JP2015121360A - 熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽水位を正確に検知することができる熱源機を提供する。
【解決手段】熱源機は、浴槽20に湯水を供給可能な熱源機であって、バーナ2と、送風機3と、筺体1と、圧力センサ11と、制御部12とを備えている。送風機3はバーナ2に燃焼用空気を供給するためのものである。筺体1はバーナ2および送風機3を収容可能なものである。圧力センサ11は筺体1内の気圧と、浴槽20の湯水の圧力との差圧を検知可能なものである。制御部12は送風機3の回転数の変化に伴う筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱源機に関し、特に、浴槽に湯水を供給可能な熱源機に関するものである。
従来、全自動式風呂釜では浴槽水位を検知するために風呂釜(熱源機)内に圧力センサが設けられたものがある。この圧力センサは浴槽水の水圧と熱源機内の気圧との差によって浴槽水位を検知するため、熱源機内の気圧によって圧力センサで検知される浴槽水位は影響を受ける。
熱源機は、バーナに燃焼用空気を供給するための送風機を有している。この送風機のファンが回転することによって熱源機内の気圧は大気圧よりも低くなる。たとえば、特開2003−287225号公報(特許文献1)には、給湯装置のファンモータの駆動に伴って筺体内に開口部から空気が吸引されることが開示されている。つまり、送風ファンの回転によって筺体内の気圧が大気圧よりも低くなることが開示されている。
特開2003−287225号公報
上記のように燃焼時には送風ファンの回転によって熱源機内の気圧が負圧となるため、この負圧の影響によって圧力センサで検知される浴槽水位は大気圧において圧力センサで検知される浴槽水位と異なる。つまり、この負圧の影響によって圧力センサは浴槽水位を正確に検知することができないという問題がある。
本発明は上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、浴槽水位を正確に検知することができる熱源機を提供することである。
本発明の熱源機は、浴槽に湯水を供給可能な熱源機であって、バーナと、送風機と、筺体と、圧力センサと、制御部とを備えている。送風機はバーナに燃焼用空気を供給するためのものである。筺体はバーナおよび送風機を収容可能なものである。圧力センサは筺体内の気圧と、浴槽の湯水の圧力との差圧を検知可能なものである。制御部は送風機の回転数の変化に伴う筺体内の気圧の変動に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正するものである。
本発明の熱源機によれば、送風機の回転数に伴って筺体内の気圧が負圧になっても、制御部が送風機の回転数の変化に伴う筺体内の気圧の変動に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正するため、浴槽水位を正確に検知することができる。
上記の熱源機において、制御部は、送風機の回転数を検知可能な回転数検知部と、送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係を記憶する記憶部とを含んでいる。制御部は、記憶部に記憶された対応関係に基づいて、回転数検知部によって検知された送風機の回転数から導出された筺体内の気圧の変動に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正するように構成されている。このため、記憶部に記憶された対応関係に基づいて、回転数検知部によって検知された送風機の回転数から導出された筺体内の気圧の変動に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正することができる。これにより、浴槽水位を正確に検知することができる。
上記の熱源機において、送風機は、羽根と、羽根を回転可能なモータとを含んでいる。回転数検知部は、モータの印加電流値に基づいて送風機の回転数を算出するように構成されている。このため、モータの印加電流値によって、送風機の回転数を算出することができる。
上記の熱源機において、送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係は、第1および第2の回転数と、第1および第2の回転数のそれぞれに対応する第1および第2の気圧の変動とによって規定される。このため、送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正することができる。
上記の熱源機において、第1および第2の回転数の間の第3の回転数と、第3の回転数に対応する第3の気圧の変動は、第1および第2の回転数に基づく線形補間により算出される。このため、あらかじめ記憶されていない第3の回転数に対する第3の気圧の変動を正確に算出することできる。
上記の熱源機において、送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することで新たに作成される。このため、熱源機が設置された状態に応じて送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係を作成することができる。これにより、熱源機が設置された状態に応じて、圧力センサで検知した差圧を補正することができる。
上記の熱源機において、送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成される。このため、熱源機が設置された状態に応じて送風機の回転数と筺体内の気圧の変動との対応関係を迅速に作成することができる。これにより、熱源機が設置された状態に応じて、圧力センサで検知した差圧を迅速に補正することができる。
以上説明したように、本発明によれば、浴槽水位を正確に検知することができる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を示す概略図である。 本発明の一実施の形態における熱源機の圧力センサの構成を示す概略断面図である。 図1に示す制御部の構成を説明するための機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態における熱源機の浴槽水位の検知動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例1の熱源機の浴槽水位の検知動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態における変形例2の熱源機の浴槽水位の検知動作を示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず、本発明の一実施の形態における熱源機の構成について説明する。
図1を参照して、本実施の形態の熱源機は、浴槽20に湯水を供給可能な熱源機である。本実施の形態における熱源機は、筺体1と、バーナ2と、送風機3と、熱交換器4と、給水配管5と、給湯配管6と、三方弁7と、戻り配管8と、往き配管9と、ポンプ10と、圧力センサ11と、制御部12と、二方弁13とを主に有している。
筺体1は、筺体1内外に連通するように設けられ、燃焼ガスを排気するための排気口1aを有している。筺体1は、バーナ2、送風機3、熱交換器4、給水配管5、給湯配管6、三方弁7、戻り配管8、往き配管9、ポンプ10、圧力センサ11、制御部12、二方弁13を収容可能に構成されている。
バーナ2は、燃焼ガスを供給するためのものである。この燃焼ガスは、給湯側熱交換器4aおよび風呂側熱交換器4bとの間で熱交換を行なうためのものである。バーナ2は熱源機の高さ方向の中央部に配置されている。
送風機3は、バーナ2に燃焼用の空気を供給するためのものである。送風機3は、羽根3aと、羽根3aを回転可能なモータ3bとを有している。モータ3bに電流が印加されることにより羽根3aは回転するように構成されている。送風機3は、バーナ2よりも下方に配置されている。また、送風機3は熱交換器4よりも下方に配置されている。
熱交換器4は、バーナ2によって供給された燃焼ガスの熱を回収するためのものである。熱交換器4は、給湯側熱交換器4aおよび風呂側熱交換器4bを有している。給湯側熱交換器4aおよび風呂側熱交換器4bは、バーナ2よりも上方に配置されている。給湯側熱交換器4aおよび風呂側熱交換器4bは排気口1aの近傍に配置されている。給湯側熱交換器4aおよび風呂側熱交換器4bはそれぞれ被加熱流体を流通可能な伝熱管と、この伝熱管を収容可能なケースとを有している。
給湯側熱交換器4aの一方端に給水配管5が接続されており、他方端に給湯配管6が接続されている。給水配管5は、入水口5aから給湯側熱交換器4aに被加熱流体である水を給水可能に構成されている。給湯配管6は、給湯側熱交換器4aから出湯口6aに給湯側熱交換器4aで温められた温水を給湯可能に構成されている。これにより、入水口5aから給水された水は、給湯側熱交換器4aを通過する際に燃焼ガスによって加熱されて出湯口6aから給湯される。また、給水配管5と給湯配管6とは三方弁7に接続されている。
風呂側熱交換器4bの一方端に戻り配管8が接続されており、他方端に往き配管9が接続されている。戻り配管8は浴槽20から風呂側熱交換器4bに被加熱流体である湯水を供給可能に構成されている。往き配管9は風呂側熱交換器4bから浴槽20に風呂側熱交換器4bで温められた湯水を供給可能に構成されている。これにより、浴槽20から風呂側熱交換器4bに供給された湯水は、風呂側熱交換器4bを通過する際に燃焼ガスによって加熱されて再び浴槽20に供給される。
また、戻り配管8には、ポンプ10と、圧力センサ11とが接続されている。さらに戻り配管8と給湯配管6とは二方弁13に接続されている。ポンプ10は湯水を浴槽20と風呂側熱交換器4bとの間で循環させるように構成されている。
図1および図2を参照して、圧力センサ11は、筺体1内の気圧と、浴槽20の湯水の圧力との差圧を検知可能に構成されている。本実施の形態の圧力センサ11は、ケース11aと、ダイヤフラム11bとを主に有している。ケース11aは図中矢印方向から浴槽20の湯水を受け入れ可能な受け入れ口11cと、受け入れ口11cからダイヤフラム11bに通じる貫通孔11dとを有している。ケース11aはダイヤフラム11bで仕切られた第1の室S1と、第2の室S2とを有している。第1の室S1の第1の圧力P1は筺体1内の気圧となる。第2の室S2の第2の圧力P2は浴槽20の湯水の圧力となる。この湯水の圧力は、浴槽20の湯水の水圧と浴槽20の気圧との合計の圧力となる。
ダイヤフラム11bは、第1の圧力P1と第2の圧力P2との差圧により第1の室S1側に凸状に変形可能に構成されている。ダイヤフラム11bには、たとえば不純物拡散によりゲージが形成されている。ゲージは、平面視におけるダイヤフラム11bの中心から90度ずつ回転した位置に4箇所形成されていてもよい。この場合、4個のゲージは同一方向に短冊状に並んで形成されていてもよい。これらの4個のゲージはホイーストンブリッジ回路を構成するように結線されている。このホイーストンブリッジ回路に電圧を印加すると、ダイヤフラム11bの変形により4個のゲージの抵抗が変動するため、電圧値が変動する。したがって、圧力センサは、ダイヤフラム11bの変形に応じた電圧値の変動に基づいて圧力を検知することができる。
図1および図2を参照して、制御部12は、送風機3の回転数の変化に伴う筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正するように構成されている。制御部12は、送風機3および圧力センサ11に電気的に接続されている。制御部12は、圧力検知手段12aと、回転数検知部12bと、記憶部12cと、制御手段12dとを主に有している。圧力検知手段12aは、圧力センサ11の圧力を検知するためのものである。回転数検知部12bは送風機3の回転数を検知可能なものである。たとえば、回転数検知部12bは、モータ3bの印加電流値に基づいて送風機3の羽根3aの回転数を算出するように構成されている。
記憶部12cは送風機3の回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係を記憶するものである。表1を参照して、記憶部12cは送風機3のファン回転数と、筺体1内の負圧レベルとの対応関係を記憶している。なお、表1では見易くするため3個のファン回転数と負圧レベルが記載されているが、2個以上であればよく、個数が多い程細かく互いの対応関係を規定することができる。
Figure 2015121360
送風機3の回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、第1および第2の回転数と、第1および第2の回転数のそれぞれに対応する第1および第2の気圧の変動とによって規定される。表1に示すように、羽根3aの第1の回転数(たとえば表1中0rpm)から第2の回転数(たとえば表1中2000rpm)への変化とそれぞれに対応する第1の気圧の変動(負圧レベル)0mmH2Oと第2の気圧の変動(負圧レベル)−3mmH2Oとによって対応関係が規定される。具体的には、羽根3aの回転数がたとえば表1中0rpmから2000rpmに変化すると、筺体1内の気圧が0mmH2Oから−3mmH2Oに変化する。したがって、この場合には、この−3mmH2Oが筺体1内の気圧の変動となる。なお、1mmH2Oは、9.80665Paである。
同様に、羽根3aの回転数がたとえば表1中0rpmから4000rpmになると、筺体1内の気圧が0mmH2Oから−15mmH2Oとなる。したがって、この−15mmH2Oが筺体1内の気圧の変動となる。なお、たとえば、羽根3aの回転により筺体1内の負圧レベルが−15mmH2Oとなると、圧力センサで検出される浴槽水位は15mm上昇する。
また、第1および第2の回転数の間の第3の回転数と、第3の回転数に対応する第3の気圧の変動は、第1および第2の回転数に基づく線形補間により算出されてもよい。つまり、第1の回転数(たとえば表1中0rpm)と第2の回転数(たとえば表1中2000rpm)との間の第3の回転数(たとえば1000rpm)に対応する第3の気圧の変動(負圧レベル)は第1の回転数(たとえば表1中0rpm)と第2の回転数(たとえば表1中2000rpm)に基づく線形補間により算出されてもよい。
制御手段12dは、圧力検知手段12aと、回転数検知部12bとからの判定結果および記憶部12cからの信号によって、送風機3の回転数に伴う筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正するように構成されている。
以上のように、制御部12は、記憶部12cに記憶された対応関係に基づいて、回転数検知部12bによって検知された送風機3の回転数から導出された筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正するように構成されている。
また、送風機3の回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することで新たに作成されてもよい。また、送風機3の回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成されてもよい。
次に、再び図1を参照して、本実施の形態における熱源機の基本動作について説明する。本実施の形態の熱源機の給湯運転においては、カラン等が操作されて、出湯要求があれば、バーナ2で生成された燃焼ガスで熱交換器4が加熱される。これにより、熱交換器4の伝熱管を流通する水が加熱され、所望の温度の湯がカラン等から出湯される。また、浴槽運転においては、制御部12によって浴槽20の湯水の水位が検知される。これにより、所望の湯水の量が浴槽20に貯められる。
次に、図1、図3および図4を参照して、本実施の形態における熱源機での浴槽水位の検知動作について説明する。
筺体1内の気圧P1と浴槽20の湯水の圧力P2との差圧PA(mmH2O)が圧力センサ11で検知され、この差圧PAが圧力検知手段12aによって検知される(ステップS10)。次に、回転数検知部12bによって送風機3の羽根3aの回転数R1(rpm)が検知される(ステップS20)。次に、この回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PB(mmH2O)が導出される。つまり、記憶部12cに記憶されたファン回転数(rpm)と負圧レベル(mmH2O)との対応関係(表1参照)に基づいて、回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが制御手段12dによって導出される。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが−3mmH2Oと導出される。そして、この導出された筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBに基づいて圧力センサ11で検知された差圧PAが補正される(ステップS30)。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、差圧PAの値から負圧レベルPBの値(−3mmH2O)を減じることで差圧PAが補正される。つまり、差圧PAに3mmH2Oを減じた値が負圧の影響を除いた差圧として算出される。なお、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば3000rpmの場合には、負圧レベルPBは−3mmH2Oと−15mmH2Oとから線形補間によって導出される。
これにより、送風機3の羽根3aの回転によって筺体1内が大気圧に対して負圧になった状態でも、羽根3aの回転数R1と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとの対応関係に基づいて圧力センサ11で検知された差圧PAを補正することができる。このため、本実施の形態における熱源機は、浴槽水位を正確に検知することができる。
また、図5を参照して、本実施の形態における変形例1に示すように、送風機3の羽根3aの回転数R1と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとの対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することで新たに作成されてもよい。
本実施の形態における変形例1の熱源機の浴槽水位の検知動作においては、熱源機が設置された状態で、筺体1内の気圧P1と浴槽20の湯水の圧力P2との差圧PAが圧力センサ11で検知され、この差圧PAが圧力検知手段12aによって検知される(ステップS10)。次に、回転数検知部12bによって送風機3の羽根3aの回転数R1が検知される(ステップS20)。
次に、送風機3の羽根3aの回転数R1と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとの対応関係が、熱源機が実際に設置された状態で熱源機を運転することで新規に作成される(ステップS40)。つまり、複数の回転数R1における負圧レベルPBが測定されることで、回転数R1と負圧レベルPBとの対向関係が新たに作成される。たとえば、回転数R1が0rpmのときの負圧レベルPBが0mmH2Oであり、回転数R1が2000rpmのときの負圧レベルPBが−5mmH2Oであり、回転数R1が4000rpmのときの負圧レベルPBが−20mmH2Oであるとの対応関係が新たに作成される。この新規に作成された対応関係は記憶部12cに記憶される。次に、この新規作成された対応関係に基づいて回転数検知部12bによって検知された回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが導出される。つまり、記憶部12cに記憶された、新たに作成された対応関係におけるファン回転数と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとに基づいて、回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが制御手段12dによって導出される。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが−5mmH2Oと導出される。そして、この導出された筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBに基づいて圧力センサ11で検知された差圧PAが補正される(ステップS30)。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、差圧PAの値から負圧レベルPBの値(−5mmH2O)を減じることで差圧PAが補正される。つまり、差圧PAに5mmH2Oを減じた値が負圧の影響を除いた差圧として算出される。これにより、熱源機が設置された状況を反映して圧力センサ11で検知した差圧PAを補正することができる。
また、図6を参照して、本実施の形態における変形例2に示すように、送風機3の羽根3aの回転数R1と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとの対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成されてもよい。
本実施の形態における変形例2の熱源機の浴槽水位の検知動作においては、熱源機が設置された状態で、筺体1内の気圧P1と浴槽20の湯水の圧力P2との差圧PAが圧力センサ11で検知され、この差圧PAが圧力検知手段12aによって検知される(ステップS10)。次に、回転数検知部12bによって送風機3の羽根3aの回転数R1が検知される(ステップS20)。
次に、送風機3の羽根3aの回転数R1と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとの対応関係が、熱源機が実際に設置された状態で熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成される(ステップS50)。つまり、熱源機が実際に設置された状態で熱源機を運転して測定された複数の回転数R1における負圧レベルPBに基づいて、回転数R1と負圧レベルPBとの対向関係のあらかじめ記憶された値が補正される。回転数R1と負圧レベルPBとの対応関係において、たとえば、回転数R1が2000rpmのときの負圧レベルPBがあらかじめ記憶された値である−3mmH2Oから−5mmH2Oに補正され、回転数R1が4000rpmのときの負圧レベルPBが−15mmH2Oから−20mmH2Oに補正される。この補正して作成された対応関係は記憶部12cに記憶される。次に、補正して作成された対応関係に基づいて、回転数検知部12bによって検知された回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが導出される。つまり、記憶部12cに記憶された、あらかじめ記憶された値を補正して作成された対応関係におけるファン回転数と筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBとに基づいて、回転数R1から筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが制御手段12dによって導出される。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBが−5mmH2Oと導出される。そして、この導出された筺体1内の気圧の変動(負圧レベル)PBに基づいて圧力センサ11で検知された差圧PAが補正される(ステップS30)。具体的には、回転数検知部12bによって検知された回転数R1がたとえば2000rpmの場合には、差圧PAの値から負圧レベルPBの値(−5mmH2O)を減じることで差圧PAが補正される。つまり、差圧PAに5mmH2Oを減じた値が負圧の影響を除いた差圧として算出される。これにより、熱源機が設置された状況を反映して圧力センサ11で検知した差圧PAを補正することができる。
次に、本実施の形態における熱源機の作用効果について説明する。
本実施の形態の熱源機によれば、送風機3の回転数に伴って筺体1内の気圧が負圧になっても、制御部12が送風機3の羽根3aの回転数の変化に伴う筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正するため、浴槽水位を正確に検知することができる。つまり、浴槽水位の誤検知を抑制することができる。
本実施の形態の熱源機においては、制御部12は、記憶部12cに記憶された対応関係に基づいて、回転数検知部12bによって検知された送風機の回転数から導出された筺体1内の気圧の変動に基づいて圧力センサで検知した差圧を補正することができる。これにより、浴槽水位を正確に検知することができる。
本実施の形態の熱源機においては、回転数検知部12bは、モータ3bの印加電流値に基づいて送風機3の羽根3aの回転数を算出するように構成されている。このため、モータ3bの印加電流値によって、送風機3の羽根3aの回転数を算出することができる。
本実施の形態の熱源機において、送風機3の回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、第1および第2の回転数と、第1および第2の回転数のそれぞれに対応する第1および第2の気圧の変動とによって規定される。このため、送風機3の羽根3aの回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係に基づいて圧力センサ11で検知した差圧を補正することができる。
本実施の形態の熱源機において、第1および第2の回転数の間の第3の回転数と、第3の回転数に対応する第3の気圧の変動は、第1および第2の回転数に基づく線形補間により算出される。このため、あらかじめ記憶されていない第3の回転数に対する第3の気圧の変動を正確に算出することできる。
本実施の形態の変形例1の熱源機において、送風機3の羽根3aの回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することで新たに作成される。このため、熱源機が設置された状態に応じて送風機3の羽根3aの回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係を作成することができる。これにより、熱源機が設置された状態に応じて、圧力センサ11で検知した差圧を補正することができる。また、熱源機の個体差に応じて、圧力センサ11で検知した差圧を補正することもできる。
本実施の形態の変形例2の熱源機において、送風機3の羽根3aの回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係は、熱源機が設置された状態で、熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成される。このため、熱源機が設置された状態に応じて送風機3の羽根3aの回転数と筺体1内の気圧の変動との対応関係を迅速に作成することができる。これにより、熱源機が設置された状態に応じて、圧力センサ11で検知した差圧を迅速に補正することができる。また、熱源機の個体差に応じて、圧力センサで検知した差圧を補正することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 筺体、1a 排気口、2 バーナ、3 送風機、3a 羽根、3b モータ、4 熱交換器、4a 給湯側熱交換器、4b 風呂側熱交換器、5 給水配管、5a 入水口、6 給湯配管、6a 出湯口、7 三方弁、8 戻り配管、9 往き配管、10 ポンプ、11 圧力センサ、11a ケース、11b ダイヤフラム、11c 受け入れ口、11d 貫通孔、12 制御部、12a 圧力検知手段、12b 回転数検知部、12c 記憶部、12d 制御手段、13 二方弁、20 浴槽。

Claims (7)

  1. 浴槽に湯水を供給可能な熱源機であって、
    バーナと、
    前記バーナに燃焼用空気を供給するための送風機と、
    前記バーナおよび前記送風機を収容可能な筺体と、
    前記筺体内の気圧と、前記浴槽の湯水の圧力との差圧を検知可能な圧力センサと、
    前記送風機の回転数の変化に伴う前記筺体内の気圧の変動に基づいて前記圧力センサで検知した前記差圧を補正する制御部とを備えた、熱源機。
  2. 前記制御部は、
    前記送風機の回転数を検知可能な回転数検知部と、
    前記送風機の回転数と前記筺体内の気圧の変動との対応関係を記憶する記憶部とを含み、
    前記記憶部に記憶された前記対応関係に基づいて、前記回転数検知部によって検知された前記送風機の回転数から導出された前記筺体内の気圧の変動に基づいて前記圧力センサで検知した前記差圧を補正するように構成されている、熱源機。
  3. 前記送風機は、羽根と、羽根を回転可能なモータとを含み
    前記回転数検知部は、前記モータの印加電流値に基づいて前記送風機の回転数を算出するように構成されている、熱源機。
  4. 前記送風機の回転数と前記筺体内の気圧の変動との前記対応関係は、第1および第2の回転数と、前記第1および第2の回転数のそれぞれに対応する第1および第2の気圧の変動とによって規定される、請求項2または3に記載の熱源機。
  5. 前記第1および第2の回転数の間の第3の回転数と、前記第3の回転数に対応する第3の気圧の変動は、前記第1および第2の回転数に基づく線形補間により算出される、請求項4に記載の熱源機。
  6. 前記送風機の回転数と前記筺体内の気圧の変動との前記対応関係は、前記熱源機が設置された状態で、前記熱源機を運転することで新たに作成される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の熱源機。
  7. 前記送風機の回転数と前記筺体内の気圧の変動との前記対応関係は、前記熱源機が設置された状態で、前記熱源機を運転することであらかじめ記憶された値を補正して作成される、請求項2〜5のいずれか1項に記載の熱源機。
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