JP2015121448A - 磁気検出装置及びその製造方法 - Google Patents

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Masatoshi Arao
昌利 荒尾
大川 誠
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Abstract

【課題】磁気検出装置において、磁気とは異なる物理量によって磁気抵抗素子の抵抗値が変動することを抑制する。
【解決手段】磁気抵抗素子13を構成する第1、第2パターン15a、15bと、磁気抵抗部14を構成する第3、第4パターン16a、16bと、を複数の微小要素120に分割する。第1パターン15aの一つの微小要素120が他の全ての微小要素120から受ける磁気力を第1微小磁気力とし、第2パターン15bの一つの微小要素120が他の全ての微小要素120から受ける磁気力を第2微小磁気力とする。第1パターン15aの微小要素120全てについて第1微小磁気力を足し合わせた第1合算磁気力と、第2パターン15bの微小要素120全てについて第2微小磁気力を足し合わせた第2合算磁気力と、が等しくなるように、各パターン15a、15b、16a、16bを基板11の一面11aに配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部磁界の変化を検出する磁気検出装置及びその製造方法に関する。
従来より、磁気抵抗材料から形成された複数のストリップ状導体を備えた磁気検出装置が、例えば特許文献1で提案されている。複数のストリップ状導体は、ブリッジ回路を構成するように接続されている。これにより、複数のストリップ状導体は磁気抵抗素子を構成している。そして、外部から受ける磁界の変化に応じてブリッジ回路の中点の電位が変化するようになっている。
また、複数のストリップ状導体のうち最も外側に位置するストリップ状導体の隣には当該ストリップ状導体から電気的に分離されていると共に所定の間隔で配置された遮蔽ストリップが設けられている。これにより、磁気抵抗材料から形成される全てのストリップ状導体に作用する磁界、特に減磁界の均質化が図られるので、ブリッジ回路の出力特性を改善することが可能になっている。
特開2003−234520号公報
しかしながら、上記従来の技術では、磁界とは異なる物理量、例えば温度等のストレスが複数のストリップ状導体に印加された場合、複数のストリップ状導体が相互に干渉することによりストリップ状導体の抵抗値が変動してしまう。これは、磁気抵抗材料の磁気モーメントすなわちスピンの全体の整列性に起因していると考えられる。したがって、ストリップ状導体の周囲に遮蔽ストリップが配置されているだけでは、温度等のストレスに対する抵抗値の変動を抑制することが困難だった。
なお、ストリップ状導体が外部から受ける温度等のストレスは、磁気抵抗装置として製品が構成された後だけではなく、磁気抵抗装置が製造される際に受けるものも含まれる。
本発明は上記点に鑑み、磁気とは異なる物理量によって磁気抵抗素子の抵抗値が変動することを抑制することができる磁気検出装置を提供することを第1の目的とする。また、当該磁気検出装置の製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面(11a)を有する基板(11)を備えている。また、基板(11)の一面(11a)に形成された第1磁気抵抗薄膜(15)が第1パターン(15a)と第2パターン(15b)とに分割されて構成されており、第1パターン(15a)及び第2パターン(15b)が磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて検出信号を出力する磁気抵抗素子(13)を備えている。
そして、基板(11)の一面(11a)は、基板(11)の一面(11a)の面方向に延びる中心線(11b)を介して第1領域(11c)と、この第1領域(11c)に隣接する第2領域(11d)と、に分割されている。また、第1パターン(15a)は第1領域(11c)に配置され、第2パターン(15b)は第2領域(11d)に配置されている。
さらに、第1パターン(15a)及び第2パターン(15b)は、複数の微小要素(120)に分割されたとして、第1パターン(15a)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第1微小磁気力と定義する。また、第2パターン(15b)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第2微小磁気力と定義する。
そして、第1パターン(15a)及び第2パターン(15b)は、第1パターン(15a)を構成する微小要素(120)全てについて第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、第2パターン(15b)を構成する微小要素(120)全てについて第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、基板(11)の一面(11a)に配置されていることを特徴とする。
これによると、第1パターン(15a)が第2パターン(15b)に及ぼす磁気的な影響と、第2パターン(15b)が第1パターン(15a)に及ぼす磁気的な影響とが対称となる。すなわち、第1パターン(15a)及び第2パターン(15b)の全体の磁気モーメントのバランスが取られている。このため、第1パターン(15a)及び第2パターン(15b)が磁気とは異なる物理量を受けたときに磁気的な相互作用が生じにくくなる。したがって、磁気とは異なる物理量によって磁気抵抗素子(13)の抵抗値が変動することを抑制することができる。
また、請求項3に記載の発明は、磁気検出装置の製造方法であって、まず、ウェハ(100)を用意し、前記ウェハ(100)に磁気抵抗素子(13)を複数形成する(素子形成工程)。続いて、ウェハ(100)を基板(11)毎に分割する(分割工程)。
そして、素子形成工程では、第1パターン(15a)を構成する微小要素(120)全てについて第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、第2パターン(15b)を構成する微小要素(120)全てについて第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、ウェハ(100)に複数の磁気抵抗素子(13)を形成することを特徴とする。
これによると、ウェハ(100)の状態で第1パターン(15a)が受ける磁気的な影響と、第2パターン(15b)が受ける磁気的な影響と、が対称になっている。このため、製造段階でウェハ(100)が温度等のストレスを受けたとしても複数の磁気抵抗素子(13)が磁気的に安定している。したがって、磁気検出装置の製造段階から磁気抵抗素子(13)の抵抗値が変動することを抑制することができる。もちろん、磁気検出装置の完成後においても、第1パターン(15a)と第2パターン(15b)との磁気的な影響の対称性が維持されているので、磁気とは異なる物理量によって磁気抵抗素子(13)の抵抗値が変動することを抑制し続けることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る磁気検出装置とギヤとの配置関係を示した図である。 センサチップの平面図である。 図2のIII−III断面図である。 磁気検出装置の製造工程の流れを説明するための図である。 2つの磁荷の間に働く磁気力を説明するための図である。 一つの微小要素が他の微小要素から受ける磁気力を説明するための図である。 A水準の配置を示した図である。 A水準においてゲージが受ける磁気力を示した図である。 B水準の配置を示した図である。 B水準においてゲージが受ける磁気力を示した図である。 C水準の配置を示した図である。 C水準においてゲージが受ける磁気力を示した図である。 A水準、B水準、及びC水準についてオフセット変動量を比較した図である。 A水準に係るセンサチップのオフセット変動量の変化を示した図である。 C水準に係るセンサチップのオフセット変動量の変化を示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図を参照して説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る磁気検出装置1は、例えば、内燃機関であるエンジンのクランク軸に固定されたギヤ2の外周部に配置されている。また、磁気検出装置1は、ギヤ2の回転数(回転角度)を検出するように構成されている。
具体的に、磁気検出装置1は、センサチップ10、回路チップ20、磁石30、ハウジング40、及びターミナル50を備えて構成されている。
図2に示されるように、センサチップ10は、基板11、絶縁膜12、磁気抵抗素子13、及び磁気抵抗部14を有している。基板11はシリコン基板等の板状の半導体基板である。図3に示されるように、絶縁膜12は基板11の上に形成されている。絶縁膜12の表面が基板11の一面11aに対応している。
磁気抵抗素子13は、絶縁膜12の上に形成された第1磁気抵抗薄膜15が所定のパターンにレイアウトされることで構成されている。一方、磁気抵抗部14は、絶縁膜12の上に形成された第2磁気抵抗薄膜16が所定のパターンにレイアウトされることで構成されている。第1磁気抵抗薄膜15及び第2磁気抵抗薄膜16は、Ni−Co、Ni−Fe等の磁性体材料から形成されている。
そして、図2に示されるように、第1磁気抵抗薄膜15は、第1パターン15aと第2パターン15bとに分割されて構成されている。第1パターン15a及び第2パターン15bは、ブリッジ回路を構成するように電気的に接続されている。そして、磁気抵抗素子13は、第1パターン15a及び第2パターン15bが磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて検出信号を出力する。すなわち、磁気抵抗素子13は、バイアス磁界の変化(磁気ベクトルの変化)に応じて抵抗値が変化するセンシング部(ゲージ)を構成している。
また、第2磁気抵抗薄膜16は、第3パターン16aと第4パターン16bとに分割されて構成されている。第3パターン16a及び第4パターン16bはサージ等のノイズから磁気抵抗素子13等を保護するための抵抗回路を構成している。なお、第4パターン16bは磁気的な影響の対称性を確保するためのダミー抵抗である。
ここで、基板11の一面11aの長辺を二等分する中心線11bに対して一方の領域を第1領域11cとし、この第1領域11cに隣接する他方の領域を第2領域11dとする。すなわち、中心線11dは基板11の一面11aの面方向に延びる直線である。そして、第1パターン15a及び第3パターン16aは第1領域11cに配置され、第2パターン15b及び第4パターン16bは第2領域11dに配置されている。
また、第1パターン15a及び第2パターン15bの各エリアは、中心線11bに対して線対称となる位置に配置されている。第3パターン16a及び第4パターン16bの各エリアについても同様に、基板11の一面11aにおいて、中心線11bに対して線対称となる位置に配置されている。本実施形態では、第3パターン16a及び第4パターン16bが第1パターン15a及び第2パターン15bを挟むように、各パターン15a、15b、16a、16bが基板11の一面11aに配置されている。例えば、各パターン15a、15b、16a、16bは図示しない複数の直線状の抵抗部の組み合わせによってレイアウトされている。
さらに、図3に示されるように、センサチップ10は、第1磁気抵抗薄膜15及び第2磁気抵抗薄膜16を覆うように基板11の一面11aに形成された保護膜17を有している。なお、センサチップ10は、図2及び図3で示された構成以外にも配線パターンや所望の処理を行う回路等が形成されている。また、図2では保護膜17を省略している。
図1に示された回路チップ20は、センサチップ10から入力した検出信号を処理する回路部を有するものである。回路部は、磁気抵抗素子13のブリッジ回路に対して電源を供給すると共に、検出信号の差動増幅や2値化等の各種処理を行うように構成されている。
磁石30は、センサチップ10に形成されたセンシング部に対して、バイアス磁界を付与するものである。磁石30は、センサチップ10の近傍に配置されている。磁石30の形状や構成材料は特に限定されるものではなく、その配置もセンサチップ10の近傍であれば良い。磁石30は断面円形状の中空部を有する円筒状に形成されている。そして、磁石30は筒内にセンサチップ10及び回路チップ20を収容した状態で、ハウジング40の内部に固定されている。
ハウジング40は、磁気検出装置1の外観をなすものである。ハウジング40は、樹脂やセラミック等の非磁性材料を用いて有底筒状に形成されたカバー部材60と、樹脂等の非磁性かつ絶縁性の材料からなり、カバー部材60に組み付けられた状態でカバー部材60の開口端を塞ぐ蓋材70と、を有して構成されている。ハウジング40は、これらカバー部材60及び蓋材70によって構成された内部空間に上述の磁石30、センサチップ10、及び回路チップ20を収容している。
また、蓋材70は、カバー部材60の内方に突出する態様で延設された板状の突出部71を有している。この突出部71に、ベアチップ状態のセンサチップ10及び回路チップ20がマウントされている。
ターミナル50は、回路チップ20と外部とを電気的に接続する端子部品である。ターミナル50は、蓋材70を貫通するように蓋材70に固定されている。これにより、ターミナル50の一端がハウジング40の内部空間に位置すると共に、ターミナル50の他端がハウジング40の外部に露出する。
本実施形態では、ターミナル50は、電源端子51、GND端子52、及び出力端子53の3本によって構成されている。そして、センサチップ10と回路チップ20とがワイヤ80を介して電気的に接続され、回路チップ20とターミナル50とがワイヤ90を介して電気的に接続されている。以上が、本実施形態に係る磁気検出装置1の全体構成である。
磁気検出装置1は次のように動作する。まず、ギヤ2が回転すると、磁気抵抗素子13が磁場の変化の影響を受ける。このため、第1パターン15a及び第2パターン15bによって構成されたブリッジ回路の各中点の電圧が変化する。したがってセンサチップ10は当該電圧を磁気信号として出力する。一方、回路チップ20は、磁気信号を差動増幅して磁気信号の振幅と閾値とを比較し、Hi/Loの角度信号を取得する。この後、例えばHi/Loの角度信号によってトランジスタを駆動することにより、Hi/Loの出力信号を外部に出力する。
次に、センサチップ10の製造方法の概略を、図4を参照して説明する。ウェハ段階では、ウェハ100を用意し、このウェハ100に絶縁膜12を形成する。また、絶縁膜12の上に磁性体薄膜を形成し、磁性体薄膜に対してフォトリソグラフィー及びエッチングを行う。これにより、第1磁気抵抗薄膜15及び第2磁気抵抗薄膜16を同時に成膜する。また、このような熱処理により第1磁気抵抗薄膜15及び第2磁気抵抗薄膜16は温度等のストレスを受ける。したがって、ウェハ段階において磁気抵抗素子13の出力値は第1の変動を起こす。この後、保護膜17等を形成することでウェハ100が完成となる。
ASSY段階では、ウェハ100をダイシングカットすることでセンサチップ10を得る。また、このセンサチップ10を回路チップ20等の他の部品と組み合わせる。これにより、ASSYとしての磁気検出装置1が完成する。そして、磁気検出装置1は使用される環境に応じて温度等のストレスを受ける。したがって、ASSY段階において磁気抵抗素子13の出力値は第2の変動を起こす。
センサチップ10は上記のような温度等のストレスを重ねることで、磁気抵抗素子13の出力値にオフセット変動量を生じさせる。これは、各パターン15a、15b、16a、16bにおける磁気モーメントが変化しているためであると考えられる。したがって、発明者らは、磁気抵抗素子13の出力値のオフセット変動量を小さくするための条件、すなわち磁気抵抗素子13及び磁気抵抗部14の磁気形状依存の耐久変動量(磁気モーメントの変化)の定量化について検討を行った。つまり、以下では、各パターン15a、15b、16a、16bを図2に示されるように配置した理由について説明する。
まず、発明者らは、素子形状の定量化を行った。具体的には、図5に示されるように、「m1」と「m2」の各磁荷要素110が真空中で距離rだけ離れているときに各磁荷要素110に働く磁気力Fは、
Figure 2015121448
で表される。数1のm1及びm2は各磁荷要素110の磁気モーメントを示している。また、数1における矢印の記号はベクトルであることを示している。このように、各磁荷要素110が磁気力Fで干渉し合う。なお、μ0は真空中の透磁率である。
上述のように、磁気抵抗素子13及び磁気抵抗部14は磁性体薄膜によって形成されている。このため、磁性体薄膜の一部と他の部分との間で磁気力Fが働く。数1に示されるように、各磁荷要素110が持つ磁気モーメントの向きに応じて磁気力Fが異なってくる。
そこで、図6に示されるように、第1パターン15a及び第2パターン15bを、複数の微小要素120に分割する。また、各微小要素120に対して番号を振る。図6には示されていないが、第3パターン16a及び第4パターン16bについても複数の微小要素120に分割する。なお、図6では第1パターン15a及び第2パターン15bの一部が示されている。
例えば、第2パターン15bのうちj番目の微小要素120から第1パターン15aのうちi番目の微小要素120に働く磁気力Fijは、
Figure 2015121448
となる。miは第1パターン15aのうちi番目の微小要素120の磁気モーメントを示し、mjは第2パターン15bのうちj番目の微小要素120磁気モーメントを示している。このように、2つの微小要素120の間に磁気力Fijが働く。
そして、第1パターン15aを構成する一つの微小要素120が他の全ての微小要素120から受ける磁気力を第1微小磁気力と定義する。ここで、「他の全ての微小要素120」とは、第1パターン15aを構成する一つの微小要素120を除いた他の全ての微小要素120をいう。言い換えると、「他の全ての微小要素120」は、第1パターン15aのうち一つの微小要素120を除いた残りの微小要素120、第2パターン15bの全ての微小要素120、第3パターン16aの全ての微小要素120、第4パターン16bの全ての微小要素120を含んでいる。
したがって、第1パターン15aを構成する一つの微小要素120と周囲の微小要素120との間に働く第1微小磁気力は、
Figure 2015121448
となる。そして、第1パターン15aを構成する微小要素120全てについて第1微小磁気力が足し合わされることで、第1合算磁気力が得られる。
上記と同様に、第2パターン15bを構成する一つの微小要素120が他の全ての微小要素120から受ける磁気力を第2微小磁気力と定義する。「他の全ての微小要素120」は上記と同じである。すなわち、「他の全ての微小要素120」は、第2パターン15bのうち一つの微小要素120を除いた残りの微小要素120、第1パターン15aの全ての微小要素120、第3パターン16aの全ての微小要素120、第4パターン16bの全ての微小要素120を含んでいる。
第2微小磁気力についても数3と同様に算出される。また、第2パターン15bを構成する微小要素120全てについて第2微小磁気力が足し合わされることで、第2合算磁気力が得られる。
上記の各微小磁気力や各合算磁気力は、これらを求めるように設計されたプログラムを電子計算機に実行させることによって取得することができる。
続いて、発明者らは、3つの水準について検討した。図7に示されるように、1つのセンサチップ10には、磁気抵抗素子13を構成する第1パターン15a及び第2パターン15bが配置されていると共に、磁気抵抗部14を構成する第3パターン16aが配置されている。第1パターン15a及び第2パターン15bは中心線11bに対して非対称に配置されている。第3パターン16aは対となるパターンが無いので、中心線11bに対して非対称に配置されていると言える。このようなセンサチップ10がウェハ100に多数形成されているとする。すなわち、各パターン15a、15b、16aがウェハ100内及びセンサチップ10内において非対称に配置されたものをA水準とする。
なお、ウェハ100及びセンサチップ10において、ウェハ100の表面の面方向においてセンサチップ10の中心線11bに平行な方向をY軸とし、このY軸に垂直な方向をX軸とする。図9及び図11についても同様である。
そして、A水準について、上述の数1〜数3を用いて第1パターン15aの第1合算磁気力及び第2パターン15bの第2合算磁気力をそれぞれ算出した。また、第1領域11cに配置された第1パターン15aの第1合算磁気力をウェハ100に形成された全てのセンサチップ10について足し合わせた。この足し合わせの総和を「左ウェハ」とする。すなわち、「左ウェハ」とは、ウェハ100の状態で一つのセンサチップ10の第1パターン15aが受ける磁気力である。
同様に、第2領域11dに配置された第2パターン15bの第2合算磁気力をウェハ100に形成された全てのセンサチップ10について足し合わせた。この足し合わせの総和を「右ウェハ」とする。すなわち、「右ウェハ」とは、ウェハ100の状態で一つのセンサチップ10の第2パターン15bが受ける磁気力である。
図8に示されるように、ウェハ100の状態では、Y軸方向においては左ウェハの磁気力と左ウェハの磁気力とはほぼ同じである。しかし、X軸方向において、左ウェハの磁気力が右ウェハの磁気力よりも大きな磁気力を持っている。したがって、ウェハ100の状態では、第1パターン15aが受ける磁気力と第2パターン15bが受ける磁気力とのバランスは良くない。
また、第1領域11cに配置された第1パターン15aの第1合算磁気力を一つのセンサチップ10について足し合わせた。この足し合わせの総和を「左チップ」とする。すなわち、「左チップ」とは、一つのセンサチップ10の状態で第1パターン15aが受ける磁気力である。
同様に、第2領域11dに配置された第2パターン15bの第2合算磁気力を一つのセンサチップ10について足し合わせた。この足し合わせの総和を「右チップ」とする。すなわち、「右チップ」とは、一つのセンサチップ10の状態で第2パターン15bが受ける磁気力である。
そして、図8に示されるように、右チップの磁気力及び左チップの磁気力の両方がX軸方向において同じ方向に偏っている。また、右チップの磁気力と左チップの磁気力との差(0.34)が大きくなっている。したがって、センサチップ10の状態においても、第1パターン15aが受ける磁気力と第2パターン15bが受ける磁気力とのバランスは良くない。
図9に示されるように、1つのセンサチップ10には、磁気抵抗素子13を構成する第1パターン15a及び第2パターン15bが中心線11bに対して線対称に配置されていると共に、磁気抵抗部14を構成する第3パターン16aが配置されている。第3パターン16aは対となるパターンが無いだけでなく、隣接するセンサチップ10の第3パターン16aに対してパターンエリアのサイズが異なる。したがって、各パターン15a、15b、16aがウェハ100内では非対称であり、センサチップ10内で対称配置になっている。この配置をB水準とする。
そして、B水準において、上述のように、左ウェハ、右ウェハ、左チップ、及び右チップの各磁気力を算出した。その結果を図10に示す。図10に示されるように、センサチップ10の状態では、A水準よりも右チップの磁気力と左チップの磁気力との差(0.15)が小さくなっている。一方、ウェハ100の状態では、A水準と同様に第1パターン15aと第2パターン15bは全く異なる磁気力を受けている。したがって、ウェハ100及びセンサチップ10の両方の状態で磁気力のバランスが良いとは言えない。
図11に示されるように、1つのセンサチップ10には、磁気抵抗素子13を構成する第1パターン15a及び第2パターン15bが中心線11bに対して線対称に配置されている。また、磁気抵抗部14を構成する第3パターン16a及び第4パターン16bが中心線11bに対して線対称に配置されている。すなわち、ダミー抵抗である第4パターン16bを導入した。したがって、各パターン15a、15b、16a、16bがウェハ100内及びセンサチップ10内で対称配置になっている。この配置をC水準とする。
そして、C水準において、上述のように、左ウェハ、右ウェハ、左チップ、及び右チップの各磁気力を算出した。その結果を図12に示す。図12に示されるように、ウェハ100の状態では、左ウェハと右ウェハの各磁気力がほぼ対称になっている。同様に、センサチップ10の状態においても、左チップと右チップの各磁気力の差(0.02)がB水準よりも小さくなっている。これは、第1パターン15aを構成する微小要素120全てについて第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、第2パターン15bを構成する微小要素120全てについて第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、ウェハ100に複数の磁気抵抗素子13を形成した結果である。したがって、C水準ではウェハ100及びセンサチップ10の両方の状態で磁気力のバランスが良いと言える。
さらに、発明者らは、上記のA水準、B水準、及びC水準の各センサチップ10において、出力に含まれるオフセット変動量を調べた。その結果を図13に示す。なお、図13のグラフの横軸は、磁気力を面積で割って得られた磁気ベクトルを示している。図13に示されるように、ウェハ100内及びセンサチップ10内で非対称配置のA水準のオフセット変動量が最も大きくなった。一方、ウェハ100内及びセンサチップ10内で対称配置のC水準のオフセット変動量が最も小さくなった。
また、発明者らは、A水準及びC水準の各センサチップ10に対して例えば150℃の温度ストレスを与えた状態でオフセット変動量の変化を調べた。A水準に係る結果を図14に示し、C水準に係る結果を図15に示す。
図14に示されるように、A水準のセンサチップ10では、時間の経過と共にオフセット変動量が大きくなる。これに対し、図15に示されるように、C水準のセンサチップ10では、時間が経過してもオフセット変動量は小さい。この結果からも、C水準の配置すなわち図2に示された配置が磁気的に最も安定していると考えられる。
以上により、上述の図2に示されるように、中心線11bに対して各パターン15a、15b、16a、16bを配置することにより、各パターン15a、15b、16a、16bの磁気力の影響を最も安定させることができる。ここで、中心線11bに対する対称性は、各パターン15a、15b、16a、16bの配置の対称性ではない。第1領域11cに配置された第1パターン15a及び第3パターン16aの磁気力の影響と、第2領域11dに配置された第2パターン15b及び第4パターン16bの磁気力の影響と、が対称になっていることを意味する。言い換えると、各パターン15a、15b、16a、16bの各磁気エネルギーの和が最小となるように、磁気モーメントが配列していると言える。
このように、各パターン15a、15b、16a、16bの全体の磁気モーメントのバランスが取られているので、各パターン15a、15b、16a、16bの各磁気エネルギーの安定状態を維持することができる。すなわち、各パターン15a、15b、16a、16bが磁気とは異なる物理量を受けたときに互いに磁気的な相互作用を生じにくくすることができる。したがって、磁気とは異なる物理量によって磁気抵抗素子13の抵抗値が変動することを抑制することができる。
特に、車両のエンジン周りは高温の環境である。このような環境に磁気検出装置1が配置されたとしても、周囲の温度等のストレスによって磁気抵抗素子13のオフセット変動量を抑制することができる。つまり、磁気検出装置1の出力の精度を確保することができる。
また、製造段階のウェハ100の状態で、第1パターン15aが受ける磁気的な影響と、第2パターン15bが受ける磁気的な影響と、が対称となるように各パターン15a、15b、16a、16bをレイアウトしている。このため、製造段階から磁気抵抗素子13の抵抗値が変動することを抑制することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された磁気検出装置1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、磁気抵抗素子13を構成する第1パターン15a及び第2パターン15bによって磁気抵抗部14である第3パターン16a及び第4パターン16bを挟んだ配置になっていても良い。この場合、第1領域11cにおいて第1パターン15aを構成する微小要素120全てについて第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、第2領域11dにおいて第2パターン15bを構成する微小要素120全てについて第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、基板11の一面11aに配置されていれば良い。
また、センサチップ10は磁気抵抗部14を備えていたが、これは構成の一例である。したがって、センサチップ10は磁気抵抗部14を備えていない構成でも良い。この場合、磁気抵抗部14を構成する第3パターン16a及び第4パターン16bはセンサチップ10に設けられないので、第1パターン15aの磁気力の影響と第2パターン15bの磁気力の影響とが対称になるように磁気抵抗素子13が形成されていれば良い。
また、上述の磁気検出装置1はギヤ2の回転数(回転角度)を検出するものとして構成されていたが、車両の速度を検出する車速センサとして構成されたものでも良い。この場合、磁気検出装置1は、車両のスピードメータの車速表示に利用される。さらに、磁気検出装置1の用途は車両に限定されず、温度等のストレスを受ける環境で広く利用される。
11 基板
11a 一面
11b 中心線
11c 第1領域
11d 第2領域
13 磁気抵抗素子
15 第1磁気抵抗薄膜
15a 第1パターン
15b 第2パターン
120 微小要素

Claims (4)

  1. 一面(11a)を有する基板(11)と、
    前記基板(11)の一面(11a)に形成された第1磁気抵抗薄膜(15)が第1パターン(15a)と第2パターン(15b)とに分割されて構成されており、前記第1パターン(15a)及び前記第2パターン(15b)が磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて検出信号を出力する磁気抵抗素子(13)と、
    を備え、
    前記基板(11)の一面(11a)は、前記基板(11)の一面(11a)の面方向に延びる中心線(11b)を介して第1領域(11c)と、この第1領域(11c)に隣接する第2領域(11d)と、に分割されており、
    前記第1パターン(15a)は前記第1領域(11c)に配置され、前記第2パターン(15b)は第2領域(11d)に配置されており、
    さらに、前記第1パターン(15a)及び前記第2パターン(15b)は、複数の微小要素(120)に分割されたとして、前記第1パターン(15a)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第1微小磁気力と定義すると共に、前記第2パターン(15b)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第2微小磁気力と定義すると、前記第1パターン(15a)を構成する微小要素(120)全てについて前記第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、前記第2パターン(15b)を構成する微小要素(120)全てについて前記第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、前記基板(11)の一面(11a)に配置されていることを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記基板(11)の一面(11a)に形成された第2磁気抵抗薄膜(16)が第3パターン(16a)と第4パターン(16b)とに分割されて構成された磁気抵抗部(14)を備え、
    前記第3パターン(16a)は前記第1領域(11c)に配置され、前記第4パターン(16b)は前記第2領域(11d)に配置されており、
    前記第3パターン(16a)及び前記第4パターン(16b)は、前記複数の微小要素(120)に分割されたとすると、
    前記第1パターン(15a)及び前記第2パターン(15b)は、前記第1合算磁気力と前記第2合算磁気力とが等しくなるように、前記基板(11)の一面(11a)に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  3. 一面(11a)を有する基板(11)と、
    前記基板(11)の一面(11a)に形成された第1磁気抵抗薄膜(15)が第1パターン(15a)と第2パターン(15b)とに分割されて構成されており、前記第1パターン(15a)及び前記第2パターン(15b)が磁場の影響を受けたときの抵抗値の変化に基づいて検出信号を出力する磁気抵抗素子(13)と、を備え、
    前記基板(11)の一面(11a)は、前記基板(11)の一面(11a)の面方向に延びる中心線(11b)を介して第1領域(11c)と、この第1領域(11c)に隣接する第2領域(11d)と、に分割されており、
    前記第1パターン(15a)は前記第1領域(11c)に配置され、前記第2パターン(15b)は前記第2領域(11d)に配置された磁気検出装置の製造方法であって、
    ウェハ(100)を用意し、前記ウェハ(100)に前記磁気抵抗素子(13)を複数形成する素子形成工程と、
    前記ウェハ(100)を前記基板(11)毎に分割する分割工程と、
    を含んでおり、
    前記素子形成工程では、前記第1磁気抵抗薄膜(15)を複数の微小要素(120)に分割したとして、前記第1パターン(15a)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第1微小磁気力と定義すると共に、前記第2パターン(15b)を構成する一つの微小要素(120)が他の全ての微小要素(120)から受ける磁気力を第2微小磁気力と定義すると、前記第1パターン(15a)を構成する微小要素(120)全てについて前記第1微小磁気力が足し合わされた第1合算磁気力と、前記第2パターン(15b)を構成する微小要素(120)全てについて前記第2微小磁気力が足し合わされた第2合算磁気力と、が等しくなるように、前記ウェハ(100)に前記複数の磁気抵抗素子(13)を形成することを特徴とする磁気検出装置の製造方法。
  4. 前記基板(11)の一面(11a)に形成された第2磁気抵抗薄膜(16)が第3パターン(16a)と第4パターン(16b)とに分割されて構成された磁気抵抗部(14)を備え、
    前記第3パターン(16a)は前記第1領域(11c)に配置され、前記第4パターン(16b)は前記第2領域(11d)に配置された磁気検出装置の製造方法であって、
    前記素子形成工程では、前記磁気抵抗素子(13)及び前記磁気抵抗部(14)を複数形成し、
    さらに、前記素子形成工程では、前記第2磁気抵抗薄膜(16)を前記複数の微小要素(120)に分割したとして、前記第1合算磁気力と前記第2合算磁気力とが等しくなるように、前記ウェハ(100)に前記複数の磁気抵抗素子(13)を形成することを特徴とする請求項3に記載の磁気検出装置の製造方法。
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