JP2015111791A - 画像読取装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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純一 穴田
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Abstract

【課題】異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上する画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿を読み取る読取部によって原稿読取動作を行った後に、その原稿読取位置における異物の検出を行い、異物が検出されなかったときは、その位置をメモリに記憶すると共に、その位置のまま次の原稿の読取動作を行う。また異物が発見された場合は、その位置と発見されたい物量をメモリに記憶すると共に、メモリに記憶されている異物が検出されなかった原稿読取位置において、続く原稿の原稿読取動作を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取を行う画像読取装置、制御方法及びプログラムに関する。
一般的な画像読取方法として、自動原稿搬送装置(ADF)を使用して原稿を1枚ずつ搬送しながら読み取る「流し読み」が知られている。この「流し読み」において、画像読取位置に対応するプラテンガラス上に粉塵や汚れが付着していると、読取画像に黒いスジが現れてしまう。このような黒スジ画像の発生を軽減するために、プラテンガラス上のゴミを検出し、ゴミのない位置へ読み取り位置を変更するゴミ回避処理や、周囲の画素情報からゴミの領域を補正する画像補正処理が行われる。
特許文献1では、ゴミ回避処理で検出した「ゴミなし」の位置を次の読取位置に決定し、次の読取動作実行時にはその決定した読取位置で画像読取を行っている。さらに、その決定した読取位置でゴミを検出した場合には、ゴミを検出しない他の読取位置を検索する。そして、全ての読取位置でゴミが検出された場合には流し読みを禁止する。
特開2002−185727号公報
しかしながら、特許文献1では、読取前にゴミ回避処理を行い、ゴミ等の異物の量にかかわらず、異物を検出した場合には、他の読取位置を検索するので、画像読取を開始するまでの時間が長くなっていた。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、読取前の異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上させる画像読取装置、制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像読取装置は、原稿を読み取る読取手段と、前記読取手段によって原稿読取動作を行った後に、原稿読取位置における異物を検出する読取後異物検出手段と、次の原稿を読み取る際に、前記読取後異物検出手段が検出した異物の無い読取位置に基づいて前記読取手段による原稿の読取動作を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上することができる。
画像読取装置の制御ブロック構成を示す図である。 原稿自動搬送装置付近の断面図である。 画像読取制御の処理の手順を示す図である。 S309の処理の手順を示す図である。 S303の処理の手順を示す図である。 S304の処理の手順を示す図である。 S305の処理の手順を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、画像読取装置10の制御ブロック構成を示す図である。画像読取装置10は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、パネル操作部14と、インタフェース(I/F)15と、不揮発性メモリ16と、画像読取部17と、異物検出部18と、画像補正部19と、記憶部20を含む。CPU11は、画像読取装置10全体の動作を統括的に制御する。RAM12は、CPU11の作業領域及びデータの一時記憶領域として用いられる。ROM13は、本実施形態の動作を実現させるためのファームウェアプログラムや、ファームウェアプログラムを制御するためのブートプログラムを記憶し、CPU11により読み出されて実行される。
パネル操作部14は、ユーザによる画像読取装置10の設定操作を受付ける。また、パネル操作部は、ディスプレイ等の表示部を含み、設定操作のためのユーザインタフェース画面や、エラー等、画像読取装置10の状態を表示する。通信インタフェース(I/F)15は、PC等の外部装置等と相互に通信可能に接続されており、通信I/Fを介して画像データを受信する。不揮発性メモリ16は、パネル操作部14が受け付けた設定操作に対応した、画像読取装置10の各種設定データを格納する。
画像読取部17は、原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。異物検出部18は、読取位置に対応するプラテンガラス上のゴミ(異物)を検出する。例えば、画像読取部17により読み取られた、読取ガラス208上の読取位置の各画素の輝度値のうち、予め定められた輝度値以下の画素を異物領域の画素として検出する。また、読取位置とは、複数枚の原稿を一枚ずつ搬送しながら、原稿の搬送方向と交差する方向に、記録媒体の幅分の読取領域に渡って複数配置されたライン型イメージセンサにより画像を光学的に読み取る、いわゆる流し読みにおける読取位置である。画像読取装置10は、例えば、CIS(Contact Image Sensor)方式やCCD(Charge Coupled Devices)方式により画像を読み取る。
記憶部20は、異物検出部18により検出されたゴミの量を記憶する。ここで、ゴミの量とは、例えば、読取位置においてゴミが検出された画素数である。画像補正部19は、ゴミを検出した領域(異物領域)の画像データを補正する。画像データの補正は、例えば、異物領域に隣接する画素値に基づく補間処理や置換え処理によって行われる。システムバス22は、図1に示す各ブロックを相互のデータ送受信を可能なように接続する。
図2は、画像読取部17の原稿自動搬送装置200付近の断面図である。ユーザは、画像読取の対象の原稿を原稿トレイ201に置く。ユーザが画像読取の開始をパネル操作部14を介して指示すると、ピックアップローラ202を回転させながら下降させ、分離ローラ203と分離パッド204とで、原稿を1枚ずつ分離して内部に送り出す。給紙ローラ205〜207は、読取位置まで原稿を搬送する。原稿が読取位置の上に位置する読取ガラス(プラテンガラス)208上を通過する時に、読取ガラス208の下側から光を照射し、その反射光をセンサにより受信することで画像読取を実行する。ここで、読取位置は、図2の読取ガラス208付近の白三角印で示されている。
排紙・反転ローラ211は、原稿の両面を読み取る場合には、原稿を反転させてフラッパ209を介して再度、原稿読取位置まで搬送する。画像読取の終了した原稿は、排紙トレイ210に排出される。図2中の黒三角印は、搬送路中の記録媒体の有無を検出するためのセンサである。
図3は、画像読取制御の処理の手順を示すフローチャートである。ユーザにより、画像読取装置10の原稿台に原稿が置かれ、パネル操作部14上のコピーボタンが押下されると図3の処理が開始される。なお、図3の各処理は、例えば、CPU11がRAM12に読み出された制御プログラムを実行して各部を制御することにより実現される。
本実施形態では、ユーザによりコピーボタンが押下されると、原稿を搬送する前に、後述するS311の結果から、S301で異物回避処理が必要か否かを判断し、読取ガラス208上のゴミ(異物)の回避処理(S302〜S306)を実行する。その処理により、読取ガラス208上での異物の位置を回避して、若しくは、補正処理が可能な位置において画像読取を行うことができる。S303、S305、S306により特定された読取位置で画像読取が行われると、CPU11は、読取ガラス208上の異物の分布情報を取得して記憶部20に格納する。
最初に、S311の処理を説明する。S311の処理は、原稿台に置かれた原稿の画像読取が終了した後ごとに行われる。(S301〜S310の詳細については、後述する。)
図4は、S311のジョブ終了時異物検出処理の手順を示すフローチャートである。S401において、CPU11は、S402〜S406の処理の対象となる読取位置を対象読取位置として特定する。本実施形態において、読取位置は、読取ガラス208上で記録媒体搬送方向に複数特定可能である。例えば、ライン型イメージセンサの記録媒体搬送方向への駆動単位に基づいて、基準となる読取位置から記録媒体搬送方向上で順に特定されていき、各特定された読取位置においてS402〜S406の処理が行われる。
次に、S402において、異物検出部18により、対象読取位置における読取ガラス208上の異物の有無が判定される。異物の判定については、画像読取部17により読み取った読取ガラス208上の対象読取位置の各画素の輝度値のうち、異物検出部18によって予め定められた輝度値以下であると判定された画素があれば、S402において「異物あり」と判定する。S402で「異物なし(異物量がゼロ)」と判定された場合、S403において、対象読取位置と「異物なし」の属性とをフラグ等により対応付けて記憶部20に格納する。S402で「異物あり」と判定された場合、S404に進む。
S404において、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数がM以下(閾値以下)であるか否かが判定される。ここで、M以下であると判定された場合、S405に進み、Mより大きいと判定された場合、S406に進む。ここで、Mとは、画像読取装置10が補正可能な異物領域の画素数であり、予め記憶部20に格納されている。例えば、その画素数が8であれば、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が8画素以内であれば、異物領域を補間処理や置換え処理により補正することができる。
S405では、対象読取位置と、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数と、異物が補正可能な大きさであることを表わす「異物(小)」の属性とをフラグ等により対応付けて記憶部20に格納する。また、S406では、対象読取位置と、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数と、異物が補正不可能な大きさであることを表わす「異物(大)」の属性とをフラグ等により対応付けて記憶部20に格納する。
S403、S405、S406の処理後、S407に進む。S407においては、読取ガラス208上の全ての読取位置を対象としたか否かを判定する。ここで、全ての読取位置を対象としたと判定された場合、S311の処理を終了し、全ての読取位置を対象としていないと判定された場合、S401の処理に戻る。
S402での判定処理においては、予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が所定数以上である場合に、「異物あり」と判定するようにしても良いと説明した。ここで、予め定められた輝度値以下であると判定され且つ互いに隣接した画素数が所定数以上である場合に、「異物あり」と判定するようにしても良い。また、S404での判定処理においては、予め定められた輝度値以下であると判定された画素数がM以下であるか否かを判定すると説明した。ここで、予め定められた輝度値以下であると判定され且つ互いに隣接した画素数がM以下であるか否かを判定するようにしても良い。
次に、図3の画像読取制御の処理手順を示すフローチャートに戻って本実施例の説明をする。図3のS301において、CPU11は、前回ジョブのS311のジョブ終了時異物検出処理により記憶部20に格納された異物の分布情報を参照し、S302〜S306の異物回避処理を行うか否かを判定する。例えば、異物の分布情報を参照した結果、読取ガラス208上の全ての読取位置の属性が「異物なし」であれば(S301のNo)、異物回避処理は不要であるので、異物回避処理を行わないと判定する。その場合、予め定められた基準読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定し、S307に進む。一方、「異物(小)」若しくは「異物(大)」の属性を有する読取位置が1つでもあれば(S301のYes)、異物回避処理が必要であるので、異物回避処理を行うと判定し、S302に進む。
S302において、異物の分布情報のうち、「異物なし」の属性を有する読取位置が一つでもあるか否かを判定する。ここで、「異物なし」の属性を有する読取位置があると判定された場合にはS303に進み、ないと判定された場合にはS304に進み、読取位置を特定する。「異物なし」の属性を有する読取位置がないと判定された場合、S304において、「異物(小)」の属性を有する読取位置があるか否かを判定する。ここで、「異物(小)」の属性を有する読取位置があると判定された場合にはS305に進み、読取位置を特定する。「異物(小)」の属性を有する読取位置がないと判定された場合にはS306に進み、読取位置を特定する。以下、S303、S305、S306の各処理について説明する。
図5は、S303の読取位置特定処理の手順を示すフローチャートである。S501において、画像読取部17は、「異物なし」の属性を有する読取位置のうちの1つに、ライン型イメージセンサを移動させる。ここで、ライン型イメージセンサの移動先が複数あった場合には、搬送方向に近い順にサイクリックに決定するようにしても良い。S502において、異物検出処理として画像読取部17により、読取ガラス208上を読み取る。次に、S503において、S502で読み取った値の中に異物検出部18により予め定められた輝度値以下の画素があるか否かが判定される。ここで、予め定められた輝度値以下の画素がない(異物なし)と判定された場合、その読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定し、図5の処理を終了して図3のS307に進む。一方、S503で異物ありと判定された場合、その「異物あり」と判定された読取位置をRAM12等に一時的に格納し、S504に進む。
S504において、「異物なし」の属性を有する全ての読取位置についてS502の処理を行ったか否かを判定する。ここで、行っていないと判定された場合にはS505に進み、行ったと判定された場合にはS506に進む。S505において、画像読取部17は、「異物なし」の属性を有する他の読取位置に、ライン型イメージセンサを移動させる。S505の処理後、S502からの処理を繰り返す。
S506において、異物の分布情報上の「異物なし」の属性を有する全ての読取位置のうち、S503で予め定められた輝度値以下の画素があると判定された読取位置があるか否かを判定する。ここで、「異物なし」の読取位置がないと判定された場合にはS507に進み、「異物なし」の読取位置があると判定された場合には図5の処理を終了して図3のS307に進む。なお、画像読取部17がライン型イメージセンサの移動先をサイクリックに決定してS503の判定を行う構成上、S506の判定結果が「No」の場合はないことが明らかな場合は、S506の処理を省略しても良い。
S507において、S503で「異物あり」と判定された読取位置のうち、補正可能な読取位置があるか否かを判定する。例えば、予め定められた輝度値以下の互いに隣接する画素が8画素以内であれば、補正可能であると判定するようにしても良い。ここで、補正可能であると判定された場合には、S508において、今回の画像読取処理における読取位置を特定する。例えば、補正可能であると判定された読取位置のうち、予め定められた基準読取位置から最も近い読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定しても良い。S508の処理後、図3のS307に進む。一方、S507で補正可能な読取位置がないと判定された場合、図3のS305の処理を行う。
以上のように、図5においては、前回の画像読取処理において取得された異物の分布情報上の「異物なし」の属性を有する読取位置について、現在の異物の存在状況を確認する。そして、異物がなければ、若しくは、異物があっても補正可能であれば、その読取位置を今回の画像読取処理における読取位置として特定する。図5の説明において、前回ジョブ終了時の異物検出処理にて「異物なし」と判定された読取位置が「異物あり」となっていた場合、「異物なし」の読取位置を探すために「異物なし」の属性を有する全ての読取位置について異物検出処理を行うとした。ここで、前回ジョブ終了時に「異物なし」と判定されたが次回ジョブ開始時に判定結果が「異物あり」となっている読取ラインがあった場合、その読取ラインの異物が補正可能であるか否かを判定し、補正可能であればそこを読取位置と特定してもよい。こうすることで、はじめに異物検出処理を行った読取位置が補正可能であった場合、そこで異物検出処理を終了できるので、全ラインにおける異物検出処理を省略でき、読取前の異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上させることができる。
図6は、S305の処理の手順を示すフローチャートである。S601において、画像読取部17は、「異物(小)」の属性を有する読取位置のうちの1つに、ライン型イメージセンサを移動させる。ここで、ライン型イメージセンサの移動先が複数あった場合には、搬送方向に近い順にサイクリックに決定するようにしても良い。S602において、画像読取部17により、読取ガラス208上を読み取る。
S603において、S602で読み取られた結果、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が、「異物(小)」の属性と対応付けられた画素数より減少しているか否かを判定する。ここで、減少していると判定された場合、S605に進み、減少していないと判定された場合、S604に進む。
S605において、予め定められた輝度値以下であると判定されていた画素数が0(異物なし)となったか否かが判定される。ここで、「異物なし」(画素数が0)と判定された場合、S609において、現在の読取位置に対応する読取ガラス208上には異物はないと判定し、その読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定し、図6の処理を終了して図3のS307の処理に進む。一方、S605で「異物あり」(画素数が0ではない)と判定された場合、S606において、「異物(小)」の属性を有する全ての読取位置についてS602の処理を行ったか否かを判定する。ここで、行ったと判定された場合にはS608に進み、行っていないと判定された場合にはS607に進む。S607において、「異物(小)」の属性を有する他の読取位置に、ライン型イメージセンサを移動させる。つまり、前回の画像読取処理時に比べると異物が少なくなっており、異物がなくなっている読取位置がある可能性があるからである。S607の処理後は、S602からの処理を繰り返す。
S608において、S602の処理の結果、予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が、補正可能な所定数M以下の読取位置が1つでもあったか否かを判定する。ここで、1つでもあったと判定された場合、S609において、現在の読取位置に対応する読取ガラス208上に異物があっても補正可能であると判定し、その読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定し、図6の処理を終了して図3のS307の処理に進む。一方、予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が所定数M以下の読取位置がないと判定された場合、図3のS306の処理を行う。
以上のように、図6においては、前回の画像読取処理において取得された異物の分布情報上の「異物(小)」の属性を有する読取位置について、現在の異物の存在状況を確認する。そして、現在の異物の量が減少傾向にある場合には、異物がなくなっている読取位置を検索し、検索された読取位置を今回の画像読取処理における読取位置として特定する。また、異物がなくなっている読取位置がない場合には、異物の量が減少している読取位置を今回の画像読取処理における読取位置として特定する。また、現在の異物の量が増加傾向にある場合には、減少傾向、若しくは、異物がなくなっている読取位置を検索する。
上記の通り、異物の量が減少している読取位置、または異物がなくなっている読取位置にて画像読取処理を行うことで、より正確に原稿画像を取得することができる。
図6の説明において、前回ジョブ終了時の異物検出処理にて「異物(小)」と判定された読取位置の異物量が変化していた場合、「異物なし」の読取位置を探すために「異物なし」の属性を有する全ての読取位置について異物検出処理を行うとした。ここで、前回ジョブ終了時に「異物(小)」と判定されたが次回ジョブ開始時に判定結果が変化していた場合、その読取ラインの異物が補正可能であるか否かを判定し、補正可能であればそこを読取位置と特定してもよい。こうすることで、はじめに異物検出処理を行った読取位置が補正可能であった場合、そこで異物検出処理を終了できるので、全ラインにおける異物検出処理を省略でき、読取前の異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上させることができる。
図7は、S306の処理の手順を示すフローチャートである。S701において、画像読取部17は、「異物(大)」の属性を有する読取位置のうちの1つに、ライン型イメージセンサを移動させる。ここで、ライン型イメージセンサの移動先が複数あった場合には、搬送方向に近い順にサイクリックに決定するようにしても良い。S702において、画像読取部17により、読取ガラス208上を読み取る。
S703において、S702で読み取られた結果、異物検出部18により予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が、「異物(大)」の属性と対応付けられた画素数より減少しているか否かを判定する。ここで、減少していると判定された場合、S704に進み、減少していないと判定された場合、S705に進む。
S704において、予め定められた輝度値以下であると判定された画素数が0であるか否かが判定される。ここで、0であると判定された場合、S709において、現在の読取位置に対応する読取ガラス208上には異物はないと判定し、その読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定し、図7の処理を終了して図3のS307に進む。一方、S704で0でないと判定された場合、S705に進む。
S705において、「異物(大)」の属性を有する全ての読取位置についてS702の処理を行ったか否かを判定する。ここで、行ったと判定された場合にはS707に進み、行っていないと判定された場合にはS706に進む。S706において、「異物(大)」の属性を有する他の読取位置に、ライン型イメージセンサを移動させる。
S707において、S702の処理が行われた読取位置のうち、補正可能な読取位置があるか否かを判定する。例えば、予め定められた輝度値以下の互いに隣接する画素が8画素以内であれば、補正可能であると判定するようにしても良い。ここで、補正可能であると判定された場合には、S709において、今回の画像読取処理における読取位置を特定する。例えば、補正可能であると判定された読取位置のうち、予め定められた基準読取位置から最も近い読取位置を、今回の画像読取処理における読取位置として特定しても良い。S709の処理後、図3のS307に進む。一方、S707で補正可能な読取位置がないと判定された場合、異物回避処理は不可能であることをパネル操作部14に警告表示し、図7の処理を終了する。
図7に示すように、異物の分布情報で全ての読取位置が「異物(大)」の属性を有していたとしても、現在の異物検出処理の結果、予め定められた輝度値以下の画素数がM以下の読取位置があるのであれば、補正可能な読取位置、若しくは、異物がなくなっている読取位置を検索する。これは、前回の画像読取処理後に、読取ガラス208上がクリーニングされた等が考えられ、異物がない状態の読取位置が見つかる可能性があるからである。
再び、図3を参照する。S307において、画像読取部17は、S303、S305、S306で特定された読取位置に、ライン型イメージセンサを移動させて、記録媒体を搬送しながら、画像読取処理を開始する。その際に、S307でライン型イメージセンサを移動した読取位置において、画像の補正処理が必要である場合には、異物領域に隣接する画素を用いて、補間処理や置換え処理等を行って補正処理を行う(S308:Yes−S309)。一方、画像の補正処理が必要でない場合には、通常の画像読取処理を行う(S308:No)。S310において、CPU11は、全ての記録媒体についての画像読取の終了を検出すると、先述のS311の処理を行う。
以上のように、本実施形態によれば、前回に得られた異物の分布情報に基づいて、画像読取処理の際の読取位置を決定する。その際に、異物の分布情報に関わらず、現在異物なしと判定された読取位置があれば、その読取位置を優先的に画像読取処理における読取位置として特定する。また、前回では異物があると判定されていた読取位置に現在異物が検出され、その異物の量が少なくなっている場合には、異物がない他の読取位置を検索する。また、異物がある場合についても、その異物の量が補正可能である場合は「異物なし」として流し読みを実行してもよい。その結果、異物の補正処理をすることにはなるが、次の読取位置での異物検出を行わなくなるため、異物回避処理を行う画像読取処理の効率を向上することができる。また、ジョブ終了時に記憶した異物の情報から、次ジョブ時に異物検知処理を行わずに、前回異物検知処理時に「異物なし」と判定された読取位置を次ジョブ時の読取位置に特定してもよい。

Claims (10)

  1. 原稿を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって原稿読取動作を行った後に、原稿読取位置における異物を検出する読取後異物検出手段と、
    次の原稿を読み取る際に、前記読取後異物検出手段が検出した異物の無い読取位置に基づいて前記読取手段による原稿の読取動作を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記次の原稿を読み取る際に、前記読取後異物検出手段が検出した異物の無い読取位置において異物の有無を検出する読取前異物検出手段、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記読取前異物検出手段の検出結果に基づいて決定される読取位置において前記読取手段による前記次の原稿の読取動作を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記読取後異物検出手段が前記異物の無いことを検出した読取位置において異物が無いことを前記読取前異物検出手段が検出した場合、該読取位置により前記読取手段による前記次の原稿の読取動作を行う、ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記読取後異物検出手段によって検出される異物を記憶する記憶手段、をさらに備え、
    前記読取後異物検出手段が検出した異物の無い読取位置が、前記読取前異物検出手段の検出結果から異物が有ると検出された場合は、前記記憶手段に記憶された異物が無い他の読取位置において前記読取前異物検出手段による検出を行う、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像読取装置。
  5. 前記読取後異物検出手段が、異物の無い読取位置を検出しなかった場合に、前記読取手段による読取後のデータを補正可能な異物の量と対応づけられた読取位置を前記記憶手段から取得する第2取得手段、をさらに備え、
    前記読取前異物検出手段は、前記第2取得手段により取得された読取位置において異物の量を検出する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2取得手段は、ゼロより大きく所定量以下の異物の量と対応づけられた読取位置を前記記憶手段から取得することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記読取前異物検出手段により検出された異物が補正可能でない量である場合に、前記補正可能な異物の量と対応づけられた読取位置を検索する検索手段、をさらに備え、
    前記第2取得手段は、前記検索手段により検索された読取位置を前記記憶手段から取得する、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  8. 前記検索手段により読取位置が検索されなかった場合、当該検索されなかった旨を警告する警告手段、をさらに備えることを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 原稿を読み取る読取手段を備える画像読取装置において実行される制御方法であって、
    前記読取手段によって原稿読取動作を行った後に、原稿読取位置における異物を検出する読取後異物検出工程と、
    次の原稿を読み取る際に、前記読取後異物検出工程で検出した異物の無い読取位置に基づいて前記読取手段による原稿の読取動作を行う制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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