JP2015119447A - 表示装置及び表示装置の制御方法 - Google Patents

表示装置及び表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホワイトバランスのキャリブレーションを簡便に行える表示装置及び表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】表示装置は、バックライトと、画像を表示する表示部と、バックライトを第1の色で発光させたときに表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値と、バックライトを第2の色で発光させたときに表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値とを記憶する記憶部と、第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて第1の測定値をバックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出部と、色空間変換係数を用いて第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値をバックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出部と、測定輝度値を用いて目標輝度値を前記バックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置及び表示装置の制御方法に関する。
従来技術における液晶表示装置は、RGBカラーフィルタ基板、液晶層、バックライト装置などで構成されている。このような液晶表示装置のバックライト装置は、赤色、緑色、青色、紫色などの光源の光を混合して白色光を発光させて、液晶表示装置における表示色の再現範囲を向上させることが提案されている。
これらの多色を用いるバックライト装置では、YxyまたはXYZ値で利用者によって指定される指定白点を表示するホワイトバランス調整を、各色のバックライトの輝度を変化させて行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−127620号公報
しかしながら、指定白点を表示するためのバックライトの駆動値の決定が難しいため、一般的には、カラーセンサをバックライト装置に内蔵し、カラーセンサの検出値をフィードバック制御する必要があった。または、バックライト装置に外付けのカラーセンサを取り付け、カラーセンサの検出値をフィードバック制御する必要があった。これらのカラーセンサは高価であり、さらに外付けする場合は、取り付けが可能な液晶パネルが限られてしまっていた。
また、カラーセンサを用いてホワイトバランスのキャリブレーションを行う場合、多数の白点を調整するため作業に多くの時間を要したり、設定できる白点の範囲が限定されたり、白点変更頃に再キャリブレーションが必要であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、ホワイトバランスのキャリブレーションを簡便に行える表示装置及び表示装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、バックライトと、画像を表示する表示部と、前記バックライトを第1の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値と、前記バックライトを第2の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値と、を記憶する記憶部と、前記第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値を、前記バックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出部と、前記色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値を、前記バックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出部と、前記測定輝度値を用いて、前記目標輝度値を前記バックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換部と、を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置の制御方法は、バックライトを第1の色で発光させたときに画像を表示する表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値と、前記バックライトを第2の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値と、を記憶する記憶手順と、前記第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値を、前記バックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出手順と、前記バックライト輝度算出手順によって求められた前記色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値を、前記バックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出手順と、前記目標輝度算出手順によって変換された前記測定輝度値を用いて、前記目標輝度値を前記バックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換手順と、を含む。
本発明によれば、ホワイトバランスのキャリブレーションを簡便に行える。
第1実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第1実施形態に係る駆動値を変化させたときのBLの波長と光量の関係を説明する図である。 第1実施形態に係る駆動値を変化させたときのBLの光量の関係を説明する図である。 第1実施形態に係るBL駆動制御部の概略構成のブロック図である。 第1実施形態に係るバックライト駆動装置が行う処理手順のフローチャートである。 第2実施形態に係る表示装置の概略構成のブロック図である。 第2実施形態に係るバックライトに用いられる光源の断面図である。 第2実施形態に係るBL駆動制御部の概略構成のブロック図である。 第2実施形態に係るバックライト駆動装置が行う処理手順のフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図面を用いて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る表示装置1の概略構成のブロック図である。図1に示すように、表示装置1は、バックライト装置2及び表示部4を備える。バックライト装置2には、映像出力装置3及び表示部4が接続される。また、キャリブレーション時のみ、表示部4に対してカラーセンサ5が設置される。
カラーセンサ5は、表示部4上の表示色を測定し、測定した結果であるXYZ値をBL(Back Light;バックライト)駆動制御部20に出力する。カラーセンサ5は、例えば、人間の眼と同じ感度に構成されたセンサや、分光した波長成分を測定するセンサである。
映像出力装置3は、映像信号をバックライト装置2に出力する。映像出力装置3は、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)、携帯端末等である。
表示部4は、例えば液晶パネルである。表示部4に搭載される表示素子は、液晶方式以外の表示素子、例えば有機エレクトロルミネッセンス表示素子、無機エレクトロルミネッセンス表示素子、PALC(Plasma Address Liquid Crystal;プラズマ・アドレス液晶)、PDP(Plasma Display Panel)やFED(Field Emission Display)であってもよい。
バックライト装置2は、目標白点記憶部10、BL駆動制御部20、R−BL駆動回路30、G−BL駆動回路40、B−BL駆動回路50、及び3原色BL60を備える。
図1に示すように、本実施形態のバックライト装置2は、赤色(R;例えば第2の色)、緑色(G;例えば第3の色)、青色(B;例えば第4の色)を混合して白色(例えば第4の色)光を発光させる。
目標白点記憶部10には、例えば、バックライト装置2の使用者が予め設定した白色発光の際のR−BL61、G−BL62、及びB−BL63に対する設定値が記憶されている。設定値とは、例えば、本実施形態のバックライト装置2を液晶表示装置に適用した場合、使用者が表示部4上の表示を見ながら、R−BL61、G−BL62、及びB−BL63の輝度を白色発光されていると使用者が感じるように調整し、図示しない操作部で設定された値である。
BL駆動制御部20は、キャリブレーション時、白色の映像信号を表示部4に表示させたまま、BL駆動値を赤色付近、緑色付近、青色付近、及び白色付近の波長になるように制御されているとき、表示部4の取り付けられたカラーセンサ5が測定した結果を受け取る。
BL駆動制御部20は、ホワイトバランス設定時、各色付近のBL駆動時にカラーセンサ5が測定したXYZ値(原色校正点データ)に基づいて、バックライトの色空間であるRGB輝度とXYZ値を交互に変換する色空間変換係数を周知の技術によって作成する。この色空間変換係数は、3行3列の内積で表される。また、BL駆動制御部20は、ホワイトバランス設定時、白色付近のBL駆動時にカラーセンサ5が測定したXYZ値(白色校正点データ)を、作成した色空間変換係数を用いてRGB輝度に変換する。そして、BL駆動制御部20は、ホワイトバランス設定時、変換したRGB輝度から輝度−駆動値変換LUT(LookUp Table;ルックアップテーブル)を作成する。そして、BL駆動制御部20は、作成した色空間変換係数を用いて、XYZ値の目標白点を、バックライト色空間であるRGBの目標輝度に変換する。そして、BL駆動制御部20は、変換したRGBそれぞれの目標輝度を、R−BL駆動回路30、G−BL駆動回路40、及びB−BL駆動回路50に出力する。
なお、BL駆動制御部20の構成については、後述する。
R−BL駆動回路30は、BL駆動制御部20が出力する駆動信号に基づき、3原色BL60のR−BL61を駆動する。
G−BL駆動回路40は、BL駆動制御部20が出力する駆動信号に基づき、3原色BL60のG−BL62を駆動する。
B−BL駆動回路50は、BL駆動制御部20が出力する駆動信号に基づき、3原色BL60のB−BL63を駆動する。なお、R−BL駆動回路30、G−BL駆動回路40、B−BL駆動回路50の出力信号は、PWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)方式の信号(以下、PWM信号という)である。
3原色BL60は、R−BL61、G−BL62、及びB−BL63を備える。
R−BL61は、R−BL駆動回路30が出力する駆動信号により赤色の光を発する光源である。赤色の光の中心波長は、例えば約660[nm]である。
G−BL62は、G−BL駆動回路40が出力する駆動信号により緑色の光を発する光源である。緑色の光の中心波長は、例えば約540[nm]である。
B−BL63は、B−BL駆動回路50が出力する駆動信号により青色の光を発する光源である。青色の光の中心波長は、例えば約460[nm]である。
R−BL61、G−BL62、及びB−BL63は、例えば発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)、または半導体レーザーである。
図2は、本実施形態に係る駆動値を変化させたときのBLの波長と光量の関係を説明する図である。図2において、横軸は波長、縦軸は光量である。
図2において符号g1が示す波形は、B−BL63の波形であり、符号g2が示す波形は、G−BL62の波形であり、符号g3が示す波形は、R−BL61の波形である。また、符号g4及びg5が示す波形は、B−BL63の駆動値を、符号g1の波形の状態から駆動信号であるPWM信号のディーティ(Duty)を低くしていったときの波形である。すなわち、符号g2の波形のディーティは、符号g1の波形のデューティより低く、符号g3の波形のディーティは、符号g2の波形のデューティより低い。バックライトの光源がRGBの3色のLEDである場合、図2に示したように、駆動値を変更しても、光量がピーク値の波長が変化せず、光量のみが変化する。図2では、B−BL63のみの例を示したが、R−BL61及びB−BL62についても同様に、駆動値を変更しても、光量がピーク値の波長が変化せず、光量のみが変化する。このように光量のピーク値が変化しないため、色座標が変化しないことを示している
図3は、本実施形態に係る駆動値を変化させたときのBLの光量の関係を説明する図である。図3において、横軸は駆動値、縦軸は光量である。
図3において、符号g11が示す直線は、R−BL61、G−BL62、及びB−BL63の駆動値と光量との関係を示している。符号g11が示す直線のように、光量は、ほぼ駆動値に正比例する。
次に、BL駆動制御部20について説明する。
図4は、本実施形態に係るBL駆動制御部20の概略構成のブロック図である。図4に示すように、BL駆動制御部20は、BL特性記憶部201、BL輝度算出部202、目標輝度算出部203、R輝度−駆動値変換係数207、G輝度−駆動値変換係数208、B輝度−駆動値変換係数209、及び駆動値制限部210を備える。
BL特性記憶部201は、原色校正点記憶部2011及び白色校正点記憶部2012を備える。
原色校正点記憶部2011には、キャリブレーションの際、白色の映像信号が表示部4上に表示され、BL駆動値が赤色付近、緑色付近、及び青色付近それぞれに設定されたときカラーセンサ5が出力したXYZ値が記憶される。
白色校正点記憶部2012には、キャリブレーションの際、白色の映像信号が表示部4上に表示され、BL駆動値が白色付近に設定されたときカラーセンサ5が出力したXYZ値が記憶される。
BL輝度算出部202は、原色校正点記憶部2011に記憶されている原色校正点データに基づいて、バックライトの色空間であるRGB輝度とXYZ値を交互に変換する色空間変換係数を周知の技術によって求める。BL輝度算出部202は、求めた色空間変換係数を、例えば原色校正点記憶部2011に記憶させる。BL輝度算出部202は、白色校正点記憶部2012に記憶されている白色校正点データを、求めた色空間変換係数を用いてRGB輝度に変換する。BL輝度算出部202は、変換したRGB輝度から、RGB独立の1D_LUT(1次元ルックアップテーブル)である輝度−駆動値変換LUTを作成する。作成されたR輝度−駆動値変換LUT207〜B輝度−駆動値変換LUT209は、白点校正データを補完した特性を示す。図3を用いて説明したように、輝度が駆動値にほぼ正比例するため、LUTがほぼ直線になる。このため、本実施形態では、白色校正点は、1〜2点程度でよく、キャリブレーションを簡便に行える。
目標輝度算出部203は、BL輝度算出部202によって作成された色空間変換係数を用いて、目標白点記憶部10に記憶されている目標白点(XYZ値)をバックライトの色空間であるRGBの輝度目標値に変換する。次に、目標輝度算出部203は、変換したRGBの輝度目標値それぞれを、R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209に出力する。
R輝度−駆動値変換部207には、BL輝度算出部202によって作成されたR輝度−駆動値変換LUTが格納される。また、R輝度−駆動値変換部207は、目標輝度算出部203が出力するR輝度目標値204を、格納されているR輝度−駆動値変換LUTに入力して、R−BL61に対するRバックライト駆動値に変換し、変換したRバックライト駆動値をR−BL駆動回路30に出力する。
G輝度−駆動値変換部208には、BL輝度算出部202によって作成されたG輝度−駆動値変換LUTが格納される。また、G輝度−駆動値変換部208は、目標輝度算出部203が出力するG輝度目標値205を、格納されているG輝度−駆動値変換LUTに入力して、G−BL62に対するGバックライト駆動値に変換し、変換したGバックライト駆動値をG−BL駆動回路40に出力する。
B輝度−駆動値変換部209には、BL輝度算出部202によって作成されたB輝度−駆動値変換LUTが格納される。また、B輝度−駆動値変換部209は、目標輝度算出部203が出力するB輝度目標値206を、格納されているB輝度−駆動値変換LUTに入力して、B−BL63に対するBバックライト駆動値に変換し、変換したBバックライト駆動値をB−BL駆動回路50に出力する。
駆動値制限部210には、R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209が変換したバックライト駆動値が入力される。次に、駆動値制限部210は、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満であるか否かを判別する。駆動値制限部210は、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えているバックライト駆動値に応じて、他のバックライト駆動値も制限する。例えば、最大値がMa、R―BL駆動値が1.2Ma、G−BL駆動値が1.0Ma、B−BL駆動値が0.9Maの場合、駆動値制限部210は、全てのバックライト駆動値を、例えば0.83倍することで、最大値を超えないように制限する。このように、最大値を超えているバックライト駆動値以外にも制限をかける理由は、RGB全体の色バランスを保つためである。
駆動値制限部210は、比較の結果、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満である場合、入力されたバックライト値に対して制限を行わない。駆動値制限部210は、制限後のRバックライト駆動値をR−BL駆動回路30に出力し、制限後のGバックライト駆動値をG−BL駆動回路40に出力し、制限後のBバックライト駆動値をB−BL駆動回路50に出力する。
次に、バックライト装置2が行う処理について説明する。図5は、本実施形態に係るバックライト装置2が行う処理手順のフローチャートである。なお、図5において、ステップS1〜S6の処理は、キャリブレーション時にバックライト装置2によって行われる処理である。また、ステップS7〜S14の処理は、ホワイトバランス設定時にバックライト装置2によって行われる処理である。
まず、キャリブレーション時の処理について説明する。
(ステップS1)利用者は、表示部4の画面上に、カラーセンサ5を設置する。次に、映像出力装置3は、白色の映像信号をバックライト装置2に出力する。次に、バックライト装置2は、映像出力装置3が出力した映像信号を、表示部4の画面上に表示する。
(ステップS2)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を赤色付近になるように設定する。
(ステップS3)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を緑色付近になるように設定する。
(ステップS4)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を青色付近になるように設定する。
(ステップS5)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を白色付近になるように設定する。
(ステップS6)BL駆動制御部20は、ステップS2のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(1)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。次に、BL駆動制御部20は、ステップS3のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(2)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。次に、BL駆動制御部20は、ステップS4のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(3)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。なお、(1)〜(3)色の関するデータを、原色校正点データという。次に、BL駆動制御部20は、ステップS5のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(4)色)を取得し、取得した画面表示色を白色校正点記憶部2012に記憶させる。
以上で、キャリブレーション処理を終了する。なお、キャリブレーションに要する時間は、例えば1分間である。なお、キャリブレーション終了後、利用者は、カラーセンサ5を表示部4から外す。
次に、ホワイトバランス設定時の処理について説明する。
(ステップS7)BL輝度算出部202は、原色校正点記憶部2011に記憶されている原色校正点データ((1)〜(3)色)に基づいて、バックライトの色空間であるRGB輝度とXYZ値を交互に変換する色空間変換係数を周知の技術によって求める。
(ステップS8)BL輝度算出部202は、白色校正点記憶部2012に記憶されている白色校正点データ((4)色)を、求めた色空間変換係数を用いてRGB輝度に変換する。
(ステップS9)BL輝度算出部202は、ステップS8で変換したRGB輝度から、RGB独立の1D_LUTである輝度−駆動値変換LUTを作成する。
(ステップS10)目標輝度算出部203は、BL輝度算出部202によって作成された色空間変換係数を用いて、目標白点記憶部10に記憶されている目標白点(XYZ値)をバックライトの色空間であるRGBの輝度目標値に変換する。次に、目標輝度算出部203は、変換したRGBの輝度目標値それぞれを、R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209に出力する。
(ステップS11)R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209それぞれは、目標輝度算出部203が出力したR輝度目標値204〜B輝度目標値206それぞれを、各変換LUTに入力してバックライト駆動値に変換する。
(ステップS12)駆動値制限部210には、R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換LUT209が変換したバックライト駆動値が入力される。次に、駆動値制限部210は、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満であるか否かを判別する。駆動値制限部210は、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えているバックライト駆動値に応じて、他のバックライト駆動値も制限する。駆動値制限部210は、比較の結果、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満である場合、入力されたバックライト値に対して制限を行わない。
(ステップS13)BL駆動制御部20は、作成した制限後のバックライト駆動値それぞれを、R−BL駆動回路30〜B−BL駆動回路50に出力する。次に、R−BL駆動回路30〜B−BL駆動回路50それぞれは、入力されたバックライト駆動値に応じて、R−BL61〜B−BL63を駆動して発光させる。
(ステップS14)バックライト装置2は、映像出力装置3が出力した映像信号を、表示部4の画面上に表示させる。
以上でホワイトバランス設定時の処理を終了する。本実施形態では、これらの処理によって、利用者が指定して目標白点(Yxy値)に対するバックライト駆動値を得ることができる。
以上のように、本実施形態の表示装置1は、バックライト(例えばR−BL61、G−BL62、B−BL63)と、画像を表示する表示部(例えば表示部4)と、バックライトを第1の色(例えば白色)で発光させたときに表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値(例えばXYZ)と、バックライトを第2の色(例えば赤色)で発光させたときに表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値(例えばRBG)と、を記憶する記憶部(例えばBL特性記憶部201)と、第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて、第1の測定値を、バックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出部(例えばBL輝度算出部202)と、色空間変換係数を用いて、第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値を、バックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出部(例えば目標輝度算出部203)と、測定輝度値を用いて、目標輝度値をバックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換部(例えばR輝度−駆動値変換部207、G輝度−駆動値変換部208、B輝度−駆動値変換部209)と、を備える。
また、本実施形態の表示装置1において、記憶部(例えばBL特性記憶部201)は、バックライトを第2の色(例えば赤色)で発光させたときに第5の色(例えば白色)の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値を、第1の原色校正点データとして記憶し、バックライトを第3の色(例えば緑色)で発光させたときに第5の色の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値を、第2の原色校正点データとして記憶し、バックライトを第4の色(例えば青色)で発光させたときに第5の色の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値を、第3の原色校正点データとして記憶し、バックライト輝度算出部(例えばBL輝度算出部202)は、第1の原色校正点データ〜第3の原色校正点データを用いて、色空間変換係数を求める。
この構成によって、本実施形態の表示装置1は、出荷時に表示装置1にカラーセンサ5を取り付けてキャリブレーションを行い、測定された結果をBL特性記憶部201に書き込んで出荷する。以後、表示装置1は、BL特性記憶部201に記憶されたデータを用いて、ホワイトバランスの調整を行う。これにより、本実施形態の表示装置1では、利用者がカラーセンサを購入する必要がない。
また、図3及び図4に示したバックライトの特性より、本実施形態によれば、出荷時の1回のキャリブレーション時に測定された1点〜数点の校正点データのみで、全白点の駆動値を構成することができる。この結果、本実施形態によれば、出荷時、1回のキャリブレーションで済むため、調整にかかる工数を削減することができる。
また、出荷後、利用者によって使用されるとき、多数の白点設定に対しても、1回のキャリブレーションで経年劣化に対する補正を行うことができる。
なお、本実施形態では、3色の光源の例としてLEDを説明したが、光源は例えば冷陰極蛍光管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)であってもよい。この場合、図2及び図3で説明した駆動値と光量との比例関係が低下するため、3色のLEDを用いる場合よりも多くの白色校正点をキャリブレーション時に取得することが好ましい。例えば、3色のLEDを用いた表示装置1の場合の取得する白色校正点は、1〜3点であり、CCFLを用いたバックライト装置の場合の取得する白色校正点は、5〜10点である。
また、本実施形態では、バックライトをPWM信号のディーティを調整することで駆動する例を説明したが、これに限られない。例えば電流値を制御するようにしてもよい。この場合、図2に示した波長と光量との図において、波長のピークが駆動値に依存して変化することになるため、低い駆動値では表示白点の精度が低下する場合もある。このため、例えば、予め定め定められている電流値以上の駆動値で駆動するように制御するようにしてもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態の表示装置1では、RGBの3色のバックライトを用いて白色光のバックライトを作成する例を説明したが、本実施形態では、2色のバックライトを用いて白色光のバックライトを作成する例を説明する。
図6は、本実施形態に係る表示装置1Aの概略構成のブロック図である。図6に示すように、表示装置1Aは、バックライト装置2A及び表示部4を備える。バックライト装置2Aには、映像出力装置3及び表示部4が接続される。また、キャリブレーション時のみ、表示部4に対してカラーセンサ5が設置される。
また、バックライト装置2Aは、目標白点記憶部10、BL駆動制御部20A、G−BL駆動回路40、B−BL駆動回路50、ハイブリッドBL70、及びビデオゲイン調整部80を備える。なお、第1実施形態のバックライト装置2と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
BL駆動制御部20Aは、キャリブレーション時、白色の映像信号を表示部4に表示させたまま、BL駆動値を赤色付近、緑色付近、青色付近、及び白色付近の波長になるように制御されているとき、表示部4の取り付けられたカラーセンサ5が測定した結果を受け取る。
BL駆動制御部20Aは、ホワイトバランス設定時、各色付近のBL駆動時にカラーセンサ5が測定したXYZ値(原色校正点データ)に基づいて、バックライトの色空間であるRGB輝度とXYZ値を交互に変換する色空間変換係数を周知の技術によって作成する。この色空間変換係数は、3行3列の内積で表される。また、BL駆動制御部20Aは、ホワイトバランス設定時、白色付近のBL駆動時にカラーセンサ5が測定したXYZ値(白色校正点データ)を、作成した色空間変換係数を用いてRGB輝度に変換する。BL駆動制御部20Aは、ホワイトバランス設定時、変換したRGB輝度から輝度−駆動値変換LUT(LookUp Table;ルックアップテーブル)を作成する。BL駆動制御部20Aは、作成した色空間変換係数を用いて、XYZ値の目標白点を、バックライト色空間であるRGBの目標輝度に変換する。BL駆動制御部20Aは、変換したRGBそれぞれの目標輝度を、G−BL駆動回路40及びB−BL駆動回路50に出力する。
さらに、BL駆動制御部20Aは、G−BL駆動回路40及びB−BL駆動回路50に出力する各駆動値を比較した結果に基づいて、RGBの映像信号のうち、B(青)信号のゲインの指示(Bビデオゲインともいう)またはR(赤)信号のゲインの指示(Rビデオゲインともいう)を作成する。BL駆動制御部20Aは、作成したB信号のゲインの指示またはR信号のゲインの指示を映像信号制御値としてビデオゲイン調整部80に出力する。
なお、BL駆動制御部20Aの構成については、後述する。
ハイブリッドBL70は、G−BL701、B−BL702、及び蛍光体703を備える。
G−BL701は、G−BL駆動回路40が出力する駆動信号により緑色の光を発する光源である。緑色の光の中心波長は、例えば約540[nm]である。
B−BL702は、B−BL駆動回路50が出力する駆動信号により青色の光を発する光源である。青色の光の中心波長は、例えば約460[nm]である。
蛍光体703は、例えば赤色の帯域の蛍光体であり、G−BL701及びB−BL702が点灯されることによって赤色の光が励起される。なお、蛍光体703は、黄色の帯域の蛍光体であってもよい。なお、赤色の帯域とは、例えば約620nm〜750nmである。黄色の帯域とは、例えば約570nm〜590nmである。以下、本実施形態では、蛍光体703が赤色の蛍光体の例を説明する。
ビデオゲイン調整部80は、BL駆動制御部20Aが出力した映像信号制御値に応じて、RGBの映像信号のうち、B信号のゲインまたはR信号のゲインを調整し、ゲイン調整後の映像信号を表示部4上に表示させる。
図7は、本実施形態に係るバックライトに用いられる光源の断面図である。図7に示すように、ハイブリッドBL70は、基板704、緑色LED701G、青色LED702B、および蛍光体703を含んで構成される。
緑色LED701Gは、基板704の上に形成されている。
青色LED702Bは、基板704の上に形成されている。
蛍光体703は、緑色LED701Gと青色LED702Bとの上に形成されている。なお、バックライト装置2Aでは、例えば、表示部4の周辺に複数のハイブリッドBL70を配置し、これらの光源から発せられた光を拡散して表示部4に対して照明を行う。
ハイブリッドBL70は、図7に示した構造のため、緑色LED701を点灯させると、緑色の光に加えて、赤色の光も発せられる。また、青色LED702を点灯させると、青色の光に加えて、赤色の光も発せられる。ハイブリッドBL70では、この緑色LED701と青色LED702が点灯されることで、上述のように、緑色と青色が点灯し、蛍光体703の赤色が励起される。そして、ハイブリッドBL70は、この3色の光が混合されることで、白色の光を生成する。
また、例えば、赤色の光の中心波長は、約680nmであり、緑色の光の中心波長は約520nmであり、青色の光の中心波長は約470nmである。従って、図7に示したハイブリッドBL70では、白色を実現するための3色のうち、一番波長が長い光源を蛍光体703で実現している。
図8は、本実施形態に係るBL駆動制御部20Aの概略構成のブロック図である。図8に示すように、BL駆動制御部20Aは、BL特性記憶部201、BL輝度算出部202、目標輝度算出部203、R輝度−駆動値変換部207、G輝度−駆動値変換部208、B輝度−駆動値変換部209、駆動値制限部210A、及び比較部211を備える。なお、第1実施形態のBL駆動制御部20と同じ機能を有する機能部については、同じ符号を用いて説明を省略する。
比較部211は、R輝度−駆動値変換部207及びB輝度−駆動値変換部209がそれぞれ出力するRバックライト駆動値とBバックライト駆動値とを比較する。比較部211は、比較した結果に基づいて、B−BL702の駆動値であるBバックライト駆動値を再作成し、再作成したBバックライト駆動値を駆動値制限部210Aに出力する。また、比較部211は、比較した結果に基づいて、RGBの映像信号のうち、B信号のゲインの指示(Bビデオゲインともいう)またはR信号のゲインの指示(Rビデオゲインともいう)を作成し、作成したB信号のゲインの指示またはR信号のゲインの指示を映像信号制御値としてビデオゲイン調整部80に出力する。
駆動値制限部210Aには、比較部211が出力したBバックライト駆動値と、G輝度−駆動値変換部208が出力したGバックライト駆動値とが入力される。駆動値制限部210Aは、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満であるか否かを判別する。駆動値制限部210は、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えているバックライト駆動値に応じて、他のバックライト駆動値も制限する。駆動値制限部210Aは、比較の結果、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満である場合、入力されたバックライト値に対して制限を行わない。駆動値制限部210Aには、制限後のGバックライト駆動値をG−BL駆動回路40に出力し、制限後のBバックライト駆動値をB−BL駆動回路50に出力する。
ビデオゲイン調整部80は、映像出力装置3から入力された映像信号の大きさを、BL駆動制御部20Aの比較部211が出力した映像信号制御値に応じて制御し、制御した映像信号を表示部4に表示させる。
次に、バックライト装置2Aが行う処理について説明する。図9は、本実施形態に係るバックライト装置2Aが行う処理手順のフローチャートである。なお、図9において、ステップS101〜S108の処理は、キャリブレーション時にバックライト装置2Aによって行われる処理である。また、ステップS109〜S117の処理は、ホワイトバランス設定時にバックライト装置2Aによって行われる処理である。
まず、キャリブレーション時の処理について説明する。
(ステップS101)利用者は、表示部4の画面上に、カラーセンサ5を設置する。次に、映像出力装置3は、赤色の映像信号をバックライト装置2Aに出力する。次に、バックライト装置2Aは、映像出力装置3が出力した映像信号を、表示部4の画面上に表示する。
(ステップS102)赤色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を青色付近になるように設定する。
(ステップS103)映像出力装置3は、青色の映像信号をバックライト装置2Aに出力する。次に、バックライト装置2Aは、映像出力装置3が出力した映像信号を、表示部4の画面上に表示する。
(ステップS104)青色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を青色付近になるように設定する。
(ステップS105)映像出力装置3は、白色の映像信号をバックライト装置2Aに出力する。次に、バックライト装置2Aは、映像出力装置3が出力した映像信号を、表示部4の画面上に表示する。
(ステップS106)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を緑色付近になるように設定する。
(ステップS107)白色の映像信号が表示部4の画面上に表示されているとき、例えば映像出力装置3の指示に応じて目標輝度算出部203は、BL駆動値を白色付近になるように設定する。
(ステップS108)BL駆動制御部20Aは、ステップS102のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(11)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。次に、BL駆動制御部20Aは、ステップ104のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(12)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。次に、BL駆動制御部20は、ステップS106のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(13)色)を取得し、取得した画面表示色を原色校正点記憶部2011に記憶させる。なお、(1)〜(3)色の関するデータを、原色校正点データという。次に、BL駆動制御部20は、ステップS107のときカラーセンサ5によって測定された画面表示色(XYZ値;(14)色)を取得し、取得した画面表示色を白色校正点記憶部2012に記憶させる。
以上で、キャリブレーション処理を終了する。なお、キャリブレーションに要する時間は、例えば1分間である。なお、キャリブレーション終了後、利用者は、カラーセンサ5を表示部4から外す。
次に、ホワイトバランス設定時の処理について説明する。
(ステップS109)BL輝度算出部202は、原色校正点記憶部2011に記憶されている原色校正点データ((11)〜(13)色)に基づいて、バックライトの色空間であるRGB輝度とXYZ値を交互に変換する色空間変換係数を周知の技術によって求める。
(ステップS110)BL輝度算出部202は、白色校正点記憶部2012に記憶されている白色校正点データ((14)色)を、求めた色空間変換係数を用いてRGB輝度に変換する。
(ステップS111)BL輝度算出部202は、ステップS110で変換したRGB輝度から、RGB独立の1D_LUTである輝度−駆動値変換LUTを作成する。
(ステップS112)目標輝度算出部203は、BL輝度算出部202によって変換された色空間変換係数を用いて、目標白点記憶部10に記憶されている目標白点(XYZ値)をバックライトの色空間であるRGBの輝度目標値に変換する。次に、目標輝度算出部203は、変換したRGBの輝度目標値それぞれを、R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209に出力する。
(ステップS113)R輝度−駆動値変換部207〜B輝度−駆動値変換部209それぞれは、目標輝度算出部203が出力したR輝度目標値204〜B輝度目標値206それぞれを、各駆動値変換部に入力してバックライト駆動値を作成する。
(ステップS114)駆動値制限部210Aには、比較部211が出力したBバックライト駆動値と、G輝度−駆動値変換部208が出力したGバックライト駆動値とが入力される。次に、駆動値制限部210Aは、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満であるか否かを判別する。駆動値制限部210Aは、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えているバックライト駆動値に応じて、他のバックライト駆動値も制限する。駆動値制限部210Aは、比較の結果、入力されたバックライト駆動値が、予め定められている最大値未満である場合、入力されたバックライト値に対して制限を行わない。
(ステップS115)BL駆動制御部20は、作成した制限後のバックライト駆動値それぞれを、G−BL駆動回路40及びB−BL駆動回路50に出力する。次に、G−BL駆動回路40及びB−BL駆動回路50それぞれは、入力されたバックライト駆動値に応じて、G−BL701及びB−BL702を駆動して発光させる。
(ステップS116)ビデオゲイン調整部80は、BL駆動制御部20Aが出力した映像信号制御値に応じて、RGBの映像信号のうち、B信号のゲインまたはR信号のゲインを調整する。
(ステップS116)ビデオゲイン調整部80は、ゲイン調整後の映像信号を表示部4上に表示させる。
以上でホワイトバランス設定時の処理を終了する。本実施形態では、これらの処理によって、利用者が指定して目標白点(Yxy値)に対するバックライト駆動値を得ることができる。
以上のように、本実施形態の表示装置1Aにおいて、記憶部(例えばBL特性記憶部201)は、バックライトを第4の色(例えば青色)で発光させたときに第6の色(例えば赤色)の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値を、第1の原色校正点データとして記憶し、バックライトを第4の色(例えば青色)で発光させたときに第7の色(例えば青色)の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値を、第2の原色校正点データとして記憶し、バックライトを第3の色(例えば緑色)で発光させたときに第5の色(例えば白色)の画像信号に基づき表示部に表示された画像の色の測定値を、第3の原色校正点データとして記憶し、バックライト輝度算出部(例えばBL輝度算出部202)は、第1の原色校正点データ〜第3の原色校正点データを用いて、色空間変換係数を求める。
この構成によって、本実施形態の表示装置1Aでも、第1実施形態と同様に、予め外付けカラーセンサ5を用いた1分程度のキャリブレーションを行い、白点XYZ値をBL色空間の輝度値に変換する色空間変換係数を求める。そして、本実施形態では、この色空間変換係数により、YxyまたはXYZ単位で指定される任意の白点に対する原色BL駆動値を算出できる。また、本実施形態では、異なる白点を表示する際も、再度のキャリブレーションは必要ない。
本実施形態では、このため従来必要だったカラーセンサや,目標白点ごとのキャリブレーション作業を省略できる効果がある。そして、本実施形態の表示装置1Aを用いてディスプレイ出荷時にキャリブレーションを行うことで、内蔵BLセンサや外付けカラーセンサを必要とせず、ディスプレイを任意白点(Yxy)値で表示できる。
以上において、本発明では、バックライト装置2(または2A)を表示装置のバックライトに用いる例を説明したが、これに限られない。バックライト装置2(または2A)は、例えば、プロジェクタの光源、レーザーテレビ等の光源に用いてもよい。また、本実施形態のバックライト装置2(または2A)は、携帯情報端末、ナビゲーションシステム、公告表示灯、電子看板(デジタルサイネージ;Digital Signage)等にも適用してもよい。
なお、実施形態の図1の表示装置1または図6の表示装置1Aの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD−ROM等の可搬媒体、USB(Universal Serial Bus) I/F(インタフェース)を介して接続されるUSBメモリ、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
1、1A…表示装置、2、2A…バックライト装置、3…映像出力装置、4…表示部、5…カラーセンサ、10…目標白点記憶部、20、20A…BL駆動制御部、30…R−BL駆動回路、40…G−BL駆動回路、50…B−BL駆動回路、60…3原色BL、61…R−BL、62、701…G−BL、63、702…B−BL、70…ハイブリッドBL、80…ビデオゲイン調整部、201…BL特性記憶部、202…BL輝度算出部、203…目標輝度算出部、207…R輝度−駆動値変換部、208…G輝度−駆動値変換部、209…B輝度−駆動値変換部、210、210A…駆動値制限部、211…比較部、703…蛍光体、2011…原色校正点記憶部、2012…白色校正点記憶部

Claims (8)

  1. バックライトと、
    画像を表示する表示部と、
    前記バックライトを第1の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値と、前記バックライトを第2の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値と、を記憶する記憶部と、
    前記第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値を、前記バックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出部と、
    前記色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値を、前記バックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出部と、
    前記測定輝度値を用いて、前記目標輝度値を前記バックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記バックライト輝度算出部は、
    前記測定輝度値を用いて、前記目標輝度値と前記駆動値とを対応付けた変換テーブルをさらに作成し、
    前記駆動値変換部は、
    前記変換テーブルを用いて、前記目標輝度値を前記駆動値に変換する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記駆動値変換部が変換した前記駆動値のうちのいずれかが予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えている前記駆動値に応じて、他の駆動値も制限する制限部
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記駆動値変換部が変換した前記駆動値のうち2つの駆動値を比較した結果に基づいて、比較した2つの駆動値のうちいずれか1つの駆動値を再作成する比較部を備え、
    前記制限部は、
    前記比較部が再作成した駆動値と、前記駆動値変換部が作成した前記駆動値のうち前記比較部で比較に用いられなかった駆動値とのうちのいずれかが予め定められている最大値以上である場合、最大値を超えている前記駆動値に応じて、他の駆動値も制限する
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記記憶部は、
    前記バックライトを前記第2の色で発光させたときに第5の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値である前記第2の測定値を、第1の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライトを第3の色で発光させたときに前記第5の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値を、第2の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライトを第4の色で発光させたときに前記第5の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値を、第3の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライト輝度算出部は、
    前記第1の原色校正点データ〜第3の原色校正点データを用いて、前記色空間変換係数を求める
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記記憶部は、
    前記バックライトを第4の色で発光させたときに第6の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値である前記第2の測定値を、第1の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライトを第4の色で発光させたときに第7の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値を、第2の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライトを第3の色で発光させたときに第5の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値を、第3の原色校正点データとして記憶し、
    前記バックライト輝度算出部は、
    前記第1の原色校正点データ〜第3の原色校正点データを用いて、色空間変換係数を求める
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記記憶部は、
    前記バックライトを前記第1の色で発光させたときに前記第5の色の画像信号に基づき前記表示部に表示された画像の色の測定値である前記第1の測定値を、白色校正点データとして記憶し、
    前記バックライト輝度算出部は、
    前記色空間変換係数を用いて、前記白色校正点データを前記測定輝度値に変換する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の表示装置。
  8. バックライトを第1の色で発光させたときに画像を表示する表示部に表示された画像の色の測定値である第1の測定値と、前記バックライトを第2の色で発光させたときに前記表示部に表示された画像の色の測定値である第2の測定値と、を記憶する記憶手順と、
    前記第2の測定値を用いて求められる色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値を、前記バックライトに基づく色空間の値である測定輝度値に変換するバックライト輝度算出手順と、
    前記バックライト輝度算出手順によって求められた前記色空間変換係数を用いて、前記第1の測定値の色空間と同じ色空間の値で示される目標白点設定値を、前記バックライトの目標輝度値に変換する目標輝度算出手順と、
    前記目標輝度算出手順によって変換された前記測定輝度値を用いて、前記目標輝度値を前記バックライトに対する駆動値に変換する駆動値変換手順と、
    を含むことを特徴とする表示装置の制御方法。
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