JP2015109503A - イメージセンサおよびイメージセンサの動作方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラム - Google Patents

イメージセンサおよびイメージセンサの動作方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが入射光量を意識することなく、絞りを自由に設定しても、最適な画像を撮像できるようにする。
【解決手段】撮像に際して必要とされる露光時間である撮像素子の露光時間Tが、設定され、所望の絞り開度が設定される場合、信号レベルが高く、飽和しているとき、動作E2で示されるように、必要とされる露光時間を4分割して、分割された分割露光時間を、垂直同期信号VSYNC同期期間内で、所定の時間間隔で設定し、分割露光時間毎に蓄積された信号を加算して画素信号が生成されることにより、絞り開度が固定された状態で、シャッタスピードが高速になってもジャーキネスを抑制することが可能となる。本技術は、撮像装置に適用することができる。
【選択図】図5

Description

本技術は、イメージセンサおよびイメージセンサの動作方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラムに関し、特に、明るいシーンなどでも、ND(Neutral Density:減光)フィルタなどを利用しなくても画素信号を飽和させず、かつ、ジャーキネスを抑制して使用できるようにしたイメージセンサおよびイメージセンサの動作方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラムに関する。
撮像時の絞りやシャッタスピード(露光時間)は、一定時間に画素で光電変換される電荷量(感度)と、画素ごとに蓄積することができる飽和信号量(Qs)から決まる。
低照度の場面や、画面内の暗部のノイズを減少させるために、少ない光量でも画像信号を多く取得できるように、画素の感度を上げる場合、飽和信号量も同時に上げる必要がある。
しかしながら、感度と飽和信号量をある一定の面積で同時に上げることは、画素面積の制約により難しく、感度と飽和信号量とのバランスを取った設計を行う必要がある。
そこで、飽和信号量に比べて感度比率が高い撮像素子では、画素で蓄積できる飽和信号量を超えるような明るいシーンを撮像する場合、外部にNDフィルタを挿入したり、アイリスを絞ったり、シャッタスピードを速くする(すなわち、露光時間を短くする)ことで、入射される光量を落としていた(特許文献1参照)。
特開2002−135646号公報
しかしながら、上述した技術においては、NDフィルタの付け替えによる撮像手順が煩雑であり、操作性を低減させてしまう恐れがあった。
また、アイリス(F値)による被写界深度の調整や、シャッタスピードによる流れる被写体の見せ方など、写真表現の自由度に制約が生じていた。
さらに、レンズのアイリスを絞ることにより、光学的な集光限界(エアリディスク)が広がることで、単位画素の大きさに集光しきれずにピントが合わなくなる、いわゆる小絞りボケと呼ばれる現象が生じてしまう恐れがあった。
また、動画像を撮像する場合、シャッタスピードを短くすると、連続する動画像の中で、動きがある被写体が、飛び飛びに動くように見えるジャーキネスと呼ばれる現象が生じる恐れがあった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、設定された露光時間を複数に分割し、かつ、所定の時間間隔に設定した上で、分割された露光時間で得られた画素信号を加算することで、ユーザが入射される光量を気にすることなく、絞り、およびシャッタスピードを自由に設定しても、最適な画像出力が得られるようにすると共に、動画を撮像する動画モード時においては、総露光時間を短くしつつ、ジャーキネスを改善するものである。
本技術の一側面のイメージセンサは、露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する。
前記撮像素子により出力されるアナログ信号からなる画素信号をデジタル信号に変換する変換部をさらに含ませるようにすることができ、前記蓄積部には、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を蓄積させるようにすることができる。
前記分割露光時間毎に前記撮像素子により前記画素信号が生成されるとき、前記蓄積部に蓄積された画素信号を読み出して、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を加算し、前記蓄積部に書き戻す演算部をさらに含ませるようにすることができる。
前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルに基づいて、前記分割露光時間を決定する分割露光時間決定部をさらに含ませるようにすることができる。
前記分割露光時間決定部には、所定の絞り開度で動画像を撮像する場合、前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルが飽和するとき、前記分割露光時間を所定時間だけ短くさせるようにすることができる。
前記蓄積部は、前記撮像素子内に設けられるようにすることができる。
前記蓄積部には、前記画素信号をアナログ信号のまま蓄積させるようにすることができる。
本技術の一側面のイメージセンサの動作方法は、露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作方法において、前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する。
本技術の一側面のプログラムは、露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作を制御するコンピュータに、前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力するステップを含む処理を実行させる。
本技術の一側面の撮像装置は、露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する。
本技術の一側面の電子機器は、露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する。
本技術の一側面においては、撮像素子により露光時間を可変にして光電変換により画素信号が発生され、蓄積部により、前記撮像素子により発生された画素信号が蓄積され、前記撮像素子により、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号が繰り返し発生され、前記蓄積部により、前記撮像素子により発生された前記画素信号が蓄積されて、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号が出力される。
本技術の一側面によれば、ユーザが入射光量を意識することなく、絞りを自由に設定しても、最適な画像を撮像することが可能となる。
本技術を適用した撮像装置の一実施の形態の構成成を説明する図である。 図1の撮像素子の詳細な構成例を説明する図である。 図2のメモリ部の構成例を説明する図である。 図2の受光素子アレイを構成する受光素子の構成例を説明する図である。 図2の受光素子アレイを備えた撮像素子の動作を説明するタイミングチャートである。 撮像処理を説明するフローチャートである。 撮像処理における撮像素子の動作を説明する図である。 撮像処理を説明する図である。 露光制御処理を説明するフローチャートである。 露光制御処理を説明する図である。 露光制御処理を説明する図である。 図2の受光素子アレイを構成する受光素子の変形例を説明する図である。 図12の受光素子アレイを備えた撮像素子の動作を説明するタイミングチャートである。 汎用のパーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
<撮像装置の構成例>
図1は、本技術を適用した撮像装置の構成例を示すブロック図である。
図1の撮像装置は、絞り機構部11、絞り駆動部12、レンズ部13、撮像素子14、RAW補正処理部15、カメラ信号処理部16、信号レベル検出部17、カメラ制御部18、画像表示処理部19、画像表示装置20、画像出力装置21、画像記録再生処理部22、および画像記録装置23を備えている。
絞り機構部11は、例えば、複数の羽根状の機構を動かすことで絞り開口部の径を可変にする動作する機構であり、絞り駆動部12からの制御信号により開口部の径を変更するように動作ことで撮像素子14に入射される光量を調整する。
レンズ部13は、撮像光学系を構成するレンズ群で構成され、フォーカス調整と、必要に応じてズーム調整を行う。
撮像素子14は、レンズ部13により集光された光を受光素子アレイ52(図2)に2次元状に配置された受光素子P1乃至Pn(図3)により光電変換を行い、光を電気信号に変換することで画素信号を生成し、複数の画素の画素信号からなる画像信号としてRAW補正処理部15に出力する。尚、撮像素子14の内部構造については、図2を参照して詳細は後述する。
RAW補正処理部15は、撮像素子14から出力された画像信号の、画素欠陥やレンズ部13による歪みなどについて、面内での画質の製造ばらつきを補正すると共に、後段の信号処理のレベルダイアグラムに合わせて、黒レベル、および白レベルを調整する。RAW補正処理部15は、画質の製造ばらつきを補正すると共に、黒レベル、および白レベルを調整した画像信号を、カメラ信号処理部16、および信号レベル検出部17に供給する。
カメラ信号処理部16は、RAW補正処理部15から供給されてくる画像信号に対して、画素補間処理、色補正処理、エッジ補正、ガンマ補正、および解像度変換などのカメラ信号処理を行い、画像表示処理部19、および画像記録再生処理部22に出力する。
信号レベル検出部17は、所定の有効領域における画像信号を構成する画素信号のそれぞれの信号レベルを演算することにより、画面全体の積分値、最も明るい部分の信号レベル、および信号レベルの分布を表すヒストグラムなどの情報をカメラ制御部18に供給する。
カメラ制御部18は、信号レベル検出部17より供給される現在の画像信号、現在のアイリス(絞り開度)の状態(F値)、シャッタスピード、ゲインおよび露光時間分割数などの情報から、画像信号の信号レベルが最適な状態になるよう、所定の時間間隔で分割露光時間を設定し、絞り駆動部12、および撮像素子14に制御信号を供給することでフィードバック制御する。また、カメラ制御部18は、ユーザが意図的に設定したアイリス、シャッタスピード、およびゲインに基づいて、フィードバックを行うマニュアル動作を行うことも可能である。尚、分割露光時間の設定については、詳細を後述する。
画像表示処理部19は、カメラ信号処理部16より供給される画像信号、および画像記録再生処理部22から、画像表示装置20に表示させるための画像信号、および画像出力装置21に出力するための画像信号を生成する。
画像表示装置20は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)からなり、撮像中のカメラスルー画像、および画像記録装置23に記録された画像の再生画像を表示する。
画像出力装置21は、例えば、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)等の一般的な映像出力規格に則したデータ形式、およびコネクタを備えており、外部のテレビジョン等に撮像中のカメラスルー画像、および画像記録装置23に記録された画像の再生画像を出力する。
画像記録再生処理部22は、カメラ信号処理部16より供給されてくる画像信号を、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)などの画像の符号化方式で圧縮符号化処理を施すと共に、画像記録装置23から供給された画像の符号化データに対して伸長復号処理を施し、画像表示処理部19に出力する。
画像記録装置23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ、およびDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクなど、ランダムアクセスが可能な媒体、および、DV(Digital Video)テープなどの連続アクセスが可能な媒体などであり、圧縮符号化処理された画像信号を記録、または読み出す。
<撮像素子の構成例>
次に、図2を参照して、撮像素子14の詳細な構成例について説明する。
撮像素子14は、タイミング生成部51、受光素子アレイ52、A/D(Analog/Digital)変換回路53、演算回路54、メモリ部55、および伝送部56を備えている。
タイミング生成部51は、カメラ制御部18より供給される制御信号に基づいて、撮像素子14のそれぞれのブロックの動作タイミングを制御するタイミング制御信号を供給する。
受光素子アレイ52は、例えば、行または列からなる2次元状に配置された受光素子P1乃至Pnの集合体である。受光素子アレイ52は、2次元状に配置された受光素子P1乃至Pnの個々において、光が受光されるにより光電変換で生成された電気信号を、各列ごとに画素信号としてA/D変換回路53に順次転送する。
A/D変換回路53は、各列ごとに、受光素子アレイからの出力であるアナログ信号からなる画素信号をデジタル信号の画素信号に変換する。A/D変換回路53は、例えば、追従比較型のA/D変換器で構成されており、それぞれに1クロックごとに1デジタル値ずつカウントアップしていくカウンタ値と、アナログ入力信号を逐次比較し、比較器により値が一致したところでカウンタ値を停止させ、デジタル信号からなる画素信号として出力する。
演算回路54は、A/D変換回路53からの信号を直接メモリ部55に書き込んで蓄積させる、または、A/D変換回路53からの信号と、メモリ部55に蓄積された画素信号とを加算し、結果を再びメモリ部55に蓄積する。
メモリ部55は、タイミング生成部51より供給されてくるタイミング制御信号に基づいて、演算回路54へ信号を読み出す動作、演算回路54での演算結果を書き込む蓄積動作、および、伝送部56へ信号を順次送り出す転送動作を行う。
伝送部56は、タイミング生成部51からの制御信号に従い、メモリ部55から読みだされた複数の画素信号を画像信号として、RAW補正処理部15(図1)へと転送する。
<メモリ部の構成例>
次に、図3を参照してメモリ部55の構成例について説明する。
メモリ部55は、セレクタ71−1乃至71−3、およびバンク72−1,72−2を備えている。
メモリ部55は、セレクタ71−1乃至71−3を制御することにより、バンク72−1,72−2を1フレーム毎に交互に切り替えて、記憶すべき画素信号を蓄積する。すなわち、セレクタ71−1乃至71−3は、それぞれ端子71a−1乃至71a−3、および71b−1乃至71b−3を備えている。
まず、第1の状態において、セレクタ71−1は、演算回路54より供給される画素信号を端子71a−1より出力し、バンク72−1に蓄積させる。このとき、セレクタ71−3は、端子71a−3よりバンク72−1に蓄積された画素信号を読み出して演算回路54に供給する。そして、第1の状態において、前1フレーム分の画素信号がバンク72−2に蓄積されている場合、セレクタ71−2は、端子71b−2よりバンク72−2に蓄積された画素信号を伝送部56に供給する。
そして、次のフレーム分の画素信号が受け付けられる際、第1の状態から第2の状態に遷移する。すなわち、第2の状態において、セレクタ71−1は、演算回路54より供給される画素信号を端子71b−1より出力しバンク72−2に蓄積させる。このとき、セレクタ71−3は、端子71b−3よりバンク72−2に蓄積された画素信号を読み出して演算回路54に供給する。そして、第2の状態において、前1フレーム分の画素信号がバンク72−1に蓄積されている場合、セレクタ71−2は、端子71a−2よりバンク72−1に蓄積された画素信号を伝送部56に供給する。
さらに、次のフレーム分の画素信号が受け付けられる際には、第1の状態に遷移し、この状態遷移が1フレーム毎に交互に繰り返される。
<受光素子の構成例>
次に、図4を参照して、受光素子アレイ52を構成する受光素子の構成例について説明する。尚、図4で示される受光素子は、4個のトランジスタより構成される一般的な形式なものであるが、これ以外の構成であってもよいものである。
受光素子P1乃至Pnはいずれも同様の構成とされており、フォトダイオードPD、転送トランジスタTG、フローティングディフュージョンFD、リセットトランジスタRST、増幅トランジスタAMP、および選択トランジスタSELより構成されている。また、垂直方向に配置された受光素子P1乃至Pnの転送ラインにはA/D変換回路101が設けられている。尚、A/D変換回路53は、カラム方向に並んだ複数のA/D変換回路101の集合体である。
フォトダイオードPDは、カソードが転送トランジスタTGに接続されており、受光に応じた光電変換により発生した電気信号である電荷を蓄積し、転送トランジスタTGの開閉に応じてフローティングディフュージョンFDに出力する。
転送トランジスタTGは、転送信号に基づいて開閉することでトランスファーゲートを構成し、フォトダイオードPDにより蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
フローティングディフュージョンFDは、配線容量により形成されるコンデンサ領域であり、転送トランジスタTGを介してフォトダイオードPDより転送されてきた電荷を蓄積し、増幅トランジスタAMPのゲートに供給する。
リセットトランジスタRSTは、リセット信号に基づいて開閉することでリセットゲートを構成し、オンにされるとフローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷を排出する。尚、リセットトランジスタRSTは、転送トランジスタTGと共にオンにされるとき、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷を排出すると共に、フォトダイオードPDに蓄積された電荷も排出することでリセット動作を実現する。
増幅トランジスタAMPは、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷がゲートに入力されることにより開閉することで、電荷量に基づいて電源電圧を増幅して画素信号として出力する。
選択トランジスタSELは、選択信号に基づいて開閉することでセレクトゲートを構成し、オンにされると増幅トランジスタAMPにより増幅された画素信号をA/D変換回路101に出力する。
A/D変換回路101は、デジタル変換した画素信号をフレームメモリ102に出力する。フレームメモリ102は、1フレーム分の画素信号を蓄積して、画素信号として出力する。
尚、図4においては、列ごとに1つのA/D変換回路101で構成されているが、複数の列で1つのA/D変換回路101や、1つの列で複数のA/D変換器を持つものもあり、列に対するA/D変換器の構成比率を増やすことで、高速化を図ることが可能となる。
<露光タイミングについて>
次に、図5のタイミングチャートを参照して、撮像素子14における露光タイミングについて説明する。
まず、動作E1で示されるタイミングチャートを参照して、通常動作となる露光タイミングについて説明する。尚、図5において、動作E1,E2は、いずれも上から垂直同期信号VSYNC、選択信号SEL、リセット信号RST、および転送信号TGのタイミング、並びにフォトダイオードPDに蓄積された画素値(PD画素値)を表したものであり、横軸は時間である。従って、選択信号SEL、リセット信号RST、および転送信号TGがHiのタイミングにおいて、図3の選択トランジスタSEL、リセットトランジスタRST、および転送トランジスタTGがオンの状態とされ、それ以外のタイミングにおいてはオフとされる。
すなわち、時刻tv1において、垂直同期信号VSYNCが発生すると、そのタイミングから次の時刻tv2の垂直同期信号VSYNCが発生するまでの期間が1フレーム分の撮像期間とされる。垂直同期信号VSYNCが発生した時刻tv1より所定の時間が経過する時刻t0において、図3のリセットトランジスタRST、および転送トランジスタTGが同時にオンの状態とされ、直後にオフにされることでフォトダイオードPD、およびフローティングディフュージョンFDが同時にリセットされ、電荷の蓄積が開始できる状態にセットされる。したがって、時刻t0乃至t2で示されるように、この間に受光されることにより、フォトダイオードPDには光電変換により生成される電荷が画素信号として時間に応じて蓄積されていく。尚、ここで、上述した時刻tv1乃至t0となる所定の時間とは、時刻tv1乃至tv2における垂直同期信号VSYNCの同期期間内において露光時間ではない期間とされる。
次に、図5の2段目で示されるように、予め設定された露光時間Tが経過する時刻t2に近い時刻t1になったところで、選択トランジスタSELがオンにされてアナログ信号からなる画素信号がA/D変換回路101によりデジタル信号に変換されるように設定された後、一度リセットトランジスタRSTがオンにされ、暗電流によってフローティングディフュージョンFDに徐々に蓄積された電荷が再度リセットされ、そのときの画素信号がリセット値としてデジタル信号に変換される。
その後、時刻t2において、転送トランジスタTGがオンにされてフォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、デジタル信号に変換される。転送トランジスタTGがオフおよびオンにされた状態で得られる2つの値が減算(CDS)されることで、リセットトランジスタRSTのオフ時に印加されるスイッチノイズ(kT/Cノイズ)がキャンセルされ、ノイズの少ない良好な画素信号が得られることになる。
次に、動作E2を参照して、露光時間Tを4分割して読み出す際の露光タイミングについて説明する。
すなわち、垂直同期信号VSYNCで設定された時刻Tv11乃至Tv12における露光時間Tを4分割し、それぞれの分割露光時間Td内で上記の通常の読み出しシーケンスを行うことで、露光されない時間と露光される時間を細かく分割することが可能となる。すなわち、1枚の撮像に必要な分割数を大きくすることで、巨視的には連続して露光を続けることが可能であるとともに、1枚の画像の撮像にかかる総露光時間を短くすることが可能となる。
尚、ここで、上述した通常の読み出しシーケンスとは、選択トランジスタSELをオンの状態とし、リセットトランジスタRSTをオンにしてフローティングディフュージョンFDのリセット値をデジタル信号に変換した後、転送トランジスタTGをオンにして画素信号をフローティングディフュージョンFDに保持してからデジタル信号に変換し、差分を求めて画素信号を求めるシーケンスである。
より詳細には、時刻tv11において、垂直同期信号VSYNCが発生すると、そのタイミングから次の時刻tv12の垂直同期信号VSYNCが発生するまでの期間が1フレーム分の撮像期間とされる。垂直同期信号VSYNCが発生した時刻tv11より所定の時間(露光がされない時間)が経過する時刻t11(=t21)において、図3のリセットトランジスタRST、および転送トランジスタTGが同時にオンの状態とされ、直後にオフにされることでフォトダイオードPD、およびフローティングディフュージョンFDが同時にリセットされ、電荷の蓄積が開始できる状態にセットされる。したがって、時刻t11乃至t12で示される分割露光時間Tdで示されるように、この間に受光されることにより、フォトダイオードPDには光電変換により画素信号が生成され、画素信号が時間に応じて蓄積されていく。
次に、予め設定された必要とされる露光時間Tの1/4となる分割露光時間Tdが経過しようとする時刻t22に近くなった時刻t12において、選択トランジスタSELがオンにされてアナログ信号からなる画素信号がA/D変換回路101によりデジタル信号に変換されるように設定された後、一度リセットトランジスタRSTがオンにされ、暗電流によってフローティングディフュージョンFDに徐々に蓄積された電荷が再度リセットされ、そのリセット値がデジタル信号に変換される。
その後、時刻t22において、転送トランジスタTGがオンにされてフォトダイオードPDに蓄積された電荷がフローティングディフュージョンFDに転送され、デジタル信号に変換される。転送トランジスタTGがオフおよびオンにされた状態で得られる2つの値が減算(CDS)されることで、リセットトランジスタRSTのオフ時に印加されるスイッチノイズ(kT/Cノイズ)がキャンセルされ、ノイズの少ない良好な画素信号が得られることになる。
以降において、時刻tv1乃至t22における処理と同様の処理が、時刻t22乃至t24,t24乃至t26,t26乃至t28において繰り返されることにより、必要とされる露光時間の1/4の分割露光時間Tdに取得される画素信号が4回分蓄積される。このため、分割露光時間Tdにおける4回分の画素信号が積算されることにより、必要とされる露光時間Tに対応する画素信号が得られる。
この結果、必要とされる露光時間Tが、1フレーム分の画像を取得するのに必要とされる期間(垂直同期信号VSYNCが発生される時刻tv11乃至tv12の期間)内において、所定の時間間隔で露光される期間である分割露光時間Tdとして分散させることが可能となる。このため、1フレーム分の画像を取得するのに必要とされる期間において、総露光時間である露光時間Tを変えることなく、全体として露光タイミングが分散された画素信号を取得することが可能となるので、必要とされる露光時間Tで表される総露光時間を短縮しつつ、ジャーキネスを抑制することが可能となる。
結果として、シャッタスピードを高速にしても、ジャーキネスの発生を抑制した画像を撮像することが可能となる。
<撮像処理>
次に、図6のフローチャートを参照して、撮像処理について説明する。
ステップS11において、カメラ制御部18は、信号レベル検出部17より供給されてくる直前のフレームの画像信号に信号レベルに基づいて、絞り駆動部12に制御信号を供給して絞り機構部11を設定された開度になるように制御すると共に、設定されたシャッタスピード応じて、必要とされる露光時間を算出し、分割露光回数で除算することで分割露光時間、および分割露光時間の間隔となる、露光がされない、所定の時間をタイミング生成部51に対し設定する。このとき、例えば、カメラ制御部18は、垂直同期信号VSYNCの間隔である1フレームの画像の撮像時間を4分割する場合は、露光回数カウンタECを4に設定するとともに、4分割された時間内に、露光時間を4分割した分割露光時間と、それ以外の露光がなされない時間とを割り付ける。また、カメラ制御部18は、必要とされる露光時間を算出するに当たって、図9を参照して後述する処理により、適切なシャッタスピード、および絞り開度を設定している。尚、最初の処理においては、直前の画像信号が存在しないので、所定の信号レベルをデフォルト値として設定しておくようにしてもよい。
ステップS12において、タイミング生成部51は、分割露光時間の間隔として所定の時間が経過したか否かを判定する。より詳細には、タイミング生成部51は、図5の動作E2を参照して説明した時刻tv11乃至t11で示される分割露光時間の間隔となる露光がなされない所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過したと判定した場合、処理は、ステップS13に進む。
ステップS13において、タイミング生成部51は、カメラ制御部18からの分割露光回数、および露光時間の設定に応じて、受光素子アレイ52の各受光素子Pに対して、タイミング信号を発生し供給する。そして、このタイミング信号に応じて、受光素子アレイ52の各受光素子Pは露光を開始する。
より詳細には、タイミング生成部51は、カメラ制御部18からの設定値に基づいて、リセットトランジスタRSTおよび転送トランジスタTGを同時に極短時間だけオンに制御することで、残留する電荷を解放してリセットさせる。この処理によりフォトダイオードPDとフローティングディフュージョンFDに蓄積されている電荷がリセットされ、蓄積が可能な状態となる。
ステップS14において、タイミング生成部51は、図5の動作E2を参照して説明した時刻t11乃至t12で示される時間が経過したか否かを判定し、経過したと判定するまで、同様の処理を繰り返し、経過したと判定した場合、処理は、ステップS15に進む。
ステップS15において、タイミング生成部51は、選択トランジスタSELをオンに制御して、A/D変換回路101に電荷を転送できる状態にする。さらに、タイミング生成部51は、リセットトランジスタRSTを極短時間だけオンに制御して暗電流によりフローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷による信号を、増幅トランジスタAMPを介して増幅させて、リセット信号としてA/D変換回路101に転送させる。すなわち、リセット状態の画素値が転送される。
ステップS16において、A/D変換回路53(A/D変換回路101)は、供給されてきたリセット信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して負の値としてA/D変換回路53内で保持する。すなわち、この処理により、暗電流により生じるスイッチノイズのみからなるリセット信号が負の値としてA/D変換回路53内で保持される。
ステップS17において、タイミング生成部51は、転送トランジスタTGをオンに制御し、フォトダイオードPDに蓄積されていた電荷をフローティングディフュージョンFDに転送させる。このとき選択トランジスタSELはオンの状態であるので、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷は、増幅トランジスタAMPを介して増幅された画素信号としてA/D変換回路101に転送される。すなわち、蓄積された画素値が転送される。
ステップS18において、A/D変換回路53(A/D変換回路101)は、供給されてきた画素信号をアナログ信号からデジタル信号に正の値として変換する。すなわち、この処理により、暗電流により生じるスイッチノイズを含むフォトダイオードPDで蓄積された電荷に対応する画素信号が正の値として変換される。
ステップS19において、A/D変換回路53(A/D変換回路101)は、スイッチノイズのみからなる負の値として保持されたリセット信号と、スイッチノイズを含むフォトダイオードPDで蓄積された電荷に対応する正の値としてA/D変換された画素信号とを連続して変換することで、スイッチノイズをキャンセルした画素信号を算出する。
ステップS20において、演算回路54は、メモリ部55に記憶されている画素信号を読み出す。尚、1回目の露光の場合、メモリ部55に記憶されている画素信号は存在しないので、ステップS20の処理はスキップするようにしてもよい。
ステップS21において、演算回路54は、メモリ部55より読み出した画素信号と、A/D変換回路53(A/D変換回路101)で変換された画素信号とを加算する。ステップS21の処理についても、1回目の露光の場合、メモリ部55に記憶されている画素信号は存在しないので、ステップS20の処理と同様にスキップするようにしてもよい。
ステップS22において、演算回路54は、メモリ部55より読み出した画素信号とA/D変換回路53(A/D変換回路101)で変換された画素信号との加算結果である画素信号をメモリ部55に書き戻して記憶させる。
ステップS22の処理についても、1回目の露光の場合であって、かつ、ステップS20,S21の処理がスキップされる場合には、演算により求められる画素信号は存在しないので、A/D変換回路53(A/D変換回路101)が、演算回路54を通さずに画素信号を直接メモリ部55に転送してバンク72−1または72−2に記憶させる。
ステップS23において、タイミング生成部51は、露光回数カウンタECが1であるか、すなわち、分割露光回数だけ処理が繰り返されたか否かを判定する。ステップS23において、露光回数カウンタECが示す値が、分割露光回数に達していないことを示す場合、すなわち、露光回数カウンタECが1でない場合、処理は、ステップS24に進む。
ステップS24において、タイミング生成部51は、露光回数カウンタECを1デクリメントして、処理は、ステップS12に戻る。すなわち、ステップS23において、露光回数カウンタECが1になるまで、ステップS12乃至S24の処理が分割露光回数だけ繰り返される。そして、ステップS23において、露光回数カウンタECが1となり、分割露光回数だけ処理が繰り返されたとみなされた場合、処理は、ステップS25に進む。
ステップS35において、タイミング生成部51は、メモリ部55におけるバンク72−1,72−2を切り替えるように指示する。これに応じて、セレクタ71−1乃至71−3が、それぞれ端子71a−1乃至71a−3、および71b−1乃至71b−3を、直前の状態から切り替え、分割露光が完了したバンクのデータを伝送部56へ送るとともに、伝送部への転送が完了したバンクを次のフレームの分割露光動作に使用する切り替えを行う。なお、本シーケンスと同時に、メモリ部55に蓄積されている分割露光が完了した前のフレームの画素信号を転送させる制御信号を供給すると共に伝送部56を制御して、1フレーム分の画素信号として読み出して伝送させる。
すなわち、通常ならば、撮像素子14においては、図7の状態M1で示されるように、タイミング生成部51により、適切な露光時間が露光時間として設定されて、画素信号となる電荷が受光素子アレイ52に蓄積される。そして、受光素子アレイ52より画素信号が読み出されて、A/D変換回路53によりデジタル信号に変換され、変換された画素信号が演算回路54をそのまま通過してメモリ部55に供給され、伝送部56が、メモリ部55に記憶されている画素信号を出力する。
尚、図7においては、タイミング生成部51乃至伝送部56のうち、動作が停止している構成については、斜線が付加されている。
一方、図6のフローチャートを参照して説明した処理の場合、例えば、分割露光回数が4回であるとき、ステップS12乃至S22の処理により、図7の状態M2で示されるような処理がなされる。すなわち、適切な露光時間を4分割した最初の分割露光時間において、受光素子アレイ52に電荷が蓄積され、A/D変換回路53によりデジタル信号に変換された画素信号がメモリ部55に蓄積される。
そして、露光時間を4分割にした2回目以降の時間においては、ステップS22乃至S22の処理により、図7の状態M3で示されるように、受光素子アレイ52に電荷が蓄積され、A/D変換回路53によりデジタル信号に変換された画素信号と、メモリ部55に蓄積された画素信号とが合算されて再びメモリ部55に蓄積される処理が繰り返される。
露光時間が終了すると、図7の状態M4で示されるように、ステップS25の処理により、伝送部56により、メモリ部55に記憶されている画素信号が伝送される。
すなわち、以上のような処理により、より具体的には、図8のタイミングチャートで示されるような処理が実現される。尚、図8において、必要とされる露光時間を4分割する例について説明する。また、図8の上段における動作E11においては、従来の処理が示されており、動作E12においては、本技術を適用した処理が示されている。
さらに、動作E11においては、上から垂直同期信号VSYNC、受光素子アレイ52において画素信号が蓄積される期間(画素)、A/D変換回路53によるアナログデジタル変換処理がなされる期間(A/D変換回路)、画素信号のメモリ部55への書き込み期間(メモリ書き込み)、画素信号のメモリ部55からの読み出し期間(メモリ読み出し)、および伝送部56によりメモリ部55に蓄積された画素信号の転送期間(伝送部)がそれぞれ示されている。
また、動作E12においては、上から垂直同期信号VSYNC、受光素子アレイ52において画素信号が蓄積される期間(画素)、A/D変換回路53によるアナログデジタル変換処理がなされる期間(A/D変換回路)、演算回路54によるA/D変換回路53からの画素信号とメモリ部55より読み出された画素信号とを積算する期間(演算回路)、画素信号のメモリ部55のバンク72−1への書き込み期間(第1バンク書き込み)、画素信号のメモリ部55のバンク72−1からの読み出し期間(第1バンク読み出し)、画素信号のメモリ部55のバンク72−2への書き込み期間(第2バンク書き込み)、画素信号のメモリ部55のバンク72−2からの読み出し期間(第2バンク読み出し)、および伝送部56によりメモリ部55に蓄積された画素信号の転送期間(伝送部)が示されている。尚、いずれも、横軸は時間である。
すなわち、従来においては、図8の動作E11の上から5段目および6段目で示されるように、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)の全期間において、直前のフレームである画像P0の画素信号が伝送部56によりメモリ部55より読み出されて所定のデータレートで伝送される。そして、図8の動作E11の最上段で示されるように、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)になってから、所定の時間が経過した後、動作E11の2段目で示されるように、受光素子アレイ52により画像P1の画素信号が蓄積される。
さらに、動作E11の3段目および4段目で示されるように、2番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)が開始されると、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)で蓄積された画像P1の画素信号が、A/D変換回路53によりデジタル信号に変換されて、メモリ部55に記録される。同時に、動作E11の5段目および6段目で示されるように、伝送部56は、メモリ部55に書き込まれた画素信号P1を、所定のデータレートで伝送する。そして、所定の時間が経過した後、受光素子アレイ52により画像P2の画素信号が蓄積される。
3番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)においては、2番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)における処理と同様の処理が、画像P3の画素信号に対して実行され、以降において、同様の処理が繰り返される。
一方、図6のフローチャートを参照して説明した処理により、動作E12で示されるような処理が実現される。
すなわち、動作E12の最上段で示されるように、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)になってから、所定の時間が経過すると、動作E12の2段目で示されるように、画像P1の必要な露光時間が4分割された最初の分割露光時間の画素信号P1−1が受光素子アレイ52に蓄積される(ステップS13)。
動作E12の3段目で示されるように、受光素子アレイ52に蓄積された画素信号P1−1がA/D変換回路53によりデジタル信号に変換される(ステップS15乃至S19)。
動作E12の5段目で示されるように、画素信号P1−1がメモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に記憶される。
また、動作E12の2段目で示されるように、画素信号P1−1が蓄積されたタイミングから所定の時間が経過すると、画像P1の必要な露光時間が4分割された2番目の分割露光時間の画素信号P1−2が受光素子アレイ52に蓄積される(ステップS13)。
動作E12の3段目で示されるように、受光素子アレイ52に蓄積された画素信号P1−2がA/D変換回路53によりデジタル信号に変換される(ステップS15乃至S19)。
動作E12の6段目で示されるように、演算回路54が、メモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に格納されている画素信号P1−1を読み出し(ステップS20)、動作E12の3段目で示されるように、画素信号P1−2と加算する演算により、画素信号P1aを生成する(ステップS21)。さらに、動作E12の5段目で示されるように、演算回路54は、演算した画素信号P1aをメモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に書き込む(ステップS22)。
また、動作E12の2段目で示されるように、画素信号P1−2が蓄積されたタイミングから所定の時間が経過すると、画像P1の必要な露光時間が4分割された3番目の分割露光時間の画素信号P1−3が受光素子アレイ52に蓄積される(ステップS13)。
動作E12の上から3段目で示されるように、受光素子アレイ52に蓄積された画素信号P1−3がA/D変換回路53によりデジタル信号に変換される(ステップS15乃至S19)。
動作E12の6段目で示されるように、演算回路54が、メモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に格納されている画素信号P1aを読み出し(ステップS20)、動作E12の4段目で示されるように、画素信号P1−3と加算する演算により、画素信号P1bを生成する(ステップS21)。さらに、動作E12の5段目で示されるように、演算回路54は、演算した画素信号P1bをメモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に書き込む(ステップS22)。
以下同様に、動作E12の2段目で示されるように、画素信号P1−3が蓄積されたタイミングから所定の時間が経過すると、画像P1の必要な露光時間が4分割された4番目の分割露光時間の画素信号P1−4が受光素子アレイ52に蓄積される(ステップS13)。
動作E12の上から3段目で示されるように、受光素子アレイ52に蓄積された画素信号P1−4がA/D変換回路53によりデジタル信号に変換される(ステップS15乃至S19)。
動作E12の6段目で示されるように、演算回路54が、メモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に格納されている画素信号P1bを読み出し(ステップS20)、動作E12の4段目で示されるように、画素信号P1−4と加算する演算により、画素信号P1を生成する(ステップS21)。さらに、動作E12の5段目で示されるように、演算回路54は、演算した画素信号P1をメモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に書き込む(ステップS22)。
尚、動作E12の8段目および9段目で示されるように、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間(V同期期間Tv)の全期間には、直前となるメモリ部55のバンク(第2バンク)72−2に書き込まれている画像P0の画素信号が伝送部56により読み出されて伝送される。
さらに、動作E12の6段目および9段目で示されるように、2番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間の全期間において、直前となるメモリ部55のバンク(第1バンク)72−1に書き込まれている画像P1の画素信号が伝送部56により読み出されて伝送される。
また、以下同様に、2番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間の全期間においては、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間において画像P2の画素信号が、3番目の垂直同期信号VSYNCの同期期間の全期間においては、最初の垂直同期信号VSYNCの同期期間において画像P3の画素信号が生成されて伝送される。
尚、この際、動作E12の5段目乃至9段目で示されるように、垂直同期信号VSYNCの同期期間が切り替わる毎に、メモリ部55のバンク(第1バンク)72−1,(第2バンク)72−2が順次切り替えられて(ステップS25)使用される。
以上のような処理により、1フレームの画像を撮像する期間において、必要とされる露光時間を分割して分割露光時間を設定し、さらに、分割露光時間を所定の時間間隔で設定することで、撮像素子14により発生する画素信号を1フレームの画像を撮像する期間内において分散して設定させることが可能となる。
結果として、1フレームの画像を撮像する期間において、分散して設定された分割露光時間で撮像された信号を積算して画素信号が構成されることで、総露光時間である、必要とされる露光時間が短縮されても、ジャーキネスを抑制することが可能となる。
また、光学的な集光限界(エアリーディスク)の広がりを抑制することができるので、単位画素の大きさに集光しきれずにピントが合わなくなる、小絞りボケと呼ばれる現象を抑制することが可能となる。
さらに、繰り返し蓄積して画素信号を生成することが可能となるので、撮像素子14により蓄積される電荷の飽和量に対して分割数倍の飽和量とすることが可能となる。結果として、明るいシーンを撮像するような場合にでも、NDフィルタなどをつけることなく、適切に高ダイナミックレンジな画像を撮像することが可能となる。また、ゲインを下げることにより調整されるISO感度を低くした状態での撮像が可能となるので、絞りを解放側に設定した撮像が可能となり、明るいシーンでも、被写界深度を浅くした、いわゆるボケ味を付けた撮像が可能となる。
<露光制御処理>
次に、図9のフローチャートを参照して、露光制御処理について説明する。
ステップS41において、カメラ制御部18は、信号レベル検出部17より供給されてくる直前のフレームの画素信号の信号レベルが最適レベルであるか否かを判定する。ここでは、最適レベルであるとは、過露光していない信号レベルであることを示す。ステップS41において、信号レベルが過露光であり、最適ではないと判定された場合、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、カメラ制御部18は、現在の撮像画像モードが静止画である静止画モードであるか否かを判定する。本技術を適用した撮像装置は、静止画像と動画像とのいずれかを撮像することができ、それぞれの撮像モードを静止画モードと動画像モードと称する。ステップS42において、例えば、静止画モードではなく、すなわち、動画モードであると判定された場合、処理は、ステップS43に進む。
ステップS43において、カメラ制御部18は、撮像に係る動作モードが、シャッタスピード優先であるか否かを判定する。動作モードには、シャッタスピードに合わせて絞りを調整するシャッタスピード優先モードと、絞りに合わせてシャッタスピードを調整する絞り優先モードが存在する。
ステップS43において、例えば、シャッタスピード優先ではない、すなわち、絞り優先モードである場合、処理は、ステップS44に進む。
ステップS44において、カメラ制御部18は、分割露光時間の設定を、総露光時間を短縮する設定に変更する。すなわち、過露光であるため、シャッタスピードをより高速にして、露光時間がより短時間露光に設定変更される。この場合、総露光時間が短くなるので、分割露光時間についても同様の比率で短縮される。しかしながら、1フレームの画像を生成する期間については、垂直同期信号VSYNCの同期期間となるため、分割露光時間として設定された期間の間隔が長くなるので、ステップS12,S22における露光しない期間が長くなる。結果として、分割露光時間として設定される期間が、垂直同期信号VSYNCの同期期間において、より疎らな状態に設定され、総露光時間が短縮される。
一方、ステップS43において、シャッタスピード優先であると判定された場合、処理は、ステップS45に進む。
ステップS45において、カメラ制御部18は、絞り機構部11の絞り開度をより狭く入射光量を抑制するように制御する。
また、ステップS42において、静止画であると判定された場合、処理は、ステップS46に進む。
ステップS46において、カメラ制御部18は、シャッタスピード優先であるか否かを判定し、シャッタスピード優先でではない、すなわち、絞り優先である場合、ステップS47において、シャッタスピードを制御する。尚、この例においては、静止画において、露光時間は分割されないことを前提とした処理とするため、従来において説明した処理と同様に、1回の露光時間の総露光時間が短く設定される。
一方、ステップS45にシャッタスピード優先である場合、処理は、ステップS48に進み、カメラ制御部18は、絞り機構部11の絞り開度をより狭くして入射光量を抑制するように設定を変更させる。
従来においては、被写体の明るさが明るすぎるような動画像を撮像する場合、図10の上段で示されるように、ジャーキネスによる動きの不自然さを回避するため、まずは絞り開度を狭くすることで画像の明るさを抑制する。すなわち、この場合、動作モードは、シャッタスピード優先モードとされる。
尚、図10においては、横軸が入射光の光量であり、縦軸の実線の波形A1、A2が絞り開度の制御量を示し、制御量が大きいほど絞り開度が狭くなることを表す。また、縦軸の2点鎖線の波形S1,S2が、シャッタスピードの制御量を示し、シャッタスピードの制御量が大きいほどシャッタスピードが高速、すなわち、露光時間がより短時間にされ、本技術を適用した場合、分割露光時間として設定される期間が、垂直同期信号VSYNCの同期期間内において、疎らな状態とされることを表す。
この後、光量が高い場合、光の集光範囲の物理的制限により、それぞれの画素の大きさよりも広い範囲に集光してしまうことで解像度が劣化する、いわゆる“小絞りボケ”の現象が目立つ光量L101まで絞り開度が狭くなると、絞り開度の制御を抑えて、ジャーキネスを許容できる範囲まで、シャッタスピードの制御量を上げて、より高速のシャッタスピード、すなわち、より露光時間が短時間にされるように設定される。
さらに、光量が高い場合、ジャーキネスにより、動きの不自然さが目立つ光量L102までシャッタスピードの制御量を上げて、より高速のシャッタスピードにした後、小絞りボケを許容し、再度絞り開度を狭くすることで、動画像として撮像されるフレーム画像の画質のバランスを取るような制御がなされていた。
一方、本技術においては、図10の下段で示されるように、シャッタスピードをより高速に設定しても、ジャーキネスの発生が抑えられるため、小絞りボケによる解像度劣化がより目立たない段階で、シャッタスピードを短くすることが可能となり、動画像として撮像されるフレーム画像の画質のバランスの選択の幅を向上させることが可能となる。
また、映像表現として、シャッタスピードまたは絞り開度をユーザが固定にして撮像する際にも、シャッタスピードをより高速にしても、分割露光時間が設定される実時間の範囲を長くとることが可能であるため、ユーザの設定で、より自由な撮像を実現することが可能となる。
すなわち、従来においては、シャッタスピードが高速になりすぎると、図11の上段における動画像のフレーム画像P101乃至P104で示されるように、図中の右方向に移動する車両は、固定されたタイミングで高速に撮像されることから、ボケの少ない鮮明な画像として撮像されている。
しかしながら、このように撮像されることから、連続的にフレーム画像P101乃至P104が再生されても、連続性のあるスムーズな流れを表現することができず、いわゆるジャーキネスが生じる恐れがあった。
これに対して、本技術を適用した場合、総露光時間が分割された分割露光時間が、垂直同期信号VSYNCの同期期間において、所定の間隔で疎らに設定されることにより、図11の下段のフレーム画像P111乃至P114で示されるように、個々のフレーム画像内において、必要とされる総露光時間を変えることなく、動きに応じたボケが付された画像が、連続的に撮像される。結果として、フレーム画像P111乃至P114が連続的に動画像として再生される場合、いずれも被写体である車の動きに応じたボケが付された画像であるので、画像間に連続性が認められ、ジャーキネスを抑制することが可能となる。
また、上述したように、従来の処理では、シャッタスピードが高速になりすぎると、図11の上段における動画像のフレーム画像P101乃至P104で示されるように、各フレーム画像P101乃至P104に図中の右方向に移動する車両は、固定されたタイミングで高速に撮像されることから、ボケの少ない鮮明な画像として撮像されるので、静止画モードにおいては、従来の処理によりボケの少ない鮮明な静止画を撮像することが可能となる。
<受光素子の変形例>
以上においては、撮像素子14において、受光素子P1乃至Pnは、いずれも分割露光時間において画素信号を生成するとA/D変換回路101に供給し、メモリ部55においてデジタル信号に変換された画素信号を蓄積する例について説明してきた。しかしながら、分割露光時間において生成された画素信号は、デジタル信号でなくてもよく、例えば、受光素子P1乃至Pnのそれぞれにおいて、アナログ信号のまま蓄積するようにしてもよい。
図12は、分割露光時間において生成された画素信号は、デジタル信号でなくてもよく、例えば、受光素子P1乃至Pnのそれぞれにおいて、総露光時間分の画素信号をアナログ信号のまま蓄積した後、A/D変換回路53に出力して、デジタル信号に変換するようにした受光素子P1乃至Pnの構成例である。尚、図4を参照して説明した受光素子の構成と同一の機能を備えた構成については、同一の符号、および同一の名称を付しているので、その説明は適宜省略するものとする。
すなわち、図12の受光素子において、図4の受光素子と異なる点は、新たにフォトダイオードリセットトランジスタPRST、蓄積転送トランジスタCTG、および蓄積部CAPを設けた点である。
フォトダイオードリセットトランジスタPRSTは、フォトダイオードPDに蓄積された電荷を排出するためのトランジスタであり、オンのとき、フォトダイオードPDの電荷を排出する。
蓄積転送トランジスタCTGは、分割露光時間にフォトダイオードPDに蓄積された電荷を順次蓄積部CAPに転送する。
蓄積部CAPは、分割露光時間にフォトダイオードPDで蓄積された電荷を順次蓄積し、総露光時間分だけ蓄積された電荷を、転送トランジスタTGを介してフローティングディフュージョンFDに転送する。
<図12の受光素子の動作>
次に、図13のタイミングチャートを参照して、図12の受光素子の動作について説明する。尚、図13のタイミングチャートにおいては、露光時間が4分割される場合の例である。また、図13において、上から垂直同期信号VSYNC、フォトダイオードリセット信号PRSTのタイミング、蓄積転送信号CTGのタイミング、フォトダイオードPDに蓄積された画素値(PD画素値)、蓄積部CAPに蓄積された画素値(CAP画素値)、リセット信号RSTのタイミング、転送信号TGのタイミング、および選択信号SELのタイミング、並びにフローティングディフュージョンFDに蓄積された画素値(FD画素値)を表したものであり、横軸は時間である。
従って、フォトダイオードリセット信号PRST、蓄積転送信号CTG、リセット信号RST、転送信号TG、および選択信号SELがHiのタイミングにおいて、図12のフォトダイオードリセットトランジスタPRST、蓄積転送トランジスタCTG、リセットトランジスタRST、転送トランジスタTG、および選択トランジスタSELがオンの状態とされ、それ以外のタイミングにおいてはオフとされる。
すなわち、図13の最上段乃至3段目、6段目、および7段目で示されるように、垂直同期信号VSYNCの同期期間となる時刻t101より所定の時間が経過した時刻t111(=t121=t131=t141)において、フォトダイオードリセット信号PRST、蓄積転送信号CTG、リセット信号RST、転送信号TGが、全てHiとされる。これにより、フォトダイオードリセットトランジスタPRST、蓄積転送トランジスタCTG、リセットトランジスタRST、転送トランジスタTGが全てオンにされ、フォトダイオードPD、蓄積部CAP、およびフローティングディフュージョンFDが全てリセットされ、受光素子アレイ52により最初の露光が開始される。
次に、図13の上から3段目乃至5段目で示されるように、時刻t111より分割露光時間が経過した時刻t122において、蓄積転送信号CTGがHiとされることにより、蓄積転送トランジスタCTGが極短時間オンとされ、フォトダイオードPDに蓄積されていた画素が、蓄積部CAPに転送され、総露光時間の最初の1/4の分割露光時間における画素値が蓄積される。
この後、図13の最上段、2段目、および4段目で示されるように、蓄積転送トランジスタCTGがオフとされた時刻t122より、所定の時間が経過した時刻t112において、フォトダイオードリセット信号がHiとされて、フォトダイオードリセットトランジスタPRSTがオンにされて、フォトダイオードPDに残留していた電荷が排出されてリセットされ、2番目の分割露光時間の露光が開始される。
図13の上から3段目乃至5段目で示されるように、2番目の分割露光が開始された時刻t112より、分割露光時間が経過した時刻t123において、蓄積転送信号CTGが極短時間Hiとされることにより、蓄積転送トランジスタCTGが極短時間オンとされ、フォトダイオードPDに蓄積されていた画素が、蓄積部CAPに転送され、総露光時間の2番目の1/4の分割露光時間における画素値が加算されて蓄積される。
以降、同様の処理が繰り返されて、時刻t113乃至t124、および時刻t114乃至t125において、3回目、および4回目の分割露光時間における画素値が、時刻t125において蓄積部CAPに蓄積される。
次の垂直同期信号VSYNCの同期期間の開始時刻であるt102が経過した後、所定の時間が経過すると、図13の8段目で示されるように、時刻t132において、選択信号SELがHiにされることにより、選択トランジスタSELがオンとされ、このタイミングで、図13の6段目で示されるように、極短時間リセット信号RSTがHiとされる。
これによりリセットトランジスタRSTがオンとされ、フローティングディフュージョンFDがリセットされ、このリセット時の暗電流によるスイッチノイズを含むリセット信号がA/D変換回路101に供給されて、デジタル信号に変換される。さらに、図13の7段目および9段目で示されるように、時刻t142において転送信号TGが極短時間Hiとされることにより、蓄積部CAPに蓄積されていた総露光時間のアナログ信号からなる画素信号がフローティングディフュージョンFDに転送される。このとき、選択トランジスタSELは、オンの状態となっているので、総露光時間分だけ露光により生成されたアナログ信号からなる画素信号が、A/D変換回路101に転送され、デジタル信号に変換されて、フレームメモリ102に蓄積される。
すなわち、このような処理により、分割露光時間において蓄積されたアナログ信号からなる画素信号を、総露光時間分だけ加算した後、デジタル信号に変換して出力することが可能となる。結果として、本技術に係る上述した効果に加えて、演算回路54の負荷を低減することが可能となる。また、受光素子内に蓄積部CAPが設けられることにより、図4におけるフレームメモリ102を省略しても、分割露光による画素信号の生成を実現することが可能となる。
従って、受光素子の構成に関しては、図4を参照して説明したデジタル信号に変換された画素信号を蓄積するフレームメモリ102を内蔵型に加えて、図12を参照して説明した画素内に蓄積部CAPを備えた構成とするようにしてもよい。
尚、以上においては、必要とされる露光時間を均等に分割した例について説明してきたが、必ずしも均等に分割されていなくてもよく、分割露光時間の積算時間が、必要とされる露光時間となるように分割されていれば、不均等に分割された分割露光時間であってもよい。また、分割露光時間の間隔、すなわち、露光されない時間についても均等でなくてもよい。さらに、以上においては、必要とされる露光時間の分割数は、2回、または4回の場合について説明してきたが、分割数は、さらに多くするようにしてもよく、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御などを利用して、分割露光時間が設定される期間をレートコントロールにより制御するようにしてもよい。
以上のような処理により、露光時間を複数に分割し、それぞれの分割露光時間におけるシャッタスピードを可変にすることで、総露光時間を短くしながら、実時間の露光を長くすることが可能となり、動画像モードにおける短シャッタ時のジャーキネスを抑制することで、撮像されるフレーム画像の画質を向上させることが可能となる。
また、これにより、シャッタスピードを、光量を落とすために使用することが可能となり、撮像装置としては、NDフィルタ等の光量を落とすアタッチメントを付け替えることなく、感度を落とした撮像が可能となるので、ユーザの操作性を向上させることが可能となる。
さらに、静止画撮像時には、従来のように露光時間を短くする動作に切り替えることで、動体のボケを押さえる効果を出すことが可能であり、動画モードと静止画モードとの、それぞれ撮像対象や表現方法が異なる場合に最適なシャッタ制御を行うことが可能となる。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
図14は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタ-フェイス1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
入出力インタ-フェイス1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011ら読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1001が、例えば、記憶部1008に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1005及びバス1004を介して、RAM1003にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1001)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1011に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1011をドライブ1010に装着することにより、入出力インタフェース1005を介して、記憶部1008にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1009で受信し、記憶部1008にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1002や記憶部1008に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
尚、本技術は、以下のような構成も取ることができる。
(1) 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
イメージセンサ。
(2) 前記撮像素子により出力されるアナログ信号からなる画素信号をデジタル信号に変換する変換部をさらに含み、
前記蓄積部は、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を蓄積する
(1)に記載のイメージセンサ。
(3)
前記分割露光時間毎に前記撮像素子により前記画素信号が生成されるとき、前記蓄積部に蓄積された画素信号を読み出して、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を加算し、前記蓄積部に書き戻す演算部をさらに含む
(2)に記載のイメージセンサ。
(4) 前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルに基づいて、前記分割露光時間を決定する分割露光時間決定部をさらに含む
(1)乃至(3)のいずれかに記載のイメージセンサ。
(5) 前記分割露光時間決定部は、所定の絞り開度で動画像を撮像する場合、前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルが飽和するとき、前記分割露光時間を所定時間だけ短くさせる
(4)に記載のイメージセンサ。
(6) 前記蓄積部は、前記撮像素子内に設けられる
(1)に記載のイメージセンサ。
(7) 前記蓄積部は、前記画素信号をアナログ信号のまま蓄積する
(6)に記載のイメージセンサ。
(8) 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作方法において、
前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
イメージセンサの動作方法。
(9) 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作を制御するコンピュータに、
前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
ステップを含む処理を実行させるプログラム。
(10) 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
撮像装置。
(11) 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
電子機器。
11 絞り機構部, 12 絞り駆動部, 13 レンズ部, 14 撮像素子, 15 RAW補正処理部, 16 カメラ信号処理部, 17 信号レベル検出部, 18 カメラ制御部, 19 画像表示処理部, 20 画像表示装置, 21 画像出力装置, 22 画像記録再生処理部, 23 画像記録装置, 51 タイミング生成部, 52 受光素子アレイ, 53 A/D変換回路, 54 演算回路, 55 メモリ部, 56 伝送部, 101 A/D変換回路, 102 フレームメモリ

Claims (11)

  1. 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
    前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
    前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
    前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
    イメージセンサ。
  2. 前記撮像素子により出力されるアナログ信号からなる画素信号をデジタル信号に変換する変換部をさらに含み、
    前記蓄積部は、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を蓄積する
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  3. 前記分割露光時間毎に前記撮像素子により前記画素信号が生成されるとき、前記蓄積部に蓄積された画素信号を読み出して、前記変換部によりデジタル信号に変換された画素信号を加算し、前記蓄積部に書き戻す演算部をさらに含む
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  4. 前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルに基づいて、前記分割露光時間を決定する分割露光時間決定部をさらに含む
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  5. 前記分割露光時間決定部は、所定の絞り開度で動画像を撮像する場合、前記蓄積部より出力される画素信号の信号レベルが飽和するとき、前記分割露光時間を所定時間だけ短くさせる
    請求項4に記載のイメージセンサ。
  6. 前記蓄積部は、前記撮像素子内に設けられる
    請求項1に記載のイメージセンサ。
  7. 前記蓄積部は、前記画素信号をアナログ信号のまま蓄積する
    請求項6に記載のイメージセンサ。
  8. 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
    前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作方法において、
    前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
    前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
    イメージセンサの動作方法。
  9. 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
    前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含むイメージセンサの動作を制御するコンピュータに、
    前記撮像素子が、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
    前記蓄積部が、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
    ステップを含む処理を実行させるプログラム。
  10. 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
    前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
    前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
    前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
    撮像装置。
  11. 露光時間を可変にして光電変換により画素信号を発生する撮像素子と、
    前記撮像素子により発生された画素信号を蓄積する蓄積部とを含み、
    前記撮像素子は、1フレームの画像の撮像時間内に、所定の時間間隔で、前記画像の撮像に必要とされる必要露光時間を複数に分割した分割露光時間毎に光電変換により画素信号を繰り返し発生し、
    前記蓄積部は、前記撮像素子により発生された前記画素信号を蓄積し、前記必要露光時間だけ蓄積した画素信号を出力する
    電子機器。
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