JP2015114475A - 光走査装置及び内視鏡装置 - Google Patents

光走査装置及び内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光走査装置において、径方向の寸法が大きくなることを抑制し、かつ、光が光走査装置に入射する方向と、光が出射する方向とを一致させる。
【解決手段】光学部材200は、第1固定反射面202、第2固定反射面204、第3固定反射面206、及び透光面208を備えている。第1固定反射面202は、平面視で第1可動反射部102を挟んで第2可動反射部104とは逆側に位置している。第2固定反射面204は、平面視で第1可動反射部102と第2可動反射部104の間に配置されている。第3固定反射面206は、平面視で第2可動反射部104を挟んで第1可動反射部102とは逆側に配置されている。透光面208は、第1固定反射面202と第3固定反射面206の間に位置している。そして、第2固定反射面204は、透光面208とは逆側に位置し、透光面208を介して光学部材200の内部に入射した入射光を反射する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を走査する光走査装置及び内視鏡装置に関する。
内視鏡装置は、光を2次元で走査するための光走査装置を内蔵している。例えば特許文献1には、2つの可動ミラーと、1つの固定ミラーを用いて入射した光を2次元で走査することが記載されている。
特表2008−514977号公報
しかし特許文献1に記載の技術では、光が光走査装置に入射する方向と、光が光走査装置から照射対象に向けて出射する方向とが90°程度変わってしまう。このため、光走査装置の操作者が、照射対象の位置を勘違いする可能性が出てしまう。一方で、内視鏡装置などにおいては、光走査装置の厚さを薄くする必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、径方向の寸法が大きくなることを抑制でき、かつ、光が光走査装置に入射する方向と、光が出射する方向とを一致させることができる光走査装置及び内視鏡装置を提供することにある。
本発明において、光走査装置は、第1可動反射部、第2可動反射部、及び光学部材を備えている。第1可動反射部は回転可能である。第2可動反射部は、回転軸が第1可動反射部の回転軸と交わる方向を向いており、かつ平面視で第1可動反射部と並んで配置されている。光学部材は、第1可動反射部及び第2可動反射部の双方に対向している。光学部材は、さらに、第1固定反射面、第2固定反射面、第3固定反射面、及び透光面を備えている。第1固定反射面は、第1可動反射部に対向した外面であって、平面視で第1可動反射部を挟んで第1可動反射部とは逆側に位置している。第1固定反射面は、入射光を第1可動反射部に向けて反射する。第2固定反射面は、平面視で第1可動反射部と第2可動反射部の間に配置されており、第1可動反射部で反射された入射光を第2可動反射部に向けて反射する。第3固定反射面は、平面視で第2可動反射部を挟んで第1可動反射部とは逆側に配置されており、第2可動反射部で反射された入射光を第2可動反射部から離れる方向に反射する。透光面は、第1固定反射面と第3固定反射面の間に位置している。そして、第2固定反射面は、透光面とは逆側に位置し、透光面を介して光学部材の内部に入射した入射光を反射する。
また、本発明に係る内視鏡装置は、光源と、上記した光走査装置を有している。
本発明によれば、光走査装置において、径方向の寸法が大きくなることを抑制でき、かつ、光が光走査装置に入射する方向と、光が出射する方向とを一致させることができる。
第1の実施形態に係る光走査装置の構成を示す断面図である。 第1可動反射部の詳細構造の一例を示す平面図である。 光学部材の断面図である。 光学部材の製造方法の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る光走査装置の光学部材の構成を示す断面図である。 第3の実施形態に係る光走査装置の構成を示す断面図である。 第4の実施形態に係る内視鏡装置の構成を示す図である。 比較例に係る光走査装置の構成を示す断面図である。 図8に示した光走査装置の要部を上方から見た図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る光走査装置10の構成を示す断面図である。本実施形態に係る光走査装置10は、第1可動反射部102、第2可動反射部104、及び光学部材200を備えている。第1可動反射部102は回転可能である。第2可動反射部104は、回転軸が第1可動反射部102の回転軸と交わる方向を向いており、かつ平面視で第1可動反射部102と並んで配置されている。光学部材200は、第1可動反射部102及び第2可動反射部104の双方に対向している。
光学部材200は、さらに、第1固定反射面202、第2固定反射面204、第3固定反射面206、及び透光面208を備えている。第1固定反射面202は、光学部材200のうち第1可動反射部102に対向した外面であって、平面視で第1可動反射部102を挟んで第2可動反射部104とは逆側に位置している。第1固定反射面202は、光走査装置10に入射してきた光(以下、入射光と記載)を第1可動反射部102に向けて反射する。第2固定反射面204は、平面視で第1可動反射部102と第2可動反射部104の間に配置されており、第1可動反射部102で反射された入射光を第2可動反射部104に向けて反射する。第3固定反射面206は、平面視で第2可動反射部104を挟んで第1可動反射部102とは逆側に配置されており、第2可動反射部104で反射された入射光を第2可動反射部104から離れる方向に反射する。透光面208は、第1固定反射面202と第3固定反射面206の間に位置している。そして、第2固定反射面204は、透光面208とは逆側に位置し、透光面208を介して光学部材200の内部に入射した入射光を反射する。以下、詳細に説明する。
本実施形態において、平面視において第1固定反射面202、第1可動反射部102、第2固定反射面204、第2可動反射部104、及び第3固定反射面206は、一つの直線に沿って配置されている。また、光走査装置10に入射する入射光(すなわち第1固定反射面202に入射するときの入射光)と、光走査装置10から出射する出射光(すなわち第2固定反射面204で反射された入射光)は同軸(図1におけるx方向)となっている。このため、光走査装置10の幅は、小さくなる。
第1可動反射部102及び第2可動反射部104は、同一の基板100に形成されている。基板100は、例えばシリコン基板である。そして第1可動反射部102及び第2可動反射部104は、基板100を加工することにより形成されている。第1可動反射部102及び第2可動反射部104の構造の詳細については後述する。
第1固定反射面202、第2固定反射面204、及び第3固定反射面206は、一つの光学部材200の外面である。具体的には、光学部材200は、透光性の材料、例えばガラス又は樹脂により形成されている。そして第1固定反射面202及び第3固定反射面206は、光学部材200の外側の面によって構成されている。一方、第2固定反射面204は、光学部材200と外部の境界のうち光学部材200の内側の面によって構成されている。言い換えると、第1固定反射面202及び第3固定反射面206は、光学部材200に向かってきた光を反射する。一方、第2固定反射面204は、光学部材200の内部を進んできた光を反射する。
そして、第1固定反射面202、第2固定反射面204、及び第3固定反射面206は、いずれも平面であるが、向きが互いに異なる。
具体的には、第2固定反射面204は基板100と平行である。そして本図に示す例では、基板100に対する第1固定反射面202の角度θは、基板100に対する第3固定反射面206の角度θと等しい。ただし、第1固定反射面202と第3固定反射面206は互いに逆側を向いている。角度θ及びθは、例えば10°以上30°以下である。ただし角度θ及びθはこの範囲に限定されない。
そして、第2固定反射面204は、第1固定反射面202および第3固定反射面206よりも、基板100から離れている。基板100を基準としたときの第2固定反射面204の高さGは、第1固定反射面202のうち入射光が当たる部分よりも高くなっており、また、第2固定反射面204のうち入射光が当たる部分よりも高くなっている。
図2は、第1可動反射部102の詳細構造の一例を示す平面図である。第1可動反射部102は、可動電極120、枠体110、保持部材130、及び2つの第1固定電極140を備えている。保持部材130は、可動電極120を枠体110に取り付けており、かつ可動電極120の回転軸となる。2つの第1固定電極140は、可動電極120を介して互いに対向しており、可動電極120の回転軸と交わる方向に並んでいる。
可動電極120の平面形状は矩形であるが、第1固定電極140と対向する辺(図2においてY方向に伸びている辺)は、櫛歯形状となっている。枠体110は、可動電極120の4辺のうち第1固定電極140と対向していない2つの辺(図2においてX方向に伸びている辺)それぞれに対向している。保持部材130は、可動電極120のうち枠体110と対向している2辺それぞれに対して設けられている。詳細には、保持部材130は、可動電極120のうち枠体110と対向している辺の中心に接続している。そして2つの保持部材130を結ぶ線が、可動電極120の回転軸となっている。本実施形態では、枠体110、可動電極120、及び保持部材130は一体的に形成されている。
第1固定電極140のうち可動電極120と対向する辺は、櫛歯形状となっており、可動電極120の櫛歯部分とかみ合っている。このため、第1固定電極140と可動電極120は、互いに対向する部分の面積が大きくなり、その結果、可動電極120の駆動力は大きくなる。
また、第1固定電極140は、一部が可動電極120と枠体110の間に伸びている。その伸びている部分の先端は、保持部材130に対向している。
第1可動反射部102の可動電極120は、例えば上面が鏡面になっている。この鏡面は、例えば可動電極120の上面に金属膜(例えばAl膜)を形成することにより、形成されている。そして可動電極120の角度を変えることにより、可動電極120に入射してきた光の反射角を変える。可動電極120の角度は、制御部300によって制御される。
なお、第2可動反射部104の詳細構造は、平面視における向きが90°異なっている点を除いて、第1可動反射部102の詳細構造と同様である。
図3は、光学部材200の断面図である。光学部材200は、ベース部材210及び反射層220有している。ベース部材210はガラスや樹脂などの透光性の材料を用いて形成されており、第1固定反射面202となる面、第2固定反射面204となる面、及び第3固定反射面206となる面、及び透光面208を有している。反射層220は、ベース部材210のうち第1固定反射面202となる面、第2固定反射面204となる面、及び第3固定反射面206となる面の上に形成されている。反射層220は、光を反射する材料、例えばAlなどの金属によって形成されている。なお、反射層220は、ベース部材210のうち透光面208には形成されていない。
また、光学部材200は、底面が台形の四角柱を横にした形状を有している。そして、この台形の上底(互いに平行な2辺のうち相対的に短い辺)に相当する面が透光面208になっており、下底(互いに平行な2辺のうち相対的に長い辺)に相当する面が透光面208になっている。また台形の脚に相当する2つの面が、第1固定反射面202及び第3固定反射面206になっている。
図4は、光学部材200の製造方法の一例を示す図である。まず、図4(a)に示すように、三角柱のベース部材210を準備する。次いで、図4(b)に示すように、ベース部材210の外面の全面に、反射層220を、例えば蒸着法やスパッタリング法を用いて形成する。次いで、図4(c)に示すように、ベース部材210のうち、第1固定反射面202となる面及び第3固定反射面206となる面とが交わっている辺を研磨する。この研磨により、透光面208が形成される。このように、光学部材200を図3に示した構造にすると、光学部材200を容易に形成することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、光走査装置10は、第1可動反射部102及び第2可動反射部104の他に、第1固定反射面202、第2固定反射面204、及び第3固定反射面206を備えている。そして、第1固定反射面202に入射した光は、第1可動反射部102に向けて反射される。第1可動反射部102は、光の方向を第1の方向に走査する。第1可動反射部102で反射された光は、第2固定反射面204を介して第2可動反射部104に入射する。第2可動反射部104は、光の方向を第2の方向に走査する。第2可動反射部104で反射された光は、第3固定反射面206を介して光走査装置10の外部に出射する。
このため、光走査装置10から出射される光の方向を、光走査装置10に入射される光の向きにあわせることができる。すなわち光走査装置10から出射される光の光軸は、光走査装置10に入射される光の光軸と同一の向きを有している。また、第2固定反射面204に対する第1固定反射面202及び第3固定反射面206の角度θ、θを大きくしなくても良いため、光走査装置10の厚さtを薄くできる。
また、可動反射部として、第1可動反射部102及び第2可動反射部104の2つを用いている。このため、一つの可動反射部に、互いに直交する2つの回転軸を持たせる必要がない。従って、光走査装置10の径方向の寸法は、回転軸が2つではなく1つであるため、そのぶん小さくすることができる。また、光走査装置10の構造がシンプルになるので、製造コストを抑制できる。
また、光走査装置10の厚さ(または径)tを小さくするためには、光学部材200を第1可動反射部102及び第2可動反射部104に近づければよい。しかし、光学部材200を第1可動反射部102及び第2可動反射部104に近づけると、第1可動反射部102と第2可動反射部104の間の光路が短くなる。この光路が短くなると、第1可動反射部102と第2可動反射部104の間隔を狭くする必要が出てくる。しかし、第1可動反射部102と第2可動反射部104の間隔を狭くすることには限界がある。
これに対して本実施形態では、第2固定反射面204までの高さG(図1参照)は、第1固定反射面202の高さh(図1参照)よりも大きくなっている。従って、第1可動反射部102及び第2可動反射部104を光学部材200に近づけても、第1可動反射部102と第2可動反射部104の間の光路を長くすることができる。従って、光走査装置10の厚さ(または径)tを小さくすることができる。
この効果を、図8に示した比較例を用いて具体的に説明する。この比較例に係る光走査装置12は、光学部材200が反射面209のみを有している点を除いて、図1に示した光走査装置10と同様の構成である。反射面209は基板100に対して平行になっている。そして、反射面209は、光学部材200に向かって進んできた光を反射する。そして図9は、図8に示した光走査装置12の要部を上方から見た図である。
入射光を導光する導光部500から第1可動反射部102への光の入射角をθIN、第1可動反射部102と第2可動反射部104の間の距離をL、基板100を基準にしたときの反射面209の高さをgとすると、以下の式(1)が成立する。
Figure 2015114475
式(1)から、gを小さくすると、Lも小さくなることが分かる。一方、第1可動反射部102及び第2可動反射部104はある程度の大きさを有しているため、距離Lを小さくすることには限界がある。このため、gを小さくすること、すなわち光走査装置10の幅(径)を小さくすることには限界がある。
また、図8に示す比較例において、第2可動反射部104の傾斜角をθ、第2可動反射部104による走査角度θとすると、以下の式(2)が成立する。
Figure 2015114475
この式(2)から、第2可動反射部104による走査角度θは、第2可動反射部104の傾斜角θに比例することが分かる。
一方、第1可動反射部102の傾斜角をθ、第1可動反射部102による走査角度θ(図9参照)とすると、以下の式(3)が成立する。
Figure 2015114475
この式(3)によれば、tanθはtan(π/2−θIN)に比例する。従って、光の入射角θINが大きくなると、第1可動反射部102による走査角度θは小さくなってしまう。
そして、式(1)から、tan(π/2−θIN)を大きくするためには、Lを小さくするか、gを大きくする必要がある。Lを小さくすることには限界があり、また、gを大きくすると、光走査装置10の厚さ(または径)tは大きくなってしまう。
例えば、θが10度である場合、θinが45度のときはθは約18.9度、θinが80度のときはθは約3.45度である。なお、この条件において、Lが2mmのとき、gは1mmとなる。
これに対して、第1可動反射部102への入射光の入射角をM、透光面208での屈折角をN、基板100から透光面208までの距離をg、光学部材200の厚さをfとした場合、以下の(4)式が成立する。
Figure 2015114475
また、空気の屈折率をn,ベース部材210の屈折率をnとすると、以下の(5)式が成立する。
Figure 2015114475
ここで、Lを2mm、fを0.5mm、nを1、nを1.5、Mを45度とすると、Nは28度、gは0.73mmとなり、比較例に係るg(=1mm)と比較して小さくなる。このため、実施形態に係る光走査装置10は、比較例に係る光走査装置12と比較して、光走査装置10の厚さ(または径)tを小さくすることができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る光走査装置10の光学部材200の構成を示す断面図である。本実施形態に係る光走査装置10は、光学部材200が反射防止膜230を有している点を除いて、第1の実施形態に係る光走査装置10と同様の構成である。
反射防止膜230は、少なくとも透光面208に設けられている。本図に示す例では、反射防止膜230は、光学部材200の第1固定反射面202、第2固定反射面204、第3固定反射面206、及び透光面208に設けられている。詳細には、第1固定反射面202、第2固定反射面204、及び第3固定反射面206においては、反射防止膜230は反射層220を介してベース部材210とは逆側に設けられている。そして透光面208においては、反射防止膜230はベース部材210の上に設けられている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、透光面208に反射防止膜230が設けられているため、透光面208における光の透過率を上げることができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る光走査装置10の構成を示す断面図である。本実施形態に係る光走査装置10は、透光面208が第1透光面208a及び第2透光面208bを有している点を除いて、第1又は第2の実施形態に係る光走査装置10と同様の構成である。
基板100を基準にした場合、第1透光面208a及び第2透光面208bは互いに異なる方向に傾斜している。具体的には、第1透光面208aは第1可動反射部102に向けて傾斜しており、第2透光面208bは第2可動反射部104に向けて傾斜している。第1透光面208a及び第2透光面208bは、互いに同じ傾斜角度Nを有している。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、以下に説明するように、第1の実施形態と比較して、距離gをさらに縮めることができる。
本実施形態において、Lは、以下の(6)式で表すことができる。
Figure 2015114475

ただし、sinCの定義は以下のとおりである。
Figure 2015114475
そして、Lを2mm、fを1mm、nを1、nを1.5、Mを45度とした場合、N=10°ではg=0.3mmとなる。すなわち、第1の実施形態と比較して、gをさらに小さくすることができる。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る内視鏡装置40の構成を示す図である。本実施形態に係る内視鏡装置40は、共焦点光学系の内視鏡装置であり、光走査装置10、光源420、ダイクロイックミラー430、光ファイバー440、光検出部450、AD変換部460、及び画像処理部470を備えている。光走査装置10は、ケース410の中に収容されている。ケース410は、内視鏡装置40の先端部を構成しており、その先端にレンズ412を有している。光源420は、例えばレーザ光源である。
本実施形態において、光走査装置10は、基板100、光学部材200、制御部300、及び配線基板480を有している。光学部材200の構造は、第1〜第3の実施形態のいずれかと同様である。本図に示す例では、第1の実施形態と同様の場合を示している。また、本図に示す例では、基板100はSOI(Silicon ON Insulator)基板である。そして第1可動反射部102及び第2可動反射部104は、基板100の上側のシリコン層を用いて形成されている。そして、基板100は、配線基板480上に実装されている。また、配線基板480上には、制御部300も実装されている。制御部300は、例えば半導体ベアチップであり、基板100と共に配線基板480上に実装されている。
次に、内視鏡装置40の動作について説明する。光源420が生成した光は、ダイクロイックミラー430で反射され、光ファイバー440に入射する。光ファイバー440は、入射した光を光学部材200の第1固定反射面202に向けて出射する。第1固定反射面202に入射した光は、第1可動反射部102、第2固定反射面204、第2可動反射部104、及び第3固定反射面206を介して、レンズ412から観察対象に向けて出射する。このとき、制御部300が第1可動反射部102及び第2可動反射部104を制御することにより、観察対象に向けて出射する光の向きが制御される。
観察対象には、予め蛍光体の分子が含浸されている。この蛍光体の分子は、レーザ光で励起されることにより蛍光発光する。この蛍光発光した光は、レンズ412を介して第3固定反射面206、第2可動反射部104、第2固定反射面204、第1可動反射部102、及び第1固定反射面202を介して光ファイバー440に入射する。光ファイバー440に入射した光は、ダイクロイックミラー430を透過して光検出部450によって電気信号に変換される。この電気信号は、AD変換部460によってデジタル信号に変換される。画像処理部470は、AD変換部460が生成したデジタル信号に基づいて画像データを生成する。
本実施形態によれば、光走査装置10は、第1〜第3の実施形態のいずれかと同様の構造を有している。このため、内視鏡装置40から出射される光の光軸を、内視鏡装置40が延伸する方向(すなわちケース410が向いている方向)に合わせることができる。また、ケース410の径rを小さくすることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。例えば第1〜第3の実施形態に示した光走査装置10は、内視鏡装置40以外の装置、例えばレーザープロジェクタに使用されても良い。
10 光走査装置
12 光走査装置
40 内視鏡装置
100 基板
102 第1可動反射部
104 第2可動反射部
110 枠体
120 可動電極
130 保持部材
140 第1固定電極
200 光学部材
202 第1固定反射面
204 第2固定反射面
206 第3固定反射面
208 透光面
208a 第1透光面
208b 第2透光面
209 反射面
210 ベース部材
220 反射層
230 反射防止膜
300 制御部
410 ケース
412 レンズ
420 光源
430 ダイクロイックミラー
440 光ファイバー
450 光検出部
460 AD変換部
470 画像処理部
480 配線基板
500 導光部

Claims (5)

  1. 回転可能である第1可動反射部と、
    回転軸が前記第1可動反射部の回転軸と交わる方向を向いており、かつ平面視で前記第1可動反射部と並んで配置されている第2可動反射部と、
    前記第1可動反射部及び前記第2可動反射部の双方に対向する光学部材と、
    を備え、
    前記光学部材は、
    前記第1可動反射部に対向した外面であって、平面視で前記第1可動反射部を挟んで前記第2可動反射部とは逆側に位置し、かつ入射光を前記第1可動反射部に向けて反射する第1固定反射面と、
    平面視で前記第1可動反射部と前記第2可動反射部の間に配置されており、前記第1可動反射部で反射された前記入射光を前記第2可動反射部に向けて反射する第2固定反射面と、
    平面視で前記第2可動反射部を挟んで前記第1可動反射部とは逆側に配置されており、前記第2可動反射部で反射された前記入射光を前記第2可動反射部から離れる方向に反射する第3固定反射面と、
    を備え、
    前記光学部材は、さらに、前記第1固定反射面と前記第3固定反射面の間に位置する透光面を備え、
    前記第2固定反射面は、前記透光面とは逆側に位置し、前記透光面を介して前記光学部材の内部に入射した前記入射光を反射する光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記第1固定反射面に入射するときの前記入射光と、前記第3固定反射面で反射された前記入射光は同軸となっている光走査装置。
  3. 請求項1又は2に記載の光走査装置において、
    前記光学部材は、
    透光性の材料で形成されたベース部材と、
    前記ベース部材のうち前記第1固定反射面、前記第2固定反射面、及び前記第3固定反射面となる面に形成された反射層と、
    を備える光走査装置。
  4. 請求項1〜3に記載の光走査装置において、
    前記透光面は、
    前記第1可動反射部で反射された前記入射光が前記光学部材の内部に向けて透光する第1透光面と、
    前記第2固定反射面で反射された前記入射光が前記光学部材の外部に向けて透光する第2透光面と、
    を備え、
    前記第1透光面は前記第1可動反射部に向けて傾斜しており、
    前記第2透光面は前記第2可動反射部に向けて傾斜している光走査装置。
  5. 光源と、
    前記光源から入射された光を走査するとともに、前記光が観察対象で反射した反射光を取り出す光走査装置と、
    を備え、
    前記光走査装置は、
    回転可能である第1可動反射部と、
    回転軸が前記第1可動反射部の回転軸と交わる方向を向いており、かつ平面視で前記第1可動反射部と並んで配置されている第2可動反射部と、
    前記第1可動反射部及び前記第2可動反射部の双方に対向する光学部材と、
    を備え、
    前記光学部材は、
    前記第1可動反射部に対向した外面であって、平面視で前記第1可動反射部を挟んで前記第2可動反射部とは逆側に位置し、かつ入射光を前記第1可動反射部に向けて反射する第1固定反射面と、
    前記第2可動反射部に対向した外面であって、平面視で前記第1可動反射部と前記第2可動反射部の間に配置されており、前記第1可動反射部で反射された前記入射光を前記第2可動反射部に向けて反射する第2固定反射面と、
    平面視で前記第2可動反射部を挟んで前記第1可動反射部とは逆側に配置されており、前記第2可動反射部で反射された前記入射光を前記第2可動反射部から離れる方向に反射する第3固定反射面と、
    を備え、
    前記光学部材は、さらに、前記第1固定反射面と前記第3固定反射面の間に位置する透光面を備え、
    前記第2固定反射面は、前記透光面とは逆側に位置し、前記透光面を介して前記光学部材の内部に入射した前記入射光を反射する内視鏡装置。
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