JP2015114520A - 複数位相操作可能な操作部材を有する撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3つ以上の位相を有する回転操作部材を有する撮像装置において、回転操作操作部材が所望する位相に固定しきれないことによる操作性の低下を防止する。
【解決手段】回転操作部材は、回転操作可能な第一のダイヤル操作部材4aと、3つの位相を有する回転操作可能な第二の操作部材4bを備え、前記第二の操作部材4bは前記第一のダイヤル操作部材4aと同軸の回転軸を有し、前記第二の操作部材4bの左右端以外の位相における前記第二の操作部材4bの端面と撮像装置1の外形面との距離iiが、前記第二の操作部材4bの左右端位相での距離i、iiiよりも小さくなっている。このため、前記第二の操作部材4bを回転操作して左右端以外の位相位置に移動させるときは、親指が凸形状1aに当たり摩擦力が発生する。これにより、前記第二の操作部材4bは左右端以外の位相位置に移動させる際、慣性での行き過ぎを防止する。
【選択図】図4
【解決手段】回転操作部材は、回転操作可能な第一のダイヤル操作部材4aと、3つの位相を有する回転操作可能な第二の操作部材4bを備え、前記第二の操作部材4bは前記第一のダイヤル操作部材4aと同軸の回転軸を有し、前記第二の操作部材4bの左右端以外の位相における前記第二の操作部材4bの端面と撮像装置1の外形面との距離iiが、前記第二の操作部材4bの左右端位相での距離i、iiiよりも小さくなっている。このため、前記第二の操作部材4bを回転操作して左右端以外の位相位置に移動させるときは、親指が凸形状1aに当たり摩擦力が発生する。これにより、前記第二の操作部材4bは左右端以外の位相位置に移動させる際、慣性での行き過ぎを防止する。
【選択図】図4
Description
本発明は、回転操作可能な第1のダイヤル操作部材と、第1のダイヤル操作部材の回転軸と同軸上に回転軸を持つ第2の操作部材を有する撮像装置における、誤操作防止構成に関する。
近年の一眼レフカメラでは、静止画だけでなく動画も撮影可能なものが多くなっている。このようなカメラにおいては、静止画撮影と動画撮影を切り替える手段を有しているものが多い。
前記静止画撮影/動画撮影切り替え手段はカメラ本体をしっかりと保持した状態で操作ができることが望ましい。このため、前記静止画撮影/動画撮影切り替え手段は、カメラ本体を両手で保持したまま操作が可能な右手の親指もしくは左手の親指付近に設置されることが多い。
しかしながら、前記静止画撮影/動画撮影切り替え手段以外の、カメラのあらゆる設定を操作するための操作手段もカメラを保持した状態で操作する。そのため、右手の親指付近もしくは左手の親指付近には多数の操作手段が集中して配置されることにより、各々の操作性が低下してしまう可能性がある。
これにより前記静止画撮影/動画撮影切り替え手段は、小型化を実現しつつ、簡単に切り替え可能なことが必要とされている。
これを可能にするため、一つの操作手段で複数の機能を有する操作手段が公知となっている。
例えばカメラ、特に、一眼レフカメラにおいて、カメラの撮影モードを選択する手段である回転ダイヤル操作部材と、前記回転ダイヤル操作部材と同一の回転軸を有しフィルム給送モードを設定するための複数位相を有する回転レバー操作部材を設けたものがある(特許文献1)。
特許文献1に記載の構成では、回転ダイヤル操作部材と回転レバー操作部材が、同一回転軸を有する二段式構成としている。また、回転レバー操作部材はポジション数の少ない操作部材とすることで、カメラを大型化することなく、左手親指で操作しやすい位置に操作部材を追加することが可能になる。
また近年のデジタルカメラにおいては、この特許文献1に記載の構成で、回転レバー操作部材にカメラの電源オン・オフ切り替え機能と、静止画・動画切り替え機能を付与することにより、静止画撮影と動画撮影を親指一本で簡単に切り替えることが可能となっている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、回転レバー操作部材が3つ以上の位相を有する場合、例えば右端の位相から中間の位相に回転レバー操作部材を動かす際に、勢い余って逆側である左端の位相まで回転レバー操作部材を動かしてしまい、ユーザーが所望する位相に固定しきれない場合があった。
これは例えば、回転レバー操作部材の左端位相に電源オフ、中間位相に電源オン(静止画撮影)、右端位相に動画撮影という機能を割り当てた場合には、動画撮影から静止画撮影に切り替えようとしても、勢い余って電源オフになってしまい、操作性が低下する可能性をはらんでいた。
本出願に係る発明の目的を実現する構成は、請求項1に記載のように、
情報入力のため回転操作可能な回転操作部材を有する撮像装置において、
前記回転操作部材は、回転操作可能な第一のダイヤル操作部材と、回転操作可能な第二の操作部材を備え、
前記第二の操作部材は、前記第一のダイヤル操作部材と同軸の回転軸を有し、
前記第二の操作部材は、予め定められた角度内でのみ回転操作可能であり、
前記第二の操作部材は、少なくとも3つ以上の操作位相を有し、
前記第二の操作部材の左右端以外の位相において、前記第二の操作部材の端面と前記撮像装置の外形面との距離が、前記第二の操作部材の左右端位相での前記第二の操作部材の端面と前記撮像装置の外形面との距離よりも小さくなっていることを備えた撮像装置。
情報入力のため回転操作可能な回転操作部材を有する撮像装置において、
前記回転操作部材は、回転操作可能な第一のダイヤル操作部材と、回転操作可能な第二の操作部材を備え、
前記第二の操作部材は、前記第一のダイヤル操作部材と同軸の回転軸を有し、
前記第二の操作部材は、予め定められた角度内でのみ回転操作可能であり、
前記第二の操作部材は、少なくとも3つ以上の操作位相を有し、
前記第二の操作部材の左右端以外の位相において、前記第二の操作部材の端面と前記撮像装置の外形面との距離が、前記第二の操作部材の左右端位相での前記第二の操作部材の端面と前記撮像装置の外形面との距離よりも小さくなっていることを備えた撮像装置。
本発明によれば、情報入力のため回転操作可能な回転操作部材を有する撮像装置において、回転レバー操作部材が3つ以上の位相を有する場合に、ユーザーが所望する位相に固定しきれないことによる操作性の低下を防止することが可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1]
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の第1の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1(A)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを上面側から見た図であり、図1(B)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラを撮影者側から見た図である。
図1(A)に示すように、本実施形態のデジタル一眼レフカメラは、カメラ本体1の撮影者側から見て右側の外装部分を撮影時にユーザーが把持するグリップ部50としている。グリップ部50を把持したユーザーの人差し指51に近い位置には、レリーズボタン2およびメインダイヤル3が設けられている。カメラ本体1の上面部にはその他に、ユーザーの左手親指52に近い位置に、モード選択ダイヤル4が設けられている。ここで、モード選択ダイヤル4は本発明の回転操作部材に相当する。
モード選択ダイヤル4は、シャッタ速度優先モード・絞り優先モードなどの撮影モードを変更する際に操作するモードダイヤル部4aと、カメラ本体1の電源OFF、ON(静止画撮影)、動画撮影を切り替える電源レバー4bを備えている。ここで、モード選択ダイヤル4aは本発明の第一のダイヤル操作部材、電源レバー4bは第二の操作部材に相当する。
図2は、本実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラの主要な電気的構成を示すブロック図である。
カメラ本体1に内蔵されたマイクロコンピュータからなる中央処理装置(以下、「MPU」と称する)100は、カメラの動作制御を司るものであり、各要素に対して様々な処理や指示を実行する。MPU100に内蔵されたEEPROM100aは、時刻計測回路109の計時情報やその他の情報を記憶することができる。
MPU100には、ミラー駆動回路101、焦点検出回路102、シャッタ駆動回路103、映像信号処理回路104、スイッチセンス回路105、測光回路106、ストロボ駆動回路113が接続されている。ストロボ駆動回路113により、ストロボユニット704の動作が制御される。さらにMPU100には、液晶表示駆動回路107、バッテリーチェック回路108、時刻計測回路109、電力供給回路110、圧電素子駆動回路111が接続されている。これらの回路は、MPU100の制御により動作するものである。
MPU100は、撮影レンズユニット200a内のレンズ制御回路201とマウント接点707を介して通信を行う。マウント接点707は、撮影レンズユニット200aが接続されるとMPU100へ信号を送信する機能も有する。これにより、レンズ制御回路201は、MPU100との間で通信を行い、AF駆動回路202及び絞り駆動回路203を介して撮影レンズユニット200a内の撮影レンズ200及び絞り204の駆動を行う。なお、図2では便宜上1枚の撮影レンズ200のみを図示しているが、実際は多数のレンズ群によって構成される。
AF駆動回路202は、例えばステッピングモータによって構成され、レンズ制御回路201の制御により撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させ、撮像素子33に撮影光束の焦点を合わせるように調整する。絞り駆動回路203は、例えばオートアイリス等によって構成され、レンズ制御回路201の制御により絞り204を変化させ、光学的な絞り値を得る。
メインミラー712は、図2に示す撮影光軸60に対して45°の角度に保持された状態で、撮影レンズ200を通過する撮影光束をペンタダハミラー22へ導くと共に、その一部を透過させてサブミラー30へ導く。サブミラー30は、メインミラー712を透過した撮影光束を焦点検出センサユニット31へ導く。
ミラー駆動回路101は、例えばDCモータとギヤトレイン等によって構成され、メインミラー712を、ファインダ7により被写体像を観察可能とする位置と、撮影光束から待避する位置とに駆動する。メインミラー712が駆動すると、同時にサブミラー30も、焦点検出センサユニット31へ撮影光束を導く位置と、撮影光束から待避する位置とに移動する。
焦点検出センサユニット31は、不図示の結像面近傍に配置されたフィールドレンズ、反射ミラー、2次結像レンズ、絞り、複数のCCDからなるラインセンサ等によって構成され、位相差方式の焦点検出を行う。焦点検出センサユニット31から出力される信号は、焦点検出回路102へ供給され、被写体像信号に換算された後、MPU100に送信される。MPU100は、被写体像信号に基づいて位相差検出法による焦点検出演算を行う。そして、デフォーカス量及びデフォーカス方向を求め、これに基づいて、レンズ制御回路201及びAF駆動回路202を介して撮影レンズ200内のフォーカスレンズを合焦位置まで駆動する。
ペンタダハミラー22は、メインミラー712により反射された撮影光束を正立正像に変換反射する。撮影者はファインダ光学系を介してファインダ7から被写体像を観察することができる。ペンタダハミラー22は、撮影光束の一部を測光センサ46へも導く。測光回路106は、測光センサ46の出力を得て、観察面上の各エリアの輝度信号に変換し、MPU100に出力する。MPU100は、輝度信号に基づいて露出値を算出する。
シャッタユニット(機械フォーカルプレーンシャッタ)32は、撮影者がファインダ7により被写体像を観察している時には、シャッタ先幕が遮光位置にあると共に、シャッタ後幕が露光位置にある。次いで、撮影時には、シャッタ先幕が遮光位置から露光位置へ移動する露光走行を行って被写体からの光を通過させ、撮像素子33で撮像を行う。所望のシャッタ秒時の経過後、シャッタ後幕が露光位置から遮光位置へ移動する遮光走行を行って撮影を完了する。機械フォーカルプレーンシャッタ32は、MPU100の指令を受けたシャッタ駆動回路103により制御される。
撮像ユニット400は、主に光学ローパスフィルタ410、圧電部材である圧電素子430、撮像素子33がユニット化されたものである。撮像素子33は、被写体像を光電変換するものであり、本実施の形態ではCMOSセンサが用いられるが、その他にもCCD型、CMOS型及びCID型等様々な形態があり、いずれの形態の撮整像デバイスを採用してもよい。撮像素子33の前方に配置された光学ローパスフィルタ410は、水晶からなる1枚の複屈折板であり、その形状は矩形状である。圧電素子430は、単板の圧電素子(ピエゾ素子)であり、MPU100の指示を受けた圧電素子駆動回路111により加振され、その振動を光学ローパスフィルタ410に伝えるように構成されている。
クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路34は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、クランプレベルを変更することも可能である。AGC(自動利得調整装置)35は、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うものであり、AGC基本レベルを変更することも可能である。A/D変換器36は、撮像素子33のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。
映像信号処理回路104は、デジタル化された画像データに対してガンマ/ニー処理、フィルタ処理、モニタ表示用の情報合成処理等、ハードウエアによる画像処理全般を実行する。この映像信号処理回路104からのモニタ表示用の画像データは、カラー液晶駆動回路112を介してカラー液晶モニタ17に表示される。また、映像信号処理回路104は、MPU100の指示に従って、メモリコントローラ38を通じてバッファメモリ37に画像データを保存することもできる。さらに、映像信号処理回路104は、JPEG等の画像データ圧縮処理を行うこともできる。連写撮影等、連続して撮影が行われる場合は、一旦バッファメモリ37に画像データを格納し、メモリコントローラ38を通して未処理の画像データを順次読み出すこともできる。これにより、映像信号処理回路104は、A/D変換器36から入力されてくる画像データの速度に関わらず、画像処理や圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ38は、外部インタフェース40から入力される画像データを外部メモリ39に記憶し、外部メモリ39に記憶されている画像データを外部インタフェース40から出力する機能を有する。外部メモリ39としては、カメラ本体に着脱可能なフラッシュメモリ等が用いられる。
スイッチセンス回路105は、各スイッチの操作状態に応じて入力信号をMPU100に送信する。スイッチSW1(710a)は、レリーズボタン2の第1ストローク(半押し)によりONする。スイッチSW2(710b)は、レリーズボタン2の第2ストローク(全押し)によりONする。スイッチSW2(710b)がONされると、撮影開始の指示がMPU100に送信される。さらに、スイッチセンス回路105には、メインダイヤル3、モードダイヤル部4a、電源レバー4bも接続されている。
液晶表示駆動回路107は、MPU100の指示に従って、ファインダ内液晶表示10を駆動する。
バッテリーチェック回路108は、MPU100の指示に従って、バッテリーチェックを行い、その検出結果をMPU100に送信する。電源42は、カメラの各要素に対して電源を供給する。
時刻計測回路109は、電源レバー4bがOFFされて次にONされるまでの時間や日付を計測し、MPU100からの指示に従って、計測結果をMPU100に送信する。
モード選択ダイヤル4について図3および図4を用いて説明する。
モード選択ダイヤル4について図3および図4を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラをモードダイヤル部回転軸直上から見た図である。
図4は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのモードダイヤル部回転軸中心位置での断面図である。
電源レバー4bはモードダイヤル部4aと同一の回転軸β(図4)を有している。ただし、360°制限なく回転できるモードダイヤル部4aとは異なり、電源レバー4bは、図3(A)の範囲α内でのみ回転することができる。また、図3(A)〜(C)で示す通り、電源レバー4bは範囲αの中で3つの位相I〜IIIを有している。
図3(D)は本発明の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのモードダイヤル部回転軸に垂直な断面図である。モードダイヤル部4a内部には、二か所の嵌合部5aを有するばね5が組み込まれている。嵌合部5aは電源レバー4bの内部に設けられた二か所のクリック部4b−1に嵌合している。二か所のクリック部4b−1にはそれぞれ三か所の谷形状と、谷と谷の間に二か所の山形状がある。ばね5の嵌合部5aがクリック部4b−1の山形状に位置する場合は、ばね5がクリック部4b−1の山形状によってたわむため、位相I〜IIの間もしくは位相II〜IIIの間はばね5による付勢力が働く。このため、クリック部4b−1の谷形状に対応する位相I、II、IIIのどこかに電源レバー4bが位置するようになっている。これにより電源レバー4bは各位相に留めることができる。
撮影時には、モードダイヤル部4aを回転させることで、ユーザーが所望する撮影条件に合わせた撮影モードが選択される。その後、所望の条件設定値になるまでメインダイヤル3を回転させることにより撮影条件を設定する。
例えば、モードダイヤル部4aを絞り優先モードに設定した場合、メインダイヤル3を回転させると、装着されたレンズに応じて決められた範囲の中で、ユーザーが所望する任意の絞り値に設定することができる。同様に、モードダイヤル部4aをシャッタ速度優先モードに設定した場合は、メインダイヤル3を回転することで任意のシャッタ秒時に設定することができる。
電源レバー4bの位相Iは電源OFF状態、位相IIは静止画撮影準備状態、位相IIIには動画撮影準備状態がそれぞれ割り当てられている。このため、電源レバー4bを位相Iから位相IIへ動かすことで、カメラ1の電源を入れることができる。また、静止画撮影から動画撮影に変更する場合は、電源レバー4bを位相IIから位相IIIへ動かす。同様に、電源OFF状態から動画撮影にする際は、電源レバー4bを位相Iから位相IIIへ位相を2つ分動かせばよい。
図4(A)は図3(A)におけるA−A平面(回転軸βと位相Iを含む平面)での断面図である。電源レバー4bはカメラ本体1の最外形にごく近い位置まで延出している。このため、電源レバー4bのカメラ本体1からの距離iはごく小さい値となっている。
図4(B)は図3(B)におけるB−B平面(回転軸βと位相IIを含む平面)での断面図である。カメラ本体1は位相IIの付近で部分的に凸形状1aを有している。そのため図4(B)では電源レバー4bのカメラ本体1からの距離iiは距離iよりも大きく、電源レバー4bがカメラ本体1よりもへこんだ状態になる。
図4(C)は図3(C)におけるC−C平面(回転軸βと位相IIIを含む平面)での断面図である。位相Iと同様に、電源レバー4bはカメラ本体1の最外形にごく近い位置まで延出している。このため、電源レバー4bのカメラ本体1からの距離iiiは、距離iと同等のごく小さい値となっている。
電源レバー4bを電源OFF状態(位相I)から、静止画撮影準備状態(位相II)に移行させる場合は、左手親指で電源レバー4bを位相Iから位相IIへ移動させる。この時、前述の通り、電源レバー4bを位相Iから移動させると、ばね5の嵌合部5aが電源レバー4bのクリック部4b−1の形状に合わせて移動し、ばね5が変形する。そのため、嵌合部5aがクリック部4b−1の山を越えると、図3(A)のX方向に付勢力が発生する。電源レバー4bが位相IIに移った際には慣性によって電源レバー4bが位相IIIまで移動しようとするが、親指が凸形状1aに当たって摩擦力が発生する。これにより、電源レバー4bは位相IIに留まることが可能となる。
電源レバー4bを静止画撮影準備状態(位相II)から、動画撮影準備状態(位相III)に移行させる場合は、左手親指で電源レバー4bを位相IIから位相IIIへ移動させる。この時、位相Iの場合と同様にばね5によって図3(B)のX方向に付勢力が発生する。電源レバー4bが位相IIIに移った際には、電源レバー4bがモードダイヤル部4aの内部でカメラ本体1に衝突するため、電源レバー4bは位相IIIに留まる。
電源レバー4bを動画撮影準備状態(位相III)から、静止画撮影準備状態(位相II)に移行させる場合は、左手親指で電源レバー4bを位相IIIから位相IIへ移動させる。この時、前述の通り、電源レバー4bを位相IIIから移動させると、ばね5の嵌合部5aが電源レバー4bのクリック部4b−1の形状に合わせて移動し、ばね5が変形する。そのため、嵌合部5aがクリック部4b−1の山を越えると、図3(C)のY方向に付勢力が発生する。電源レバー4bが位相IIに移った際には慣性によって電源レバー4bが位相Iまで移動しようとするが、親指が凸形状1aに当たって摩擦力が発生する。これにより、電源レバー4bは位相IIに留まることが可能となる。
電源レバー4bを静止画撮影準備状態(位相II)から、電源OFF状態(位相I)に移行させる場合は、左手親指で電源レバー4bを位相IIから位相Iへ移動させる。この時、位相IIIの場合と同様にばね5によって図3(B)のY方向に付勢力が発生する。電源レバー4bが位相Iに移った際には、電源レバー4bがモードダイヤル部4aの内部でカメラ本体1に衝突するため、電源レバー4bは位相Iに留まる。
以上説明したように、本実施形態では、電源レバー4bが3つ以上の位相を有する場合に、ユーザーが所望する位相に固定しきれないことによる操作性の低下を防止することが可能となる。なお、凸形状1aは略円筒形状または略球形状が操作性上望ましい。また、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ本体
4 モード選択ダイヤル
4a モードダイヤル部
4b 電源レバー
5 ばね
4 モード選択ダイヤル
4a モードダイヤル部
4b 電源レバー
5 ばね
Claims (3)
- 情報入力のため回転操作可能な回転操作部材(4)を有する撮像装置(1)において、
前記回転操作部材(4)は、回転操作可能な第一のダイヤル操作部材(4a)と、回転操作可能な第二の操作部材(4b)を備え、
前記第二の操作部材(4b)は、前記第一のダイヤル操作部材(4a)と同軸の回転軸を有し、
前記第二の操作部材(4b)は、予め定められた角度内でのみ回転操作可能であり、
前記第二の操作部材(4b)は、少なくとも3つ以上の操作位相を有し、
前記第二の操作部材(4b)の左右端以外の位相において、前記第二の操作部材(4b)の端面と前記撮像装置(1)の外形面との距離(ii)が、前記第二の操作部材(4b)の左右端位相での前記第二の操作部材(4b)の端面と前記撮像装置(1)の外形面との距離(i、iii)よりも小さくなっていることを備えた撮像装置。 - 情報入力のため回転操作可能な回転操作部材(4)を有する撮像装置(1)において、
前記撮像装置(1)は、前記第二の操作部材(4b)の左右端以外の位相付近における外形形状が、部分的に円筒形状または球形状になっており、
前記外形形状は、前記第二の操作部材(4b)が操作可能な扇型の半径よりも小さい半径を有することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。 - 情報入力のため回転操作可能な回転操作部材(4)を有する撮像装置(1)において、
前記回転操作部材(4)は、撮影者側から見て左上部に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
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