JP2015112376A - 血液浄化システム - Google Patents

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善文 尾高
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【課題】システム内の各装置が容易に適切かつタイムリーな動作を行うことが可能で、いずれかの装置に故障等が発生した場合にも迅速にかつ的確に把握して短時間での復旧が可能で、システム内に装置が増設される場合にあっても容易にかつ安価に対応可能な血液浄化システムを提供する。【解決手段】複数の透析装置3と、少なくとも一つの透析液作製・供給装置2を有し、これら装置間に、双方向通信手段を介して所定情報を装置間で送受信可能な情報通信網が構築されたシステム101であって、双方向通信手段を介した装置間での自動送受信により、それぞれの装置における所定情報が、システム内の全ての装置で共有される血液浄化システム。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の患者に血液浄化治療を施すための複数の透析装置と、透析液を作製して各透析装置に透析液を供給する少なくとも一つの透析液作製・供給装置を有する血液浄化システムに関し、とくに、各装置の個別の動作をより適切に行わせたり、いずれかの装置に異常が発生した場合により簡便に判断したりすること等が可能な血液浄化システムに関する。
血液浄化システムは、通常、比較的大型の装置である透析液作製・供給装置から供給される透析液を、複数の透析装置に配管を介して導入し、各透析装置に設けられている血液浄化要素(例えば、ダイアライザ)を介して各患者の血液浄化治療を施すように構築されている。透析装置としては、複数の血液浄化治療を監視(モニター)可能な透析監視装置や、一人の患者の血液浄化治療に必要な要素が揃えられている個人用透析装置のいずれの形態も採り得る。
このような血液浄化システムにおいて、透析液作製・供給装置側から特定の透析装置へ所定の情報を送信し、透析装置を個別に動作させるようにした血液浄化システムが提案されている(特許文献1)。この特許文献1には、透析液作製・供給装置と特定の透析装置との間で双方向に通信可能とする構成も記載されているが、その構成は、互いに連動する必要がある装置同士の情報のやりとりにとどまる。
特許第5341137号公報
上記特許文献1に提案されている血液浄化システムにおいては、大型装置としての透析液作製・供給装置により情報(情報収集)および動作(動作指示)が集中的に管理されるため、
(1)治療、工程の異なる各透析装置へのタイムリーな動作指示が困難になることがある、
(2)大型装置側が故障した場合、状況の把握に時間がかかるので、その復旧に時間がかかる、
(3)各装置自体、とくに大型装置自体の異常を自ら検知できない場合がある、
(4)透析装置を増設する際、大型装置と直接送受信するための通信線も増設する必要があるが、その増設規模が大きくなるほど通信線網が複雑になり、保守や管理が煩雑になる、
等の問題がある。
なお、上記特許文献1に提案されている血液浄化システムにおいては、双方向通信に関して、互いに連動する必要がある装置同士の情報のやりとりについては記載されているものの、血液浄化システムにおける全ての装置間での双方向通信は行われていない。そのため、上述した(1)〜(4)のような問題は依然として残る。ただし、血液浄化システムの分野において、別途、中央管理手段(中央監視サーバやホストコンピュータ)のようなものを設置して、その中央管理手段によって全ての装置の情報を収集したり、各装置に動作指令を出したりするようにした血液浄化システム(とくに、透析管理システム)の構成は知られている。このように、別途中央管理手段を設置する場合、その中央管理手段と管理される全ての装置との間に情報通信網を網羅させる必要があるため、そのための情報システムが大がかりになって設置費用が高い、また、管理される装置が増設されると、情報システムの修正が大がかりになり時間と費用を要する、等の問題が残されている。したがって、そのような中央管理手段を設置する場合の問題から観ると、上記特許文献1に提案されている血液浄化システムは、上記のような中央管理手段を不要とするために、これに代わる機能をシステム内の、とくに大型装置としての透析液作製・供給装置に持たせようとするものであると言うこともできる。
そこで本発明の課題は、上記のような従来技術における問題点に鑑み、上述のような中央管理手段の別途設置を不要としつつ、各装置が容易に適切かつタイムリーな動作を行うことが可能で、システム内のいずれかの装置に故障等が発生した場合にも迅速にかつ的確に状況を把握して短時間での復旧が可能で、システム内に装置が増設される場合にあっても容易にかつ安価に対応可能な血液浄化システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る血液浄化システムは、複数の透析装置と、透析液を作製して各透析装置に透析液を供給する少なくとも一つの透析液作製・供給装置を有し、これら装置間に、双方向通信手段を介して予め定めた種類の情報である所定情報を装置間で送受信可能な情報通信網が構築された血液浄化システムであって、
前記双方向通信手段を介した装置間での自動送受信により、それぞれの装置における前記所定情報が、システム内の全ての装置で共有されることを特徴とするものからなる。
なお、上記のような本発明に係る血液浄化システムにおいて、透析液作製・供給装置とは、透析液を作製して各透析装置に透析液を供給するまでの一連の装置群を意味し、例えば、精製水製造装置、具体的には例えば逆浸透法精製水製造装置(RO装置)と、該精製水製造装置からの精製水を用いていわゆる透析用A粉末剤を溶解する透析用A粉末剤溶解装置およびいわゆる透析用B粉末剤を溶解する透析用B粉末剤溶解装置と、各溶解装置からの溶液を所定の割合で混合するとともに混合液を精製水製造装置からの精製水を用いて所定の濃度に調整して透析液を調製し、その透析液を各透析装置に供給する多人数用透析液供給装置(いわゆるセントラルと呼ばれる装置)からなる一連の装置群を意味する。ただし、上記溶解装置を持たず、多人数用透析液供給装置にて、予め調製された透析用A液と透析用B液を混合して所定の濃度に調整し、その透析液を各透析装置に供給する構成も考えられ、本発明における透析液作製・供給装置は、このような構成まで含む概念である。また、本発明における透析装置とは、複数人あるいは個人の透析監視装置(モニター)と個人用透析装置の両方を含む概念として規定される。
上記のような本発明に係る血液浄化システムにおいては、前述したような中央監視サーバやホストコンピュータからなる中央管理手段は設置されず、各透析装置と透析液作製・供給装置間に、双方向通信手段を介して所定情報を装置間で送受信可能な情報通信網(ネットワーク)が構築されており、各装置間で双方向通信手段を介して所定情報が自動送受信され、その送受信を介してシステム内の全ての装置で所定情報が共有される。すなわち、各透析装置および透析液作製・供給装置からの情報、これら装置への情報がそれぞれ中央管理手段に集中されるのではなく、一つの装置とそれに隣接する装置との間で双方向通信手段を介して所定情報が自動的に共有され、さらにその隣接装置とそれに隣接する装置との間で双方向通信手段を介して所定情報が自動的に共有され、次々と装置間で所定情報が自動的に共有されて、双方向通信手段がフラット型に分散されたネットワーク(双方向通信手段が中央管理手段へと集中されるのではなく、フラット型に適切に分散配備されたネットワーク)を介して、所定情報がシステム内の全ての装置で自動的に共有される。その結果、システム内のいずれの装置にあっても、上記共有されている所定情報から容易にその装置の状況を的確に判断できるようになり、かつ、タイムリーに動作できるようになる。また、システム内のいずれかの装置、とくに、大型装置としての透析液作製・供給装置に故障や不具合等が発生した場合にあっても、上記ネットワークを介して繋がっている他装置が共有されている所定情報によりシステムの状況を把握しているので、その故障や不具合等が容易に迅速かつ的確にでき、迅速な復旧が可能になる。また、所定情報がシステム内の全ての装置で共有されていることにより、システム内のいずれかの装置単独では自ら検知が困難な異常でも、システム内の他装置から検出できる可能性が高くなる。さらに、透析装置が増設される場合にあっても、それに隣接する装置に双方向通信が可能な通信線を接続するだけで済むので、配線が極めて容易であり、透析装置の増設にも容易にかつ迅速に、しかも安価に対応できる。したがって、透析装置の増減を含めて極めて多様な血液浄化システムの構築、変更が容易に達成される。
このような本発明に係る血液浄化システムにおいては、システム内の各装置の工程が予め個別に設定可能であり、上記共有される所定情報に基づいて、システム内のそれぞれの装置が、予め個別に設定された工程を維持するよう、個別に動作可能に構成されていることが好ましい。このような構成においては、共有されている所定情報に基づいて、それぞれの装置が、その時の最も適切な動作を個別に判断して実行できるようになる。したがって、行うべき動作が互いに異なっていても、それぞれの装置が、個別に、その時に最も適切と判断される動作を容易にかつ的確に実行できるようになる。
また、上記所定情報としては、少なくとも、上記複数の透析装置のそれぞれの透析液の使用予定量と、上記透析液作製・供給装置の透析液作製量を含み、上記透析液作製・供給装置は、透析液の全使用予定量に基づいて透析液作製量を決定可能に構成されていることが好ましい。このような構成においては、必要量に応じた適切な量の透析液を作製することが可能になる。なお、透析液の全使用予定量と透析液作製量とが丁度同量とは限らず、安全サイドを考慮して、全使用予定量よりも若干多目に透析液作製量を決定することも可能である。
この場合、上記所定情報は、少なくとも、上記複数の透析装置の稼動優先度に関する情報と、上記透析液作製・供給装置の透析液作製可能量を含み、該透析液作製可能量が透析液の全使用予定量より少ない場合に、上記複数の透析装置の中の稼動優先度の低い透析装置が、自らの透析液の使用量を低下させる、あるいは透析液の使用を停止するよう制御される構成とすることもできる。このような構成すれば、透析液の全使用予定量に対して透析液作製量が不足する不都合を回避でき、システム全体における透析液の効率の良い運用が円滑に実現される。
また、本発明に係る血液浄化システムにおいては、上記透析液作製・供給装置に洗浄液または消毒液を供給可能な少なくとも一つの供給手段を備えており、上記所定情報は、少なくとも、システム内の各装置における上記洗浄液または消毒液の使用予定量を含み、上記供給手段は、システム内における洗浄液または消毒液の全使用予定量に基づいて洗浄液または消毒液の供給量を決定可能に構成されている形態の採用が可能である。ここで、洗浄液または消毒液を供給可能な供給手段としては、例えば、精製水製造装置への薬液注入ポンプ、多人数用透析液供給装置への薬液注入ポンプを挙げることができる。このような構成においては、必要量に応じた適切な量の洗浄液または消毒液を供給することが可能になる。なお、洗浄液または消毒液の使用予定量と供給量とが丁度同量とは限らず、安全サイドを考慮して、使用予定量よりも若干多目に供給量を決定することも可能である。
この場合、上記所定情報は、少なくとも、上記複数の透析装置の洗浄または消毒の優先度に関する情報と、上記供給手段の洗浄液または消毒液の供給可能量を含み、洗浄液または消毒液の供給可能量が洗浄液または消毒液の全使用予定量より少ない場合に、上記複数の透析装置の中の洗浄または消毒の優先度が低い透析装置が、自らの洗浄液または消毒液の使用量を低下させる、あるいは洗浄液または消毒液の使用を停止するよう制御される構成とすることもできる。このような構成すれば、洗浄液または消毒液の使用量を複数の透析装置側で調整することにより、洗浄液または消毒液の全使用予定量に対して供給量が不足する不都合を回避でき、システム全体における洗浄液または消毒液の効率の良い供給、運用が円滑に実現される。
また、本発明に係る血液浄化システムにおいては、システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、上記共有される所定情報とを比較することにより、自らの異常を判断または監視可能に構成されている形態の採用が可能である。
この場合、システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、上記共有される所定情報とが予め定められた範囲を超えて異なる場合、警報を発する及び/又は履歴を残すよう構成されていることが好ましい。このように異常の判断または監視にある程度の幅、つまり、予め定められた範囲の幅を持たせることにより、誤判断等を回避してより適切な判断または監視を行うことが可能になる。
このように、本発明に係る血液浄化システムによれば、双方向通信手段がフラット型に分散された情報通信網(ネットワーク)を介して、所定情報がシステム内の全ての装置で自動的に共有できるようにしたので、中央管理手段の別途設置を不要としつつ、各装置が容易に適切かつタイムリーな動作を行うことが可能になる。また、システム内のいずれかの装置に故障等が発生した場合にも迅速にかつ的確に状況を把握して短時間での復旧が可能になる。また、システム内に装置が増設される場合にあっても、その増設された装置と隣接する装置との間を双方向通信可能な通信線で接続するだけで、容易にかつ安価に対応できる。さらに、共有されている所定情報を介して、各装置が自ら判断することが困難な異常等も容易にかつ的確に検出、判断することが可能になる。そして、このように有用な血液浄化システムを、簡便なシステムにて安価に構築することができる。
本発明の一実施態様に係る血液浄化システムの基本構成の概略構成図である。 本発明の別の実施態様に係る血液浄化システムの基本構成の概略構成図である。 本発明に係る血液浄化システムにおける情報共有化構成の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る血液浄化システムにおける情報共有化構成の別の例を示す概略構成図である。
以下に、本発明に係る血液浄化システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る血液浄化システムの基本構成を示している。本実施態様においては、血液浄化システム101は、透析液を作製して各透析装置に透析液を供給する少なくとも一つの透析液作製・供給装置2と、複数の透析装置3とを有しており、これら装置間に、双方向通信手段4を介して予め定めた種類の情報である所定情報を装置間で送受信可能な情報通信網が構築されている。透析液作製・供給装置2は、本実施態様では、逆浸透法による精製水製造装置1と、該精製水製造装置1からの精製水を用いていわゆる透析用A粉末剤を溶解する透析用A粉末剤溶解装置5およびいわゆる透析用B粉末剤を溶解する透析用B粉末剤溶解装置6と、各溶解装置5、6からの溶液を所定の割合で混合するとともに混合液を精製水製造装置1からの精製水を用いて所定の濃度に調整して透析液を調製し、その透析液を各透析装置3に供給する多人数用透析液供給装置7とからなる一連の装置群として構成されている。
このような血液浄化システム101において、上記双方向通信手段4を介して上記所定情報を装置間での自動送受信できるようになっており、それぞれの装置における所定情報が、システム内の全ての装置で共有されるようになっている。そして本実施態様においては、前述したように、システム内の各装置の工程が予め個別に設定可能であり、上記共有される所定情報に基づいて、システム内のそれぞれの装置が、予め個別に設定された工程を維持するよう、個別に動作可能に構成されている。また、上記所定情報は、少なくとも、複数の透析装置3のそれぞれの透析液の使用予定量と、透析液作製・供給装置2の透析液作製量を含み、透析液作製・供給装置2は、透析液の全使用予定量に基づいて透析液作製量を決定可能に構成されている。また、上記所定情報は、少なくとも、複数の透析装置3の稼動優先度に関する情報と、透析液作製・供給装置2の透析液作製可能量を含み、該透析液作製可能量が透析液の全使用予定量より少ない場合には、複数の透析装置3の中の稼動優先度の低い透析装置3が、自らの透析液の使用量を低下させる、あるいは透析液の使用を停止するよう制御されるようになっている。さらに、システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、上記共有される所定情報とを比較することにより、自らの異常を判断または監視可能に構成されている。この場合、システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、上記共有される所定情報とが予め定められた範囲(予め定められた幅)を超えて異なる場合、警報を発する及び/又は履歴を残すよう構成されている。
図2は、本発明の別の実施態様に係る血液浄化システム102の基本構成を示しており、本実施態様においては、図1に示した実施態様に比べ、透析液作製・供給装置2に洗浄液または消毒液を供給可能な少なくとも一つの供給手段9を備えており、図示例では、例えば、供給手段9は精製水製造装置1と多人数用透析液供給装置7とに対して設けられており、例えば薬液注入ポンプからなる。そして、上記所定情報は、少なくとも、システム内の各装置における洗浄液または消毒液の使用予定量を含み、上記供給手段9は、システム内における洗浄液または消毒液の全使用予定量に基づいて洗浄液または消毒液の供給量を決定可能に構成されている。その他の構成は図1に示した実施態様に準じる。また、本実施態様においては、好ましくは、上記所定情報は、少なくとも、複数の透析装置3の洗浄または消毒の優先度に関する情報と、供給手段9の洗浄液または消毒液の供給可能量を含み、洗浄液または消毒液の供給可能量が洗浄液または消毒液の全使用予定量より少ない場合に、複数の透析装置3の中の洗浄または消毒の優先度が低い透析装置3が、自らの洗浄液または消毒液の使用量を低下させる、あるいは洗浄液または消毒液の使用を停止するよう制御されるようになっている。
図1や図2に示したような基本構成を有する血液浄化システムにおける通信情報網は、双方向通信手段4が、中央管理手段へと集中されるのではなく、フラット型に適切に分散配備されたネットワークに構成される。例えば図3や図4に例示するように、血液浄化システム103、104内における適切に選択された2装置間に双方向通信手段4が接続されるが、双方向通信手段4が接続されていない装置間、ひいてはシステム103、104内の全装置間で、例えば図示の情報共有化可能関係10で示すように、前述の所定情報が自動的に共有できるようになっている。
図1〜図4に示したような血液浄化システムの構成とすることにより、前述の如く、中央管理手段の別途設置を不要としつつ、共有されている所定情報に基づいて、各装置が容易に適切かつタイムリーな動作を行うことが可能になる。また、システム内のいずれかの装置に故障等が発生した場合にも迅速にかつ的確に状況を把握して短時間での復旧が可能になる。また、システム内に装置が増設される場合にあっても、その増設された装置と隣接する装置との間を双方向通信可能な通信線で接続するだけで、容易にかつ安価に対応できる。またさらに、共有されている所定情報を介して、各装置が自ら判断することが困難な異常等も容易にかつ的確に検出、判断することが可能になる。さらに、透析液、洗浄液または消毒液の全使用予定量に対して供給量が不足する不都合を回避することが可能になり、システム全体における透析液、洗浄液または消毒液の効率の良い円滑な運用が可能になる。
本発明は、複数の透析装置と少なくとも一つの透析液作製・供給装置を有するあらゆる血液浄化システムに適用できる。
1 精製水製造装置
2 透析液作製・供給装置
3 透析装置
4 双方向通信手段
5 透析用A粉末剤溶解装置
6 透析用B粉末剤溶解装置
7 多人数用透析液供給装置
9 供給手段
10 情報共有化可能関係
101、102、103、104 血液浄化システム

Claims (8)

  1. 複数の透析装置と、透析液を作製して各透析装置に透析液を供給する少なくとも一つの透析液作製・供給装置を有し、これら装置間に、双方向通信手段を介して予め定めた種類の情報である所定情報を装置間で送受信可能な情報通信網が構築された血液浄化システムであって、
    前記双方向通信手段を介した装置間での自動送受信により、それぞれの装置における前記所定情報が、システム内の全ての装置で共有されることを特徴とする血液浄化システム。
  2. システム内の各装置の工程が予め個別に設定可能であり、前記共有される所定情報に基づいて、システム内のそれぞれの装置が、予め個別に設定された工程を維持するよう、個別に動作可能に構成されている、請求項1に記載の血液浄化システム。
  3. 前記所定情報は、少なくとも、前記複数の透析装置のそれぞれの透析液の使用予定量と、前記透析液作製・供給装置の透析液作製量を含み、前記透析液作製・供給装置は、透析液の全使用予定量に基づいて透析液作製量を決定可能に構成されている、請求項1または2に記載の血液浄化システム。
  4. 前記所定情報は、少なくとも、前記複数の透析装置の稼動優先度に関する情報と、前記透析液作製・供給装置の透析液作製可能量を含み、該透析液作製可能量が透析液の全使用予定量より少ない場合に、前記複数の透析装置の中の稼動優先度の低い透析装置が、自らの透析液の使用量を低下させる、あるいは透析液の使用を停止するよう制御される、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記透析液作製・供給装置に洗浄液または消毒液を供給可能な少なくとも一つの供給手段を備えており、前記所定情報は、少なくとも、システム内の各装置における前記洗浄液または消毒液の使用予定量を含み、前記供給手段は、システム内における洗浄液または消毒液の全使用予定量に基づいて洗浄液または消毒液の供給量を決定可能に構成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の血液浄化システム。
  6. 前記所定情報は、少なくとも、前記複数の透析装置の洗浄または消毒の優先度に関する情報と、前記供給手段の洗浄液または消毒液の供給可能量を含み、洗浄液または消毒液の供給可能量が洗浄液または消毒液の全使用予定量より少ない場合に、前記複数の透析装置の中の洗浄または消毒の優先度が低い透析装置が、自らの洗浄液または消毒液の使用量を低下させる、あるいは洗浄液または消毒液の使用を停止するよう制御される、請求項5に記載の血液浄化システム。
  7. システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、前記共有される所定情報とを比較することにより、自らの異常を判断または監視可能に構成されている、請求項1〜6のいずれかに記載の血液浄化システム。
  8. システム内の各装置は、自らの固有の所定情報と、前記共有される所定情報とが予め定められた範囲を超えて異なる場合、警報を発する及び/又は履歴を残すよう構成されている、請求項7に記載の血液浄化システム。
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