JP2015117463A - シンク用止水材及びこれを用いたシンクの止水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】水の浸入を防止することのできるシンク用止水材を提供すること。
【解決手段】カウンター2の天板21の開口部22に組み付けられるシンク3の止水に用いられるシンク用止水材1であって、シンク3の開口部34のフランジ部周縁332を覆う本体部11と、本体部11に形成され、フランジ部周縁332が挿入されて係合するフランジ溝部13と、本体部11の上面から延出し、カウンター2の天板21に当接する第1延出部12と、を備えるシンク用止水材1である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シンク用止水材及びこれを用いたシンクの止水構造に関する。詳細には、カウンターにシンクを取り付ける際に、カウンターとシンクとの取り付け部分に配置されるシンク用止水材及びこれを用いたシンクの止水構造に関する。
従来、台所等に配置されるシンクをカウンターに取り付ける際、シンクのフランジ部とカウンターとが接する箇所には、接着剤を塗布することで、隙間が生じることを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−254419号公報
ところで、カウンター及びシンクは、通常異なる素材で構成され、互いに線膨張係数が異なる。このため、接着剤としては追従性及び柔軟性のあるシリコン接着剤が好ましく用いられる。しかしながら、シリコン接着剤によっても十分な接着性が得られない場合があり、接着剤が剥離した場合には、カウンターとシンクとの間に隙間が生じ、水が浸入する恐れがあった。
本発明は、水の浸入を確実に防止することのできるシンク用止水材を提供することを目的とする。
(1) 上記目的を達成するため本発明は、カウンター(例えば、後述のカウンター2)の天板(例えば、後述の天板21)の開口部(例えば、後述の開口部22)に組み付けられるシンク(例えば、後述のシンク3)の止水に用いられるシンク用止水材(例えば、後述のシンク用止水材1)であって、シンクの開口部(例えば、後述の開口部34)のフランジ部周縁(例えば、後述のフランジ部周縁332)を覆う本体部(例えば、後述の本体部11)と、前記本体部に形成され、前記フランジ部周縁が挿入されて係合するフランジ溝部(例えば、後述のフランジ溝部13)と、前記本体部の上面から延出し、前記カウンターの天板に当接する第1延出部(例えば、後述の第1延出部12)と、を備えるシンク用止水材を提供する。
本発明では、カウンターの天板の開口部に組み付けられるシンクの止水に用いられるシンク用止水材を、シンクの開口部のフランジ部周縁を覆う本体部と、本体部に形成され、フランジ部周縁が挿入されて係合するフランジ溝部と、本体部の上面から延出し、カウンターの天板に当接する第1延出部と、を含んで構成する。
これにより、例えばカウンターとシンクとの間に隙間が生じた場合であっても、シンクのフランジ部周縁がシンク用止水材の本体部により覆われているため、フランジ部を伝う水滴を止水できる。また、第1延出部がカウンターの天板に当接するため、カウンターを伝う水滴を第1延出部により止水することができる。したがって、本発明のシンク用止水材によれば、カウンター天板の裏側に設けられた木質基材への水の浸入を確実に防止することができる。ひいては、水の浸入によるカウンターキャビネットの膨張及び破損を抑制できる。
(2) 前記本体部は、環状の弾性部材で構成され、前記第1延出部は、弾性部材で構成され且つ前記本体部の全周に亘って形成されていることが好ましい。
この発明では、本体部を環状の弾性部材で構成し、第1延出部を、弾性部材で構成し且つ本体部の全周に亘って形成する。
これにより、フランジ部を伝う水滴を止水する本体部及びカウンターを伝う水滴を止水する第1延出部が、環状の弾性部材で形成されるため、シンクの全周に亘って水の浸入を確実に防止することができる。
(3) 前記本体部の下面から延出する第2延出部(例えば、後述の第2延出部114)をさらに備え、前記第2延出部は、前記本体部の全周に亘って形成されるとともに、その内側面に周方向に延びるリブ(例えば、後述のリブ115)を有することが好ましい。
本発明では、本体部の下面から延出する第2延出部をさらに含んで構成し、第2延出部を、本体部の全周に亘って形成する。また、第2延出部の内側面に周方向に延びるリブを含んで構成する。
これにより、本体部に形成されたフランジ溝部を開きやすくなるとともに、リブを触ることで本体部の端部を触知することができるため、シンク用止水材の取り付け作業が容易になる。
(4) 前記フランジ溝部は、奥側ほど幅が広いことが好ましい。
本発明では、フランジ溝部を、奥側ほど幅を広く形成する。このため、シンクのフランジ部周縁は、フランジ溝部の手前側(入口側)の幅の狭い部分によりしっかりと支持される。よって、水の浸入を確実に防止することができる。
(5) 前記第1延出部は、前記本体部の上面から垂直に延びて形成されることが好ましい。
この発明では、第1延出部を、本体部の上面から垂直に延びるように形成する。これにより、第1延出部がカウンターの天板の下面に当接することで、水の浸入を防ぐ防護壁として機能し、確実に止水できる。また、第1延出部が弾性部材で構成される場合には、第1延出部がカウンターの天板の下面に当接して変形することで、天板の下面を押圧する方向に付勢力が作用する結果、より確実に止水できる。
(6) 前記第1延出部は、屈曲部(例えば、後述の先端側屈曲部121,基端側屈曲部122,中央側屈曲部123,当接部屈曲部12c)を有することが好ましい。
この発明では、第1延出部を、屈曲部を含んで構成する。これにより、第1延出部がカウンターの天板の下面に当接することで、水の浸入を防ぐ防護壁として機能し、確実に止水できる。また、第1延出部が弾性部材で構成される場合には、第1延出部がカウンターの天板の下面に当接して変形することで、天板の下面を押圧する方向に付勢力が作用する結果、より確実に止水できる。
(7) カウンターの天板の開口部に組み付けられるシンクの止水構造であって、前記シンクは、その開口部のフランジ部の上面が前記カウンターの天板の開口部近傍の下面に接着剤(例えば、後述の接着剤9)で接着されて組み付けられ、前記シンクの開口部のフランジ部周縁には、(1)〜(6)に記載のシンク用止水材が取り付けられるシンクの止水構造が好ましい。
この発明では、カウンターの天板の開口部に組み付けられるシンクの止水構造において、シンクの開口部のフランジ部の上面をカウンターの天板の開口部近傍の下面に接着剤で接着して組み付け、シンクの開口部のフランジ部周縁に、(1)〜(6)に記載のシンク用止水材を取り付ける。
これにより、カウンターとシンクとは、接着剤によっても接合され、より密着して接合される。また、万が一、接着剤が剥離したり、接着剤とフランジ部又はカウンターの間に隙間が生じるようなことがあっても、シンク用止水材により止水されるため、水がカウンターの内奥まで侵入することが防止される。
(8) 前記カウンターの天板の開口部近傍の下面には、前記接着剤が充填される接着溝部(例えば、後述の接着溝部23)が形成されていることが好ましい。
この発明では、カウンターの天板の開口部近傍の下面に、接着剤が充填される接着溝部を形成する。これにより、接着溝部の周辺よりも接着溝部の内部により多くの接着剤が充填される。したがって、カウンターの天板の開口部近傍の下面における接着剤の追従性が向上する結果、カウンターとシンクをより強力に接合でき、従来よりも接着剤の厚みを薄くできる。
(9) 前記カウンターの天板は、人造大理石で構成され、前記シンクは、金属で構成され、前記接着剤は、シリコン接着剤であることが好ましい。
この発明では、カウンターとシンクとを異なる材質により構成する。このような場合でも、シリコン接着剤が異なる膨張係数を有する材質に対応して伸びるため、シンクがカウンターに良好に接着され、水の浸入を防止できる。
本発明によれば、水の浸入を確実に防止することのできるシンク用止水材を提供することができる。
本発明のシンク用止水材が設けられるシンク及びカウンターを示す斜視図である。 第1実施形態のシンク用止水材が設けられたシンク及びカウンターの断面概略図である。 第1実施形態に係るシンク用止水材の断面図である。 第2実施形態に係るシンク用止水材の断面図である。 第3実施形態に係るシンク用止水材の断面図である。 第4実施形態に係るシンク用止水材の断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、第1実施形態のシンク用止水材1が設けられるシンク3及びカウンター2を示す斜視図である。図2は、シンク用止水材1が設けられたシンク3及びカウンター2の断面概略図である。
図1及び図2に示すように、カウンター2は、天板21と、開口部22と、開口縁22aと、接着溝部23(図2参照)と、を有する。
天板21は、平坦な板状の部材である。開口部22は、天板21に形成された貫通孔である。開口縁22aは、開口部22の端縁である。接着溝部23は、天板21の下面側に、開口縁22aからカウンター2の内側で開口部22の周囲に沿って形成されている。カウンター2の天板21は、例えば人造大理石で構成されている。
シンク3は、上部が開口した凹形状を有し、開口部34と、底面部31と、側壁部32と、フランジ部33と、を有する。
開口部34は、シンク3の上方に位置している。底面部31は、カウンター2の開口部22の下方に配置される。底面部31には排水孔4が形成されている。側壁部32は、底面部31の周囲から開口部34に向かって起立する。
フランジ部33は、開口部34の周縁に沿って、側壁部32の上端から外側に延出する。フランジ部33は、平坦部331と、フランジ部周縁332と、を有する。
平坦部331は、側壁部の上端から略水平方向に平坦に延びる。
フランジ部周縁332は、フランジ部33の外周の端部である。フランジ部周縁332は、平坦部331から連続し、先端側が下方に反るように屈曲している。
シンク3は、図2に示すように、フランジ部33における平坦部331の上面と、カウンター2の接着溝部23及び開口部22近傍の下面との間に、シリコン接着剤9を充填して、カウンター2に接合されている。また、シンク3は、カウンター2の下方に配置される基材5に、支持部材6を介して固定されている。詳細には、基材5は天板21の下面側に配置され、この基材5に下側から上方に向かって延びる支持部材6がビス61により固定されている。支持部材6の上端部は、基材5から開口縁22a側に延び、フランジ部33の平坦部331を下側から支持している。
シンク3は、金属、例えばステンレススチール(SUS)で構成されている。
シンク用止水材1は、シンク3のフランジ部周縁332に沿って配置される。シンク用止水材1は、環状の弾性部材で構成され、例えば、ゴムで形成されている。
図3は、本実施形態のシンク用止水材1の断面図である。図3に示すように、シンク用止水材1は、本体部11と、フランジ溝部13と、第1延出部12と、第2延出部114と、を備える。
本体部11は、平面視で環状に形成され、断面視で略コの字形状を有しており、本体上面部111と、本体下面部112と、接続部113と、を有する。
本体上面部111は、シンク用止水材1がシンク3に取り付けられる際に、フランジ部33の上面側に当接する部分である。本体上面部111は、基部111aと、傾斜部111bと、を有する。基部111aは、本体部11のコの字における閉端部側で、同じ厚みで形成される平坦な部分である。傾斜部111bは、本体部11のコの字における端部側に形成される。傾斜部111bは、フランジ部33に当接する内側面が、図3に示すように断面視で直線状に延びており、外側面が先端部に向かって細くなるように傾斜している。
本体下面部112は、シンク用止水材1がシンク3に取り付けられる際に、フランジ部33の下面側に当接する部分である。本体下面部112は、本体上面部111と向かい合っており、コの字の閉端部側では本体上面部111と平行に延びている。
接続部113は、本体上面部111及び本体下面部112を接続する部分であり、コの字の閉端部を構成する。接続部113において、フランジ部33の端部に当接する部分の寸法は、フランジ部33の厚さ寸法に対応している。
フランジ溝部13は、本体部11に形成される凹部である。フランジ溝部13は、本体上面部111と、本体下面部112と、接続部113それぞれの内側面により形成されている。フランジ溝部13には、シンク用止水材1がシンク3に取り付けられる際に、シンクのフランジ部周縁332が挿入される。
第1延出部12は、本体部11の上面から上方に所定の高さ延出する部分である。第1延出部12は、本体上面部111及び本体下面部112よりも薄い平板状の部分が、第1延出部12に対して略垂直方向に延出して形成される。第1延出部12は、環状の本体部11の全周に亘って形成されている。
第2延出部114は、本体部11における本体下面部112から屈曲して下方に延出している。第2延出部114は、本体部11の全周に亘って形成されている。
リブ115は、第2延出部114の内側面(本体上面部111側の面)に形成される突起である。
図2に戻って、第1実施形態におけるシンク用止水材1を用いたシンク3の止水構造について説明する。
シンク3のフランジ部33のフランジ部周縁332は、シンク用止水材1のフランジ溝部13に挿入され、カウンター2の開口部22近傍の下面に配置されている。フランジ部周縁332が下方に向かって屈曲しているため、フランジ部周縁332がフランジ溝部13に挿入されると、本体部11の本体上面部111がカウンター2の下面に当接して屈曲する。ここで、本体上面部111の先端側には傾斜部111bが形成されているため、傾斜部111bの上面がカウンター2の下面に沿って当接される。
第1延出部12は、フランジ部33から外側、すなわちカウンター2の奥側に向かって折れ曲がり、天板21の下面に当接する。第1延出部12は、シンク用止水材1をフランジ部33に取り付ける前は、本体部11に対して略垂直に延びるように形成されている。このため、第1延出部12が天板21の下面に当接する状態では、もとの状態に戻ろうとする力が加わり、第1延出部12は天板21の下面を押圧する付勢力が作用する。
本体部11の本体上面部111における傾斜部111bの先端からカウンター2の開口縁22aまでの間、フランジ部33の平坦部331の上面とカウンター2の下面における開口部22の近傍には、接着剤9が充填されている。特に、カウンター2の下面の接着溝部23では、開口部22の近傍と比べて、接着溝部23が形成されている分、接着剤9は厚く充填されている。接着溝部23に接着剤9が厚く充填されるため、人造大理石で形成されるカウンター2及びステンレススチールで形成されるシンク3を接着する場合でも、接着剤9の伸び量が大きくなり、それぞれの素材が膨張しても接着剤9が追従する。
フランジ部33とカウンター2の開口縁22aとの間は、上述の通り接着剤9で封止されているので、水が内部に入らないように形成されている。仮に接着剤9が剥離し、接着剤9とフランジ部33又はカウンター2との間に隙間が生じ、この隙間に水が浸入するようなことがあったとしても、水は本体部11に止水される。また、水が本体部11の本体上面部111とカウンター2の下面の間に侵入した場合でも、第1延出部12が天板21の下面を押圧するように配置されているので、水は、第1延出部12で止水される。
以上の構成を備える第1実施形態に係るシンク用止水材1及びこれを用いたシンク3の止水構造によれば、以下の効果が奏される。
第1実施形態では、カウンター2の天板21の開口部22に組み付けられるシンク3の止水に用いられるシンク用止水材1を、シンク3の開口部34のフランジ部周縁332を覆う本体部11と、本体部11に形成され、フランジ部周縁332が挿入されて係合するフランジ溝部13と、本体部11の上面から延出し、カウンター2の天板21に当接する第1延出部12と、を含んで構成した。
これにより、例えばカウンター2とシンク3との間に隙間が生じた場合であっても、シンク3のフランジ部周縁332がシンク用止水材1の本体部11により覆われているため、フランジ部33を伝う水滴を止水できる。また、第1延出部12がカウンター2の天板21に当接するため、カウンター2を伝う水滴を第1延出部12により止水することができる。したがって、本発明のシンク用止水材によれば、カウンター2の天板21の裏側に設けられた木質基材への水の浸入を確実に防止することができる。ひいては、水の浸入によるカウンターキャビネットの膨張及び破損を抑制できる。
また、第1実施形態では、本体部11を環状の弾性部材で構成し、第1延出部12を弾性部材で構成し且つ本体部11の全周に亘って形成した。
これにより、フランジ部を伝う水滴を止水する本体部及びカウンターを伝う水滴を止水する第1延出部が、環状の弾性部材で形成されるため、シンクの全周に亘って水の浸入を確実に防止することができる。
また、第1実施形態では、第1延出部12を、本体部11の上面から垂直に延びるように形成した。
これにより、第1延出部12がカウンター2の天板21の下面に当接することで、水の浸入を防ぐ防護壁として機能し、確実に止水できる。また、第1延出部12が弾性部材で構成される場合には、第1延出部12がカウンター2の天板21の下面に当接して変形することで、天板21の下面を押圧する方向に付勢力が作用する結果、より確実に止水できる。
また、第1実施形態では、本体部11の下面から延出する第2延出部114をさらに含んで構成し、第2延出部114を、本体部11の全周に亘って形成した。また、第2延出部114の内側面に周方向に延びるリブ115を含んで構成した。これにより、本体部11に形成されたフランジ溝部13を開きやすくなるとともに、リブ115を触ることで本体部11の端部を触知することができるため、シンク用止水材1の取り付け作業が容易になる。
また、第1実施形態では、カウンター2の天板21の開口部に組み付けられるシンク3の止水構造において、シンク3の開口部34のフランジ部33の上面をカウンター2の天板21の開口部22近傍の下面に接着剤9で接着して組み付け、シンク3の開口部34のフランジ部周縁332に、シンク用止水材1を取り付けた。
これにより、カウンター2とシンク3とは、接着剤9によっても接合され、より密着して接合される。また、万が一、接着剤9が剥離したり、接着剤9とフランジ部33又はカウンター2の間に隙間が生じるようなことがあっても、シンク用止水材1により止水されるため、水がカウンターの内奥まで侵入することが防止される。
また、第1実施形態では、カウンター2の天板21の開口部22近傍の下面に、接着剤9が充填される接着溝部23を形成した。これにより、接着溝部23の周辺よりも接着溝部23の内部により多くの接着剤9が充填される。したがって、カウンター2の天板21の開口部22近傍の下面における接着剤9の追従性が向上する結果、カウンター2とシンク3をより強力に接合でき、従来よりも接着剤の厚みを薄くできる。
また、第1実施形態では、カウンター2とシンク3とを異なる材質により構成した。このような場合でも、シリコン接着剤9が異なる膨張係数を有する材質にそれぞれ対応して伸びるため、シンク3がカウンター2に良好に接着され、水の浸入を防止できる。
次に、図4〜6を参照して、第2実施形態〜第4実施形態に係るシンク用止水材1A〜1Cについて説明する。図4〜6において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を用いる。
図4は第2実施形態に係るシンク用止水材1Aを示す。第2実施形態では、主にフランジ溝部13の幅は、奥側ほど幅が広くなっている点で第1実施形態と異なっている。すなわち、本体部11における本体上面部111及び本体下面部112との間隔が、接続部113から本体部11の端部側に向かって徐々に狭くなっている。
また、第1延出部12は、接続部113側(カウンター2の奥側)に向かって屈曲する屈曲部としての先端側屈曲部121を有する。先端側屈曲部121は、第1延出部12の先端が、略90度屈曲して形成されている。
以上の構成を備える第2実施形態に係るシンク用止水材1Aによれば、以下の効果が奏される。
第2実施形態では、フランジ溝部13を、奥側ほど幅を広く形成した。このため、シンクのフランジ部周縁は、フランジ溝部の手前側(入口側)の幅の狭い部分によりしっかりと支持される。よって、水の浸入を確実に防止することができる。
また、第2実施形態では、第1延出部12を、先端側屈曲部121を含んで構成した。これにより、第1延出部の把持が容易になり作業性が向上する。
図5は第3実施形態に係るシンク用止水材1Bを示す。第3実施形態では、第1延出部12が、屈曲部としての基端側屈曲部122及び中央側屈曲部123を有する点で上記の実施形態と異なっている。
基端側屈曲部122は、第1延出部12の基端側で奥側(接続部113側)に向かって傾斜するように屈曲している。第1延出部12の基端側と本体上面部111との角度θ1は、断面視で40度〜60度である。
中央側屈曲部123は、第1延出部12の高さ方向における中央部において、本体部11の手前側(カウンター2の開口部22側)に向かって屈曲している。第1延出部12の中央部における本体部11の手前側の角度θ2は、85度〜95度である。
このため、シンク3をカウンター2に取り付ける際、本体部11の端部側へ向いた第1延出部12を反対側の接続部113側に折り曲げて天板21の下面に当接させることとなり、上記の実施形態と比べて天板21の下面を押圧する力が大きくなる。
なお、第3実施形態では、第2実施形態と同様に、フランジ溝部13の奥側ほど幅が広く形成されており、本体上面部111及び本体下面部112との間隔が、奥側から本体部11の手前側に向かって徐々に狭く形成されている。
以上の構成を備える第3実施形態に係るシンク用止水材1Bによれば、以下の効果が奏される。
第3実施形態では、第1延出部12を、基端側屈曲部122及び中央側屈曲部123を含んで構成した。
これにより、第1延出部12がカウンター2の天板21の下面に当接することで、水の浸入を防ぐ防護壁として機能し、確実に止水できる。また、第1延出部12が弾性部材で構成される場合には、第1延出部12がカウンター2の天板21の下面に当接して変形することで、天板21の下面を押圧する方向に付勢力が作用する結果、より確実に止水できる。
図6は第4実施形態に係るシンク用止水材1Cを示す。第4実施形態では、第1延出部12が、当接部12aと、当接部支持部12bと、当接部12a及び当接部支持部12bを接続する当接部屈曲部12cと、を有する点で上記の実施形態と異なる。第4実施形態における第1延出部は、断面視で略三角形に形成され、内部が中空になっている。
当接部12aは、本体部11の本体上面部111から接続部113側に傾斜している。
当接部支持部12bは、本体部11の接続部113から当接部12aの上端に連続し、傾斜した当接部12aを支持している。
当接部屈曲部12cは、当接部12aから当接部支持部12bへ連続して屈曲する部分である。
第4実施形態では、シンク3をカウンター2に取り付ける際、天板21の下面から当接部12aを下方に対して押す力に対向して、当接部支持部12bが当接部12aをカウンター2の下面に押圧する。これにより、当接部12aとカウンター2とがより密着する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態において本体部11は、第2延出部114を有するが、第2延出部114を有さずともよい。すなわち、本体上面部111及び本体下面部112が、接続部113から本体部11の端部まで、平行して延びていてもよい。
1 シンク用止水材
2 カウンター
3 シンク
9 接着剤
11 本体部
12 第1延出部
12c 当接部屈曲部(屈曲部)
13 フランジ溝部
21 天板
23 接着溝部
34 開口部
114 第2延出部
115 リブ115
121 先端側屈曲部(屈曲部)
122 基端側屈曲部(屈曲部)
123 中央側屈曲部(屈曲部)
332 フランジ部周縁

Claims (9)

  1. カウンターの天板の開口部に組み付けられるシンクの止水に用いられるシンク用止水材であって、
    前記シンクの開口部のフランジ部周縁を覆う本体部と、
    前記本体部に形成され、前記フランジ部周縁が挿入されて係合するフランジ溝部と、
    前記本体部の上面から延出し、前記カウンターの天板に当接する第1延出部と、を備えるシンク用止水材。
  2. 前記本体部は、環状の弾性部材で構成され、
    前記第1延出部は、弾性部材で構成され且つ前記本体部の全周に亘って形成されている請求項1に記載のシンク用止水材。
  3. 前記本体部の下面から延出する第2延出部をさらに備え、
    前記第2延出部は、前記本体部の全周に亘って形成されるとともに、その内側面に周方向に延びるリブを有する請求項1又は2に記載のシンク用止水材。
  4. 前記フランジ溝部は、奥側ほど幅が広い請求項1から3いずれかに記載のシンク用止水材。
  5. 前記第1延出部は、前記本体部の上面から垂直に延びて形成される請求項1から4いずれかに記載のシンク用止水材。
  6. 前記第1延出部は、屈曲部を有する請求項1から5いずれかに記載のシンク用止水材。
  7. カウンターの天板の開口部に組み付けられるシンクの止水構造であって、
    前記シンクは、その開口部のフランジ部の上面が前記カウンターの天板の開口部近傍の下面に接着剤で接着されて組み付けられ、
    前記シンクの開口部のフランジ部周縁には、請求項1〜6に記載のシンク用止水材が取り付けられるシンクの止水構造。
  8. 前記カウンターの天板の開口部近傍の下面には、前記接着剤が充填される接着溝部が形成されている請求項7に記載のシンクの止水構造。
  9. 前記カウンターの天板は、人造大理石で構成され、
    前記シンクは、金属で構成され、
    前記接着剤は、シリコン接着剤である請求項7又は8に記載のシンクの止水構造。
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