JP2015121468A - 力学量検出センサとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動電極と可動電極を収容するパッケージ側に配置される固定電極とにより構成される隙間を高精度に確保できる力学量検出センサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】パッケージに対して固定される固定電極110とパッケージに対して可動に配置される可動電極104との間隙の変動を利用して力学量を検出する力学量検出センサにおいて、パッケージを構成し可動電極の周囲に配置される枠部119と可動電極とが同一材料を含み形成されることを特徴とする力学量検出センサを提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、力学量の変化により対向した電極間の距離の変化をこれらの電極により形成されるコンデンサの静電容量の変化として検出することにより力学量変化を測定したり、電極間の接触によりスイッチングを行う力学量検出センサとその製造方法に関する。
容量型加速度センサは、固定電極と可動電極との間にできる間隙によるコンデンサの静電容量を検出することにより加速度を測定する。このような加速度センサを構成する可動電極は、固定電極が形成されている構造体と梁により保持されており、この梁の加速度によるたわみが可動電極の動きを発生し、固定電極との間のコンデンサ容量の変化を発生させている。固定電極と可動電極の間隙は、数μmから数十μm程度であり、可動電極を保持する梁の厚みも数μmから数十μmである。また、梁のたわみを大きくするために、可動電極には錘が取り付けられた構造を有している。このような容量型加速度センサはその寸法精度などから、その製造方法として、シリコンを用いたいわゆるMEMSによる方法が多く採用されている(たとえば、特許文献1参照)が、近年の電鋳技術の発展により、電鋳による製造も提案されている(たとえば、特許文献2、3参照)。
しかしながら、シリコンを用いたMEMSによる方法では、シリコン本体を錘としたり、錘や可動電極を保持し、可動電極を可動するための梁をシリコンの窒化膜や酸化膜により作製する。この場合、シリコンを高アスペクト比でエッチングする工程を通す必要がある。この時、高額なドライエッチング装置を用いて危険性が高い特殊なガスを使用し、また、エッチングに際しても、シリコン化合物を使用していることからフッ化水素酸のような危険な薬品を多用する。このため、製造設備は高額となり、コスト高となるおそれがあった。
また、電鋳法により、このようなセンサを作製する場合、製造設備等はシリコンを用いたMEMSによる方法と比べ有利となるが、可動部となる梁や錘とそれを保持する部分を電鋳で作製することになるが、これを保持する固定電極を設けた基板と可動電極との間に設ける間隙を形成するために基板に凹部を形成する必要があり、この間隙の精度や可動部と固定基板との接続に課題があった。
さらに電鋳法による方法では、最終的にパッケージに収納する方法等に問題があった。
特開平8−320343号公報 特開2007−139581号公報 特開2009−128269号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、可動電極と可動電極を収容するパッケージ側に配置される固定電極とにより構成される隙間を高精度に確保できる力学量検出センサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の力学量検出センサは、パッケージに対して固定される固定電極と前記パッケージに対して可動に配置される可動電極との間隙の変動を利用して力学量を検出する力学量検出センサであって、前記パッケージを構成し前記可動電極の周囲に配置される枠部と前記可動電極とが同一材料を含み形成されることを特徴とする。
また、本発明の力学量検出センサは、前記パッケージが、前記固定電極が固定される少なくとも2枚の基板を有し、前記枠部は、前記2枚の基板を接続するよう形成されることを特徴とする。
また、本発明の力学量検出センサは、前記同一材料が、ニッケルを主成分とする金属であることを特徴とする。また、本発明の力学量検出センサは、前記基板が、少なくともセラミックス、ガラス、表面に絶縁層が設けられたシリコンを含む絶縁性材料により構成されていることを特徴とする。
また、本発明の力学量検出センサは、前記可動電極が錘を備えることを特徴とする。
また、本発明の力学量検出センサは、前記固定電極と前記可動電極との間隙によるコンデンサの静電容量を検出することを特徴とする。また、本発明の力学量検出センサは、前記固定電極と前記可動電極との接触によるスイッチングを検出することを特徴とする。
また、本発明の力学量検出センサの製造方法は、前記枠部と前記可動電極とを電気めっき法により一括して形成する一括形成工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動電極と可動電極を収容するパッケージ側に配置される固定電極とにより構成される隙間を高精度に確保できる力学量検出センサ、およびその製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係わる力学量検出センサの概要を示す図である。 本発明の実施形態に係わる力学量検出センサの概要のうち主要部の断面を示す図である。 本発明の実施形態に係わる力学量検出センサの概要のうち主要部の断面を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、リッド基板形成工程を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、電子部品搭載と封止接合工程を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、一括形成工程を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、各種電極等が配置されたベース基板を作製する工程を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、各種電極等が配置されたリッド基板を作製する工程を示す図である。 本発明の実施形態に係わるパッケージを作製するための工程のうち、パッケージを個片化する工程を示す図である。
本発明に係る実施形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる電極間に生じる電気容量と電極間の接触によるスイッチングを行う力学量検出センサを基板上面より透視したものの概略を示す図であり、図2および図3は主要部の断面を示す図であり、図2(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1におけるA−A’、B−B’、C−C’の断面の概略を、図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1におけるD−D’、E−E’、F ?F’の断面の概略を示す図である。
この力学量検出センサ101は、ベース基板102とリッド基板103との間に錘を搭載した可動電極104が梁105に搭載され、この梁105は梁固定部106でベース基板102上に設けられた内部電極107と接続されている。
この内部電極107はベース基板102を封止するように形成された貫通電極108を介して、この力学量検出センサ101を外部の電子回路等に接続するための電極である外部電極109と接続されている。
また、可動電極104を挟んでいるベース基板102とリッド基板103の内側にそれぞれ形成されている固定電極110、111は、可動電極107が接続されている内部電極107とは異なる内部電極112と113に接続されており、ベース基板102側の内部電極112は、貫通電極114を介して、外部電極115に接続され、リッド基板103側の内部電極113はベース基板102とリッド基板103を電気的に接続するためのポール電極116につながり、さらに、ベース基板102に設置されている貫通電極117を介して外部電極118へとつながっている。
また、ベース基板102とリッド基板103は、枠部119により締結されており、金属で封止されている貫通電極108、114、117とともに力学量検出センサ101の内部の気密性を保持している。枠部119は可動電極107の周囲に配置されている。
ここで力学量検出センサ101が加速度を検出する加速度量検出センサとして使用される場合、この加速度量検出センサは、加速度を受けると梁105が変形し、可動電極104と二つの固定電極110と111との間に存在する間隙の距離に変化を起こす際に生じる静電容量の変化を外部電極115、118から取り出し、外部の処理回路により電気信号として取り出すことになる。
また、加速度によっては、可動電極104と固定電極110、111が接触させるようにすれば、スイッチング素子として使用することもできるようになる。
このような構造を有するパッケージ化された力学量検出センサ(加速度量検出センサ)101は、ベース基板102とリッド基板102となる二枚の平板基板をもとにして、各部をフォトリソグラフィー技術等により複数個同時に形成し、二枚の基板を重ね合わせ接合することにより複数個の加速度量検出センサを同一基板内に作製し、最終的には、切断分割することにより個片化することにより効率よく作製される。
このような力学量検出センサ(加速度量検出センサ)101を作製するための工程は、図4から図9において示すように、ベース基板の貫通電極と内部電極作製工程(S1工程)、梁部作製工程(S2工程)、可動電極および枠部作製工程(S3工程/一括形成工程)、ベース基板基板作製工程(S4工程)、リッド基板作製工程(S5工程)および組立工程(S6工程)から構成されている。
以下に図1に示した力学量検出センサ(加速度量検出センサ)101の作製について、図2および図3における各断面のうち、主要構成部をまとめた概略断面図をもとに説明する。
まず、S1工程では図4に示したごとく、ベース基板となる96%アルミナ基板201に貫通電極となる部分にレーザーにより貫通穴202を開け(図4(a))、無電解めっき法により銅めっき層203を貫通穴202内を含めたアルミナ基板201全体に形成し(図4(b))し、ドライフィルムフォトレジストをアルミナ基板201の量面に貼付後、第一面を完全に覆い、第二面を露光現像により所望の開口部204を有するめっきレジスト層205を形成し(図4(c))、電気めっきにより、貫通穴202を塞ぐように電気銅めっき層206を形成した後、この電気銅めっき層206の表面に電気めっき法によりニッケルめっき2μmと金めっき0.05μmからなる表面めっき層207を形成し(図4(d))、めっきレジスト層205を剥離し(図4(e))、ドライフィルムフォトレジストをアルミナ基板201の量面に貼付後、第二面を完全に覆い、第一面を露光現像により所望の開口部208を有するめっきレジスト層209を形成し、電気めっき法によりニッケルめっき2μmと金めっき0.05μmからなる表面めっき層210を形成し(図4(f))、最後にめっきレジスト層209を剥離除去することにより、貫通電極、内部電極および固定電極の主要部が形成されたベース基板211を得る。
次に、S2工程では、図5に示したごとく、ベース基板211のうち第一面に梁が接続されるべき内部電極と枠部および図示しないポール電極116部が接続される部分が開口部212となり、かつ、可動電極とベース基板上の固定電極との間の間隙となるべき厚みの第一のめっきレジスト層213をポジ型フォトレジストのコートと露光現像により作製し(図5(a))、この第一面表面全体にクロム膜20nm、銅膜100nmからなる導電膜214を順次スパッタリング法で形成し(図5(b))、可動電極、梁および図示しないポール電極の形状と枠部が接続される部分に開口部215となるように、また、ベース基板211の第二面の全面に第二のめっきレジスト層216をポジ型フォトレジストのコートと露光現像により作製し(図5(c))、梁の厚みとなるように電気めっき法によりニッケルめっき層と密着層としての金めっき層からなるめっき層217を開口部215内に形成し(図5(d))、第二のめっきレジスト層216を剥離することにより梁218が形成されたベース基板219を得る。
次に、S3工程では、図6に示したごとく、ベース基板219の第二面の全面と第一面に可動電極と枠部および図示しないポール電極となるべき部分に開口部220を有し、且つ、可動電極の厚みおよび枠部の高さとなるべき厚み以上のめっきレジスト層221をドライフィルムフォトレジストの貼付、露光、現像により形成し(図6(a))、開口部220に可動電極の厚みおよび枠部、図示しないポール電極の高さとなるべき厚み以上の厚みを有するニッケルめっき層222を電気めっき法により形成し(図6(b))、ニッケルめっき層222の表面を必要に応じて、研削、研磨を施すことにより、可動電極223と枠部224および図示しないポール電極の高さを所望の厚みまで削ると同時に平坦度をだし、可動電極223と枠部224および図示しないポール電極の主要部が形成されたベース基板225を得る(一括形成工程)。
次に、S4工程では、図7に示したごとく、めっきレジスト層221を剥離し(図7(a))、ベース基板225の第二面の表面の銅めっき層203の表面に現れている部分と第一面の表面に現れた導電膜214を銅膜、クロム膜の順にエッチング除去し(図7(b))、第一のめっきレジスト層213を除去することにより可動電極223と梁218を形成し(図7(c))、最後にベース基板225の第一面表面の銅めっき層203のうち表面に現れている部分をエッチング除去することにより、可動電極226、梁227、枠部228および図示しないポール電極、さらに固定電極229、内部電極230、貫通電極231、外部電極232が備えられたベース基板233を得る。
次に、S5工程では、図8に示したごとく、ベース基板201と同じ材質である96%アルミナ基板234の第一面にクロム膜50nm、銅膜500nmからなる導電層235をスパッタリングで形成し(図8(a))、枠部およびリッド基板側の固定電極、内部電極、枠部および図示しないポール電極部となる部分が開口部236となるようにドライフィルムフォトレジストによりパターニングされためっきレジスト層237を形成し(図8(b))、電気めっき法によりニッケル層0.5μm、金層0.05μmからなるめっき層238を形成し(図8(c))、固定電極および内部電極となる部分をドライフィルムフォトレジストによるパターニングによりめっきレジスト層239を形成し(図8(d))、開口している枠部および図示しないポール電極部となる部分に電気めっき法により所望とする厚みのニッケル層と酸化防止用の金層0.05μmからなる間隙形成層を兼ねるはんだバリア層240を形成し(図8(e))、メッキレジスト層239および237を剥離、除去し(図8(f))、表面にあらわれた導電層235を銅層、クロム層の順にエッチング除去し(図8(g))、金(80%)、スズ(20%)からなる金スズ共晶はんだペーストをリッド部とポール電極となる部分のバリア層240の上にスクリーン印刷法により印刷した後、リフロー処理および洗浄を行うことにより金スズ接合層241を形成することによりリッド基板242を得る。
次に、S6工程では、図9に示したごとく、ベース基板233とリッド基板242を内面となるべき面を対向、位置合わせし(図9(a))、真空中で加圧、加熱することにより金スズ接合層241を溶融し、ベース基板233の枠部228とリッド基板242のバリア層240を接合することにより、可動電極230等が真空封入され(図9(b))、最後にウエハをダイシング装置で切断することにより個片化し、パッケージ化された力学量検出センサ(加速度量検出センサ)243を得る。
本実施の形態では、片持ち梁の容量型加速度センサおよびスイッチング素子機能を有する加速度量検出センサを例に挙げたが、両持ち梁や複数の梁を備えたセンサとすることも可能であることは言うまでもなく、梁におけるバネ力や可動電極と固定電極との間隙の距離、さらに錘の質量等については、目的とするセンサの仕様により任意に設定できるものであり、規定されるものではないことは言うまでもなく、これらの設定は、作製工程におけるめっき膜厚、めっきレジスト層の厚み、および平面における寸法によって任意に決定することができる。
また、ベース基板およびリッド基板の材料として96%アルミナ基板(セラミックス)を用いたが、ガラスや酸化膜により表面が絶縁化されたシリコンウエハ等の絶縁性材料でも適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、貫通電極をフォトリソグラフィー法と銅めっきにより作製したが、ベース基板の内外をつなぐ電極を他の方法、例えば、アルミナ基板を焼成作製する際に、金属ペーストとともに作製する方法等を用いることによっても同様の効果を発揮する。
このようにして作製される力学量検出センサは、センサを構成するベース基板とリッド基板がこれを接続する金属製枠部とともにパッケージの役割を果たすことになるので、センサの小型化、薄型化を可能にするとともに、別に設けられたパッケージにセンサを実装、封入する必要がないのでコスト面においても非常に優れたものとなる。
また、ウエハ状基板を用いることにより、センサを多数個取りし、封止後、切断し、個片化するので、格段に生産性をあげることができる。
以上、本発明によれば、信頼性が高く、小型化、薄型化に優れた力学量検出センサを安価で提供することができる。
本発明の力学量検出センサは、可動電極を構成する電極、梁、錘が金属で構成されているので、強度が高く、耐食性等の信頼性に優れたものとなり、可動電極と対向する固定電極を形成する基板としてセラミックス、ガラス、絶縁層を形成したシリコン等からなる平板基板を用いるので、可動電極と固定電極の間隙を安定的なものとすることができ、可動電極を収納する二枚の平板基板を接続する枠が金属からなることから、強度、耐食性等の信頼性に優れたものとすると同時に可動電極を挟み、少なくとも一方の平板基板上に固定電極が形成されている二枚の平板基板がセンサのパッケージを構成することから、小型化が可能となり、さらに、コスト面で優れたものとなる。
また、本発明の力学量検出センサは、可動電極の主要部である錘を構成する金属と実質的にこのセンサのパッケージの側壁を構成し、かつ、可動電極と固定電極間の間隙に影響を与えることとなる二枚の平板基板とを接続する金属が同じ材質であることから、熱膨張率が同じとなるので、熱による膨張、収縮等による可動電極と固定電極の電極間距離の変化を抑えることができるので、センサとしての温度特性が優れたものとなる。
また、本発明の力学量検出センサは、可動電極の主要部である錘を構成する金属と実質的にこのセンサのパッケージの側壁を構成し、かつ、可動電極と固定電極間の間隙に影響を与えることとなる二枚の平板基板とを接続する金属がニッケルであることから、熱膨張率が同じとなるので、熱による膨張、収縮等による可動電極と固定電極の電極間距離の変化を抑えることができるので、センサとしての温度特性が優れたものとなり、さらに、その製造方法として安価な湿式めっき法を採用できるので容易かつ安価なものとなる。
また、本発明の力学量検出センサの製造方法によれば、可動電極部を構成する錘の主要部を構成する金属と二枚の平板基板とを接続する金属からなる枠部を電気めっき法により形成するので、これら二つを同時に形成することができると同時に、同じ金属とすることができるので、熱膨張率が同じとなるので、熱による膨張、収縮等による可動電極と固定電極の電極間距離の変化を抑えることができるので、センサとしての温度特性が優れたものとなり、さらに、その製造方法として安価な湿式めっき法を採用できるので容易かつ安価なものとして提供することができる。
101、243 力学量検出センサ
102、211、219、225、233 ベース基板
103、242 リッド基板
104、223、226 可動電極
105、218、227 梁
106 梁固定部
107、112、230 内部電極
108、114、117、231 貫通電極
109、115、118、120、232 外部電極
110、111、229 固定電極
116 ポール電極
119、224、228 枠部
201、234 アルミナ基板
202 貫通穴
203 銅めっき層
204、208、212、215、220、236 開口部
205、209、221、237、239 めっきレジスト層
206 電気銅めっき層
207、210 表面めっき層
213 第一のめっきレジスト層
214、235 導電膜
216 第二のめっきレジスト層
217、238 めっき層
222 ニッケルめっき層
240 バリア層

Claims (8)

  1. パッケージに対して固定される固定電極と前記パッケージに対して可動に配置される可動電極との間隙の変動を利用して力学量を検出する力学量検出センサにおいて、
    前記パッケージを構成し前記可動電極の周囲に配置される枠部と前記可動電極とが同一材料を含み形成されることを特徴とする力学量検出センサ。
  2. 前記パッケージは、前記固定電極が固定される少なくとも2枚の基板を有し、
    前記枠部は、前記2枚の基板を接続するよう形成されることを特徴とする請求項1に記載の力学量検出センサ。
  3. 前記同一材料が、ニッケルを主成分とする金属であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の力学量検出センサ。
  4. 前記基板は、少なくともセラミックス、ガラス、表面に絶縁層が設けられたシリコンを含む絶縁性材料により構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の力学量検出センサ。
  5. 前記可動電極は、錘を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の力学量検出センサ。
  6. 前記固定電極と前記可動電極との間隙によるコンデンサの静電容量を検出する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の力学量検出センサ。
  7. 前記固定電極と前記可動電極との接触によるスイッチングを検出する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の力学量検出センサ。
  8. 前記枠部と前記可動電極とを電気めっき法により一括して形成する一括形成工程を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の力学量検出センサの製造方法。
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