JP2015116623A - ゴム成形品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品部と不要部との連続部分をきれいに切断すると共に、製品部と不要部との分離作業を効率よく行うことができるゴム成形品の製造方法を提供する。
【解決手段】平坦部11Aと、第1の肉厚部11Bと、製品部11Cと、第2の肉厚部11Dと、平坦部12とが連続して一体となるように成形されたゴム材料を液体に浸漬する工程と、液体に浸漬されたゴム材料に超音波を放射することによって、平坦部11A、第1の肉厚部11B、第2の肉厚部11D及び平坦部12と、製品部11Cと、を分離する工程と、を備えたゴム成形品の製造方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は、成形されたゴム材料から製品部と不要部とを分離させて行うゴム成形品の製造方法に関する。
成形されたゴム材料から製品部と不要部とを分離させる方法として、ニッパー、カッター又は鋏等を用いて人手で製品部を切り取る方法が挙げられる。また、カッター若しくは鑢等を機械に取り付けて自動で製品部を切り取ったり削り取ったりする方法、又は人手若しくは機械で不要部を引っ張って不要部を除去する方法、も知られている。
しかしながら、上記のような方法は、不要部の除去が不完全であったり、又は製品部の一部を欠いてしまったりする問題があり、更に、製品部が小さい場合には不要部の除去そのものが難しいという問題もある。また、上記のような方法では、1個ずつ不要部の除去が行われるため、Oリング等、大量に製造される精密ゴム成形品では不要部の除去にかかる時間が長くなるので実用性に欠ける。
また、精密ゴム成形品における不要部の除去方法として、製品の形状に合わせた打抜き金型(又は打抜き刃)を作製し、打抜きプレス機を用いて製品部を打ち抜く方法が知られている。この方法では、一度に大量に製品部と不要部とを分離可能である。しかしながら、一般的に精密ゴム成形品は、その種類が多く、製品ごとに打抜き金型が必要である。このように、製品ごとに打抜き金型が必要であり、更に製品の変更に合わせて打抜き金型を交換して調整する作業が必要であるため、相当の時間を要するという問題がある。
また、打抜き金型で分離を行うためには、ゴム材料に打抜きによる破断箇所を予め設けておくと共に、ゴム材料を打抜き金型に正確に取り付ける必要がある。すなわち、製品部の周辺に意図的に肉厚部を設けると共に、製品部と肉厚部との境目を破断箇所とし、打抜き金型が確実に破断箇所を破断するように、打抜き金型に対するゴム材料の位置合わせを正確に行わなければならない。また、ゴム材料は、樹脂又は金属と比較して成形精度が低く、寸法のばらつきがあるのが通常である。よって、打抜き金型にゴム材料を取り付けるのは熟練を要する作業であり、打抜きの自動化は難しいという問題がある。
打抜き以外で不要部の除去を行う方法としては、特開平2−109687号公報又は特開平4−176565号公報に記載されているショットブラスト機を用いる方法が知られている。この方法では、成形されたゴム材料に液体窒素(又は液化炭酸ガス)を吹き付けて、このゴム材料をガラス転移温度(例えば−60℃以上、−10℃以下の温度)以下に冷却する。そして、メディアと称される微小な樹脂材料の投射材をゴム材料に投射することによって、ゴム材料における肉薄の不要部を脆性破壊する。この方法では、ゴム成形品の形状又は大きさが異なっていても同じショットブラスト機で不要部を除去することが可能であり、ショットブラスト機における運転条件の変更だけで作業を行うことが可能となる。
特開平2−109687号公報 特開平4−176565号公報
上述した打抜きプレス機を用いた方法は、成形されたゴム材料の製品部を打抜くことによって製品部を不要部から分離するものである。この方法では、製品部を不要部から引きちぎっているので、製品部と不要部との連続部分をきれいに切断することができないという問題がある。また、上述したショットブラスト機を用いた方法は、投射材をゴム材料に当てて不要部を除去する方法である。よって、製品形状が複雑であったり、ショットブラスト機に入れるゴム材料の量が多すぎたりすると、製品部と不要部との連続部分に投射材が当たりにくくなる。従って、この場合も製品部と不要部との連続部分をきれいに切断することができないという問題が発生する。
また、ショットブラスト機を用いた方法では、不要部が粉々に粉砕されるので、製品部と不要部とをふるい分けしても粉砕された不要部が製品部の表面に付着することが多い。よって、事後的に不要部を除去するための洗浄工程が必要である。更に、ショットブラスト機を用いた方法では、冷却を行うために液体窒素を用いているので、気化した窒素ガスが排出されることがある。そのため、作業場所の換気が不十分であるような場合に、酸欠を引き起こす可能性がある。また、ゴム材料をガラス転移温度以下に冷却し作業場所は極低温状態となるため、凍傷等、極低温状態特有の種々の問題に配慮する必要がある。このように、洗浄工程が必要であったり、極低温状態特有の種々の問題に配慮する必要があったりするので、製品部と不要部との分離作業を効率よく行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は、製品部と不要部との連続部分をきれいに切断すると共に、製品部と不要部との分離作業を効率よく行うことができるゴム成形品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るゴム成形品の製造方法は、製品部と製品部より肉薄の不要部とが連続して一体となるように成形されたゴム材料を液体に浸漬する工程と、液体に浸漬されたゴム材料に超音波を放射することによって、製品部と不要部とを分離する工程と、を備える。
本発明に係るゴム成形品の製造方法によれば、液体に浸漬されたゴム材料に超音波を放射すると、超音波によって微細な気泡が発生し、発生した気泡がゴム材料に当たって消滅する、ということが短時間で繰り返し行われるキャビテーションが生じる。このようにゴム材料に対して微細な気泡の発生及び消滅が短時間で繰り返し行われることによって、肉薄の不要部に高周波の振幅運動が優先的に発生し、不要部と製品部との連続部分に剪断力を働かせて当該連続部分を剪断破壊させることができるので、製品部と不要部とを分離させることが可能となる。
よって、本発明に係るゴム成形品の製造方法では、超音波を用いることによって、不要部に高周波の振幅運動を発生させ、製品部と不要部との連続部分に剪断力を働かせることが可能となる。従って、連続部分を剪断破壊して製品部と不要部との分離を行うことによって、製品部と不要部との連続部分をきれいに切断することが可能となる。また、多数の製品部と多数の不要部とが連続して一体となるように成形されたゴム材料を液体に浸漬させ、当該ゴム材料に超音波を放射するだけで、多数の製品部と多数の不要部との分離を一度で簡単に行うことができる。すなわち、一回ゴム材料を液体に浸漬させ、ゴム材料に超音波を放射するだけで大量の製品部を得ることができる。
また、本発明に係るゴム成形品の製造方法によれば、液体に浸漬されたゴム材料に超音波を放射するだけで製品部と不要部とを分離させることが可能となる。よって、打抜きプレス機を用いた場合のように、製品の形状に合わせた打抜き金型等を作製したり打抜き金型に対するゴム材料の位置合わせをしたりする作業が一切不要となる。更に、ショットブラスト機を用いた場合のようにゴム材料をガラス転移温度以下に冷却する必要がないので、極低温状態特有の種々の問題は発生しない。従って、製品部と不要部との分離を効率よく行うことができる。
また、液体は、常温の水とすることができる。このように、ゴム材料を浸漬させる液体として常温の水を用いることによって、上述したような窒素ガスによる酸欠や凍傷といった極低温状態特有の問題に配慮する必要がなくなる。従って、製品部と不要部との分離を効率よく行うことができる。なお、常温とは、熱したり冷やしたりしない自然な温度を示している。
また、製品部と不要部とは、製品部及び不要部に対して肉薄となる連続部分を介して連続しており、製品部と不要部とが連続する方向における連続部分の長さは0.2mm以下であり、連続部分の厚さは0.2mm以下とすることができる。このように、連続部分の長さと厚さを0.2mm以下にして連続部分を小さくすることによって、超音波によって発生する振幅運動を上記の連続部分に集中させることができる。従って、超音波による剪断力を連続部分に集中して働かせることができるので、連続部分で確実に製品部と不要部とを切断することができる。また、上記のように連続部分を短く且つ薄くした場合には、連続部分で簡単に製品部と不要部とを分離させることができる。
また、不要部は、平坦面を有する平坦部と、平坦面に対して隆起する肉厚部とを有し、製品部と肉厚部とは、製品部及び肉厚部に対して肉薄となる連続部分を介して連続しており、連続部分に対する製品部の断面の角度は、連続部分に対する肉厚部の断面の角度よりも大きくすることができる。連続部分に対する製品部の断面の角度を、連続部分に対する肉厚部の断面の角度より大きくすることによって、連続部分における製品部側に剪断力を集中させることが可能となる。このように連続部分の製品部側に大きな剪断力を働かせることができるので、製品部を優先的に且つきれいに分離することができる。
また、ゴム成形品は、精密ゴム成形品とすることができる。一般的に、精密ゴム成形品は小さいので、1個のゴム材料から取得できる精密ゴム成形品の数は多くなる。よって、精密ゴム成形品の場合は、ゴム材料から大量の製品部を分離することができるので、製品部の分離を効率よく行うことが可能となる。
本発明によれば、製品部と不要部との連続部分をきれいに切断すると共に、製品部と不要部との分離作業を効率よく行うことができる。
超音波発生装置の側面図である。 (a)は成形されたゴム材料を示す平面図、(b)は不要部を示す平面図、(c)は製品部を示す平面図である。 ゴム材料の成形部を示す平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のゴム材料における平坦部、肉厚部及び製品部を拡大させた断面図である。 ゴム材料の変形例を示す断面図であり、図4に対応する図である。 ゴム材料の別の変形例を示す断面図であり、図4に対応する図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るゴム成形品の製造方法の実施形態を説明する。なお、各図において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
先ず、図1を参照して、本実施形態に係るゴム成形品の製造方法で用いられる超音波発生装置1について説明する。超音波発生装置1は、直方体状となる水槽2と、成形されたゴム材料10を浸漬するための液体3と、水槽2の底部に設けられる超音波振動子4と、ゴム材料10を収容する籠5とを備えている。
超音波発生装置1は、例えば25kHz〜275kHzの周波数の超音波を発生させる。超音波発生装置1は、25kHzの基本周波に、50kHz、75kHz、100kHz、125kHz等の多数の倍周波成分を相乗して超音波の音圧を変化させ、各周波数に応じた気泡状のキャビティを発生させる。超音波振動子4は、出力密度が2W/cm以上となっている振動板である。出力密度とは、一定の面積で放射される出力を示している。この超音波振動子4は、液体3に超音波を放射する振動子として機能する。
液体3は、常温の水であり、例えば0℃以上10℃未満の水である。液体3は、水槽2に収容される。籠5は、成形されたゴム材料10を収容するためのものであり、例えばステンレス製である。籠5には、多数のゴム材料10を収容可能となっている。ゴム材料10は、籠5に収容された状態で液体3に浸漬され、液体3に浸漬された状態で超音波振動子4から超音波を受ける。
超音波を受けたゴム材料10は、図2及び図3に示されるように、精密ゴム成形品であるOリング20と、不要部である平坦部12及び肉厚部11Dとに分離される。分離される前において、ゴム材料10は、4か所に辺10Aを有する四角形の角を丸めた形となっており、事前に金型で成形されている。ゴム材料10は、表裏で同一の形状を備えた平坦状となっている。ゴム材料10は、フッ素ゴム等、軟質のゴム材料で構成される。例えば、ゴム材料10は、JIS K 6200(ゴム−用語)に定義されているゴム又は熱可塑性エラストマーである。
ゴム材料10は、平坦面12Aを有する平坦部12と、平坦面12Aに対して環状に突出する成形部11とを備えており、成形部11の一部である製品部11CがOリング20となる。ゴム材料10では、複数の成形部11が碁盤の目状に並んでいる。具体的には、ゴム材料10の中央部10Bに81個(9個×9個)の成形部11が碁盤の目状に並んでおり、これら81個の成形部11の各辺10A側に、9個の成形部11がそれぞれの辺10Aに沿って並んでいる。よって、1つのゴム材料10には117個(81個+9個×4)の成形部11が形成されている。このように、ゴム材料10には多数の成形部11が形成されている。
図3及び図4に示されるように、ゴム材料10に環状に形成された成形部11は、平坦面11aを有し成形部11の中央に位置する円形の平坦部11Aと、平坦部11Aの外側で環状となる第1の肉厚部11Bと、第1の肉厚部11Bの外側で環状となる製品部11Cと、製品部11Cの外側で環状となる第2の肉厚部11Dとを有している。成形部11における平坦部11Aの平坦面11aは、平坦部12の平坦面12Aに平行に延在している。ゴム材料10において、製品部11C以外の部分、すなわち、平坦部11A、第1及び第2の肉厚部11B,11D、並びに平坦部12は不要部に相当する。この不要部と製品部11Cとが連続して一体となるようにゴム材料10は成形されている。また、不要部は、製品部11Cよりも肉薄となっている。
図4に示されるように、成形部11の第1の肉厚部11Bは、平坦部11Aにおける表裏の平坦面11aのそれぞれから隆起している。第1の肉厚部11Bは、平坦面11aに対して隆起する第1の傾斜面11bと、平坦面11aの反対側で第1の傾斜面11bに連続し平坦面11aに平行に延在する頂面11cと、第1の傾斜面11bの反対側で頂面11cに連続し頂面11cに対して下降する第2の傾斜面11dとを有する。
製品部11Cは、平坦部11Aの反対側で、第1の肉厚部11Bの第2の傾斜面11dに連続している。すなわち、製品部11Cと第1の肉厚部11Bとは、製品部11C及び第1の肉厚部11Bに対して肉薄となる連続部分C1を介して連続している。製品部11Cは、第2の傾斜面11dとの連続部分C1に対して隆起する第3の傾斜面11eを有している。また、製品部11Cは、連続部分C1の反対側で第3の傾斜面11eに連続し平坦面11aに平行に延在する頂面11fと、第3の傾斜面11eの反対側で頂面11fに連続し頂面11fに対して下降する第4の傾斜面11gとを有する。平坦部11Aの平坦面11aに対する製品部11Cの頂面11fの高さは、平坦面11aに対する第1の肉厚部11Bの頂面11cの高さよりも高い。すなわち、製品部11Cは、第1の肉厚部11Bよりも肉厚となっている。
第2の肉厚部11Dは、平坦部12における表裏の平坦面12Aのそれぞれから隆起しており、第2の肉厚部11Dの断面形状は第1の肉厚部11Bの断面形状と同一である。すなわち、第2の肉厚部11Dは、平坦面12Aに対して隆起する第5の傾斜面11hと、平坦面12Aの反対側で第5の傾斜面11hに連続し平坦面12Aに平行に延在する頂面11jと、第5の傾斜面11hの反対側で頂面11jに連続し頂面11jに対して下降する第6の傾斜面11kとを有する。第6の傾斜面11kは、第6の傾斜面11kから見て頂面11jの反対側に位置する連続部分C2で、製品部11Cの第4の傾斜面11gと連続している。すなわち、第2の肉厚部11Dと製品部11Cとは、製品部11C及び第2の肉厚部11Dに対して肉薄となる連続部分C2を介して連続している。
第1の肉厚部11Bと製品部11Cとの連続部分C1、及び第2の肉厚部11Dと製品部11Cとの連続部分C2において、連続部分C1,C2の厚さは共に0.2mm以下である。更に、連続部分C1,C2の厚さは共に0.1mm以下であることが好ましい。また、第1の肉厚部11Bと製品部11Cとが連続する方向(図4の紙面の左右方向)における連続部分C1,C2の長さは共に0.2mm以下である。更に、第1の肉厚部11Bと製品部11Cとが連続する方向における連続部分C1,C2の長さは共に0.1mm以下であることが好ましい。
図5に示されるように、連続部分C3に対する第1の肉厚部11Bの断面の角度θ1は、連続部分C1に対する第1の肉厚部11Bの断面の角度θ2と同一である。ここで、角度θ1は一方側の第1の傾斜面11bと他方側の第1の傾斜面11bとの成す角度を示しており、角度θ2は一方側の第2の傾斜面11dと他方側の第2の傾斜面11dとの成す角度を示している。
また、連続部分C1に対する製品部11Cの断面の角度θ3は、連続部分C1に対する第1の肉厚部11Bの断面の角度θ2よりも大きい。ここで、角度θ3は、一方側の第3の傾斜面11eと他方側の第3の傾斜面11eとの成す角度を示している。例えば、角度θ1及び角度θ2の値は90°以下であり、角度θ3の値は120°以上である。なお、連続部分C3で平坦面11aと第1の傾斜面11bとの成す角度θ4は、連続部分C1で第2の傾斜面11dと第3の傾斜面11eとの成す角度θ5よりも大きい。
図4に示されるように、平坦部12及び第2の肉厚部11Dは、製品部11Cに対して、平坦部11A及び第1の肉厚部11Bと対称となるように設けられている。よって、連続部分C4に対する第2の肉厚部11Dの断面の角度(一方側の第5の傾斜面11hと他方側の第5の傾斜面11hとの成す角度)は、連続部分C2に対する第2の肉厚部11Dの断面の角度(一方側の第6の傾斜面11kと他方側の第6の傾斜面11kとの成す角度)と同一である。
そして、連続部分C2に対する製品部11Cの断面の角度(一方側の第4の傾斜面11gと他方側の第4の傾斜面11gとの成す角度)は、連続部分C2に対する第2の肉厚部11Dの断面の角度よりも大きい。また、連続部分C4で平坦面12Aと第5の傾斜面11hとの成す角度は、連続部分C2で第4の傾斜面11gと第6の傾斜面11kとの成す角度よりも大きくなっている。
ここで、連続部分に対する角度とは、ゴム材料10の断面における連続部分からの広がり角を示しており、連続部分が極めて小さい場合には、連続部分を頂点とした断面の角度となり得る。
次に、ゴム材料10から製品部11Cと不要部とを分離してOリング20を製造する方法について説明する。
まず、予め製品部11Cと不要部とが連続して一体となるように金型で成形を行ってゴム材料10を用意しておく。そして、図1に示されるように、超音波振動子4が底部に設置された水槽2に、ゴム材料10を浸漬させるための液体3を入れる。また、ゴム材料10を籠5に収容して、ゴム材料10が液体3に浸漬するように籠5を液体3に沈め、超音波発生装置1のスイッチをオンにして超音波振動子4に高周波の超音波を放射させる。なお、籠5には、1枚のゴム材料10のみを収容してもよいし、複数枚のゴム材料10を収容してもよい。このように、液体3に浸漬されたゴム材料10は、超音波振動子4から超音波を受けることとなる。
超音波振動子4からの超音波をゴム材料10に例えば30分間放射する。また、ゴム材料10に超音波を放射している状態で籠5を上下に動かす。このように液体3に浸漬されたゴム材料10に超音波を放射すると、図4に示される製品部11Cと第1の肉厚部11Bとの連続部分C1、及び製品部11Cと第2の肉厚部11Dとの連続部分C2、に高周波の振幅運動が発生する。そして、連続部分C1,C2に大きな剪断力が発生する。よって、連続部分C1,C2が剪断破壊されるので、製品部11Cと第1の肉厚部11Bとを分離させると共に、製品部11Cと第2の肉厚部11Dとを分離させることができる。従って、Oリング20となる製品部11Cを得ることができる。
以上のように、本実施形態の製造方法では、超音波振動子4の超音波によって液体3の中に微細な気泡が発生し、発生した気泡がゴム材料10に当たって消滅する、ということが短時間で繰り返し行われるキャビテーションが生じる。このようにゴム材料10に対して微細な気泡の発生及び消滅が繰り返し行われることによって、図4に示される製品部11Cより肉薄となっている不要部に高周波の振幅運動が優先的に発生する。そして、不要部と製品部11Cとの連続部分C1,C2に剪断力を働かせて当該連続部分C1,C2を剪断破壊させることができるので、製品部11Cと不要部とを分離させることが可能となる。
また、多数(図2では117個)の製品部11Cと多数の不要部とが連続して一体となるように成形されたゴム材料10を液体3に浸漬させ、ゴム材料10に超音波を放射するだけで、多数の製品部11Cと多数の不要部との分離を一度で簡単に行うことができる。すなわち、一回ゴム材料10を液体3に浸漬させゴム材料10に超音波を放射するだけで、大量の製品部11Cを簡単に得ることができる。
また、本実施形態の製造方法によれば、液体3に浸漬されたゴム材料10に超音波を放射するだけで製品部11Cと不要部とを分離させることが可能となっているので、従来の打抜きプレスを用いた場合のように、打抜き金型を作製したりゴム材料の位置合わせをしたりする作業が一切不要となる。また、従来のショットブラスト機を用いた場合のようにゴム材料をガラス転移温度以下に冷却する必要がないので、凍傷等、極低温状態特有の種々の問題は発生しない。従って、製品部11Cと不要部との分離作業を効率よく行うことができる。
具体的には、例えば、打抜きプレス機を用いた場合には、最大でも一度に100個程度の製品部しか得られないのに対し、超音波を用いた本実施形態では、一度に数千個の製品部11Cを得ることも可能である。また、従来のショットブラスト機を用いた場合には、上述したメディアと称される投射材を消耗品として用いる必要がある。これに対して、本実施形態では、極少量の粉砕された不要部と水中のゴミ等を集めるためのフィルタしか消耗品がないので、消耗品にかかるコストを抑えると共に消耗品の管理を容易にすることができる。
また、液体3は常温の水である。よって、極低温状態にすることによって生じる窒素ガスによる酸欠や凍傷といった問題に配慮する必要がなくなる。従って、製品部11Cと不要部との分離作業を効率よく行うことができる。更に、液体3として水を用いた場合には、環境や人体に与える影響がなく、取扱いや廃棄が容易で、コストがかからないという利点も得られる。
しかし、仮に水の温度が30℃以上である場合には、水の密度が小さくなると共に水中に溶存している空気が細かな気泡となってゴム材料の表面に付着する。よって、製品部と不要部との分離の効率が低下する可能性がある。従って、液体3としては、0℃以上30℃未満の水を用いることが好ましく、この場合、製品部11Cと不要部との分離を効率よく行うことが可能となる。更に、液体3としては、水の密度が最大となる4℃前後である0℃以上10℃未満の水を用いることがより好ましく、この場合、製品部11Cと不要部との分離をより効率よく行うことが可能となる。
また、図4に示される連続部分C1,C2の長さと厚さは共に0.2mm以下となっており、連続部分C1,C2を小さく且つ薄くしている。よって、超音波によって発生する振幅運動を連続部分C1,C2に集中して働かせることができるので、連続部分C1,C2で確実に製品部11Cと不要部とを分離することができる。また、製品部11Cに不要部が残ることが殆どなく、不要部を除去した後の製品部11C(Oリング20)の仕上がりをきれいにすることもできる。更に、連続部分C1,C2を短く且つ薄くした場合には、連続部分C1,C2で簡単に製品部11Cと不要部とを分離させることができる。なお、連続部分C1,C2の長さと厚さを共に0.1mm以下とすると、製品部11Cと不要部との分離を一層確実に行うことができる。
なお、仮に連続部分C1,C2の厚さが0.2mmよりも厚い場合、分離に必要な破断応力が大きくなるため、製品部と不要部の分離が困難になるという問題が生じる。また、連続部分C1,C2の長さが0.2mmよりも長い場合、超音波による振幅運動のエネルギーが連続部分C1,C2に集中しにくくなり、連続部分C1,C2における剪断力を大きくすることができない。このため、製品部11Cと不要部との分離が難しくなる問題が生じる。
また、図4及び図5に示されるように、連続部分C1に対する製品部11Cの断面の角度θ3は連続部分C1に対する第1の肉厚部11Bの断面の角度θ2よりも大きく、同様に、連続部分C2に対する製品部11Cの断面の角度は連続部分C2に対する第2の肉厚部11Dの断面の角度よりも大きい。よって、連続部分C1,C2における製品部11C側に剪断力を集中させることが可能となる。このように、連続部分C1,C2の製品部11C側に大きな剪断力を働かせることができるので、製品部11Cを優先的に且つきれいに分離することができる。なお、仮に角度θ3が角度θ2よりも小さい場合、連続部分C1における第1の肉厚部11B側に大きな剪断力が働くので、製品部11Cに不要部が残ってしまう可能性がある。
また、上記実施形態では、ゴム成形品として精密ゴム成形品であるOリング20を例示した。一般的に、Oリング20をはじめとする精密ゴム成形品は小さいので、1個のゴム材料10から取得できる精密ゴム成形品の数は多くなる。よって、精密ゴム成形品の場合は、ゴム材料10から大量の製品部11Cを分離することができるので、製品部11Cの分離を効率よく行うことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、図4に示される成形部11を有するゴム材料10に代えて、図6に示される成形部31を有するゴム材料を用いてもよい。成形部31は、半円状の湾曲面31aを有する製品部31Cを備えている。このような製品部31Cを備えたゴム材料であっても、液体3に浸漬させて超音波を放射すれば、製品部31Cと第1の肉厚部11Bとの連続部分C5、及び製品部31Cと第2の肉厚部11Dとの連続部分C6、に高周波の振幅運動が発生する。そして、連続部分C5,C6が剪断破壊されるので、製品部31Cと第1の肉厚部11Bを分離すると共に、製品部31Cと第2の肉厚部11Dとを分離させることができる。従って、Oリングとなる製品部31Cのみを得ることができ、上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、24個の成形部31を有するゴム材料を液体3に浸漬させて超音波振動子4で超音波を放射する実験を行った結果、実験開始後1〜2分で不要部の分離が認められた。そして、本実験では、24個中23個の製品部31Cを得ることができ、また残りの1個の成形部31でも連続部分C5を破断することができた。また、製品部31Cに残ったバリの高さは、最大でも0.02mmであり、JIS B 2401−3(Oリング−第3部:外観品質基準)に規定されたバリの高さの許容値である0.07mm(最も厳しい等級CS)よりも十分小さい値であった。このように、本実験では、製品部31Cと不要部との連続部分C5,C6をきれいに切断することができた。
また、図7に示されるように、平坦部41Aと、半球状の湾曲面41aを有し切欠き41Bを介して平坦部41A及び平坦部12と連続する製品部41Cと、を備えた成形部41を有するゴム材料を用いることも可能である。この場合も、成形部41を有するゴム材料を液体3に浸漬させて当該ゴム材料に超音波を放射すれば、製品部41Cと平坦部41Aとの連続部分C7、及び製品部41Cと平坦部12との連続部分C8、に高周波の振幅運動が発生する。そして、連続部分C7,C8が剪断破壊され、製品部41Cと平坦部41Aを分離すると共に、製品部41Cと平坦部12を分離することができる。従って、Oリングとなる製品部41Cを得ることができ、上記実施形態と同様の効果が得られる。
なお、24個の成形部41を有するゴム材料を液体3に浸漬させて超音波振動子4で超音波を放射する実験を行った結果、実験開始後1〜2分で不要部の分離が認められ、24個中24個全ての製品部41Cを得ることができた。また、上記同様、製品部41Cに残ったバリの高さは最大でも0.02mmであったため、本実験でも製品部41Cと不要部との連続部分C7,C8をきれいに切断することができた。
以上のように、図6に示される成形部31を有するゴム材料、又は図7に示される成形部41を有するゴム材料を用いることが可能であり、成形部の形状は適宜変更可能である。また、ゴム材料10では、117個の成形部11が碁盤の目状に配列されていたが、成形部の個数及び配置態様についても適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、液体3として常温の水を用いたが、液体3としては水以外の液体を用いることも可能である。例えば、水に代えて、液体3としてアルコール類、アセトン、四塩化炭素といった有機溶剤等を用いることも可能である。
また、上記実施形態では、ゴム成形品を精密ゴム成形品であるOリング20として例示した。しかし、ゴム成形品としては、Oリング20以外のものを用いることも可能であり、例えば、パッキン、ガスケット、Dリング、Xリング又は角リング等にも本発明を適用することができる。
1…超音波発生装置、2…水槽、3…液体、4…超音波振動子、5…籠、10…ゴム材料、11…成形部、11A…平坦部、11B…第1の肉厚部、11C…製品部、11D…第2の肉厚部、11a…平坦面、11b…第1の傾斜面、11c…頂面、11d…第2の傾斜面、11e…第3の傾斜面、11f…頂面、11g…第4の傾斜面、11h…第5の傾斜面、11j…頂面、11k…第6の傾斜面、12…平坦部、12A…平坦面、20…Oリング(ゴム成形品、精密ゴム成形品)、31…成形部、31C…製品部、31a…湾曲面、41…成形部、41A…平坦部、41B…切欠き、41C…製品部、C1〜C8…連続部分、θ1〜θ3…角度。

Claims (5)

  1. 製品部と前記製品部より肉薄の不要部とが連続して一体となるように成形されたゴム材料を液体に浸漬する工程と、
    前記液体に浸漬された前記ゴム材料に超音波を放射することによって、前記製品部と前記不要部とを分離する工程と、
    を備えたゴム成形品の製造方法。
  2. 前記液体は、常温の水である、
    請求項1に記載のゴム成形品の製造方法。
  3. 前記製品部と前記不要部とは、前記製品部及び前記不要部に対して肉薄となる連続部分を介して連続しており、
    前記製品部と前記不要部とが連続する方向における前記連続部分の長さは0.2mm以下であり、前記連続部分の厚さは0.2mm以下である、
    請求項1又は2に記載のゴム成形品の製造方法。
  4. 前記不要部は、平坦面を有する平坦部と、前記平坦面に対して隆起する肉厚部とを有し、
    前記製品部と前記肉厚部とは、前記製品部及び前記肉厚部に対して肉薄となる連続部分を介して連続しており、
    前記連続部分に対する前記製品部の断面の角度は、前記連続部分に対する前記肉厚部の断面の角度よりも大きい、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のゴム成形品の製造方法。
  5. 前記ゴム成形品は、精密ゴム成形品である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴム成形品の製造方法。
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