JP2015032159A - 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015032159A
JP2015032159A JP2013161731A JP2013161731A JP2015032159A JP 2015032159 A JP2015032159 A JP 2015032159A JP 2013161731 A JP2013161731 A JP 2013161731A JP 2013161731 A JP2013161731 A JP 2013161731A JP 2015032159 A JP2015032159 A JP 2015032159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
reservations
alternative
unit
resource
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013161731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6125367B2 (ja
Inventor
善克 小園江
Yoshikatsu Osonoe
善克 小園江
隆志 岡本
Takashi Okamoto
隆志 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMERICAN NET SERVICE CO Ltd
Original Assignee
AMERICAN NET SERVICE CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AMERICAN NET SERVICE CO Ltd filed Critical AMERICAN NET SERVICE CO Ltd
Priority to JP2013161731A priority Critical patent/JP6125367B2/ja
Publication of JP2015032159A publication Critical patent/JP2015032159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125367B2 publication Critical patent/JP6125367B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】現実的な時間内に、リソースを予約に割当可能か否かを判定する予約処理装置を提供する。
【解決手段】予約処理装置Aは、複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定する変数設定部50と、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成する第1制約条件生成部51と、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成する第2制約条件生成部52と、第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を変数で表現した論理式を満たす変数の解をSATソルバに検索させるSAT処理実行部54と、SATソルバによる検索結果に基づいて予約に対するリソースの割り当て可否を判定する割当可否判定部55と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サービスを提供する業務に用いられ、サービス提供者や施設などのサービスの提供に必要なリソースを予約に割当可能か否かを判定する予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラムに関する。
美容室、時間貸し会議室、病院、歯科医院、エステティックサロン、リラクゼーション、ネイルサロンなどのサービスを提供する業務においては、サービスの提供に必要なリソースを、予約に割当可能か否かを判定する必要がある。リソースの例として、サービス提供者(例えば施術サービスであれば施術者)や施設(例えば施術サービスであればベッド等の設備)が挙げられる。店舗は、施術者や施設などのリソースを複数有し、複数の予約を受け付けて業務を実施する。円滑に業務を進めるためには、予約管理が必須となる。予約管理には、受け付けた既存予約に対するリソース(施術者や施設)の最適な割当、及び、新規予約の問い合わせがあるときに、当該新規予約を受けることが可能か否かを顧客に返答するために、新規予約にリソースを割当可能か否かの判定、が含まれる。
上記予約管理は、特許文献1でも述べられている通り、二次元の予約表を用いて人手で行われていることが多い。例えば、予約表の縦軸には、店舗が有する施術者及び施設が記載され、予約表の横軸には、時間軸が記載される。予約表において予約に対してリソースの割り当てがなされる。予約管理者(一般的には受付スタッフ)が、予約表を適宜最適化する。このような人手による最適化作業及び割当可否判定は、作業者の熟練や感覚に頼る面が大きい。また、受け付けた予約が許容量を超えるのを恐れるため、余裕を見て新規予約を取りこぼすおそれがある。
上記作業を自動化する技術として特許文献1が開示されている。特許文献1には、上記予約表に対して、所定の並び替え処理及び空き時間抽出処理を実施することにより、リソースの割当可否判定及び最適化を自動化できる旨が記載されているようである。
特許文献2には、交通機関の座席を予約するシステムにおいて、予約に座席を割り当てる処理を、制約充足割当処理により実現することが記載されている(例えば段落0013,0030,0031参照)。制約充足割当処理の詳細は、記載されていないため不明である。
特許文献3は、予約管理とは異なるが、複数の看護師が勤務する日時を決定するスケジューリング方法が開示されている。ここでは、各看護師の勤務時間を表す変数と、変数の値に存在する制約と、制約の重要度を表す数値と、を構成要素とする重み付き制約充足問題として定式化することが記載されている。
特許第4881612号 特開平11−328278号公報 特開2005−267591号公報
上記のように、サービスを提供する業務における予約に対するリソースの割当最適化、及び、割当可否判定は、非常に難しい問題である。施術サービスを例に説明すると、複数の種類の施術サービスが提供されており、施術者には、技術の有無によって、担当可能な施術サービスと担当不可な施術サービスがある。更に、施設には、その機能及び用途によって、割当可能な施術サービスと割当不可な施術サービスがある。予約に対するリソースの割当が適切であれば、新規予約を受任可能となる。一方、予約に対するリソースの割り当てが適切でなければ、新規予約を受け付けるためのリソースが残っていないと誤判定してしまい、新規予約の受任を取りこぼすおそれがある。
予約に対するリソースの割当が適切か否かは、予約とリソースの組み合わせを検証する必要がある。しかし、予約の数が増えるに従って予約とリソースの割当パターンの数が指数関数的に増大してしまう。具体的には、予約数がN件、リソースがM個の場合、単純な組み合わせはM個存在する。予約が1件増えるだけで、計算量がM倍となってしまう。例えば総当たり法で予約に対してリソースの割り当てを計算したのでは、解を得るまでに数日〜数ヶ月も要する場合があり、業務において許容できる現実的な時間(例えば数秒〜数十秒)内では解を得ることができない。
特許文献2や3に基づき、リソースの割り当てを制約充足問題と捉え、制約充足問題を解く代表的なバックトラッキング法(総当たり検索の改良案)を用いて、割当可否判定処理を試験的に実装したが、予約数が数十件を超えるあたりから計算量が莫大となり、解を得ることができなくなってしまう。
特許文献1の方法は、予約とリソースの組み合わせを検証することを諦めた方法であり、単純な並び替えにより、予約にリソースを割り当てる方法のようである。したがって、予約とリソースの組み合わせを検証していないため、予約に対するリソースの割当が適切とは言えない。
本発明の発明者は、種々の試行や検討を重ねたところ、予約に対するリソースの割当問題を、特許文献2や3で言う制約充足問題としてとらえるのではなく、充足可能性問題(SATisfiability problem, SAT)に変換し、SATソルバを用いて解を求めるのであれば、制約充足問題としてとらえるよりも高い確率で現実時間内に解を見つけることができるという新たな知見を得た。当然ながら、予約とリソースの割当問題をSATに変換する手法や技術は、先行文献に開示も示唆もされてないようである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、現実的な時間内に、リソースを予約に割当可能か否かを判定する予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明の予約処理装置は、開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定する変数設定部と、
予め設定された前記リソースに関するデータ及び前記予約に関するデータに基づき、前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成する第1制約条件生成部と、
前記予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成する第2制約条件生成部と、
前記第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を前記変数で表現した論理式を満たす前記変数の解をSATソルバに検索させるSAT処理実行部と、
前記SATソルバによる検索結果に基づいて前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を判定する割当可否判定部と、を有する。
このように、予約とリソースの割り当て状態を表す複数の変数を設定し、予約とリソースの割当可否を表す第1の制約条件を生成し、予約時間を考慮するための第2の制約条件を生成し、これら制約条件を変数の論理式に変換して、SATソルバで解を得るので、割当問題を制約充足問題ではなく充足可能性問題に変換でき、現実的な時間内で割当可否を判定することが可能となる。
現実時間内で解が見つかる確率を向上させるためには、前記SAT処理実行部は、系統的ソルバと確率的ソルバとを含む少なくとも二種類のSATソルバを並列に動作させ、検索結果が早い方の解を採用するように構成されていることが好ましい。
計算コストの増大を抑制するためには、前記予約の数をNとし、前記リソースの数をMとした場合に、前記複数の変数は、N×M個に設定されることが好ましい。
サービスの提供にあたり、サービス提供者と施設の両方が必要となる業務に適用するためには、受付可能か否かの判定対象となる新規予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、前記リソースとしてのサービス提供者が割り当て可能か否かを、前記割当可否判定部に判定させるとともに、前記複数の予約に対し、前記リソースとしての施設が割り当て可能か否かを、前記割当可否判定部に判定させ、前記サービス提供者及び前記施設の双方が割当可能と判定された場合に、前記新規予約が受付可能であると判定する一方、前記サービス提供者及び前記施設の少なくとも一方が割当不可能と判定された場合に、前記新規予約が受付不可能であると判定する予約受付可否判定部を、有することが好ましい。
本発明は、以上説明した構成であるので、割当問題を制約充足問題ではなく充足可能性問題に変換でき、現実的な時間内で割当可否を判定することが可能となる。したがって、従来ではコンピュータで実現できていなかった、予約とリソースの全組み合わせパターンを考慮した割当可否判定を実現することが可能となる。よって、より高品質な予約システムを構築することが可能となる。
本発明の第1実施形態の予約処理装置を示すブロック図。 予約の一例を示す図。 リソースとしてのサービス提供者の一例を示す図。 図2A〜Bの場合において、予約とサービス提供者の割当可否を表す第1の制約条件Cを示す図。 予約の一例を示す図。 図3Aの場合において、予約と施設の割当可否を表す第1の制約条件Eを示す図。 図2Aの場合において、第2の制約条件Dを示す図。 図3Aの場合において、第2の制約条件Dを示す図。 第1実施形態の予約処理装置が実行する予約処理ルーチンを示すフローチャート。 第1実施形態の予約処理装置が実行する割当可否判定処理ルーチンを示すフローチャート。 第1実施形態の変形例を示すブロック図。 第2実施形態の予約処理装置を示すブロック図。 希望の新規予約と既存予約との関係を示す図。 代替予約生成処理に関する説明図。 代替予約抽出処理に関する説明図。 第2実施形態の予約処理装置が実行する予約処理ルーチンを示すフローチャート。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラムについて、図面を参照して説明する。ここでは、理解を容易にするために、リラクゼーション等の施術サービスをサービスの例として説明する。施術サービスには、例えばボディマッサージ、タイ式マッサージ、足底マッサージ、スウェーデンマッサージなどの複数のコースがあるとする。サービスの提供に必要となるリソースの例として、サービス提供者(施術者)及び施設(ボディ用ベッド、タイ式用ベッド、足底用ベッド、スウェーデン用ベッドなど)が挙げられる。なお、これらは理解を容易にするために例示しているのに過ぎないため、本発明は、これらに限定されない。
予約処理装置Aは、入力部1と、制御部2と、予約情報記憶部3と、リソース情報記憶部4と、割当検証部5と、出力部6と、を有する。新規予約に関するデータが入力部1に入力されると、予約情報記憶部3に記憶されている既存予約と当該新規予約を合わせた複数の予約に対し、リソース(施術者、施設)が割当可能か否かを割当検証部5が判定する。制御部2は、割当検証部5が割当可能であると判定した場合には、ディスプレイ等の出力部6を通じて新規予約が受付可能である旨を出力する。制御部2は、割当検証部5が割当可能でないと判定した場合には、出力部6を通じて新規予約が受付不可である旨を出力する。
予約処理装置Aを構成する上記各部1〜6は、図示しないCPU、記憶部(メモリ等)、操作部及びディスプレイを有するパーソナルコンピュータにおいてCPUが、記憶部に記憶されている所定のコンピュータプログラムを実行し、ソフトウェアとハードウェア資源が協働することにより、実現される。本実施形態では、一台のパソコンにより予約処理装置Aが構成されるスタンドアロン型として説明する。
図1に示すように、入力部1は、キーボードやタッチパネルなどの操作部を介してユーザから新規予約に関するデータの入力を受け付ける。新規予約に関するデータには、予約の開始時間及び終了時間、サービスの種類(コース等)、及び指定情報(施術者の指名、施術者の性別指定等)が含まれる。入力部1へデータを入力するユーザは、顧客又は受付スタッフのいずれでもよい。
予約情報記憶部3は、既に確定している既存予約を記憶する既存予約記憶部30と、新規予約を記憶する新規予約記憶部31と、を有する。既存予約は、顧客との間で予約が確約された予約である。新規予約は、顧客との間で予約が確約されていない予約であり、割当検証部5が利用するために一時的に記憶される。既存予約に関するデータは、新規予約と同様に、予約の開始時間及び終了時間、サービスの種類(コース等)、及び指定情報(施術者の指名、施術者の性別指定等)が含まれる。
リソース情報記憶部4は、リソースに関する情報を記憶するもので、サービス提供者情報記憶部40と、施設情報記憶部41と、を有する。本実施形態では、リソース情報記憶部4は、リレーショナルデータベースシステムを用いて構成されている。サービス提供者情報記憶部40は、少なくとも一人のサービス提供者(施術者)に関する情報を記憶する。施術者に関する情報の例として、施術者が担当可能(施術可能)なサービス(コース)、施術者の性別、施術者の勤務可能時間(勤務時間、休憩時間)などが挙げられる。施設情報記憶部41は、少なくとも1つの施設に関する情報を記憶する。施設に関する情報の例として、割当可能なサービス(コース)などが挙げられる。これらの情報は、リソースとサービスの割当可否を表す制約データ、リソースと予約の割当可否を表す制約データとも言える。
制御部2は、上記各部1〜6の動作を制御することで、装置A全体の動作を制御する。
図1に示すように、割当検証部5は、リソース情報記憶部4及び予約情報記憶部3に記憶されているデータに基づき、新規予約及び既存予約を合わせた複数の予約(全予約)に対して、リソースを割当可能か否か判定する。割当検証部5は、サービス提供者(施術者)の割当可否判定処理と、施設の割当可否判定処理と、を実行することになる(図5のS102,S103参照)。
具体的に、割当検証部5は、変数設定部50と、第1制約条件生成部51と、第2制約条件生成部52と、基本制約生成部53と、SAT処理実行部54と、割当可否判定部55と、を有する。
変数設定部50は、既存予約及び新規予約を合わせた全ての予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースの割り当て状態を示す複数の変数を設定する。ここで、説明のために、サービス提供者(施術者)の割当を考える。サービス提供者がM人、予約がN件とすれば、上記複数の変数Xは、次のように表すことができる。
Figure 2015032159
i j=1は、サービス提供者iが予約jを担当することを意味し、xi j=0は、担当しないことを意味する。複数の変数は、x1 1、…、xM NというようにM×N個あり、各変数が予約とリソースの割り当て状態を表している。
これら変数を論理変数で表現すると、次のようになる。
Figure 2015032159
tは真を表し、fは偽を表す。ある予約jに対してサービス提供者iが割り当てられた場合は、xi j=t(真)となる。
第1制約条件生成部51は、予約情報記憶部3及びリソース情報記憶部4に記憶されているデータを参照し、予め設定されたリソースに関するデータ及び予約に関するデータに基づき、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件(C,E)を生成する。
サービス提供者(施術者)の割当において、第1の制約条件には、性別指定による制約、勤務時間による制約、休憩時間による制約、施術可能(担当可能)による制約、施術者の指名による制約などがある。サービス提供者(施術者)の割当において、第1の制約条件Cは、次のように表すことができる。
Figure 2015032159
サービス提供者iが予約jを担当可能(施術可能)である場合は、ci j=0となり、担当不可の場合はci j=1となる。このとき、以下の制約が成立する。
Figure 2015032159
論理式では、次のように表される。
Figure 2015032159
すなわち、予約jとサービス提供者iが割当不可のとき、論理式xj iは偽となる。
ここで、サービス提供者(施術者)の割当について、施術可能(担当可能)による制約を例として説明する。図2Aに示すように、既存予約1〜3があり、新規予約4を受け付けるか否かを判定するとする。既存予約1,2がタイ式マッサージ、予約3が足底マッサージ、予約4がスウェーデンマッサージとする。図中では、予約の時間を斜線にて表している。例えば予約1の開始時間は14:00であり、終了時間は14:30である。図2Bに示すように、サービス提供者としての施術者(トレーナ)は4人とし、施術者1〜4の施術可能なコースは図中に示す通りである。”○”が担当可能を表し、”×”が担当不可を表す。この場合、予約数が4件、施術者の数が4人なので、16個の変数が設定される。第1の制約条件Cは、図2C及び次のように生成される。
Figure 2015032159
”0”は、割当可能を示し、”1”は割当不可を示す。
施設の割当において、第1の制約条件には、割当可能なサービス(コース)による制約がある。施設の割当において、第1の制約条件Eは、次のように表すことができる。
Figure 2015032159
施設iが予約jに割当可能である場合は、ei j=0となり、割当不可の場合はei j=1となる。このとき、以下の制約が成立する。
Figure 2015032159
論理式では、次のように表される。
Figure 2015032159
すなわち、予約jと施設iが割当不可のとき、論理式xj iは偽となる。
ここで、施設の割当について例を用いて説明する。図3Aに示すように、既存予約1〜3があり、新規予約4を受け付けるか否かを判定するとする。予約1,2がタイ式マッサージであり、予約3,4が足底マッサージである。図中では、予約の時間を斜線にて表している。施設として、タイ式ベッドが3つ、足底用ベッドが2つある。タイ式ベッドはタイ式マッサージに使用でき、足底マッサージには利用できない。足底用ベッドは、足底マッサージに使用でき、タイ式マッサージには利用できない。この場合、予約数が4件、施設の数が5つとなるので、20個の変数が設定される。第1の制約条件Eは、図3B及び次のように生成される。
Figure 2015032159
”0”は、割当可能を示し、”1”は割当不可を示す。
図1に戻り、第2制約条件生成部52は、予約情報記憶部3に記憶されているデータを参照し、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成する。第2の制約条件Dは、次のように表すことができる。
Figure 2015032159
Dは、上三角行列であり、対角要素はすべて0である。dj1 j2=0は、同一の施術者が予約j1と予約j2を施術(担当)できないことを表す。このとき、次の式が成立する。
Figure 2015032159
論理式では、次のように表される。
Figure 2015032159
これは、予約j1と予約j2を同一の施術者が担当できないときは、
Figure 2015032159
という論理式が真になることを意味する。
ここで、第2の制約条件の具体例を説明する。図2Aに示す例の場合には、予約1は予約2と重複するものの、他の予約と重複していない。予約2は予約1,3と重複するものの、他の予約と重複していない。予約3は予約2,4と重複するものの、他の予約と重複していない。予約4は、予約3と重複するものの、他の予約と重複していない。この場合、第2の制約条件Dは、図4A及び次のように生成される。
Figure 2015032159
図3Aに示す例の場合は、図4B及び次のように生成される。
Figure 2015032159
なお、時間を所定間隔で区切ったタイムテーブル形式のように、各時間帯に一つの変数を設けることが考えられるが、この場合は、必要となる変数が膨大となり、計算時間が増大してしまうことが考えられる。さらに、区切った単位ではなく、30分単位や1分刻みなどの任意の時間を指定することができない。しかし、本発明のような第2の制約条件Dであれば、予約同士が重複するか否かを見るだけなので、30分、1分などの任意の時間を指定することが可能になる。それでいて、変数の数がM×N個で必要最低限の数なので、計算時間が無駄に増大することもない。
図1に戻り、基本制約生成部53は、変数設定部50が設定した変数を参照し、予約とリソースの割当において自明な制約を生成する。自明な制約は、1つの予約に対して必ず1つのリソース(サービス提供者、施設)を割り当てる必要があり、割り当てるリソースの数が2以上や0であってはならないとする制約である。この制約は、次のように表すことができる。
Figure 2015032159
論理式で表現するには、at-least-one制約とat-most-one制約の二つの式に分けて表現できる。
at-least-one制約は、ある予約に対して割り当てるリソースが少なくとも1つ存在することを意味する。論理式では、次のように表される。
Figure 2015032159
at-most-one制約は、ある予約に対して割り当てるリソースが多くても1つ存在することを意味する。論理式では、次のように表される。
Figure 2015032159
ただし、Mは2以上である。
SAT処理実行部54は、第1の制約条件及び第2の制約条件を含む制約条件を変数で表現した論理式を満たす変数の解をSATソルバに検索させる。具体的には、SAT処理実行部54は、論理式変換部54aと、系統的ソルバ54bと、確率的ソルバ54cと、を有する。
論理式変換部54aは、第1制約条件生成部51、第2制約条件生成部52及び基本制約生成部53が生成した制約条件(C,E,D等)を、変数設定部50が設定した変数Xの論理式に変換する。例えば、図2Aの例では、第1の制約条件Cは、
Figure 2015032159
であるので、論理変数Xi j(i∈{1,2,3,4}、j∈{1,2,3,4})を用いて表現すると、
第1の制約条件Cの論理式は、
Figure 2015032159
となる。
図2Aに例示する第2の制約条件Dは、
Figure 2015032159
である。これを論理変数を用いて表現すると、第2の制約条件Dの論理式は、
Figure 2015032159
となる。
自明な論理式のうち、at-least-one制約は、例えばN=4,M=4のとき、
Figure 2015032159
となる。
自明な論理式のうち、at-most-one制約は、例えばN=4,M=4のとき、
Figure 2015032159
となる。
第1の制約条件C、第2の制約条件D及び自明な制約を含む制約条件を論理式で表すと、
(第1の制約条件Cの論理式)∧(第2の制約条件Dの論理式)∧(自明な制約の論理式)
となる。すなわち、第1の制約条件と、第2の制約条件と、自明な制約条件とをAND(∧)で結合した論理式を生成する。AND結合しているのは、上記全ての論理式が真となる解をSATソルバに検索させるためである。この論理式を、SATソルバに入力するために、SATソルバの標準入出力形式であるDIMACS形式に変換する。上記では論理変数Xi j(i∈{1,2,3,4}、j∈{1,2,3,4})を用いて論理式を構築しているが、DIMACS形式にするために、論理変数Xi j(i∈{1,2,3,4}、j∈{1,2,3,4})を16個の論理変数(X1,X2,…,X15,X16)に対応させ、16個の論理変数にて論理式を構築する。なお、DIMACS形式はSATソルバに用いる標準形式であるので、説明は省略する。
SAT(SATisfiability problem, SAT)ソルバは、一つの命題論理式が与えられたとき、それに含まれる変数の値を偽 (False) あるいは真 (True) にうまく定めることによって全体の値を'真'にできるか、という問題を解くプログラムである。その出力情報としては、与えられた論理式が真となる組み合わせが存在することを意味する「SAT」、存在しないことを意味する「UNSAT」がある。「SAT」の場合、割当可能であることを表しており、そのときに解も出力される。
SATソルバには、系統的ソルバ54b(systematic solver)と、確率的ソルバ54c(stochastic solver)と、の二種類がある。系統的ソルバ54bは、系統的検索を行うアルゴリズムに基づいており、十分な時間があれば「SAT」、「UNSAT」のいずれかを判定可能である。系統的検索アルゴリズムに基づくので、同じ問題は毎回同じ時間で解くことができる。ただし、解けない問題(苦手問題)が存在する。本実施形態では、系統的ソルバである「MiniSAT」を用いている。勿論、系統的ソルバであれば、「MiniSAT」以外も採用可能である。
系統的ソルバ54bに対し、確率的ソルバ54cは、乱数を用いた確率的局所検索を行うアルゴリズムに基づいており、苦手問題が存在せず、一般的に系統的ソルバにより「SAT」を判定する能力に優れている。その一方で、確率的ソルバ54cは、UNSAT判定ができないとい欠点があり、更に、乱数を用いているため、同じ問題でも求解に要する時間が毎回異なる。本実施形態では、確率的ソルバである「WalkSAT」を用いている。勿論、確率的ソルバであれば、「WalkSAT」以外も採用可能である。
SAT処理実行部54は、論理式変換部54aにより変換された論理式を、系統的ソルバ54bと、確率的ソルバ54cとの両方に入力し、同時に並行して解を検索させる。そして、いずれか一方のソルバから検索結果が返ってきた場合には、他方のソルバの実行を止め、検索結果が早い方の解を採用する。
割当可否判定部55は、SAT処理実行部54による検索結果に基づいて予約に対するリソースの割り当て可否を判定する。具体的には、「SAT」である場合には、割当可能であると判定し、「UNSAT」の場合又は所定時間経過しても回答がない場合には、割当不可であると判定する。
上記装置の動作を説明する。
図1及び図5に示すように、制御部2は、新規予約に関するデータが入力部に入力されると(S101:YES参照)、ステップS102において、予約情報記憶部3に記憶されている既存予約と当該新規予約を合わせた複数の予約に対し、サービス提供者(リソース)が割当可能か否かを割当検証部5に判定させる。また、制御部2は、ステップS103において、上記複数の予約に対し、施設(リソース)が割当可能か否かを割当検証部5に判定させる。S102の処理及びS103の処理は、並列に実行してもよく、順次実行する場合には実行順序は任意に変更可能である。次に、制御部2は、ステップS104において、サービス提供者及び施設の双方が割当可能と判定された場合(S104:YES)には、ステップS105にて新規予約が受付可能であると判定する。一方、サービス提供者及び施設の少なくとも一方が割当不可能と判定された場合(S104:NO)には、ステップS106にて新規予約が受付不可能であると判定する予約受付可否判定部20として機能する。次に、制御部2は、新規予約が受付可能と判定した場合には、出力部6を通じて新規予約が受付可能である旨を出力する(S107)。一方、制御部2は、新規予約が受付不可と判定した場合には、出力部6を通じて新規予約が受付不可である旨を出力する(S107)。
図6は、複数の予約に対してリソースが割当可能か否かを判定する割当可否判定処理ルーチンをフローチャートである。制御部2により割当可否判定処理の実行が指示されると、図1及び図6に示すように、割当検証部5は、ステップS201において、リソース情報記憶部4及び予約情報記憶部3に記憶されているリソース及び予約に関するデータを取得する。次のステップS202において、変数設定部50は、複数の予約に対するリソースの割り当て状態を表すための複数の変数Xを設定する。次のステップS203において、第1制約条件生成部51は、リソース及び予約に関するデータに基づき、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成する。例えば、図2Cや図3Bに示す制約条件(C,E)が挙げられる。次のステップS204において、第2制約条件生成部52は、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成する。例えば、図4Aや図4Bに示す制約条件(D)が挙げられる。次のステップS205において、基本制約生成部53が、リソースの数と予約の数に基づき自明な制約を生成する。次のステップS206において、論理式変換部54aが、第1の制約条件(C、E)、第2の制約条件D及び自明な制約を含む制約条件を、上記変数の論理式に変換する。次のステップS207において、SAT処理実行部54が、系統的ソルバ54b及び確率的ソルバ54cを並列実行する。次のステップS208において、SAT処理実行部54は、いずれかのソルバからの返答が所定時間内にあるか否かを判定する。所定時間内に返答があった場合には(S208:YES)、他方のソルバの実行を中止し、次のステップS209において、SAT処理実行部54は、ソルバの返答結果が「SAT」であるか否かを判定する。ステップS209において、結果が「SAT」であるときは(S209:YES)、次のステップS210において、割当可否判定部55が割当可能と判定し、割当可否判定処理を終了する。一方、ステップ208において所定時間内に返答が無かった場合(S208:NO)、又は、ステップS209においてソルバからの返答結果が「SAT」でなかった場合(S209:NO)には、割当可否判定部55が割当不可と判定し(S211)、割当可否判定処理を終了する。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態では、入力部1は、操作部を介して新規予約を受け付けるように構成されており、出力部6がディスプレイであり、予約処理装置Aがいわゆるスタンドアロン型であったが、Webサーバなどのサーバクライアント型に構築しても良い。Webアプリケーションの場合、入力部1及び出力部6は、Webアプリケーションのインターフェイス(例えばCGIなど)となる。
また、図7に示すように、予約処理装置Aを、予約受付端末Bを介してユーザからの操作を受け付けるように構成してもよい。この場合には、入力部1及び出力部6は、インターネットやLANなどのネットワークNWを介して予約受付端末Bと通信する通信部となる。予約受付端末Bは、開始時間及びサービス内容を含む新規予約に必要なデータの入力を受け付ける操作部B1と、予約処理装置AとネットワークNWを介して通信可能な通信部B3であって、受け付けた新規予約が受付可能か否かを、予約処理装置Aの予約受付可否判定部20に判定させ、その判定結果を受信する通信部B3と、通信部B3が受信した判定結果を表示するディスプレイB2と、を有する。予約受付端末Bは、図示しないCPUやメモリを有するコンピュータにより構成される。
以上のように、第1実施形態の予約処理装置Aは、開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数Xを設定する変数設定部50と、予め設定されたリソースに関するデータ及び予約に関するデータに基づき、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件(C,E)を生成する第1制約条件生成部51と、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件Dを生成する第2制約条件生成部52と、第1の制約条件及び第2の制約条件を含む制約条件(C,E,D)を変数Xで表現した論理式を満たす変数Xの解をSATソルバに検索させるSAT処理実行部54と、SATソルバによる検索結果に基づいて予約に対するリソースの割り当て可否を判定する割当可否判定部55と、を有する。
このように、予約とリソースの割り当て状態を表す複数の変数Xを設定し、予約とリソースの割当可否を表す第1の制約条件(CやE)を生成し、予約時間を考慮するための第2の制約条件Dを生成し、これら制約条件を変数Xの論理式に変換して、SATソルバで解を得るので、割当問題を制約充足問題ではなく充足可能性問題に変換でき、現実的な時間内で割当可否を判定することが可能となる。
第1実施形態では、SAT処理実行部54は、系統的ソルバ54bと確率的ソルバ54cとを含む少なくとも二種類のSATソルバを並列に動作させ、検索結果が早い方の解を採用するように構成されている。
この構成によれば、解がないことを判定できるものの苦手な問題を有する系統的ソルバと、苦手な問題が少ないものの解がないことを判定できない確率的ソルバと、を並列に動作させて二重化しているので、解が見つからないといった発散状態に陥ることを避けて、現実時間内で解が見つかる確率を向上させることが可能となる。
さらに、第1実施形態では、予約の数をNとし、リソースの数をMとした場合に、複数の変数Xは、N×M個に設定される。このようにすれば、変数の数を必要最低限に抑えることができるので、計算コストの増大を抑制することが可能となる。
さらに、第1実施形態では、受付可能か否かの判定対象となる新規予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、リソースとしてのサービス提供者が割り当て可能か否かを、割当可否判定部55に判定させるとともに、
複数の予約に対し、リソースとしての施設が割り当て可能か否かを、割当可否判定部55に判定させ、
サービス提供者及び施設の双方が割当可能と判定された場合に、新規予約が受付可能であると判定する一方、サービス提供者及び施設の少なくとも一方が割当不可能と判定された場合に、新規予約が受付不可能であると判定する予約受付可否判定部20を、有する。
この構成によれば、サービスの提供にあたり、サービス提供者と施設の両方が必要となる業務に適用することが可能となる。
第1実施形態の予約受付端末Bは、開始時間及びサービス内容を含む新規予約に必要なデータの入力を受け付ける操作部B1と、予約処理装置AとネットワークNWを介して通信可能な通信部B3であって、受け付けた新規予約が受付可能か否かを、予約処理装置Aの予約受付可否判定部20に判定させ、その判定結果を受信する通信部B3と、通信部B3が受信した判定結果を表示するディスプレイB2と、を備える。このような予約受付端末Bは、ネットワークNW経由で予約処理装置Aを利用できるので、有用である。
第1実施形態の予約処理装置Aは、次に述べる予約処理方法を実行することになる。すなわち、予約処理方法は、コンピュータが実行する方法であって、開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定するステップ(S202)と、予め設定されたリソースに関するデータ及び予約に関するデータに基づき、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成するステップ(S203)と、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成するステップ(S204)と、第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を前記変数で表現した論理式を満たす前記変数の解をSATソルバに検索させるステップ(S206,S207)と、SATソルバによる検索結果に基づいて予約に対するリソースの割り当て可否を判定するステップ(S210,S211)と、を有する。この方法を実行することによっても、上記装置と同様の作用効果を奏することが可能となる。
第1実施形態の予約処理装置Aは、次に述べるコンピュータプログラムを実行することで実現可能となる。すなわち、コンピュータプログラムは、開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定するステップ(S202)と、予め設定されたリソースに関するデータ及び予約に関するデータに基づき、予約に対するリソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成するステップ(S203)と、予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成するステップ(S204)と、第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を前記変数で表現した論理式を満たす前記変数の解をSATソルバに検索させるステップ(S206,S207)と、SATソルバによる検索結果に基づいて予約に対するリソースの割り当て可否を判定するステップ(S210,S211)と、をコンピュータに実行させる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る予約処理装置、予約処理方法、コンピュータプログラムについて説明する。なお、第1実施形態と共通の部分は同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、予約処理装置A’は、制御部102を有する。制御部102は、上記予約受付可否判定部20としても機能するとともに、代替予約生成部21、代替予約抽出部22としても機能する。
代替予約生成部21は、入力部1に入力された顧客の希望である新規予約の代わりとなる代替予約を生成する。代替予約は、新規予約とは開始時間が異なるが、時間以外、例えばサービスの内容(種類、指定情報など)が同じ予約である。代替予約は、顧客の希望する開始時間で予約を受付することができない場合や、予約を受付することはできるが、店舗にとって有利な開始時間となるように顧客を誘導したい場合に利用できる。代替予約は、既に確定している既存予約の終了時間から開始すること、又は、既存予約の開始時間に終了することを条件としている。代替予約生成処理は、既存予約のデータを取得し、既存予約の開始時間及び終了時間に、顧客が希望する新規予約に要する時間を加減算することにより、代替予約の開始時間を算出し、代替予約を生成する。
代替予約生成処理を具体例を用いて説明する。図9Aにて既存予約を斜線で示すように、14:10開始の30分コースの既存予約1と、14:10開始の50分コースの既存予約2とが存在する場合に、新規予約として14:30開始の40分コースが希望されたとする。この場合、そのまま予約を受け付けると、同時間帯に最大3つの予約が重複するので、リソースの有効活用の面では好ましいとは言えない。そこで、代替予約生成部21は、予約情報記憶部3に記憶されている既存予約に関するデータを参照し、既存予約の終了時間から開始すること又は既存予約の開始時間に終了することを条件とする代替予約を生成する。図9Aの例では、既存予約が2つあるので、図9Bに示すように、各々の既存予約の開始時間に終了する代替予約と終了時間から開始する代替予約を計4つ生成する。代替予約1は、開始時間が13:30であり、既存予約1の開始時間14:10に終了する予約である。代替予約2は、開始時間が13:40であり、既存予約2の開始時間14:20に終了する予約である。代替予約3は、開始時間が14:40であり、既存予約1の終了時間14:30から開始する予約である。代替予約4は、開始時間が15:10であり、既存予約の終了時間15:10から開始する予約である。
代替予約抽出部22は、代替予約生成部21により生成された代替予約1〜4から、当該代替予約の開始時間と新規予約の開始時間の差が所定時間以下となる代替予約を抽出する。所定時間は予め設定されており、例えば30分や40分、1時間などが挙げられる。この処理は、顧客が希望する予約の開始時間から大幅な時間差がある代替案を提案することは好ましくない場合に、そのような代替予約を除去するために実行する。
代替予約抽出処理を具体例を用いて説明する。図9Bに示す例において、所定時間を50分とすれば、図9Cに示すように、代替予約1〜4のうち、顧客希望の新規予約の開始時間14:30の前後50分以内に開始時間が存在する代替予約2〜4が抽出される。代替予約1は、条件に合致しないために除外される。具体的には、代替予約1〜4毎に、代替予約の開始時間と新規予約の開始時間との差を算出する。そして、算出した時間差が50分以下となる代替予約を検索する処理を行う。
上記割当検証部5が、代替予約抽出部22により抽出された代替予約それぞれについて、代替予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースが割当可能か否かを判定する。勿論、第1実施形態のように予約受付可否判定部20を介して割当検証部5に判断させてもよい。
出力部としての提示部106は、割当検証部5により割当可能と判定された代替予約を提示する。具体的には、割当可能と判定された1又は複数の代替予約を列挙する形でディスプレイに表示してもよく、ネットワークを介して他の装置のディスプレイに表示させてもよい。
上記装置の動作を、図8、図9A〜C及び図10を参照して説明する。まず、サービス内容及びその開始時間を含む新規予約に必要なデータが入力部1に入力されると(S301:YES参照)、ステップS302において、代替予約生成部21が、既存予約記憶部30に記憶されている既存予約データを取得する。次のステップS303において、代替予約生成部21が、新規予約とサービス内容が同じであり、既存予約の終了時間から開始すること又は既存予約の開始時間に終了することを条件として代替予約を生成する。図9Bの例では代替予約1〜4が生成される。次のステップS304において、代替予約抽出部22が、代替予約の開始時間と前記新規予約の開始時間の差が所定時間以下となる代替予約を抽出する。図9Cの例では代替予約1〜4から2〜4が抽出される。次のステップS305において、割当検証部5が、代替予約と既存予約とを合わせた予約に対してリソースが割当可能か否かを判定する。この判定処理は、代替予約2〜4全てについて個別に検証される。全ての代替予約が判定されると(S306:YES参照)、次のステップS307において、提示部106が、割当可能と判定された代替予約を提示する。
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態では、代替予約抽出部22を設けているが、代替予約抽出部22を省略することも可能である。このようにすれば、店舗スタッフが利用する場合において、顧客に提示する代替予約に範囲に制限がないので、より選択肢の広い提案を容易に実施することが可能となる。
また、第2実施形態では、入力部1は、操作部を介して新規予約を受け付けるように構成されており、出力部6がディスプレイであり、予約処理装置Aがいわゆるスタンドアロン型であったが、Webサーバなどのサーバクライアント型に構築しても良い。Webアプリケーションの場合、入力部1及び出力部6は、Webアプリケーションのインターフェイス(例えばCGI)となる。また、図7に示すように、予約処理装置Aを、予約受付端末Bを介してユーザからの操作を受け付けるように構成してもよい。具体的構成は、上記で説明したのと同様である。すなわち、予約受付端末Bは、開始時間及びサービス内容を含む新規予約に必要なデータの入力を受け付ける操作部B1と、上記予約処理装置A’とネットワークを介して通信可能な通信部B3であって、受け付けた新規予約に対応する代替予約のうち、割当検証部5により割当可能と判定された代替予約を受信する通信部B3と、通信部B3が受信した代替予約を表示するディスプレイB2と、を備える。
以上のように、第2実施形態の予約処理装置A’は、サービス内容及びその開始時間を含む新規予約に必要なデータが入力される入力部1と、新規予約とサービス内容が同じ予約であって、既に確定している既存予約の終了時間から開始する又は前記既存予約の開始時間に終了する代替予約(1〜4)を生成する代替予約生成部21と、代替予約(1〜4)それぞれについて、代替予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースが割り当て可能か否かを判定する割当検証部5と、割当検証部5により割当可能と判定された代替予約を提示する提示部106と、を有する。
顧客が希望する開始時間の新規予約をそのまま受け付けると、同時間帯に重複する予約が増える場合や、予約と予約との間に無駄な空き時間が生じることがあり、リソースの有効活用の面では好ましいとは言えない。本実施形態のように構成されていれば、既存予約の開始時間に終了する又は既存予約の終了時間から開始するように代替予約が生成され、リソース割当の可否が判定され、割当可能と判定された代替予約を提示することができるので、同時間帯に重複する予約が増えることや、予約と予約との間に無駄な空き時間が生じることを抑制することが可能となる。
さらに、第2実施形態では、代替予約生成部21により生成された代替予約から、代替予約の開始時間と新規予約の開始時間の差が所定時間以下となる代替予約を抽出する代替予約抽出部22を有する。割当検証部5は、代替予約抽出部22により抽出された前記代替予約についてリソースが割当可能か否かを判定する。この構成によれば、顧客が希望する予約の開始時間から大幅な時間差がある代替案を提案することを回避できるので、有用な提案ができる。それでいて、割当検証する代替予約の数を低減できるので、計算コストを低減することも可能となる。
第2実施形態の予約処理装置A’は、次に述べる予約処理方法を実行することになる。すなわち、予約処理方法は、コンピュータが実行する方法であって、サービス内容及びその開始時間を含む新規予約とサービス内容が同じ予約であって、既に確定している既存予約の終了時間から開始する又は既存予約の開始時間に終了する代替予約(1〜4)を生成するステップ(S303)と、代替予約それぞれについて、当該代替予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースが割り当て可能か否かを判定するステップ(S305)と、割当可能と判定された代替予約を提示するステップ(S307)と、を有する。この方法を実行することによっても、上記装置A’と同様の作用効果を奏することが可能となる。
第2実施形態の予約処理装置A’は、次に述べるコンピュータプログラムを実行することで実現可能となる。すなわち、コンピュータプログラムは、サービス内容及びその開始時間を含む新規予約とサービス内容が同じ予約であって、既に確定している既存予約の終了時間から開始する又は既存予約の開始時間に終了する代替予約(1〜4)を生成するステップ(S303)と、代替予約それぞれについて、当該代替予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースが割り当て可能か否かを判定するステップ(S305)と、割当可能と判定された代替予約を提示するステップ(S307)と、をコンピュータに実行させる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態では、リソースを、サービス提供者(施術者;トレーナ)と、施設として説明しているが、これに限定されない。また、1つの予約に対して2つのリソース(施術者と施設)を割り当てているが、これに限定されない。例えば、1つの予約に1つのリソースを割り当てるようにしてもよいし、1つの予約に3つ以上のリソースを割り当てるようにしてもよい。
例えば、第2実施形態において、割当検証部5は、第1実施形態で述べたSATソルバを用いた割当判定処理を実施しているが、第2実施形態で述べた代替予約を提示する発明において、予約に対するリソースの割当可否を判定することができれば、第1実施形態の内容に限定されない。例えば、特許文献1〜3、その他、何らかの方法により割当可否を判定するようにしてもよい。
各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A,A’…予約処理装置
20…予約受付可否判定部
50…変数設定部
51…第1制約条件生成部
52…第2制約条件生成部
54…SAT処理実行部
54b…系統的ソルバ
54c…確率的ソルバ
55…割当可否判定部
B…予約受付端末
B1…操作部
B2…ディスプレイ
B3…通信部

Claims (15)

  1. 開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定する変数設定部と、
    予め設定された前記リソースに関するデータ及び前記予約に関するデータに基づき、前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成する第1制約条件生成部と、
    前記予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成する第2制約条件生成部と、
    前記第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を前記変数で表現した論理式を満たす前記変数の解をSATソルバに検索させるSAT処理実行部と、
    前記SATソルバによる検索結果に基づいて前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を判定する割当可否判定部と、
    を有する、予約処理装置。
  2. 前記SAT処理実行部は、系統的ソルバと確率的ソルバとを含む少なくとも二種類のSATソルバを並列に動作させ、検索結果が早い方の解を採用するように構成されている、請求項1に記載の予約処理装置。
  3. 前記予約の数をNとし、前記リソースの数をMとした場合に、前記複数の変数は、N×M個に設定される、請求項1又は2に記載の予約処理装置。
  4. 受付可能か否かの判定対象となる新規予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、前記リソースとしてのサービス提供者が割り当て可能か否かを、前記割当可否判定部に判定させるとともに、
    前記複数の予約に対し、前記リソースとしての施設が割り当て可能か否かを、前記割当可否判定部に判定させ、
    前記サービス提供者及び前記施設の双方が割当可能と判定された場合に、前記新規予約が受付可能であると判定する一方、前記サービス提供者及び前記施設の少なくとも一方が割当不可能と判定された場合に、前記新規予約が受付不可能であると判定する予約受付可否判定部を、有する、請求項1〜3のいずれかに記載の予約処理装置。
  5. 開始時間及びサービス内容を含む新規予約に必要なデータの入力を受け付ける操作部と、
    請求項4に記載の予約処理装置とネットワークを介して通信可能な通信部であって、受け付けた新規予約が受付可能か否かを、前記予約処理装置の前記予約受付可否判定部に判定させ、その判定結果を受信する通信部と、
    前記通信部が受信した判定結果を表示するディスプレイと、
    を備える、予約受付端末。
  6. サービス内容及びその開始時間を含む新規予約に必要なデータが入力される入力部と、
    前記新規予約と前記サービス内容が同じ予約であって、既に確定している既存予約の終了時間から開始する又は前記既存予約の開始時間に終了する代替予約を生成する代替予約生成部と、
    前記代替予約それぞれについて、当該代替予約と、前記既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースが割り当て可能か否かを判定する割当検証部と、
    前記割当検証部により割当可能と判定された代替予約を提示する提示部と、
    を有する、予約処理装置。
  7. 前記代替予約生成部により生成された代替予約から、当該代替予約の開始時間と前記新規予約の開始時間の差が所定時間以下となる代替予約を抽出する代替予約抽出部を備え、
    前記割当検証部は、前記代替予約抽出部により抽出された前記代替予約について前記リソースが割当可能か否かを判定する、請求項6に記載の予約処理装置。
  8. 開始時間及びサービス内容を含む新規予約に必要なデータの入力を受け付ける操作部と、
    請求項6又は7に記載の予約処理装置とネットワークを介して通信可能な通信部であって、受け付けた新規予約に対応する代替予約のうち、前記割当検証部により割当可能と判定された代替予約を受信する通信部と、
    前記通信部が受信した代替予約を表示するディスプレイと、
    を備える、予約受付端末。
  9. コンピュータが実行する方法であって、
    開始時間及び終了時間を有する複数の予約に対し、サービスの提供に必要なリソースの割り当て状態を表すための複数の変数を設定するステップと、
    予め設定された前記リソースに関するデータ及び前記予約に関するデータに基づき、前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を表す第1の制約条件を生成するステップと、
    前記予約の開始時間及び終了時間に基づき、時間が重複する複数の予約に対して同一のリソースが割り当て不可であることを表す第2の制約条件を生成するステップと、
    前記第1の制約条件及び前記第2の制約条件を含む制約条件を前記変数で表現した論理式を満たす前記変数の解をSATソルバに検索させるステップと、
    前記SATソルバによる検索結果に基づいて前記予約に対する前記リソースの割り当て可否を判定するステップと、
    を有する、予約処理方法。
  10. 系統的ソルバと確率的ソルバとを含む少なくとも二種類のSATソルバを並列に動作させ、検索結果が早い方の解を採用するステップを含む、請求項9に記載の予約処理方法。
  11. 前記予約の数をNとし、前記リソースの数をMとした場合に、前記複数の変数は、N×M個に設定される、請求項9又は10に記載の予約処理方法。
  12. 受付可能か否かの判定対象となる新規予約と、既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、前記リソースとしてのサービス提供者が割り当て可能か否かを判定するとともに、
    前記複数の予約に対し、前記リソースとしての施設が割り当て可能か否かを判定し、
    前記サービス提供者及び前記施設の双方が割当可能と判定された場合に、前記新規予約が受付可能であると判定する一方、前記サービス提供者及び前記施設の少なくとも一方が割当不可能と判定された場合に、前記新規予約が受付不可能であると判定するステップを、
    有する、請求項9〜11のいずれかに記載の予約処理方法。
  13. コンピュータが実行する方法であって、
    サービス内容及びその開始時間を含む新規予約と前記サービス内容が同じ予約であって、既に確定している既存予約の終了時間から開始する又は前記既存予約の開始時間に終了する代替予約を生成するステップと、
    前記代替予約それぞれについて、当該代替予約と、前記既存予約と、を合わせた複数の予約に対し、サービスの提供に必要となるリソースが割り当て可能か否かを判定するステップと、
    割当可能と判定された代替予約を提示するステップと、
    を有する、予約処理方法。
  14. 前記生成した代替予約から、当該代替予約の開始時間と前記新規予約の開始時間の差が所定時間以下となる代替予約を抽出するステップを有し、
    抽出した前記代替予約について前記リソースが割当可能か否かを判定する、請求項13に記載の予約処理方法。
  15. 請求項9〜14のいずれかに記載の予約処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
JP2013161731A 2013-08-02 2013-08-02 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム Active JP6125367B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161731A JP6125367B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013161731A JP6125367B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015032159A true JP2015032159A (ja) 2015-02-16
JP6125367B2 JP6125367B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=52517416

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013161731A Active JP6125367B2 (ja) 2013-08-02 2013-08-02 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6125367B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008499A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社リクルートホールディングス 予約受付装置および予約受付プログラム
JP2020087185A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社Epark 予約管理装置、予約管理方法及びプログラム
JP2020525898A (ja) * 2017-06-29 2020-08-27 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド セキュリティポリシーアナライザサービス及び充足可能性エンジン
WO2022180729A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 日本電気株式会社 推論装置、推論方法、及び、記録媒体
US11483317B1 (en) 2018-11-30 2022-10-25 Amazon Technologies, Inc. Techniques for analyzing security in computing environments with privilege escalation
US11616800B2 (en) 2017-06-29 2023-03-28 Amazon Technologies, Inc. Security policy analyzer service and satisfiability engine

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002215739A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Nissan Motor Co Ltd 共同利用車両の利用予約システム
JP2006172145A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Hitachi Ltd 予約処理システム及びその方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002215739A (ja) * 2001-01-18 2002-08-02 Nissan Motor Co Ltd 共同利用車両の利用予約システム
JP2006172145A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Hitachi Ltd 予約処理システム及びその方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
平山 勝敏: "最近のSAT技術の発展", 人工知能学会誌 第25巻 第1号, vol. 第25巻, JPN6016036969, 1 January 2010 (2010-01-01), JP, pages 105 - 113, ISSN: 0003405555 *
田村 直之: "SAT型契約ソルバーSugarについて", 第81回 人工知能基本問題研究会資料 (SIG−FPAI−B004), JPN6016036968, 21 January 2011 (2011-01-21), JP, pages 13 - 17, ISSN: 0003405554 *
西原 清一: "制約充足問題の基礎と応用", 人工知能学会誌 第12巻 第3号, vol. 第12巻, JPN6016036967, 1 May 1997 (1997-05-01), JP, pages 351 - 358, ISSN: 0003405553 *

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018008499A1 (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社リクルートホールディングス 予約受付装置および予約受付プログラム
JP2018005602A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 株式会社リクルートホールディングス 予約受付装置および予約受付プログラム
JP2020525898A (ja) * 2017-06-29 2020-08-27 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド セキュリティポリシーアナライザサービス及び充足可能性エンジン
US11616800B2 (en) 2017-06-29 2023-03-28 Amazon Technologies, Inc. Security policy analyzer service and satisfiability engine
JP2023065535A (ja) * 2017-06-29 2023-05-12 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド セキュリティポリシーアナライザサービス及び充足可能性エンジン
JP7294739B2 (ja) 2017-06-29 2023-06-20 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド セキュリティポリシーアナライザサービス及び充足可能性エンジン
JP2020087185A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社Epark 予約管理装置、予約管理方法及びプログラム
US11483317B1 (en) 2018-11-30 2022-10-25 Amazon Technologies, Inc. Techniques for analyzing security in computing environments with privilege escalation
WO2022180729A1 (ja) * 2021-02-25 2022-09-01 日本電気株式会社 推論装置、推論方法、及び、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6125367B2 (ja) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6125367B2 (ja) 予約処理装置、予約受付端末、予約処理方法、及びコンピュータプログラム
Castaing et al. A stochastic programming approach to reduce patient wait times and overtime in an outpatient infusion center
US20150154528A1 (en) Task manager for healthcare providers
Tsai et al. A stochastic appointment scheduling system on multiple resources with dynamic call-in sequence and patient no-shows for an outpatient clinic
US20150019252A1 (en) Dental implant management system and method
US11237803B2 (en) Tool for generating event case management applications
Chern et al. A heuristic algorithm for the hospital health examination scheduling problem
Demir et al. A stochastic programming approach for chemotherapy appointment scheduling
US11170875B2 (en) Methods and apparatus for data-driven monitoring
Chabouh et al. Appointment scheduling of inpatients and outpatients in a multistage integrated surgical suite: application to a Tunisian ophthalmology surgery department
Tako et al. Using facilitated simulation to evaluate integrated community-based health and social care services
Famiglietti et al. Using discrete-event simulation to promote quality improvement and efficiency in a radiation oncology treatment center
Hahn-Goldberg Dynamic optimization addressing chemotherapy outpatient scheduling
Jatoba et al. Contributions from cognitive engineering to requirements specifications for complex sociotechnical systems: A case study in the context of healthcare in Brazil
Quintanilha et al. Pediatric ambulatory appointment scheduling: a qualitative study of stakeholders’ perceptions and experiences
Soni et al. A study of applicability of waiting line model in health care: a systematic review
Darmayunata et al. Development of web-based single channel multi steps online queuing system with model view controller
Wnorowski Simulation-based patient-centered shared service resource planning and staffing
Santa González et al. Multi-period location routing: An application to the planning of mobile clinic operations in Iraq
Tan et al. The PKU System: Development of Online UTHM Health Center Appointment System
US20090112679A1 (en) Appointment Scheduling Method and User Interface
JP7093594B2 (ja) 予約受付システム、プログラムおよび方法
Doan et al. Hospital Operations and Supply Chain Optimization: Combining Lean Management Tools with Process Mining, AI, and Digital Twin for Sterilization Processes
Luniya et al. Virtual Treatment and Consultation System
Christanto et al. Design and development of Android-Based Clinic Service Application: myclinic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125367

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250