JP2015113759A - エンジン制御装置 - Google Patents

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岡田 学
Manabu Okada
学 岡田
雄揮 北野
Yuki Kitano
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Abstract

【課題】この発明は、触媒の上流側と下流側に空燃比センサが誤組み付けされたこと、空燃比センサの配線が逆接続されたことを、より速やかに検出することを目的とする。【解決手段】この発明は、触媒の上流側に設置した空燃比センサの出力に基づいてリッチ状態またはリーン状態であるかを判定する上流状態判定手段と、触媒の下流側に設置した空燃比センサの出力に基づいてリッチ状態またはリーン状態であるかを判定する下流状態判定手段と、燃料を遮断した時からリーン状態であると判定するまでの時間を計測する上流リーン時間計測手段と、燃料を遮断した時からリーン状態であると判定するまでの時間を計測する下流リーン時間計測手段と、を備え、制御手段は、上流リーン時間計測手段によって計測された時間が下流リーン時間計測手段によって計測された時間より長い場合に、空燃比センサが誤組み付けされたと判定する。【選択図】図2

Description

この発明はエンジン制御装置に係り、特に、エンジンの排気経路に触媒を設置した排気浄化装置において、触媒の上流側と下流側とに設置した複数の空燃比センサの誤組み付けを速やかに検出することが可能なエンジン制御装置に関する。
車両に搭載されたエンジンは、図6に示すように、排気経路101に排気浄化装置102の触媒103を設置し、排気ガスを浄化する。触媒103による排気ガス浄化機能を最適化するエンジン制御装置104は、触媒103の上流側に空燃比センサ(以下「上流用空燃比センサ」と記す。)105を設置し、触媒103の下流側に空燃比センサ(以下「下流用空燃比センサ」と記す。)106を設置している。
触媒103の上流側に設置される上流用空燃比センサ105は、触媒103で浄化される前の排気ガス中の酸素量(リッチ/リーン状態)を検出する。触媒103の下流側に設置される下流用空燃比センサ106は、触媒103で浄化された後の排気ガス中の酸素量を検出する。上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106は、配線によりをエンジン制御装置104の制御手段107に接続されている。エンジン制御装置104は、上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106の出力に基づいて、制御手段107により燃料噴射弁108を制御する。
エンジン制御装置104は、制御手段107によって、図7に示すように、上流用空燃比センサ105と下流用空燃比センサ106とのそれぞれの出力(リッチ/リーン状態)に基づいて、排気浄化装置102の触媒103による排気ガス浄化機能が最適化されるように、燃料噴射弁108によりエンジンに噴射する燃料をフィードバック制御している。
また、エンジン制御装置104は、制御手段107によって、上流用空燃比センサ105の出力によるフィードバック制御により触媒103の排気ガス浄化機能が適正に行われているかをモニタするために、また、上流用空燃比センサ105の出力によるフィードバック制御のずれを補正するために、下流用空燃比センサ106の出力で触媒103下流側の排気ガス中の酸素量を検出している。エンジン制御装置104は、上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106から制御手段107までの回路を診断することにより、センサが正しく機能しているかモニタしている。
ところで、触媒103の上流側と下流側とに設置した上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106は、センサ構造が同一であるため、制御手段107に配線が正規に接続されている上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106を、触媒103の上流側と下流側とに逆に誤組み付けする可能性がある。この場合、上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106が逆に組み付けられても、配線が制御手段107に正規に接続されていて、回路としては閉回路になっているため、通常の回路異常診断では誤組み付けを検出することができない。
また、上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106が触媒103の上流側と下流側とに正規に組み付けられた場合であっても、配線が制御手段107に逆接続される可能性がある。
このように、制御手段107に配線が正規に接続された上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106を誤組み付けした場合は、エンジン制御装置104は、触媒103の下流側に誤組み付けされた上流用空燃比センサ105の出力に基づいて、エンジンに噴射する燃料をフィードバック制御することになる。
また、触媒103の上流側と下流側とに正規に組み付けた上流用空燃比センサ105及び下流用空燃比センサ106の配線を制御手段107に逆接続した場合は、触媒103の下流側に正規に組み付けされて配線を逆接続された下流用空燃比センサ106の出力に基づいて、エンジンに噴射する燃料をフィードバック制御することになる。
この場合、エンジン制御装置106は、触媒103で浄化された後の排気ガス中の酸素量で燃料のフィードバック制御を行うため、燃料制御をリッチ、または、リーン方向に制御しても、図8に示すように、触媒103の下流側に誤組み付けされた上流用空燃比センサ105がリッチ/リーンに反応するまでには、時間(反応の遅れ時間)がかかることになる。
また、触媒103の下流側に正規に組み付けされ、配線を制御手段107に逆接続された下流用空燃比センサ106も、リッチ/リーンに反応するまでには時間(反応の遅れ時間)がかかることになる。
この反応の遅れ時間の間にも、エンジン制御装置104は、燃料のフィードバック制御をリッチ、または、リーン方向に過剰な補正をし続けることになるため、触媒103による排気ガス浄化機能の悪化、また、ドライバビリティ上の不具合を引き起こす。
前記空燃比センサの誤組み付けを検出することを目的として、特許文献1では、排気流量が急増する運転状態において検出した、上流側の空燃比センサのヒータ電流値と下流側の空燃比センサのヒータ電流値との差に基づいて、空燃比センサの誤組み付けを検出するディーゼルエンジンの制御装置が提案されている。
特開2008−121455号公報
ところで、上記特許文献1では、排気流量が急増する運転状態において検出した上流側及び下流側の各空燃比センサのヒータ電流値の差に基づき、誤組み付けを検出している。しかし、上記特許文献1では、空燃比センサの温度制御用ヒータに通電してヒータ電流値を検出し、誤組み付けを検出しているため、検出に時間がかかる問題がある。
この発明は、触媒の上流側と下流側とに空燃比センサが誤組み付けされたこと、また、触媒の上流側と下流側とに正規に組み付けられた空燃比センサの配線が逆接続されたことを、より速やかに検出することができるエンジン制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、エンジンの排気経路に触媒を設置した排気浄化装置を備え、前記触媒の上流側と下流側とにそれぞれ設置した複数の空燃比センサの出力に基づいて前記触媒による排気ガス浄化機能が最適化されるように前記エンジンに噴射する燃料を制御する制御手段を備えたエンジン制御装置において、前記触媒の上流側に設置した空燃比センサの出力に基づいて前記エンジンに噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する上流状態判定手段と、前記触媒の下流側に設置した空燃比センサの出力に基づいて前記エンジンに噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する下流状態判定手段と、前記エンジンが予め設定された運転条件を満たして噴射する燃料を遮断した時から前記上流状態判定手段が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの時間を計測する上流リーン時間計測手段と、前記エンジンが予め設定された運転条件を満たして噴射する燃料を遮断した時から前記下流状態判定手段が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの時間を計測する下流リーン時間計測手段と、を備え、前記制御手段は、前記上流リーン時間計測手段によって計測された時間が前記下流リーン時間計測手段によって計測された時間より長い場合に、前記複数の空燃比センサが誤組み付けされたと判定することを特徴とする。
この発明は、エンジンに噴射される燃料が遮断されてから燃料の状態がリーン状態になるまでの時間に基づいて、触媒の上流側と下流側とにそれぞれ設置した空燃比センサの誤組み付けや配線の逆接続を判定するため、空燃比センサの誤組み付けや配線の逆接続をより速やかに検出することができる。
図1はエンジン制御装置のシステム構成図である。(実施例) 図2はエンジン制御装置のブロック図である。(実施例) 図3は正規に組み付けた空燃比センサの燃料カット時の出力波形を示す図である。(実施例) 図4は誤組み付けした空燃比センサの燃料カット時の出力波形を示す図である。(実施例) 図5はエンジン制御装置の制御フローチャートである。(実施例) 図6は触媒と空燃比センサを設置した排気通路の概略図である。(従来例) 図7は正規に組み付けた空燃比センサの出力波形とフィードバック波形を示す図である。(従来例) 図8は誤組み付けした空燃比センサの出力波形とフィードバック波形を示す図である。(従来例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。図1において、車両に搭載されるエンジン1は、シリンダブロック2、シリンダヘッド3、シリンダヘッドカバー4、ピストン5を有している。エンジン1は、燃焼室6に連通する吸気ポート7及び排気ポート8を備え、吸気ポート7及び排気ポート8を開閉する吸気弁9及び排気弁10を備え、吸気弁9及び排気弁10を駆動する吸気カム軸11及び排気カム軸12を備えている。
前記エンジン1は、吸気経路を構成するエアクリーナ13と吸気管14とスロットルボディ15とサージタンク16と吸気マニホルド17とを順次に接続し、吸気ポート7に連通する吸気通路18を設けている。スロットルボディ15には、電気モータ19で駆動されて吸気通路18を開閉するスロットルバルブ20を設けている。また、エンジン1は、排気経路を構成する排気マニホルド21と排気浄化装置22と排気管23とを順次に接続し、排気ポート8に連通する排気通路24を設けている。排気浄化装置22は、排気通路24に触媒25を配置している。
このエンジン1は、シリンダヘッドカバー4にイグニションコイル26を取り付けている。イグニションコイル26は、燃焼室6に臨ませた点火プラグに飛び火させる。また、エンジン1には、シリンダヘッドカバー4内を吸気マニホルド17に連通するマニホルド側ブローバイガス管27を設け、シリンダヘッドカバー4内を吸気管14に連通する吸気管側ブローバイガス管28を設けている。
このエンジン1には、燃料を貯留する燃料タンク29を備えている。燃料タンク29内には、燃料をエンジン1側に圧送する燃料ポンプ30を設けている。燃料ポンプ30は、燃料供給管31によりシリンダヘッド3に取り付けられた燃料噴射弁32に接続している。燃料噴射弁32は、燃焼室6に指向させて、シリンダヘッド3の吸気ポート7に臨ませて設けている。また、燃料タンク29は、チェックバルブ33を介してエバポ配管34によりキャニスタ35に接続している。キャニスタ35は、パージ配管36により吸気マニホルド17に接続している。パージ配管36の途中には、キャニスタ35から吸気マニホルド17に供給する蒸発燃料量を調整するパージ制御弁37を設けている。
前記エンジン1は、吸入空気量を検出するエアフローメータ38をエアクリーナ13に設け、スロットルバルブ20の開度を検出するスロットルセンサ39をスロットルボディ15に設け、吸気圧力を検出する圧力センサ40をサージタンク16に設け、冷却水温度を検出する水温センサ41をシリンダヘッド3に設け、ノッキングを検出するノックセンサ42をシリンダブロック2に設け、触媒25上流側の排気ガス中の酸素量を検出する空燃比センサ(以下「上流用空燃比センサ」と記す。)43を排気マニホルド21に設け、触媒25下流側の排気ガス中の酸素量を検出する空燃比センサ(以下「下流用空燃比センサ」と記す。)44を排気管23に設けている。
前記電気モータ19、イグニションコイル26、燃料ポンプ30、燃料噴射弁32、パージ制御弁37、エアフローメータ38、スロットルセンサ39、圧力センサ40、水温センサ41、ノックセンサ42、上流用空燃比センサ43、下流用空燃比センサ44は、エンジン制御装置45に接続している。
エンジン制御装置45には、エンジン回転速度を検出するためのクランク角を検出するクランク角センサ46、気筒を判別するための吸気カム角及び排気カム角をそれぞれ検出する吸気カム角センサ47及び排気カム角センサ48、アクセルペダルの操作状態を検出するアクセルセンサ49、ブレーキペダルの操作状態を検出するブレーキスイッチ50、クラッチペダルの操作状態を検出するクラッチスイッチ51、が接続されている。
エンジン制御装置45は、制御手段52を備えている。制御手段52は、触媒25の上流側と下流側とにそれぞれ設置した複数の上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の出力に基づいて、触媒25による排気ガス浄化機能が最適化されるように、燃料噴射弁32によりエンジン1に噴射する燃料を制御する。また、制御手段52は、エンジン1が予め設定された運転条件、例えば燃料カットの運転条件を満たした場合に、燃料噴射弁32によりエンジン1に噴射する燃料を遮断する。
ここで、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の出力の変化について、説明する。上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44は、エンジン1に噴射する燃料を遮断すると、出力がリーン状態になる。
このとき、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が触媒25の上流側と下流側とに正規に組み付けられ、そして、配線が制御手段52に正規に接続されている場合、図3に示すように、触媒25の上流側に正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる時間(以下「上流側時間t1」と記す。は、触媒25の下流側に正規に組み付けられた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる時間(以下「下流側時間t2」と記す。)よりも短くなる。
これに対して、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が触媒25の上流側と下流側とに逆に誤組み付けされ、そして、配線が制御手段52に正規に接続されている場合、図4に示すように、触媒25の上流側に誤組み付けされた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる上流側時間t2は、触媒25の下流側に誤組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる下流側時間t1よりも短くなる。
また、触媒25の上流側と下流側とに正規に上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が正規に組み付けられている場合、エンジン1に噴射する燃料を遮断すると、前述のように、触媒25の上流側に正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる時間は、触媒25の下流側に正規に組み付けられた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる時間よりも短くなる。
しかし、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の配線が制御手段52に逆に接続されている場合、制御手段52は、触媒25の上流側に正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる時間t1を、触媒25の下流側に組み付けられた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる下流側時間t2として認識する。そして、制御手段52は、触媒25の下流側に正規に組み付けられた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる時間t2を、触媒25の上流側に正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる上流側時間t1として認識する。
つまり、触媒25の上流側と下流側とに正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の配線が逆接続されている場合、触媒25の上流側に正規に組み付けられた上流用空燃比センサ43の出力がリーン状態になる上流側時間t1は、触媒25の下流側に正規に組み付けられた下流用空燃比センサ44の出力がリーン状態になる下流側時間t2よりも長くなる。
そこで、エンジン制御装置45は、前記上流側時間t1及び下流側時間t2を監視することで、制御手段52に配線が正規に接続された上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が触媒25の上流側と下流側とに誤組み付けされたこと、また、触媒25の上流側と下流側とに正規に組み付けた上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の配線が制御手段52に逆接続されたことを検出する。
なお、以下の実施例においては、制御手段52に配線が正規に接続された上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が触媒25の上流側と下流側とに誤組み付けされた場合を説明する。
エンジン制御装置45は、図2に示すように、上流状態判定手段53と、下流状態判定手段54と、上流リーン時間計測手段55と、下流リーン時間計測手段56と、を備えている。
前記上流状態判定手段53は、触媒25の上流側に設置した上流用空燃比センサ43あるいは下流用空燃比センサ44の出力に基づいて、燃料噴射弁32によりエンジン1に噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する。
前記下流状態判定手段54は、触媒25の下流側に設置した下流用空燃比センサ44あるいは上流用空燃比センサ43の出力に基づいて、燃料噴射弁32によりエンジン1に噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する。
前記上流リーン時間計測手段55は、エンジン1が予め設定された燃料カットの運転条件を満たしてエンジン1に噴射する燃料を遮断した時から前記上流状態判定手段53が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの上流側時間t1を計測する。
前記下流リーン時間計測手段56は、エンジン1が予め設定された燃料カットの運転条件を満たしてエンジン1に噴射する燃料を遮断した時から前記下流状態判定手段54が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの下流側時間t2を計測する。
前記制御手段52は、上流リーン時間計測手段55によって計測された上流側時間t1が下流リーン時間計測手段56によって計測された下流側時間t2より長い(t1>t2)場合に、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が誤組み付けされたと判定する。
次に作用を説明する。
エンジン制御装置45は、図5に示すように、制御手段52によって、制御のプログラムがスタートすると(S01)、触媒25の上流側と下流側とにそれぞれ設置した上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の出力を取得し(S02)、燃料カットの運転条件を満足するかを判断する(S03)。
エンジン制御装置45は、例えば、車両が所定車速以上で走行中に、アクセルセンサ49によりアクセルペダルの放し操作が検出され、ブレーキスイッチ50によりブレーキペダルの踏み込み操作が検出された場合に、燃料カットの運転条件を満足すると判定し、燃料噴射弁32によりエンジン1に噴射する燃料を遮断する。
前記判断(S03)がNOの場合は、この判断(S03)を繰り返す。前記判断(S03)がYESの場合は、燃料カットの運転条件を満たしてエンジン1に噴射する燃料を遮断した時(図4、図5、燃料カットフラグON)から上流状態判定手段53が燃料の状態をリーン状態(出力が0V側で固定)であると判定するまでの上流側時間t1を上流リーン時間計測手段55により計測し、燃料カットの運転条件を満たしてエンジン1に噴射する燃料を遮断した時(図4、図5、燃料カットフラグON)から下流状態判定手段54が燃料の状態をリーン状態(出力が0Vで固定)であると判定するまでの下流側時間t2を下流リーン時間計測手段56により計測する(S04)。
エンジン制御装置45は、上流リーン時間計測手段55により計測された上流側時間t1が下流リーン時間計測手段56により計測された下流側時間t2より長いか(t1>t2)を判断する(S05)。
図3に示すように、上流リーン時間計測手段55により計測された上流側時間t1が下流リーン時間計測手段56により計測された下流側時間t2よりも短く(t1≦t2)、判断(S05)がNOの場合は、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が正規に組み付けされているので、プログラムをエンドにする(S07)。
一方、図4に示すように、上流リーン時間計測手段55により計測された上流側時間t1が下流リーン時間計測手段56により計測された下流側時間t2よりも長く(t1>t2)、判断(S05)がYESの場合は、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が誤組み付けされたと判定し(S06)、プログラムをエンドにする(S07)。
エンジン制御装置45は、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が誤組み付けされたと判定(S06)した場合、適宜の通知手段で運転者に上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44が誤組み付けされたことを通知することで、正規の組み付けになるように整備を促すことができる。
このように、エンジン制御装置45は、エンジン1に噴射される燃料が遮断(燃料カット)されてから燃料の状態がリーン状態になるまでの上流側時間t1と下流側時間t2とに基づいて、触媒25の上流側と下流側とにそれぞれ設置した上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の誤組み付けを判定している。
このため、エンジン制御装置45は、従来の空燃比センサのヒータ電流値による判定よりも、上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の誤組み付けをより速やかに検出することができる。
なお、上述実施例においては、触媒25の上流側と下流側とにそれぞれ設置した上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の誤組み付けを説明したが、エンジン1に噴射される燃料が遮断(燃料カット)されてから燃料の状態がリーン状態になるまでの上流側時間t1と下流側時間t2とに基づいて、触媒25の上流側と下流側とに正規に組み付けた上流用空燃比センサ43及び下流用空燃比センサ44の配線が制御手段52に逆接続されたことを判定することもできる。
この発明は、触媒の上流側と下流側とに設置される空燃比センサが逆に誤組み付けされたこと、あるいは空燃比センサの配線が誤接続されたことを、より速やかに検出することができるものであり、エンジンが予め設定された運転条件を満たした場合にエンジンに噴射する燃料を遮断する機能を備えるエンジン制御装置を搭載したエンジンに応用することができる。
1 エンジン
6 燃焼室
18 吸気通路
22 排気浄化装置
24 排気通路
25 触媒
32 燃料噴射弁
43 上流用空燃比センサ
44 下流用空燃比センサ
45 エンジン制御装置
52 制御手段
53 上流状態判定手段
54 下流状態判定手段
55 上流リーン時間計測手段
56 下流リーン時間計測手段

Claims (1)

  1. エンジンの排気経路に触媒を設置した排気浄化装置を備え、前記触媒の上流側と下流側とにそれぞれ設置した複数の空燃比センサの出力に基づいて前記触媒による排気ガス浄化機能が最適化されるように前記エンジンに噴射する燃料を制御する制御手段を備えたエンジン制御装置において、前記触媒の上流側に設置した空燃比センサの出力に基づいて前記エンジンに噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する上流状態判定手段と、前記触媒の下流側に設置した空燃比センサの出力に基づいて前記エンジンに噴射する燃料の状態がリッチ状態またはリーン状態のいずれであるかを判定する下流状態判定手段と、前記エンジンが予め設定された運転条件を満たして噴射する燃料を遮断した時から前記上流状態判定手段が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの時間を計測する上流リーン時間計測手段と、前記エンジンが予め設定された運転条件を満たして噴射する燃料を遮断した時から前記下流状態判定手段が燃料の状態をリーン状態であると判定するまでの時間を計測する下流リーン時間計測手段と、を備え、前記制御手段は、前記上流リーン時間計測手段によって計測された時間が前記下流リーン時間計測手段によって計測された時間より長い場合に、前記複数の空燃比センサが誤組み付けされたと判定することを特徴とするエンジン制御装置。
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