JP2015122029A - 情報登録検索システム、方法、およびプログラム - Google Patents

情報登録検索システム、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの操作するエンドノードから分散データベースを構成するリレーノードにアクセスして情報の登録や検索を行う場合に、ユーザの利便性を向上させる。【解決手段】情報登録検索システムは、分散データベースを構成するリレーノードと、エンドノード、プログラムを配信する配信ノードから構成される。エンドノードは、配信ノードからプログラムを取得して実行する。プログラムは、登録情報または検索条件をユーザから取得する入力機能と、ユーザからの入力に応答して登録情報または検索条件に基づいてリレーノードに対して要求を送信する送信機能と、送信機能による要求の送信の後に新たなリレーノードとの接続を検知した場合に、新たなリレーノードに対して要求を送信する再送機能と、を備える。プログラムはウェブコンテンツとして、ウェブブラウザ上で実行されることも好ましい。【選択図】図4

Description

本発明は、分散データベースを構成するリレーノードにエンドノードがアクセスして情報の登録や検索を行う際の通信方法に関する。
車載無線通信機のようなモバイルノードを複数用いて分散データベースを構築する技術が研究されている(特許文献1)。分散データベースを構成する各ノード(リレーノードと称する)は、保有するデータを周囲のノードと交換することで、あるノードに登録された情報を広く伝播させることができる。
携帯情報端末などのエンドノードは、リレーノードに対して情報を登録したり検索したりすることができる。情報検索の場合、全てのリレーノードが同一のデータを保有していれば、1つのリレーノードに対して検索をすれば完全な結果が得られる。しかしながら、リレーノードごとに保有するデータが異なる場合には、新しいリレーノードと通信可能になる度に検索を繰り返すことが望ましい。また、情報の登録についても、リレーノード間での情報の伝播が遅い場合には、新しいリレーノードと通信可能になる度に情報の登録を繰り返すことが望ましい。
しかし、新しいリレーノードと通信可能となる度に情報の登録や検索のための操作をユーザに行わせるのは、利便性がよくない。また、リレーノードにアクセスするためのプログラムをあらかじめエンドノードにインストールしておくと、未使用時にもリソースを消費したり、プログラムの更新時に対応できなかったりする。また、あらかじめプログラムがインストールされていないエンドノードは、インストールしてからリレーノードにアクセスする必要があるため、ユーザの利便性を損なう。
特開2012−146034号公報
本発明は、ユーザの操作するエンドノードから分散データベースを構成するリレーノードにアクセスして情報の登録や検索を行う場合に、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
本発明は、エンドノードが分散データベースを構成するリレーノードに無線通信によりアクセスし情報の登録または検索を行う情報登録検索システムであって、エンドノードと、分散データベースを構成する複数のリレーノードと、前記エンドノードに対してプログラムを配信する配信ノードと、から構成される。前記複数のリレーノードのそれぞれは、情報を記憶する情報記憶手段と、前記エンドノードから要求を受信する受信手段と、前記エンドノードからの要求にしたがって前記情報記憶手段に対する処理を行う処理手段と、を備える。前記配信ノードは、プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラムを前記エンドノードへ配信する配信手段と、を備える。前記エンドノードは、前記プログラムを前記配信ノードから取得する取得手段と、前記プログラムを実行するプログラム実行手段と、を備える。前記プログラムは、登録情報または検索条件をユーザから取得する入力機能と、ユーザからの入力に応答して前記登録情報または前記検索条件に基づい
て前記リレーノードに対して要求を送信する送信機能と、前記送信機能による要求の送信の後に新たなリレーノードとの接続を検知した場合に、当該新たなリレーノードに対して前記要求を送信する再送機能と、を備える。
このように、ユーザが登録情報や検索条件を一度入力した後にエンドノードが新しいリレーノードと接続した場合に、プログラムが自動的に新しいリレーノードに対して要求を送信するので、ユーザの手間を省けて利便性が向上する。
さらに、配信ノードからプログラムを取得して実行しているので、プログラムをあらかじめインストールしておく必要がなく、また常に最新のプログラムを実行することができる。
本発明において、前記配信ノードの配信手段はウェブサーバであり、前記プログラムをウェブコンテンツとして前記エンドノードへ配信する、ことも好ましい。また、エンドノードが有する前記プログラム実行手段は、HTMLレンダリングエンジンである、ことも好ましい。
このようにすれば、エンドノードにおけるプログラムの取得と実行が簡単に行える。また、HTMLレンダリングエンジン上でプログラムを実行することで、ハードやOSに依存せずに実行できるというメリットもある。
本発明において、配信ノードは、リレーノードと独立したノードである必要はなく、配信ノードがリレーノードを兼ねてもよい。なお、全てのリレーノードが配信ノードとしての機能を持ってもよく、一部のリレーノードのみが配信ノードとしての機能を持ってもよい。ただし、全てのリレーノードが配信ノードとしての機能を持つことで、リレーノードにアクセス可能な場合に常にプログラムを取得できることが担保される。
本発明において、前記複数のリレーノードは、同一のESSIDを用いて無線LANアクセスを提供するものであり、前記受信手段は同一のURLによってアクセス可能なウェブサーバである、ことが好ましい。
このようにすれば、エンドノードのプログラムは、異なるリレーノードに対するアクセスであっても、仮想的に同一のノードにアクセスしているものと認識できる。すなわち、複数のリレーノードを1つのシステムと捉えることができる。
本発明において、前記プログラムは、前記再送機能による前記要求の送信に対する応答を前記リレーノードから受信して記憶しておき、ユーザから指示のあったタイミングで記憶しておいた前記応答をユーザに提示する、ことも好ましい。応答の提示として、検索条件に合致するデータの表示や、いくつのリレーノードに情報を登録できたかを表示することなどが考えられる。
このようにすれば、プログラムが自動的に行った処理の結果を、ユーザが望むタイミングで確認することができる。なお、再送機能による応答を得る度に、その応答をユーザに提示する構成を採用しても構わない。
本発明は、上記の手段の少なくとも一部を備える情報登録検索システムあるいはリレーノード、配信ノード、エンドノードとして捉えることもできる。また、本発明は、上記処理の少なくとも一部を実行する情報登録検索方法として捉えることもできる。また、本発明は、この方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、あるいはこのコンピュータプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体として捉える
こともできる。上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、ユーザの操作するエンドノードから分散データベースを構成するリレーノードにアクセスして情報の登録や検索を行う場合の、ユーザの利便性が向上する。
安否情報伝達システムの概要を示す図である。 携帯情報端末(エンドノード)および車載端末(リレーノード)の機能構成を示す図である。 登録・検索プログラムの表示画面の例を示す図。 情報登録処理の概要を示す図。 情報登録処理のシーケンスを示す図。 情報検索処理の概要を示す図。 情報検索処理のシーケンスを示す図。
<概要>
本発明の実施形態は、車載無線通信装置(車載端末)をリレーノードとして用いる安否情報伝達システム(情報登録検索システム)である。図1に本実施形態にかかる安否情報伝達システムの概要を示す。例えば、災害地域にいる被災者は携帯情報端末100から、車載端末200に対してメッセージの登録や検索を行う。車載端末200は、被災地域や避難所などを移動し、さらに保有しているメッセージを周囲の車載端末と交換することで、被災者が登録したメッセージが地理的に広い範囲に拡散する。被災者あるいはその他のユーザは車載端末にアクセスすることで、離れた被災地の被災者が登録したメッセージを取得することができる。なお、車載端末200は携帯基地局300や無線LANアクセスポイントなど広域通信網(インターネット等)に接続可能になった場合には、保有しているメッセージをサーバにアップロードすることで、被災地域以外のユーザも被災情報を検索できるようになる。
本実施形態にかかる安否情報伝達システムは、携帯情報端末100をエンドノード、車載端末200をリレーノードとする分散型データベースシステムと捉えることができる。なお、エンドノードとは、情報の登録(情報の生成)や情報の検索(情報の利用)を行うノードを意味する。また、リレーノードは、情報の中継を行うノードを意味する。エンドノードとリレーノードの両方の役割を担うノードが存在してもよいが、以下では説明を簡略化するために、そのようなケースは考慮しない。
安否情報伝達システムにおいて、全ての車載端末200(リレーノード)が保有している情報が常に同期されるならば、携帯情報端末100(エンドノード)からの情報登録や検索は一回行えばよい。しかしながら、本実施形態の構成では全ての車載端末200が保有している情報が即座に同期されることは期待できず、したがって、ユーザは、新しい車載端末200と通信可能になる度に、携帯情報端末100から情報の登録や検索を行うことが必要となる。
本実施形態は、エンドノード(携帯情報端末100)からリレーノード(車載端末200)と通信可能になる度に情報の登録や検索を行う際の、ユーザの手間を軽減させることを目的とする。ユーザの負担を軽減させることで、情報の登録および検索が有効に行え、システム内で多くの情報が流通することが期待される。
なお、以下の説明では、「エンドノード」と「携帯情報端末」の用語を互いに交換可能に用いる。同様に、「リレーノード」と「車載端末」の用語も互いに交換可能に用いる。
<構成>
[携帯情報端末(エンドノード)]
携帯情報端末100は、携帯電話機、スマートフォン、ノート型パソコン、タブレット型パソコンなどの携帯可能なコンピュータ装置である。携帯情報端末100の構成について図2(a)を参照して説明する。携帯情報端末100は、無線通信部110、制御部120、記憶部130、入出力部140を備える。
無線通信部110は、車載端末200と無線通信を行う機能部である。無線通信方式は任意であって構わないが、本実施形態では、無線LAN(IEEE 802.11規格)による通信を行うことを想定する。
制御部120は、CPUやMPUなどの汎用のプロセッサから構成され、メモリ等に記憶されたプログラムを実行することにより、無線LANクライアント121やウェブブラウザ122などの機能を提供する。無線LANクライアント121は車載端末200の無線LANアクセスポイント221と接続を確立し通信を行う機能を有する。ウェブブラウザ122はHTMLレンダリングエンジンを含み、HTML5によって記述されたウェブコンテンツを取得および解釈して、表示すべき文字や画像などを計算するプログラムである。HTMLレンダリングエンジンの例として、WebKit、Blink、Gecko、Tridentなどを
挙げることができる。ウェブブラウザ122は本発明における取得手段およびプログラム実行手段に相当する。
記憶部130には、入力情報記憶部131と応答結果記憶部132が含まれる。いずれもHTML5のWebStorage APIによって実現することができる。入力情報記憶部131は、車載端末200に対する情報の登録や検索のためにユーザが入力した登録情報や検索条件を記憶する機能部である。また、応答結果記憶部132は、情報の登録や検索の要求に対する車載端末200からの応答を記憶する機能部である。
入出力部140は、キーボードやタッチパネルなどの入力装置と、ディスプレイやスピーカーなどの出力装置から構成される。
なお、携帯情報端末100は、上記の機能以外にも、車載端末200が提供する機能に応じて、無線LAN認証クライアント、DHCPクライアント、DNSクライアントなどの機能を提供することも好ましい。
[車載端末(リレーノード)]
車載端末200の構成について図2(b)を参照して説明する。車載端末200は、無線通信部210、制御部220、記憶部230、入出力部240を備える。
無線通信部210は、他の車載端末200や携帯情報端末100と無線通信を行う機能部である。本実施形態では、無線LAN(IEEE 802.11規格)による通信を行うことを想定する。ただし、無線LAN以外にも、ミリ波通信やDSRC(専用境域通信)など任意の無線通信方式を採用可能であり、また、複数の方式を組み合わせたり、車車間通信と携帯情報端末との通信とで異なる方式を採用してもよい。さらに、ホワイトスペース通信などの利用可能な周波数帯を用いて通信を行うコグニティブ通信を採用することも好ましい。
制御部220は、CPUやMPUなどの汎用のプロセッサから構成され、メモリ等に記
憶されたプログラムを実行することにより、無線LANアクセスポイント221、無線LANクライアント222、ウェブサーバ223、データベース管理部224、安否情報交換部225の機能を提供する。
無線LANアクセスポイント221は、無線LANのアクセスポイントを提供する機能であり、携帯情報端末100や他の車載端末200に対して接続を提供する。本実施形態においては無線LANアクセスポイント221はソフトウェア(例えばhostapd)によっ
て実現される。
無線LANクライアント222は、無線LANアクセスポイントに対して接続するための機能であり、無線LANアクセスポイントを提供している他の車載端末200やその他のステーションノードと接続するために用いられる。この無線LANクライアント222を介して、車載端末間でユーザが登録した情報を交換する。本実施形態では、無線LANクライアントはソフトウェア(例えばwpa_supplicant)によって実現される。
ウェブサーバ223は、HTTPアクセスするクライアント(携帯情報端末100のウェブブラウザ等)に対して、ウェブコンテンツ記憶部231に記憶されたウェブコンテンツを提供する。なお、後述するように、ウェブコンテンツにはウェブブラウザ(HTMLレンダリングエンジン)上で実行可能な安否情報登録・検索のためのプログラムが含まれる。ウェブサーバ223はソフトウェア(例えばhttpd)によって実現される。ウェブサ
ーバ223およびウェブコンテンツ記憶部231は、本発明における配信手段およびプログラム記憶手段にそれぞれ相当する。
データベース管理部224は、携帯情報端末100から安否情報登録・検索用のプログラムを介して安否情報の登録や検索の要求を受信し、その要求に応じて安否情報記憶部232に対する操作を行う。データベース管理部224としては、既存の任意のデータベース管理システムを採用可能である。データベース管理部224は、本発明における受信手段および処理手段に相当する。
安否情報交換部225は、安否情報記憶部232に格納されている安否情報を他の車載端末との間で交換する機能部である。安否情報交換部225は、他の車載端末と通信可能になると、所定のアルゴリズムにしたがって、安否情報を選択して送信する。また、他の車載端末から安否情報を受信した場合に、安否情報記憶部232に格納する。安否情報記憶部232は、本発明における情報記憶手段に相当する。安否情報の交換方法は本発明においては特に限定されず従来の任意の手法を採用することができる。
なお、車載端末200においては、上記の機能以外にも、無線LAN認証サーバ、SSLデーモン、DHCPサーバ、DNSサーバなどの機能を提供することも好ましい。無線LAN認証サーバは、無線LAN接続の認証と暗号化を行う機能であり、例えばradiusd
によって実現できる。また、SSLデーモンはウェブサーバへのアクセスの認証と暗号化を行う機能であり、例えばmod_sslによって実現できる。DHCPサーバは、無線LAN
アクセスポイント221に接続したエンドノードに対してローカルIPアドレスを割り当てる機能部であり、例えばdhcpdによって実現できる。DNSサーバは、エンドノードが
リレーノード内のウェブサーバをURLでアクセスする場合に、URLをリレーノードのIPアドレスに変換する機能である。DNSサーバは例えばbindによって実現できる。
記憶部230には、ウェブコンテンツ記憶部231と安否情報記憶部232が含まれる。ウェブコンテンツ記憶部231は、ウェブサーバ223にアクセスしたウェブクライアントに提供する情報が格納される。また、ウェブコンテンツ記憶部231には、エンドノードのウェブブラウザ(HTMLレンダリングエンジン)において実行されるプログラム
も含まれる。本実施形態では、HTML5によって記述されたプログラムを用いる。このウェブコンテンツは、JavaScriptなどのスクリプト言語を含み、ユーザの入力に応じて動的なユーザインタフェースを提供する。なお、本明細書では、HTML5の用語は、WebSocket API, WebStorage API, Geolocation API, XML HttpRequest Level 2なども含めた
広義の意味で用いる。
安否情報記憶部232には、ユーザから登録された安否情報が格納される。安否情報のデータフォーマットは任意であって構わない。例えば、安否情報は、ユーザ名(氏名)、電話番号、メッセージ内容(任意のテキスト)、登録日時などを含む。安否情報は、さらに、登録場所、受信日時、受信場所、直近の転送日時などの情報を含むことも、車載端末間での安否情報の交換を効率化するために好ましい。
入出力部240は、キーボードなどの入力装置と、ディスプレイやスピーカーなどの出力装置から構成される。
[ウェブコンテンツ(登録・検索プログラム)]
ウェブコンテンツ記憶部231に格納されるウェブコンテンツのうち、エンドノードからの情報登録や情報検索を行うためのウェブコンテンツについて説明する。このウェブコンテンツは、エンドノードのウェブブラウザ122によって実行され、リレーノードへの情報登録や情報検索のためのユーザインタフェース機能や、リレーノードへの登録要求や検索要求の送信機能および応答結果の受信機能などを提供する。以下、このウェブコンテンツのことを他のウェブコンテンツと区別するために、「登録・検索プログラム」とも称する。登録・検索プログラムはJavaScriptなどによるスクリプトを含むHTML5コンテンツであり、ウェブブラウザ(HTMLレンダリングエンジン)が解釈・実行することで以下のような機能を提供する。
登録・検索プログラムは、図3に示すように、登録する情報の内容や情報検索の条件などをユーザが入力するためのインタフェースを提供する(入力機能)。情報登録の場合には、氏名81、電話番号82、メッセージ83が入力可能であり、登録ボタン84を選択することで、入力された情報の登録が実行される。なお、登録情報のフォーマットは任意であってよく、上記以外に例えば、年齢や現在地などの情報を入力するようにしてもよい。また、情報検索の場合には、氏名85や電話番号86を入力可能であり、検索ボタン87を選択することで、入力された条件での検索が実行される。なお、図3のインタフェースは一例に過ぎず、例えば、入力項目や入力方式は図3に示す以外のものであってもよいし、情報登録と情報検索のためのページをそれぞれ異なるようにしてもよい。
登録ボタン84が選択され情報登録が実行される場合には、登録・検索プログラムは、WebSocket APIを用いてリレーノードに対して情報登録要求を送信する(送信機能)。こ
の情報登録要求は、リレーノードのデータベース管理部224によって処理され、ユーザによって入力された登録情報が安否情報記憶部232に記憶される。登録・検索プログラムが、リレーノードから登録完了の通知を受けた場合には、登録が完了した旨の表示(例えば「登録完了」の表示)をユーザに提供する。また、ユーザによって入力された登録情報を、いくつのリレーノードに登録されたかを、WebStorage APIを用いてウェブブラウザ122環境内に記憶しておく。
検索ボタン87が選択され情報検索が実行される場合には、登録・検索プログラムは、WebSocket APIを用いてリレーノードに対して情報検索要求を送信する(送信機能)。こ
のクエリ要求は、リレーノードのデータベース管理部224によって処理され、検索条件に合致する安否情報が安否情報記憶部232から抽出され、エンドノードに送信される。登録・検索プログラムが、リレーノードから検索結果の通知を受けた場合には、検索結果
の内容(例えば「山田太郎さん:避難所Aにいます」)をユーザに提示することが好ましい。また、ユーザによって入力された検索条件を、検索結果とともにWebStorage APIを用いてウェブブラウザ122環境内に記憶しておく。
現在接続されているリレーノードとの接続が切断し、新しいリレーノードとの接続が検知された場合には、登録・検索プログラムは、WebStorage APIに記憶されている登録情報および検索条件についての登録要求および検索要求を新しいリレーノードに対して自動的に送信する(再送機能)。登録要求および検索要求に対するリレーノードからの応答は、WebStorage APIを用いてウェブブラウザ122環境内(ローカルデータベース)に記憶される。たとえば、登録済みリレーノード数や検索結果などがローカルデータベースに記憶される。
新しいリレーノードとの接続およびその検知方法について説明する。全てのリレーノードが共通のESSID(ネットワークID)を用いるようにすることで、携帯情報端末100は一般に前回の実績を適用することで自動的に新しいリレーノードとの無線リンクを確立することが可能である。登録・検索プログラムは、定期的に無線リンクの確立有無を確認したり、無線リンクが確立した場合に携帯情報端末100の制御部220からイベント通知を受け取ることで、新しい接続を検知可能である。新しい接続を検知した際に登録・検索プログラムがSystemInfo APIを用いてESSIDを調べて、ESSIDがリレーノードにおいて共通に用いられるものであれば、登録・検索プログラムは新しいリレーノードに接続したことを検知できる。
登録・検索プログラムは、ユーザからの指示によって情報登録に関する登録実績や情報検索に関する検索結果を表示する機能を有する。これは、WebStorage APIに登録情報や検索条件と関連づけられて記憶されている情報を表示することにより行える。登録実績は、例えば、いくつのリレーノードに対して情報登録が完了したかを表す情報である。検索結果は、例えば、検索条件に合致する登録情報である。また、いくつのリレーノードに対して情報検索を行ったかという情報などを表示してもよい。
登録・検索プログラムは、上記以外にも、既に入力された登録情報や検索条件の内容を変更するための機能や、情報得録や情報検索の自動実行を一時停止・再開・終了するための機能を提供することも好ましい。
<ネットワークインタフェースの実装例>
全てのリレーノード200は、同一のESSIDおよび同一のURLを有するように設計することが好ましい。ESSIDを同一とすることにより、エンドノードは前回の接続実績を利用して自動的に接続することが可能となる。また、同一のURL(より詳細には、スキームとドメインとポート番号からなるオリジン)によりアクセス可能とことで、エンドノードは同一のノードへのアクセスと認識でき、接続先のリレーノードが変更されてもセッションの継続が可能となる。また、WebStorage APIはオリジンによって名前空間が分けられるので、各リレーノードから取得した情報を同一のデータベース内に統一して管理できる。
また、リレーノード200は、エンドノードからHTTPリクエストを受け、それが初回のアクセスである場合には、登録・検索プログラムのダウンロードを促すページへリダイレクトするように構成することも好ましい。こうすることで、ユーザが登録・検索プログラムを取得するためのアドレスを知らなくても、登録・検索プログラムを取得できるようになる。なお、リダイレクト先を登録・検索プログラムを配信するページとしても構わないが、ユーザビリティの観点から上記のようにしてユーザの確認を得てから登録・検索プログラムがダウンロードされる方が好ましい。
<処理フロー>
[情報登録処理]
以下、エンドノードからリレーノードに対して情報の登録や検索を行う際の処理の流れを図面を参照しながら説明する。まず情報登録処理について説明する。図4は情報登録処理の流れの概要を説明する図であり、図5は情報登録処理のシーケンスを示す図である。
エンドノードとリレーノードAが接近すると、リレーノードAの無線LANアクセスポイント221とエンドノードの無線LANクライアント121との間で接続が確立される(S101)。接続が確立されると、リレーノードAのDHCPサーバが、エンドノードに対してIPアドレスを割り当てる(S102)。
ユーザがウェブブラウザ122を起動して、URLを指定してリレーノードの登録・検索プログラムの配信ページにアクセスする(図4の処理1)と、図5のステップS104〜S107の処理が行われる。すなわち、DNSサーバでの名前解決によりURLに対応するIPアドレスが得られる(S104)。そして、ウェブブラウザ122がそのIPアドレスに対してHTTP要求を送信し(S105)、ウェブサーバからのHTTP応答を受信する(S106)。HTTP応答の中には登録・検索プログラムも含まれ、このプログラムコンテンツがエンドノードにダウンロードされる(S107、図4の処理2)。なお、登録・検索プログラムの配信ページへのアクセスは、ユーザがアドレスを直接入力してもよいし、ウェブブラウザ122がアドレスをあらかじめ記憶していてもよい。
なお、ここでは登録・検索プログラムの配信ページに対してURLを指定してアクセスする例を説明したが、エンドノードが無線LANアクセスポイント221を介して初めてアクセスした場合には、リレーノードは、指定されたアドレスにかかわらず登録・検索プログラムのダウンロードページにリダイレクトすることが好ましい。この場合、ユーザがダウンロードの開始を選択することで、登録・検索プログラムのダウンロードが行われる。
ウェブブラウザ122が登録・検索プログラムを取得すると、その内容を解釈して、図3に示すような画面を提示する。ここではユーザがリレーノードに情報を登録するために、登録情報を入力して登録処理を開始したとする(S108、図4の処理3)。すると、登録・検索プログラムは、入力された登録情報をローカルデータベース(WebStorage API)に格納するとともに、この情報をリレーノードのデータベースに登録するための要求(登録要求)を、リレーノードAに対して送信する(S109、図4の処理4)。この登録要求を受けて、リレーノードAのデータベース管理部224は登録情報を安否情報記憶部232に登録(格納)する(図4の処理5)。
なお、図には示していないが、情報の登録が完了したらその旨の通知がリレーノードからエンドノードに送信され、エンドノードでは情報の登録が完了した旨の表示を行う。
ここで、リレーノードAが移動するなどしてエンドノードとリレーノードAの間の無線リンクが切断し(S110)、その後エンドノードとリレーノードBが通信可能になる状況を想定する。エンドノードとリレーノードBが接近すると、リレーノードBの無線LANアクセスポイント221とエンドノードの無線LANクライアント121との間で接続が確立される(S111)。接続が確立されると、リレーノードBのDHCPサーバが、エンドノードに対してIPアドレスを割り当てる(S112)。
登録・検索プログラムは、新しいリレーノードBへの接続を検知すると、ステップS108においてユーザから入力された登録情報を、リレーノードBに対してこの情報の登録
要求を自動的に(ユーザの明示的指示無しに)送信する(S114、図4の処理6)。リレーノードBはこの登録要求を受けて、データベース管理部224を介して安否情報記憶部232に送信された情報を登録(格納)する(図4の処理7)。
このような処理を行うことで、ユーザは登録すべき情報を一度入力するだけで、新しいリレーノードとの接続が確立する度に、登録・検索プログラムが情報の登録を自動的に行うので、ユーザに負担を掛けることなく多くのリレーノードに対して情報を登録させることができる。
[情報検索処理]
次に、情報検索処理について説明する。図6は情報検索処理の流れの概要を説明する図であり、図7は情報検索処理のシーケンスを示す図である。無線LAN接続を確立してからウェブコンテンツ(登録・検索プログラム)を取得するまでの処理(ステップS201〜S207、図6の処理1〜2)は情報登録処理の場合と同様であるので、説明を省略する。
ウェブブラウザ122が登録・検索プログラムを取得すると、その内容を解釈して、図3に示すような画面を提示する。ここではユーザがリレーノードから登録情報(安否情報)を取得するために、検索条件を入力して検索処理を開始したとする(S208、図6の処理3)。この場合、登録・検索プログラムは、入力された検索条件による検索要求をリレーノードに対して送信する(S209、図6の処理4)。この検索要求を受けて、リレーノードAのデータベース管理部224は検索要求に含まれる条件で安否情報記憶部232を検索し、検索条件に合致するデータを取得してエンドノードへ送信する(S210。図6の処理5)。エンドノードは検索結果を受け取ると、その内容をローカルデータベース(WebStorage API)に格納する(図6の処理6)。また、ローカルデータベースに格納された検索結果を取得して、検索結果を表示するための画面をユーザに提示する(ステップS211、図6の処理7〜8)。
エンドノードとリレーノードAの接続が切断してから、エンドノードがリレーノードBと接続を開始するまでの処理(S212〜S215)は情報登録処理の場合と同様であるので説明を省略する。
登録・検索プログラムは、新しいリレーノードBへの接続を検知すると、ステップS208においてユーザから入力された検索条件に基づく検索要求を、リレーノードBに対して自動的に(ユーザの明示的指示無しに)送信する(S216、図6の処理9)。リレーノードBはこの検索要求を受けて安否情報記憶部232を検索し、検索条件に合致するデータを取得してエンドノードへ送信する(S217、図6の処理10)。エンドノードは検索結果を受け取ると、その内容をローカルデータベース(WebStorage API)に格納する(図6の処理11)。
その後、ユーザが任意のタイミングで検索結果の表示を更新(リロード)するよう指示する(S218、図6の処理12)と、登録・検索プログラムはローカルデータベースに登録されている情報を取得して、全ての検索結果を表示するための画面をユーザに提示する(S219、図6の処理13〜14)。
このような処理を行うことで、ユーザは検索条件を一度入力するだけで、新しいリレーノードとの接続が確立する度に、登録・検索プログラムが情報の検索を自動的に行うので、ユーザに負担を掛けることなく多くのリレーノードから情報検索を行える。
なお、ここで説明した処理は一例に過ぎない。例えば、登録・検索プログラムが既にウ
ェブブラウザ122に読み込まれているのであれば、リレーノードから登録・検索プログラムを取得せずに情報登録や情報検索の処理を開始すればよい。また、上記の説明では、情報登録あるいは情報検索のいずれか1つの処理のみが自動的に行われるものとして説明したが、複数の情報登録や複数の情報検索あるいは情報登録と情報検索の組合せを自動的に実行するようにしてもよい。すなわち、ユーザは登録・検索プログラムに対して登録処理や検索処理を複数依頼し、プログラムは新しいリレーノードと通信可能になる度にこれら複数の処理要求を新しいリレーノードに送信するようにしてもよい。また、それぞれの情報登録や情報検索について、ユーザが自動実行を一時停止したり再開したり終了したりするように指示可能とすることも好ましい。
また、エンドノードが登録・検索プログラムを介してリレーノードに要求を送信する際に、登録・検索プログラムのバージョンを通知することが好ましい。リレーノードでは、要求の送信元の登録・検索プログラムのバージョンを確認し、最新版でない場合にはエンドノードに対して最新版のプログラムを取得するよう促すことも好ましい。このようにすれば、常に最新のプログラムに基づいて情報の登録や検索が行える。なおここで、プログラムの更新とは、プログラム全体を更新すること以外にも、プログラムが参照する設定ファイルを更新することも含まれる。
<実施形態の有利な効果>
本実施形態によれば、ユーザが車載端末と通信可能になる度に情報登録や情報検索のための入力を行う必要がなくなり、ユーザの手間が軽減される。また、情報登録や情報検索のためのプログラムをあらかじめ携帯情報端末にインストールする必要がなく、単なるウェブアクセスによってこのプログラムを取得することができる。このようにユーザの手間を軽減することにより、ユーザの利用回数が増え、システム内により多くの情報が流通することが期待される。
また、情報登録や情報検索のためのプログラムを、ウェブブラウザ上で動作するウェブコンテンツの形式としているので、HTML規格にしたがってプログラムを記述すれば、ハードウェアやOSに依存することなく任意の端末において実行が可能である。また、このようなプログラム配信形態を採用することで、プログラム未使用時には携帯情報端末のリソースを消費しないという利点もある。
<変形例>
上記の説明は、本発明の実施形態を例示的に説明したものであり、本発明は上記の実施形態に限定して解釈されるべきではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、全てのリレーノード(車載端末)が登録・検索プログラムを配信するための機能を有するものとして説明したが、一部のリレーノードのみがプログラム配信機能を有するようにしてもよい。また、分散データベースとして機能するリレーノードと、登録・検索プログラムを配信する配信ノードとを分離してもよい。すなわち、リレーノードは情報の登録や検索処理のみを行い、配信ノードは登録・検索プログラムの配信処理のみを行うようにしてもよい。このようにすると、エンドノードが登録・検索プログラムを取得できる機会が減ることが想定されるが、セキュリティが担保されたノードのみがプログラムを配信可能とできるので安全性が向上する。
また、上記の実施形態では、ウェブブラウザからウェブサーバへアクセスする際にURLを用いているが、IPアドレスを指定してアクセスするようにしてもよい。この場合、ウェブブラウザ内のローカルデータベースはIPアドレスによって名前空間が分けられるので、全てのリレーノードを仮想的に同一の分散データベースとみなすためには、全ての
リレーノードが同一のIPアドレスを有するようにする必要がある。このようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、配信ノードとリレーノードとを分離する場合は、少なくとも配信ノードについてはESSID(ネットワークID)を共通かつ固定とすることが望ましい。エンドノードがプログラム(ウェブコンテンツ)を取得する必要があるためである。配信ノードのプログラム配信アドレスのURLは、共通かつ固定であってもよいし、初回アクセス時にそのアドレスにリダイレクトされるようにしてもよい。また、リレーノードのESSIDやURL(あるいはIPアドレス)も固定としてもよいが、これらは異なるようにし、リレーノードにアクセスする際のESSIDやURL(あるいはIPアドレス)を配信ノードが配布するプログラム(群)内に記述しておいてもよい。このようにESSIDやURL等をプログラムから指定することで、リレーノードが独立した複数の情報登録検索システムを併有する場合にも対応することができる。
また、上記の実施形態は災害時の安否情報伝達システムであるが、複数のリレーノードから構成される分散データベースシステムの応用は任意であって構わない。例えば、センサネットワークにおける情報中継や、センタ型データベースの負荷分散などを応用例として想定できる。どのようなシステムであっても、上記の実施形態で説明したエンドノードとリレーノードとの間の情報登録や情報検索のための仕組みは適用可能である。また、リレーノードは車載端末である必要はなく、任意の移動可能な無線通信装置であって構わない。移動可能な無線通信装置とは、車両や船舶や航空機などに備え付けられた無線通信装置や、ノート型コンピュータやスレート型コンピュータや携帯電話機などのようにユーザが持ち運び可能な無線通信機などである。もっとも、リレーノードが移動可能であることも必須ではなく固定の無線通信装置から構成されるシステム(センサネットワークなど)にも本発明は適用可能である。
100:携帯情報端末(エンドノード)
120:制御部 121:ウェブブラウザ
130:記憶部 131:入力情報記憶部 132:応答結果記憶部
200:車載端末(リレーノード)
220:制御部 223:ウェブサーバ 224:データベース管理部 225:安否情報交換部
230:記憶部 231:ウェブコンテンツ記憶部 232: 安否情報記憶部

Claims (11)

  1. エンドノードが分散データベースを構成するリレーノードに無線通信によりアクセスし情報の登録または検索を行う情報登録検索システムであって、
    エンドノードと、分散データベースを構成する複数のリレーノードと、前記エンドノードに対してプログラムを配信する配信ノードと、から構成され、
    前記複数のリレーノードのそれぞれは、情報を記憶する情報記憶手段と、前記エンドノードから要求を受信する受信手段と、前記エンドノードからの要求にしたがって前記情報記憶手段に対する処理を行う処理手段と、を備え、
    前記配信ノードは、プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラムを前記エンドノードへ配信する配信手段と、を備え、
    前記エンドノードは、前記プログラムを前記配信ノードから取得する取得手段と、前記プログラムを実行するプログラム実行手段と、を備え、
    前記プログラムは、登録情報または検索条件をユーザから取得する入力機能と、ユーザからの入力に応答して前記登録情報または前記検索条件に基づいて前記リレーノードに対して要求を送信する送信機能と、前記送信機能による要求の送信の後に新たなリレーノードとの接続を検知した場合に、当該新たなリレーノードに対して前記要求を送信する再送機能と、を備える、
    情報登録検索システム。
  2. 前記配信ノードの配信手段はウェブサーバであり、前記プログラムをウェブコンテンツとして前記エンドノードへ配信する、
    請求項1に記載の情報登録検索システム。
  3. 前記プログラム実行手段は、HTMLレンダリングエンジンである、
    請求項2に記載の情報登録検索システム。
  4. 前記配信ノードは、前記リレーノードを兼ねる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報登録検索システム。
  5. 前記複数のリレーノードは、同一のESSIDを用いて無線LANアクセスを提供するものであり、前記受信手段は同一のURLによってアクセス可能なウェブサーバである、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報登録検索システム。
  6. 前記プログラムは、前記再送機能による前記要求の送信に対する応答を前記リレーノードから受信して記憶しておき、ユーザから指示のあったタイミングで記憶しておいた前記応答をユーザに提示する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報登録検索システム。
  7. エンドノードと、分散データベースを構成する複数のリレーノードと、前記エンドノードに対してプログラムの配信する配信ノードと、から構成され情報登録検索システムにおける情報登録検索方法であって、
    前記エンドノードが、前記配信ノードから前記プログラムを取得する取得ステップと、
    前記エンドノードが、前記プログラムを実行するプログラム実行ステップと、
    前記エンドノードが実行する前記プログラムが、登録情報または検索条件をユーザから取得する入力ステップと、
    前記エンドノードが実行する前記プログラムが、ユーザから入力された前記登録情報または前記検索条件に基づいて前記リレーノードに対して要求を送信する送信ステップと、
    前記エンドノードが実行する前記プログラムが、前記送信ステップの後に新たなリレーノードとの接続を検知した場合に、当該新たなリレーノードに対して前記要求を送信する
    再送ステップと、
    を含む、情報登録検索方法。
  8. 前記取得ステップでは、前記配信ノードのウェブサーバから、ウェブコンテンツとして前記プログラムを取得する、
    請求項7に記載の情報登録検索方法。
  9. 前記プログラム実行ステップでは、HTMLレンダリングエンジンを用いて前記プログラムを実行する、
    請求項8に記載の情報登録検索方法。
  10. 前記エンドノードの前記プログラムが、前記再送ステップにおける前記要求の送信に対する応答を前記リレーノードから受信して記憶するステップと、
    前記エンドノードの前記プログラムが、ユーザからの指示のあったタイミングで記憶しておいた前記応答をユーザに提示するステップと、
    をさらに含む、請求項7から9のいずれか1項に記載の情報登録検索方法。
  11. 分散データベースを構成するリレーノードに無線通信によりアクセスして情報の登録または検索を行うためのプログラムであって、
    登録情報または検索条件をユーザから取得する入力ステップと、
    ユーザから入力された前記登録情報または前記検索条件に基づいて前記リレーノードに対して要求を送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの後に新たなリレーノードとの接続を検知した場合に、当該新たなリレーノードに対して前記要求を送信する再送ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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