JP2015118489A - 所要時間算出装置及び所要時間の算出方法、並びに予約情報登録サーバ及び予約情報の登録方法 - Google Patents

所要時間算出装置及び所要時間の算出方法、並びに予約情報登録サーバ及び予約情報の登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 患者の診療にかかる所要時間を簡易な方法で正確に予測するための所要時間算出装置及び所要時間の算出方法、並びに診療の予約情報の登録を効率化することに資する予約情報登録サーバ及び予約情報の登録方法を提供する。【解決手段】 患者の診療内容に必要な施術が複数ある場合には、施術毎に必要な処置の処置リストを取得し、処置リストに含まれる全ての処置を所定のルールに基づいて、処理する段階をフェーズとして区分した優先順位を設定し、フェーズ毎の所要時間を積算することによって診療全体の所要時間を算出する。このときに、並行処理が可能と定義されている処置を同一フェーズの異なるラインに配置することで、並行処理の設定があるフェーズについては、並行処理による時間の短縮が考慮された、より正確な所要時間を簡易な方法で算出することができる。【選択図】 図8

Description

本発明は、患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間算出装置及び所要時間の算出方法、並びに患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報登録サーバ及び予約情報の登録方法に関するものである。
クリニックや美容サロン等の診療機関では、コンピュータを用いた様々な予約管理システムが利用されている。こうした予約管理システムにおいて予約情報を登録する際に、診療可能な空き時間の中から患者が希望する時刻を予約の開始時刻に設定すればよいが、ここで問題になるのは予約の終了時刻を決定するために、診療にかかる所要時間をどのように予測するかということである。
こうした課題に対して、診療内容や担当医師が同一の診療における過去の診療時間を基準にして、診療の所要時間を予測する方法が開示されている(例えば、特許文献1の段落0030〜0034、特許文献2の段落0032〜0033、特許文献3の段落0027等参照)。
特開2010−079551号公報 特開2004−030298号公報 特開2011−159024号公報
こうした方法によって診療にかかる所要時間を予測した場合に問題になると考えられるのは、算出される所要時間が個々の診療の要素を考慮しない概算値になるということである。診療科目は共通するとしても、その診療で行われる施術に必要な処置の内容によっては、所要時間が大きく異なるというケースが少なくない。
また、複数の処置が必要な施術において、例えば美容サロンにおける診療であれば、脱毛、洗浄などの処置を同時に行うことが可能であれば、診療時間をできるだけ短くするために、こうした処置を並行して処理することが行われている。こうした並行処理による時間短縮も、所要時間の算出には適切に反映されることが好ましい。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、患者の診療にかかる所要時間を簡易な方法で正確に予測するための所要時間算出装置及び所要時間の算出方法、並びにこの所要時間算出装置や所要時間の算出方法を採用することによって、診療の予約情報の登録を効率化することに資する予約情報登録サーバ及び予約情報の登録方法を提供することを目的とするものである。
本願にかかる課題を解決する所要時間算出装置に関する発明は、患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間算出装置であって、患者の診療内容に関する情報を受け付けて、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、前記処置特定手段によって特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、を備えることを特徴とする所要時間算出装置である。
本発明によると、並行処理を考慮したフェーズ毎に患者の診療内容に含まれる個々の処置を配置し、フェーズ毎の所要時間を積算するよう構成することによって、並行処理による所要時間の短縮も反映した、患者の診療にかかる所要時間を簡易な方法で正確に予測することが可能になる。
また、本発明にかかる所要時間算出装置は、診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段を備えていて、前記処置特定手段は、前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定し、前記優先順位決定手段は、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定することを特徴とすることもできる。
このように構成すると、一の診療に様々なパターンの複数の施術が含まれるケースにおいても、異なる施術の中に並行処理が可能な処置が含まれていれば、それらを並行処理することを前提にした所要時間を算出することが可能になる。
また、本発明にかかる所要時間算出装置は、前記フェーズ決定手段は、並行処理が設定されていない処置を同一のラインに設定するとともに、並行処理が設定されているフェーズについては、並行処理が可能な処置を異なるラインに設定し、前記所要時間算出手段は、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、患者の診療にかかる所要時間を算出することを特徴とすることもできる。
さらに、前記フェーズ決定手段は、第1のラインにある第1の処置に対して、第2の処置と第3の処置が第1の処置の並行処理として設定されている場合に、第2の処置と第3の処置について並行処理が設定されていなければ、第2の処置と第3の処置を同一のラインである第2のラインに設定し、第2の処置と第3の処置についても並行処理が設定されていれば、第2の処置と第3の処置を異なるラインである第2のラインと第3のラインに設定することを特徴としてもよい。
このように、診療内容に応じて必要になる処置をフェーズ、ラインという概念に基づいて整列し、診療にかかる所要時間を算出することとすれば、並行処理が行われる各々のフェーズの所要時間を正確に算出するとともに、並行処理が重複する場合の所要時間も的確に算出することが可能になる。
本発明は、本発明にかかる所要時間算出装置によって実行される所要時間の算出方法として特定することもできる。
つまり、本発明にかかる所要時間の算出方法は、患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間の算出方法であって、コンピュータが、患者の診療内容に関する情報を受け付けて、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、前記コンピュータが、前記処置特定ステップで特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、を有することを特徴とする所要時間の算出方法である。
また、本発明にかかる所要時間の算出方法は、本発明にかかる所要時間算出装置の各々の構成に対応して実行される、所要時間の算出方法として特定することもできる。
本発明は、本発明にかかる所要時間算出装置を採用した予約情報登録サーバとして特定することもできる。
つまり、本発明にかかる予約情報登録サーバは、患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報登録サーバであって、患者が操作するネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付手段と、前記予約希望情報受付手段が受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定手段と、前記予約希望情報受付手段が受け付けた診療内容に関する情報から、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、前記処置特定手段によって特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記診療開始時間決定手段が決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出手段が算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録手段と、を備えることを特徴とする予約情報登録サーバである。
また、本発明にかかる予約情報登録サーバは、診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段を備えていて、前記処置特定手段は、前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定し、前記優先順位決定手段は、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定することを特徴とすることもできる。
また、本発明にかかる予約情報登録サーバは、前記フェーズ決定手段は、並行処理が設定されていない処置を同一のラインに設定するとともに、並行処理が設定されているフェーズについては、並行処理が可能な処置を異なるラインに設定し、前記所要時間算出手段は、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、患者の診療にかかる所要時間を算出することを特徴とすることもできる。
さらに、前記フェーズ決定手段は、第1のラインにある第1の処置に対して、第2の処置と第3の処置が第1の処置の並行処理として設定されている場合に、第2の処置と第3の処置について並行処理が設定されていなければ、第2の処置と第3の処置を同一のラインである第2のラインに設定し、第2の処置と第3の処置についても並行処理が設定されていれば、第2の処置と第3の処置を異なるラインである第2のラインと第3のラインに設定することを特徴としてもよい。
本発明は、本発明にかかる予約情報登録サーバによって実行される予約情報の登録方法として特定することもできる。
つまり、本発明にかかる予約情報の登録方法は、患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報の登録方法であって、患者が操作するネットワーク端末と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータが、前記ネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、前記通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付ステップと、前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定ステップと、前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた診療内容に関する情報から、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、前記コンピュータが、前記処置特定ステップで特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、前記コンピュータが、前記診療開始時間決定ステップで決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出ステップで算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録ステップと、を有することを特徴とする予約情報の登録方法である。
また、本発明にかかる予約情報の登録方法は、本発明にかかる予約情報登録サーバの各々の構成に対応して実行される、予約情報の登録方法として特定することもできる。
本発明によって、患者の診療内容を考慮した診療にかかる所要時間を簡易な方法で正確に予測することが可能になるので、クリニックや美容サロン等の診療機関における予約受付サービスの向上に加えて、担当医師等のスタッフの配置の効率化等にも資することが期待できる。
本発明の実施形態の一例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置の機能を備えた予約管理サーバの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる所要時間算出装置の機能を備えた予約管理サーバの処置・並行処理情報記憶部に記憶される処置リストの例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置の機能を備えた予約管理サーバの処置・並行処理情報記憶部に記憶される並行処理情報の例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置によって診療に必要な処置の優先順位が設定された例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置によって診療にかかる所要時間を算出する第1の例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置によって診療にかかる所要時間を算出する第2の例を示す図である。 本発明にかかる所要時間算出装置によって診療にかかる所要時間を算出する処理フローを示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおけるS3の処理フローの詳細を示すフローチャートである。 図9のフローチャートにおけるS33の処理フローの詳細を示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおけるS5の処理フローの詳細を示すフローチャートである。 図8のフローチャートにおけるS6の処理フローの詳細を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明では、本発明にかかる所要時間算出装置を患者の診療予約の登録に用いる例について説明するが、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示すものであって、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の一例を示している。図1の予約管理サーバは、本発明にかかる予約情報登録サーバの機能を備えたサーバであって、本発明にかかる所要時間算出装置に対応する機能によって、予約の登録に必要な診療にかかる所要時間を算出することを特徴とするものである。
クリニックや美容サロン等の診療予約を行いたい患者は、パーソナルコンピュータや携帯電話機、タブレット型コンピュータなどのネットワーク端末を操作し、インターネット等の通信ネットワークを介して予約管理サーバにアクセスして、希望する診療内容や予約時間に関する情報を送信する。この情報を受け付けた予約管理サーバでは、診療内容から診療にかかる所要時間を算出するとともに、予約情報を管理する予約データベースを検索して、患者が希望する予約時間に所要時間分の空き時間があるかを確認し、空き時間があれば新たな予約情報を予約データベースに登録する。ここで患者が希望する診療内容に応じて、診療にかかる所要時間をできるだけ簡易な方法で正確に予測するために用いられるのが、以下に説明する本発明にかかる所要時間算出装置である。
図2の例に示した構成では、予約管理サーバ10の一部の機能が、本発明にかかる所要時間算出装置及び予約情報登録サーバに対応する。予約管理サーバ10は、インターネットに接続されたサーバコンピュータであって、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられ、補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
尚、予約管理サーバ10を構成するコンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、例えば、クリニックや美容サロン等における診療メニューなどの情報を提供するWebサーバとしての一般的な機能と、所要時間の算出を含めた予約情報の登録に必要な機能は、同一のコンピュータに備えられるものであってもよいし、物理的には異なるコンピュータに備えられるものであってもよい。また、各々の機能が物理的に一台のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータを用いて実現されるものであってもよい。
ネットワーク端末20には、パーソナルコンピュータの他に、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話機などのインターネットに接続可能な端末装置を用いることができる。ネットワーク端末20には、CPU、メインメモリ、HDDやSSD等の補助記憶装置が備えられ、補助記憶装置にはWebページを閲覧するためのWebブラウザが格納されている。Webブラウザに対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、インターネットを介して接続された予約管理サーバ10から、予約情報の入力画面などのWebページを呼び出す機能が実現される。
予約管理サーバ10の予約受付部11、予約情報登録部12、所要時間算出部13は、いずれも機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納された各部の機能に対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各部に対応する機能が実現される。
予約管理サーバ10の予約情報格納部14、処置・並行処理情報記憶部15には、それぞれHDD等の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを要件とするものではなく、データベースサーバ等を構成するコンピュータなどの複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
尚、本発明は、通信ネットワークを介さずにスタンドアローンで用いられる診療機関等のコンピュータにおいて、予約情報等の管理に用いることとしてもよく、そのような形態で実施される場合には、予約管理サーバ10がコンピュータ本体に該当するとともに、ネットワーク端末20がコンピュータの入力装置及び出力装置に対応する構成となる。
以上に説明した図2の構成を前提にして、本発明による予約情報の登録と、予約情報を登録するための診療にかかる所要時間の算出は、以下に説明する流れで行われる。
診療時間の予約を行いたい患者がネットワーク端末20から予約管理サーバ10に接続し、予約を行いたい診療内容や希望する予約時間等に関する情報を送信すると、予約管理サーバ10の予約受付部11でこの情報が受け付けられる。予約情報登録部12では、予約が確定している予約情報格納部14に格納された予約情報を検索して、患者の希望する予約時間に予約が可能かを確認する。
ここで予約が可能かを確認するために必要になるのが、予約を行いたい診療にかかる所要時間である。患者の希望する予約時間の開始時刻には予約が可能であったとしても、そこから診療にかかる所要時間相当の空き時間を確保することができなければ、予約を受け付けることはできない。そこで、所要時間算出部13において、患者の希望する診療内容に対して必要になる所要時間を算出する。
予約情報登録部12では、所要時間算出部13で算出された所要時間分の空き時間の有無から予約が可能であるかどうかを判断するとともに、予約が可能と判断されれば所要時間を終了時刻とする新たな予約情報を予約情報格納部14に登録して、予約受付部11から予約が受け付けられた旨をネットワーク端末20に通知する。尚、ここで予約が可能であるかの判断や予約の終了時刻の決定に用いられる所要時間は、所要時間算出部13で算出された所要時間をそのまま用いることとしてもよいし、算出された所要時間に実際の施術で生じ得る誤差等を考慮した所定の余裕時間を加えた時間を用いることとしてもよい。
続いて、図8〜図12のフローチャートに沿って、図3〜図7に示した例を用いながら、所要時間算出部13における所要時間の算出フローについて説明する。
図8は、所要時間算出のフロー全体を示したものであるが、患者の希望する診療内容に関する情報を受け付けると、その診療内容に必要な施術を特定して、複数の施術が必要とされているかどうかを判断する(S1)。尚、患者の希望する診療内容に必要な施術を特定する方法は特に限定されるものではなく、例えば、患者自身に希望する施術を選択させることとしてもよいし、あらかじめ予約管理サーバ10側に診療内容毎に必要な施術を記憶させておいて、患者が希望する診療内容に必要な施術を自動的に選択するよう構成してもよい。
患者の希望する診療内容に複数の施術が必要と判断された場合は、処置・並行処理情報記憶部15から、各々の施術の処置リストを取得する(S2)。図3は、処置・並行処理情報記憶部15に記憶されている処置リストの一例を示したものであるが、処置リストには各々の施術において行われる処置の種別とそれぞれの所要時間に関する情報(処置情報)が含まれている。この例で患者が希望する診療内容には、施術A〜Cの3つの施術が必要であり、施術Aには処置A1〜A3、施術Bには処置B1〜B4、施術Cには処置C1〜C3が含まれていて、各々の施術の処置リストに含まれる処置は、それぞれ処置A1〜A3、B1〜B4、処置C1〜C3の順に処理されるものとする。
一方、患者の希望する診療内容に複数の施術が必要と判断されなかった場合は、一の施術のみが行われることになるので、該当する施術に必要な所要時間を処置・並行処理情報記憶部15から取得し、施術に要する所要時間を診療にかかる所要時間として決定する(S6)。尚、診療にかかる所要時間は、図3の例のように施術毎の所要時間を処置・並行処理情報記憶部15に処置リストとあわせて記憶させておき、該当する施術の所要時間を取得してそのまま採用することとしてもよいし、後に図12のフローチャートを用いて説明するように、処置・並行処理情報記憶部15から取得した処置リストを用いて、施術に含まれる各々の処置の所要時間を積算して所要時間を決定するよう構成してもよい。
患者の希望する診療内容に複数の施術が必要と判断され、処置・並行処理情報記憶部15から各々の施術の処置リストを取得すると(S2)、取得した処置リストに含まれる全ての処置を対象にして、所定のルールに基づいて処置の優先順位を決定する(S3)。処置の優先順位決定の処理フローを例示したのが、図9のフローチャートである。
S2で取得した処置リスト、図3の例であれば施術A〜Cの処置リストから、一の処置リストを選択する(S31)。この処置リストに含まれる各々の処置を特定し(S32)、所定のルールに基づいて処置の優先順位を決定する(S33)。処置の優先順位の詳しい決定方法については、以下に図10に例示したフローチャートを用いて説明するが、S2で取得した全ての処置リストについてこの処理を繰り返すことによって(S34)、患者の診療内容に必要な施術に含まれる全ての処置についての優先順位が決定される。
S32で特定した処置のうち一の処置を選択して(S331)、その処置の手前で必ず行わなければならない前処置があるかを確認する(S332)。前処置とは、ある処置の前に必要になる処置(例えば、麻酔の処置の前に必ず必要になるクリーム塗布の処置など)として、処置・並行処理情報記憶部15等に定義されているものである。前処置がある場合は、その処置は前処置に指定されている処置の次順位に優先順位が設定されるが(S334)、前処置がない場合は、所定のルールに基づいて優先順位が設定される(S333)。
尚、ここで優先順位を設定するためのルールは特に限定されるものではなく、例えば、図3のような処置リストに対しては、各々の処置を識別するためのアルファベットと数字の組合せからなる符号について、アルファベット部分が同じ場合は小さい数字ほど優先順位が高く、数字が同じ場合はAからアルファベット順に優先順位が高いというルールを定義しておけば、全ての処置について優先順位を設定することが可能になる。また、優先順位を設定する際の上記の前処置を確認する工程も、こうしたルールの中に含めることができれば必須のものとはならない。
次に、その処置について並行処理が可能な処置があるかどうかを、処置・並行処理情報記憶部15に記憶された並行処理情報から確認する(S335)。図4は、処置・並行処理情報記憶部15に記憶された並行処理情報について、2つのケースを示したものであるが、ここには並行処理の可能な処置が関連付けられて記憶されているが、並行処理が可能な処置がある場合には、各々の処置が関連付けられて並行処理として設定される(S336)。
S32で特定した全ての処置についてこの処理を繰り返すことによって(S337)、一の処置リストに含まれる処置について、並行処理が可能な処置については並行処理が設定された状態で優先順位が決定される。
図5は、図3の例の施術A〜施術Cを対象にして、以上に説明したS3での処理によって優先順位が決定された処置の一例を示したものである。患者の希望する診療内容に必要な施術に含まれる全ての処置が、優先順位(処置を処理する順序)に従ってソートされた状態となっているが、並行処理が可能な処置についてはソートされたラインから外れて、並行処理の対象となる処置と関連付けられることになる。図4の並行処理情報がケース1であれば、処置A2に対して処置B2、処置C2に並行処理が設定されるが、ケース2の場合には、さらに処置B2と処置C2にも並行処理が設定されることになる。
S3で優先順位が決定されると、決定された優先順位の中に並行処理が設定されているかを確認する(S4)。並行処理が設定されていなければ、後に図12のフローチャートを用いて説明する方法で、診療にかかる所要時間を算出する(S6)。並行処理が設定されている場合には、図11に例示したフローチャートに従って、以下のように並行処理に関する決定を行う(S5)。
S3で優先順位が決定された処置のうち一の処置を選択して(S51)、その処置に対して並行処理が設定されているかを確認する(S52)。並行処理が設定されていない場合は、その処置は既存のライン(最初の処置については新規のラインとなる)に優先順位に従って配置される。既存のラインに新たな処置が追加されると、図6と図7の例に示したように、各々の処置に対して処置が進行する段階を示すフェーズが設定されていく。
尚、ここで「並行処理が設定されている」に該当するのは、既に並行処理の設定の有無が確認されていずれかのライン上に配置された処置に対して並行処理が設定されている場合であって、例えば、図5の例の処置A2や処置B3については、それぞれB2とC2、C3と並行処理が設定されていても「並行処理が設定されている」には該当せず、図6と図7の例に示したように、既存のラインであるライン1に配置されることになる。
並行処理が設定されている場合は、並行処理の対象となる処置に対して他にも並行処理が設定されている処置があるかを確認する(S53)。他に並行処理が設定されている処置がない場合は、並行処理の対象となる処置が配置されているラインとは異なる新規のラインの並行処理の対象となる処置と同じフェーズに、その処置が配置される(S55)。図6と図7の例では、処置A3と処置B3は、ライン1とは異なるライン2に配置されている。
他にも並行処理が設定されている場合は、その処置とも並行処理が可能であるか(その処置にも並行処理が設定されているか)を確認して(S54)、並行処理が可能ではない場合は既存のライン(S56)、並行処理が可能な場合は新規のライン(S55)の並行処理の対象となる処置と同じフェーズに、その処置が配置される。
例えば、図5の処置C2には、処置A2の他に処置B2にも並行処理が設定されているが、図4のケース1のように処置C2が処置B2と並行処理が可能でなければ、図6のように処置C2は既存のラインであるライン2(ライン1であってもよいが、所要時間の合計が短くなるライン2に配置することが好ましい)に配置される。図4のケース2のように処置C2が処置B2とも並行処理が可能であれば、図7のように処置C2は新規のラインであるライン3に配置される。
S3で優先順位が決定された全ての処置についてこの処理を繰り返すことによって(S57)、患者の希望する診療内容に必要な施術に含まれる全ての処置について、図6や図7の例に示したように、並行処理が考慮されたフェーズとラインの関係が決定され、これを基に診療にかかる所要時間が算出される(S6)。
図12のフローチャートは、S6における所要時間の算出方法を例示したものである。図6や図7の例のように優先順位と並行処理が決定された処置について、複数のラインが存在するかを確認し(S61)、複数のラインが存在しない場合には、一のラインに配置された全ての処置の所要時間を積算して所要時間を算出する(S67)。先に説明したS4で並行処理が設定されていない場合が、このケースに該当することになる。
複数のラインが存在する場合は、全てのフェーズに配置された処置のリスト(フェーズリスト)を取得して(S62)、その中から一のフェーズにおけるリストを選択する(S63)。さらに、そのフェーズに配置された処置のラインが特定されたラインリストを取得し(S64)、各々のラインに配置された処置の所要時間から、そのフェーズにおける所要時間を決定する(S65)。
複数のラインに処置が配置されている場合、例えば、図6のフェーズ4では、ライン1は処置A2のみで所要時間は15分、並行処理が行われるライン2では処置B2、処置C2の順にソートされてこれらの処置の所要時間は20分となり、最も所要時間が長いライン2の所要時間20分で処置A2、処置B2、処置C2を処理するフェーズ4を終了できると判断できる。図7のフェーズ4では、ライン1は処置A2のみで所要時間は15分、並行処理が行われるライン2では処置B2のみで所要時間は10分、同じく並行処理が行われるライン3では処置C2のみで所要時間は10分であることから、最も所要時間が長いライン1の所要時間15分で処置A2、処置B2、処置C2を処理するフェーズ4を終了できると判断できる。
以上のように全てのフェーズにおける所要時間が決定されると(S66)、全てのフェーズの所要時間を積算して所要時間を算出する(S67)。図6の例であれば所要時間は88分、図7の例であれば所要時間は83分と算出される。
尚、このようにして所要時間算出部13で算出された所要時間は、予約情報登録部12における予約可能な空き時間があるか否かの判断や、予約情報を登録する際の終了時刻の決定にそのまま用いることとしてもよいが、実際の施術で生じ得る誤差等を考慮した所定の余裕時間を加えた時間を用いることとしてもよいことは、前述のとおりである。
10 予約管理サーバ
11 予約受付部
12 予約情報登録部
13 所要時間算出部
14 予約情報格納部
15 処置・並行処理情報記憶部
20 ネットワーク端末
本願にかかる課題を解決する所要時間算出装置に関する発明は、患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間算出装置であって、診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、異なる施術間において並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段と、患者の診療内容に関する情報を受け付けて、前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、前記診療内容に二以上の施術が必要となる場合には、前記処置特定手段によって特定された処置について、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を同一のラインにおける異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を異なるラインにおける同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間について、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、全てのフェーズの所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、を備えることを特徴とする所要時間算出装置である。
つまり、本発明にかかる所要時間の算出方法は、患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間の算出方法であって、コンピュータが、患者の診療内容に関する情報を受け付けて、診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、前記コンピュータが、前記診療内容に二以上の施術が必要となる場合には、前記処置特定ステップで特定された処置について、異なる施術間において並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を同一のラインにおける異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を異なるラインにおける同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間について、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、全てのフェーズの所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、を有することを特徴とする所要時間の算出方法である。
つまり、本発明にかかる予約情報登録サーバは、患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報登録サーバであって、診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、異なる施術間において並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段と、患者が操作するネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付手段と、前記予約希望情報受付手段が受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定手段と、前記予約希望情報受付手段が受け付けた診療内容に関する情報について前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、前記診療内容に二以上の施術が必要となる場合には、前記処置特定手段によって特定された処置について、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を同一のラインにおける異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を異なるラインにおける同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間について、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、全てのフェーズの所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、前記診療開始時間決定手段が決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出手段が算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録手段と、を備えることを特徴とする予約情報登録サーバである。
つまり、本発明にかかる予約情報の登録方法は、患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報の登録方法であって、患者が操作するネットワーク端末と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータが、前記ネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、前記通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付ステップと、前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定ステップと、前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた診療内容に関する情報について診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、前記コンピュータが、前記診療内容に二以上の施術が必要となる場合には、前記処置特定ステップで特定された処置について、異なる施術間において並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を同一のラインにおける異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を異なるラインにおける同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間について、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、全てのフェーズの所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、前記コンピュータが、前記診療開始時間決定ステップで決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出ステップで算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録ステップと、を有することを特徴とする予約情報の登録方法である。

Claims (10)

  1. 患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間算出装置であって、
    患者の診療内容に関する情報を受け付けて、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、
    前記処置特定手段によって特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、
    前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    を備えることを特徴とする所要時間算出装置。
  2. 診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、
    並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段を備えていて、
    前記処置特定手段は、前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定し、
    前記優先順位決定手段は、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定すること
    を特徴とする請求項1記載の所要時間算出装置。
  3. 前記フェーズ決定手段は、並行処理が設定されていない処置を同一のラインに設定するとともに、並行処理が設定されているフェーズについては、並行処理が可能な処置を異なるラインに設定し、
    前記所要時間算出手段は、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、患者の診療にかかる所要時間を算出すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の所要時間算出装置。
  4. 前記フェーズ決定手段は、第1のラインにある第1の処置に対して、第2の処置と第3の処置が第1の処置の並行処理として設定されている場合に、第2の処置と第3の処置について並行処理が設定されていなければ、第2の処置と第3の処置を同一のラインである第2のラインに設定し、第2の処置と第3の処置についても並行処理が設定されていれば、第2の処置と第3の処置を異なるラインである第2のラインと第3のラインに設定すること
    を特徴とする請求項3記載の所要時間算出装置。
  5. 患者の診療にかかる所要時間を算出する所要時間の算出方法であって、
    コンピュータが、患者の診療内容に関する情報を受け付けて、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、
    前記コンピュータが、前記処置特定ステップで特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
    前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、
    前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
    を有することを特徴とする所要時間の算出方法。
  6. 患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報登録サーバであって、
    患者が操作するネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付手段と、
    前記予約希望情報受付手段が受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定手段と、
    前記予約希望情報受付手段が受け付けた診療内容に関する情報から、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定手段と、
    前記処置特定手段によって特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記優先順位決定手段により優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定手段と、
    前記フェーズ決定手段が決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出手段と、
    前記診療開始時間決定手段が決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出手段が算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録手段と、
    を備えることを特徴とする予約情報登録サーバ。
  7. 診療において行われる各々の施術に必要な処置に関する情報を記憶する処置情報記憶手段と、
    並行処理が可能な処置に関する情報を記憶する並行処理情報記憶手段を備えていて、
    前記処置特定手段は、前記処置情報記憶手段に記憶された情報から、前記診療内容に必要な一又は二以上の施術に含まれる処置を特定し、
    前記優先順位決定手段は、前記並行処理情報記憶手段に記憶された情報から、並行処理が可能な処置について並行処理を設定すること
    を特徴とする請求項6記載の予約情報登録サーバ。
  8. 前記フェーズ決定手段は、並行処理が設定されていない処置を同一のラインに設定するとともに、並行処理が設定されているフェーズについては、並行処理が可能な処置を異なるラインに設定し、
    前記所要時間算出手段は、同一のフェーズに複数のラインが含まれる場合には、ライン毎の処置の所要時間を対比して、所要時間が最も長いラインの所要時間を前記フェーズの所要時間として、患者の診療にかかる所要時間を算出すること
    を特徴とする請求項6又は7記載の予約情報登録サーバ。
  9. 前記フェーズ決定手段は、第1のラインにある第1の処置に対して、第2の処置と第3の処置が第1の処置の並行処理として設定されている場合に、第2の処置と第3の処置について並行処理が設定されていなければ、第2の処置と第3の処置を同一のラインである第2のラインに設定し、第2の処置と第3の処置についても並行処理が設定されていれば、第2の処置と第3の処置を異なるラインである第2のラインと第3のラインに設定すること
    を特徴とする請求項8記載の予約情報登録サーバ。
  10. 患者の診療にかかる所要時間を算出し、診療の予約情報を登録する予約情報の登録方法であって、
    患者が操作するネットワーク端末と通信ネットワークを介して接続されたコンピュータが、前記ネットワーク端末から、患者の希望する診療内容と予約時間に関する情報を、前記通信ネットワークを介して受け付ける予約希望情報受付ステップと、
    前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた予約時間に関する情報から、診療開始時間を決定する診療開始時間決定ステップと、
    前記コンピュータが、前記予約希望情報受付ステップで受け付けた診療内容に関する情報から、前記診療内容に必要な施術に含まれる処置を特定する処置特定ステップと、
    前記コンピュータが、前記処置特定ステップで特定された処置について、並行処理が可能な処置については並行処理を設定し、所定のルールに基づき処置の優先順位を決定する優先順位決定ステップと、
    前記コンピュータが、前記優先順位決定ステップで優先順位が決定された処置を対象に、診療が進行する段階を示すフェーズについて、並行処理が設定されていない処置を異なるフェーズ、並行処理が設定された処置を同一のフェーズとして決定するフェーズ決定ステップと、
    前記コンピュータが、前記フェーズ決定ステップで決定したフェーズ毎の所要時間を積算し、前記診療内容にかかる所要時間を算出する所要時間算出ステップと、
    前記コンピュータが、前記診療開始時間決定ステップで決定した診療開始時間と、前記診療開始時間から前記所要時間算出ステップで算出した所要時間を経過した時間を基準に決定した診療終了時間を含む前記患者の診療の予約情報を、予約情報を管理するデータベースに登録する予約情報登録ステップと、
    を有することを特徴とする予約情報の登録方法。
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