JP2015123082A - 化粧料用容器および化粧料製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の化粧料塗布具を、容器本体の塗布具収容室に収容する化粧料用容器において、塗布具収容室からの化粧料塗布具の取り出しを容易にする。
【解決手段】化粧料用容器1Aが、軸体11の少なくとも一方の端部に塗布体12、13を有する化粧料塗布具10a、10bの複数を収容する塗布具収容室4と、化粧料Aを収容する化粧料収容室3とを有する。塗布具収容室4は、化粧料塗布具10a、10bの一端寄りの軸体11を支持する台座20Aを有すると共に、化粧料塗布具10a、10bの他端が当接する滑り止め用凸部23を有する。塗布具収容室4の長手方向について、滑り止め用凸部23と塗布具収容室4の壁面との距離8aが、台座20Aと塗布具収容室4の壁面8bとの距離よりも短い。
【選択図】図1

Description

本発明は、化粧料塗布具の収容室を有する化粧料用容器に関する。
アイシャドウ、アイブロー、チーク等の化粧料に用いられる化粧料用容器として、化粧料を収容する化粧料収容室と、その化粧料の塗布に使用する化粧料塗布具を収容する塗布具収容室とを有するものが普及している。
このような化粧料用容器は、携帯しやすいように小型化されているので、塗布具収容室は狭くなっている。そのため、化粧料塗布具を塗布具収容室から取り出すことは容易でない。
これに対し、化粧料塗布具を収容する塗布具収容室の底部中央部に、化粧料塗布具を支持する弾性体を設け、化粧料用容器の蓋を閉めるときには、蓋で弾性体を押し込み、蓋を開けて化粧料塗布具を取り出すときには、弾性体を支点として化粧料塗布具の一端を持ち上げること(特許文献1)や、化粧料塗布具を収容する塗布具収容室に、化粧料塗布具の中央部を水平に挟持する弾性体を設け、化粧料塗布具の後端部を押し下げ、化粧料塗布具の先端筆部を上方に起こすこと(特許文献2)が提案されている。
実開昭59−139206号公報 実開昭63−88216号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、化粧料塗布具を収容する塗布具収容室の底部中央部に化粧料塗布具の支持体を設けるだけでは、塗布具収容室に、長さが異なる複数の化粧料塗布具を収容する場合に、塗布具収容室から化粧料塗布具を取り出しにくいという問題がある。
また、特許文献2に記載のように、塗布具収容室で化粧料塗布具を水平に挟持すると、化粧料塗布具の取り出し時に、まず、化粧料塗布具の後端部を押し下げる動作が必要となるので煩雑である。
このような従来技術に対し、本発明が解決しようとする課題は、複数の化粧料塗布具を収容する塗布具収容室を備えた化粧料用容器において、塗布具収容室からの化粧料塗布具の取り出しを容易にすることに関する。
本発明者は、軸体の少なくとも一方の端部に塗布体を有する化粧料塗布具の複数を、塗布具収容室に収容する場合に、塗布具収容室に、化粧料塗布具の一端寄りの軸体を支持する台座と、化粧料塗布具の他端を当接させる滑り止め用凸部を設け、化粧料塗布具を台座に斜めに立てかけると、複数の化粧料塗布具を収容した塗布具収容室から、各化粧料塗布具を容易に取り出せることを見出し、かかる台座と滑り止め用凸部を有する本発明を完成させた。
即ち、軸体の少なくとも一方の端部に塗布体を有する化粧料塗布具を複数収容する塗布具収容室と、化粧料を収容するための化粧料収容室とを有する化粧料用容器であって、
塗布具収容室は、化粧料塗布具の一端寄りの軸体を支持する台座を有すると共に、化粧料塗布具の他端が当接する滑り止め用凸部を有し、
塗布具収容室の長手方向について、滑り止め用凸部と塗布具収容室の壁面との距離が、台座と塗布具収容室の壁面との距離よりも短い化粧料用容器を提供する。
本発明によれば、複数の化粧料塗布具を塗布具収容室に収容する化粧料用容器において、塗布具収容室からの化粧料塗布具の取り出しが容易となる。
図1は、本発明の一実施例を示す化粧料用容器1Aの(a)斜視図、(b)Y−Y断面図、及び(c)X−X断面図である。 図2は、化粧料用容器1Aの変形態様の斜視図である。 図3は、本発明の別の実施例を示す化粧料用容器1Bの(a)斜視図、及び(b)X−X断面図である。 図4は、本発明の別の実施例を示す化粧料用容器1Cの斜視図である。 図5は、本発明の別の実施例を示す化粧料用容器1Dの(a)斜視図、及び(b)Y−Y断面図である。 図6は、本発明の別の実施例を示す化粧料用容器1Eの斜視図である。 図7は、本発明の別の実施例を示す化粧料用容器1Fの斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は、同一又は同等の構成要素を表している。
図1は、本発明の一実施例の化粧料用容器1Aの(a)斜視図、(b)Y−Y断面図、及び(c)X−X断面図である。この化粧料用容器1Aは、コンパクトケース型の化粧料用容器であって、薄型の容器本体2に、アイシャドウ、アイブロー、チーク等のケーキ状の化粧料Aを収容する化粧料収容室3と、化粧料Aの塗布に使用する2本の化粧料塗布具10a、10bを収容する塗布具収容室4を備えている。化粧料用容器1Aは、化粧料Aを化粧料収容室3に収容し、化粧料塗布具10a、10bを塗布具収容室4に収容し、化粧料製品となる。
また、容器本体2には、ヒンジで蓋5が接合されている。蓋5に設けられた係着リブ7aが、容器本体2に設けられた被係止部7bと着脱可能に係止することで蓋5が閉じる。化粧料用容器1Aの使用時における手前側の面にはボタン7が設けられており、ボタン7を塗布具収容室4側に押圧することで係着リブ7aと被係止部7bとの係止状態が解除される。
塗布具収容室4に収容される化粧料塗布具10a、10bは、軸体11の少なくとも一方の端部に塗布体を有している。より具体的には、これら化粧料塗布具10a、10bは、それぞれ軸体11の中央部が太径で断面が扁平な棒状の把持部11aとなっており、軸体11の両端部には塗布体12、13が形成されている。ここで、把持部11aの扁平な断面形状としては、矩形、楕円、扁平な円等をあげることができ、アスペクト比(長径と短径の比)が11:10以上であることが好ましく、6:5以上がより好ましい。把持部11aの断面形状を扁平とすることにより、化粧料塗布具10a、10bを収容する化粧料用容器の薄型化の要請に応じることができるので好ましい。
化粧料塗布具10a、10bが、幅の狭い塗布具収容室4の底面に直接載置されていると、把持部11aを指で摘んで塗布具収容室4から化粧料塗布具10a、10bを取り出すことは容易でないが、この化粧料用容器1Aの塗布具収容室4には、後述するように、台座20Aと滑り止め用凸部23が設けられているので、化粧料塗布具10a、10bは台座20Aに斜めに立てかけられているため、把持部11aの断面形状が扁平であっても、塗布具収容室4からの化粧料塗布具10a、10bの取り出しが容易となる。具体的には、塗布具収容室4に収容されている化粧料塗布具10a、10bを取り出す際には、化粧料塗布具10a、10bが、台座20Aに斜めに立てかけられていることにより、化粧料塗布具10a、10bの把持部11aは塗布具収容室4の底面6から浮き上がっており、かつ滑り止め用凸部23側の化粧料塗布具10a、10bの端部と壁面8aとの間に空間を形成することで指を挿入し易くなることで、把持部11aを容易に摘むことができ、各化粧料塗布具10a、10bを塗布具収容室4から容易に取り出すことができる。また、把持部11aの浮き上がりと滑り止め用凸部23側の化粧料塗布具10a、10b端部の壁面8aとの空間形成により、化粧料塗布具10a、10bの把持部11aにおいて、塗布体12近傍又は塗布体13近傍の把持部11aの端部を摘み易くなり、使用者の好みに応じた化粧料塗布具10a、10bの把持が可能となる。
なお、本発明の化粧料用容器が収容する化粧料塗布具の把持部の断面形状は、扁平に限られず、例えば、真円、正方形、三角形その他の多角形とすることができる。
塗布体12,13の形成材料に特に制限はなく、例えば、スポンジ、フロッキー加工した樹脂材料、刷毛等から形成することができる。塗布体12,13は、それぞれ異なる材質のものを用いてもよく、また異なる形状や大きさに形成していてもよい。
また、化粧料塗布具10a、10bにおいて、塗布体は軸体11の一端にのみ形成されていてもよい。
一方、塗布具収容室4は、化粧料塗布具10a、10bの軸体11の中央部よりも、一方の端部の塗布体12側に寄った部分を支持する台座20Aを有すると共に、化粧料塗布具10a、10bの他端の塗布体13が当接する滑り止め用凸部23を有している。ここで、塗布具収容室4の長手方向について、滑り止め用凸部23と塗布具収容室4の壁面8aとの距離は、台座20Aと塗布具収容室4の壁面8bとの距離よりも短い。この壁面8aは、塗布部収容室4の長手方向において滑り止め用凸部23に隣接する方の壁面であり、また壁面8bは、塗布具収容室4の長手方向において台座20Aに隣接する方の壁面である。壁面8a又は壁面8bまでの距離は、塗布具収容室4の長手方向における滑り止め用凸部23の中心線又は台座20Aの中心線との間で判断する。このように滑り止め用凸部23と塗布具収容室4の壁面8aとの距離が、台座20Aと塗布具収容室4の壁面8bとの距離よりも短いことにより、化粧料塗布具10a、10bの把持部11aを塗布具収容室4の長手方向の中央付近に配置し易くなり、塗布具収容室4への出し入れが容易となる。
また、この台座20Aにおける化粧料塗布具10a、10bの支持面21は、塗布具収容室4の底面6からの高さが、滑り止め用凸部23の塗布具収容室4の底面6からの高さよりも高いことが好ましい。より具体的には、台座20Aにおける化粧料塗布具10a、10bの支持面21はそれぞれ水平であり、その支持面21の塗布具収容室4の底面6からの高さは、好ましくは塗布具収容室4の深さの10%以上80%以下であり、更に好ましくは20%以上60%以下である。一方、滑り止め用凸部23の塗布具収容室4の底面6からの高さは、好ましくは塗布具収容室4の深さの5%以上50%以下であり、滑り止め用凸部23の高さは、化粧料塗布具10a、10bの支持面21よりも外観上容易に低いことがわかる。そのため、化粧料用容器1Aの使用者は、化粧料塗布具10a、10bを塗布具収容室4に収容するときには、化粧料塗布具10a、10bを、台座20Aと滑り止め用凸部23の双方にわたるように載置せず、台座20Aに斜めに立てかけるようになる。この場合、滑り止め用凸部23があることにより、化粧料塗布具10a、10bは台座20Aから滑り落ちることを防止できる。さらに、滑り止め用凸部23があることにより、塗布具収容室4に収容した化粧料塗布具10a、10bの、塗布具収容室4の長手方向のがたつきを減らすことができ、また、塗布具収容室4における化粧料塗布具10a、10bの収納状態の配置が美しくなる。
また、台座20Aは、隣り合う化粧料塗布具10a、10bの間に突出する仕切り部22を有している。したがって、台座20Aに支持された、隣り合う化粧料塗布具10a、10bの間には間隙があくので、塗布具収容室4からの化粧料塗布具10a、10bの取り出しが一層容易となる。この台座20Aと滑り止め用凸部23と仕切り部22による化粧料塗布具10a、10bの取り出しやすさの向上は、把持部11aの断面が扁平な場合に顕著となる。したがって、化粧料塗布具10a、10bの把持部11aの断面が扁平であると本発明の意義が高い。
よって、この化粧料用容器1Aによれば、塗布具収容室4に収容されている化粧料塗布具10a、10bを取り出す際には、化粧料塗布具10a、10bが、台座20Aに斜めに立てかけられていることにより、化粧料塗布具10a、10bの把持部11aは塗布具収容室4の底面6から浮き上がっており、かつ隣り合う化粧料塗布具10a、10bの間には間隙があいているので、把持部11aを容易に摘むことができ、各化粧料塗布具10a、10bを塗布具収容室4から容易に取り出すことができる。
なお、台座20Aの形成材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、AS樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂が挙げられる。
本発明は種々の態様をとることができる。
例えば、上述の化粧料用容器1Aにおいて、台座20A及び滑り止め用凸部23は、容器本体2に一体成形で設けてもよく、また塗布具収容室4の底面6に固着してもよく、あるいは図2に示す化粧料用容器1A’のように、容器本体2に対して台座20Aを着脱可能としてもよい。着脱可能とするには、例えば、一体成形等でプレート24上に台座20A及び滑り止め用凸部23を設け、塗布具収容室4にプレート24を嵌入して載置するだけで、台座20A及び滑り止め用凸部23が塗布具収容室4内の所定の位置に配置されるようにすることができる。この場合、プレート24は、塗布具収容室4の底面6と略同じ形状および大きさにすることが好ましい。台座20A及び滑り止め用凸部23を備えたプレート24は、外れ難くするため、塗布具収容室4の底面6に対して粘着剤等で仮止めしてもよい。
このように台座20A及び滑り止め用凸部23を着脱可能とすると、容器本体2に組み合わせる化粧料塗布具10a、10bの形状や寸法を変更する場合に、容器本体2を変更することなく、台座20Aや滑り止め用凸部23の寸法の変更だけで足りるので好ましい。また、台座20A及び滑り止め用凸部23を着脱可能とすることは、塗布具収容室4を洗浄したり、台座20Aの色を変更して化粧料用容器1A’の外観や印象を変えることが可能となる点でも好ましい。この場合、台座20Aや滑り止め用凸部23の色を、化粧料塗布具10a、10b全体又はその把持部11aの色と異ならせることにより、化粧料塗布具10a、10b又は把持部11aの視認性が向上する。また、使用者の好みに応じて、台座20A及び滑り止め用凸部23を取り外して使用することも可能となる。
図3の化粧料用容器1Bは、上述の図1の化粧料用容器1Aにおいて、塗布具収容室4に収容する化粧料塗布具10a、10bの軸体11の形状に応じて台座の支持面の高さを変えたものである。即ち、この化粧料用容器1Bでは、塗布具収容室4に収容する化粧料塗布具10a、10bのうち、一方の化粧料塗布具10aでは、軸体11の両端に塗布体12、13が連続し、軸体11の中央部の把持部11aが、軸体11の両端部よりも太径であり、把持部11aは扁平な断面形状を有しているが、他方の化粧料塗布具10bは、軸体11の一方の端部にのみ塗布体12が連続し、その塗布体12と把持部11aとの間に細径の軸部11bが存在し、この軸部11bが台座20Bに支持される。
台座20Bの支持面21は、一方の化粧料塗布具10aの把持部11aを支持する部分に比して、他方の化粧料塗布具10bの軸部11bを支持する部分の高さが高くなっている。これにより、一方の化粧料塗布具10aの塗布体12の先端部と、他方の化粧料塗布具10bの塗布体12の先端部との塗布具収容室4の底面6からの高さが揃い、双方の化粧料塗布具10a、10bが配置される際にこれらの軸体11の傾きが異なるため垂直方向上方でも空間が生じ、取り出しやすさを確保することができる。また、化粧料塗布具10a、10bの塗布具収容室4における収容状態での先端状態での高さが揃うため、塗布具収容室4上を鏡汚れ防止用フィルムで覆った際も、先端部の高さが異なることがないため、一方の化粧料塗布具の塗布体で該フィルムが持ち上げられることなく、美しく配置することができる。
図4の化粧料用容器1Cは、上述の図3の化粧料用容器1Bにおいて、台座における化粧料塗布具10a、10bの支持面を水平面から、下に凸の湾曲に変更したものである。これにより、台座20Cにおける化粧料塗布具10a、10bの台座20Cの幅方向(化粧料塗布具10a、10bの短手方向)の支持位置が安定するので好ましい。
図5の化粧料用容器1Dは、上述の図1の化粧料用容器1Aの滑り止め用凸部23の塗布具収容室4の底面6における設置位置を化粧料塗布具10a、10bの長手方向の長さに応じて調整したものである。具体的には、滑り止め用凸部23を二つに分割し、分割した滑り止め用凸部23a、23bの化粧料塗布具10a、10bに当接する当接面23af、23bfの塗布具収容室4の底面6における設置位置を化粧料塗布具10a、10bの長手方向の長さに応じて調整し、いずれの化粧料塗布具10a、10bも軸体11が台座20Aで支持され、かつ化粧料塗布具10a、10bの端部が滑り止め用凸部23a、23bに当接するようにしたものである。この場合、双方の化粧料塗布具10a、10bの塗布体12の端部の位置が化粧料塗布具10a、10bの長手方向で略揃うようにしてある。あるいは双方の化粧料塗布具10a、10bの把持部11aの中央部の位置が略揃うようにしても良い。これにより、長さの異なる化粧料塗布具10a、10bを塗布具収容室4に綺麗に収容することができる。
図6の化粧料用容器1Eは、上述の図5の化粧料用容器1Dにおいて2つに分割した滑り止め用凸部23a、23bを連続させたものである。ただし、滑り止め用凸部23a、23bの化粧料塗布具10a、10bに対する当接面23af、23bfの位置は、図5の化粧料用容器1Dと同様に、化粧料塗布具10a、10bの長手方向の長さに応じて調整されている。これにより、塗布具収容室4で長手方向のがたつきが起こりにくくなり、また、軸体11と塗布具収容室4の底面6との空間が保持できるため、化粧料塗布具10a、10bを取り出し易くすることができる。
図7の化粧料用容器1Fは、上述の図5の化粧料用容器1Dに対し、塗布具収容室4に収容する化粧料塗布具10a、10bの長手方向の長さに応じて、台座20Dにおける化粧料塗布具10a、10bの支持面の位置を化粧料塗布具10a、10bの長手方向にずらし、双方の化粧料塗布具10a、10bの把持部11aの中央部の位置が、化粧料塗布具10a、10bの長手方向で略揃うようにしたものである。
このように、台座や滑り止め用凸部はそれぞれ種々の形状をとることができる。また、上述した種々の態様は、適宜組み合わせることができる。例えば、台座のみ化粧料塗布具10a、10bの長手方向の長さに応じて、塗布具収容室4の底面6における設置位置を化粧料塗布具の長手方向にずらしてもよい。また、台座は、2本の化粧料塗布具に対応したものに限られず、3本の化粧料塗布具を支持するものであってもよい。また、滑り止め用凸部を台座と誤認しないよう認知させ、または化粧料塗布具の保持を良好とするため、滑り止め用凸部の台座との対向面になだらかな抉りを設けてもよい。
本発明の化粧料用容器はコンパクトケース型に限らない。例えば、ジャー容器の中蓋にスパチュラ等の化粧料塗布具の収納室を設け、その収納室に本発明が使用する台座を設けてもよい。
1A、1A’、1B、1C、1D、1E、1F 化粧料用容器
2 容器本体
3 化粧料収容室
4 塗布具収容室
5 蓋
6 底面
7 ボタン
8a、8b 壁面
10a、10b 化粧料塗布具
11 軸体
11a 把持部
11b 軸部
12 塗布体
13 塗布体
20A、20B、20C、20D 台座
21 支持面
22 仕切り部
23、23a、23b 滑り止め用凸部
23af、23bf 当接面
A 化粧料

Claims (9)

  1. 軸体の少なくとも一方の端部に塗布体を有する化粧料塗布具を複数収容するための塗布具収容室と、化粧料を収容するための化粧料収容室とを有する化粧料用容器であって、
    塗布具収容室は、化粧料塗布具の一端寄りの軸体を支持する台座を有すると共に、化粧料塗布具の他端が当接する滑り止め用凸部を有し、
    塗布具収容室の長手方向について、滑り止め用凸部と塗布具収容室の壁面との距離が、台座と塗布具収容室の壁面との距離よりも短い化粧料用容器。
  2. 台座は隣り合う化粧料塗布具の間に突出する仕切り部を有する請求項1記載の化粧料用容器。
  3. 台座の塗布具収容室底面からの高さが、滑り止め用凸部の塗布具収容室底面からの高さよりも高い請求項1又は2記載の化粧料用容器。
  4. 複数の化粧料塗布具の長手方向の長さが異なり、台座又は滑り止め用凸部の塗布具収容室底面における設置位置が、化粧料塗布具の長手方向の長さに応じてずれている請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料用容器。
  5. 台座において、仕切り部で隔てられた隣り合う化粧料塗布具の支持面の、塗布具収容室底面からの高さが互いに異なる請求項2記載の化粧料用容器。
  6. 台座及び滑り止め用凸部が着脱可能に設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料用容器。
  7. 軸体の少なくとも一方の端部に塗布体を有する化粧料塗布具の複数が、塗布具収容室に収容されている請求項1〜6のいずれかに記載の化粧料用容器。
  8. 軸体の中央部の把持部の断面形状が扁平である請求項1〜7のいずれかに記載の化粧料用容器。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の化粧料用容器において、化粧料収容室に化粧料が収容され、塗布具収容室に化粧料塗布具が収容されている化粧料製品。
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