JP2015109247A - レーザイオン源、イオン加速器及び重粒子線治療装置 - Google Patents

レーザイオン源、イオン加速器及び重粒子線治療装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安定したイオンを引き出して加速することのできるレーザイオン源を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、レーザイオン源2は、レーザ光1aを発振するレーザ発振器1と、レーザ発振器1に電圧を印加するレーザ電源1bと、真空容器2a内に配置され、レーザ光1aが照射されてイオンを発生するターゲット2bと、レーザ光1aの光路内に進退可能に設置可能であり、レーザ光1aのレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器7と、レーザエネルギーが所定の範囲内になるようにレーザ電源1bの電圧を制御する制御装置6と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、レーザ光を照射することによりイオンを発生させるレーザイオン源、発生したイオンを加速するイオン加速器及びこれらを使用した重粒子線治療装置に関する。
一般に、イオン源では、イオンを発生させる方法として、ガス中に放電を発生させてイオンを得る方法が知られている。放電を発生させる方法としては、マイクロ波や電子ビームを用いている。
一方、レーザ光を用いたレーザイオン源は、レーザ光を集光してターゲットに照射し、このターゲット元素を蒸発させ、イオン化してプラズマを生成させる。また、レーザイオン源は、そのプラズマ中に含まれるイオンをプラズマのまま輸送し、そのイオンを引き出す際に加速することで、イオンビームを作り出す装置である(例えば、特許文献1、2参照)。したがって、レーザイオン源は、ターゲットにレーザ光を照射することにより、イオンを発生させることが可能であり、パルス大電流、多価イオンを発生させるのに有利である。
プラズマに含まれるイオンは、その発生量やイオンの価数比がレーザ光の照射条件に依存する。特に、イオンの価数比は、レーザ光のエネルギー密度に依存するため、レーザエネルギー、パルス構造を管理する必要がある。プラズマ中の特定の価数をモニタする方法としては、特許文献3に記載された技術がある。
特許第3713524号公報 特開2009−37764号公報 特開2013−187057号公報
上述したイオン源では、レーザ光を用いてプラズマを生成し、このプラズマ中のイオンが引き出される。イオン源と例えば線形加速器で構成されるイオン加速器は、イオン源から引き出されたイオンから特定の価数のイオンを選択的に加速する。
しかしながら、レーザ光を用いてプラズマを生成するイオン源には、フラッシュランプ等の消耗部品が用いられている。フラッシュランプ等の消耗部品は、経時劣化によりレーザ出力が低下する。このレーザ出力の低下により、電流値、価数比等が変化しないように、従来のイオン源ではレーザ光のターゲット上でのエネルギー密度を管理する必要がある。この場合、電流値、価数比等が変化すると、安定したイオンを引出すことができないという課題がある。
そこで、本発明の実施形態は、安定したイオンを引き出して加速することのできるレーザイオン源、イオン加速器及び重粒子線治療装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係るレーザイオン源は、レーザ光を発振するレーザ発振器と、前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、前記レーザ光を入射する真空容器と、前記真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るイオン加速器は、レーザ光を発振するレーザ発振器と、前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、前記レーザ光を入射する真空容器と、前記真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、を有するレーザイオン源と、前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、前記イオンビーム引出し部から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態に係る重粒子線治療装置は、レーザ光を発振するレーザ発振器と、前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、前記レーザ光を入射する真空容器と、真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、を有するレーザイオン源と、前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、前記イオンビーム引出し部から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、前記シンクロトロンにより加速されたイオンビームを取り出す取出し機器と、前記取出し機器により取り出されたイオンビームを照射対象に照射する照射装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、安定したイオンを引き出して加速することが可能になる。
本発明の実施形態に係るレーザイオン源及びイオン加速器を具備する重粒子線治療装置の一例を示す構成図である。 本発明に係るレーザイオン源の第1実施形態を具備するイオン加速器を示す概略断面図である。 図2の実施形態における制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明に係るレーザイオン源の第2実施形態の構成を示す概略断面図である。 本発明に係るイオン加速器の一実施形態を示す概略断面図である。
以下に、本発明に係るレーザイオン源及びイオン加速器の実施形態と、これらを具備する重粒子線治療装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
(重粒子線治療装置)
図1は本発明の実施形態に係るレーザイオン源及びイオン加速器を具備する重粒子線治療装置の一例を示す構成図である。なお、図1では、ビーム輸送系を省略している。
図1に示すように、重粒子線治療装置300は、レーザイオン源2、線型加速器10、シンクロトロン40、取出し機器35、X軸用電磁石30a、Y軸用電磁石30b、真空ダクト31、線量モニタ部50、リッジフィルタ60、レンジシフタ70、コントローラ80等を備えて構成されている。X軸用電磁石30a、Y軸用電磁石30b、真空ダクト31、線量モニタ部50、リッジフィルタ60、レンジシフタ70、及びコントローラ80は、本実施形態の照射装置を構成する。線型加速器10は、後述するように高周波四重極線形加速器(RFQ:Radio Frequency Quadrupole、以下RFQという。)と、ドリフトチューブ線形加速器(DTL:Drift Tube Linac、以下DTLという。)から構成されている。
重粒子線治療装置300は、レーザイオン源2で発生させるイオンを線型加速器10、シンクロトロン40で高速に加速してイオンビームを生成し、このイオンビームを患者200の患部(腫瘍細胞)201に向けて照射してイオンを作用させて治療を行う装置である。重粒子線治療装置300では、患部201を3次元の格子点に離散化し、各格子点に対して細い径のイオンビームを順次走査する3次元スキャニング照射法を実施することが可能である。
具体的には、患部201をイオンビームの軸方向(図1右上に示す座標系におけるZ軸方向)にスライスと呼ばれる平板状の単位で分割し、分割したスライスZi、スライスZi+1、スライスZi+2等の各スライスの2次元格子点(図1右上に示す座標系におけるX軸及びY軸方向の格子点)を順次走査することによって3次元スキャニングを行っている。
レーザイオン源2で発生させたイオンを、線型加速器10、シンクロトロン40よって患部201の奥深くまで到達できるエネルギーまで加速してイオンビームを生成している。すなわち、線型加速器10は、レーザイオン源2で発生させたイオンを加速する。シンクロトロン40は、線型加速器10のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速する。
イオンビームの加速終了後は、取出し機器35によりイオンビームを取り出し、図示しない出射軌道から治療室に輸送される。取出し機器35により取り出されたイオンビームは、上記照射装置で照射対象である患部201に照射される。
具体的には、上記照射装置において、X方向に走査するX軸用電磁石30aとY方向に走査するY軸用電磁石30bは、イオンビームをX方向及びY方向に偏向させ、スライス面上を2次元で走査する。レンジシフタ70は、患部201のZ軸方向の位置を制御する。レンジシフタ70は、例えば複数の厚さのアクリル板から構成されており、これらのアクリル板を組み合わせることによってレンジシフタ70を通過するイオンビームのエネルギー、すなわち体内飛程を患部201スライスのZ軸方向の位置に応じて段階的に変化させることができる。レンジシフタ70による体内飛程の大きさは通常等間隔で変化するように制御され、この間隔がZ軸方向の格子点の間隔に相当する。なお、体内飛程の切り替え方法としては、レンジシフタ70のようにイオンビームの径路上に減衰用の物体を挿入する方法のほか、上流機器の制御によってイオンビームのエネルギー自体を変更する方法でもよい。
リッジフィルタ60は、ブラッグピークと呼ばれる体内深さ方向における線量のシャープなピークを拡散させるために設けられている。ここで、リッジフィルタ60によるブラッグピークの拡散幅は、スライスの厚み、すなわちZ軸方向の格子点の間隔と等しくなるように設定される。3次元スキャニング照射用のリッジフィルタ60は、断面が略二等辺三角形のアルミニウム棒状部材を複数並べて構成している。イオンビームが二等辺三角形を通過する際に生じる径路長の差異によってブラッグピークのピークを拡散させることが可能であり、二等辺三角形の形状によって拡散幅を所望の値に設定することができる。
線量モニタ部50は、照射する線量をモニタするためのものであり、その筐体内に、粒子線の電離作用によって生じた電荷を平行電極で収集する電離箱や、筐体内に配置された二次電子放出膜から放出される二次電子を計測するSEM(Secondary Electron Monitor)装置等によって構成されている。
(レーザイオン源の第1実施形態)
図2は本発明に係るレーザイオン源の第1実施形態を具備するイオン加速器を示す概略断面図である。図3は図2の実施形態における制御装置の動作を示すフローチャートである。
図2に示すように、レーザイオン源2は、真空容器2aを有している。この真空容器2aは、耐食性や耐薬品性に優れ、放出ガスが少ない材料、例えばステンレス鋼製である。真空容器2aの内部には、イオンとなる元素又はそれを含有するターゲット2bが配置されている。このターゲット2bは、例えばカーボン系の板状部材により形成されている。
真空容器2aには、図示しない高電圧電源から高電圧が印加されている。正イオンビームを生成するときは正電位を、負イオンビームを生成するときは負電位を付与する。本実施形態では、正の高電圧を印加している。真空容器2aは、図示しない排気口が形成され、この排気口に図示しない真空ポンプが接続され、真空容器2a内が真空排気されている。
真空容器2aは、レーザ光1aを入射するために図示しない入射部が設けられている。この入射部には、入射窓が形成され、この入射窓には、レーザ光1aを集光するために図示しない集光レンズが取り付けられている。この集光レンズは、レーザ光1aが透過するために透明な材料が用いられている。集光レンズは、上記入射窓に対してOリングでシールすることで、真空容器2a内の真空状態が保持されている。
レーザ発振器1から発振されたレーザ光1aは、複数のミラー1cを経て、上記集光レンズを通して真空容器2a内に入射した後、ターゲット2bに集光照射される。レーザ発振器1としては、例えばCOレーザやNd−YAGレーザを用いることができる。
レーザ光1aは、イオン化したい物質を含むターゲット2bに照射される。通常、ターゲット2b上でのレーザエネルギー密度を高めるために、レーザ光1aは上記集光レンズを用いてターゲット2b上に集光される。ターゲット2bにレーザ光1aが照射されると、レーザアブレーションプラズマ2cが発生する。このレーザアブレーションプラズマ2cには、ターゲット2bに含まれる物質のイオンが含まれる。イオンの価数比は、上記レーザエネルギー密度に依存し、レーザエネルギー密度が高くなると、価数の高いイオンが増加する。
レーザアブレーションプラズマ2cは、後段の線型加速器10のRFQ3へ輸送され、加速して引出される。具体的には、レーザアブレーションプラズマ2cは、イオン源−RFQ接続部2eの真空管内におけるイオンビーム引出し部としての輸送管2dを通り、この輸送管2dとRFQ3との間の電位差により加速引き出しされる。
そのため、例えばRFQ3本体を接地電位とする場合、ターゲット2b、レーザアブレーションプラズマ2c、及び輸送管2dは、正電位である必要がある。その際、例えば、レーザイオン源2の真空容器2a全体に正電圧を印加し、イオン源−RFQ接続部2eの一部を絶縁物としてRFQ3に対して絶縁状態を確保する。そのため、イオン源−RFQ接続部2e内においては、輸送管2dをイオン源−RFQ接続部2eの内壁に対して絶縁距離をとってRFQ3側に延ばす構成が考えられる。
また、図示しないが、ターゲット2b、レーザアブレーションプラズマ2c、輸送管2dを真空排気用の開口部を設けた一体の容器に収納し、これらをレーザイオン源2の真空容器2a内において電気的に絶縁状態とする構成も考えられる。
輸送管2dから加速引き出しされたイオン3aは、後段の線形加速器、例えばRFQ3からRFQ−DTL接続部3bを介して、DTL4で加速され、ビーム輸送系4aを介して輸送されて、シンクロトロン40等への入射イオンビームとして利用される。RFQ3へ入射するイオン3aには、レーザアブレーションプラズマ2cに含まれている種類、価数のイオンを含む。この場合、RFQ3で設計した種類、価数のイオンのみを選択的に加速輸送することができるため、必要とするイオンのみのビームとなる。
本実施形態のレーザ発振器1は、レーザ電源1bから印加される電圧で発振するレーザエネルギーが制御されている。このレーザエネルギーは、制御装置6により制御可能である。
図2に示すように、レーザ発振器1から発振されたレーザ光1aは、複数のミラー1cを経てレーザイオン源2の真空容器2a内に入射される。発生するイオンの価数比はレーザエネルギー密度に依存するため、レーザ光1aのエネルギー、パルス構造を管理する必要がある。
また、レーザは、フラッシュランプ等の消耗品が経時劣化するため徐々にエネルギーが低下し、結果としてイオンの価数比が変化し、必要とするイオンの電流値が変化することとなる。
そのため、本実施形態では、レーザ光路内に、レーザのパワーメータ等から構成されるエネルギー測定器7が設置されている。このエネルギー測定器7には、エアシリンダ等の駆動機構7aが取り付けられている。
エネルギー測定器7は、通常運転時にはレーザ光路外に退避して設置され、測定時のみレーザ光路内に進入して配置される。エネルギー測定器7は、例えばエアシリンダ等の駆動機構7aを駆動することにより、レーザ光路に設置する際の位置再現性を確保して、進退可能な構成とする。また、エネルギー測定器7を駆動する手段としてバネやモータ等を用い、レーザ光路に対して上下、左右、斜めに駆動する機構としてもよい。
次に、本実施形態の作用を説明する。
例えば、運転開始時、運転終了時、又は定期的に駆動機構7aを駆動してエネルギー測定器7をレーザ光路内に設置する。このエネルギー測定器7でレーザエネルギーを測定し、その結果を制御装置6に出力する。制御装置6では、例えばレーザエネルギーとQスイッチタイミング、レーザエネルギーとアンプディレイタイミング等のデータテーブルを有している。経時変化によりレーザエネルギーが低下した際、制御装置6は上記データテーブルに基づいて補正するための信号をレーザ電源1bに出力する。レーザ電源1bは、上記補正するための信号に基づいてレーザ発振器1に印加される電圧が制御される。これにより、レーザ発振器1から発振されるレーザエネルギーが制御される。
また、レーザのパルス構造は、例えばミラー1cの透過光をフォトダイオード8で測定し、制御装置6でモニタする。フォトダイオード8は、ミラー1cの透過光を入射していることからレーザ光に対して非破壊であるため、常時モニタとしても使用可能である。レーザエネルギーを示す信号が大きく変化した場合、異常信号としてレーザ光1aをレーザイオン源2に入射しないようシャッター(図示なし)を起動させるか、あるいは他の測定装置と組み合わせて異常個所等を診断することも可能である。
次に、本実施形態におけるレーザイオン源の制御装置6の動作について説明する。図3は運転開始時にエネルギー測定器7をレーザ光路内に設置して、レーザエネルギーを測定する処理を示している。
図3において、まず運転を開始した場合(ステップS1:Yes)は、駆動機構7aを駆動することにより、エネルギー測定器7をレーザ光路内に設置する(ステップS2)。そして、エネルギー測定器7によりレーザ発振器1から発振されたレーザ光1aのレーザエネルギーを測定する(ステップS3)。
次いで、ステップS4では、レーザエネルギーが所定値以下に低下したか否かを判定する。レーザエネルギーが所定値以下に低下しない場合には、ステップS1に戻る。
レーザエネルギーが所定値以下に低下した場合には、ステップS5に進む。ステップS5では、図示しない出力部により警報ブザーで放音するか、あるいは警報ランプを点灯させるように警報出力する。また、レーザ光1aをレーザイオン源2に入射しないように上記シャッターを起動させる(ステップS6)。さらに、レーザエネルギーが所定値以下に低下した場合には、異常時であるため、制御装置6はレーザ電源1bに停止信号を出力するようにしてもよい。
また、制御装置6は、上記データテーブルに基づいて補正するための信号をレーザ電源1bに出力する(ステップS7)。この補正するための信号によってレーザ電源1bからレーザ発振器1に印加される電圧が制御される(ステップS8)。これにより、レーザ発振器1から発振されるレーザエネルギーが制御される。
次いで、ステップS9では、レーザエネルギーが所定値になったか否かを判定する。レーザエネルギーが所定値にならない場合(ステップS9:No)には、ステップS8に戻り、レーザエネルギーが所定値になるまでレーザ電源1bの電圧が制御される。
レーザエネルギーが所定値になった場合(ステップS9:Yes)には、ステップS10に進む。ステップS10では、駆動機構7aを駆動することにより、エネルギー測定器7をレーザ光路内から退避させる。そして、定常運転を開始する(ステップS11)。このような一連の工程を経て運転開始時にレーザエネルギーの測定処理が実行される。
なお、レーザエネルギーの測定処理は、運転開始時に限らず、運転終了時、又は定期的に実行するようにしてもよい。運転終了時のレーザエネルギーの測定処理は、図3のステップS1が運転終了の判定処理に代わり、ステップS11の定常運転開始処理が省略される。また、定期的なレーザエネルギーの測定処理は、運転開始時と同様の処理が実行される。
このように本実施形態によれば、運転開始時、運転終了時、又は定期的にレーザ光1aのレーザエネルギーを測定し、そのレーザエネルギーが所定値になるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御することにより、レーザエネルギーの経時変化を補正し、安定したイオンを引き出して加速し、安定したイオンビームを供給することが可能になる。
なお、本実施形態では、レーザエネルギーが所定値になるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御するようにしたが、これに限らず所定の範囲内になるようにすればよい。
この所定の範囲とは、レーザ光1aをターゲット2b上に照射したとき、ターゲット2b上においてレーザエネルギー密度が高くなり過ぎず、かつレーザアブレーションプラズマ2cに含まれるイオン3aの価数が高いものの比率を低減させないような範囲である。
(レーザイオン源の第2実施形態)
図4は本発明に係るレーザイオン源の第2実施形態の構成を示す概略断面図である。なお、以下の各実施形態では、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態は、前記第1実施形態に記載されたイオン源の構成に加えて、レーザイオン源2で発生するプラズマ電流を測定するプラズマ電流測定器としてのイオン検出器5と、引き出し後のイオンビーム電流を測定するイオンビーム電流測定器としてのイオン検出器15を設けている。
具体的には、図4に示すように、運転開始時、運転終了時、又は定期的にイオン検出器5は、ターゲット2b上にレーザ光1aを照射することによって発生したレーザアブレーションプラズマ2cのプラズマ電流を測定する。また、運転開始時、運転終了時、又は定期的にイオン検出器15は、輸送管2dのビーム下流側において加速引き出しされたイオンビーム電流を測定する。
イオン検出器5,15は、ファラデーカップや平板電極等のように電流を検出可能な電流検出器であればよい。なお、ファラデーカップを用いる場合は、イオン検出器5本体より低い電位を持たせてプラズマ中の電子を除去するようにしてもよい。
イオン検出器5,15は、駆動機構5a,15aを備えている。この駆動機構5a,15aは、真空容器2aの外部から操作可能である。イオン検出器5は、レーザアブレーションプラズマ2cに対して進退可能に駆動する。イオン検出器15は、ビーム軸上に対して進退可能に駆動する。駆動機構5a,15aには、例えば直線導入機、回転導入機、エアシリンダ等が用いられる。イオン検出器15及び駆動機構15aは、イオン源−RFQ接続部2eに設置するスペースがない場合、イオン源−RFQ接続部2eの一部を伸縮可能なベローズ構造として、必要な場合に輸送管2dを上流側に引き出して測定することも可能である。
レーザアブレーションプラズマ2cのプラズマ電流を測定するに際し、イオン検出器5が利用されるレーザアブレーションプラズマ2cに干渉する場合は、駆動機構5aを駆動して干渉するのを回避する。なお、イオン検出器5は、レーザアブレーションプラズマ2cに干渉しなければ、ビーム軸から外れた位置に据え置きしても構わない。
また、本実施形態では、イオン源−RFQ接続部2eにプラズマ電流測定器としてのカレントトランス(CT)9が取り付けられている。このカレントトランス9は、電流値が変化する際の磁場変化を検知する電流モニタである。本実施形態は、カレントトランス9を配置するイオン源−RFQ接続部2eの一部を絶縁物としている。
カレントトランス9は、イオン検出器5,15のように駆動機構5a,15aを設ける必要がなくなり、リアルタイムでプラズマ電流を測定することが可能となる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
イオン検出器5,15及びカレントトランス9の検出結果を示す検出信号は、制御装置6に出力される。制御装置6は、検出信号が常時モニタ信号の場合、プラズマ・イオン信号の経時変化をモニタすることができる。また、検出信号に大きな変化があった場合は、これを異常信号として前記第1実施形態と同様にレーザ光1aをレーザイオン源2に入射しないよう図示しないシャッターを起動させるか、あるいは他構成要素、例えば高圧電源、線形加速器等へのインターロック信号を出力することも可能である。また、他の測定装置と組み合わせて異常を診断することも可能である。
さらに、ビーム軸上でのプラズマ電流、イオンビーム電流を測定する場合には、例えば、運転開始時、運転終了時、又は定期的にエネルギー測定器7をビーム軸上に設置し、その結果を制御装置6に出力する。制御装置6では、例えばレーザエネルギーとQスイッチタイミング、レーザエネルギーとアンプディレイタイミング等のデータテーブルを有している。レーザエネルギーが低下した際、制御装置6は上記データテーブルに基づいて補正するための信号をレーザ電源1bに出力する。レーザ電源1bは、上記補正するための信号によってレーザ発振器1に印加される電圧が制御される。これにより、レーザ発振器1から発振されるレーザエネルギーが制御される。
このように本実施形態によれば、運転開始時、運転終了時、又は定期的にレーザアブレーションプラズマ2cのプラズマ電流、イオン3aのイオンビーム電流を測定し、そのプラズマ電流、イオンビーム電流が所定値となるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御することにより、一段と安定したイオンを引き出して加速し、安定したイオンビームを供給することが可能になる。
なお、本実施形態では、プラズマ電流、イオンビーム電流が所定値になるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御するようにしたが、これに限らず所定の範囲内になるようにすればよい。
ここで、プラズマ電流、イオンビーム電流を所定の範囲内になるように制御することにより、レーザ光1aをターゲット2b上に照射したとき、ターゲット2b上においてレーザエネルギー密度が高くなり過ぎず、かつレーザアブレーションプラズマ2cに含まれるイオン3aの価数が高いものの比率を低減させることがなくなる。
(イオン加速器の一実施形態)
図5は本発明に係るイオン加速器の一実施形態を示す概略断面図である。
図5に示すように、本実施形態は、前記レーザイオン源の第1実施形態に記載されたイオン源の構成に加えて、RFQ−DTL接続部3b及びビーム輸送系4aにそれぞれイオンビーム電流測定器としてのイオン検出器15が設置されている。
これらのイオン検出器15は、ファラデーカップや平板電極、カレントトランス等のように電流を検出可能な電流検出器であればよい。イオン検出器15は、駆動機構15aを備えている。この駆動機構15aには、例えば直線導入機、回転導入機、エアシリンダ等が用いられる。
したがって、本実施形態において、RFQ3の下流側でのビームは、必要とされる種類及び価数のイオンのみとなっていることから、上記照射装置で利用するイオンビームの状態により近いイオンビーム電流の情報を得ることが可能である。イオン検出器15により測定された測定結果を制御装置6に出力する。この制御装置6では、モニタし、例えばレーザエネルギーの測定結果等を示す他の情報と合わせて、レーザエネルギーとQスイッチタイミング、レーザエネルギーとアンプディレイタイミング等のデータテーブルに基づいてレーザエネルギーを補正するための信号をレーザ電源1bに出力する。レーザ電源1bは、上記補正するための信号に基づいてレーザ発振器1に印加される電圧が制御される。これにより、レーザ発振器1から発振されるレーザエネルギーが制御される。
このように本実施形態によれば、定期的にイオンビーム電流を測定し、そのイオンビーム電流が所定値となるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御することにより、前記レーザイオン源の第1実施形態と同様に、レーザエネルギーの経時変化を補正し、異常時の停止信号を得ることができ、安定したイオン引き出して加速し、安定したイオンビームを供給することが可能になる。
また、本実施形態によれば、RFQ−DTL接続部3b及びビーム輸送系4aにそれぞれイオン検出器15を設置したことにより、仮に一方のイオン検出器15が故障したとしても、他方のイオン検出器15でイオンビーム電流を測定することが可能となるため、信頼性を高めることができる。
なお、本実施形態では、イオンビーム電流が所定値になるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御するようにしたが、これに限らず所定の範囲内になるようにすればよい。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上記第1実施形態では、レーザ光1aの光路内にエネルギー測定器7を進退可能に1つ設置した例について説明したが、これに限らずエネルギー測定器7を複数設置し、これらいずれかのエネルギー測定器7により測定されたレーザエネルギーを示す信号を制御装置6に出力するようにしてもよい。
これにより、1つのエネルギー測定器7が故障していた場合でも、他のエネルギー測定器7によりレーザエネルギーを測定することが可能となる。その結果、レーザイオン源2の信頼性を向上させることができる。
また、上記第1実施形態では、レーザエネルギーが所定値になるように制御装置6でレーザ電源1bの電圧を制御するようにしたが、これに限らず所定の範囲内になるようにすればよい。
1…レーザ発振器、1a…レーザ光、1b…レーザ電源、1c…ミラー、2…レーザイオン源、2a…真空容器、2b…ターゲット、2c…レーザアブレーションプラズマ、2d…輸送管(イオンビーム引出し部)、2e…イオン源−RFQ接続部、3…RFQ、3a…イオン、3b…RFQ−DTL接続部、4…DTL、4a…ビーム輸送系、5…イオン検出器(プラズマ電流測定器)、5a…駆動機構、6…制御装置、7…エネルギー測定器、7a…駆動機構、8…フォトダイオード、9…カレントトランス、10…線形加速器、15…イオン検出器(イオンビーム電流測定器)、15a…駆動機構、30a…X軸用電磁石(照射装置)、30b…Y軸用電磁石(照射装置)、31…真空ダクト(照射装置)、35…取出し機器、40…シンクロトロン、50…線量モニタ部(照射装置)、60…リッジフィルタ(照射装置)、70…レンジシフタ(照射装置)、80…コントローラ(照射装置)、201…患部、300…重粒子線治療装置

Claims (8)

  1. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、
    前記レーザ光を入射する真空容器と、
    前記真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、
    前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、
    前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするレーザイオン源。
  2. 前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、
    前記イオンビーム軸上のプラズマ電流を測定するプラズマ電流測定器と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記プラズマ電流が所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザイオン源。
  3. 前記プラズマ電流測定器は電流検出部を有し、この電流検出部を前記イオンビーム軸上に対して進退可能に構成したことを特徴とする請求項2に記載のレーザイオン源。
  4. 前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、
    前記真空容器外に引き出した後のイオンビーム電流を測定するイオンビーム電流測定器と、
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記イオンビーム電流が所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載のレーザイオン源。
  5. 前記イオンビーム電流測定器は電流検出部を有し、この電流検出部を前記イオンビーム軸上に対して進退可能に構成したことを特徴とする請求項4に記載のレーザイオン源。
  6. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、
    前記レーザ光を入射する真空容器と、
    前記真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、
    前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、
    前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、を有するレーザイオン源と、
    前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、
    前記イオンビーム引出し部から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、
    前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、
    を備えることを特徴とするイオン加速器。
  7. 前記真空容器外に引き出した後のイオンビーム電流を測定するイオンビーム電流測定器をさらに備え、
    前記制御装置は、前記イオンビーム電流が所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御することを特徴とする請求項6に記載のイオン加速器。
  8. レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器に電圧を印加するレーザ電源と、
    前記レーザ光を入射する真空容器と、
    真空容器内に配置され、前記レーザ光が照射されてイオンを発生するターゲットと、
    前記レーザ光の光路内に進退可能に設置可能であり、前記レーザ光のレーザエネルギーを測定するエネルギー測定器と、
    前記レーザエネルギーが所定の範囲内になるように前記レーザ電源の電圧を制御する制御装置と、を有するレーザイオン源と、
    前記真空容器からイオンを静電的に引き出し、イオンビームとして前記真空容器外に引き出すイオンビーム引出し部と、
    前記イオンビーム引出し部から引き出されたイオンビームを加速する線型加速器と、
    前記線型加速器のイオンビームが輸送され、このイオンビームを周回させて所定のエネルギーまで加速するシンクロトロンと、
    前記シンクロトロンにより加速されたイオンビームを取り出す取出し機器と、
    前記取出し機器により取り出されたイオンビームを照射対象に照射する照射装置と、
    を備えることを特徴とする重粒子線治療装置。
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