150と副記憶160により実現されてもよい。また、センサーA等はそれぞれ何らかの生体情報を取得する生体センサーであり、例えば図2に示した生体センサーのいずれかであってもよい。また、生体情報計測機器100が、生体情報には区分されない情報をセンシングするセンサーを含んでもよい。例えば、加速度センサーやジャイロセンサー、地磁気センサー等を含んでもよい。また、生体情報計測機器100は、通信装置170を含んでもよい。通信装置170は他の機器との通信を行う。例えば、生体センサー10で取得された生体情報を長期間にわたってロギングしたり、当該生体情報に基づいてユーザーの健康に対するアドバイス情報を生成する場合には、記憶容量が大きく、処理速度の速いサーバーシステム等が用いられる場合がある。そのような場合、通信装置170は、生体センサー10が取得した生体情報を、サーバーシステム等に対して送信する。
また、図5に生体情報計測機器100の機能ブロック図を示す。生体情報計測機器100は、電源管理機能と、センサー管理機能と、生体情報センシング機能を含む。生体情報センシング機能は、生体情報のセンシングと、センシングした生体情報のロギングと、ログデータを用いた生体情報の分析を行う。また、電源管理機能は、電源状態情報(狭義にはバッテリー残量)を取得し、センサー管理機能に対して送信する。センサー管理機能は、生体情報の分析結果に基づいてセンサー設定情報を生成する。ここでのセンサー設定情報とは、例えば上述した優先度の情報である。そして、センサー設定情報と、電源状態情報に基づいて、バッテリー残量が低下している場合にはセンサーのON/OFF等の制御を行う。
また、本実施形態の手法は、図6に示したように、生体情報計測機器100に設けられる複数の生体センサー10からの複数の生体情報を受信する受信部210と、生体情報計測機器100の電源管理に用いられる優先度情報を作成する処理部220と、優先度情報を生体情報計測機器に送信する送信部230を含む処理システム200に適用できる。そして処理システム200の処理部220は、複数の生体情報の各生体情報に基づいて、複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための優先度情報を生成する。
このようにすれば、生体情報計測機器100は生体センサー10からの情報の取得と送信を行えばよく、電源管理のための優先度情報を他の機器により生成することが可能になる。この場合、生体情報計測機器100は処理システム200から送信された優先度情報に従って生体センサー10を動作させればよいため、生体情報計測機器100の構成をシンプルなものにでき、消費電力の低減が可能になる。なお、ここでの優先度情報とは、上記の優先度そのものであってもよいし、優先度を設定するための他の情報であってもよい。
図6の処理システム200を含む機器は種々考えられる。例えば、図7に示したように生体情報計測機器100を装着するユーザーが、スマートフォン等の携帯端末装置SPを有する場合には、処理システム200は携帯端末装置SPに含まれるものとしてもよい。この場合、生体情報計測機器100と携帯端末装置SPとの間の通信は、インターネット等のネットワークNWを用いてもよいし、短距離無線通信を用いてもよい。
或いは、図6の処理システム200は、生体情報計測機器100とネットワークNWを介して接続されるサーバーシステムSE(クラウドシステム)に含まれてもよい。このようにすれば、クラウドシステムのスケーラブルな演算リソースや記憶装置を利用することができるため、ウェアラブル機器の限られた演算リソースや記憶装置容量に縛られることなく、より高度で柔軟な処理を実現することができる。
例えば、数年や十数年といった長期間の生体情報を蓄積し、その長期間データを活用することで、ウェアラブル型の生体情報計測機器100単体では不可能なより高度な処理をおこなうことができるようになる。例えば、「最近はすっかりよくなったけれど、10年前まではよく不整脈をおこしていた」という場合であっても、過去の生体情報を蓄積しておき判断することで、「念のため、心電計の優先度も高く設定しておく」というような優先度情報を生成することが可能になる。
また、生体情報の分析処理をより高精度で高付加価値なものに更新することも容易となる。ウェアラブル型の生体情報計測機器100単体の構成の場合、分析処理の更新(分析処理のアルゴリズム、分析処理を行うソフトウェアの更新)をおこなうためには、ユーザーは第1に機器の動作を一旦停止し、第2にネットワークと接続する操作をおこない、第3に分析処理の更新処理を指示し、第4に更新が完了するまで待つ、といった複数のステップを踏む必要がある。しかし、これはユーザーにとって手間であるし、更新処理の間、生体情報のセンシングをおこなえない。
それに対して、クラウドシステムを利用すれば、システムを停止させることなく分析処理を更新することが可能であるから、センシングを途絶えさせることを抑止できる。また、ユーザーは更新に手間をかける必要がなくなるし、意識しない間に処理内容が高度化していく(賢くなっていく)分析処理を利用することができる。
なお、生体情報計測機器100とサーバーシステムSEの間の通信ルートは種々考えられる。例えば、生体情報計測機器100がネットワークNWに直接接続可能な場合であれば、生体情報計測機器100がネットワークNWを介して直接的にサーバーシステムSEと通信をおこなってもよい。或いは、生体情報計測機器100は短距離無線通信等を利用して、まず携帯端末装置SPに対して生体情報を送信し、携帯端末装置SPがネットワークNWを介してサーバーシステムSEに当該生体情報を転送するように、生体情報計測機器100とサーバーシステムSEの間に他の機器を介して通信を行ってもよい。
3.処理の詳細
次に本実施形態の処理の詳細を、図8(A)、図8(B)のフローチャートに沿って説明する。図8(A)に示したように、本実施形態の処理が開始されると、まずバッテリー残量(広義には電源状態情報)が取得される(S101)。そしてバッテリー残量が所定の閾値より小さいか否かの判定を行う(S102)。
そして、バッテリー残量が所定値よりも小さい場合(S102でYesの場合)には、センサー設定情報(優先度)に基づいて、生体センサー10のON/OFFや消費電力モードを変更する(S103)。具体的には、電源状態情報に基づいて、バッテリー残量が所定値以下であると判定された場合に、処理部130は、優先度の高い生体センサーを通常消費電力モードに設定し、優先度の低い生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定する電源管理を行う。ここで低消費電力モードとは、通常消費電力モードに比べて消費電力が小さい動作モードのことであり、例えば、生体センサーの動作レート(単位時間当たりのセンサー情報取得回数)が、通常消費電力モードに比べて低い動作モードである。このようにすれば、バッテリー残量が少ない場合、すなわち生体情報計測機器100の消費電力を低減する要求が強い場合に、優先度が低く当該ユーザーにとってさほど重要ではないと判定された生体センサーの消費電力を低減することが可能になる。その際も、優先度が高く当該ユーザーにとって継続計測が重要であると判定された生体センサーについては、動作を継続させるため、省電力化により必要な情報が取得できなくなるという可能性を抑止できる。S103の処理後、各生体センサーによるセンシングを行う(S104)。
一方、バッテリー残量が所定値以上である場合(S102でNoの場合)には、電力消費を低減する必要性が低いため、S103の処理は行わずにセンシングを行う(S104)。
S104の詳細を示したフローチャートが図8(B)であり、生体センサーから信号値(生体情報)を取得する処理を(S104B)、ONとなっている全てのセンターを対象として行う(S104A)。上述したように、バッテリー残量の状況によっては一部の生体センサーはOFFとなっており、図8(B)で示したようにOFFの生体センサーについては当然生体情報の取得は行われない。なお、図8(A)、図8(B)では生体センサーはON又はOFFの状態だけを示しているが、上述したように動作レートを変更することで消費電力を低減してもよい。その場合、S104では当該動作レートを考慮したセンシングを行ってもよい。例えば、通常消費電力モードの生体センサーについては、S104のステップが10回行われた場合に、10個のセンサー値が取得されるが、動作レートが通常消費電力モードの1/2となる低消費電力モードの生体センサーについては、S104のステップが10回行われた場合に、5個のセンサー値が取得されるといった処理を行ってもよい。つまり図8(B)の処理を、ON、或いは低消費電力モードであって且つ現在が値取得タイミングであれば値を取得し、OFF、或いは低消費電力モードであって且つ現在が値取得タイミングでなければ値の取得をスキップするといったフローに拡張することが可能であり、この点は種々の変形実施が可能である。
センシングが行われたら、センシング結果をロギングし(S105)、ログデータを用いて生体情報の分析を行う(S106)。そして、生体情報に異常があるか否かを判定し(S107)、異常がある場合にはセンサー設定情報の生成(優先度の設定)、或いは更新を行う(S108)。具体的には、処理部130は、複数の生体情報に基づいて、複数の生体センサーにおいて異常値が検出されたか否かの判定処理を行ってもよい。そして複数の生体センサーのうち、第1の生体センサーでは異常値が検出され、第1のセンサーとは異なる第2の生体センサーでは異常値が非検出の場合には、第1の生体センサーの優先度を、第2の生体センサーの優先度よりも高く設定する。
このようにすれば、異常値の検出、非検出に基づいて、生体センサーの優先度を設定することが可能になる。具体的には異常値が検出された場合、ユーザーは当該生体センサーに関連する疾患が疑われる等の状況が想定されるため、当該生体センサーからの生体情報を高頻度で取得して、当該生体情報を注視することになる。一方、異常値が非検出であれば、ユーザーは当該生体センサーに関連する疾患の可能性は低く、当該生体センサーからの生体情報を取得できない(或いは取得レートが低くなる)としても問題は生じにくい。ただし、本実施形態における「異常値」とは、疾患が疑われるか否かに基づいて決定される必要はなく、生体情報に注視する必要性が低い数値範囲を「正常」とし、当該正常な数値範囲を超えた場合に、異常値が検出されたと判定すればよい。例えば、生体センサーの故障が疑われる状況において、真に故障しているか否かを生体情報(センサー値)を分析することで判定する場合も考えられる。その場合、故障疑いのある生体センサーがOFFや低消費電力モードとならないように「正常」、「異常」を決定すればよい。例えば、通常の人間が装着した場合に想定されるセンサー値の数値範囲(この場合、健康なユーザーの数値と、疾患が疑われるユーザーの数値の両方が含まれる)を「正常」とし、それ以外を「異常」としてもよい。
S108の処理後、或いは生体情報に異常がない(S107でNo)の場合には、S101に戻り処理が継続される。
なお、以上の説明では電源状態情報に基づく判定手法はバッテリー残量が所定値より大きいか否かの判定であり、優先度の設定手法は異常値の検出非検出に基づくものであり、生体センサーの動作制御手法は当該優先度が高ければ通常消費電力モード、低ければ低消費電力モード又はOFFにするものとしたが、これらの各手法は種々の変形実施が可能である。
例えば、上述したように、バッテリー残量が充分であっても全ての生体センサーを通常消費電力モードとするのではなく、一部の生体センサーを低消費電力モードやOFFとしてもよい。
また、優先度は高いものと低いものの2段階に限定されるものではなく、3つ以上の段階を用いてもよい。例えば、0〜N(Nを2以上の整数)の整数を優先度として用い、値が大きいほど優先度が高いといった設定が可能である。或いは値を整数に限定する必要もなく、より値の間隔を細かく(連続値に近く)してもよい。その場合、異常値についても検出されたか否かだけでなく、異常の場合どの程度正常な数値範囲を超えているかを判定してもよい。例えば、20〜80が生体情報の正常な数値範囲の場合に、81の場合と150の場合とでは150の方が明らかに異常度合いが高い。つまり、センサー値が81の場合に設定される優先度P81とセンサー値が150の場合に設定される優先度P150を比較した場合に、P150>P81となるように異常値の判定処理及び優先度の設定処理を行えばよい。
或いは、各生体センサーについて、センサー値と優先度を対応付ける関数を用意してもよい。例えば図9(A)に示したように、正常範囲のセンサー値では優先度が低い値(例えば0)となり、正常範囲の上限よりも大きくなるほど、或いは正常範囲の下限よりも小さくなるほど、優先度が高くなる関数を用いてもよい。また、正常範囲の中でも、数値に応じて優先度を変更してもよい。例えば図9(B)に示したような関数を用いてもよい。なお、図9(B)の関数であれば、センサー値が正常範囲内であるか正常範囲外であるかによって処理が変わるわけではない。つまり本実施形態の1つの変形例では、異常値の検出非検出の判定を行わずに、生体情報に基づいて優先度を設定してもよいことになる。
また、図9(A)や図9(B)では左右対称となるグラフを示したがこれには限定されない。例えば、センサー値が正常範囲の下限よりも小さくなることはさほど深刻な事態ではないが、正常範囲の上限よりも大きくなることが非常に深刻な事態を表す場合も考えられる。その場合には、正常範囲の上限より大きいか、下限より小さいかでグラフの傾きや形状が異なる関数を用いてもよい。
また、バッテリー残量についても所定値よりも小さいか否かの2段階で処理を行う必要はなく、3段階以上で処理を行ってもよい。例えば、複数の生体センサーのうち、第1の生体センサーに第1の優先度が設定され、第2の生体センサーに第1の優先度に比べて低い第2の優先度が設定され、第3の生体センサーに第2の優先度に比べて低い第3の優先度が設定された場合に、処理部130は、第1の電源状態では、第1の生体センサー、第2の生体センサー及び第3の生体センサーを通常消費電力モードに設定し、第1の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第2の電源状態では、第1の生体センサー及び第2の生体センサーを通常消費電力モードに設定し、第3の生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定し、第2の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第3の電源状態では、第1の生体センサーを通常消費電力モードに設定し、第2の生体センサー及び第3の生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定する。
これを図示したものが図10である。なお、図10ではON/OFFで示したが、ONを通常消費電力モードに拡張すること、及びOFFを低消費電力モード又はOFFに拡張することができる点は、上述したとおりである。このようにすれば、電源状態についても、3以上の段階を設定して電源管理を行うことが可能になる。具体的には、バッテリー残量が多いほど、ONにしておける生体センサー数が多く、逆にバッテリー残量が少ないほど、省電力の要請が強いことから、ONにしておく生体センサー数を減らしてOFF等にする生体センサー数を増やすことになる。
また、図10の手法を拡張して、電源状態(バッテリー残量)に応じて、ON/OFFの境界となる優先度の閾値を設定することも可能である。具体的には、処理部130は、電源状態情報に基づいて、優先度の閾値を設定し、複数の生体センサーのうち、設定された優先度が閾値よりも大きい生体センサーを通常消費電力モードに設定し、複数の生体センサーのうち、設定された優先度が閾値以下の生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定すればよい。
この処理の一例を図示したものが図11である。図11に示したように、バッテリー残量が多いほど閾値を小さく設定する。このようにすれば、バッテリー残量が多い状態では、優先度の閾値が小さくなるため、設定された優先度が当該閾値より大きくなる生体センサー、すなわちON(通常消費電力モード)に設定されるセンサー数が多くなる。逆に、バッテリー残量が少ない状態では、優先度の閾値が大きくなるため、設定された優先度が当該閾値以下の生体センサー、すなわちOFF(低消費電力モード)に設定されるセンサー数が多くなる。よって、バッテリー残量に応じた適切なセンサー制御が可能になる。
なお、図11ではバッテリー残量の変化に対して閾値が連続的、且つ直線的に変化するものとしたがこれに限定されず、図10の例のように段階的(離散的)に変化させる等、種々の変形実施が可能である。
また、ON(通常消費電力モード)に設定される生体センサー数を基準にして処理を行ってもよい。例えば優先度が非常に高く設定された生体センサー数が多数あった場合、図11等の閾値を用いて各生体センサーの動作を決定すると、バッテリー残量が少ないにもかかわらずONに設定されるセンサー数が多く、消費電力の低減効果が充分でない場合が考えられる。逆に、全ての生体センサーの優先度が低く設定された場合、バッテリー残量の減少時に動作するセンサーがなくなってしまい、省電力化が過剰となることも考えられる。つまり、この電源状態では、ONとなる生体センサー数がM(Mは正の整数)個であるといった条件を追加してもよい。
例えば、図11のように閾値判定を行った結果、ONとなるセンサー数がMより多ければ、そのうちのM個を動作対象として選択すればよい。或いは、優先度の設定段階において、優先度が所与の値(狭義には設定される閾値)以上となるセンサー数をM個に限定してもよい。この場合、各生体センサーに設定される優先度は、当該生体センサーからの生体情報のみで決定されるのではなく、他の生体センサーに設定された優先度の情報(広義には、他の生体センサーからの生体情報や、当該生体情報に基づいて求められる情報)も用いて設定されることになる。
また、以上では電源管理が生体情報計測機器100において行われる例を説明したが、図7等を用いて上述したように、電源管理用の優先度情報をサーバーシステムSE等で生成してもよい。この場合の処理の流れを図12のフローチャートを用いて説明する。
この処理が開始されると、まず生体情報計測機器100(ウェアラブル装置)において、当該生体情報計測機器100のバッテリー残量を取得する(S201)。そして、バッテリー残量が所定値よりも小さいかの判定を行い(S202)、バッテリー残量が所定値以上であれば、センシングを行い(S205)、センシング結果である生体情報をクラウドシステム(サーバーシステムSE等)に送信する(S206)。ここで、S205のセンシング処理は、図8(B)と同様の処理とすればよい。
クラウドシステムでは、S206で送信された生体情報を受信し(S301)、受信した生体情報をロギングする(S302)。さらにログデータを用いて生体情報の分析を行い(S303)、分析結果に基づいて優先度の情報(センサー設定情報)を生成する(S304)。S304の処理後は生体情報計測機器100からの生体情報の送信を待機し、送信が行われたらS301に戻る。
また、生体情報計測機器100において、バッテリー残量が所定値よりも小さい場合(S202でYesの場合)には、クラウドシステムからセンサー設定情報を取得し(S203)、取得したセンサー設定情報に基づいて、生体センサーのON/OFF等の制御を行う(S204)。S203では、S304で生成されたセンサー設定情報の要求をクラウドシステムに対して行い、当該要求に対する返信としてセンサー設定情報を受信すればよい。また、S204の処理後は、S205に移行してセンシングを行う。
なお、本実施形態の生体情報計測機器100、処理システム200等は、その処理の一部または大部分をプログラムにより実現してもよい。この場合には、CPU等のプロセッサーがプログラムを実行することで、本実施形態の生体情報計測機器100、処理システム200等が実現される。具体的には、非一時的な情報記憶媒体に記憶されたプログラムが読み出され、読み出されたプログラムをCPU等のプロセッサーが実行する。ここで、情報記憶媒体(コンピューターにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(DVD、CD等)、HDD(ハードディスクドライブ)、或いはメモリー(カード型メモリー、ROM等)などにより実現できる。そして、CPU等のプロセッサーは、情報記憶媒体に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち、情報記憶媒体には、本実施形態の各部としてコンピューター(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピューターに実行させるためのプログラム)が記憶される。
また、本実施形態の生体情報計測機器100、処理システム200等は、プロセッサーとメモリーを含んでもよい。ここでのプロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)であってもよい。ただしプロセッサーはCPUに限定されるものではなく、GPU(Graphics Processing Unit)、或いはDSP(Digital Signal Processor)等、各種のプロセッサーを用いることが可能である。またプロセッサーはASICによるハードウェア回路でもよい。また、メモリーはコンピューターにより読み取り可能な命令を格納するものであり、当該命令がプロセッサーにより実行されることで、本実施形態に係る生体情報計測機器100、処理システム200等の各部が実現されることになる。ここでのメモリーは、SRAM、DRAMなどの半導体メモリーであってもよいし、レジスターやハードディスク等でもよい。また、ここでの命令は、プログラムを構成する命令セットの命令でもよいし、プロセッサーのハードウェア回路に対して動作を指示する命令であってもよい。
なお、以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また生体情報計測機器100や処理システム200等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 生体センサー、11 体温計、12 血圧計、13 脈拍計、14 呼吸計、
15 パルスオキシメーター、16 脈波計、17 心電計、20 バッテリー、
30 有線ケーブル、100 生体情報計測機器、110 電源状態情報取得部、
120 生体情報取得部、130 処理部、140 CPU、150 主記憶、
160 副記憶、170 通信装置、200 処理システム、210 受信部、
220 処理部、230 送信部、NW ネットワーク、SE サーバーシステム、
SP 携帯端末装置

Claims (8)

  1. 電源状態を表す電源状態情報を取得する電源状態情報取得部と、
    複数の生体センサーからの複数の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記電源状態情報に基づいて、複数の前記生体センサーの電源管理を行う処理部と、
    を含み、
    前記処理部は、
    複数の前記生体情報の各生体情報に基づいて、複数の前記生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定し、前記優先度と前記電源状態情報に基づいて複数の前記生体センサーに対する前記電源管理を実行することを特徴とする生体情報計測機器。
  2. 請求項1において、
    前記処理部は、
    複数の前記生体情報に基づいて、複数の前記生体センサーにおいて異常値が検出されたか否かの判定処理を行い、
    複数の前記生体センサーのうち、第1の生体センサーでは前記異常値が検出され、前記第1のセンサーとは異なる第2の生体センサーでは前記異常値が非検出の場合には、前記第1の生体センサーの前記優先度を、前記第2の生体センサーの前記優先度よりも高く設定することを特徴とする生体情報計測機器。
  3. 請求項1又は2において、
    前記電源状態情報に基づいて、バッテリー残量が所定値以下であると判定された場合に、
    前記処理部は、
    前記優先度の高い前記生体センサーを通常消費電力モードに設定し、前記優先度の低い前記生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定する前記電源管理を行うことを特徴とする生体情報計測機器。
  4. 請求項1において、
    複数の前記生体センサーのうち、第1の生体センサーに第1の優先度が設定され、第2の生体センサーに前記第1の優先度に比べて低い第2の優先度が設定され、第3の生体センサーに前記第2の優先度に比べて低い第3の優先度が設定された場合に、
    前記処理部は、
    第1の電源状態では、前記第1の生体センサー、前記第2の生体センサー及び前記第3の生体センサーを通常消費電力モードに設定し、
    前記第1の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第2の電源状態では、前記第1の生体センサー及び前記第2の生体センサーを前記通常消費電力モードに設定し、前記第3の生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定し、
    前記第2の電源状態に比べてバッテリー残量が少ない第3の電源状態では、前記第1の生体センサーを前記通常消費電力モードに設定し、前記第2の生体センサー及び前記第3の生体センサーを前記低消費電力モード又はオフに設定することを特徴とする生体情報計測機器。
  5. 請求項1において、
    前記処理部は、
    前記電源状態情報に基づいて、前記優先度の閾値を設定し、
    複数の前記生体センサーのうち、設定された前記優先度が前記閾値よりも大きい前記生体センサーを通常消費電力モードに設定し、
    複数の前記生体センサーのうち、設定された前記優先度が前記閾値以下の前記生体センサーを低消費電力モード又はオフに設定することを特徴とする生体情報計測機器。
  6. 生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信する受信部と、
    前記生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を作成する処理部と、
    前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信する送信部と、
    を含み、
    前記処理部は、
    前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための前記優先度情報を生成することを特徴とする処理システム。
  7. 生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信することと、
    前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記生体情報計測機器の電源管理に用いられ、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための優先度情報を生成することと、
    前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信することと、
    を含むことを特徴とする生体情報処理方法。
  8. 生体情報計測機器に設けられる複数の生体センサーからの複数の生体情報を受信する受信部と、
    前記生体情報計測機器の電源管理に用いられる優先度情報を作成する処理部と、
    前記優先度情報を前記生体情報計測機器に送信する送信部として、
    コンピューターを機能させ、
    前記処理部は、
    前記複数の生体情報の各生体情報に基づいて、前記複数の生体センサーの各生体センサーに対しての電源供給の優先度を設定するための前記優先度情報を生成することを特徴とするプログラム。
JP2013271207A 2013-12-27 2013-12-27 生体情報計測機器、生体情報処理方法及びプログラム Expired - Fee Related JP6277716B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013271207A JP6277716B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 生体情報計測機器、生体情報処理方法及びプログラム
US14/576,380 US20150185819A1 (en) 2013-12-27 2014-12-19 Vital information measuring device, processing system, vital information processing method, and program
EP14200054.6A EP2889790A1 (en) 2013-12-27 2014-12-23 Vital information measuring device, processing system, vital information processing method, and program
CN201410822238.2A CN104739374A (zh) 2013-12-27 2014-12-24 生物体信息计测设备、处理系统及生物体信息处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013271207A JP6277716B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 生体情報計測機器、生体情報処理方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015123300A true JP2015123300A (ja) 2015-07-06
JP6277716B2 JP6277716B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=52394040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013271207A Expired - Fee Related JP6277716B2 (ja) 2013-12-27 2013-12-27 生体情報計測機器、生体情報処理方法及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20150185819A1 (ja)
EP (1) EP2889790A1 (ja)
JP (1) JP6277716B2 (ja)
CN (1) CN104739374A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017063946A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士フイルム株式会社 生体センサ制御装置とその作動方法および作動プログラム、並びに生体センサシステム
JP2019503831A (ja) * 2016-08-08 2019-02-14 ウェルビーイングソフト インク. 複数の生体情報を測定する携帯用複合センサー装置および測定方法
JP2019514468A (ja) * 2016-04-22 2019-06-06 ノキア テクノロジーズ オーユー バイタルサインの測定制御
CN110574117A (zh) * 2017-04-28 2019-12-13 通用电气健康护理生物科学股份公司 用于创建可重新配置生物处理工作流程的方法和系统
JP2019536504A (ja) * 2016-10-31 2019-12-19 ライブメトリック (メディカル) エス.エー.Livemetric (Medical) S.A. 圧力センサアレイを用いた血圧信号の取得
JP2020170343A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 カシオ計算機株式会社 制御デバイス、ウェアラブルデバイス、信号処理方法、及びプログラム
JP2021500944A (ja) * 2017-10-26 2021-01-14 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation ウェアラブル・デバイスにおける生理学的感知のためのシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム
WO2021166616A1 (ja) * 2020-02-20 2021-08-26 オムロンヘルスケア株式会社 生体信号測定装置、方法およびプログラム
WO2024089799A1 (ja) * 2022-10-26 2024-05-02 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成システム、制御方法、及びプログラム

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170172421A1 (en) * 2015-12-16 2017-06-22 Nadine L. Dabby Physiological characteristic measurement system
US10483792B2 (en) * 2016-11-04 2019-11-19 Fisher Controls International Llc Methods and apparatus to prevent a false trigger of a shutdown function of a process control component
JPWO2019187833A1 (ja) * 2018-03-29 2021-05-13 ソニーグループ株式会社 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
CN109953748B (zh) * 2019-03-08 2020-08-18 华南理工大学 一种儿童安全手表的传感器分级智能调度系统及方法
JP7431070B2 (ja) * 2020-03-13 2024-02-14 横河電機株式会社 データ管理システム、および、データ管理方法
US11553618B2 (en) * 2020-08-26 2023-01-10 PassiveLogic, Inc. Methods and systems of building automation state load and user preference via network systems activity

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216125A (ja) * 2002-11-19 2004-08-05 Seiko Instruments Inc 生体情報検出端末制御システム
JP2004230152A (ja) * 2003-01-09 2004-08-19 Seiko Instruments Inc 生体情報計測システム
US20060176175A1 (en) * 2005-01-25 2006-08-10 The Regents Of The University Of California Wireless sensing node powered by energy conversion from sensed system
US20080058616A1 (en) * 2006-09-04 2008-03-06 Sharp Kabushiki Kaisha Vital information measuring device, electric power consumption control method, vital information measuring program, and computer-readable storage medium
US20110295560A1 (en) * 2008-12-03 2011-12-01 Trysome Limited Criticality of data
US20130076120A1 (en) * 2011-02-28 2013-03-28 Hamilton Sundstrand Corporation Aircraft emergency power system
US20130217978A1 (en) * 2012-02-16 2013-08-22 Motorola Mobility, Inc. Method and device with customizable power management
JP2015084797A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社東芝 電子機器及び通信制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5746697A (en) * 1996-02-09 1998-05-05 Nellcor Puritan Bennett Incorporated Medical diagnostic apparatus with sleep mode
JP4327825B2 (ja) 2000-03-14 2009-09-09 株式会社東芝 身体装着型生活支援装置および方法
KR100630365B1 (ko) * 2004-06-07 2006-09-29 주식회사 애트랩 휴먼 입력 장치 및 이 장치의 전원 공급 방법
US7559899B2 (en) * 2006-04-12 2009-07-14 Salutron, Inc. Power saving techniques for continuous heart rate monitoring
JP5211910B2 (ja) * 2008-07-23 2013-06-12 オムロンヘルスケア株式会社 生体情報管理システム及び測定器
US20110092780A1 (en) * 2009-10-16 2011-04-21 Tao Zhang Biosensor module with automatic power on capability
JP5513321B2 (ja) * 2010-08-31 2014-06-04 キヤノン株式会社 X線撮影装置
US8948832B2 (en) * 2012-06-22 2015-02-03 Fitbit, Inc. Wearable heart rate monitor

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216125A (ja) * 2002-11-19 2004-08-05 Seiko Instruments Inc 生体情報検出端末制御システム
JP2004230152A (ja) * 2003-01-09 2004-08-19 Seiko Instruments Inc 生体情報計測システム
US20060176175A1 (en) * 2005-01-25 2006-08-10 The Regents Of The University Of California Wireless sensing node powered by energy conversion from sensed system
US20080058616A1 (en) * 2006-09-04 2008-03-06 Sharp Kabushiki Kaisha Vital information measuring device, electric power consumption control method, vital information measuring program, and computer-readable storage medium
US20110295560A1 (en) * 2008-12-03 2011-12-01 Trysome Limited Criticality of data
US20130076120A1 (en) * 2011-02-28 2013-03-28 Hamilton Sundstrand Corporation Aircraft emergency power system
US20130217978A1 (en) * 2012-02-16 2013-08-22 Motorola Mobility, Inc. Method and device with customizable power management
JP2015084797A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社東芝 電子機器及び通信制御方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017063946A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 富士フイルム株式会社 生体センサ制御装置とその作動方法および作動プログラム、並びに生体センサシステム
JP2019514468A (ja) * 2016-04-22 2019-06-06 ノキア テクノロジーズ オーユー バイタルサインの測定制御
US10463258B2 (en) * 2016-04-22 2019-11-05 Nokia Technologies Oy Controlling measurement of one or more vital signs of a living subject
JP2019503831A (ja) * 2016-08-08 2019-02-14 ウェルビーイングソフト インク. 複数の生体情報を測定する携帯用複合センサー装置および測定方法
JP7175509B2 (ja) 2016-10-31 2022-11-21 ライブメトリック (メディカル) エス.エー. 出力血圧信号を得る方法および装置
JP2019536504A (ja) * 2016-10-31 2019-12-19 ライブメトリック (メディカル) エス.エー.Livemetric (Medical) S.A. 圧力センサアレイを用いた血圧信号の取得
CN110574117A (zh) * 2017-04-28 2019-12-13 通用电气健康护理生物科学股份公司 用于创建可重新配置生物处理工作流程的方法和系统
CN110574117B (zh) * 2017-04-28 2024-02-13 思拓凡瑞典有限公司 用于创建可重新配置生物处理工作流程的方法和系统
JP2021500944A (ja) * 2017-10-26 2021-01-14 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation ウェアラブル・デバイスにおける生理学的感知のためのシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム
US11653845B2 (en) 2017-10-26 2023-05-23 International Business Machines Corporation Continuous physiological sensing in energy-constrained wearables
JP7167138B2 (ja) 2017-10-26 2022-11-08 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション ウェアラブル・デバイスにおける生理学的感知のためのシステム、方法、およびコンピュータ・プログラム
JP2020170343A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 カシオ計算機株式会社 制御デバイス、ウェアラブルデバイス、信号処理方法、及びプログラム
JP7031636B2 (ja) 2019-04-03 2022-03-08 カシオ計算機株式会社 電子機器、ウェアラブルデバイス、信号処理方法、及びプログラム
WO2021166616A1 (ja) * 2020-02-20 2021-08-26 オムロンヘルスケア株式会社 生体信号測定装置、方法およびプログラム
WO2024089799A1 (ja) * 2022-10-26 2024-05-02 日本たばこ産業株式会社 エアロゾル生成システム、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6277716B2 (ja) 2018-02-14
CN104739374A (zh) 2015-07-01
US20150185819A1 (en) 2015-07-02
EP2889790A1 (en) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6277716B2 (ja) 生体情報計測機器、生体情報処理方法及びプログラム
US10478131B2 (en) Determining baseline contexts and stress coping capacity
US10390730B1 (en) Methods, systems, and devices for determining a respiration rate
US8172777B2 (en) Sensor-based health monitoring system
JP6881289B2 (ja) 疾患発症リスク予測装置、方法およびプログラム
US20150157278A1 (en) Electronic device, method, and storage medium
US20160331315A1 (en) Systems and Methods for Wearable Health Monitoring
US11191483B2 (en) Wearable blood pressure measurement systems
US11617545B2 (en) Methods and systems for adaptable presentation of sensor data
WO2018128055A1 (ja) ユーザ端末
EP3419519B1 (en) Improving performance of biological measurements in the presence of noise
US11903743B2 (en) Method for providing alert of potential thyroid abnormality
EP3376947A1 (en) Systems and methods for adaptable presentation of sensor data
US11147505B1 (en) Methods, systems and devices for identifying an abnormal sleep condition
JP2015114761A (ja) 情報処理システム、電子機器、方法及びプログラム
EP3419502B1 (en) Stress detection based on sympathovagal balance
JP2016040693A (ja) 疾病予測装置、疾病予測方法、及びプログラム
KR101586729B1 (ko) 생체신호 모니터링 장치 및 시스템, 및 이를 이용한 생체신호 모니터링 방법
JP2020054782A (ja) 生体情報解析装置、生体情報解析方法、および生体情報解析システム
JP2015173684A (ja) 生体情報処理システム、電子機器及び生体情報処理方法
Divya Rani et al. Foot Ulcer and Acute Respiratory Distress Detection System for Diabetic Patients
JP2024063572A (ja) 生体情報処理装置、生体情報処理方法およびプログラム
WO2018128053A1 (ja) ユーザ端末、サーバ、改善提案作成方法および状態データ生成方法
Suresh et al. Health Status of the Human Monitored through Wearable Device
WO2019064358A1 (ja) センサ装置、センシング方法及びプログラム記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6277716

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees