JP2015115156A - 駆動装置及び照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】繊細且つ自由度が高い調光及び調色を行う駆動装置及び照明装置を提供する。
【解決手段】外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷2を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置1であって、調光信号のデューティと色温度とを対応させて記憶した第1テーブル12と、調光信号のデューティと第1テーブルの色温度とは異なる色温度とを対応させて記憶した第2テーブル13と、電源投入時に調光信号のデューティに応じて第1テーブル12と第2テーブル13とのいずれかを選択するテーブル選択部14と、テーブル選択部14で選択されたテーブルの色温度に基づき調色を行い、直流発光負荷2を駆動させる調色部INVとを備える。
【選択図】図9
【解決手段】外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷2を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置1であって、調光信号のデューティと色温度とを対応させて記憶した第1テーブル12と、調光信号のデューティと第1テーブルの色温度とは異なる色温度とを対応させて記憶した第2テーブル13と、電源投入時に調光信号のデューティに応じて第1テーブル12と第2テーブル13とのいずれかを選択するテーブル選択部14と、テーブル選択部14で選択されたテーブルの色温度に基づき調色を行い、直流発光負荷2を駆動させる調色部INVとを備える。
【選択図】図9
Description
本発明は、直流発光負荷に対して調光及び調色を行う駆動装置及び照明装置に関する。
主要な技術的先進国で照明用に使用される電気エネルギーは、各国における総発電量の約15%に達すると言われ、地球環境問題の観点から電気エネルギーの削減が求められている。このような要求を背景に、従来の照明装置に用いられている白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が少なく且つ寿命が長い光源としてLED(Light Emitting Diode)及び有機EL(Electro−Luminescence)といった直流発光デバイスを発光負荷として備える照明装置が注目されている。
さらに近年、非特許文献1に記載されるように、家庭或いはオフィスにおける生産効率の改善に寄与することを目的とし、調光及び調色が可能な室内用照明装置の開発が進められている。調光及び調色とは、照明装置内外からの情報に基づき照明の明るさ及び色を動的に変化させることである。
従来の照明装置として、図18のように、高周波インバータ(HFI)と、高周波インバータ(HFI)の出力端子に並列接続され且つ互いに異なる色温度を有する発光ダイオード対(LED1及びLED2)と、異なる共振周波数を有する複数の負荷回路(SRC1及びSRC2)と、を備える照明装置が知られている(特許文献1)。従来の照明装置は、高周波インバータ(HFI)の動作周波数を変調させることで負荷回路(SRC1及びSRC2)ごとに発光ダイオード(LED1及びLED2)への印加電圧を異ならせ、調光及び調色を実現している。
「LED2011 巨大市場の見通しから成長支える技術動向まで」、日経BP社、2011年3月8日発行、第96頁から第99頁
しかしながら、発光ダイオードに流れる電流が正弦波状であるため、従来の照明装置は繊細な調光及び調色が困難である。また、発光ダイオード対ごとに設定される負荷回路の共振周波数によって各発光ダイオード対に印加される電圧のバランスが固定されるため、従来の照明装置は調光及び調色の自由度が低いという問題もある。
本発明は、直流発光負荷に対して繊細且つ自由度が高い調光及び調色が可能な駆動装置及び照明装置を提供する。
本発明の一態様によれば、外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置であって、前記調光信号のデューティと色温度とを対応させて記憶した第1テーブルと、前記調光信号のデューティと前記第1テーブルの色温度とは異なる色温度とを対応させて記憶した第2テーブルと、電源投入時に前記調光信号のデューティに応じて前記第1テーブルと前記第2テーブルとのいずれかを選択するテーブル選択部と、前記テーブル選択部で選択されたテーブルの色温度に基づき調色を行い、前記直流発光負荷を駆動させる調色部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、直流発光負荷に対して繊細且つ自由度が高い調光及び調色が可能な駆動装置及び照明装置を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。又、以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施形態は、構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施形態)
図1乃至3は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置100の構成を示す回路図及び実装例を示す構成図である。本実施形態に係る照明装置100は、第1の端子(第1の接続点)T1及び第2の端子(第2の接続点)T2と、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2からなる直流発光負荷2と、第1の端子T1及び第2の端子T2から直流発光負荷2にパルス状の交流電力を出力する駆動装置1と、を備える。また、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2は、互いに異なる色温度を有し且つ交流電流に基づき交互に発光するように構成される。詳細には、第1の直流発光デバイスLED1は第1の端子T1から第2の端子T2に向かって流れる電流に応じて第1の色温度の光を放射し、第2の直流発光デバイスLED2は第2の端子T2から第1の端子T1に向かって流れる電流に応じて第1の色温度と異なる第2の色温度の光を放射する。駆動装置1は、その外部から入力される調光指令に基づき交流電力を制御して直流発光負荷2から出力される光の明るさ及び色を変化させる。
図1乃至3は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置100の構成を示す回路図及び実装例を示す構成図である。本実施形態に係る照明装置100は、第1の端子(第1の接続点)T1及び第2の端子(第2の接続点)T2と、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2からなる直流発光負荷2と、第1の端子T1及び第2の端子T2から直流発光負荷2にパルス状の交流電力を出力する駆動装置1と、を備える。また、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2は、互いに異なる色温度を有し且つ交流電流に基づき交互に発光するように構成される。詳細には、第1の直流発光デバイスLED1は第1の端子T1から第2の端子T2に向かって流れる電流に応じて第1の色温度の光を放射し、第2の直流発光デバイスLED2は第2の端子T2から第1の端子T1に向かって流れる電流に応じて第1の色温度と異なる第2の色温度の光を放射する。駆動装置1は、その外部から入力される調光指令に基づき交流電力を制御して直流発光負荷2から出力される光の明るさ及び色を変化させる。
直流発光負荷を備える照明装置100は、第1及び第2の端子T1,T2を介して互いに接続される直流発光負荷の駆動装置1と直流発光負荷2とを備える。
本実施形態に係る駆動装置1は、直流電源DCと、直流発光負荷2に接続される第1の端子T1及び第2の端子T2と、第1の端子T1及び第2の端子T2からパルス状の交流電力を出力する交流変換部INVと、を備え、交流変換部INVは該交流電力を制御して直流発光負荷2から出力される光の明るさ及び色を変化させる。駆動装置1は、その内部及び/又は外部で生成される調光指令に応じて制御されたパルス状の所定の交流電力を第1の端子T1と第2の端子T2から出力する。パルス状とは、正弦波と異なり、方形波、鋸歯状波或いは三角波のように電圧等の物理量が短時間において急峻に変化するものを意味する。
本実施形態に係る直流電源DCは、充電池等のバッテリであり、正及び負の出力端子を有し、直流発光負荷2を駆動するために所定の直流電力を正及び負の出力端子から出力する。直流電源DCは、周知の整流平滑回路或いはSMPS(Switched−Mode Power Supply)等の直流変換部を含むように構成されても良く、省略されても良い。
本実施形態に係る交流変換部INVは、本発明の調色部に相当し、直流電源DCの正及び負の出力端子に接続される少なくとも1つのスイッチング素子を備えるスイッチングコンバータである。スイッチング素子は、MOSFET等の半導体素子からなる。交流変換部INVは、調光指令に基づき少なくとも調色信号を生成し、直流電源DCから出力される直流電力を、直流発光負荷2を駆動するために調色信号に従って所定のパルス状の交流電力に変換して第1の端子T1及び第2の端子T2から出力する。交流変換部INVは、例えば図2のように、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2と第3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4とを有するフルブリッジコンバータ構成を備える。詳細には、第1のスイッチング素子Q1の一端は直流電源DCの正の出力端子に接続され、第1のスイッチング素子Q1の他端は第1の端子T1と第2のスイッチング素子Q2の一端とに接続され、第2のスイッチング素子Q2の他端は直流電源DCの負の出力端子に接続される。また、第3のスイッチング素子Q3の一端は直流電源DCの正の出力端子に接続され、第3のスイッチング素子Q3の他端は第2の端子T2と第4のスイッチング素子Q4の一端とに接続され、第4のスイッチング素子Q4の他端は直流電源DCの負の出力端子に接続される。なお、交流変換部INVは、その内部及び/又は外部で生成される調光指令に応じて調光信号及び調色信号を生成し、調光信号及び調色信号に従って所定のパルス状の交流電力に変換しても良い。
本実施形態に係る直流発光負荷2は、少なくとも第1の直流発光デバイスLED1と第2の直流発光デバイスLED2と第1の端子T1と第2の端子T2とを備える。直流発光負荷2は、駆動装置1から第1の端子T1及び第2の端子T2を介して所定のパルス状の交流電力が供給され、該交流電力に応じて所定の光を放射する。さらに直流発光負荷2は、例えば図3のように、プリント基板上に配置された第1及び第2の直流発光デバイスLED1及びLED2を格納する透光性のケースCを備える。この場合、交流変換部INVは、ケースCの外部に設置され、外部端子である第1及び第2の端子T1,T2を介して直流発光負荷2に接続される。ケースCは、例えばガラス、樹脂及び金属等の材料からなり、好ましくは従来の直管型蛍光灯或いは電球等のランプと置換可能な形状を有する。また、直流発光負荷2は、ケースCの接地或いは固定を目的とする少なくとも第3の端子T3を設けても良い。
本実施形態に係る第1の直流発光デバイスLED1は、そのアノード端子が第1の端子T1に接続され、そのカソード端子が第2の端子T2に接続され、第1の端子T1から第2の端子T2に向かって流れる第1の電流に応じて光を放射する。本実施形態に係る第2の直流発光デバイスLED2は、そのアノード端子が第2の端子T2に接続され、そのカソード端子が第1の端子T1に接続され、第2の端子T2から第1の端子T1に向かって流れる第2の電流に応じて光を放射する。すなわち、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2は、互いに異なる色温度を有し且つ交流電力に基づき交互に発光するように構成される。詳細には、第1の直流発光デバイスLED1と第2の直流発光デバイスLED2とは、第1及び第2の端子T1及びT2の間に逆並列に接続される。第1の直流発光デバイスLED1は、第1の電流が流れるとき第1の色温度の光を放射するように構成される。第2の直流発光デバイスLED2は、第2の電流が流れるとき第2の色温度の光を放射するように構成される。第1の色温度と第2の色温度とは互いに異なる。例えば、本実施形態における第1の色温度は昼光色と呼ばれる5000K程度であり、第2の色温度は電球色と呼ばれる3000K程度である。なお、第1及び第2の直流発光デバイスLED1及びLED2の各々は、例えば図3のように、実質的に同一の色温度を有する複数のLEDパッケージが直列に接続されて構成されても良く、複数のLEDパッケージが並列或いは直並列に接続されて構成されても良い。
本実施形態に係る交流変換部INVは、第1のスイッチング素子Q1と第4のスイッチング素子Q4とを導通させ、第1の電流を直流発光負荷2に流し、第1の直流発光デバイスLED1を発光させる。また、交流変換部INVは、第3のスイッチング素子Q3と第2のスイッチング素子Q2とを導通させ、第2の電流を直流発光負荷2に流し、第2の直流発光デバイスLED2を発光させる。また、交流変換部INVは、例えば各スイッチング素子を全て遮断させ、第1及び第2の直流発光デバイスLED1,LED2を消灯させる。交流変換部INVは、上述の動作を繰り返すことで、第1の電流と第2の電流とを直流発光負荷2に供給し、第1及び第2の直流発光デバイスLED1,LED2を交互に点灯及び消灯させる。すなわち、交流変換部INVは、第1の電流と第2の電流とを制御することで、直流発光負荷2から放射される光の明るさ及び色を変化させる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置100の動作を示す波形図であり、詳細には交流変換部INVから第1の端子T1と第2の端子T2との間に出力されるパルス状の交流電力を示す波形図である。図4において、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。本実施形態に係る交流変換部INVは、+40V及び−40Vの正電圧ピーク及び負電圧ピークを有する方形波状の交流電力を直流発光負荷2に供給する。交流変換部INVから+40Vの正電圧パルスが出力されるとき、第1の電流が流れ第1の直流発光デバイスLED1が発光し、交流変換部INVから−40Vの負電圧パルスが出力されるとき、第2の電流が流れ第2の直流発光デバイスLED2が発光し、交流変換部INVから略GND電位のオフパルスが出力されるとき、第1及び第2の電流は流れずいずれの直流発光デバイスも実質的に発光しない。
図4(a)は、交流変換部INVから出力される正電圧のパルス幅(出力時間)と負電圧のパルス幅が等しく、且つ、略GND電位の出力時間すなわちオフパルス幅が実質的に設けられていない場合の波形図である。この場合、第1の電流が流れる時間と第2の電流が流れる時間とは等しくなり、第1の直流発光デバイスLED1と第2の直流発光デバイスLED2とは互いに等しい時間発光し、直流発光負荷2から所定の明るさ及び色を有する光が放射される。
図4(b)は、交流変換部INVから出力される正電圧のパルス幅と負電圧のパルス幅が等しく、且つ、オフパルス幅が設けられた場合の波形図である。この場合、第1の直流発光デバイスLED1と第2の直流発光デバイスLED2とは互いに等しい時間発光及び消灯するとともに、消灯時間が設けられることで、直流発光負荷2から放射される光は、図4(a)の場合と比べて少なくとも暗くなるように調光される。
図4(c)は、交流変換部INVから出力される正電圧のパルス幅が負電圧のパルス幅よりも狭く、且つ、オフパルス幅が設けられた場合の波形図である。この場合、図4(b)の場合に比べ、第1の電流が流れる時間よりも第2の電流が流れる時間が長くなり、第2の直流発光デバイスLED2が第1の直流発光デバイスLED1よりも長時間発光する。第2の直流発光デバイスLED2の発光時間の割合が増大することで、直流発光負荷2から放射される光は、図4(b)の場合と比べて少なくとも第2の色温度に近くなるように調色される。また、消灯時間が長くなることで、直流発光負荷2から放射される光は、図4(b)の場合と比べて少なくとも暗くなるように調光される。
上述のように、駆動部1は、調光指令に基づきパルス状の交流電力の正電圧のパルス幅、負電圧のパルス幅及びオフパルス幅を変調して出力する、すなわち直流発光負荷2をPWM(Pulse Width Modulation)駆動する。従って、本実施形態に係る照明装置100は、直流発光負荷2から出力される光を繊細且つ自由に調光及び調色することができる。
また、本実施形態に係る照明装置100は、第1の直流発光負荷LED1及び第2の直流発光負荷LED2が、互いに異なる色温度を有し且つ交互に発光するように構成されるため、調光及び調色機能を有する照明装置を比較的簡易な構成によって提供できる。
また、本実施形態に係る照明装置100は、互いに異なる色温度の光を放射する第1の直流発光負荷LED1及び第2の直流発光負荷LED2が第1の端子T1及び第2の端子T2の間に逆並列に接続されるため、調光及び調色機能を有する照明装置を比較的簡易な構成によって提供できる。
また、本実施形態に係る照明装置100は、交流変換部INVと直流発光負荷2とが第1及び第2の出力端子T1,T2のみを介して接続される。従って、図3のように、交流変換部INVが直流発光負荷2を格納するケースCの外部に設置される場合、配線構成或いは設置作業が簡易化される。
また、本実施形態に係る照明装置100は、交流変換部INVから交流電力が出力されるため、図3のように、交流変換部INVが直流発光負荷2を格納するケースCの外部に設置される場合、第1及び第2の端子T1,T2間の絶縁破壊の信頼性が高くなる。
(第2の実施形態)
図5及び6は、本発明の第2の実施形態に係る照明装置200の構成を示す回路図である。本実施形態に係る照明装置200は、駆動装置1内に、交流変換部INVに対して機能的な信号を出力するためのマイコンMCU及びその周辺部品が設けられる点に関して照明装置100と異なる。また、照明装置200は、直流電源DCとしてSMPSが設けられる点に関しても照明装置100と異なる。
図5及び6は、本発明の第2の実施形態に係る照明装置200の構成を示す回路図である。本実施形態に係る照明装置200は、駆動装置1内に、交流変換部INVに対して機能的な信号を出力するためのマイコンMCU及びその周辺部品が設けられる点に関して照明装置100と異なる。また、照明装置200は、直流電源DCとしてSMPSが設けられる点に関しても照明装置100と異なる。
本実施形態に係る直流電源DCは、本発明の調光部に相当し、少なくとも1つのスイッチング素子を備え、例えば+40V及び0Vを所定の周波数で繰り返す方形波状の直流電圧パルスを出力するSMPSであり、直流電圧パルスのデューティ(オン幅)を可変して出力する。直流電圧パルスは、直流電源DCの正及び負の出力端子から、直流電力として交流変換部INVに出力されるとともに、調光信号としてマイコンMCUに出力される。直流電圧パルスのデューティは、照明装置200の外部に設置される調光器3から直流電源DCに出力される調光指令に基づき可変される。また、直流電源DCは、直流発光負荷2に供給される電流又は電圧を検出し所定の直流電力を出力する定電流制御機能又は定電圧制御機能を備えることが好ましい。
本実施形態に係るマイコンMCUは、電源端子VDD、接地端子VSS及び第1乃至第6の入出力端子RA0〜RA5を備える。また、マイコンMCUは、直流電圧パルス(調光信号)に基づき調色部である交流変換部INVに出力する調色信号(PWM信号)を得るための演算テーブルを有する。電源端子VDDは周辺部品を介して直流電源DCの正の出力端子に接続され、直流電源DCから電力が供給される。接地端子VSSは周辺部品を介して接地される。第2の入出力端子RA1は、周辺部品を介して直流電源DCに接続され、直流電源DCから直流電圧パルスPWM−INを受ける。第3の入出力端子RA2は、周辺部品を介して直流電源DCに接続され、直流電源DCから直流電圧パルスINTを受ける。第5の入出力端子RA4は、交流変換部INVの入力端子INに接続され、交流変換部INVに調色信号PWM−OUTを出力する。第6の入出力端子RA5は、交流変換部INVのエネーブル端子ENに接続され、交流変換部INVにON/OFF信号を出力する。また、第1乃至第6の入出力端子RA0〜RA5は、内部プログラムの書き込み用端子として利用されても良い。
図7は、本実施形態に係る照明装置200の動作を示す波形図である。波形DC−OUTは、直流電源DCから出力される直流電圧パルスを示す。波形PWM−IN/INTは、マイコンMCUの第2及び第3の入出力端子RA1及びRA2に入力される直流電圧パルスを示す。波形PWM−OUTは、マイコンMCUの第5の入出力端子RA4から出力される調色信号を示す。波形FET−posは、交流変換部INVの第1及び第4のスイッチング素子Q1及びQ4をオンオフ制御する第1の制御信号を示す。波形FET−negは、交流変換部INVの第2及び第3のスイッチング素子Q2及びQ3をオンオフ制御する第1の制御信号を示す。波形Voutは、交流変換部INVから第1の端子T1と第2の端子T2との間に出力されるパルス状の交流電力を示す。また、縦軸は電圧を示し、横軸は時間を示す。
調光器3が、例えば100Hzのパルス信号からなる調光指令を直流電源DCに出力すると、直流電源DCは、調光指令を受け、調光指令のデューティに基づき例えば600Hzのパルス信号からなる直流電圧パルスを出力する。直流電源DCから出力される直流電圧パルスは、抵抗R11〜R14を介して第2及び第3の入出力端子RA1、RA2に入力される。マイコンMCUは、直流電圧パルスに含まれる直流電力のデューティに基づき交流変換部INVから出力される交流電力の正電圧、負電圧及びオフパルスのパルス幅を決定し、調色信号PWM−OUTを生成して第5の入出力端子RA4から出力する。また、マイコンMCUは、交流変換部INVを動作させるためのエネーブル信号を第6の入出力端子RA5から出力する。交流変換部INVは、マイコンMCUから出力される調色信号PWM−OUTに基づき第1及び第2の制御信号FET−pos及びFET−negを生成する。また、交流変換部INVは、マイコンMCUから出力されるエネーブル信号を検出すると、第1及び第2の制御信号により各スイッチング素子Q1〜Q4をオンオフ制御し、直流電源DCから出力される直流電力を所定の交流電力に変換して出力することで直流発光負荷2をPWM駆動する。
上述のような動作により、本実施形態に係る照明装置200は、調光器3から出力される調光指令に応じて直流発光負荷2をPWM駆動する。従って、本実施形態に係る照明装置200は、実施形態1に係る照明装置100と同様の効果を得ることができる。
また、直流電源DCから出力される直流電圧パルスは、直流電力及び調光信号として出力されるため、直流電力を出力する手段と調光信号を出力する手段とを個別に必要としない。従って、本実施形態に係る照明装置200は、調光及び調色機能を有する照明装置を比較的簡易な構成によって提供できる。
また、本実施形態に係る照明装置200は、直流電源DCの外部から入力される調光指令に基づき調光信号及び調色信号を生成して交流電力を出力するため、調光指令及び調色指令を個別に必要としない。従って、調光及び調色機能を有する照明装置を比較的簡易な構成によって提供できる。
また、本実施形態に係る照明装置200は、直流電源DCから出力される調光信号(直流電圧パルス)に基づき調色信号を生成し、交流変換部INVに出力する。すなわち、調光部と調色部とが直列に接続されるため、調光信号と調色信号との間の同期が容易に実現できる。従って、調光に対する調色のばらつきが少ない照明装置を提供できる。
また、本実施形態に係る照明装置200は、調光器3から出力される調光指令の周波数を所定の周波数に変換して直流電圧パルスを生成可能に構成されるため、調光指令の周波数に関らず直流発光負荷2を高周波駆動できる。従って、既存の調光器を置き換える必要が無く、照明装置の導入が簡易化できる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係る照明装置300の構成を示す回路図である。本実施形態に係る照明装置300は、直流発光負荷の駆動装置1と直流発光負荷2とが、第1の端子T1、第2の端子T2及び第3の端子T3を介して互いに接続される点に関して照明装置100と異なる。また、第2の直流発光デバイスLED2のカソード端子が第3の端子T3に接続される点に関しても照明装置100と異なるが、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2が交流電力に基づき交互に発光するように構成される点では照明装置100と共通する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る照明装置300の構成を示す回路図である。本実施形態に係る照明装置300は、直流発光負荷の駆動装置1と直流発光負荷2とが、第1の端子T1、第2の端子T2及び第3の端子T3を介して互いに接続される点に関して照明装置100と異なる。また、第2の直流発光デバイスLED2のカソード端子が第3の端子T3に接続される点に関しても照明装置100と異なるが、第1の直流発光デバイスLED1及び第2の直流発光デバイスLED2が交流電力に基づき交互に発光するように構成される点では照明装置100と共通する。
本実施形態に係る照明装置300において、交流変換部INVから+40Vの正電圧パルスが出力されるとき、第1の端子T1から第2の端子T2に向かって第1の電流が流れ第1の直流発光デバイスLED1が発光し、交流変換部INVから−40Vの負電圧パルスが出力されるとき、第2の端子T2から第3の端子T3に向かって第2の電流が流れ第2の直流発光デバイスLED2が発光し、交流変換部INVから略GND電位のオフパルスが出力されるとき、第1及び第2の電流は流れずいずれの直流発光デバイスも実質的に発光しない。
上述のような動作により、本実施形態に係る照明装置300は、調光器3から出力される調光指令に応じて直流発光負荷2をPWM駆動する。
従って、本実施形態に係る照明装置300は、実施形態1に係る照明装置100と同様に繊細且つ自由度が高い調光及び調色が可能な照明装置を得ることができる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置400の構成を示す回路図である。第4の実施形態に係る照明装置400は、直流発光負荷2と、外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷2を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置1とを備える。駆動装置1は、直流電源DCと、交流変換部INVと、マイコンMCUとを有する。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置400の構成を示す回路図である。第4の実施形態に係る照明装置400は、直流発光負荷2と、外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷2を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置1とを備える。駆動装置1は、直流電源DCと、交流変換部INVと、マイコンMCUとを有する。
マイコンMCUは、調光信号のデューティと電球色温度とを対応させて記憶した電球色強調テーブル(第1テーブル)12と、調光信号のデューティと電球色強調テーブル12の電球色温度とは異なる昼白色温度とを対応させて記憶した昼白色強調テーブル(第2テーブル)13と、電源投入時に調光信号のデューティに応じて電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とのいずれかを選択するテーブル選択部14とを備える。電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とは、メモリ11に設けられている。交流変換部INVは、テーブル選択部14で選択されたテーブルの色温度に基づき調色を行い、直流発光負荷2を駆動させる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置400の電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とのPWM調光信号のデューティと色温度との関係を示す基本特性図である。図11は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置400の電球色強調テーブルと昼白色強調テーブルとのPWM調光信号のデューティと色温度との関係を示す実際の特性図である。
図10、図11において、電球色強調テーブル12は、デューティが40%から70%において色温度が比較的低いので、下側に配置され、昼白色強調テーブル13は、デューティが40%から70%において色温度が比較的高いので、上側に配置される。
テーブル選択部14は、図10に示すように、調光信号のデューティが上限値付近の例えば95%に達したときに、電球色強調テーブル12から昼白色強調テーブル13に切り替え、調光信号のデューティが下限値付近の例えば5%に達したときに、昼白色強調テーブル13から電球色強調テーブル12に切り替える。
また、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが所定値の例えば10%以上増加したときに、電球色強調テーブル12から昼白色強調テーブル13に切り替え、調光信号のデューティが所定値の例えば10%以上減少したときに、昼白色強調テーブル13から電球色強調テーブル12に切り替える。
直流発光負荷2は、前述したように、互いに異なる色温度を有し且つ並列に接続された第1の直流発光デバイスLED1と第2の直流発光デバイスLED2とからなる。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置400の電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とのPWM調光信号と照度と色温度との関係を示す表である。電球色強調テーブル12及び昼白色強調テーブル13の各々は、色温度とに対応させて、調光信号のオンデューティの期間を、第1の直流発光デバイスLED1を駆動するための第1パルス期間(Positive)と、第2の直流発光デバイスLED2を駆動するのための第2パルス期間(Negative)とに振り分ける割合%を記憶している。
例えば、色温度が2300Kであれば、第1パルス期間(Positive)は、0%であり、第2パルス期間(Negative)は、100%である。また、色温度が4700Kであれば、第1パルス期間(Positive)は、70%であり、第2パルス期間(Negative)は、30%である。
テーブル選択部14は、図13に示すように、選択された電球色強調テーブル12の前記割合に基づく第1パルス期間T2の第1調色制御信号を生成し、選択された電球色強調テーブル12の前記割合に基づく第2パルス期間T3の第2調色制御信号を生成する。なお、図13に示すように、調光信号のオンデューティ期間は、T1であり、期間T1は、期間T2と期間T3との合計である。
テーブル選択部14は、図14に示すように、選択された昼白色強調テーブル13の前記割合に基づく第1パルス期間T4の第1調色制御信号を生成し、選択された昼白色強調テーブル13の前記割合に基づく第2パルス期間T5の第2調色制御信号を生成する。なお、図14に示すように、調光信号のオンデューティ期間は、T4であり、期間T4は、期間T5と期間T6との合計である。
次にこのように構成された第4の実施形態の駆動装置及び照明装置の動作を説明する。まず、図15のフローチャートを参照しながら、第4の実施形態に係る照明装置400の電源投入時のテーブルの選択処理を説明する。
まず、電源投入時に初期化を行う(ステップS11)。次に、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが50%以上かどうかを判定する(ステップS12)。調光信号のデューティが50%以上である場合には、テーブル選択部14は、電球色強調テーブル12を選択する(ステップS13)。
電球色強調テーブル12が選択されると、テーブル選択部14は、色温度に対応させて、調整光信号のオンデューティ期間T1(図13に示す)を第1パルス期間(Positive)と、第2パルス期間(Negative)とに振り分ける割合%を電球色強調テーブル12から読み出す。
テーブル選択部14は、図13に示すように、選択された電球色強調テーブル12の前記割合に基づく第1パルス期間T2の第1調色制御信号を生成し、選択された電球色強調テーブル12の前記割合に基づく第2パルス期間T3の第2調色制御信号を生成する。
インバータINVは、図13に示すように、テーブル選択部14からの第1調色制御信号に基づきFET−pos信号を生成し、このFET−pos信号によりスイッチング素子Q1,Q4とをオンさせて第1の直流発光デバイスLED1を駆動し、第2調色制御信号に基づきFET−neg信号を生成し、このFET−neg信号によりスイッチング素子Q2,Q3とをオンさせて第2の直流発光デバイスLED2を駆動する。図13に示すように出力Voutは、期間T2で6500Kの点灯、期間T3で2300Kの点灯があり、合計で2700Kの点灯となる。
一方、ステップS12において、調光信号のデューティが50%未満である場合には、テーブル選択部14は、昼白色強調テーブル13を選択する(ステップS14)。昼白色強調テーブル13が選択されると、テーブル選択部14は、色温度に対応させて、調整光信号のオンデューティ期間T4(図14に示す)を第1パルス期間(Positive)と、第2パルス期間(Negative)とに振り分ける割合%を昼白色強調テーブル13から読み出す。
テーブル選択部14は、図14に示すように、選択された昼白色強調テーブル13の前記割合に基づく第1パルス期間T5の第1調色制御信号を生成し、選択された昼白色強調テーブル13の前記割合に基づく第2パルス期間T6の第2調色制御信号を生成する。
インバータINVは、図14に示すように、テーブル選択部14からの第1調色制御信号に基づきFET−pos信号を生成し、このFET−pos信号によりスイッチング素子Q1,Q4とをオンさせて第1の直流発光デバイスLED1を駆動し、第2調色制御信号に基づきFET−neg信号を生成し、このFET−neg信号によりスイッチング素子Q2,Q3とをオンさせて第2の直流発光デバイスLED2を駆動する。図14に示すように出力Voutは、期間T5で6500Kの点灯、期間T6で2300Kの点灯があり、合計で5000Kの点灯となる。
次に、図16のフローチャートを参照しながら、第4の実施形態に係る照明装置400の調光信号のデューティが最大時及び最小時のテーブルの選択処理を説明する。まず、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが95%以上であるかどうかを判定する(ステップS21)。テーブル選択部14は、調光信号のデューティが上限値95%に達したときに、電球色強調テーブル12から昼白色強調テーブル13に切り替え、昼白色強調テーブル13により昼白色を強調する(ステップS22)。
テーブル選択部14は、調光信号のデューティが95%未満である場合には、ステップS23の処理に進める。次に、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが下限値5%以下であるかどうかを判定する(ステップS23)。テーブル選択部14は、調光信号のデューティが下限値5%以下になったときに、昼白色強調テーブル13から電球色強調テーブル12に切り替え、電球色強調テーブル12により電球色を強調する(ステップS24)。
即ち、調光信号を下限値から上限値に変化させたとき電球色強調テーブル12を用いることにより明るい電球色を作成することができる。また、調光信号を上限値から下限値に変化させたとき昼白色強調テーブル13を用いることにより少し暗い昼白色を作成することができる。
また、電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とをテーブル選択部14により切り替えることで、特殊な調光器を用いることなく直流発光負荷2の幅広い調光及び調色を実現できる。
なお、電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とを、調光信号が上限値及下限値のいずれか一方になったときに切り替えるようにテーブル選択部14を構成しても良い。
次に、図17のフローチャートを参照しながら、第4の実施形態の変形例に係る照明装置400の調光信号のデューティが増加時及び減少時のテーブルの選択処理を説明する。まず、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが10%以上上昇したかどうかを判定する(ステップS31)。テーブル選択部14は、調光信号のデューティが10%以上上昇した場合には、電球色強調テーブル12から昼白色強調テーブル13に切り替え、昼白色強調テーブル13により昼白色を強調する(ステップS32)。
テーブル選択部14は、調光信号のデューティが10%以上上昇しない場合には、ステップS33の処理に進める。次に、テーブル選択部14は、調光信号のデューティが10%以上減少したかどうかを判定する(ステップS33)。テーブル選択部14は、調光信号のデューティが10%以上減少したときには、昼白色強調テーブル13から電球色強調テーブル12に切り替え、電球色強調テーブル12により電球色を強調する(ステップS34)。即ち、調光信号のデューティの増減を検出することで、任意の照度のときに電球色強調テーブル12と昼白色強調テーブル13とを切り替えることができる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。即ち、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。例えば、照明装置は、正電圧及び負電圧の電圧値を変調することで調光及び調色するように構成されても良く、力率改善機能を有するように構成されても良い。また、LEDに代わって、直流発光デバイスとして知られる有機EL素子を用いて直流発光負荷を構成しても良い。また、第1の色温度と第2の色温度とは、交流電力の制御により直流発光負荷2の放射光の色温度を変化せしめる程度に異なっていれば良い。また、照明装置は、駆動装置と直流発光負荷とが共通の筐体に格納されても良く、その場合、第1乃至第3の端子は共通の筐体内部における接続点であっても良い。また、調光信号の上限値及び下限値を検出する閾値は、任意に設定可能である。また、直流電源DC、交流変換部INV及びマイコンMCUの少なくともいずれかが周知の保護機能を有することが好ましい。周知の保護機能とは、例えば過電圧保護機能、過電流保護機能、過熱保護機能、及び直流発光負荷の着脱検出機能等である。
1 駆動装置
2 直流発光負荷
3 調光器
11 メモリ
12 電球色強調テーブル
13 昼白色強調テーブル
14 テーブル選択部
100、200、300 照明装置
DC 直流電源
INV 交流変換部
MCU マイコン
LED1 第1の直流発光デバイス
LED2 第2の直流発光デバイス
T1 第1の端子
T2 第2の端子
T3 第3の端子
2 直流発光負荷
3 調光器
11 メモリ
12 電球色強調テーブル
13 昼白色強調テーブル
14 テーブル選択部
100、200、300 照明装置
DC 直流電源
INV 交流変換部
MCU マイコン
LED1 第1の直流発光デバイス
LED2 第2の直流発光デバイス
T1 第1の端子
T2 第2の端子
T3 第3の端子
Claims (6)
- 外部から入力される調光信号に基づき直流発光負荷を駆動して光の明るさ及び色を変化させる駆動装置であって、
前記調光信号のデューティと色温度とを対応させて記憶した第1テーブルと、
前記調光信号のデューティと前記第1テーブルの色温度とは異なる色温度とを対応させて記憶した第2テーブルと、
電源投入時に前記調光信号のデューティに応じて前記第1テーブルと前記第2テーブルとのいずれかを選択するテーブル選択部と、
前記テーブル選択部で選択されたテーブルの色温度に基づき調色を行い、前記直流発光負荷を駆動させる調色部と、
を備えることを特徴とする駆動装置。 - 前記テーブル選択部は、前記調光信号のデューティが上限値に達したときに、前記第1テーブルと前記第2テーブルとの一方のテーブルから他方のテーブルに切り替えることを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
- 前記調光信号のデューティが下限値に達したときに、前記他方のテーブルから前記一方のテーブルに切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の駆動装置。
- 前記テーブル選択部は、前記調光信号のデューティが所定値以上増加したときに、前記第1テーブルと前記第2テーブルとの一方のテーブルから他方のテーブルに切り替え、前記調光信号のデューティが所定値以上減少したときに、前記他方のテーブルから前記一方のテーブルに切り替えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の駆動装置。
- 前記直流発光負荷は、互いに異なる色温度を有し且つ並列に接続された第1の直流発光デバイスと第2の直流発光デバイスとからなり、
前記各々のテーブルは、色温度に対応させて、前記調光信号のオンデューティの期間を、前記第1の直流発光デバイスを駆動するための第1パルス期間と、前記第2の直流発光デバイスを駆動するのための第2パルス期間とに振り分ける割合を記憶し、
前記テーブル選択部は、選択された前記テーブルの前記割合に基づく前記第1パルス期間の第1調色制御信号を生成し、選択された前記テーブルの前記割合に基づく前記第2パルス期間の第2調色制御信号を生成し、
前記調色部は、前記第1調色制御信号に基づき前記第1の直流発光デバイスを駆動し、前記第2調色制御信号に基づき前記第2の直流発光デバイスを駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の駆動装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の駆動装置と、
前記駆動装置に駆動される直流発光負荷と、
を備えることを特徴とする照明装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2013
- 2013-12-11 JP JP2013255644A patent/JP2015115156A/ja active Pending
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