JP2015118663A - 個人認証装置、個人認証方法及び個人認証プログラム - Google Patents

個人認証装置、個人認証方法及び個人認証プログラム Download PDF

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Shunichi Seko
俊一 瀬古
山田 智広
Tomohiro Yamada
智広 山田
雅行 井原
Masayuki Ihara
雅行 井原
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Abstract

【課題】タッチパネル端末のデザインや製造コストに与える影響を抑制しつつ、個人認証時の不便さや危険性を改善する。
【解決手段】タッチパネル上でのマルチタッチによるジェスチャ操作に基づいて個人認証処理を行う。個人認証装置は、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する取得手段と、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する算出手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネル端末での個人認証技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレット型端末といったタッチパネルを搭載した端末が普及している。このような端末では、タッチパネルへの偶発的接触による端末の誤作動や第三者使用を防止するため、未使用時には画面ロックをかける処理が通常施される。そして、その画面ロックを解除する際には、許された端末の使用者であることを確認するために個人認証処理が行われる。例えば、英数字や記号を組み合わせたパスワードを入力させる方式が一般的である。
特開2001−143077号公報
しかしながら、画面ロックを解除する毎にパスワードを入力しなければならないため、端末の使用を開始するまでに手間と時間がかかる。また、パスワードが漏洩すると誰でも簡単に画面ロックを解除できてしまう。
そこで、パターンロック方式や指紋認証方式を用いることも考えられる。パターンロック方式は、タッチパネル上に表示された特徴点をなぞって解除パターンを入力させるため、画面ロックの解除に係る手間や時間を緩和することができる。しかし、パスワードと同様に解除パターンの漏洩により誰でも解除できてしまう。
その一方で指紋認証方式は、指紋認証センサに指を置くだけで画面ロックを解除できるという容易さと、端末の使用者本人でなければ解除できないという安全性を兼ね備えている(特許文献1参照)。しかし、指紋認証センサを搭載しなければならないため、端末のデザインに影響を与え、端末の製造コストが増大してしまう。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、タッチパネル端末のデザインや製造コストに与える影響を抑制しつつ、個人認証時の不便さや危険性を改善することを目的とする。
請求項1に記載の個人認証装置は、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する取得手段と、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する算出手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の個人認証装置は、請求項1に記載の個人認証装置において、前記算出手段は、前記各タッチ点で構成される三角形の面積と、前記三角形の重心点と、前記三角形の内心点と、前記三角形の外心点、前記三角形の垂心点と、前記三角形の傍心点とのうち少なくとも1つの時系列情報を更に用いて前記ユーザの特徴量パターンを算出することを特徴とする。
請求項3に記載の個人認証装置は、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する取得手段と、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する算出手段と、不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証する判定・認証手段と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の個人認証装置は、請求項3に記載の個人認証装置において、前記算出手段は、前記各タッチ点で構成される三角形の面積と、前記三角形の重心点と、前記三角形の内心点と、前記三角形の外心点、前記三角形の垂心点と、前記三角形の傍心点とのうち少なくとも1つの時系列情報を更に用いて前記ユーザの特徴量パターンを算出することを特徴とする。
請求項5に記載の個人認証方法は、コンピュータにより、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得するステップと、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録するステップと、を有することを特徴とする。
請求項6に記載の個人認証方法は、コンピュータにより、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得するステップと、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録するステップと、不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証するステップと、を有することを特徴とする。
請求項7に記載の個人認証プログラムは、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する処理と、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項8に記載の個人認証プログラムは、少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する処理と、前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する処理と、不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル端末のデザインや製造コストに与える影響を抑制しつつ、個人認証時の不便さや危険性を改善できる。
タッチパネル上での各タッチ点の動作例を示す図である。 個人認証装置の機能ブロック構成を示す図である。 個人認証装置の全体動作フローを示す図である。 ユーザ登録処理フローを示す図である。 ユーザ情報の例を示す図である。 特徴量情報の例を示す図である。 学習結果情報の例を示す図である。 ユーザ判定処理フローを示す図である。 異なるユーザによるタッチ点の座標遷移例を示す図である。 ジェスチャ特徴量の要素例を示す図である。
本発明は、前述した課題を解決するため、タッチパネル上でのマルチタッチによるジェスチャ操作に基づいて個人認証処理を行うことを特徴としている。
図1は、右手の親指、人差し指、中指でつまむようなジェスチャ操作をした際におけるタッチパネル上での各タッチ点の動きを示す図である。左側はタッチパネルに接触した時の開始位置を示し、右側はジェスチャの終了時の位置を示している。このようにマルチタッチによるジェスチャ操作を行うことにより、タッチ点の座標が時間軸に沿って初期位置から移動することになる。
すなわち、本発明は、ジェスチャ操作によるタッチ点(タッチ点から算出される多角形の面積や重心点等を含む)の時間的変化(位置変化、面積変化、速度変化、移動軌跡等)を用いて個人認証処理を行うため、指紋認証センサ等を必要としないことから、タッチパネル端末のデザインや製造コストに与える影響を抑制可能となる。また、ジェスチャは直感的なしぐさであり、パスワードや解除パターンのように記憶しておく必要がないため、タッチパネル端末に施された画面ロックを容易に解除可能となる。更に、ジェスチャ操作によるタッチ点の時間的変化は同一人物で略同一であるため、本人の識別が可能となり、タッチパネル端末に登録した者以外の第三者が画面ロックを解除できないという安全性をタッチパネル端末へ提供可能となる。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本実施例では、タッチパネル端末での画面ロックの解除時における個人認証処理を例とするが、個人認証処理が必要とされる任意のタイミングや汎用のパソコン等にも応用可能である。
図2は、本実施の形態に係る個人認証装置1の機能ブロック構成を示す図である。この個人認証装置1は、タッチパネル端末100の内部で動作し、そのタッチパネル端末100の使用を試みるユーザを認証する装置である。例えば、ユーザ情報登録部11と、特徴量情報算出部12と、ユーザ判定部13と、ユーザ情報記憶部14と、特徴量情報記憶部15と、学習結果情報記憶部16とを備えて構成される。
ユーザ情報登録部11は、タッチパネル端末100の使用が予定されるユーザに関する情報を登録する。本実施例では、そのユーザの名称等を格納するユーザ情報、マルチタッチのジェスチャ操作に基づくジェスチャ特徴量を格納する特徴量情報、ジェスチャ特徴量のパターンを所定の機械学習アルゴリズムで学習した結果を格納する学習結果情報を登録する。
特徴量情報算出部12は、タッチパネル上でのマルチタッチによるジェスチャ操作に基づき、各時刻での各タッチ点のタッチパネル上での位置をジェスチャ特徴量として算出する。なお、マルチタッチとは、片手で3点以上のタッチを同時に行うことである。また、ジェスチャとは、3点以上をタッチしたまま並行移動操作や回転操作等を行うことである。
ユーザ判定部13は、不特定のユーザによって行われたタッチパネル上でのマルチタッチによるジェスチャ操作が、登録時に行われたジェスチャ操作に合致するか否かを判定する。本実施例では、新たなジェスチャ操作に基づくジェスチャ特徴量を用いて算出した当該特徴量のパターンが、学習結果情報に登録されている特徴量パターンと同一であるか否かに基づいて判定する。
これらの各機能部11〜16は、タッチパネル端末100が備える通信バス101を介して、CPU102と、表示画面部103と、タッチパネル部104と、入出力インタフェース105と、タイマ106と、タイマインタフェース107と、通信インタフェース108とに通信可能に接続されており、それぞれの間でデータの送受信が可能である。
次に、個人認証装置1の動作について説明する。図3は、個人認証装置1の全体動作フローを示す図である。
まず、ステップS101において、個人認証装置1(メイン処理部)は、ユーザによって行われた操作イベントが個人認証用のユーザ登録イベントであるか否かを判定する。例えば、表示画面部103に表示したユーザ登録ボタンが押し下げられた場合には、ユーザ登録処理イベントと判定する。一方、そのユーザ登録ボタンを押し下げる操作を介することなく、タッチパネル部104に対してマルチタッチによるジェスチャ操作が行われた場合には、ユーザ判定処理イベントと判定する。
次に、ユーザの操作イベントがユーザ登録イベントの場合、ステップS102において、ユーザ情報登録部11は、そのユーザに関するユーザ名称等をユーザ情報記憶部14のユーザ情報へ登録する。また、そのユーザによるタッチパネル部104へのマルチタッチによるジェスチャ操作に基づくジェスチャ特徴量を特徴量情報記憶部15の特徴量情報へ登録する。更に、そのジェスチャ特徴量のパターンを所定の機械学習アルゴリズムで学習した結果を学習結果情報記憶部16の学習結果情報へ登録する。本ステップのユーザ登録処理については後で詳述する。以下、1つのタッチパネル端末100に対して、複数のユーザに係るそれら3種類の各情報がそれぞれ登録されたとする。
その後、ステップS103において、個人認証装置1は、ユーザによって行われた次の操作イベントを受信するまで待機し、本動作フローを終了する。そして、次の操作イベントを受信した後は、ステップS101に戻る。
一方、ステップS101の判定結果、ユーザの操作イベントがユーザ登録イベントでない場合、ステップS104,S105において、ユーザ判定部13は、新たなジェスチャ操作に基づくジェスチャ特徴量のパターンが、既に登録されている複数のユーザのうち一のユーザの特徴量パターンに合致するか否かを判定する。本ステップのユーザ判定処理についても後で詳述する。
そして、その比較対象である2つの特徴量パターンが合致する場合、ステップS106において、個人認証装置1は、ユーザ判定部13から受け取ったユーザ情報からジェスチャ操作を行ったユーザを認証し、タッチパネル端末100に認証OKの信号を送信する。これにより、タッチパネル端末100によって画面ロックが解除される。
一方、ステップS104,S105の判定結果、比較対象である2つの特徴量パターンが合致しない場合、ステップS107において、ユーザ判定部13は、ユーザ判定処理を行った回数が上限値を超えたか否かを判定する。そして、上限値を超えた場合にはステップS103に進み、本動作フローを終了する。
一方、ステップS107の判定結果、ユーザ判定処理の回数が上限値を超えていない場合、ステップS108において、ユーザ判定部13は、続いて、ユーザが個人認証処理をキャンセルしたか否かを判定する。例えば、表示画面部103に表示した個人認証処理キャンセルボタンが押し下げられたか否かに基づいて判定する。個人認証処理をキャンセルした場合にはステップS103に進み、本動作フローを終了する。
一方、ステップS108の判定結果、ユーザが個人認証処理をキャンセルしていない場合、ユーザ判定部13は、ステップS104,S105へ戻り、今度は他の登録ユーザの特徴量パターンを用いて、比較対象である2つの特徴量パターンが合致するまで、ユーザの判定処理の回数が上限値に到達するまで、又は、ユーザが個人認証処理をキャンセルするまで、ステップS104→ステップS105→ステップS107→ステップS108→ステップS104を繰り返す。
以上が個人認証装置1の全体動作である。
次に、ステップS102のユーザ登録処理について説明する。図4は、ユーザ登録処理フローを示す図である。
まず、ステップS102−1において、ユーザ情報登録部11は、ユーザ情報の登録画面を表示画面部103に表示し、その画面から入力されたユーザ名をユーザ情報記憶部14へ登録する。その登録の際、そのユーザに対して当該ユーザを一意に識別するためのユーザIDを割り当て、ユーザを判別する際に用いる特徴量パターンID(後述)を更に関連付けてユーザ情報記憶部14へ登録する。ここで登録されるユーザ情報の例を図5に示す。
次に、ユーザがタッチパネル部104上でマルチタッチによるジェスチャ操作を行うと、ステップS102−2において、特徴量情報算出部12は、そのジェスチャ操作に基づき、各時刻での各タッチ点のタッチパネル上での位置をジェスチャ特徴量として算出し、ユーザ情報登録部11は、そのジェスチャ特徴量を特徴量情報記憶部15へ登録する。
ここで登録される特徴量情報の例を図6に示す。親指、人差し指、中指の3本の指でつまむようなジェスチャ操作を行った際に検出されたタッチパネル部104でのx,y座標をジェスチャ特徴量としている。具体的には、1回のジェスチャ操作を識別するための特徴量IDと、ジェスチャ操作が行われた時刻と、各時刻での親指、人差し指、中指のx,y座標とが関連付けて登録される。特徴量IDは、各ジェスチャ操作をそれぞれ識別するため、指がタッチパネル部104に接触してから離れるまで同一のIDが割り当てられる。
次に、ステップS102−3において、ユーザ情報登録部11は、ユーザが既に行ったジェスチャ以外も登録しようと試みているか否かを判定する。例えば、表示画面部103に表示したジェスチャ追加ボタンが押し下げられたか否かに基づいて判定する。この処理は、例えばユーザが複数のジェスチャ操作を登録したい場合等を考慮するものであり、これにより一のユーザが異なるジェスチャ操作を用いて画面ロックを解除することができ、個人認証の精度を向上可能となる。
そして、更なるジェスチャ操作の登録を試みている場合、ユーザ情報登録部11は、ステップS102−2に戻り、次に行われたジェスチャ操作に基づくジェスチャ特徴量を特徴量情報記憶部15へ追加登録する。
一方、これまでのジェスチャ操作で登録してよい場合、ステップS102−4において、ユーザ情報登録部11は、ジェスチャ特徴量に含まれる各パラメータを所定の機械学習装置へ入力して当該ジェスチャ特徴量のパターンを算出させ、その算出結果を学習結果情報記憶部16へ登録する。
ここで算出された特徴量パターンは、時間軸に沿って変化する各指のx,y座標の変化に基づいており、この時間的変化は同一人物で略同一であるため、この特徴量パターンを用いてユーザの登録・非登録を判別可能となる。なお、機械学習装置とは、例えば、サポートベクターマシン(SVM:Support Vector Machine)や、隠れマルコフモデル(HMM:Hidden Markov Model)のアルゴリズムを用いた装置である。
ステップS102−4で登録される学習結果情報の例を図7に示す。あるジェスチャ操作の特徴量パターンを識別する特徴量パターンIDと、その特徴量パターンを持つユーザのIDと、その特徴量パターンの特徴量IDとが関連付けて登録される。
以上がユーザ登録処理フローの動作である。
続いて、ステップS104のユーザ判定処理について説明する。図8は、ユーザ判定処理フローを示す図である。
まず、任意のユーザがタッチパネル部104上でマルチタッチによるジェスチャ操作を行うと、ステップS104−1において、特徴量情報算出部12は、そのジェスチャ操作に基づき、各時刻での各タッチ点のタッチパネル上での位置をジェスチャ特徴量として算出し、ユーザ判定部13は、そのジェスチャ特徴量を一時メモリに蓄積する。
次に、ステップS104−2において、ユーザ判定部13は、ユーザ登録処理時と同一の機械学習装置(機械学習アルゴリズム)を用いて、一時メモリに蓄積しているジェスチャ特徴量のパターンを算出する。
次に、ステップS104−3において、ユーザ判定部13は、ステップS104−2で算出した特徴量パターンが、学習結果情報記憶部16に記憶されている特徴量パターンに合致するか否かを判定する。
そして、その比較対象である2つの特徴量パターンが合致する場合、ステップS104−4において、ユーザ判定部13は、合致した特徴量パターンに該当するユーザIDを個人認証装置1(メイン処理部)へ送信する。
一方、ステップS104−3の判定結果、比較対象である2つの特徴量パターンが合致しない場合、ステップS104−5において、ユーザ判定部13は、該当するユーザがない旨を個人認証装置1(メイン処理部)へ送信する。
以上がユーザ判定処理フローの動作である。
本実施の形態によれば、タッチパネル上でのマルチタッチによる単純なジェスチャ操作に基づいて個人認証処理を行うため、指紋認証センサ等を必要としないことからタッチパネル端末のデザインや製造コストに与える影響を抑制可能となり、タッチパネル端末に施された画面ロックを容易に解除可能となる。
また、ジェスチャ操作によるタッチ点の相対位置は指の長さや指の間の大きさ等から個人毎に異なり、動かしやすい指や関節や方向は個人毎に異なっている。例えば、ユーザA,Bの親指、人差し指、中指のタッチパネル上でのx,y座標の遷移を図9に示す。この図から分かりように、各指の動きは時間軸に沿って変化し、その値や変化の仕方はユーザによって異なっている。ゆえに、ジェスチャ操作の時間的変化は個人毎に異なるため、タッチパネル端末に登録した者以外の第三者が画面ロックを解除できないという安全性をタッチパネル端末へ提供可能となる。
なお、本実施の形態では、親指、人差し指、中指の3本の指でジェスチャ操作を行う場合を例に説明したが、薬指や小指を加えた5本の指のうちいずれか3本の指でもよいし、3本に限らず4本又は5本の指でジェスチャ操作を行う場合でも同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、つまむようなジェスチャ操作を行う場合を例に説明したが、並行移動や回転操作、それらを組み合わせたジェスチャ操作を行う場合でも同様の効果を得ることができる。
更に、本実施の形態では、ジェスチャ操作によるタッチ点の位置をジェスチャ特徴量とする場合を例に説明したが、図10に示すように、タッチ点から求まる多角形の内面積やその重心点,垂心点,傍心点の位置、その傍心点を中心とした所定半径内の内面積、その多角形に内接する円の内面積やその内心点の位置、タッチ点を通過する円の内面積やその外心点の位置等の各時系列情報もジェスチャ特徴量としてもよい。
例えば、タッチ点の数は3つと同じであっても、三角形の面積やその5心(重心、内心、外心、垂心、傍心)を更に用いることにより、ジェスチャ特徴量のパラメータを増加させることが可能となる。これらの特徴量はタッチ点に依存して変化するが、少量の差で三角形の面積や5心の座標の組み合わせは大きく変化する。このため、タッチ点の座標のみをジェスチャ特徴量とした場合に比べてより微細な差の判別が可能となる。これらの三角形の面積や5心の座標についても、ジェスチャ操作に沿って特徴量情報に登録される。
なお、三角形の面積のみ用いる、5心のみを用いる、5心の一部を用いる、三角形の面積と5心の一部を用いるとしてもよい。また、タッチ点が4点であれば最大4つの三角形とその5心、タッチ点が5点であれば最大10つの三角形とその5心がジェスチャ特徴量となる。
また、本実施の形態では、タッチパネル端末に施された画面ロックを解除する際の個人認証処理を例に説明したが、そのような用途に限定されず。例えば端末間でのファイル転送時における個人認証処理時にも適用できる。
また、本実施の形態では、個人認証装置1がタッチパネル端末100の内部に具備されている場合を例に説明したが、タッチパネル端末100に通信可能なサーバ装置の内部に具備されていてもよい。
最後に、本実施の形態で説明した個人認証装置1は、メモリやCPUを備えたコンピュータにより実現できる。また、個人認証装置1の各動作をプログラムとして構築し、コンピュータにインストールして実行させることや、通信ネットワークを介して流通させることも可能である。
1…個人認証装置
11…ユーザ情報登録部
12…特徴量情報算出部
13…ユーザ判定部
14…ユーザ情報記憶部
15…特徴量情報記憶部
16…学習結果情報記憶部
100…タッチパネル端末
101…通信バス
102…CPU
103…表示画面部
104…タッチパネル部
105…入出力インタフェース
106…タイマ
107…タイマインタフェース
108…通信インタフェース
S101〜S108、S102−1〜S102−4、S104−1〜S104−5…ステップ

Claims (8)

  1. 少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する取得手段と、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する算出手段と、
    を有することを特徴とする個人認証装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記各タッチ点で構成される三角形の面積と、前記三角形の重心点と、前記三角形の内心点と、前記三角形の外心点、前記三角形の垂心点と、前記三角形の傍心点とのうち少なくとも1つの時系列情報を更に用いて前記ユーザの特徴量パターンを算出することを特徴とする請求項1に記載の個人認証装置。
  3. 少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する取得手段と、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する算出手段と、
    不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証する判定・認証手段と、
    を有することを特徴とする個人認証装置。
  4. 前記算出手段は、
    前記各タッチ点で構成される三角形の面積と、前記三角形の重心点と、前記三角形の内心点と、前記三角形の外心点、前記三角形の垂心点と、前記三角形の傍心点とのうち少なくとも1つの時系列情報を更に用いて前記ユーザの特徴量パターンを算出することを特徴とする請求項3に記載の個人認証装置。
  5. コンピュータにより、
    少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得するステップと、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録するステップと、
    を有することを特徴とする個人認証方法。
  6. コンピュータにより、
    少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得するステップと、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録するステップと、
    不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証するステップと、
    を有することを特徴とする個人認証方法。
  7. 少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する処理と、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする個人認証プログラム。
  8. 少なくとも3つの指を用いて行われたタッチパネル上でのジェスチャ操作による各タッチ点の時系列な位置情報を取得する処理と、
    前記各タッチ点の時系列な位置情報を用いてユーザの特徴量パターンを算出し、前記ユーザを識別するためのデータとして記憶手段に登録する処理と、
    不特定ユーザの特徴量パターンが前記記憶手段に登録されたユーザの特徴量パターンと合致するか否かを判定し、合致する際に前記不特定ユーザを認証する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする個人認証プログラム。
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