JP2015117847A - 空気調和装置 - Google Patents

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浦田 和幹
Kazumiki Urata
和幹 浦田
坪江 宏明
Hiroaki Tsuboe
宏明 坪江
内藤 宏治
Koji Naito
宏治 内藤
和彦 谷
Kazuhiko Tani
和彦 谷
裕昭 金子
Hiroaki Kaneko
裕昭 金子
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Abstract

【課題】ホットガスバイパス方式の除霜運転中において、室外熱交換器に付着した霜を融解するために用いられる圧縮機の電気入力量の比率を大きくし、除霜運転時間を短縮可能な空気調和装置を提供する
【解決手段】空気調和装置100のマイコン19は、除霜運転において、四方弁11を暖房運転時の状態に維持し、室内膨張弁41を閉状態にし、室外膨張弁13を閉状態にすると共に、除霜電磁弁23を開状態にして圧縮機10から吐出された冷媒をバイパス配管22を通過させ室外熱交換器12へ流入するようにし、過冷却膨張弁25を所定の開度にして配管33を流れる冷媒を過冷却配管26〜28を通過させ配管34に流入させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、除霜運転を行う空気調和装置に関する。
空気調和装置を暖房運転した場合、空気調和装置の室外熱交換器は蒸発器として作用し、その伝熱面が零度以下になると、伝熱面に空気中の水分が凝縮・氷結して霜が生じる。このような霜が伝熱面に付着して厚みが増すことにより、空気の流路が狭くなり風量が低下して空気から冷媒への伝熱を阻害する。この現象により、室外熱交換器の熱交換効率が低下し、空気調和装置としての性能が低下する。そこで、空気調和装置では、一般的に、室外熱交換器に付着した霜を取り除く除霜運転を実行するようになっている。
除霜運転の方法としては、圧縮機から吐出された冷媒を、凝縮器(室内熱交換器)をバイパスさせ、蒸発器(室外熱交換器)に直接流入させるホットガスバイパス除霜方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている空気調和装置は、圧縮機、負荷側熱交換器、第1膨張弁、レシーバー、第2膨張弁、及び熱源側熱交換器が順次接続された冷媒回路を有し、第1膨張弁と第2膨張弁とを接続している中圧管を流れる冷媒と、圧縮機の吸入配管を流れる冷媒とを熱交換させる冷媒−冷媒熱交換器と、圧縮機の吐出配管と、第2膨張弁と熱源側熱交換器とを接続している低圧管とを接続するバイパス配管と、バイパス配管に設けられたバイパス膨張弁と、第1膨張弁及び第2膨張弁を閉止し、バイパス膨張弁の開度を圧縮機に吸入される冷媒の過熱度、又は圧縮機を吐出した冷媒の過熱度に応じて制御することで除霜運転を実行する制御装置を備えている。特許文献1の空気調和装置では、除霜運転時に第1膨張弁及び第2膨張弁を閉止することにより、凝縮器として機能する負荷側熱交換器に滞留した冷媒の状態が変化しないようにして、除霜運転終了後の暖房立ち上がり時間を短くしている。
特開2010−164257号公報
ホットガスバイパス方式による除霜運転の場合、室外熱交換器に付着した霜を融解する熱源としては、圧縮機に蓄えられる熱容量と圧縮機で消費される電気入力量の二つの熱源がある。ところが、特許文献1の空気調和装置では、第1膨張弁と第2膨張弁とを接続している中圧管を流れる冷媒と圧縮機の吸入配管を流れる冷媒とを熱交換させる冷媒−冷媒熱交換器により、除霜運転中にレシーバー内に閉じ込められた冷媒と、圧縮機に吸入される冷媒とを熱交換させている。このため、圧縮機吸入側の冷媒過熱度が大きくなり、除霜運転中において、圧縮機で消費される電気入力量の内、圧縮機を加熱するために用いられる電気入力量の比率が大きくなり、バイパス膨張弁を介して室外熱交換器に付着する霜を融解するために用いられる電気入力量の比率が小さくなる。これにより、室外熱交換器に付着する霜を融解するために必要な熱源が少なくなる問題が生じる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、ホットガスバイパス方式の除霜運転中において、室外熱交換器に付着した霜を融解するために用いられる圧縮機の電気入力量の比率を大きくし、除霜運転時間を短縮可能な空気調和装置を提供することである。
上記課題を解決すべく、本発明の一態様である空気調和装置は、室外機と、前記室外機にガス接続配管および液接続配管を介して接続された室内機と、制御部とを備える。前記室外機は、冷媒を吐出する圧縮機と、前記冷媒の流れを切り替えるための四方弁と、前記冷媒と外気との間で熱交換するための室外熱交換器と、前記冷媒の流量を調整可能な室外膨張弁と、前記冷媒のかわき度を調整するためのアキュムレータと、前記圧縮機と前記四方弁とを接続する第1の配管と、前記室外熱交換器と前記室外膨張弁とを接続する第2の配管と、前記室外膨張弁と前記液接続配管との間での前記冷媒の流通を可能にする第3の配管と、前記四方弁と前記アキュムレータとを接続する第4の配管と、前記第3の配管に設けられた過冷却回路と、バイパス回路とを有する。前記過冷却回路は、過冷却熱交換器と、前記第3の配管と前記過冷却熱交換器とを接続し、前記第3の配管を流れる前記冷媒の一部が流入する第5の配管と、前記第5の配管に設けられ、前記第3の配管から前記過冷却熱交換器へ流れる前記冷媒の流量を調整可能な過冷却膨張弁と、前記第4の配管と前記過冷却熱交換器とを接続する第6の配管とを有する。前記バイパス回路は、前記第1の配管と前記第2の配管とを接続する第7の配管と、前記第7の配管に設けられ、前記第7の配管の流路を開閉する電磁弁とを有する。前記室内機は、前記冷媒と内気との間で熱交換するための室内熱交換器と、前記冷媒の流量を調整可能な室内膨張弁とを有する。前記制御部は、除霜運転において、前記四方弁を暖房運転時の状態に維持し、前記室内膨張弁を閉状態にし、前記室外膨張弁を閉状態にすると共に、前記電磁弁を開状態にして前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第7の配管を通過させ前記室外熱交換器へ流入するようにし、前記過冷却膨張弁を所定の開度にして前記第3の配管を流れる冷媒を前記第5の配管および前記第6の配管を通過させ前記第4の配管に流入させる。
また、本発明の一態様である空気調和装置は、第1の室外機および第2の室外機と、前記第1の室外機および前記第2の室外機にガス接続配管および液接続配管を介して接続された複数の室内機と、制御部とを備える。前記第1の室外機および前記第2の室外機のそれぞれは、冷媒を吐出する圧縮機と、前記冷媒の流れを切り替えるための四方弁と、前記冷媒と外気との間で熱交換するための室外熱交換器と、前記冷媒の流量を調整可能な室外膨張弁と、前記冷媒のかわき度を調整するためのアキュムレータと、前記圧縮機と前記四方弁とを接続する第1の配管と、前記室外熱交換器と前記室外膨張弁とを接続する第2の配管と、前記室外膨張弁と前記液接続配管との間での前記冷媒の流通を可能にする第3の配管と、前記四方弁と前記アキュムレータとを接続する第4の配管と、前記第3の配管に設けられた過冷却回路と、バイパス回路とを有する。前記過冷却回路は、過冷却熱交換器と、前記第3の配管と前記過冷却熱交換器とを接続し、前記第3の配管を流れる前記冷媒の一部が流入する第5の配管と、前記第5の配管に設けられ、前記第3の配管から前記過冷却熱交換器へ流れる前記冷媒の流量を調整可能な過冷却膨張弁と、前記第4の配管と前記過冷却熱交換器とを接続する第6の配管とを有する。前記バイパス回路は、前記第1の配管と前記第2の配管とを接続する第7の配管と、前記第7の配管に設けられ、前記第7の配管の流路を開閉する電磁弁とを有する。前記複数の室内機のそれぞれは、前記冷媒と内気との間で熱交換するための室内熱交換器と、前記冷媒の流量を調整可能な室内膨張弁とを有する。前記制御部は、暖房運転中に前記第1の室外機および前記第2の室外機において除霜運転が必要な場合、前記第1の室外機を除霜運転に切り替える共に、前記第2に室外機は暖房運転を継続し、前記第1の室外機の除霜運転が終了した後に、前記第1の室外機を暖房運転に切り替えると共に、前記第2の室外機を除霜運転に切り替える。前記制御部は、前記第1の室外機および前記第2の室外機の除霜運転において、前記四方弁を暖房運転時の状態に維持し、前記室内膨張弁を閉状態にし、前記室外膨張弁を閉状態にすると共に、前記電磁弁を開状態にして前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第7の配管を通過させ前記室外熱交換器へ流入するようにし、前記過冷却膨張弁を所定の開度にして前記第3の配管を流れる冷媒を前記第5の配管および前記第6の配管を通過させ前記第4の配管に流入させる。
本発明によれば、ホットガスバイパス方式の除霜運転中において、室外熱交換器に付着した霜を融解するために用いられる圧縮機の電気入力量の比率を大きくし、除霜運転時間を短縮可能な空気調和装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による空気調和装置の冷媒回路図を示す。 第1の実施形態における除霜運転時の制御処理のフローチャートを示す。 第2の実施形態における除霜運転時の制御処理のフローチャートを示す。 本発明の第3の実施形態による空気調和装置の冷媒回路図を示す。
以下、本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による空気調和装置100の冷媒回路図を示す。
図1に示すように、空気調和装置100は、1台の室外機1と1台の室内機4により構成される。なお、図1には、1台の室内機4の設置となっているが、室外機1の容量に応じて、さらに多くの室内機4が接続可能である。
室外機1は、主に、圧縮機10と、四方弁11と、室外熱交換器12と、室外膨張弁13と、室外ファンモータ14と、室外ファン15と、アキュムレータ16と、除霜バイパス回路17と、過冷却回路18と、マイコン(制御部)19と、ガス阻止弁20、液阻止弁21と、配管30〜35とを備える。
圧縮機10の吐出側と四方弁11とは配管30により接続され、四方弁11と室外熱交換器12とは配管31により接続され、室外熱交換器12と室外膨張弁13とは配管32により接続され、室外膨張弁13と液阻止弁21とは配管33により接続され、四方弁11とアキュムレータ16とは配管34により接続され、アキュムレータ16と圧縮機10の吸入側とは配管35により接続される。四方弁11を切り替えることで、冷媒の流れが変化し、冷房運転と暖房運転が切り替わる。なお、配管30は第1の配管に相当し、配管32は第2の配管に相当し、配管33は第3の配管に相当し、配管34は第4の配管に相当する。
除霜バイパス回路17は、一端が配管30に、他端が配管32に接続されるバイパス配管22と、バイパス配管22の途中に設けられた除霜電磁弁23とを有する。除霜運転中に、除霜電磁弁23を開状態にすることにより、圧縮機10から吐出された高温高圧の冷媒を、バイパス配管22を介して室外熱交換12へ流すことができる。なお、バイパス配管22は第7の配管に相当する。
過冷却回路18は、過冷却熱交換器24と、過冷却膨張弁25と、過冷却配管26〜28とを有する。過冷却配管26は配管33と過冷却膨張弁25とを接続し、過冷却配管27は過冷却膨張弁25と過冷却熱交換器24とを接続し、過冷却配管28は過冷却熱交換器24と配管34とを接続する。過冷却膨張弁25は、配管33から配管34へ流れる冷媒の量を制御する。なお、過冷却配管26、27は第5の配管に相当し、過冷却配管28は第6の配管に相当する。
室外機1は、更に、吐出温度センサ36と、吐出圧力センサ37とを備える。吐出温度センサ36および吐出圧力センサ37は、配管30に設けられている。
室外機1と室内機4とは、ガス接続配管38及び液接続配管39の接続配管により接続される。ガス接続配管38は、室外機1のガス阻止弁20に接続され、液接続配管39は、室外機1の液阻止弁21に接続される。
室内機4は、室内熱交換器40と、室内膨張弁41と、室内ファンモータ42と、室内ファン43とを備える。
マイコン19は、圧縮機10、四方弁11、室外ファンモータ14、室内ファンモータ42、室外膨張弁13、除霜電磁弁23、過冷却膨張弁25、および室内膨張弁41を冷凍サイクルの運転状態に応じて制御する。また、マイコン19は、吐出温度センサ36および吐出圧力センサ37における検出結果を受信可能である。
次に、空気調和システム100における暖房運転について説明する。
暖房運転では、圧縮機10にて圧縮され配管30へ吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁11を通過し、ガス接続配管38を介して室内機4へと送られる。
室内機4では、ガス冷媒は室内熱交換器40にて凝縮する。室内熱交換器40にて冷媒の凝縮潜熱が放出されることで、温風が各部屋に送られ暖房運転を行う。凝縮された液冷媒は、室内膨張弁41を通過し、液接続配管39を介して室外機1へと送られる。
室外機1へと戻った液冷媒は、配管33を流れ、過冷却熱交換器24を通過し、過冷却熱交換器24の下流で分岐する。分岐した一方の液冷媒は、室外熱交換器12へ流れ、他方の液冷媒は、過冷却熱交換器24へ流れる。
室外熱交換器12へ向かった液冷媒は、室外膨張弁13を通過し、室外熱交換器12にて蒸発する。蒸発したガス冷媒は、配管31、四方弁5、及び配管34を経由し、アキュムレータ16にて適切な吸入かわき度に調整され、配管35を介して圧縮機10の吸入側へと戻る。
一方、分岐した他方の液冷媒は、過冷却膨張弁25にて気液二層状態に減圧され、過冷却配管27、過冷却熱交換器24、および過冷却配管28を経由し、配管34に流入してアキュムレータ16へ流入する。
上記のように、暖房運転においては、室外熱交換器12は蒸発器として作用している。よって、室外機1の周囲空気温度が低い状態で暖房運転を継続した場合、室外熱交換器12の伝熱面が零度以下になると、伝熱面に空気中の水分が凝縮・氷結して霜が生じる。このような霜が伝熱面に付着して厚みが増すことにより、空気の流路が狭くなり風量が低下して空気から冷媒への伝熱を阻害する。この現象により、室外熱交換器12の熱交換効率が低下し、空気調和装置100としての性能が低下する。そこで、空気調和装置100では、室外熱交換器12に付着した霜を取り除く除霜運転を実施する。なお、除霜運転は、外気温度に対して蒸発温度が所定の温度以下になる場合、または室外熱交換器12の空気流入側と空気流出側の圧力差が所定の値以上となる場合、更には室外ファンモータ14の電流値ないしは電力値が所定の値以上となった場合に実行される。
次に、本実施形態における空気調和装置100において実行される除霜運転について、図1、図2に基づき説明する。図2は、本実施形態における除霜運転時の制御処理のフローチャートを示している。この制御処理はマイコン19により実行される。
マイコン19により除霜運転の制御処理が実行されると、室外機1に対する処理として、室外ファン15を停止、室外膨張弁13を全閉状態、過冷却膨張弁25を所定開度(全開状態もしくは微開状態)、および除霜電磁弁23を全開状態にする(S1)。続いて、マイコン19は、室内機4に対する処理として、室内ファン43を停止し、室内膨張弁41を全閉状態にする(S2)。さらに、マイコン19は、除霜熱源を確保するために、圧縮機10の電気入力量が最大になるように圧縮機周波数を最大にする(S3)。
ステップS1〜S3が実行されることにより、図1に示す冷媒回路図において、実線矢印で示したように冷媒が流れる。すなわち、圧縮機10から配管30へ吐出された高温高圧のガス冷媒は、除霜バイパス回路17へ流入する冷媒と、四方弁11へ向かう冷媒とに分かれる。
四方弁11へ向かった高温高圧の冷媒は、四方弁11を通り、ガス阻止弁20、ガス接続配管38を通過して室内熱交換器40に流入する。室内熱交換器40へ流入した冷媒は、室内膨張弁41は、全閉になっているためこれ以上冷媒が流れることはない。
また、四方弁11および室内熱交換器41側に流れる冷媒は、冷媒経路において外気と接触するが熱量はあまり減少しない。このため、除霜開始から終了に至るまで、冷媒経路の温度及び圧力の変化がほとんど無く、暖房運転復帰と同時に室内を暖房することができる。
一方、除霜バイパス回路17に流れた高温高圧の冷媒は、除霜電磁弁23および除霜配管22を通過して、配管32に合流する。室外膨張弁13が全閉状態であるため、合流した冷媒は全て室外熱交換器12内に流入する。室外ファン15は停止しているため、室外熱交換器12内に流入した冷媒は、室外熱交換器12に付着する霜と熱交換して霜を融解させながら気液二相化して、室外熱交換器12から流出する。室外熱交換器12から流出した気液二相冷媒は、四方弁11を通過しアキュムレータ16内に流入し、アキュムレータ16により所定の冷媒かわき度に調整され圧縮機10の吸入側に流入し、圧縮機11で圧縮される。このように、除霜運転中の冷凍サイクルが形成される。すなわち、ホットガスバイパス方式により除霜運転が実行される。
また、室外膨張弁13と室内膨張弁41との間の配管33、液接続配管39内の液冷媒は、過冷却膨張弁25が全開もしくは微開状態であるため、過冷却配管26〜28および過冷却熱交換器24を介して、四方弁11およびアキュムレータ16を接続する配管34に流入する。これにより、配管34内のガス冷媒と、過冷却配管28からの液冷媒とが混ざり、アキュムレータ16に流入する冷媒のかわき度が小さくなり、かわき度が小さくなった冷媒が、圧縮機10に流入する。
図2の制御処理の説明に戻ると、マイコン19は、吐出温度センサ36および吐出圧力センサ37により、圧縮機10の吐出側における冷媒の温度および圧力を検出し、これらに基づき吐出ガス過熱度Sdを算出する(S4)。そして、算出した吐出ガス過熱度Sdが、所定の過熱度Sd0(圧縮機10の信頼性を維持できる過熱度(例えば、10K))よりも小さいか否かを判断する(S5)。吐出ガス過熱度Sdが所定の過熱度Sd0よりも小さかった場合(S5:YES)、マイコン19は、過冷却膨張弁25を全閉状態にする(S6)。これにより、圧縮機10へ戻る冷媒のかわき度が大きくなり、圧縮機10での液圧縮を防止することができ、圧縮機10の信頼性が確保される。その後、マイコン19は、ステップS8に進む。
一方、吐出ガス過熱度Sdが所定の過熱度Sd0以上であった場合(S5:NO)、マイコン19は、過冷却膨張弁25を所定開度にする(S7)。その後、マイコン19は、除霜終了条件が成立するか否かを判断する(S8)。除霜終了条件とは、例えば、室外熱交換器12の温度が所定の値(3℃)以上、または圧縮機10の吸入側圧力が所定の値(0.7MPaG)以上である。除霜終了条件が成立した場合(S8:YES)、マイコン19は、室外膨張弁13を所定の開度に設定し、室外ファン14を暖房運転に適した所定の回転数で駆動し、除霜電磁弁23を閉に設定し、室内膨張弁41を暖房ができる所定の開度に設定し、室内ファン43を所定の回転数で駆動することで除霜運転が終了し、暖房運転に戻る。
除霜終了条件が成立しなかった場合(S8:NO)、マイコン19は、ステップS4に戻る。
以上のように、本実施形態では、除霜運転時に、過冷却膨張弁25を所定開度(全開状態もしくは微開状態)に設定し、室外膨張弁13と室内膨張弁41との間の配管33、液接続配管39内の液冷媒を、過冷却配管26〜28および過冷却熱交換器24を介して、四方弁11およびアキュムレータ16を接続する配管34に流入させている。これにより、アキュムレータ16内に流入する冷媒のかわき度を小さくして、圧縮機10の温度を下げることができる。その結果、圧縮機10への電気入力量の内、圧縮機10の温度を上げるため(圧縮機10の熱容量(熱量)の増加)に用いられる電気入力量の比率を小さくし、霜を融解するために用いられる圧縮機10の電気入力量の比率を大きくすることができる。さらに、圧縮機10に蓄えられる熱容量も霜を融解する熱量として利用できるため、除霜運転時間の短縮を図ることができる。
一方、液冷媒を配管34に流入させない場合は、除霜運転において、霜の融解が進むにつれて、融解する霜の量が減少し、霜の温度が高くなると、圧縮機10の吸入側の圧力が高くなり、冷媒の密度が大きくなり、冷凍サイクルを流れる冷媒循環量が増加する。これにより、室外熱交換器12から流出する冷媒のかわき度が大きくなり、圧縮機10の温度が上昇する。このため、圧縮機10への電気入力量の内、圧縮機10の温度を上げるため(圧縮機10の熱容量(熱量)の増加)に用いられる電気入力量の比率が大きくなり、霜を融解するために用いられる圧縮機10の電気入力量が減少するため、除霜時間が長くなる。しかし、上記のように本実施形態では、液冷媒を配管34に流入させているので、霜を融解するために用いられる圧縮機10の電気入力量の比率を大きくすることができ、圧縮機10に蓄えられる熱容量も霜を融解する熱量として利用できるため、除霜運転時間の短縮を図ることができる。
また、本実施形態では、除霜運転時に、圧縮機10から吐出された吐出ガスの過熱度に応じて、過冷却膨張弁25の開度を制御し、圧縮機10へ戻す冷媒のかわき度を制御している。すなわち、圧縮機10へ戻す冷媒のかわき度が小さくなりすぎないようにして、圧縮機10における液圧縮が発生するのを防止している。これにより、圧縮機10の信頼性を確保することができる。
また、室内膨張弁41を閉止しているので、室内機4側の冷媒状態はほとんど変化がない。よって、除霜終了後は直ちに暖房が可能であり、除霜終了後の暖房立上りが非常に早く、室内を暖房する積算暖房能力も向上するため、室内の快適性が向上する。さらに、過冷却熱交換器24は、通常運転において用いた場合、蒸発器として作用する熱交換器に流入する冷媒循環量を低減できるため、蒸発器での圧力損失が低減され、空気調和装置100としての性能を向上する効果も有する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置について、図3に基づいて説明する。図3は、第2の実施形態における除霜運転時の制御処理のフローチャートを示している。図3に示した本実施形態の制御処理のうち、図2に示した第1の実施形態の制御処理と同一の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なるステップについてのみ説明を行う。
ステップS1の後、マイコン19は、室内機4に対する処理として、室内ファン43を停止し、室内膨張弁41を全開状態にする(S9)。これにより、室内熱交換器40へ流入した冷媒は、室内膨張弁41を通過して、液接続配管39を介して、室外機1へ戻る。
また、ステップS6、S7の後、マイコン19は、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第1の圧力Pc1よりも大きいか否かを判断する(S10)。第1の圧力Pc1は、除霜熱源が十分確保でき、かつ暖房感を損なわない凝縮温度に相当する圧力(例えばPc1=2.4MPaG)である。
圧縮機10の吐出圧力Pdが、第1の圧力Pc1よりも大きい場合(S10:YES)、マイコン19は、室内ファン43を所定の回転数(微風運転)で回転するように室内ファンモータ42を制御する(S11)。一方、圧縮機10の吐出圧力Pdが、所定の圧力Pc1よりも大きくない場合(S10:NO)、マイコン19は、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第2の圧力Pc2よりも小さいか否かを判断する(S12)。第2の圧力Pc2は、除霜熱源が十分に確保できず、かつ暖房感を損なう凝縮温度に相当する圧力(例えばPc2=2.2MPaG、Pc1>Pc2)である。
圧縮機10の吐出圧力Pdが、第2の圧力Pc2よりも小さい場合(S12:YES)、マイコン19は、室内ファン43を停止させる(S13)。一方、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第2の圧力Pc2よりも小さくない場合(S12:NO)、マイコン19は、ステップS8に進む。
以上のように、本実施形態では、除霜運転中において圧縮機10の吐出圧力Pdの値に応じて、室内ファン43の駆動及び停止を行う。これにより、除霜熱源が十分確保しつつ、かつ暖房感が損なわなように、除霜運転中においても室内を暖房することが可能となり、室内の空調場の快適性を向上することが可能となる。なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
次に、本発明の第3の実施形態に係る空気調和装置について、図4に基づいて説明する。図4は、第3の実施形態における空気調和装置200の冷媒回路図を示す。
空気調和装置200は、2台の室外機1a、1bと、2台の室内機4a、4bを有する。なお、室外機及び室内機の台数に関しては、説明の便宜上2台としているが、室外機及び室内機の台数として2台に限定されるものではない。
室外機1a、1bは、第1の実施形態で説明した室外機1の構成と同じ構成であるので同一の参照番号を付して説明を省略する。また、室内機4a、4bも、第1の実施形態で説明した室内機4の構成と同じ構成であるので、同一の参照番号を付して説明を省略する。なお、室外機1a、1bの各構成を区別するために、参照番号にアルファベットの添え字をしている。同様に、室外機4a、4bの各構成を区別するために、参照番号にアルファベットの添え字をしている。
室外機1aと室外機1bとは、ガス阻止弁20aに接続された室外ガス接続配管50aと、ガス阻止弁20bに接続された室外ガス接続配管50bとが、ガス側室外分配器51を介して接続されることによりガス側において互いに接続される。また、室外機1aと室外機1bとは、液阻止弁21aに接続された室外液接続配管52aと、液阻止弁21bに接続された室外液接続配管52bとが、液側室外分配器53を介して接続されることにより液側において互いに接続される。
室内機4aと室内機4bとは、室内熱交換器40aに接続された室内ガス接続配管54aと、室内熱交換器40bに接続された室内ガス接続配管54bとが、ガス側室内分配器55を介して接続されることによりガス側において互いに接続される。また、室内機4aと室内機4bとは、室内膨張弁41aに接続された室内液接続配管56aと、室内膨張弁41bに接続された室内液接続配管56bとが、液側室内分配器57を介して接続されることにより液側において互いに接続される。
そして、ガス側室外分配器51とガス側室内分配器55とがガス接続配管58により接続され、液側室外分配器53と液側室内分配器57とが液接続配管59により接続されることにより、室外機1a、1bと室内機4a、4bとが互いに接続される。
室外機1aのマイコン19aと、室外機1bのマイコン19bとは、互いに通信可能に信号線により接続され、室外機1bのマイコン19bは、室内膨張弁41a、41bおよび室内ファンモータ42a、42bを制御可能であり、室外機1aのマイコン19aは、室外機1bのマイコン19bを介して、室内膨張弁41a、41bおよび室内ファンモータ42a、42bを制御可能である。
次に、本実施形態における除霜運転について説明する。本実施形態に係る空気調和装置200の除霜運転では、一方の室外機が除霜運転を行っている場合は、他方の室外機は暖房運転を継続するように制御される。そして、一方の室外機の除霜運転が終了した後に、他方の室外機における除霜運転が実行される。このように、本実施形態の除霜運転では、交互に除霜運転が実行されるように制御される。
除霜運転を実行する室外機1a、1bでは、図2、図3で示した除霜運転と同様の制御処理が実行される。なお、図2の制御処理に基づく除霜運転を実行した場合には、ステップS2において、マイコン19は室内膨張弁41a、41bを全開状態する。
室外機1aから除霜運転が開始されると、室外機1bでは暖房運転が継続され、図4の実線矢印のように冷媒が流れる。すなわち、室外機1bにおいて、圧縮機10bで圧縮・吐出された高温高圧のガス冷媒は、配管30b、四方弁11b、ガス阻止弁20bを通過して、室外ガス接続配管50bへ流入し、ガス側室外分配器51により、室外機1a側と室内機4a、4b側に分配される。すなわち、ガス冷媒は、室外ガス接続配管50aとガス接続配管58とに流入する。
ガス接続配管58に流入した冷媒は、ガス側室内分配器55で各室内機4a、4bに分配され、各室内機4a、4bの室内熱交換器40a、40bにおいて、各室内ファン43a,43bで導入される空気と熱交換することで凝縮液化して室内を暖房する。その後、冷媒は、各室内膨張弁41a、41bを通過して、室内機4a、4bから流出し、液側室内分配器57で合流して液接続配管59を通過する。そして、冷媒は、液側室外分配器53において、室外機1aと室外機1bとに分配される。
室外機1bに分配された冷媒は、室内液接続配管52b、液阻止弁21b、配管33bを通過して、室外膨張弁13bで減圧され低温低圧の冷媒となり、室外熱交換器12bに流入する。室外熱交換器12bにおいて冷媒は、室外ファン15bにより導入される外気と熱交換することにより蒸発ガス化して、室外熱交換器12bから流出し、配管31b、四方弁11b、配管34bを通り、アキュムレータ16bに流入する。アキュムレータ16bに流入した冷媒は、所定のかわき度に調整された後、配管35bを通り、圧縮機10bの吸入側に吸入され、圧縮機10bで圧縮されることで暖房運転での冷凍サイクルが形成される。
一方、圧縮機10bから吐出されたガス冷媒のうち、室外ガス接続配管50aへ流入したガス冷媒は、ガス阻止弁20a、四方弁11a、配管30aを通り、除霜バイパス回路17aに流入する。
また、室外機1aにおいて、圧縮機10aで圧縮・吐出された高温高圧のガス冷媒は、室外機1bから分流したガス冷媒と合流して除霜バイパス回路17aに流入し、除霜電磁弁23aおよび除霜配管22aを通過して、配管32aに合流する。室外膨張弁13aが全閉状態であるため、合流した冷媒は全て室外熱交換器12a内に流入する。室外ファン15aは停止しているため、室外熱交換器12a内に流入した冷媒は、室外熱交換器12に付着する霜と熱交換して霜を融解させながら気液二相化して、室外熱交換器12aから流出する。室外熱交換器12aから流出した気液二相冷媒は、四方弁11を通過しアキュムレータ16a内に流入し、アキュムレータ16aにより所定の冷媒かわき度に調整され圧縮機10aの吸入側に流入し、圧縮機11で圧縮される。このように、室外機1aにおいて除霜運転中の冷凍サイクルが形成される。
また、液側室外分配器53において、室外機1aに分配された冷媒は、過冷却バイパス回路18aに流入し、過冷却膨張弁25aで所定の流量に調整され、過冷却配管27a、28aおよび過冷却熱交換器24aを通り、四方弁11aおよびアキュムレータ16aを接続する配管34aに流入する。これにより、配管34a内のガス冷媒と、過冷却配管28aからの液冷媒とが混ざり、アキュムレータ16aに流入する冷媒のかわき度が小さくなり、かわき度が小さくなった冷媒が圧縮機10aに流入する。これにより、第1の実施形態の空気調和装置100と同様に、霜を融解するために用いられる圧縮機3aの電気入力量を増加させるばかりか、圧縮機3aの熱容量分も霜を融解する熱量として利用するため除霜運転時間の短縮を図ることができる。
次に、室外機1aの除霜運転が終了すると、室外機1aは除霜運転から暖房運転に切替えられ、室外機1bは暖房運転から除霜運転に切替えられ、破線矢印のように冷媒が流れる。すなわち、室外機1aにおいて、圧縮機10aで圧縮・吐出された高温高圧のガス冷媒は、配管30a、四方弁11a、ガス阻止弁20aを通過して、室外ガス接続配管50aへ流入し、ガス側室外分配器51により、室外機1b側と室内機4a、4b側に分配される。
室内機4a、4b側に分配された冷媒の流れは、上記と同様なので説明を省略する。また、室内機1bにおける除霜運転は、上記の室外機1aにおける除霜運転と同様であるので説明を省略し、室内機1aにおける暖房運転は、上記の室外機1bにおける暖房運転と同様であるので説明を省略する。
室外機1bにおける除霜運転においても、配管34b内のガス冷媒と、過冷却配管28bからの液冷媒とが混ざり、アキュムレータ16bに流入する冷媒のかわき度が小さくなり、かわき度が小さくなった冷媒が圧縮機10bに流入する。これにより、第1の実施形態の空気調和装置100と同様に、霜を融解するために用いられる圧縮機3bの電気入力量を増加させるばかりか、圧縮機3bの熱容量分も霜を融解する熱量として利用するため除霜運転時間の短縮を図ることができる。
以上のように、本実施形態では、複数台の室外機を交互に除霜することにより、暖房運転している室外機の外気から吸熱した熱量及び圧縮機の電気入力量を、室内機及び除霜運転している室外機に導入することができる。よって、単体機で除霜運転を行う場合と比較して除霜熱源を大きくすることができるため、除霜運転時間を短縮することが可能となる。また、室内機側へ送られる熱量も増加するため、除霜運転中における室内ファンの運転時間も長くなり、その結果、除霜運転中の室内の暖房能力も向上するため、室内の快適性も向上する効果を有する。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
例えば、第2の実施形態において、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第1の圧力Pc1よりも大きい場合(S10:YES)、室内ファン43を所定の回転数(微風運転)で回転させ(S11)、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第2の圧力Pc2よりも小さい場合(S12:YES)、室内ファン43を停止させた(S13)。しかし、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第1の圧力Pc1よりも大きい場合、室内ファン43の回転数を一段階アップさせるようにしても良く、圧縮機10の吐出圧力Pdが、第2の圧力Pc2よりも小さい場合、室内ファン43の回転数を一段階ダウンさせるようにしても良い。
また、第3の実施形態において、除霜運転は室外機1aから実行したが、室外機1bから実行しても良い。
1:室外機、 4:室内機、 10:圧縮機、 11:四方弁、 12:室外熱交換器、 13:室外膨張弁、 16:アキュムレータ、 17:除霜バイパス回路、 18:過冷却回路、 19:マイコン、 22:バイパス配管、 23:除霜電磁弁、 25:過冷却熱交換器、 26〜28:過冷却配管、 30〜34:配管、 40:室内熱交換器、 41:室内膨張弁、 43:室内ファン、 38、58:ガス接続配管 39、59:液接続配管 100、200:空気調和装置

Claims (6)

  1. 室外機と、前記室外機にガス接続配管および液接続配管を介して接続された室内機と、制御部とを備える空気調和装置であって、
    前記室外機は、
    冷媒を吐出する圧縮機と、
    前記冷媒の流れを切り替えるための四方弁と、
    前記冷媒と外気との間で熱交換するための室外熱交換器と、
    前記冷媒の流量を調整可能な室外膨張弁と、
    前記冷媒のかわき度を調整するためのアキュムレータと、
    前記圧縮機と前記四方弁とを接続する第1の配管と、
    前記室外熱交換器と前記室外膨張弁とを接続する第2の配管と、
    前記室外膨張弁と前記液接続配管との間での前記冷媒の流通を可能にする第3の配管と、
    前記四方弁と前記アキュムレータとを接続する第4の配管と、
    前記第3の配管に設けられた過冷却回路と、
    バイパス回路と、を有し、
    前記過冷却回路は、
    過冷却熱交換器と、
    前記第3の配管と前記過冷却熱交換器とを接続し、前記第3の配管を流れる前記冷媒の一部が流入する第5の配管と、
    前記第5の配管に設けられ、前記第3の配管から前記過冷却熱交換器へ流れる前記冷媒の流量を調整可能な過冷却膨張弁と、
    前記第4の配管と前記過冷却熱交換器とを接続する第6の配管と、を有し、
    前記バイパス回路は、
    前記第1の配管と前記第2の配管とを接続する第7の配管と、
    前記第7の配管に設けられ、前記第7の配管の流路を開閉する電磁弁と、と有し、
    前記室内機は、
    前記冷媒と内気との間で熱交換するための室内熱交換器と、
    前記冷媒の流量を調整可能な室内膨張弁と、を有し、
    前記制御部は、除霜運転において、前記四方弁を暖房運転時の状態に維持し、前記室内膨張弁を閉状態にし、前記室外膨張弁を閉状態にすると共に、前記電磁弁を開状態にして前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第7の配管を通過させ前記室外熱交換器へ流入するようにし、前記過冷却膨張弁を所定の開度にして前記第3の配管を流れる冷媒を前記第5の配管および前記第6の配管を通過させ前記第4の配管に流入させる空気調和装置。
  2. 前記制御部は、前記圧縮機から吐出された冷媒の過熱度に応じて、前記過冷却膨張弁を所定の開状態または閉状態にする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、除霜運転において、前記室内膨張弁を開状態にし、前記圧縮機から吐出された冷媒の吐出圧力に応じて、前記室内機の室内ファンの回転を制御する請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 第1の室外機および第2の室外機と、前記第1の室外機および前記第2の室外機にガス接続配管および液接続配管を介して接続された複数の室内機と、制御部とを備える空気調和装置であって、
    前記第1の室外機および前記第2の室外機のそれぞれは、
    冷媒を吐出する圧縮機と、
    前記冷媒の流れを切り替えるための四方弁と、
    前記冷媒と外気との間で熱交換するための室外熱交換器と、
    前記冷媒の流量を調整可能な室外膨張弁と、
    前記冷媒のかわき度を調整するためのアキュムレータと、
    前記圧縮機と前記四方弁とを接続する第1の配管と、
    前記室外熱交換器と前記室外膨張弁とを接続する第2の配管と、
    前記室外膨張弁と前記液接続配管との間での前記冷媒の流通を可能にする第3の配管と、
    前記四方弁と前記アキュムレータとを接続する第4の配管と、
    前記第3の配管に設けられた過冷却回路と、
    バイパス回路と、を有し、
    前記過冷却回路は、
    過冷却熱交換器と、
    前記第3の配管と前記過冷却熱交換器とを接続し、前記第3の配管を流れる前記冷媒の一部が流入する第5の配管と、
    前記第5の配管に設けられ、前記第3の配管から前記過冷却熱交換器へ流れる前記冷媒の流量を調整可能な過冷却膨張弁と、
    前記第4の配管と前記過冷却熱交換器とを接続する第6の配管と、を有し、
    前記バイパス回路は、
    前記第1の配管と前記第2の配管とを接続する第7の配管と、
    前記第7の配管に設けられ、前記第7の配管の流路を開閉する電磁弁と、を有し、
    前記複数の室内機のそれぞれは、
    前記冷媒と内気との間で熱交換するための室内熱交換器と、
    前記冷媒の流量を調整可能な室内膨張弁と、を有し、
    前記制御部は、暖房運転中に前記第1の室外機および前記第2の室外機において除霜運転が必要な場合、前記第1の室外機を除霜運転に切り替える共に、前記第2に室外機は暖房運転を継続し、前記第1の室外機の除霜運転が終了した後に、前記第1の室外機を暖房運転に切り替えると共に、前記第2の室外機を除霜運転に切り替え、
    前記制御部は、前記第1の室外機および前記第2の室外機の除霜運転において、前記四方弁を暖房運転時の状態に維持し、前記室内膨張弁を閉状態にし、前記室外膨張弁を閉状態にすると共に、前記電磁弁を開状態にして前記圧縮機から吐出された冷媒を前記第7の配管を通過させ前記室外熱交換器へ流入するようにし、前記過冷却膨張弁を所定の開度にして前記第3の配管を流れる冷媒を前記第5の配管および前記第6の配管を通過させ前記第4の配管に流入させる空気調和装置。
  5. 前記制御部は、前記圧縮機から吐出された冷媒の過熱度に応じて、前記過冷却膨張弁を所定の開状態または閉状態にする請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、除霜運転において、前記室内膨張弁を開状態にし、前記圧縮機から吐出された冷媒の吐出圧力に応じて、前記室内機の室内ファンの回転を制御する請求項4または請求項5に記載の空気調和装置。
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