JP2015122263A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子のレイアウトの自由度を向上させることができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置は、第1基板と、第2基板と、接続部材と、を備える。第1基板には発光素子が搭載され、第2基板には供給電力の供給経路が配設される。接続部材は、第1基板に搭載される発光素子及び供給経路を電気的に接続する。また、第1基板の長手方向の長さは、第2基板の長手方向の長さよりも短くなっている。【選択図】図4

Description

本発明は、照明装置に関する。
近年、一般的な表示装置として、液晶テレビジョンなどの液晶表示装置が普及している。この液晶表示装置は、バックライトモジュールから出射された光を液晶パネルに透過させることにより、液晶パネルの表面に映像を表示する。
また、近年では、薄型化及び省電力化の要求が高まってきており、特許文献1のように、LED(Light emitting Diode)を光源とするバックライトモジュールが注目されている。たとえば、特許文献1では、バックライトモジュールが、光調節部材を介して液晶表示パネルの背後に配置され、液晶表示パネルに光を照射している。このバックライトモジュールでは、LEDが、平行且つ等間隔に配置される複数の板形状のLED搭載基板の主面上に搭載されている。
特開2006−310319号公報
しかしながら、従来のバックライトモジュールは、特許文献1に示されるように、略同一形状のLED搭載基板を用いて構成される。そのため、LEDの配置はLED搭載基板単位で調整する必要がある。さらに、各LED搭載基板の長手方向の長さは略同じとなっている。よって、従来のバックライトモジュールでは、LEDのレイアウトが制限されるため、輝度ムラの改善が難しかった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、発光素子のレイアウトの自由度を向上させることができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一の態様による照明装置は、発光素子が搭載される第1基板と、供給電力の供給経路が配設される第2基板と、第1基板に搭載される発光素子及び供給経路を電気的に接続する接続部材と、を備え、第1基板の長手方向の長さは、第2基板の長手方向の長さよりも短い構成(第1の構成)とされる。
上記第1の構成によれば、発光素子が搭載される第1基板の長手方向の長さは、供給電力の供給経路が配設される第2基板の長手方向の長さよりも短くなっている。従って、長手方向の長さが略同一の基板に発光素子を搭載した従来の構成と比較して、発光素子のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、上記第1の構成の照明装置において、発光素子が第2基板には搭載されず、第1基板が第2基板から離間配置される構成(第2の構成)としてもよい。
この第2の構成によれば、発光素子が第2基板には搭載されないので、たとえば熱伝導性などの第2基板の放熱性を考慮する必要がない。そのため、より安価な基板を第2基板に用いることができ、製造コストを低減することができる。また、発光素子及び第2基板のレイアウトの自由度をより向上させることができる。そのため、照明装置の輝度ムラの防止に必要な発光素子の個数を削減することができ、個々の発光素子のレイアウト(たとえば配置位置及び光放射方向など)を調整することもできる。また、発光素子のレイアウトの調整により、個々の発光素子に対して一定以上の放熱面積を確保することもできる。よって、個々の発光素子における他の発光素子で発生する熱の影響を抑制又は防止することができる。
また、上記第1の構成の照明装置において、発光素子が第2基板に搭載され、第1基板に搭載される発光素子の数は、第2基板に搭載される発光素子よりも少ない構成(第3の構成)としてもよい。
この第3の構成によれば、第2基板に搭載される発光素子による照明装置の輝度ムラを、第1基板に搭載されるより少ない数の発光素子を用いて改善することができる。
また、上記第1〜第3のいずれかの構成の照明装置において、供給電力の中継供給経路が配設される第3基板をさらに備え、複数の第2基板が中継供給経路を介して電気的に接続される構成(第4の構成)としてもよい。
この第4の構成によれば、第3基板の中継供給経路を介して各第2基板間を電気的に接続するため、接続部材の必要個数をより少なくし、供給電力が伝送される経路をより簡単にすることができる。
また、上記第1〜第4のいずれかの構成の照明装置において、供給経路は、互いに平行に配設される複数の導通経路を有し、各々の導通経路には、接続部材を接続するための接続部が長手方向の異なる位置に設けられる構成(第5の構成)としてもよい。
この第5の構成によれば、互いに平行に配設される各導通経路において、長手方向の異なる位置に接続部が設けられる。そのため、接続部材を接続する接続部を選択することにより、導通経路の長手方向の平行方向及び垂直方向に対する接続部材の接続位置を調整することができる。また、第1基板に搭載された発光素子の第2基板に対する配置位置を調整することもできる。この効果は、接続部材が共通化されて、たとえば接続部材の種類及び形状(特に長さ)が統一される際において特に有効である。
また、上記第1〜第5のいずれかの構成の照明装置において、第1基板は、凹凸形状を有する基体の主面上に、主面の法線方向における第1基板に搭載される発光素子の発光位置が一定となるように設けられる構成(第6の構成)としてもよい。
この第6の構成によれば、基体の主面の表面形状に制限されることなく、照明装置の輝度ムラが生じないように第1基板を基体の主面上に配置することができる。
本発明によれば、発光素子のレイアウトの自由度を向上させることができる照明装置を提供することができる。
液晶テレビジョンの外観斜視図である。 液晶テレビジョン本体の分解斜視図である。 液晶テレビジョン本体の縦断面図である。 第1実施形態に係るLEDユニットの正面図である。 第1実施形態に係る配設基板の上面図である。 2個のLEDの片方のみを駆動する際の温度分布図の一例である。 2個のLEDの両方を駆動する際の温度分布図の一例である。 2個のLEDの両方を駆動する際の温度分布図の一例である。 LEDの中心点直下のリアフレーム温度の一例を示す表である。 第2実施形態に係るLEDユニットの一部を示す拡大正面図である。 第3実施形態に係るLEDユニットの正面図である。 第3実施形態に係る配設基板の上面図である。 放熱基板上のLEDの他の搭載例を示す図である。 放熱基板上のLEDの他の搭載例を示す図である。 配設基板の他の配置例を示す図である。
以下に、図面を参照し、液晶テレビジョン100を例に挙げて、本発明の実施形態を説明する。なお、液晶テレビジョン100は、本発明の照明装置を備える表示装置の一例である。また、以下では、液晶テレビジョン100の映像が表示される側を前面と呼び、その反対側を裏面とよぶ。
<第1実施形態>
図1は、液晶テレビジョンの外観斜視図である。液晶テレビジョン100は、図1に示すように、液晶テレビジョン本体100aと、該液晶テレビジョン本体100aを回動可能に支持するスタンド100bと、を備えている。
また、図2は、液晶テレビジョン本体の分解斜視図である。また、図3は、液晶テレビジョン本体の縦断面図である。なお、図3は、後述する図4の一点鎖線A−Aに沿う液晶テレビジョン本体100aの断面構造を示している。
図2及び図3に示すように、液晶テレビジョン本体100aは、フレーム1と、液晶パネル2と、直下型のバックライトモジュール3と、を有している。
フレーム1は、液晶パネル2及びバックライトモジュール3を収容する枠体であり、フロントフレーム11及びリアフレーム12を含んで構成されている。フロントフレーム11は、たとえば樹脂材料を用いて一体成型されており、4個の壁体を有して長方形の枠状に形成されている。リアフレーム12は、良好な熱伝導性を有する材料(たとえば金属)を用いて一体成型されており、4個の壁体を有して長方形の枠状に形成されている。また、リアフレーム12の内部には仕切部12aが設けられている。仕切部12aの上部の空間には、液晶パネル2及びバックライトモジュール3が収容される。なお、仕切部12aの下部の空間には、液晶テレビジョン100の主要な電気回路及びスピーカなどが収容されるが、本発明の趣旨とは異なるため、これらの説明は割愛する。
また、リアフレーム12の内側の主面(以下、内面と呼ぶ。)上には、反射シート13が貼り付けられている。この反射シート13は、バックライトモジュール3の出射光を反射する反射部材である。この反射シート13を備えていることで、液晶パネル2又はバックライトモジュール3内の後述の光拡散部材3bなどで反射される出射光を再び液晶パネル2に照射させることができる。よって、バックライトモジュール3の出射光の光利用効率を向上させることができる。
液晶パネル2は、その背後のバックライトモジュール3から照射される出射光の透過率を制御することにより、所定の画像を液晶パネル2の前面(図2では左側の主面)に表示する。なお、本発明の趣旨から外れるため、液晶パネル2の詳細については詳述しないが、液晶パネル2は、たとえば、第1偏光板、ガラス基板、カラーフィルター、液晶層、第2偏光板、及び駆動モジュールなどを含んで構成される。
バックライトモジュール3は、液晶パネル2の裏面側に配置され、所定の映像を表示させるための光を液晶パネル2に照射する照明装置である。図2及び図3に示すように、バックライトモジュール3は、支持フレーム3aと、光拡散部材3bと、LED(Light emitting Diode)ユニット3cと、を備えている。
支持フレーム3aは、光拡散部材3bを介して出射されるLEDユニット3cの出射光を遮らないように配置される枠状の支持部材である。支持フレーム3aは、フロントフレーム11との間に液晶パネル2を保持し、リアフレーム12との間に光拡散部材3bを保持している。
光拡散部材3bは、液晶パネル2の裏面側の主面に照射する光を調整するために、LEDユニット3cの出射光を拡散する光学部材である。図2及び図3に示すように、光拡散部材3bは、第1拡散パネル31と、第2拡散パネル32と、第1拡散パネル31及び第2拡散パネル32間に配置されるレンズパネル33と、を含んで構成されている。第1拡散パネル31、第2拡散パネル32、及びレンズパネル33はそれぞれ異なる形式で光を拡散させる光学シートである。これらは、LEDユニット3cから液晶パネル2に向かって、第1拡散パネル31、レンズパネル33、第2拡散パネル32の順に配置されている。LEDユニット3cから出射された光は、光拡散部材3bを通過する際に拡散され、面内での光量が一定の範囲内にそろえられ、面発光の照明光として出射される。
LEDユニット3cは、液晶パネル2に照射する光を出射する光源ユニットである。図4は、第1実施形態に係るLEDユニットの正面図である。LEDユニット3cは、複数のLED4と、LED4が搭載される放熱基板5(第1基板の一例)と、放熱層51と、LED4が搭載されない配設基板6(第2基板の一例)と、接着テープ63と、配線ワイヤ7と、を有する(図3及び図4参照)。
LED4は、液晶パネル2に照射する光(すなわち出射光)の光源となる発光素子である。
放熱基板5は、良好な熱伝導性を有する基板であり、1個のLED4を搭載している。本実施形態では、放熱基板5としてMCPCB(Metal Core Printed Circuit Board)が用いられている。放熱基板5の長手方向の長さは配設基板6の長手方向の長さよりも短くなっている。また、放熱基板5の主面(すなわちLED搭載面)には、LED4で発生する熱を十分に放散できる程度以上の放熱面積が確保されている。この放熱基板5は、良好な熱伝導性を有する放熱層51(熱伝導性接着テープなど)を介してリアフレーム12の内面に接着され、放熱基板5からリアフレーム12に熱伝導可能に固定されている。なお、各LED4の発光位置は、リアフレーム12の内面の法線方向において、同じ高さ(所謂、面一)となっている(図3参照)。
配設基板6は、LED4に電力(供給電力)を供給するための配線パターン61が配設された配線用プリント回路基板である。以下、配設基板6の主面上に配設された配線パターン61を供給経路と呼ぶ。リアフレーム12の内面において、複数の配設基板6が7行3列のマトリクス状に配置されており、各配設基板6の長手方向は該マトリクスの行方向と略同じとなっている。これらの配設基板6の各供給経路61は直列接続されている。また、各配設基板6は、接着テープ63を用いてリアフレーム12の内面に接着され固定されている。なお、配設基板6にはLED4が搭載されないため、配設基板6の放熱性(たとえば熱伝導性)を考慮する必要がない。そのため、配設基板6には、たとえばPCBなどの汎用の安価な基板を用いることができる。
配線ワイヤ7は、通電用の接続部材であり、たとえば、放熱基板5に搭載されるLED4を配設基板6の供給経路61と電気的に接続する。本実施形態では、統一された規格(すなわち種類及び形状が同じ)の配線ワイヤ7を用いている。そのため、部品の種類をより少なくできるので、製造コストを低減することができる。
図4に示すように、放熱基板5に搭載される各LED4は供給経路61及び配線ワイヤ7を介して直列接続されている。そのため、供給経路61を介さずに各LED4を直列接続する場合と比べて、LEDユニット3cの配線構造を簡素にすることができる。また、LED4及び配設基板6のレイアウトの自由度が高いため、表示画面のサイズ(すなわち液晶パネル2の大きさ)に応じて、LEDユニット3cの各構成要素(放熱基板5、配設基板6、配線ワイヤ7など)の規格を変更しなくてもよい。従って、部品を共通化できるため、製造コストを抑えることができる。
次に、配設基板6の主面上に配設される供給経路61について説明する。図5は、第1実施形態に係る配設基板の上面図である。図5に示すように、供給経路61は、配設基板6の長手方向と平行に設けられた3本の導通経路61aと、該3本の導通経路61aを電気的に接続する6本の接続経路61bと、を含んで構成されている。3本の導通経路61aは、所定の間隔を空けて互いに平行に配設されている。また、各導通経路61aには、配線ワイヤ7を接続するための接続部62が長手方向の異なる位置に設けられている。これらの接続部62は、配線パターンが配設されない部分であり、各接続経路61b間において各導通経路61aに1個ずつ設けられている。
なお、接続経路61b間には3個の接続部62が設けられているが、そのいずれにも配線ワイヤ7が接続されない場合には、該3個の接続部62の少なくともいずれかに導通部材が設けられる(図4参照)。この導通部材には、配線ワイヤ7が用いられてもよいし、他の導電性を有する部材又は導電手段(導電ペーストの塗布、半田づけなど)が用いられてもよい。また、図5は、本実施形態の供給経路61の一例であり、その配線パターンは図5に限定されない。たとえば、供給経路61の各構成要素(導通経路61a、接続経路61b、接続部62など)の配設位置及び配設個数などは図5の例示に限定されない。
このように供給経路61を配設すれば、配線ワイヤ7を介してLED4を接続する接続部62を選択することにより、導通経路61aの長手方向に対する水平方向及び垂直方向における接続ピッチ(すなわち、配線ワイヤ7を接続する位置の変化量)を調整することができる。また、接続ピッチを調整可能にすることにより、配設基板6の長手方向と平行な方向及び垂直な方向に対するLED4の配置位置を調整することもできる。
たとえば、リアフレーム12の内面に凹凸形状(絞り、段差など)がある場合、従来のLED搭載基板であれば、LED4の直下領域はリアフレーム12と熱伝導可能に接着され難くなる。そのため、LED4の素子温度が上昇し、LED4が劣化又は破損する恐れがある。一方、図5に示すような供給経路61に配線ワイヤ7を用いてLED4を接続すれば、放熱基板5に搭載されるLED4の直下領域がリアフレーム12と熱伝導可能となるように、放熱基板5をリアフレーム12の内面に接着することができる。たとえば、リアフレーム12の内面の絞り又は段差などを避けて接着したり、絞り又は段差の中(たとえば、その底部の平坦な部分)に接着したりすることができる。従って、リアフレーム12の内面の表面形状(凹凸の有無など)に制限されることなく、放熱基板5を熱伝導可能に配置できる。よって、LED4のレイアウトの自由度をより向上させることができる。
次に、上述のLEDユニット3cでは、LED4が搭載された放熱基板5を配設基板6から離間配置している。この離間配置により、各LED4が他のLED4での発熱の影響を互いに受け難く、或いは、受けないようにすることができる。
通常、2個のLED4を同一の基体(たとえばリアフレーム12)上に並列配置すると、一方のLED4は、2個のLED4間の距離(2個のLED4の各中心点の間隔)に応じて、他方のLED4で発生した熱の影響を受ける。図6A〜図6Cに、サーモグラフィを用いて、駆動時のLEDの直下領域におけるリアフレームの裏面側の温度分布を測定した結果の一例を示す。なお、図6Aは2個のLED4の片方のみを駆動する際の温度分布図の一例であり、図6B及び図6Cは2個のLED4の両方を駆動する際の温度分布図の一例である。各LED4の中心点D1、D2の間隔は、図6AではL1=44mmであり、図6BではL2=24mmであり、図6CではL3=96mmである。また、図7は、LEDの中心点直下のリアフレーム温度の一例を示す表である。図7に示す温度は、熱電対を用いて測定したリアフレームの裏面側の温度を示している。図6A〜図6C及び図7に示すように、2個のLED4を駆動すると、一方のLED4の直下領域でのリアフレーム温度は他方のLED4で発生する熱の影響を受けて上昇する。また、2個のLED4間の距離が近いほど、LED4の直下領域でのリアフレーム温度は上昇する。従って、他のLED4の発熱の影響を受けにくくするためには、各LED4を異なる基体に搭載するか、或いは、単独のLED4に割り当てられる放熱面積が一定以上となるように、各LED4を十分に離して配置することが望ましい。
一方、上述のLEDユニット3cでは、個々のLED4を異なる放熱基板5に搭載し、各放熱基板5をリアフレーム12の内面に熱伝導可能に接着して配置している。そのため、各LED4は、異なる放熱基板5に搭載された他のLED4で発生した熱の影響をほとんど受けず、該影響による各LED4の素子温度の上昇を抑制又は防止することができる。従って、各LED4の劣化を抑制して破損を防止することができる。
以上、本発明の第1実施形態を説明した。第1実施形態によれば、バックライトモジュール3は、LED4が搭載される放熱基板5と、供給電力の供給経路61が配設される配設基板6と、配線ワイヤ7と、を備える。配線ワイヤ7は、放熱基板5に搭載されるLED4及び供給経路61を電気的に接続する。また、放熱基板5の長手方向の長さは、配設基板6の長手方向の長さよりも短くなっている。こうすれば、長手方向の長さが略同一の基板にLED4を搭載した従来の構成と比較して、LED4のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、第1実施形態によれば、LED4が配設基板6には搭載されず、放熱基板5が配設基板6から離間配置される。こうすれば、たとえば熱伝導性などの配設基板6の放熱性を考慮する必要がない。そのため、より安価な基板を配設基板6に用いることができ、製造コストを低減することができる。また、LED4及び配設基板6のレイアウトの自由度をより向上させることができる。そのため、バックライトモジュール3の輝度ムラの防止に必要なLED4の個数を削減することができ、個々のLED4のレイアウト(たとえば配置位置及び光放射方向など)を調整することもできる。また、LED4のレイアウトの調整により、個々のLED4に対して一定以上の放熱面積を確保することもできる。よって、個々のLED4における他のLED4で発生する熱の影響を抑制又は防止することができる。
また、第1実施形態によれば、供給経路61は、互いに平行に配設される複数の導通経路61aを有する。各々の導通経路61aには、配線ワイヤ7を接続するための接続部62が長手方向の異なる位置に設けられる。こうすれば、配線ワイヤ7を接続する接続部62を選択することにより、導通経路61aの長手方向の平行方向及び垂直方向に対する配線ワイヤ7の接続位置を調整することができる。また、放熱基板5に搭載されたLED4の配設基板6に対する配置位置を調整することもできる。この効果は、配線ワイヤ7が共通化されて、たとえば配線ワイヤ7の種類及び形状(特に長さ)が統一される際において特に有効である。
また、第1実施形態によれば、放熱基板5は、凹凸形状を有するリアフレーム12の主面上に、該主面の法線方向における放熱基板5に搭載されるLED4の発光位置が一定となるように設けられる。こうすれば、リアフレーム12の主面の表面形状に制限されることなく、バックライトモジュール3の輝度ムラが生じないように放熱基板5をリアフレーム12の主面上に配置することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、配設基板6の各供給経路61間の少なくとも一部が、中継基板8(第3基板の一例)の主面上に配設された配線パターン81を介して電気的に接続される。以下、この配線パターンを中継供給経路81と呼ぶ。また、この中継供給経路81には、放熱基板5に搭載されるLED4を直列接続することが可能となっている。以下では、第1実施形態と異なる構成について説明する。また、第1実施形態と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図8は、第2実施形態に係るLEDユニットの一部を示す拡大正面図である。図8に示すように、各供給経路61は、中継基板8に配設された中継供給経路81を介して直列接続されている。また、中継供給経路81には、所定の間隔毎に配線パターンが配設されない部分82が設けられている。この部分82は、配線ワイヤ7を接続するための接続部として利用することができ、配線ワイヤ7などを用いて、配線基板6の供給経路61、又は放熱基板5に搭載されたLED4を中継供給経路81と直列接続することが可能となっている。
なお、配線ワイヤ7が接続されない接続部82には、導通部材が設けられる。この導通部材には、配線ワイヤ7が用いられてもよいし、他の導電性を有する部材又は導電手段(導電ペーストの塗布、半田づけなど)が用いられてもよい。また、図8では本実施形態の中継供給経路81の一例を示しており、その配線パターンは図8に限定されない。たとえば、中継供給経路81の配線パターンは供給経路61と同様であってもよい。
このように中継供給経路81を介して各供給経路61間を接続すれば、LED4及び供給経路61間を接続する場合と同じく、配線ワイヤ7を用いて供給経路61及び中継供給経路81間を直列接続することができる。従って、中継基板8の採用による部品の種類の増加を抑制でき、製造コストの増加を抑制することができる。
以上、本発明の第2実施形態を説明した。第2実施形態によれば、バックライトモジュール3は、供給電力の中継供給経路81が配設される中継基板8をさらに備える。また、複数の配設基板6が中継供給経路81を介して電気的に接続される。こうすれば、配線ワイヤ7の必要個数をより少なくし、供給電力が伝送される経路をより簡単にすることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。図9は、第3実施形態に係るLEDユニットの正面図である。図9に示すように、第3実施形態では、配設基板6は、供給経路61と直列接続されるLED4を搭載する。以下では、第1及び第2実施形態と異なる構成について説明する。また、第1及び第2実施形態及びその変形例と同様の構成部には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように配設基板6にはLED4が搭載されるが、配設基板6に搭載される各LED4の発光位置は、リアフレーム12の内面の法線方向において、放熱基板6に搭載される各LED4の発光位置と同じ高さ(所謂、面一)となっている。また、たとえば熱伝導性などの配設基板6の放熱性を考慮する必要があるため、配設基板6には、良好な熱伝導性を有するAl基板が用いられている。また、この配設基板6のLED搭載面上には電気絶縁層64が設けられ、この電気絶縁層64の上に供給経路61が配設されている。
図10は、第3実施形態に係る配設基板の上面図である。図10に示すように、供給経路61は、3本の導通経路61aと、2本の接続経路61bと、3個の電極パッド61cを含んで構成される。接続経路61bは、供給経路61の長手方向の端部にて3本の導通経路61aを電気的に接続する。電極パッド61cは、配設基板6に搭載するLED4を供給経路61と直列接続するために配設される配線パターンである。また、各導通経路61aには、配線ワイヤ7を接続するための接続部62が長手方向の異なる位置に設けられている。これらの接続部62は、配線パターンが配設されない部分であり、接続経路61bと電極パッド61cとの間及び各電極パッド61c間において各導通経路61aに1個ずつ設けられている。なお、図10は、本実施形態の供給経路61の一例であり、その配線パターンは図10に限定されない。たとえば、供給経路61の各構成要素(導通経路61a、接続経路61b、電極パッド61c、接続部62など)の配設位置及び配設個数などは図10の例示に限定されない。
このように供給経路61を配設すれば、従来のLED搭載基板と同様にLED4が搭載される配設基板6において、その供給経路61に放熱基板5に搭載されるLED4を直列接続することができる。また、液晶テレビジョン100のバックライトモジュール3では、通常、液晶パネル2に照射する光束量は、液晶パネル2の主面の端部から中央部に近い領域ほど大きくする必要がある。従って、図10に示すような供給経路61が配設された配設基板6がLEDユニット3cの光照射面の中央部に配置されていれば、光照射面の中央部に対応する箇所に、放熱基板5に搭載されたLED4を追加して容易に配置することができる(図9参照)。よって、液晶パネル2の主面の中央部に照射する光束量(たとえば輝度)を簡便に増加させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、上述の実施形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせに色々な変形が可能であり、本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述の第1〜第3実施形態では、1個の放熱基板5に1個のLED4が搭載されているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。図11A及び図11Bに例示すように、1個の放熱基板5に搭載されるLED4の数は、配設基板6に搭載されるLED4よりも少なければ、複数であってもよい。こうすれば、配設基板6に搭載されるLED4によるバックライトモジュール3の輝度ムラを、放熱基板5に搭載されるより少ない数のLED4を用いて改善することができる。また、1個の放熱基板5に複数のLED4を搭載する場合、1個の放熱基板5に搭載された各LED4の中心点間の距離Lが、同じ放熱基板5上の他のLED4で発生した熱の影響を互いに受けない程度に離れていればよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、接続部材として、配線ワイヤ7を用いているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。通電用の接続部材には、たとえばコネクタなどを用いてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では放熱基板5としてMCPCBを用いており、上述の第3実施形態では配設基板6としてAl基板を用いているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。第1〜第3実施形態の放熱基板5、及び第3実施形態の配設基板6は、熱伝導性の良好な基板であればよく、例えば、Al、Cuなどの金属材料を用いて形成されていてもよい。この場合、LED搭載面には電気絶縁層64を形成すればよい。或いは、第1〜第3実施形態の放熱基板5、及び第3実施形態の配設基板6は、アルミナなどのセラミック材料、又は、熱伝導性の充填剤を含む熱伝導性複合樹脂材料を用いて形成されていてもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、放熱層51として熱伝導性接着テープを用いているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。放熱層51は、たとえば、熱伝導性複合樹脂材料を用いた充填層であってもよい。或いは、放熱層51は、金属材料、セラミック材料などで形成された高熱伝導性の放熱体が熱伝導性テープ又は熱伝導性複合樹脂材料を用いて放熱基板5及びリアフレーム12に接着される構成であってもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、複数の配設基板6がマトリクス状に配置されており、各配設基板6の長手方向は該マトリクスの行方向と略同じとなっているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。たとえば図12に示す如く、各配設基板6は、マトリクス状又は該マトリクスの行方向と略同じ方向に配置する必要はなく、自由なレイアウトで配置することが可能である。さらに、上述の第1〜第3実施形態では、全ての供給経路61が直列接続されているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。たとえば図12に示す如く、所定個数毎に直列接続された供給経路61群が複数あってもよい。
また、上述の第1〜第3実施形態では、反射シート13がリアフレーム12の内面に貼り付けられているが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。出射光を反射する反射板がLEDユニット3cの裏面側に配置されていてもよい。この場合、LED4の放熱効率の低減を防止するために、放熱層51を介して放熱基板5がリアフレーム12に固定される部分と重複する反射板の各領域には開口を形成しておけばよい。
また、第1〜第3実施形態では、液晶テレビジョン100のバックライトモジュール3を例に挙げて説明したが、本発明の適用範囲はこの例示に限定されない。本発明は、熱の影響を受けやすい複数の光源(たとえばLED4などの発光素子)から光を出光する照明装置であれば適用可能である。
100 液晶テレビジョン
100a 液晶テレビジョン本体
100b スタンド
1 フレーム
11 フロントフレーム
12 リアフレーム
12a 仕切部
13 反射シート
2 液晶パネル
3 バックライトモジュール
3a 支持フレーム
3b 光拡散部材
31 第1拡散パネル
32 第2拡散パネル
33 レンズパネル
3c LEDユニット
4 LED
5 放熱基板
51 放熱層
6 配設基板
61 供給経路
61a 導通経路
61b 接続経路
61c 電極パッド
62 接続部
63 接着テープ
64 電気絶縁層
7 配線ワイヤ
8 中継基板
81 中継供給経路
82 接続部

Claims (6)

  1. 発光素子が搭載される第1基板と、
    供給電力の供給経路が配設される第2基板と、
    前記第1基板に搭載される発光素子及び前記供給経路を電気的に接続する接続部材と、
    を備え、
    前記第1基板の長手方向の長さは、前記第2基板の長手方向の長さよりも短い照明装置。
  2. 発光素子が前記第2基板には搭載されず、
    前記第1基板が前記第2基板から離間配置される請求項1に記載の照明装置。
  3. 発光素子が前記第2基板に搭載され、
    前記第1基板に搭載される発光素子の数は、前記第2基板に搭載される発光素子よりも少ない請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記供給電力の中継供給経路が配設される第3基板をさらに備え、
    複数の第2基板が前記中継供給経路を介して電気的に接続される請求項1〜請求項3のいずれかに記載の照明装置。
  5. 前記供給経路は、互いに平行に配設される複数の導通経路を有し、
    各々の前記導通経路には、前記接続部材を接続するための接続部が前記長手方向の異なる位置に設けられる請求項1〜請求項4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記第1基板は、凹凸形状を有する基体の主面上に、前記主面の法線方向における前記第1基板に搭載される発光素子の発光位置が一定となるように設けられる請求項1〜請求項5のいずれかに記載の照明装置。
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