JP2015114470A - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制しつつ、トナーの貯留量を確保すると共に現像装置へのトナー供給量を安定的に確保することが可能なトナー補給装置を提供する。【解決手段】複数のトナー搬送部材52〜54を水平方向に並んで配置して、上下方向における厚さを薄くして装置の薄型化をはかる。また、複数のトナー搬送部材を備える構成として、トナー搬送部材の長手方向の長さを短くして隣り合うように配置する。これにより、トナーの貯留量を確保するとともに、装置の大型化を抑制する。また、第1の収容部と第2の収容部とを連通する開口部68に、第1収容部のトナー搬送方向における下流側の縁部から下流側トナー搬送部材54に向けて張り出す壁部69を設けトナーの搬送方向を変えて、開口部68を通るようにトナーを案内する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置の現像装置にトナーを補給するトナー補給装置、及びトナー補給装置を備えた画像形成装置に関する。
例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置において、機体に対して交換可能でありトナーを貯留するトナーボトル(トナーカートリッジ)と、トナーボトルから供給されたトナーを撹拌しながら一時的に貯留するトナーホッパと、トナーホッパから供給されたトナーを用いて現像する現像装置を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−139031号公報 特開2012−53346号公報
トナーカートリッジと現像装置との間で、トナーを一時的に貯留するトナー補給装置を備えた画像形成装置では、トナー補給装置を配置するためのスペースが必要となる。トナー補給装置の主要な構成としては、トナーカートリッジから供給されたトナーを撹拌しながら循環させるためのトナー搬送部材と、トナー搬送部材からトナーを受入れ、受け入れたトナーを現像装置へ搬送するトナー供給部材とを備える構成が考えられる。
このようなトナー補給装置では、回転軸線を中心として回転するトナー搬送部材の回転半径を大きくして、貯留されるトナーの量を確保することが求められる。しなしながら、トナー搬送部材の回転半径を大型化すると、トナー補給装置も大型化されるため、トナーカートリッジと現像装置との間のスペースも確保しなければならず、画像形成装置も大型化されることになる。
また、このようなトナー補給装置では、トナー搬送部材からトナー供給部材へのトナーの受け渡しが適切に行われない場合には、現像装置へのトナーの供給量を確保することができず、現像装置においてトナーが不足するおそれがある。
本発明は、装置の大型化を抑制しつつ、トナーの貯留量を確保すると共に現像装置へのトナー供給量を安定的に確保することが可能なトナー補給装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、現像装置にトナーを補給するトナー補給装置であって、トナーを循環する循環経路を形成する第1の収容部と、トナーを現像装置に供給する供給経路を形成する第2の収容部とを備える。第1の収容部及び第2の収容部は水平方向に連通されている。第1の収容部には、回転軸線を中心として回転しトナーを撹拌すると共に搬送する複数のトナー搬送部材が収容されている。複数のトナー搬送部材は、上流側に配置された上流側トナー搬送部材と、上流側トナー搬送部材の下流に配置された下流側トナー搬送部材とを有する。上流側トナー搬送部材及び下流側トナー搬送部材は水平方向に並んで配置される。第2の収容部には、トナー供給部材が収容されている。トナー供給部材は、回転軸線を中心として回転し、現像装置に供給するためにトナーを搬送する。第1の収容部と第2の収容部とを水平方向に連通する開口部の縁部には、下流側トナー搬送部材に向けて張り出す壁部が設けられている。壁部は下流側トナー搬送部材の回転半径の最大径の内側まで張り出している。
このトナー補給装置によれば、複数のトナー搬送部材が水平方向に並んで配置されているので、上下方向における厚さを薄くすることができ、装置の薄型化をはかることができる。また、複数のトナー搬送部材を備える構成であるので、トナー搬送部材の長手方向の長さを短くして隣り合うように配置することで、トナーの貯留量を確保するとともに、装置の大型化を抑制することができる。また、第1の収容部と第2の収容部とを連通する開口部には、第1収容部のトナー搬送方向における下流側の縁部から下流側トナー搬送部材に向けて入り出す壁部が設けられ、この壁部は下流側トナー搬送部材の回転半径の最大径の内側まで張り出しているので、下流側トナー搬送部材によって搬送されたトナーが壁部に当たることで搬送方向が変更されて、開口部を通るように案内されて、第1の収容部から第2の収容部に搬送される。これにより、水平方向に並んで配置された第1の収容部から第2の収容部にトナーを効率良く搬送することができ、第2収容部内のトナー供給部材によって現像装置に安定的にトナーを供給することができる。
また、下流側トナー搬送部材の回転方向は、トナー供給部材側の外周部が上向きに移動する方向であることが好ましい。これにより、第1の収容部と第2の収容部とを連通する開口部の手前において、底部に堆積するトナーが開口部側へ寄せられて搬送されるので、トナーが開口部内に容易に導入される。そのため、第2の収容部内に導入されるトナーの量を増加して、現像装置にトナーを安定的に供給することができる。
また、トナー搬送部材の回転軸の外周面から張り出す搬送羽根は、回転軸の軸線方向から見て半円形状を成していることが好適である。このように半円形状を成す搬送羽根を備える構成であると、回転軸の軸線方向において非連続な搬送羽根とすることができるので、トナーを好適に撹拌することができると共に狭い貯留領域内で局所的にトナーに力が加わることが抑制され、トナーの凝集体の生成が抑制される。トナーの凝集体が現像装置に導入されると、現像装置における現像において不具合を生じるおそれがあるので、凝集体が生成されにくいことが求められている。
また、トナーは下流側トナー搬送部材によって回転軸の一端側から他端側へ搬送される。壁部は平面視において下流側トナー搬送部材の回転軸に対して、30度以上60度以下の角度で交差する方向に張り出している。壁部の先端部は基端部よりも回転軸の一端側に配置されている。これにより、壁部は、下流側トナー搬送部材の回転軸線方向に沿う搬送方向の下流側に進むにつれて、回転軸の径方向において回転中心側から外周側へ配置されるので、トナーが壁部によって案内されて、第1収容部から開口部を通じて第2収容部に搬送される。
平面視において、下流側トナー搬送部材の開口部に対向する位置に配置された搬送羽根は、下流側トナー搬送部材の回転軸に対して、30度以上60度以下の角度で配置されていることが好ましい。これにより、トナーを好適に開口部に案内することができる。
また、トナー搬送部材の径方向における壁部の張り出し長さLは、下記式(1)によって表現されることが好ましい。
ここで、Gは下流側トナー搬送部材の外周部と第1の収容部の前記トナー供給部材側の内壁面との間隔、Rは下流側トナー搬送部材の回転半径の最大径である。
下流側トナー搬送部材の壁部よりも下流側に配置された搬送羽根は、周方向において徐々に外径が小さくなっていてもよい。
また、複数のトナー搬送部材は、第1のトナー搬送部材、第2のトナー搬送部材及び第3のトナー搬送部材を有する。第1のトナー搬送部材は、第1の収容部にトナーを導入する導入口側に配置されている。第2のトナー搬送部材は、上流側トナー搬送部材である。第2のトナー搬送部材は、第1のトナー搬送部材によって搬送されたトナーを搬送する。第3のトナー搬送部材は、下流側トナー搬送部材である。第3のトナー搬送部材は、第2のトナー搬送部材によって搬送されたトナーを搬送する。
第2のトナー搬送部材によって搬送されたトナーの一部は、第1のトナー搬送部材に戻されて、再び、第1のトナー搬送部材によって搬送される。第3のトナー搬送部材に導入されたトナーは、壁部によって分流される。一方はトナー供給部材に導入され、他方は下流側に搬送された後、第2のトナー搬送部材の中途部に戻される。
トナーは導入口から第1のトナー搬送部材に供給される。導入口から第2のトナー搬送部材の中途部までの区間が第1区間である。第1区間におけるトナーの搬送速度はVである。第2のトナー搬送部材の中途部から、第3のトナー搬送部材の上流側の端部に至るまでの区間が第2区間である。第2区間におけるトナーの搬送速度はVである。
第2のトナー搬送部材の下流側の端部から第1のトナー搬送部材の上流側の端部に導入されるまでの区間が第3区間である。第3区間におけるトナーの搬送速度はVである。第3のトナー搬送部材の上流側の端部からトナー供給部材に至るまでの区間が第4区間である。第4区間におけるトナーの搬送速度はVである。
トナー供給部材によってトナーが搬送される区間が第5区間である。第5区間におけるトナーの搬送速度はVである。壁部の下流側では、トナーは第3のトナー搬送部材によって搬送される。壁部を過ぎてから第2のトナー搬送部材の中途部に至るまでの区間が第6区間である。第6区間におけるトナーの搬送速度はVである。
トナーの搬送速度V〜Vは、下記(2)を満たすことが好ましい。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速である場合には、第1区間の下流側の第2区間で、搬送速度が遅くなるので、トナーの搬送を遅らせることでトナーの貯留量が確保される。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速である場合には、第2のトナー搬送部材の下流側の端部において、第1のトナー搬送部材の上流側に搬送されるトナーの搬送量よりも、第3のトナー搬送部材の上流側から開口部を通じてトナー供給部材へ導入されるトナーの搬送量が多くなる。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速である場合には、第3のトナー搬送部材において、下流側に搬送されて第2のトナー搬送部材の中途部に戻されるトナーの搬送量よりも、第3のトナー搬送部材の上流側から開口部を通じてトナー供給部材へ導入されるトナーの搬送量が多くなる。これらにより、トナーの貯留量が確保され、トナー供給部材へ優先的にトナーが供給される。トナーの搬送速度は、トナー搬送部材の搬送羽根の間隔(ピッチ)を広げることで高速とすることができる。搬送羽根の間隔を狭くすることにより、トナーの搬送速度は低速となる。また、容器の底面の形状を変更することにより、搬送速度は変わる。連通部の開口の形状または大きさを変更することにより、搬送速度は変わる。
また、上流側トナー搬送部材から下流側トナー搬送部材にトナーを受け渡すための連通部を挟んで対向する位置に設けられた上流側トナー搬送部材の搬送羽根と下流側トナー搬送部材の搬送羽根とは、回転角度180度分の位相がずれて同じ向きに回転することが好ましい。これにより、上流側トナー搬送部材から下流側トナー搬送部材へのトナーの受け渡し部において、下流側トナー搬送部材によってトナーが上流側トナー搬送部材に導入されるタイミングと、下流側トナー搬送部材の搬送羽根が通過するタイミングとを合わせることができる。そのため、トナーの受け渡しが円滑に行なわれる。
本発明の画像形成装置は上記のトナー補給装置を備える。
本発明によれば、トナー補給装置において、装置の小型化を抑制しつつ、トナー貯留量を確保すると共に現像装置へのトナーの供給量を安定的に確保することができる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 トナーカートリッジ、トナー補給ユニット及び現像ユニットの配置を示す斜視図である。 トナーカートリッジ、トナー補給ユニット及び現像ユニットの配置を示す正面図である。 図1中のトナー補給ユニットの容器内部を示す斜視図である。 図1中のトナー補給ユニットの容器内部を示す平面図である。 容器内部のトナーの流れを示す平面図である。 第3トナー搬送部材とトナー供給部材との間の連通部近傍を拡大して示す平面図である。 第2トナー搬送部材及び第3トナー搬送部材の回転方向を示す図である。 ガイド壁の張り出し長さLとトナー排出量との関係を示すグラフである。 トナー補給ユニットにおけるトナー排出量と、従来技術におけるトナー排出量を示すグラフである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るトナー補給装置を適用した画像形成装置の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の全体構成)
図1に示すように、画像形成装置1は、記録媒体搬送ユニット10、転写ユニット20、感光体ドラム30、4つの現像ユニット(現像装置)100、及び、定着ユニット40を含んで構成される。また、画像形成装置1は、トナーカートリッジ36からトナーを一時的に貯留し、貯留したトナーを現像ユニット100に供給するトナー補給ユニット50を備えている。
記録媒体搬送ユニット10は、最終的に画像が形成される記録媒体としての用紙Pを収容すると共に、用紙Pを記録媒体搬送路上に搬送する。用紙Pは、記録媒体搬送ユニット10のカセットに積層して収容される。記録媒体搬送ユニット10は、用紙Pに転写されるトナー像が二次転写領域Rに到達するタイミングで、用紙Pを二次転写領域Rに到達させる。
転写ユニット20は、現像ユニット100により現像されたトナー像を用紙Pに二次転写する二次転写領域Rに搬送する。転写ユニット20は、転写ベルト21と、転写ベルト21を懸架する懸架ローラ21a、21b、21c及び21dと、感光体ドラム30と共に転写ベルト21を挟持する一次転写ローラ22と、懸架ローラ21dと共に転写ベルト21を挟持する二次転写ローラ24とを含んで構成される。
転写ベルト21は、懸架ローラ21a、21b、21c及び21dに架け渡されて、循環移動する無端ベルト(rotating endless belt)である。一次転写ローラ22は、転写ベルト21の内周側から感光体ドラム30を押圧するように設けられる。一方、二次転写ローラ24は、転写ベルト21の外周側から懸架ローラ21dを押圧するように設けられる。また、転写ユニット20は、転写ベルト21に付着したトナーを除去するクリーニング装置を備えている。
感光体ドラム30は、周面に画像が形成される静電潜像担持体であり、例えばOPC(Organic PhotoConductor)からなる。本実施形態に係る画像形成装置1は、カラー画像を形成可能な装置であり、例えばマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色に対応して、4つの感光体ドラム30が転写ベルト21の移動方向に沿って設けられている。各感光体ドラム30の周上には、図1に示すように、帯電ローラ32、露光ユニット34、現像ユニット100、及び、クリーニングユニット38がそれぞれ設けられている。
帯電ローラ32は、感光体ドラム30の表面を所定の電位に均一に帯電させる。露光ユニット34は、帯電ローラ32により帯電した感光体ドラム30の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光する。これにより、感光体ドラム30の表面のうち露光ユニット34により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成される。4つの現像ユニット100は、各現像ユニット100に対応して設けられたトナーカートリッジ36から供給されたトナーによって感光体ドラム30に形成された静電潜像を現像し、トナー像を生成する。4つのトナーカートリッジ36内には、それぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン、及び、ブラックのトナーが充填されている。
クリーニングユニット38は、感光体ドラム30上に形成されたトナー像が転写ベルト21に一次転写された後に感光体ドラム30上に残存するトナーを回収する。クリーニングユニット38は、例えばクリーニングブレードを設け、感光体ドラム30の周面にクリーニングブレードを当接させることにより感光体ドラム30上の残トナーを除去する構成を用いることができる。なお、感光体ドラム30の周上には、感光体ドラム30の回転方向においてクリーニングユニット38と帯電ローラ32との間に、感光体ドラム30の電位をリセットする除電ランプを配置することもできる。
定着ユニット40は、転写ベルト21から用紙Pへ二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させる。定着ユニット40は、例えば、加熱ローラ42と、加圧ローラ44とを含んで構成される。加熱ローラ42は、回転軸線を中心として回転可能な円筒状の部材であり、その内部には例えばハロゲンランプなどの熱源が設けられている。加圧ローラ44は、回転軸周りに回転可能な円筒状の部材であり、加熱ローラ42を押圧するように設けられる。加熱ローラ42及び加圧ローラ44の外周面には、例えばシリコンゴム等の耐熱弾性層が設けられる。加熱ローラ42と加圧ローラ44との接触領域である定着ニップ部に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させる。
また、画像形成装置1には、定着ユニット40によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ46及び48が設けられている。
(トナーカートリッジの構成)
トナーカートリッジ36は、トナーを貯留するものであり画像形成装置1の装置本体に対して取替え可能となっている。トナーカートリッジ36は断面が円筒形状もしくは底部が半円形状で上部が箱型を成し所定の長さを有する。トナーカートリッジ36の底部には貯留されたトナーを撹拌すると共に搬送する搬送部材が設けられている。搬送部材は回転軸線を中心として回転することで、トナーを撹拌すると共にトナーカートリッジ36の長手方向にトナーを搬送する。トナーカートリッジ36の長手方向の一端側の底面には、貯留されたトナーをトナー補給ユニット50に供給するためのトナー出口が設けられている。
(トナー補給ユニットの構成)
トナー補給ユニット50は、図4及び図5に示すように、容器51、第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53、第3トナー搬送部材54、及びトナー供給部材55を備えている。また、トナー補給ユニット50は、容器51内に残留するトナーの有無を検知するためのトナー検知部56を有する。
容器51は、トナーを循環させながら一時的に貯留するものである。容器51は、第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53、第3トナー搬送部材54及びトナー供給部材55を収容する。これらの第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53、第3トナー搬送部材54及びトナー供給部材55は、水平方向に隣り合って並べられている。第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53、第3トナー搬送部材54及びトナー供給部材55の各回転軸52a,53a,54a,55aは平行に配置されている。
第1トナー搬送部材52及び第2トナー搬送部材53は等しい長さであり、第3トナー搬送部材54は、第1トナー搬送部材52及び第2トナー搬送部材53よりも短く、トナー供給部材55と等しい長さである。各回転軸52a,53a,54a,55aの一端側は揃えて配置され、他端側は回転軸52a,53aと回転軸54a,55aとで異なる位置に配置されている。なお、図5において図示左側を一端側とし、図示右側を他端側としている。
回転軸52a,53aは、容器51の対向する側壁51a,51bに回転可能に支持されている。側壁51aは回転軸52a,53aの一端側を支持し、側壁51bは回転軸52a,53aの他端側を支持している。
回転軸54a,55aは、容器51の対向する側壁51a,51cに回転可能に支持されている。側壁51aは回転軸54a,55aの一端側を支持し、側壁51cは回転軸54a,55aの他端側を支持している。側壁51cは、側壁51bよりも側壁51a側に配置されている。
容器51では、第1トナー搬送部材52と第2トナー搬送部材53との間に第1隔壁61が配置され、第2トナー搬送部材53と第3トナー搬送部材54との間に第2隔壁62が配置され、第3トナー搬送部材54とトナー供給部材55との間に第3隔壁63cが配置されている。これらの第1隔壁61、第2隔壁62及び第3隔壁63は、各回転軸52a,53a,54a,55aに沿って配置されている。
第1隔壁61は、第1トナー搬送部材52が配置される領域と、第2トナー搬送部材53が配置される領域とを区画する。第1隔壁61の両端部にはトナーが流通可能な開口部である連通部64,65が形成されている。連通部64は第1隔壁61の他端側に配置され、連通部65は第1隔壁61の一端側に配置されている。連通部64は連通部65よりも大きく開口されている。
第2隔壁62は、第2トナー搬送部材53が配置される領域と、第3トナー搬送部材54が配置される領域とを区画する。第2隔壁62の両端部にはトナーが流通可能な開口部である連通部66,67が形成されている。連通部66は第2隔壁の他端側に配置され、連通部67は第2隔壁62の一端側に配置されている。連通部67は連通部66よりも大きく開口されている。
第3隔壁63は、第3トナー搬送部材54が配置される領域と、トナー供給部材55が配置される領域とを区画する。第3隔壁63は、第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53及び第3トナー搬送部材54を収容する第1収容部と、トナー供給部材55を収容する第2収容部と区画する。第3隔壁63の一端側にはトナーが流通可能な開口部である連通部68が形成されている。連通部68は、第1収容部と第2収容部とを連通している。
(搬送部材)
第1トナー搬送部材52,第2トナー搬送部材53及び第3トナー搬送部材54の回転軸52a,53a,54aは、回転軸52a,53a,54aの外周面から径方向の外側に張り出す搬送羽根52b,53b,54bを有する。搬送羽根52b,53b,54bは、回転軸52a,53a,54aにそれぞれらせん状に配置されている。搬送羽根52b,53b,54bの基端部と回転軸52a,53a,54aの外周面との間には、トナーが流通可能な隙間が形成されている。
搬送羽根52b,53b,54bは、回転軸52a,53a,54aの軸線方向から見て、半円形状(図8参照)を成すように形成されている。
第3トナー搬送部材54は、異なる形状の搬送羽根54b,54cを有する。回転軸54aの長手方向の一端側に配置された搬送羽根54bは、周方向において回転軸54aからの張り出し長さが等しくなっている。回転軸54aの長手方向の他端側に配置された搬送羽根54cは、周方向において回転軸54aからの張り出し長さが異なっている。搬送羽根54cは、周方向において徐々に外径が小さくなっている。
搬送羽根52b,53b,54b,54cは、回転軸52a,53a,54aの回転に伴って回転して、トナーを撹拌しながら搬送する。第3トナー搬送部材54の回転方向は、トナー供給部材55側の外周部が上向きに移動する方向である。第3トナー搬送部材54の回転により、容器51の底部に堆積するトナーはトナー供給部材55側に寄せられて連通部68内に搬送される。
(トナー供給部材)
トナー供給部材(搬送スクリュー)55は、回転軸55aの外周面から径方向の外側に張り出す搬送羽根55bを有する。搬送羽根55bは、回転軸55aにらせん状に配置されている。搬送羽根55bは回転軸55aの回転に伴って回転し、トナーを一端側から他端側に搬送する。
トナー補給ユニット50は、回転軸52aを回転させるための駆動源を有する。回転軸52a,53a,54a,55aの一端は、容器51の外部に突き出しており、ギアなどの動力伝達機構によって連結されている。駆動源である電動モータの出力軸は、回転軸52aの一端に回転駆動力を伝達して回転軸52aを回転させる。回転軸52aに伝達された回転駆動力は、動力伝達機構を介して回転軸53a,54a,55aに伝達され、回転軸53a,54a,55aが回転する。
次にトナー補給ユニット50内のトナーの流れについて説明する。トナーカートリッジ36から供給されたトナーは、図6に示されるように、トナー導入口51dを通過して容器51内の第1トナー搬送部材52上に導入される。第1トナー搬送部材52は回転軸52aを中心として回転し、搬送羽根52bはトナーを撹拌しながら回転軸52aに沿って搬送する。トナーは回転軸52aの他端側(図示右側)に搬送される。
回転軸52aの他端側に搬送されたトナーは、連通部64内に搬送されて、第2トナー搬送部材53の他端側に導入される。第2トナー搬送部材53は回転軸53aを中心として回転し、搬送羽根53bはトナーを撹拌しながら回転軸53aに沿って搬送する。トナーは回転軸53aの他端側から一端側に搬送される。
回転軸53aの他端側に搬送されたトナーは、連通部65,67内に搬送される。連通部67は、連通部65よりも大きな開口である。また、連通部67は、上下方向において連通部65と比較して、容器51の底面に近い位置配置されているので、回転軸53aの他端側に搬送されたトナーは、連通部65よりも連通部67に流れ易くなっている。連通部65を通過したトナーは第1トナー搬送部材52の一端側に導入され、連通部65を通過したトナーは第3トナー搬送部材54の一端側に導入される。
第1トナー搬送部材52の一端側に導入されたトナーは、他端側に向けて搬送される。トナー導入口51d近傍において、トナー導入口51dから導入された新たなトナーと、一端側から搬送されたトナーとが合流して、回転軸52aの他端側に搬送される。
第3トナー搬送部材54の一端側に導入されたトナーは、他端側に向けて搬送される。連通部68近傍において、トナーの一部は連通部68内に搬送され、残りのトナーは回転軸54aの他端側に搬送され、連通部66を通過して、第2トナー搬送部材53の中途部53cに戻される。第2トナー搬送部材53の中途部にもどされたトナーは、第2トナー搬送部材53の他端側のトナーと合流して、一端側に搬送される。
連通部68内に搬送されたトナーは、トナー供給部材55の一端側に導入される。トナー供給部材55に導入されたトナーは回転軸55aに沿って移動して、他端側に至り、他端側に設けられたトナー供給口を通って現像ユニット100に供給される。
(壁部)
ここで、容器51には、連通部68にトナーを案内するガイド壁(壁部)69が設けられている。ガイド壁69は、連通部68の開口の下流側の縁部から第3トナー搬送部材54の回転軸54aに向かって張り出している。下流側とは、回転軸54aに沿うトナーの搬送方向の下流側である。
ガイド壁69は上下方向において、第3トナー搬送部材54の外径に対応する高さを有する。ガイド壁69は、第3隔壁63の端部から回転軸54a側へ張り出している。平面視においてガイド壁69の延在する方向は、第3隔壁63の延在する方向に対して斜めに交差する方向に延在している。ガイド壁69は、第3トナー搬送部材54の回転半径の最大径の内側まで張り出している。ガイド壁69の先端は、搬送羽根の外周よりも回転軸54aに近い位置に配置されている。
また、ガイド壁69は平面視において、第3トナー搬送部材54の回転軸54aの延在する方向に対して、30度以上60度以下の角度θ1(図5参照)で交差する方向に延在している。ガイド壁69の先端側(回転軸54a側)は、ガイド壁69の基端側(第3隔壁63側)よりも回転軸54aの一端側(トナー搬送方向の上流側)に配置されている。
また、第3トナー搬送部材54の連通部(開口部)68に対向する位置に配置された搬送羽根54bは、平面視において、回転軸54aに対して30度以上60度以下の角度θ2で交差するように配置されている。図5に示されるように、搬送羽根54bが最下点に配置されているときに、搬送羽根54bの連通部68側の外周部は、連通部67側の外周部よりも、回転軸54aの一端側(図示左側)に配置されている。
図6に示すように、ガイド壁69の第3トナー搬送部材54の径方向(回転軸54aに直交する方向)におけるガイド壁69の張り出し長さLは、下記式(1)を満たしている。

ここで、Gは第3トナー搬送部材54の外周部と第3隔壁63の内壁面との間隔であり、Rは第3トナー搬送部材54の回転半径の最大径である。
次に容器51内におけるトナーの搬送速度について説明する。トナー導入口51dから容器51内にトナーが供給され、第1トナー搬送部材52によってトナーが搬送されて、トナーが連通部64を通過し、第2トナー搬送部材53に受け渡されて搬送され、第2トナー搬送部材53の中途部53cに至るまでの第1区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
第2トナー搬送部材53の中途部53cから一端側にトナーが搬送され、トナーが連通部67を通過して、第3トナー搬送部材54の一端側(上流側の端部)にトナーが至るまでの第2区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
第2トナー搬送部材53の一端側(下流側の端部)から、トナーが連通部65を通過して、第1トナー搬送部材52の一端側(上流側の端部)に導入され、トナー導入口51dの近傍(真下)に至るまでの第3区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
第3トナー搬送部材54の一端側から、トナーが連通部68を通過して、トナー供給部材55にトナーが至るまでの第4区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
トナーがトナー供給部材55によって搬送される第5区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
ガイド壁69の下流側で第3トナー搬送部材54によってトナーが搬送されて他端側に至り、トナーが連通部66を通過して第2トナー搬送部材53の中途部53cに至るまでの第6区間Aにおけるトナーの搬送速度をVとする。
トナーの搬送速度V〜Vは下記式(2)を満たしている。
第1区間Aの搬送速度Vは第2区間Aの搬送速度Vよりも高速である。第2区間Aの搬送速度Vは第5区間の搬送速度Vよりも高速である。第5区間の搬送速度Vは第4区間の搬送速度Vよりも高速であるかまたは等しい速度である。第4区間の搬送速度Vは第3区間Aの搬送速度Vよりも高速である。第3区間の搬送速度Vは第6区間Aの搬送速度Vよりも高速である。
トナーの搬送速度は、トナー搬送部材の搬送羽根の間隔(ピッチ)を広げることで高速とし、搬送羽根の間隔を狭くすることで低速とすることができる。また、容器の底面の形状を変更したり、連通部の開口の形状や大きさを変えることで搬送速度を変えることができる。
次に第2トナー搬送部材53と第3トナー搬送部材54の回転方向及び位相のずれについて搬送する。図7に示されるように、回転軸53a,54aの一端側から見た場合に、搬送羽根53b,54bは同一の方向に図示右回りに回転する。搬送羽根53bと搬送羽根54bは、回転角度180度分の位相がずれて回転する。搬送羽根53bが最下点に配置されているときに、搬送羽根53bが最上点に配置されている。これにより、第2トナー搬送部材53から第3トナー搬送部材54へのトナーの受け渡し部において、第2トナー搬送部材53によってトナーが第3トナー搬送部材54に導入されるタイミングと、第3トナー搬送部材54の搬送羽根54bが通過するタイミングとを合わせることができ、トナーの受け渡しを円滑に行うことができる。
(画像形成装置1の動作)
次に、画像形成装置1の動作について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成装置1の制御部は、受信した画像信号に基づいて、帯電ローラ32により感光体ドラム30の表面を所定の電位に均一に帯電させた後、露光ユニット34により感光体ドラム30の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。
一方、現像ユニット100では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させ最適な帯電量を付与した現像剤が調整される。この現像剤を現像ローラ110に担持させる。そして、現像ローラ110の回転により現像剤が感光体ドラム30と対向する領域まで搬送されると、現像ローラ110に担持された現像剤のうちのトナーが感光体ドラム30の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像される。こうして形成されたトナー像は、感光体ドラム30と転写ベルト21とが対向する領域において、感光体ドラム30から転写ベルト21へ一次転写される。転写ベルト21には、4つの感光体ドラム30上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成される。そして、積層トナー像は、懸架ローラ21dと二次転写ローラ24とが対向する二次転写領域Rにおいて、記録媒体搬送ユニット10から搬送された用紙Pに二次転写される。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着ユニット40へ搬送される。用紙Pを加熱ローラ42と加圧ローラ44との間で熱及び圧力を加えながら通過させることにより、積層トナー像を用紙Pに溶融定着させる。その後、用紙Pは、排出ローラ46及び48により画像形成装置1の外部へ排出される。一方、転写ベルト21は、クリーニング装置を備えているので、積層トナー像が用紙Pへ二次転写された後、転写ベルト21に残存するトナーをクリーニング装置により除去する。
(トナー補給ユニット50の作用)
次にトナー補給ユニット50の作用について説明する。トナーカートリッジ36から容器51内に導入されたトナーは、上記のトナーの流れに沿って、容器51内で撹拌されながら搬送されて貯留される。
トナー補給ユニット50では、第1トナー搬送部材52、第2トナー搬送部材53、第3トナー搬送部材54及びトナー供給部材55が水平方向に並んで配置されているので、上下方向における厚さを薄くすることができ、トナー補給ユニット50の薄型化を図ることができる。図3に示されるようにトナー補給ユニット50の容器51の上下方向の長さHを27mmにすることができた。その結果、トナー補給ユニット50の薄型化を図り画像形成装置1の薄型化を図ることができる。
また、トナー補給ユニット50は、複数のトナー搬送部材52〜54を備える構成であるので、トナー搬送部材52〜54の長手方向の長さを短くすることができ、容器51内に貯留されるトナーの貯留量を確保する共に、トナー補給ユニット50の小型化を図ることができる。また、トナー搬送部材52〜54を水平方向に接近させて配置することで、回転軸52aと直交する方向においてもサイズを小さくして小型化をはかることができる。
また、トナーを第3トナー搬送部材54からトナー供給部材55に受け渡すための連通部68の開口の縁部には、ガイド壁69が設けられているので、第3トナー搬送部材54の搬送羽根54bに搬送されたトナーがガイド壁69に当たり、ガイド壁69に沿って流れる。これにより、トナーの搬送方向が変更されて、連通部68を通るように案内されて、第3トナー搬送部材54からトナー供給部材55に搬送される。そのため、水平方向に並んで配置された第3トナー搬送部材54からトナー供給部材55に効率良くトナーを搬送することができる。その結果、トナー供給部材55によってトナーが搬送されて、現像ユニット100に安定的にトナーを供給することができる。
また、第3トナー搬送部材54の回転方向は、連通部68側の外周部が上向きに移動する方向(一端側から見て右回り)であるので、連通部68の手前において下方から上にトナーが搬送されることになる。これにより、底部近傍のトナーは連通部68側に寄せられ掻き上げられ容易に連通部68内に押し込まれることになる。そのため、効率良くトナーがトナー供給部材55に搬送される。
また、トナー搬送部材52〜54の搬送羽根52b,53b,54bは、回転軸52a,53a,54aの軸線方向から見て半円形状に形成されているので、軸線方向において、非連続な搬送羽根52b,53b,54bとすることができ、トナーを効率良く撹拌することができると共に小型化された容器51の貯留領域内で局所的にトナーに力が加わることが抑制され、トナーの凝集体の生成が防止される。その結果、現像ユニット100における不具合を防止して高品質の印刷を実現することができる。
また、第3トナー搬送部材54の搬送羽根54bは、回転軸54aに対して30度以上60度以下の角度で交差するように配置されているので、搬送羽根54bによってトナーを効率良く連通部68に押し込み、トナー供給部材55に受け渡すことができる。
また、第3トナー搬送部材54の径方向にガイド壁69の張り出し長さLが下記式(1)を満たしているので、ガイド壁69によってトナーがトナー供給部材55に安定的に導入される。これにより、トナー補給ユニット50からのトナーの排出量を確保して、現像ユニット100へのトナーの供給量を確保することができる。
図9はガイド壁69の張り出し長さLとトナーの排出量を示すグラフである。図9では横軸にガイド壁69の張り出し長さLを示し、縦軸のトナーの排出量を示している。Rは、第3トナー搬送部材54の搬送羽根54bの回転半径の最大径(回転軸54aの外周面から搬送羽根54bの先端までの長さ)である。トナー排出量は、トナー補給ユニット50からのトナーの排出量である。図9に示すように、張り出し長さLが回転半径の最大径Rの1/4〜3/4である場合にトナー排出量が増加していることが分かる。張り出し長さLが、搬送羽根54bの回転半径の最大径の1/4未満の場合にはトナー排出量が不充分である。
また、トナー補給ユニット50では容器51内部のトナーの搬送速度V〜Vが下記式(2)を満たしている。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速であり、第1区間Aの下流側の第2区間Aで搬送速度が遅くなるので、トナーを滞留させることでトナーの貯留量を確保することができる。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速であり、第2トナー搬送部材53の下流側の端部において、第1トナー搬送部材52の上流側に搬送されるトナーよりも、第3トナー搬送部材54の上流側から連通部68を通じてトナー供給部材55へ導入されるトナーの搬送量を増やすことができる。
搬送速度Vが搬送速度Vよりも低速であるので、第3トナー搬送部材54において下流側に搬送されて第2トナー搬送部材53の中途部53cに戻されるトナーよりも、第3トナー搬送部材54の上流側から連通部68を通じてトナー供給部材55へ導入されるトナーの搬送量を増やすことができる。これらにより、トナーの貯留量を確保しつつ、トナー供給部材55へ優先的にトナーを供給することができる。
図10では、トナー補給ユニット50(実施例1)によるトナー排出量Qと、従来技術のトナー補給ユニットによるトナー排出量Qとを示すグラフである。従来技術に係るトナー補給ユニットは、ガイド壁69が設けられていないものである。従来技術のトナー排出量Qは75(g/min)程度であったが、トナー補給ユニット50のトナー排出量Qは320(g/mim)以上であった。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記実施形態では、3本のトナー搬送部材52〜54を備える構成であるが、トナー搬送部材の本数は3本に限定されず、2本でもよく、4本以上でもよい。
また上記実施形態では、トナー供給部材55とトナー搬送部材52〜54とが平行に配置されているが、トナー供給部材55はトナー搬送部材に対して平行に配置されていないものでもよい。トナー供給部材55及びトナー搬送部材52〜54は水平方向に配置されていればよい。
搬送羽根52b,53b,54bの形状は半円形状に限定されず、その他の形状でもよい。回転軸の軸線方向において、分断して設置されているものでもよく、連続して設置されているものでもよい。
1…画像形成装置、36…トナーカートリッジ、50…トナー補給ユニット(トナー補給装置)、51…容器(第1の収容部、第2の収容部)、52…第1トナー搬送部材、52a…回転軸、52b…搬送羽根、53…第2トナー搬送部材、53a…回転軸、53b…搬送羽根、54…第3トナー搬送部材、54a…回転軸、54b,54c…搬送羽根、55…トナー供給部材、55a…回転軸、68…連通部(開口部)、69…ガイド壁(壁部)。

Claims (10)

  1. 現像装置にトナーを補給するトナー補給装置であって、
    前記トナーを循環する循環経路を形成する第1の収容部と、
    前記トナーを前記現像装置に供給する供給経路を形成する第2の収容部と、を備え、
    前記第1の収容部及び第2の収容部は水平方向に連通され、
    前記第1の収容部には、回転軸線を中心として回転し前記トナーを撹拌すると共に搬送する複数のトナー搬送部材が収容されており、
    前記複数のトナー搬送部材は、上流側に配置された上流側トナー搬送部材と、前記上流側トナー搬送部材の下流に配置された下流側トナー搬送部材とを有し、
    前記上流側トナー搬送部材及び前記下流側トナー搬送部材は水平方向に並んで配置され、
    前記第2の収容部には、回転軸線を中心として回転し前記トナーを前記現像装置に供給するために搬送するトナー供給部材が収容されており、
    前記第1の収容部と前記第2の収容部とを水平方向に連通する開口部の縁部には、前記下流側トナー搬送部材に向けて張り出す壁部が設けられ、
    前記壁部は前記下流側トナー搬送部材の回転半径の最大径の内側まで張り出していることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記下流側トナー搬送部材の回転方向は、前記トナー供給部材側の外周部が上向きに移動する方向であることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記トナー搬送部材の回転軸の外周面から張り出す搬送羽根は、前記回転軸の軸線方向から見て半円形状を成していることを特徴とする請求項1または2記載のトナー補給装置。
  4. 前記トナーは前記下流側トナー搬送部材によって前記回転軸の一端側から他端側へ搬送され、
    前記壁部は平面視において前記下流側トナー搬送部材の前記回転軸に対して、30度以上60度以下の角度で交差する方向に張り出し、前記壁部の先端部は基端部よりも前記回転軸の一端側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のトナー補給装置。
  5. 平面視において、前記下流側トナー搬送部材の前記開口部に対向する位置に配置された搬送羽根は、前記下流側トナー搬送部材の回転軸に対して、30度以上60度以下の角度で配置されていることを特徴とする請求項4に記載のトナー補給装置。
  6. 前記下流側トナー搬送部材の径方向における前記壁部の張り出し長さLは、下記式(1)によって表現されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のトナー補給装置。
    ここで、Gは前記下流側トナー搬送部材の外周部と前記第1の収容部の前記トナー供給部材側の内壁面との間隔、Rは前記下流側トナー搬送部材の回転半径の最大径である。
  7. 前記下流側トナー搬送部材の前記壁部よりも下流側に配置された搬送羽根は、周方向において徐々に外径が小さくなっていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のトナー補給装置。
  8. 前記複数のトナー搬送部材は、第1のトナー搬送部材、第2のトナー搬送部材及び第3のトナー搬送部材を有し、
    前記第1のトナー搬送部材は、第1の収容部に前記トナーを導入する導入口側に配置され、
    前記第2のトナー搬送部材は、前記上流側トナー搬送部材であり、前記第1のトナー搬送部材によって搬送された前記トナーを搬送し、
    前記第3のトナー搬送部材は、前記下流側トナー搬送部材であり、前記第2のトナー搬送部材によって搬送された前記トナーを搬送し、
    前記第2のトナー搬送部材によって搬送された前記トナーの一部は、前記第1のトナー搬送部材に戻されて、再び、前記第1のトナー搬送部材によって搬送され、
    前記第3のトナー搬送部材に導入された前記トナーは、前記壁部によって分流されて、一方は前記トナー供給部材に導入され、他方は下流側に搬送された後、前記第2のトナー搬送部材の中途部に戻され、
    導入口から前記トナーが供給され、前記第1のトナー搬送部材によって搬送されて前記第2のトナー搬送部材の前記中途部までの第1区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記中途部から前記第2のトナー搬送部材によって搬送され、前記第3のトナー搬送部材の上流側の端部に至るまでの第2区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記第2のトナー搬送部材の下流側の端部から前記第1のトナー搬送部材の上流側の端部に導入されるまでの第3区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記第3のトナー搬送部材の上流側の端部から前記トナー供給部材に至るまでの第4区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記トナー供給部材によって搬送される第5区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記壁部の下流側で前記第3のトナー搬送部材によって搬送され、前記第2のトナー搬送部材の前記中途部に至るまでの第6区間における前記トナーの搬送速度をVとし、
    前記トナーの搬送速度V〜Vは、下記(2)を満たすことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載のトナー補給装置。

    >V>V≧V>V>V…(2)
  9. 前記上流側トナー搬送部材から前記下流側トナー搬送部材に前記トナーを受け渡すための連通部を挟んで対向する位置に設けられた前記上流側トナー搬送部材の搬送羽根と前記下流側トナー搬送部材の搬送羽根とは、回転角度180度分の位相がずれて同じ向きに回転することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のトナー補給装置。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載のトナー補給装置を備える、画像形成装置。
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