JP2015123092A - 人工股関節用手術器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブローチ2と、ブローチ2に形成された係合穴部6に係合する係合凸部14が形成されたブローチハンドル10と、を備えた人工股関節用手術器具1を対象とする。係合凸部14の外壁には、係合凸部14の突出する方向と交差する方向における一方側から他方側へ向かって互いに近づく一対の凸部側テーパ面15b,15bが形成され、係合穴部6の内壁には、一対の凸部側テーパ面15b,15bに対応する一対の穴部側テーパ面6b,6bが形成されている。ブローチハンドル10は、係合凸部14が係合穴部6に挿入された状態で、係合凸部14を一方側から他方側へ押圧することにより、一対の凸部側テーパ面15b,15bを一対の穴部側テーパ面6b,6bに押圧する押圧機構9、を更に備えている。
【選択図】図7
Description
次に、ブローチシステム1の構成について説明する。上述のように、ブローチシステム1は、ブローチ2と、ブローチハンドル10と、カルカーリーマ30と、を備えている。
図3は、ブローチの形状を説明するための図である。具体的には、図3(A)は、ブローチ2の斜視図であり、図3(B)は、ブローチ2を図3(A)の矢印IIIB方向から見た場合におけるブローチ穴5の形状を示す図であり、図3(C)は、図3(B)のIIIC-IIIC線における断面図であって、ブローチ穴5の断面形状を示す図である。
図4及び図5は、ブローチハンドル10の形状を説明するための図である。具体的には、図4(A)は、ブローチハンドル10の斜視図であり、図4(B)は、ブローチハンドル10を図4(A)の矢印IVB方向から場合における係合凸部14の形状を示す図である。また、図5は、ブローチハンドル10の部分断面図であって、図5(A)は、レバー20が本体部11から引き上げられた状態を示す図、図5(B)は、レバー20が本体部11側へ押し込まれた状態を示す図、である。なお、図5(A)及び(B)において、断面形状が示されている部分以外の部分については、ブローチハンドル10の概形のみを図示している。
ブローチシステム1は、押圧機構9を備えている。押圧機構9は、上述したレバー20と、リンク機構22と、押圧部28とを有している。
図6は、カルカーリーマ30の斜視図である。カルカーリーマ30は、シャフト部31と、リーマ本体部32と、回転軸部33とを有している。
図7から図9は、ブローチシステム1の使用方法について説明するための図である。具体的には、図7は、ブローチハンドル10に対してブローチ2を固定する際における、ブローチハンドル10及びブローチ2の状態を示す斜視図であり、図8は、係合凸部14とブローチ穴5との係合状態を説明するための図であり、図9は、カルカーリーマ30の使用態様を示す図であって、大腿骨100に打ち込まれたブローチ2の回転軸用穴部7に回転軸部33が挿入された状態のカルカーリーマ30を側方から視た図である。図7から図9を参照して、ブローチシステム1の使用方法について詳細に説明する。なお、図8では、図3(B)で図示した面取り部5cの図示を省略している。
以上のように、本実施形態に係るブローチシステム1では、ブローチ穴5にブローチハンドル10の係合凸部14が係合することで、ブローチハンドル10にブローチ2が固定される。そして、術者が、ブローチ2の先端部が大腿骨100の近位端101に当てられた状態で、インパクトプレート13をハンマー等で叩くことにより、ブローチ2が大腿骨100内に打ち込まれる。これにより、人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を大腿骨100に形成することができる。
(1)図10(A)は、変形例に係るブローチのブローチ穴40の形状を示す図であって、図3(B)に対応させて示す図である。上記実施形態では、カルカーリーマ30を備えたブローチシステム1を例示したが、これに限らず、カルカーリーマが省略されたブローチシステムを構成してもよい。この場合、ブローチ穴40の形状を、図10(A)に示すように、図3(B)における回転軸用穴部7を省略した形状であってもよい。なお、この場合、ブローチハンドルの係合凸部の形状は、図10(A)に示すブローチ穴40の形状に対応する形状にすればよい。
2 ブローチ
6 係合穴部
6b 穴部側テーパ面
9 押圧機構
10 ブローチハンドル
11 本体部(ハンドル本体部)
14 係合凸部
15b 凸部側テーパ面
20 カルカーリーマ(平坦化器具)
100 大腿骨
101 (大腿骨の)近位端
Claims (8)
- 大腿骨の近位端に固定される人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を前記大腿骨に形成するために該大腿骨に打ち込まれるブローチと、該ブローチに形成された係合穴部に係合する係合凸部が形成されたハンドル本体部を有するブローチハンドルと、を備えた人工股関節用手術器具であって、
前記係合凸部の外壁には、該係合凸部の突出する方向と交差する方向における一方側から他方側へ向かって互いに近づく一対の凸部側テーパ面が形成され、
前記係合穴部の内壁には、前記一対の凸部側テーパ面に対応する一対の穴部側テーパ面が形成され、
前記ブローチハンドルは、前記係合凸部が前記係合穴部に挿入された状態で、前記係合凸部を、前記一方側から前記他方側へ向かう方向である押圧方向側へ押圧することにより、前記一対の凸部側テーパ面を前記一対の穴部側テーパ面に押圧する押圧機構、を更に備えていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項1に記載の人工股関節用手術器具において、
前記押圧機構は、
前記ハンドル本体部に対して変位する操作部と、
前記操作部が操作されて変位することで、前記係合穴部に挿入された状態の前記係合凸部を、前記係合穴部に対して前記押圧方向側へ押圧する押圧部と、
を有していることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項1又は請求項2に記載の人工股関節用手術器具において、
前記ブローチには、回転軸部を中心として回転することにより前記ステム用穴部の開口周縁部を切削又は研磨して平坦化する平坦化器具が回転可能なように、前記回転軸部が挿入される回転軸用穴部が形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項3に記載の人工股関節用手術器具において、
前記回転軸用穴部及び前記係合穴部は、各該穴部の開口方向から視て該各穴部の内部空間が互いに連通するように形成され、
前記係合凸部は、前記係合穴部に挿入される第1凸部と、前記回転軸用穴部に挿入される第2凸部とが一体化されて形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項4に記載の人工股関節用手術器具において、
前記回転軸用穴部は、前記大腿骨の近位端に打ち込まれた状態の前記ブローチにおける、前記係合穴部よりも人体の内側側に形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項5に記載の人工股関節用手術器具において、
前記回転軸用穴部は、該回転軸用穴部の開口方向から視た場合における、該回転軸用穴部の内壁の円弧を円周の一部とする円の直径が、前記係合穴部における前記一対の穴部側テーパ面の間の距離よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の人工股関節用手術器具において、
前記回転軸用穴部の底部は、前記係合穴部の底部よりも低い位置に形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。 - 請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の人工股関節用手術器具において、
前記回転軸用穴部に挿入される前記回転軸部を有する前記平坦化器具を更に備えていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-12-25 JP JP2013267216A patent/JP6235331B2/ja active Active
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