JP2015122990A - 香味吸引具 - Google Patents

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盛雄 矢島
隆太郎 鶴泉
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隆太郎 鶴泉
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Abstract

【課題】香味の経時変化を確認できる香味吸引具を提供することを課題とする。
【解決手段】香味発生源と、前記香味発生源から放出される香味成分が流れる吸引経路と、前記香味発生源と前記吸引経路を内部に収容する容器と、前記容器に設けられ、前記香味成分による香味の経時変化を確認する香味変化確認部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、香味吸引具の技術に関する。
着火せずにたばこの香味を味わうことができる無煙たばこが知られている。特許文献1には、無煙たばこの一例として、内部に吸引経路が規定された吸引ホルダと、吸引経路に配置された充填体とを有する非加熱型たばこ香味吸引器が開示されている。
国際公開第2010/095659号パンフレット 国際公開第2011/114946号パンフレット
無煙たばこの一例として非加熱型たばこ香味吸引具がある。非加熱型たばこ香味吸引具は、着火してたばこの香味を味わう所謂シガレットと同様にたばこ及び香料成分の香喫味を楽しむ製品である。ここで、上記シガレットは、吸煙燃焼又は自然燃焼によって、シガレットの先端の燃焼部分が吸い口側に移動し、外観上の変化が明らかであるため、たばこ及び香料成分の香喫味を楽しむことができる終点としての喫煙終点を確認することができる。これに対し、上記非加熱型たばこ香味吸引具は、喫煙による外観上の変化が無いため、香味の経時変化が明確でない。香味の経時変化が明確でない場合、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることや、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することが考えられる。その結果、香味吸引具の満足度を低下させてしまうことが懸念される。なお、このような課題は、非加熱型たばこ吸引具に限られず、たばこ以外の香味を吸引する吸引具全般についてもあてはまる。
本発明は、上記の問題に鑑み、香味の経時変化を確認できる香味吸引具を提供することを課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するため、香味吸引具における香味の経時変化を外部から視認可能とした。
より詳細には、本発明に係る香味吸引具は、香味発生源と、前記香味発生源から放出される香味成分が流れる吸引経路と、前記香味発生源と前記吸引経路を内部に収容する容器と、前記容器に設けられ、前記香味成分による香味の経時変化を確認する香味変化確認部と、を備える。
本発明に係る香味吸引具は、香味変化確認部を備えることで、使用者は、香味の経時変化を外部から確認することができる。したがって、例えば喫煙終点が近い場合、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の香味吸引具と比較して、香味吸引具の満足度を向上することができる。喫煙終点とは、香味が経時変化した場合において、香味を楽しむことができる終点を意味する。
ここで、前記香味変化確認部は、大気中の成分と反応することで経時変化するものによって構成することができる。これにより、使用者は、香味の経時変化を外部から確認することができる。大気中の成分には、水、酸素、二酸化炭素、温度、紫外線のうち、少なくとも何れか一つが例示される。
また、本発明に係る香味吸引具は、前記容器に設けられ、前記確認部と比較するための基準部を更に備える構成でもよい。例えば、基準部は、喫煙終点を示すものとすることができる。これにより、使用者は、喫煙終点を容易に確認することができる。
また、前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量に応じて経時変化するものでもよい。これにより、使用者は、香味の経時変化を外部から確認することができる。吸引回数、又は吸引量に応じて経時変化するものには、使用者が手動で変化させるもの、吸引回数、又は吸引量に応じて自動的に経時変化するものが含まれる。
ここで、一例として、前記香味変化確認部は、前記吸引経路に沿って配置され、前記香味の経時変化に応じて位置を変更自在なスライド部材としてもよい。この場合、使用者は、スライド部材の位置によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。スライド部材は、位置が段階的に変更自在なものでもよい。また、スライド部材は、使用者が手動で位置を変更自在なもの、吸引回数、又は吸引量に応じて自動的に位置が変更されるものでもよい。また、香味変化確認部は、スライド部材に併設される目盛を更に備える構成でもよい。
また、一例として、前記香味変化確認部は、外力を加えることで変形する複数のカプセルとしてもよい。例えば、喫煙の際に使用者がカプセルを変形させることで、使用者は、変形したカプセルの数によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。カプセルは、内部に香味成分を収容し、外力を加えることで変形して内部に収容された香味成分を前記吸引経路内に放出するものでもよい。これによりカプセルを変形させることで、使用者は、カプセルに収容された香味成分による香味を楽しむことができる。カプセルは、カプセルごとに異なる香味成分を収容してもよい。
また、一例として、前記香味変化確認部は、大気に暴露される時間に伴って色が変化するシート部材としてもよい。この場合、使用者は、シート部材の色の変化によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。
また、一例として、前記香味変化確認部は、紫外線に反応して色が変化するシート部材としてもよい。この場合にも、使用者は、シート部材の色の変化によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。
また、一例として、前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量に応じて、空気が通過することで、色が変化する物質を収容する収容部としてもよい。この場合にも、使用者は、色の変化によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。色が変化する物質には、石灰水、着色されたシリカゲル等が例示される。
また、一例として、前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量をカウントするカウンタとしてもよい。例えば、喫煙の際に使用者がカウンタでカウントすることで、使用者は、カウント数によって、香味の経時変化を外部から確認することができる。
本発明に係る香味吸引具は、非加熱型たばこ香味吸引具として好適に用いることができる。香味吸引具を非加熱型たばこ香味吸引具として用いる場合、香味発生源には、たばこ葉を裁刻又は粉砕した刻又は粒状体と添加材との混合物(たばこ粒ともいう)が例示され
る。添加材には、メンソール、リモネン、リナロール、メントン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジンが例示される。本発明に係る香味吸引具は、たばこ以外の香味吸引具としても用いることができる。本発明に係る香味吸引具をたばこ以外の香味吸引具として用いる場合、香味発生源にはハーブ類が例示される。ハーブ類には、ヒソップ、レモンバーム、ミント、バジル、オレガノ、マジョラムシソ、エゴマ、ロージマリー、セイボリー、タイム、アニス、アンゼリカ、チャービル、コリアンダー、カモミール、ワームウッド、ラベンダーが例示される。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて採用することができる。
本発明によれば、香味の経時変化を確認できる香味吸引具を提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図2は、第1実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図3は、図1におけるA−A断面図を示す。 図4は、図1におけるB−B断面図を示す。 図5は、第2実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図6は、第2実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図7は、図5におけるA−A断面図を示す。 図8は、図5におけるB−B断面図を示す。 図9は、第3実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図10は、第3実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図11は、図9におけるA−A断面図を示す。 図12は、図9におけるB−B断面図を示す。 図13は、第4実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図14は、第4実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図15は、図13におけるA−A断面図を示す。 図16は、図13におけるB−B断面図を示す。 図17は、第5実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。 図18は、第6実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。 図19は、第7実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図20は、第7実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図21は、図19におけるB−B断面図を示す。 図22は、第8実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙始点)。 図23は、第8実施形態に係る吸引具の側面図を示す(喫煙終点)。 図24は、第9実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。 図25は、その他の実施形態に係る吸引具の一例を示す。 図26は、第6実施形態に係る吸引具の変形例を示す。
次に、本発明に係る非加熱型香味吸引具の実施形態について、図面に基づいて説明する。本発明に係る非加熱型香味吸引具の香味発生源は特定のものに限定されないが、ここでは、たばこ粒を例に説明する。また、本実施形態に記載されている構成要素の、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみ
に限定する趣旨のものではない。なお、喫煙始点とは、吸引具を開封直後において、たばこ及び香料成分の香喫味を楽しむことができ、香味が経時変化していない状態を意味する。一方、喫煙終点とは、吸引具を開封してから時間が経過し、香味が経時変化し、たばこ及び香料成分の香喫味を楽しむことができる終点を意味する。
<第1実施形態>
(構成)
図1から図4に示すように、第1実施形態に係る吸引具1aは、ボディ2a、カートリッジ3a、吸い口4a、ゲージ5aを備える。なお、吸引具1aは、吸い口4aを覆う吸い口キャップを更に備える構成でもよい。これによって吸引具の未使用時に吸い口が汚れることがなく、衛生的に吸引具を保管することができる。
ボディ2aは、円筒形であり、内部に長手方向に延びる吸引経路21aを備え、カートリッジを収容する。吸引経路21aは、断面視において、円形から中心角が約90度の扇形を除いた形状である。換言すると、吸引経路21aは、断面視において、円形から、円の中心を通り12時方向に延びる仮想線と円の中心を通り3時方向に延びる仮想線とによって挟まれた領域を除いた形状である。吸引経路21aは、断面視において、円形状、半円形状、矩形状、その他の多角形状でもよい。ボディ2aの外形は、断面視において、円形状、矩形状、その他の多角形状でもよい。ボディ2aの基端には、吸い口4aが取り外し自在に接続されている。吸い口4aとボディ2aとの接続状態を解除することで、カートリッジ3aは、ボディ1aの基端側の開口から出し入れ自在である。ボディ2aの先端には、吸引経路21aと連通する、空気を取り込む先端側の開口22aが設けられている。なお、吸引具1aは、複数の吸引経路を備える構成でもよい。また、吸引具1aは、吸引具1aの上流側(吸い口4aとは反対側)の端部を取り外し、カートリッジ3aを出し入れ自在としてもよい。
吸い口4aは、ボディ2aの基端に接続され、吸引経路21aからの気流が流れ込む空間41aと、空間41aと連なり、外部と貫通する吸い口端部42aとを備える。空間41aは、ボディ2a側から吸い口端部42a側に向けて徐々に狭くなっている。そのため、吸い口4aは、全体として先細形状をなしている。
カートリッジ3aは、吸引経路21aに対応する形状である。カートリッジ3aは、吸い口4aとボディ2aとの接続状態を解除することで、ボディ2aの基端側の開口から出し入れ自在である。吸引経路21aの内壁には、環状のシール部材(図示せず)が設けられている。これにより、空気漏れを抑制することができ、先端側の開口22aから流入した空気が確実にカートリッジ3内に導かれる。カートリッジ3aは、両端が開口した筒状の容器31aと、この容器31a内に配置された充填体32aとを含む構成である。容器31aは両端にフィルタ33aが設けられている。フィルタ33aは、少なくともたばこ粒の粒径よりも小さい網目を有していればよい。なお、フィルタ33aを交換可能とし、網目の開度を変えることで、通気抵抗や香味バランスを使用者側で任意に変更できるようにしてもよい。
充填体32aは、容器31a内にたばこ葉を裁刻又は粉砕した刻又は粒状体と添加材との混合物(以下、たばこ粒と称する)を充填して得られ、カートリッジ3に通気抵抗を与える。添加材には、メンソール、リモネン、リナロール、メントン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジンが例示される。たばこ粒は、炭酸塩及び炭酸水素塩のうち少なくとも一方を含むものがよい。たばこ原料の香味成分は充填体から揮発しやすいことから、使用者はたばこ原料の香味をより味わうことができる。炭酸塩は炭酸カリウムであることが好ましい。なお、1つのカートリッジ3aに異なる種類のたばこ粒を収容してもよい。また、内容物の異なる複数のカートリッジを組み合わせて1つの喫味を構成す
るようにしてもよい。
ゲージ5aは、ボディ2aのうち、吸引経路21aが存在しない領域(ボディ2の断面視において扇形の領域23a)に設けられ、ボディ2aの側面に沿って延びる目盛51aと、目盛51aに沿ってスライド自在なスライド部材52aを備える。スライド部材52aは、ボディ2aの外側面に沿ってスライドし、使用者が摘まむことができると共に、香味の吸気変化を示す長方形の指標部521aと、ボディ2aの内側面に沿ってスライドする指標部521aと対向する長方形の支持部522aと、指標部521aと支持部522aとを接続する断面視長方形の支柱部523aを備える。指標部521aは、指標部521aの位置を明確にするため、ボディ2と異なる色とすることが好ましい。ゲージ5aは、目盛に沿った直線状のガイド孔53aであって、上記スライド部材の支柱部523aが貫通するガイド孔53aを更に有している。スライド部材52aは、使用者が操作することで、ガイド孔53aに沿って任意の位置にスライド自在である。なお、目盛に合わせて、すなわち、ガイド孔53aと直交する方向に延びる直線状の突出部であって、外側面から外側に僅かに突出する突出部を設けてもよい。これにより、スライド部材52aの指標部521aは、スライドする際に、突出部を乗り越える必要がある。したがって、スライド部材52aの意図しない移動を規制することができ、また、スライド部材52aを段階的にスライドさせることができる。突出部は、ボディ2aの内側面に設けてもよい。更に、ガイド孔53aの内側面に目盛の間隔に合わせて凹部を設け、支柱部523aの側面のうちガイド孔53aと接する面にこの凹部に嵌る凸部を設けてもよい。このような構成によっても、上記同様、スライド部材52aの意図しない移動を規制することができ、また、スライド部材52aを段階的にスライドさせることができる。また、スライド部材52aをスライドさせると、スライドに伴い、吸引経路21aが存在しない領域(図3に示す、扇形の領域23a)に収容されている香味成分がカートリッジ3aに供給されるように構成されていてもよい。また、香味成分を用いる際には、香味成分には、添加材と同じく、メンソール、リモネン、リナロール、メントン、2,5-ジメチルピラジン、2,6-ジメチルピラジンが例示される。
(使用方法)
第1実施形態に係る吸引具1aは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。また、第1実施形態に係る吸引具1aは、使用者が喫煙に応じて、スライド部材52aをスライドさせることで、香味の経時変化を確認することができる。図1は、喫煙始点における吸引具1aを示し、図2は、喫煙終点における吸引具1aを示す。使用者は、喫煙始点においてボディ2aの先端側に位置するスライド部材52aを喫煙の度にボディ2aの基端側にスライドさせる。スライド部材52aがボディ2aの基端側まで来ると、喫煙終点の目安となる。スライド部材52aのスライド量は、喫煙1回当たりの吸引回数、1日当たりの喫煙回数、吸引具1aが喫煙終点となるまでの吸引可能回数等に基づいて、使用者が任意に決定することができる。例えば、喫煙回数や吸引回数が多い使用者は、喫煙1回当たりのスライド部材のスライド量は1目盛とし、この使用者よりも喫煙回数や吸引回数が少ない使用者は、喫煙1回当たりのスライド部材のスライド量を2目盛、3目盛とすればよい。
(作用効果)
第1実施形態に係る吸引具1aは、ゲージ5aを備えることで、使用者は、スライド部材52aの位置を確認することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることもない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することも無い。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、スライド部材52aをスライドさせることで香味成分がカートリッジに供給される場合には、カートリッジ単体の場合
に比べ、長い間安定した喫味を味合うことができる。
<第2実施形態>
(構成)
図5から図8に示すように、第2実施形態に係る吸引具1bは、ボディ2b、カートリッジ3b、吸い口4b、カプセル5bを備える。第2実施形態に係る吸引具1bは、カプセル5bを備える点で、ゲージ5aを備える第1実施形態に係る吸引具1aと構成が異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成である。
カプセル5bは、ボディ2bのうち、吸引経路21bが存在しない領域(ボディ2の断面視において扇形の領域)にボディ2bの長手方向に複数(第2実施形態では8個)設けられている。カプセル5bは、内部に香味成分を収容し、外力を加える(例えば、使用者が押し潰す)ことで変形して内部に収容された香味成分を吸引経路21bに放出する。香味成分には、添加材と同じく、メンソール、リモネン、リナロール、メントン、2,5−ジメチルピラジン、2,6−ジメチルピラジンが例示される。なお、吸引具1bの香味の経時変化を示す目的では、カプセル5bは、香味成分を収容せず、カプセル内が空気で満たされているだけでもよい。
第2実施形態に係るカプセル5bは、上部51bが球形状であり、上部51bに連なる胴部52bが円筒形状であり、底部53bには、吸引経路21に連なる円筒状の放出口54bが設けられている。カプセル5bは、例えば使用者が摘まむことで変形自在な素材によって構成されており、カプセル5bが変形すると、放出口54bから収容する香味成分が吸引経路21bに放出される。放出口54bは、カプセル5bが変形した際に破損して、収容する香味成分を放出し易いよう、カプセル5bの他の部分よりも薄く形成するか、又は、切り込み等を形成してもよい。カプセル5bの形状は、特に限定されず、全体が球状、円柱状、四角柱状、多角柱状でもよい。
(使用方法)
第2実施形態に係る吸引具1bは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第2実施形態に係る吸引具1bは、使用者が喫煙に応じて、カプセル5bを変形させることで、香味の経時変化を確認することができる。図5は、喫煙始点における吸引具1bを示し、図6は、喫煙終点における吸引具1bを示す。第2実施形態に係る吸引具1bは、開封直後では、図5に示すように、全てのカプセル5bが変形前の状態であり、内部に香味成分を収容している。使用者がカプセル5bを変形させ、図6に示すように、変形前の状態のカプセル5bが少なくなると喫煙終点の目安となる。カプセル5bを変形させる数は、喫煙1回当たりの吸引回数、1日当たりの喫煙回数、吸引具1bが喫煙終点となるまでの吸引可能回数等に基づいて、使用者が任意に決定することができる。
(作用効果)
第2実施形態に係る吸引具1bは、カプセル5bを備えることで、使用者は、変形したカプセル5bの数を確認することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。
<第3実施形態>
(構成)
図9から図12に示すように、第3実施形態に係る吸引具1cは、ボディ2c、カートリッジ3c、吸い口4c、シリンジ5cを備える。第3実施形態に係る吸引具1cは、シリンジ5cを備える点で、ゲージ5aを備える第1実施形態に係る吸引具1aと構成が異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成である。
シリンジ5cは、ボディ2cのうち、吸引経路21cが存在しない領域(ボディ2の断面視において扇形の領域)に、ボディ2cの長手方向に沿って設けられている。シリンジ5cは、一端がボディ2cの先端側で開放し、他端が吸い口4cの空間41cと連通している。また、シリンジ5cは、内部に吸引に伴ってボディ2cの先端側から基端側に移動するシリンジの指標部51cを収容する。シリンジの指標部51cは、シリンジ5cの内径よりも僅かに小さい外径を有する円柱状であり、吸引によるカートリッジ3cやシリンジ5c内の減圧によって移動する。また、指標部51cの移動と共にシリンジ5c内に収容している香味成分がカートリッジ内に供給されるように構成されていてもよい。
(使用方法)
第3実施形態に係る吸引具1cは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第3実施形態に係る吸引具1cは、使用者の喫煙による吸引に伴い、シリンジの指標部51cが、シリンジ5c内を、ボディ2cの先端側から基端側へ移動することで、香味の経時変化を確認することができる。図9は、喫煙始点における吸引具1cを示し、図10は、喫煙終点における吸引具1cを示す。第3実施形態に係る吸引具1cは、開封直後では、図9に示すように、シリンジの指標部51cがボディ2cの先端側に位置する。使用者が喫煙すると、吸引によるカートリッジ3cやシリンジ5c内の減圧によって、シリンジの指標部51cがボディ2cの基端側へ移動する。図10に示すように、シリンジの指標部51cがボディ2cの基端側へ位置すると、喫煙終点の目安となる。第3実施形態に係る吸引具1cでは、第1実施形態に係る吸引具1aや第2実施形態に係る吸引具1bと異なり、使用者が自ら操作する必要は無く、喫煙に応じて自動的にシリンジの指標部51cが移動する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第3実施形態に係る吸引具1cは、シリンジ5cを備えることで、使用者は、シリンジ5c内を移動するシリンジの指標部51cの位置を確認することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第3実施形態に係る吸引具1cでは、喫煙に応じて自動的にシリンジの指標部51cが移動する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。また、指標部51cの移動と共に香味成分がカートリッジ内に供給される場合には、カートリッジ単体の場合に比べ、長い間安定した喫味を味合うことができる。
<第4実施形態>
(構成)
図13から図16に示すように、第4実施形態に係る吸引具1dは、ボディ2d、カートリッジ3d、吸い口4d、変色シート5dを備える。第4実施形態に係る吸引具1dは、変色シート5dを備える点で、ゲージ5aを備える第1実施形態に係る吸引具1aと構成が異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説
明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成である。
変色シート5dは、大気中の酸素と暴露することで変色する。例えば、変色シート5dは、三菱ガス化学株式会社製の酸素検知剤エージレスアイ(登録商標)によって構成することができる。第4実施形態では、変色シート5dは、長方形であり、ボディ2dの側面に長手方向に沿って付されている。
(使用方法)
第4実施形態に係る吸引具1dは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第4実施形態に係る吸引具1dは、開封によって、変色シート5dが大気中の酸素と暴露することで変色し、香味の経時変化を確認することができる。図13は、喫煙始点における吸引具1dを示し、図14は、喫煙終点における吸引具1dを示す。第4実施形態に係る吸引具1dは、開封直後と、所定時間経過後では、変色シート5dの色が異なる。図14に示すように、変色シート5dの色が既定の色に変化すると、喫煙終点の目安となる。第4実施形態に係る吸引具1では、時間の経過によって変色シート5dの色が変化するため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第4実施形態に係る吸引具1dは、変色シート5dを備えることで、使用者は、変色シート5dの色の変化を確認することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第4実施形態に係る吸引具1dでは、時間の経過に伴い、変色シート5dの色が変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
<第5実施形態>
(構成)
図17に示すように、第5実施形態に係る吸引具1eは、ボディ2e、カートリッジ(図示せず)、吸い口4e、経時変化を知らせるシート5eを備える。第5実施形態に係る吸引具1eは、第4実施形態に係る吸引具1dの変色シート5dに代えて、経時変化を知らせるシート5eを備える。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成である。
経時変化を知らせるシート5eは、経時変化を知らせるシート5eのインクが無色化することで経時変化を知らせる。経時変化を知らせるシート5eには、日付、時刻などの文字、記号、図形等を自由に記載することができる。無色化するインクには、水分を吸収することで徐々に無色化するチャコペン用のインクが例示される。このインクは例えば溶媒に昇華性の内容成分である安息香酸やサリチル酸メチルを溶解させたものなどを用いることができる。経時変化を知らせるシート5eには、コピー用紙など汎用の紙を用いることができる。第5実施形態では、経時変化を知らせるシート5eは、長方形であり、ボディ2eの側面に長手方向に沿って付されている。
(使用方法)
第5実施形態に係る吸引具1eは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封す
ることで使用可能となる。第5実施形態に係る吸引具1eは、開封によって、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化し、香味の経時変化を確認することができる。図17は、第5実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。第5実施形態に係る吸引具1eは、開封直後から所定時間経過後では、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化する。図17の下図に示すように、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化すると、喫煙終点の目安となる。第5実施形態に係る吸引具1eでは、時間の経過によって経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化するため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第5実施形態に係る吸引具1eは、経時変化を知らせるシート5eを備えることで、使用者は、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第5実施形態に係る吸引具1eでは、時間の経過に伴い、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
<第6実施形態>
(構成)
図18に示すように、第6実施形態に係る吸引具1fは、ボディ2f、カートリッジ(図示せず)、吸い口4f、UVラベル5fを備える。第6実施形態に係る吸引具1は、第4実施形態に係る吸引具1dの変色シート5dに代えて、UVラベル5fを備える。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成であり、基本的には同様の機能を有するものとする。
UVラベル5fは、紫外線の照射により、ラベルの色が変化することで経時変化が確認できる。UVラベル5fには、例えば、日油技研工業株式会社製のUVラベルを用いることができる。UVラベル5fには、紫外線の照射量に応じて色の変化度合いが異なるものが存在する。例えば、日油技研工業株式会社製のUVラベルの場合、最高感度のものであれば、約1日の使用が可能であることが確認できた。第6実施形態のUVラベル5fは、円形であり、ボディ2fの基端側に付されているが、UVラベル5fの形状は、四角形、多角形など、他の形状でもよい。また、UVラベル5fを付す位置は、上記に限定されない。
(使用方法)
第6実施形態に係る吸引具1fは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第6実施形態に係る吸引具1fは、開封によって、UVラベル5fに紫外線が照射され、UVラベル5fの色が変化することで、香味の経時変化を確認することができる。図18は、第6実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。第6実施形態に係る吸引具1fは、開封直後から所定時間経過後では、UVラベル5fの色が変化する。図18の下図に示すように、UVラベル5fの色が既定の色に変化すると、所定時間経過したことが把握でき、喫煙終点の目安となる。第6実施形態に係る吸引具1fでは、時間の経過によってUVラベルの色が変化するため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第6実施形態に係る吸引具1fは、UVラベル5fを備えることで、使用者は、UVラベル5fの色が変化することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることもない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することも無い。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第6実施形態に係る吸引具1fでは、時間の経過に伴い、UVラベル5fの色が変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
<第7実施形態>
(構成)
図19から図21に示すように、第7実施形態に係る吸引具1gは、ボディ2g、カートリッジ3g、吸い口4g、液体収容部5gを備える。第7実施形態に係る吸引具1gは、液体収容部5gを備える点で、第1実施形態に係る吸引具1gと異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成である。
液体収容部5gは、ボディ2gの先端側内部に収容され、内部に空気が流れることで色が変化する液体が収容されている。液体収容部5gは、ボディ2gの先端側に空気の取り入れ口51gが設けられ、ボディ2の基端側に吸引経路21gと連通する排出口52gが設けられている。空気の取り入れ口51g及び排出口52gには、空気の通過を許容し、水の通過を規制する通気フィルタ(図示せず)が設けられている。液体には、石灰水が例示される。液体収容部5gは、ボディ2gの基端側内部に収容してもよい。
(使用方法)
第7実施形態に係る吸引具1gは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第7実施形態に係る吸引具1gは、使用者の喫煙による吸引に伴って、空気が液体収容部5g内に取り込まれることで、液体収容部5gに収容されている液体の色が変化し、香味の経時変化を確認することができる。図19は、喫煙始点における吸引具1gを示し、図20は、喫煙終点における吸引具1gを示す。第7実施形態に係る吸引具1gは、開封直後では、図19に示すように、液体収容部5gに収容されている液体が無色である。使用者が喫煙すると、吸引に伴って、空気が液体収容部5g内に取り込まれ、液体収容部5gに収容されている液体の色が変化する。図20に示すように、液体収容部5gに収容されている液体の色が既定の色に変化すると、喫煙終点の目安となる。第7実施形態に係る吸引具1gでは、第1実施形態に係る吸引具1aや第2実施形態に係る吸引具1bと異なり、使用者が自ら操作する必要がなく、喫煙に応じて自動的に液体収容部5gに収容されている液体の色が変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第7実施形態に係る吸引具1gは、液体収容部5gを備えることで、使用者は、液体収容部5gに収容されている液体の色の変化により、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第7実施形態に係る吸引具1gでは、時間の経過に伴い、液体収容部5gに収容されている液体の色が
変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
<第8実施形態>
(構成)
図22、図23に示すように、第8実施形態に係る吸引具1hは、ボディ2h、カートリッジ(図示せず)、吸い口4h、外付け液体収容部5hを備える。第8実施形態に係る吸引具1hは、外付け液体収容部5hが、ボディ2h先端の外側に接続されている点で、第7実施形態に係る吸引具1gと異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成であり、基本的には同様の機能を有するものとする。
外付け液体収容部5hは、ボディ2h先端の外側に接続自在であり、内部に空気が流れることで色が変化する液体が収容されている。外付け液体収容部5hは、ボディ2hの先端側にボディ2hとの接続口52hが設けられ、接続口52hとは別に空気を取り入れる空気取り入れパイプ51hが設けられている。外付け液体収容部5hには、外付け液体収容部5hの高さの3分の1程度まで、液体が収容されている。液体には、石灰水が例示される。
(使用方法)
第8実施形態に係る吸引具1hは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第8実施形態に係る吸引具1hは、外付け液体収容部5hと接続し、使用者の喫煙による吸引に伴って、空気が外付け液体収容部5h内に取り込まれ、外付け液体収容部5hに収容されている液体の色が変化することで、香味の経時変化を確認することができる。図22は、喫煙始点における吸引具1を示し、図23は、喫煙終点における吸引具1hを示す。第8実施形態に係る吸引具1hは、開封直後では、図22に示すように、外付け液体収容部5hに収容されている液体が無色である。使用者が喫煙すると、吸引に伴って、空気が外付け液体収容部5h内に取り込まれ、外付け液体収容部5hに収容されている液体の色が変化する。図23に示すように、外付け液体収容部5hに収容されている液体の色が既定の色に変化すると、喫煙終点の目安となる。第8実施形態に係る吸引具1hでは、第1実施形態に係る吸引具1aや第2実施形態に係る吸引具1bと異なり、使用者が自ら操作する必要は無く、喫煙に応じて自動的に外付け液体収容部5hに収容されている液体の色が変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
(作用効果)
第8実施形態に係る吸引具1hは、外付け液体収容部5hと接続されることで、使用者は、外付け液体収容部5hに収容されている液体の色の変化により、香味の経時変化を外部から確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。また、第8実施形態に係る吸引具1hでは、時間の経過に伴い、外付け液体収容部5hに収容されている液体の色が変化する。そのため、使用者が自ら操作することなく、香味の経時変化を確認することができる。
<第9実施形態>
(構成)
図24に示すように、第9実施形態に係る吸引具1iは、ボディ2i、カートリッジ(
図示せず)、吸い口4i、カウンタ5iを備える。第9実施形態に係る吸引具1iは、カウンタ5iを備える点で、他の実施形態に係る吸引具と構成が異なる。なお、既に説明した実施形態と同様の構成については、同一符号を付し、説明は割愛する。また、符号の数字に続くアルファベットは、実施形態を区別するために付したものであり、符号の数字が同じ構成同士は、互いに対応する構成であり、基本的には同様の機能を有するものとする。
カウンタ5iは、放射状に数字が付され、円の中心を軸に回転自在な円盤51iと、円盤を覆うケース52iによって構成されている。ケース52iには、数字を露出する矩形状の窓53iが設けられている。円盤51iを回転させ、窓53iから露出する数字を変更することで、経時変化を確認することができる。カウンタ5iは、回転自在なドラムに数字が付されたものでもよい。
(使用方法)
第9実施形態に係る吸引具1iは、使用前は包装袋で密封されており、包装袋を開封することで使用可能となる。第9実施形態に係る吸引具1iは、使用者が喫煙に応じて、カウンタ5iの円盤51iを回転させ、窓53iから露出する数字を変更することで、香味の経時変化を確認することができる。図24は、第9実施形態に係る吸引具の側面図であり、喫煙始点から喫煙終点への変化を示す。第9実施形態に係る吸引具1iは、開封直後では、例えば図24の上図に示すように、窓53iから露出する数字が「0」である。使用者が喫煙の度に円盤51iを回転させ、図24の下図に示すように、例えば、窓53iから露出する数字が「7」になると喫煙終点の目安となる。1度の喫煙でカウントする数は、喫煙1回当たりの吸引回数、1日当たりの喫煙回数、吸引具1iが喫煙終点となるまでの吸引可能回数等に基づいて、使用者が任意に決定することができる。
(作用効果)
第9実施形態に係る吸引具1iは、カウンタ5iを備えることで、使用者が喫煙に応じて、カウンタ5iの円盤51iを回転させ、窓53iから露出する数字を変更することで、香味の経時変化を確認することができる。また、例えば、喫煙終点が近い場合でも、使用者は、喫煙終点が近いことを認識した上で喫煙することができる。そのため、喫煙直後に不意に喫煙終点を迎えることがない。また、使用者は、既に喫煙終点を過ぎた状態で喫煙することがない。その結果、従来の吸引具と比較して、吸引具の満足度を向上することができる。
<その他の実施形態>
上述した実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、図25に示すように、吸引具5jは、ゲージ5aと、経時変化を知らせるシート5eの双方を備える構成でもよい。これにより、使用者が喫煙に応じて、スライド部材52aをスライドさせることで、香味の経時変化を確認することができる。また、使用者は、経時変化を知らせるシート5eに付されたインクが無色化することで、香味の経時変化を外部から確認することができる。
また、例えば、図26に示すように、第6実施形態に係る吸引具1fは、UVラベル5fと対比する基準シート6fを更に備える構成でもよい。基準シート6fは、UVラベル5fの色と香味の経時変化を対応づけたものであり、無色が喫煙始点、中間色が喫煙可能、最も濃い色が喫煙終点であることを示す。使用者は、UVラベル5fの色と基準シート6fを対比することで、例えば、喫煙終点か否かを容易に確認することができる。基準シート6fは、吸引具1fに付さずに、携帯可能なカード等に付すようにしてもよい。また、他の実施形態に係る吸引具においても、経時変化を色で示す場合には、色と喫煙状態(喫煙始点、喫煙可能、喫煙終点)とを対応づけたシートなどを付すことができる。
また、例えば、第7実施形態に係る吸引具1gにおいて、液体収容部5gに代えて、フィルタや多孔質体をボディ2gの内部に収容し、フィルタや多孔質体にシリカゲルなどの空気が流れることで色が変化する物質を含ませるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、水分、紫外線、酸素、二酸化炭素と反応して色が変化するものを例示的に説明したが、これらに代えて、大気中の二酸化炭素を吸収して色が変化するpH指示薬を塗布したペーパや、温度変化によって色が変化する汎用のインジケータを用いることもできる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る香味吸引具は、可能な限り各実施形態を組み合わせて実施することができる。また、本実施形態では、非加熱型香味吸引具は非加熱型たばこ香味吸引具を例に説明したが、これには限定されず、たばこ以外の香味吸引具としても用いることができる。本発明に係る非加熱型香味吸引具をたばこ以外の香味吸引具としても用いる場合、カートリッジにはハーブ類を収容することができる。ハーブ類には、ヒソップ、レモンバーム、ミント、バジル、オレガノ、マジョラムシソ、エゴマ、ロージマリー、セイボリー、タイム、アニス、アンゼリカ、チャービル、コリアンダー、カモミール、ワームウッド、ラベンダーが例示される。
1a〜1j・・・香味吸引具
2a〜1j・・・ボディ
3a〜1j・・・カートリッジ
4a〜1j・・・吸い口
5a・・・ゲージ
5b・・・カプセル
5c・・・シリンジ
5d・・・変色シート
5e・・・経時変化を知らせるシート
5f・・・UVラベル
5g・・・液体収容部
5h・・・外付け液体収容部
5i・・・カウンタ

Claims (11)

  1. 香味発生源と、
    前記香味発生源から放出される香味成分が流れる吸引経路と、
    前記香味発生源と前記吸引経路を内部に収容する容器と、
    前記容器に設けられ、前記香味成分による香味の経時変化を確認する香味変化確認部と、
    を備える香味吸引具。
  2. 前記香味変化確認部は、大気中の成分と反応することで経時変化する、請求項1に記載の香味吸引具。
  3. 前記大気中の成分には、水、酸素、二酸化炭素、温度、紫外線のうち、少なくとも何れか一つを含む、請求項2に記載の香味吸引具。
  4. 前記容器に設けられ、前記確認部と比較するための基準部を更に備える、請求項1から3の何れか1項に記載の香味吸引具。
  5. 前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量に応じて経時変化する、請求項1に記載の香味吸引具。
  6. 前記香味変化確認部は、前記吸引経路に沿って配置され、前記香味の経時変化に応じて位置を変更自在なスライド部材からなる、請求項1に記載の香味吸引具。
  7. 前記香味変化確認部は、外力を加えることで変形する複数のカプセルからなる、請求項1に記載の香味吸引具。
  8. 前記香味変化確認部は、大気に暴露される時間に伴って色が変化するシート部材からなる、請求項1に記載の香味吸引具。
  9. 前記香味変化確認部は、紫外線に反応して色が変化するシート部材からなる、請求項1に記載の香味吸引具。
  10. 前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量に応じて、空気が通過することで、色が変化する物質を収容する収容部からなる、請求項1に記載の香味吸引具。
  11. 前記香味変化確認部は、吸引回数、又は吸引量をカウントするカウンタからなる、請求項1に記載の香味吸引具。
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