JP2015123092A - 人工股関節用手術器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブローチを高い把持力で把持可能なブローチハンドルを備えた人工股関節用手術器具を提供する。
【解決手段】ブローチ2と、ブローチ2に形成された係合穴部6に係合する係合凸部14が形成されたブローチハンドル10と、を備えた人工股関節用手術器具1を対象とする。係合凸部14の外壁には、係合凸部14の突出する方向と交差する方向における一方側から他方側へ向かって互いに近づく一対の凸部側テーパ面15b,15bが形成され、係合穴部6の内壁には、一対の凸部側テーパ面15b,15bに対応する一対の穴部側テーパ面6b,6bが形成されている。ブローチハンドル10は、係合凸部14が係合穴部6に挿入された状態で、係合凸部14を一方側から他方側へ押圧することにより、一対の凸部側テーパ面15b,15bを一対の穴部側テーパ面6b,6bに押圧する押圧機構9、を更に備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、大腿骨に人工股関節を固定するための人工股関節用手術器具に関する。
従来より、股関節手術の際に用いられ、大腿骨の髄腔に穴をあけるためのブローチと、ブローチを所望の状態で把持するブローチハンドルと、を備えたブローチシステム(人工股関節手術用器具)が知られている。このような人工股関節用手術器具として、例えば特許文献1には、先端の突起が上下に開き、内側から板バネの力により前記突起がブローチ内部に押し付けられることによりブローチを把持可能なブローチハンドルが開示されている。
特開2002−191610号公報
ところで、上記特許文献1に開示されるブローチハンドルでは、左右方向(板バネが突起を付勢する方向に垂直な方向)について、寸法公差等によりブローチががたつく可能性がある。また、板バネの弾性力が低下すると、ブローチの把持力が低下してしまう。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、ブローチを高い把持力で把持可能なブローチハンドルを備えた人工股関節用手術器具を提供することである。
(1)上記目的を達成するための本発明のある局面に係る人工股関節用手術器具は、大腿骨の近位端に固定される人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を前記大腿骨に形成するために該大腿骨に打ち込まれるブローチと、該ブローチに形成された係合穴部に係合する係合凸部が形成されたハンドル本体部を有するブローチハンドルと、を備えた人工股関節用手術器具であって、前記係合凸部の外壁には、該係合凸部の突出する方向と交差する方向における一方側から他方側へ向かって互いに近づく一対の凸部側テーパ面が形成され、前記係合穴部の内壁には、前記一対の凸部側テーパ面に対応する一対の穴部側テーパ面が形成され、前記ブローチハンドルは、前記係合凸部が前記係合穴部に挿入された状態で、前記係合凸部を、前記一方側から前記他方側へ向かう方向である押圧方向側へ押圧することにより、前記一対の凸部側テーパ面を前記一対の穴部側テーパ面に押圧する押圧機構、を更に備えている。
この構成では、ブローチの係合穴部にブローチハンドルの係合凸部が係合することで、ブローチハンドルにブローチが固定される。そして、術者が、ブローチの先端部が大腿骨の近位端に当てられた状態で、ブローチハンドルをハンマー等で叩くことにより、ブローチが大腿骨内に打ち込まれる。これにより、人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を大腿骨に形成することができる。
そして、この構成では、係合凸部を係合穴部に挿入した状態で押圧機構が係合凸部を押圧することにより、係合凸部に形成された一対の凸部側テーパ面のそれぞれが、係合穴部に形成された一対の穴部側テーパ面のそれぞれを押圧する。このとき、係合凸部は、係合穴部に対して楔状に挿入された状態となる。これにより、係合凸部と係合穴部とが強固に固定されるため、ブローチがブローチハンドルによって高い把持力で把持される。
従って、上述の構成によれば、ブローチを高い把持力で把持可能なブローチハンドルを備えた人工股関節用手術器具を提供できる。
(2)好ましくは、前記押圧機構は、前記ハンドル本体部に対して変位する操作部と、前記操作部が操作されて変位することで、前記係合穴部に挿入された状態の前記係合凸部を、前記係合穴部に対して前記押圧方向側へ押圧する押圧部と、を有している。
この構成では、操作部を操作することにより、係合穴部に挿入された状態の係合凸部を、係合穴部に対して押圧部によって押圧することができる。これにより、ブローチハンドルに対してブローチを強固に固定することができる。
(3)好ましくは、前記ブローチには、回転軸部を中心として回転することにより前記ステム用穴部の開口周縁部を切削又は研磨して平坦化する平坦化器具が回転可能なように、前記回転軸部が挿入される回転軸用穴部が形成されている。
この構成では、ブローチが大腿骨に打ち込まれてステム用穴部が形成された後、その状態におけるブローチの回転軸用穴部に回転軸部を挿入し、該回転軸部を中心として平坦化器具を回転することにより、ステム用穴部の開口周縁部を平坦化できる。すなわち、この構成によれば、平坦化器具を用いる際に、該平坦化器具の回転軸部を回転自在に支持する他の部材(例えば、ブローチに取り付けられるアダプター等)が必要なくなる。従って、ブローチシステムを構成する部品の点数を少なくできる。また、この構成によれば、ステム用穴部の開口周縁部に所望の傾斜角度を有する平坦面を容易に形成することが可能になる。
(4)更に好ましくは、前記回転軸用穴部及び前記係合穴部は、各該穴部の開口方向から視て該各穴部の内部空間が互いに連通するように形成され、前記係合凸部は、前記係合穴部に挿入される第1凸部と、前記回転軸用穴部に挿入される第2凸部とが一体化されて形成されている。
この構成では、2つの凸部(第1凸部及び第2凸部)を一体化することにより係合凸部を形成することができるため、限られたスペース内で効率良く係合凸部を大きくすることができる。これにより、係合凸部を破損しにくい形状にできる。
(5)更に好ましくは、前記回転軸用穴部は、前記大腿骨の近位端に打ち込まれた状態の前記ブローチにおける、前記係合穴部よりも人体の内側側に形成されている。
この構成では、平坦化器具を、大腿骨の近位端における人体の内側側(ないそくがわ)で回転させることができる。これにより、平坦化器具をブローチから取り外すことなく、且つ平坦化器具と大転子との干渉を避けた状態で、大腿骨近位端の内側側の部分を平坦化できる。従って、大腿骨近位端の内側側に削り残しが発生せず、大腿骨近位端を全体的に容易に平坦化できる。
(6)更に好ましくは、前記回転軸用穴部は、該回転軸用穴部の開口方向から視た場合における、該回転軸用穴部の内壁の円弧を円周の一部とする円の直径が、前記係合穴部における前記一対の穴部側テーパ面の間の距離よりも大きくなるように形成されている。
この構成では、限られたスペース内で効率良く平坦化器具の回転軸部の外径を大きくすることができるため、平坦化器具の回転軸部を破損しにくい形状にできる。
(7)好ましくは、前記回転軸用穴部の底部は、前記係合穴部の底部よりも低い位置に形成されている。
この構成によると、回転軸用穴部の周壁における、該回転軸用穴部の底部側の部分には、軸直角断面が円形状となる円周壁が形成されることになる。これにより、当該円周壁で回転軸部の外周を囲んだ状態で平坦化器具を回転できるため、平坦化器具の回転軸部ががたつくことなく、平坦化器具をスムーズに回転することができる。
(8)好ましくは、前記人工股関節用手術器具は、前記回転軸用穴部に挿入される前記回転軸部を有する前記平坦化器具を更に備えている。
この構成では、ステム用穴部の開口周縁部を平坦化する平坦化器具を備えた人工股関節用手術器具を提供できる。
本発明によると、ブローチを高い把持力で把持可能なブローチハンドルを備えた人工股関節用手術器具を提供できる。
本発明の実施形態に係るブローチシステムのうち、ブローチ及びブローチハンドルの使用態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るブローチシステムのうち、カルカーリーマの使用態様を示す図である。 ブローチの形状を説明するための図であって、図3(A)は、ブローチの斜視図、図3(B)は、図3(A)の矢印IIIB方向から場合におけるブローチ穴の形状を示す図、図3(C)は、図3(B)のIIIC-IIIC線における断面図であって、ブローチ穴の断面形状を示す図である。 ブローチハンドルの形状を説明するための図であって、図4(A)は、ブローチハンドルの斜視図、図4(B)は、図4(A)の矢印IVB方向から場合における係合凸部の形状を示す図である。 ブローチハンドルの部分断面図であって、図5(A)は、レバーが引き上げられた状態を示す図、図5(B)は、レバーが押し込まれた状態を示す図、である。 カルカーリーマの斜視図である。 ブローチハンドルに対してブローチを固定する際における、ブローチハンドル及びブローチの状態を示す斜視図である。 係合凸部とブローチ穴との係合状態を説明するための図である。 カルカーリーマの使用態様を示す図であって、大腿骨に打ち込まれたブローチの回転軸用穴部に回転軸部が挿入された状態のカルカーリーマを側方から視た図である。 (A)〜(C)は、それぞれ、変形例に係るブローチ穴の形状を示す図であって、ブローチ穴を開口方向から視た図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。本発明は、大腿骨に人工股関節を固定するためのブローチシステム(人工股関節用手術器具)に広く適用できる。
図1及び図2は、本実施形態に係るブローチシステム1(人工股関節用手術器具)の使用態様を説明するための図である。本実施形態に係るブローチシステム1は、図1及び図2に示すように、ブローチ2と、ブローチハンドル10と、カルカーリーマ30(平坦化器具)と、を備えている。図1では、ブローチシステム1のうち、ブローチ2及びブローチハンドル10の使用態様が図示されており、図2では、ブローチシステム1のうち、カルカーリーマ30の使用態様が図示されている。
図1及び図2を参照して、まず、ブローチシステム1の使用方法の概略について先に説明する。ブローチシステム1は、大腿骨100の近位端101に、人工股関節のステム(図示省略)を取り付けるためのステム用穴部を形成するために用いられる。このとき、ブローチ2が大腿骨100に打ち込まれ、該ブローチ2が大腿骨100から抜き取られることにより形成された穴部が、ステム用穴部として用いられる。ブローチシステム1は、大転子が切除された骨切り部102に、ブローチ2を挿入するための仮穴が形成された状態の大腿骨100に対して用いられる。
まず、術者は、ブローチハンドル10にブローチ2を係合させ、その状態でブローチ2の先端部を骨切り部102の仮穴の開口部に当接させる。次に、術者は、その状態でブローチハンドル10の後端部(ブローチハンドル10におけるブローチ2が係合している側と反対側の部分)をハンマー等で叩く。これにより、ブローチ2が、仮穴を切削しながら髄腔内に挿入され(図1参照)、髄腔内にステム用穴部が形成される。
次に、術者は、ステム用穴部の開口周縁部を、カルカーリーマ30によって切削する(図2参照)。これにより、当該開口周縁部を平坦化できる。そして、術者は、髄腔内からブローチ2を抜去し、ステム用穴部にステムを挿入して固定する。これにより、大腿骨100に、人工股関節のステムを取り付けることができる。
[ブローチシステムの構成]
次に、ブローチシステム1の構成について説明する。上述のように、ブローチシステム1は、ブローチ2と、ブローチハンドル10と、カルカーリーマ30と、を備えている。
[ブローチの構成]
図3は、ブローチの形状を説明するための図である。具体的には、図3(A)は、ブローチ2の斜視図であり、図3(B)は、ブローチ2を図3(A)の矢印IIIB方向から見た場合におけるブローチ穴5の形状を示す図であり、図3(C)は、図3(B)のIIIC-IIIC線における断面図であって、ブローチ穴5の断面形状を示す図である。
ブローチ2は、例えば、生体埋植用に医療機器としての認可承認を得た金属材料によって形成されている。ブローチ2は、ブローチ本体3と、ブローチ本体3の外周面に形成された複数の刃部4とを有している。ブローチ2は、基端部2aから先端部2bへ向かって先細りとなるように、且つ、側方(図3(A)における矢印A方向)から視た形状が、略円弧状となるように形成されている。なお、以下では、図3(A)の矢印A方向から視た場合における左側の部分を、ブローチの内側と称し、右側の部分を、ブローチの外側と称する(図3(A)参照)。
図3(A)から(C)に示すように、ブローチ2には、ブローチ穴5が形成されている。ブローチ穴5は、ブローチ2における基端部2a側の端面2cに形成された有底穴である。ブローチ穴5は、図3(B)に示すような略鍵穴形状となっている。具体的には、ブローチ穴5は、該ブローチ穴5の開口側から視た形状が、略矩形状の部分5a及び略円形状の部分5bにおけるそれぞれの内部空間が、互いに連通するような形状となっている。ブローチ穴5では、略円形状の部分5bがブローチ2の内側に形成され、略矩形状の部分5aがブローチの外側に形成される。
ブローチ穴5に形成された上記略矩形状の部分5aは、係合穴部6として設けられている。係合穴部6には、詳しくは後述するブローチハンドル10の係合凸部14が係合する。
係合穴部6の内壁には、第1内壁面6aと、一対の穴部側テーパ面6b,6bとが形成されている。第1内壁面6aは、図3(B)に示すように、ブローチ穴5における略円形状の部分5bと対向する面として設けられている。
一対の穴部側テーパ面6b,6bは、第1内壁面6aから略円形状の部分5b側へ向かって互いに徐々に近づくように延びる一対の平坦面で構成されている。各穴部側テーパ面6bは、詳しくは後述するが、ブローチハンドル10の係合凸部14に形成された一対の凸部側テーパ面15b,15bのそれぞれに対応する。
また、ブローチ穴5に形成された上記円形状の部分5bは、回転軸用穴部7として設けられている。回転軸用穴部7の内壁には、該回転軸用穴部7の開口方向(図3(A)の矢印IIIB方向)から視て円弧状に形成された内周壁7aが形成されている。この内周壁7aは、図3(A)の矢印IIIB方向から視た場合における該内周壁7aの円弧を円周の一部とする円の直径Dが、一対の穴部側テーパ面6b,6bの間の距離Dよりも大きくなるように形成されている。また、前記直径Dは、詳しくは後述するカルカーリーマ30の回転軸部33の外径よりも僅かに大きい。すなわち、回転軸用穴部7は、カルカーリーマ30の回転軸部33が該回転軸用穴部7に挿通した状態で回転可能に形成されている。
また、ブローチ穴5では、回転軸用穴部7の底部7bが、係合穴部6の底部6cよりも深い位置に形成されている。すなわち、回転軸用穴部7の周壁において、該回転軸用穴部7の底部7b側の部分には、軸直角断面が円形状となる円周壁7cが形成されている。この円周壁7cの外径は、上述した直径Dと同じである。なお、ブローチ穴5の開口周縁部には、面取り部5cが形成されている。
ブローチ2は、図1に示すように、該ブローチ2の内側の部分が人体の内側側となるように、大腿骨100に打ち込まれる。すなわち、大腿骨100に打ち込まれた状態のブローチ2では、係合穴部6が外側側に位置し、回転軸用穴部7が内側側に位置する。
なお、ブローチ2の基端部2aには、段差部8が形成されている。この段差部8には、ネックトライアル(図示省略)の凸部が係合する。これにより、大腿骨100に打ち込まれた状態におけるブローチ2にネックトライアルを固定する際、ブローチ2に対するネックトライアルの位置決めを容易に行うことができるとともに、ブローチ2に対するネックトライアルの回転を防止することができる。
[ブローチハンドルの構成]
図4及び図5は、ブローチハンドル10の形状を説明するための図である。具体的には、図4(A)は、ブローチハンドル10の斜視図であり、図4(B)は、ブローチハンドル10を図4(A)の矢印IVB方向から場合における係合凸部14の形状を示す図である。また、図5は、ブローチハンドル10の部分断面図であって、図5(A)は、レバー20が本体部11から引き上げられた状態を示す図、図5(B)は、レバー20が本体部11側へ押し込まれた状態を示す図、である。なお、図5(A)及び(B)において、断面形状が示されている部分以外の部分については、ブローチハンドル10の概形のみを図示している。
図4及び図5に示すように、ブローチハンドル10は、本体部11(ハンドル本体部)と、レバー20(操作部)と、リンク機構22とを有し、これらが組み合わされることにより形成されている。
本体部11は、直線部12と、インパクトプレート13と、係合凸部14とを有している。
直線部12は、直線状に形成された部材である。直線部12には、該直線部12が延びる方向と同じ方向に延びる第1スリット部12a(図5(A)及び(B)参照)が形成されている。当該第1スリット部12aには、リンク機構22が収容される。
インパクトプレート13は、やや肉厚な板状に形成された部材であって、直線部12における一端側(後端側)の部分に取り付けられている。インパクトプレート13は、ブローチハンドル10に係合されたブローチ2を大腿骨100に打ち込むために、ハンマー等によって打たれる部分である。
係合凸部14は、直線部12における先端側(直線部12における、インパクトプレート13が取り付けられている部分と反対側)に、該直線部12と一体に形成されている。係合凸部14は、直線部12における先端側から突出するように形成されている。
係合凸部14は、ブローチ2のブローチ穴5に挿入可能な大きさに形成されている。具体的には、係合凸部14は、図4(B)等に示すように、ブローチ穴5の係合穴部6に挿入される部分である第1凸部15と、ブローチ穴5の回転軸用穴部7に挿入される部分である第2凸部16と、を有し、これらが一体に形成されている。
第1凸部15の外壁には、第1外壁面15aと、一対の凸部側テーパ面15b,15bとが形成されている。第1外壁面15aは、係合凸部14がブローチ穴5に挿入された状態において、ブローチ穴5の第1内壁面6aと対向する面として設けられている。
第1外壁面15aには、該第1外壁面15aと直線部12との間に跨って延びる第2スリット部17が形成されている。第2スリット部17には、詳しくは後述する第2リンク部材24の突出部24cが収容されている。
一対の凸部側テーパ面15b,15bは、第1外壁面15aから第2凸部16側へ向かって互いに徐々に近づくように延びる一対の平坦面で構成されている。各凸部側テーパ面15bは、ブローチ穴5に形成された一対の穴部側テーパ面6b,6bのそれぞれに対応する。
第2凸部16は、略円柱状に形成された部分であって、ブローチ穴5の回転軸用穴部7に挿入可能な大きさに形成されている。
レバー20は、第1連結ピン21を介して本体部11に対して回動自在に連結されている。レバー20は、力点部分20aと、支点部分20bと、作用点部分(図示省略)とを有し、これらが一体に形成されている。
力点部分20aは、細長い略板状に形成され、術者によって操作される部分として設けられている。力点部分20aは、第1スリット部12aの外側に配置されている。力点部分20aは、術者によって把持されて、レバー20を押し込んだり引き上げたりするための把持部20aとして機能する。
支点部分20b及び作用点部分は、ともに第1スリット部12a内に収容されている。支点部分20bは、第1連結ピン21によって、直線部12におけるインパクトプレート13側の部分に回動自在に連結される部分として設けられている。作用点部分は、リンク機構22の第1リンク部材23の一端側が連結される部分として設けられている。
リンク機構22は、第1スリット部12a内に収容されている。リンク機構22は、第1リンク部材23及び第2リンク部材24有している。リンク機構22は、レバー20が操作されることにより、第2リンク部材24に形成された突出部24cが本体部11から進退するように構成されている。
第1リンク部材23は、図5においてはその一部のみが図示されているが、略直線状に形成され、直線部12に沿って延びるように第1スリット部12a内に収容されている。第1リンク部材23の一端部(インパクトプレート13側の端部)は、第2連結ピン(図示省略)によって、レバー20の作用点部分に対して回動自在に連結されている。一方、第1リンク部材23の他端部(係合凸部14側の端部)は、第3連結ピン(図示省略)によって、第2リンク部材24に回動自在に連結されている。
第2リンク部材24は、図5においてはその一部のみが図示されているが、一方向にやや長い片状に形成され、第1スリット部12aにおける係合凸部14側の部分に収容されている。
第2リンク部材24の一端部は、力点部分(図示省略)として設けられ、上述のように、第3連結ピンによって、第1リンク部材23の他端部に回動自在に連結されている。
第2リンク部材24の長手方向における中途部分は、支点部分24bとして設けられ、第4連結ピン27によって、直線部12における係合凸部14側の部分に回動自在に連結されている。
第2リンク部材24の他端部は、作用点部分24cとして設けられている。この作用点部分24cは、支点部分24bから突出する上記突出部24cで構成されている。また、この作用点部分24cは、ブローチ穴5に挿入された状態の係合凸部14を、該ブローチ穴5における回転軸用穴部7側(押圧方向側)へ押圧するための押圧部28として設けられている。
[押圧機構の構成及び動作]
ブローチシステム1は、押圧機構9を備えている。押圧機構9は、上述したレバー20と、リンク機構22と、押圧部28とを有している。
押圧機構9は、術者によってレバー20の把持部20aが操作されることにより動作する。具体的には、押圧機構9では、レバー20の把持部20aが引き上げられると第1リンク部材23の後端部も引き上げられる。そうなると、第2リンク部材24は、支点部分24bを中心として、図5における時計回り方向に回動するため、押圧部28(作用点部分24c,突出部24c)が第1スリット部12a内に収容されて退避する(図5(A)参照)。
一方、押圧機構9では、レバー20の把持部20aが押し込まれると第1リンク部材23の後端部も第1スリット部12a内へ押し込まれる。そうなると、第2リンク部材24は、支点部分24bを中心として、図5における反時計回り方向に回動するため、押圧部28が第1スリット部12a内から外部へ露出するように進出する(図5(B)参照)。これにより、係合凸部14がブローチ穴5に挿入された状態において上述のようにレバー20が押し込まれると、係合凸部14がブローチ穴5における押圧方向側へ押圧され、係合凸部14がブローチ穴5に対して強固に固定される。
[カルカーリーマの構成]
図6は、カルカーリーマ30の斜視図である。カルカーリーマ30は、シャフト部31と、リーマ本体部32と、回転軸部33とを有している。
シャフト部31及びリーマ本体部32は、例えば金属材料によって一体に形成される。シャフト部31は、丸棒状に形成された部分である。リーマ本体部32は、シャフト部31と同心状に配置された略円板状に形成された部分であって、シャフト部31における一端側の部分に設けられている。リーマ本体部32には、シャフト部31の軸方向における該シャフト部31と反対側に突き出る複数の刃部32aが形成されている。
回転軸部33は、丸棒状に形成された部材である。回転軸部33は、リーマ本体部32の中心軸を貫通してシャフト部31の軸方向における中途部分まで延びる嵌合穴に圧入されることにより、シャフト部31及びリーマ本体部32に対して固定される。回転軸部33の外径は、ブローチ2に形成された回転軸用穴部7の直径Dよりも僅かに小さい。これにより、カルカーリーマ30は、回転軸部33が回転軸用穴部7に挿通した状態において、ブローチ2に対して回転可能となる。
[ブローチシステムの使用方法]
図7から図9は、ブローチシステム1の使用方法について説明するための図である。具体的には、図7は、ブローチハンドル10に対してブローチ2を固定する際における、ブローチハンドル10及びブローチ2の状態を示す斜視図であり、図8は、係合凸部14とブローチ穴5との係合状態を説明するための図であり、図9は、カルカーリーマ30の使用態様を示す図であって、大腿骨100に打ち込まれたブローチ2の回転軸用穴部7に回転軸部33が挿入された状態のカルカーリーマ30を側方から視た図である。図7から図9を参照して、ブローチシステム1の使用方法について詳細に説明する。なお、図8では、図3(B)で図示した面取り部5cの図示を省略している。
まず、術者は、ブローチハンドル10にブローチ2を係合させる。具体的には、術者は、ブローチハンドル10のレバー20を引き上げた状態で、ブローチハンドル10の係合凸部14をブローチ穴5に挿入する(図7参照)。なお、レバー20を引き上げた状態では、第2リンク部材24の押圧部28は、第2スリット部17側に退避して該第2スリット部17内に収容された状態になる(図5(A)参照)。
次に、術者は、レバー20を、ブローチハンドル10の本体部11側へ押し込む。そうすると、押圧部28が、ブローチ穴5の第1内壁面6aを押圧するため、係合凸部14がブローチ穴5に対して押圧方向(図8の白抜き矢印方向)へ押圧される。これにより、係合凸部14における一対の凸部側テーパ面15b,15bのそれぞれが、ブローチ穴5における一対の穴部側テーパ面6b,6bのそれぞれを押圧する(図8参照)。すなわち、係合凸部14及びブローチ穴5は、それぞれに形成された一対のテーパ面6b,15b同士が面接触した状態で互いに対して押圧し合うことにより、互いに対して固定される。これにより、係合凸部14とブローチ穴5とを広範囲に亘って接触した状態で互いに対して押圧できるため、ブローチハンドル10に対してブローチ2を強固に固定することができる。
次に、術者は、ブローチハンドル10に固定された状態のブローチ2の先端部2bを、大腿骨100の骨切り部102に仮穴の開口部に当接させ、その状態でブローチハンドル10のインパクトプレート13をハンマー等で叩く。これにより、ブローチ2が、仮穴を切削しながら髄腔内に挿入され(図1参照)、髄腔内にステム用穴部が形成される。
次に、術者は、ブローチハンドル10のレバー20を引き上げ、ブローチハンドル10とブローチ2との係合を解除した後、ブローチハンドル10を、髄腔内に挿入された状態のブローチ2から引き抜く。
次に、術者は、ブローチ2の回転軸用穴部7にカルカーリーマ30の回転軸部33を挿入することにより、カルカーリーマ30のリーマ本体部32を骨切り部102に対してセットする(図9参照)。術者は、この状態で、リーマドライバー(図示省略)等によってカルカーリーマ30を回転させる。このとき、カルカーリーマ30は、回転軸部33の外周面が回転軸用穴部7の内周壁7a及び円周壁7cに対して摺動しながら回転することにより、骨切り部102に対して回転する。これにより、骨切り部102の表面を切削して平坦状にすることができる。
そして、術者は、髄腔内からブローチ2を抜去し、ステム用穴部にステムを挿入して固定する。これにより、大腿骨100に、人工股関節のステムを取り付けることができる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係るブローチシステム1では、ブローチ穴5にブローチハンドル10の係合凸部14が係合することで、ブローチハンドル10にブローチ2が固定される。そして、術者が、ブローチ2の先端部が大腿骨100の近位端101に当てられた状態で、インパクトプレート13をハンマー等で叩くことにより、ブローチ2が大腿骨100内に打ち込まれる。これにより、人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を大腿骨100に形成することができる。
そして、ブローチシステム1では、係合凸部14をブローチ穴5に挿入した状態で押圧機構9が係合凸部14を押圧することにより、係合凸部14に形成された一対の凸部側テーパ面15b,15bのそれぞれが、係合穴部6に形成された一対の穴部側テーパ面6b,6bのそれぞれを押圧する。このとき、係合凸部14は、係合穴部6に対して楔状に挿入された状態となる。これにより、係合凸部14と係合穴部6とが強固に固定されるため、ブローチ2がブローチハンドル10によって高い把持力で把持される。
従って、ブローチシステム1では、ブローチ2を高い把持力で把持可能なブローチハンドル10を備えたブローチシステムを提供できる。
また、ブローチシステム1では、レバー20を操作することにより、係合穴部6に挿入された状態の係合凸部14を、係合穴部6に対して押圧部28によって押圧することができる。これにより、ブローチハンドル10に対してブローチ2を強固に固定することができる。
また、ブローチシステム1では、ブローチ2が大腿骨100に打ち込まれてステム用穴部が形成された後、その状態におけるブローチ2の回転軸用穴部7に回転軸部33を挿入し、該回転軸部33を中心としてカルカーリーマ30を回転することにより、ステム用穴部の開口周縁部を平坦化できる。すなわち、ブローチシステム1によれば、カルカーリーマ30を用いる際に、該カルカーリーマ30の回転軸部33を回転自在に支持する他の部材(例えば、ブローチに取り付けられるアダプター等)が必要なくなる。従って、ブローチシステムを構成する部品の点数を少なくできる。また、ブローチシステム1では、ステム用穴部の開口周縁部に所望の傾斜角度を有する平坦面を容易に形成することが可能になる。
また、ブローチシステム1では、2つの凸部(第1凸部15及び第2凸部16)を一体化することにより係合凸部14を形成することができるため、限られたスペース内で効率良く係合凸部14を大きくすることができる。これにより、係合凸部14を破損しにくい形状にできる。
また、ブローチシステム1では、回転軸用穴部7は、大腿骨100の近位端101に打ち込まれた状態のブローチ2における、係合穴部6よりも人体の内側側に形成されている。こうすると、カルカーリーマ30を、大腿骨100の近位端101における人体の内側側で回転させることができる。これにより、カルカーリーマ30をブローチ2から取り外すことなく、且つカルカーリーマ30と大転子との干渉を避けた状態で、大腿骨100の近位端101の内側側の部分を平坦化できる。従って、大腿骨100の近位端101の内側側に削り残しが発生せず、大腿骨近位端を全体的に容易に平坦化できる。
また、ブローチシステム1では、回転軸用穴部7は、該回転軸用穴部7の開口方向から視た場合における、該回転軸用穴部7の内周壁7aの円弧を円周の一部とする円の直径Dが、係合穴部6における一対の穴部側テーパ面6b,6bの間の距離Dよりも大きくなるように形成されている。こうすると、限られたスペース内で効率良くカルカーリーマ30の回転軸部33の外径を大きくすることができるため、カルカーリーマ30の回転軸部33を破損しにくい形状にできる。
また、ブローチシステム1では、回転軸用穴部7の底部7bが、係合穴部6の底部6cよりも深い位置に形成されている。すなわち、回転軸用穴部7の周壁における底部7b側の部分には、軸直角断面が円形状となる円周壁7cが形成されている。これにより、円周壁7cで回転軸部33の外周を囲んだ状態でカルカーリーマ30を回転できるため、カルカーリーマ30の回転軸部33ががたつくことなく、カルカーリーマ30をスムーズに回転することができる。
また、ブローチシステム1では、ステム用穴部の開口周縁部を平坦化するカルカーリーマ30を備えた人工股関節用手術器具を提供できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。例えば、次のように変更して実施してもよい。
[変形例]
(1)図10(A)は、変形例に係るブローチのブローチ穴40の形状を示す図であって、図3(B)に対応させて示す図である。上記実施形態では、カルカーリーマ30を備えたブローチシステム1を例示したが、これに限らず、カルカーリーマが省略されたブローチシステムを構成してもよい。この場合、ブローチ穴40の形状を、図10(A)に示すように、図3(B)における回転軸用穴部7を省略した形状であってもよい。なお、この場合、ブローチハンドルの係合凸部の形状は、図10(A)に示すブローチ穴40の形状に対応する形状にすればよい。
(2)図10(B)は、変形例に係るブローチのブローチ穴41の形状を示す図であって、図3(B)に対応させて示す図である。上記実施形態では、回転軸用穴部7における直径Dが、一対の穴部側テーパ面6b,6bの距離Dより大きくなっているが、これに限らず、図10(B)に示すように、回転軸用穴部42における直径Dを、一対の穴部側テーパ面6b,6bの距離Dより小さくしてもよい。
(3)図10(C)は、変形例に係るブローチのブローチ穴43の形状を示す図であって、図3(B)に対応させて示す図である。上記実施形態では、係合穴部6と回転軸用穴部7との内部空間のそれぞれが互いに連通するようなブローチ穴5を形成したが、これに限らず、図10(C)に示すように、係合穴部44と回転軸用穴部45とを別々に形成してもよい。
本発明は、大腿骨に人工股関節を固定するための人工股関節用手術器具として、広く適用することができる。
1 ブローチシステム(人工股関節用手術器具)
2 ブローチ
6 係合穴部
6b 穴部側テーパ面
9 押圧機構
10 ブローチハンドル
11 本体部(ハンドル本体部)
14 係合凸部
15b 凸部側テーパ面
20 カルカーリーマ(平坦化器具)
100 大腿骨
101 (大腿骨の)近位端

Claims (8)

  1. 大腿骨の近位端に固定される人工股関節のステムが挿入されるステム用穴部を前記大腿骨に形成するために該大腿骨に打ち込まれるブローチと、該ブローチに形成された係合穴部に係合する係合凸部が形成されたハンドル本体部を有するブローチハンドルと、を備えた人工股関節用手術器具であって、
    前記係合凸部の外壁には、該係合凸部の突出する方向と交差する方向における一方側から他方側へ向かって互いに近づく一対の凸部側テーパ面が形成され、
    前記係合穴部の内壁には、前記一対の凸部側テーパ面に対応する一対の穴部側テーパ面が形成され、
    前記ブローチハンドルは、前記係合凸部が前記係合穴部に挿入された状態で、前記係合凸部を、前記一方側から前記他方側へ向かう方向である押圧方向側へ押圧することにより、前記一対の凸部側テーパ面を前記一対の穴部側テーパ面に押圧する押圧機構、を更に備えていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  2. 請求項1に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記押圧機構は、
    前記ハンドル本体部に対して変位する操作部と、
    前記操作部が操作されて変位することで、前記係合穴部に挿入された状態の前記係合凸部を、前記係合穴部に対して前記押圧方向側へ押圧する押圧部と、
    を有していることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記ブローチには、回転軸部を中心として回転することにより前記ステム用穴部の開口周縁部を切削又は研磨して平坦化する平坦化器具が回転可能なように、前記回転軸部が挿入される回転軸用穴部が形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  4. 請求項3に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記回転軸用穴部及び前記係合穴部は、各該穴部の開口方向から視て該各穴部の内部空間が互いに連通するように形成され、
    前記係合凸部は、前記係合穴部に挿入される第1凸部と、前記回転軸用穴部に挿入される第2凸部とが一体化されて形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  5. 請求項4に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記回転軸用穴部は、前記大腿骨の近位端に打ち込まれた状態の前記ブローチにおける、前記係合穴部よりも人体の内側側に形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  6. 請求項5に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記回転軸用穴部は、該回転軸用穴部の開口方向から視た場合における、該回転軸用穴部の内壁の円弧を円周の一部とする円の直径が、前記係合穴部における前記一対の穴部側テーパ面の間の距離よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  7. 請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記回転軸用穴部の底部は、前記係合穴部の底部よりも低い位置に形成されていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
  8. 請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の人工股関節用手術器具において、
    前記回転軸用穴部に挿入される前記回転軸部を有する前記平坦化器具を更に備えていることを特徴とする、人工股関節用手術器具。
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