JP2015109997A - シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 - Google Patents
シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015109997A JP2015109997A JP2015008326A JP2015008326A JP2015109997A JP 2015109997 A JP2015109997 A JP 2015109997A JP 2015008326 A JP2015008326 A JP 2015008326A JP 2015008326 A JP2015008326 A JP 2015008326A JP 2015109997 A JP2015109997 A JP 2015109997A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- mesh
- water spray
- spray plate
- shower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Nozzles (AREA)
Abstract
【解決手段】シャワーヘッドのヘッド本体と、散水板と、散水板の裏面に重なる状態に配置されたストレーナメッシュと、水流案内部材としての散水板アダプタ40と、を備えてなるシャワーヘッドのシャワー吐水部構造において、散水板アダプタ40には、壁51の内周端と外周端との間の径方向位置においてストレーナメッシュを散水板に向けて押圧するリブ状のメッシュ押え92を設けておく。
【選択図】図8
Description
このように散水板の下部の散水孔から残水のポタ漏れが生じるのは、シャワー吐水部内部の残水の重みが特に散水板の下部の散水孔に加わることにより生じる。
この問題を解決するための一手段として、下記特許文献1には散水板の裏面に重なる状態にストレーナメッシュを配置した点が開示されている。
それ故このようなストレーナメッシュを散水板の裏面に重なる状態に配置しておくことで、残水が散水孔から滴り落ちるのをストレーナメッシュの抵抗作用により抑制することが期待できる。
但しこの特許文献2に開示のものはストレーナメッシュを利用してポタ漏れ防止するものでなく、また構造上ストレーナメッシュによる作用にてポタ漏れ防止することのできない構造のもので、本発明とは別異のものである。
このような拡大空間の発生を防止し若しくは可及的に小さくできれば、止水後にストレーナメッシュと散水板との間の空間(隙間)を埋めた残水が散水孔より流出することで起こるポタ漏れを抑制することができる。
また拡大空間の発生を防止してストレーナメッシュと散水板とを接触状態に維持し若しくはそれらの間の空間(隙間)を可及的に小さく維持できれば、ストレーナメッシュと散水板裏面との間に水膜生成し得て、その水膜による水の移動に対する抵抗作用によってポタ漏れを抑制することが期待できる。
しかるに本発明ではメッシュ押えを突条形態即ちリブ状に設けているため、広い範囲に亘ってストレーナメッシュを押圧でき、ポタ漏れを有効に抑制することが可能である。
図1において、10はシャワーヘッドで、通常の非使用時においてはシャワーフック12に掛止されて図1に示す状態で保持される。
14はシャワーヘッド10におけるヘッド本体で、グリップ部16を有しており、そのグリップ部16の内部に内管18が収められている.そしてこの内管18の内側に、シャワーヘッド10の先端部のシャワー吐水部20に向けて給水を行う給水路22が形成されている。
詳しくは、図2に示しているようにヘッド本体14と散水板26とには、それぞれ短い筒状を成す外周壁部28と内周壁部30とが設けられ、そして外周壁部28の内周面に形成された雌ねじ部32に対して、内周壁部30の外周面に形成された雄ねじ部34がねじ込まれ、以って散水板26がヘッド本体14に対してねじ結合され、組み付けられている。ここで散水板26は裏面(図中上面)が凹凸のない平面状に形成されている。
シャワー吐水部20の内部には、散水板26の裏面に接触状態で重なるようにしてストレーナメッシュ38が配置され、またこのストレーナメッシュ38の更に裏面側に、水流案内部材としての散水板アダプタ40が配置されている。
この実施形態において、ストレーナメッシュ38は線材を網状に組んで成るもので厚みが薄く可撓性に富んでいる。
このストレーナメッシュ38には、図3にも示すように外周部にフレーム部材(ここでは樹脂製)42が設けられており、このフレーム部材42によってメッシュ部44が形状保持されている。
ここで筒状部48の図中上端と下端とは円形の開口とされている。
一方図中上側には短い筒状(円筒状)を成して上向きに立ち上がる立上り部54を有している。
この嵌合部64には、給水路22からの水を流入させる流入口66が設けられており、更にこの流入口66よりも下流側において嵌合部64の内部にはガイド部材68が設けられ、給水路22からの水が、流入口66を通じガイド部材68を経て散水板アダプタ40の筒状部48内側の水流通路50へと導かれる。
この散水板アダプタ40は、中心部の水流通路50からの水流を水室70に拡がらせ、ストレーナメッシュ38を介し散水板26の各散水孔36に案内する働きを有する。
ここで各メッシュ押え72は散水板アダプタ40に一体に構成されている。
これら放射状に延びるリブ状のメッシュ押え72によって互いに区画された各小水室70Aもまた、筒状部48の軸線を中心とした放射形状をなしている。
ここで補強用のリブ74は、外周側の部分の図4(B)中上下方向の高さ即ち軸方向の高さが、立上り部54の高さと同じ高さとされており、また内周側の部分の高さがこれよりも高くされている。
このとき散水板アダプタ40は、位置決部74Aをヘッド本体14に対して当接させ、また外周部の押圧部52にてストレーナメッシュ38の外周部を散水板26の固定部46に押圧し固定する。
またこのとき、散水板アダプタ40の複数のリブ状のメッシュ押え72が、筒状部48の内周端から壁51の外周端に到るまで、ストレーナメッシュ38を周方向の複数個所(16個所)で散水板26に向けて押圧し、これを散水板26の裏面に密着状態に接触させる。
従って最下部の小水室70A内の水を、ストレーナメッシュ38の通水孔の表面張力に抗してストレーナメッシュ38と散水板26との間に押し出す力が弱く、またたとえ最下部の小水室70A内の水がストレーナメッシュ38と散水板26との間に流出したとしても、その後においてストレーナメッシュ38と散水板26との間への水室70側からの水の供給が長くは続かず、従ってポタ漏れを生じたとしても、そのポタ漏れを速やかに停止させることができる。
この場合においてもポタ漏れの現象を抑制することが可能である(0.5mm程度の隙間であればそこに十分に水膜が生成される)。
従って図7に示しているように設計上、溝56の深さをフレーム部材42の厚みよりも僅かに浅く設定しておいても良い。
但しそのためには溝56の深さとフレーム部材42の厚みとの差を最大でも1.0mm以下となしておくのが良い。
またストレーナメッシュ38と散水板26の裏面との間の隙間についても最大で0.4mm以下となしておくのが良い。
例えば本発明ではリブ状のメッシュ押えを上例以外の他の様々な形態で設けるといったことも可能である。
図8はその具体例を示したもので、図8(A)に示しているように、メッシュ押えを円弧状に延びるメッシュ押え92となすことも可能である。またメッシュ押えを放射状に延びるメッシュ押え72となす場合において、図8(B)に示すようにその数を上記実施形態よりも少なくすることも可能である。
また図8(C)に示しているように、メッシュ押えを格子状をなすように延びるメッシュ押え94として構成するといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
14 ヘッド本体
22 給水路
24 開口
26 散水板
36 散水孔
38 ストレーナメッシュ
40 散水板アダプタ
48 筒状部
50 水流通路
51 壁
70 水室
70A 小水室
72 メッシュ押え
Claims (8)
- (a)シャワーヘッドのヘッド本体と、(b)複数の散水孔を有して該ヘッド本体の先端に形成された開口に取り付けられ、該ヘッド本体内の給水路を通じて送られた給水を該複数の散水孔からシャワー吐水する散水板と、(c)通水孔が分散形成され、前記散水板の裏面に重なる状態に配置された可撓性を有するストレーナメッシュと、(d)中心部の筒状部及び該筒状部から全周に亘り径方向に拡がった壁を有し、前記散水板及びメッシュの裏側に配置される散水板アダプタと、を備えるシャワーヘッドのシャワー吐水部構造であって、
前記散水板アダプタは、少なくとも前記壁の内周端と外周端との間において、前記ストレーナメッシュを前記散水板に向けて押圧するリブ状のメッシュ押えを有し、
前記メッシュ押えは、第1メッシュ押えと、第1メッシュ押えより径方向外側に離れて配置される第2メッシュ押えと、を含むことを特徴とするシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。 - 前記第1メッシュ押えおよび前記第2メッシュ押えはそれぞれ、円弧状に延びる板状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
- 前記第1メッシュ押えおよび前記第2メッシュ押えは、同一放射線上に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
- 前記第1メッシュ押えと前記第2メッシュ押えとの間は通水可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
- 前記第1メッシュ押えは、周方向に間隔を空けて同心状に複数設けられ、
前記第2メッシュ押えは、周方向に間隔を空けて同心状に複数設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。 - 複数の前記第2メッシュ押え間に形成される隙間は、複数の前記第1メッシュ押え間に形成される隙間より大きいことを特徴とする請求項5に記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
- 前記散水板アダプタは、前記壁の外周側に設けられ、前記ストレーナメッシュを前記散水板に押圧する環状の押圧部を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
- (a)シャワーヘッドのヘッド本体と、(b)複数の散水孔を有して該ヘッド本体の先端に形成された開口に取り付けられ、該ヘッド本体内の給水路を通じて送られた給水を該複数の散水孔からシャワー吐水する散水板と、(c)通水孔が分散形成され、前記散水板の裏面に重なる状態に配置された可撓性を有するストレーナメッシュと、(d)中心部の筒状部及び該筒状部から全周に亘り径方向に拡がった壁を有し、前記散水板及びメッシュの裏側に配置される散水板アダプタと、を備えるシャワーヘッドのシャワー吐水部構造であって、
前記散水板アダプタは、少なくとも前記壁の内周端と外周端との間において、前記ストレーナメッシュを前記散水板に向けて押圧する複数のリブ状のメッシュ押えを有し、
複数の前記メッシュ押えは、前記筒状部の周りに配置され、板状に形成されることを特徴とするシャワーヘッドのシャワー吐水部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015008326A JP6001700B2 (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015008326A JP6001700B2 (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010112718A Division JP5731132B2 (ja) | 2010-05-15 | 2010-05-15 | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015109997A true JP2015109997A (ja) | 2015-06-18 |
JP6001700B2 JP6001700B2 (ja) | 2016-10-05 |
Family
ID=53525389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015008326A Expired - Fee Related JP6001700B2 (ja) | 2015-01-20 | 2015-01-20 | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6001700B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107117406A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-01 | 吴世贵 | 一种集装饮料箱出料口装置 |
JP2018516162A (ja) * | 2015-04-09 | 2018-06-21 | ハスクバーナ・アーベー | スプレーヘッドおよびスプレー装置 |
CN110099858A (zh) * | 2016-12-28 | 2019-08-06 | 株式会社吉野工业所 | 将内容物排出到造型面的排出容器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038379A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-12 | Toto Ltd | シャワーヘッド |
-
2015
- 2015-01-20 JP JP2015008326A patent/JP6001700B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003038379A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-12 | Toto Ltd | シャワーヘッド |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018516162A (ja) * | 2015-04-09 | 2018-06-21 | ハスクバーナ・アーベー | スプレーヘッドおよびスプレー装置 |
US10159992B2 (en) | 2015-04-09 | 2018-12-25 | Husqvarna Ab | Spray head and spraying apparatus |
CN110099858A (zh) * | 2016-12-28 | 2019-08-06 | 株式会社吉野工业所 | 将内容物排出到造型面的排出容器 |
US10829293B2 (en) | 2016-12-28 | 2020-11-10 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Discharge container for discharging contents onto modeling surface |
CN110099858B (zh) * | 2016-12-28 | 2020-11-27 | 株式会社吉野工业所 | 排出容器 |
CN107117406A (zh) * | 2017-06-12 | 2017-09-01 | 吴世贵 | 一种集装饮料箱出料口装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6001700B2 (ja) | 2016-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6001700B2 (ja) | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 | |
US10060031B2 (en) | Deposition apparatus and cleansing method using the same | |
JP4960448B2 (ja) | 浄水器フィルターアセンブリー | |
ITSV20010012A1 (it) | Emettitore autocompensante per irrigazione goccia a goccia | |
MX2019007334A (es) | Unidad de inserto sanitario. | |
JP6886080B2 (ja) | 分配装置を備えたシェルアンドチューブ式機器 | |
JP5731132B2 (ja) | シャワーヘッドのシャワー吐水部構造 | |
US9908136B2 (en) | Sprinkler base | |
CN109073116B (zh) | 具有水流稳定性的水龙头接头 | |
KR101390952B1 (ko) | 점적급수노즐 및 이를 갖는 점적급수호스 | |
US10415219B2 (en) | Fluid restriction nozzle for hand washing | |
JP5901594B2 (ja) | 排水トラップ | |
US9404596B2 (en) | Multifunctional check valve device | |
JP6775901B2 (ja) | 吐水部材 | |
ITMI20091972A1 (it) | Rubinetto con otturatore scorrevole | |
KR101584622B1 (ko) | 정렬판을 구비한 샤워헤드 | |
RU2012130031A (ru) | Душевая головка | |
JP2016112256A (ja) | シャワーヘッド | |
JP2018059390A (ja) | 吐水装置 | |
KR101606082B1 (ko) | 로드 포트용 노즐 조립체 및 그것을 구비한 로드 포트 | |
JP2016123808A (ja) | シャワーヘッド | |
RU2019122417A (ru) | Система подачи жидкости | |
CN211275066U (zh) | 一种花洒 | |
KR200491532Y1 (ko) | 전자부품 가공장비와 관련된 화학물질 드레인 밸브 | |
DE202016106777U1 (de) | Wasserhahnvorrichtung mit verbesserter Struktur |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151002 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160901 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6001700 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |