JP2015108985A - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが操作したことによってアプリケーションの機能を知らないうちに実行してしまうことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。【解決手段】スプリットビュー表示部2の画面に配設されたタッチパネル3からの出力信号に基づいて、指示体によりタッチパネル3を同時に2点でタッチする2点タッチ操作が実施されたかが判定される。制御部14は、当該実施されたと判定された2点タッチ操作が、アプリケーションの機能を実行するための左用画像に対する左用操作、及び、アプリケーションの機能を実行するための右用画像に対する右用操作のいずれであるかを、当該2点タッチ操作の2点を通る直線の延在方向に基づいて判別する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示部を制御する表示制御装置及び表示制御方法に関するものである。
画面を見る方向によって異なる画像を一画面に表示可能な多重画像表示装置として、スプリットビュー(マルチビュー、デュアルビュー(登録商標)とも言う)方式の表示装置が知られており、近年、様々な分野においてスプリットビュー表示装置を適用することが提案されている。例えば、スプリットビュー表示装置と、その画面に配設されたタッチパネルとを、車載のナビゲーション装置に適用することが提案されている。このようなナビゲーション装置によれば、運転席側の方向と助手席側の方向とで異なる内容の画像を画面に表示するとともに、当該画像内に表示されているアイコンに対する操作をタッチパネルにて受け付けることが可能となる。
しかしながら、上述のようなナビゲーション装置においては、運転席側の方向に表示される画像内のアイコンの位置と、助手席側の方向に表示される画像内のアイコンの位置とがスプリットビュー表示装置の画面上において重なっている場合がある。このような場合には、アイコンに対する操作をタッチパネルにて受け付けたとしても、運転席側の方向に表示されている画像内のアイコンに対して操作が実施されたのか、助手席側の方向に表示されている画像内のアイコンに対して操作が実施されたのかを判別できないという問題があった。
そこで、特許文献1には、運転席側の方向に表示される画像内のアイコンの位置と、助手席側の方向に表示される画像内のアイコンの位置とが重ならないように、それらを互いに異なる位置に配置する技術が提案されている。
国際公開第2006/100904号
しかしながら、例えば、助手席の同乗者が、ドラッグ操作などの比較的広い範囲にわたる操作を実施した場合などには、運転席側の方向に表示されている画像内のアイコンに対して知らないうちに操作を実施してしまうことがあるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、ユーザが操作したことによってアプリケーションの機能を知らないうちに実行してしまうことを抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、第1方向にて視認可能であるが第2方向にて視認できない第1画像と、第2方向にて視認可能であるが第1方向にて視認できない第2画像とを一つの画面上に表示可能な表示部を制御する表示制御装置であって、制御部を備える。制御部は、アプリケーションの機能を実行するための第1画像に対する第1操作と、アプリケーションの機能を実行するための第2画像に対する第2操作とを一律に受け付ける入力部からの出力信号に基づいて、指示体により入力部を同時に2点でタッチする2点タッチ操作、または、当該2点タッチ操作後のジェスチャー操作が実施されたと判定された場合に、当該実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作が、第1操作及び第2操作のいずれであるかを、2点を通る直線の延在方向に基づいて判別する。
本発明によれば、実施されたと判定された2点タッチ操作が、第1操作及び第2操作のいずれであるかを、2点タッチ操作の2点を通る直線の延在方向に基づいて判別する。したがって、第1方向に位置するユーザ、及び、第2方向に位置するユーザの一方は、他方と当該延在方向が互いに異なる2点タッチ操作を実施することにより、他方のアプリケーションを知らないうちに実行することなく、一方のアプリケーションを実行することができる。
実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るスプリットビュー表示部の構成の一例を示す断面図である。 実施の形態1に係るスプリットビュー表示部の表示例を示す図である。 実施の形態1に係るスプリットビュー表示部の構成の一例を示す断面図である。 実施の形態1に係るスプリットビュー表示部の表示例を示す図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の左用画像及び右用画像の表示例を示す図である。 2点タッチ操作の一例を示す図である。 2点タッチ操作の一例を示す図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1の変形例1に係るナビゲーション装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1の変形例1に係るナビゲーション装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1の変形例3に係るナビゲーション装置の左用画像及び右用画像の表示例を示す図である。 実施の形態1の変形例3に係るアイコンの表示形態を示す図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1として、本発明に係る表示制御装置を、車両に搭載可能なナビゲーション装置に適用した場合を例にして説明する。図1は、当該ナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。以下、図1に示されるナビゲーション装置1が搭載された車両を「自車」と記載して説明する。
ナビゲーション装置1は、スプリットビュー表示部2と、タッチパネル3と、操作入力処理部9と、インタフェース部10と、記憶部11と、左用画像生成部12と、右用画像生成部13と、これらを統括的に制御する制御部14とを備えて構成されている。
インタフェース部10は、無線通信部4、スピーカ5、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ6、エアコン7及び車内LAN(Local Area Network)8と、制御部14との間に接続されている。無線通信部4、スピーカ5、DVDプレーヤ6、エアコン7及び車内LAN8と、制御部14との間では、インタフェース部10を介して各種情報や各種信号が双方向に出力される。以下、説明を簡単にするため、一方がインタフェース部10を介して他方に情報を出力すると記載する代わりに、一方が他方に情報を出力すると記載する。制御部14は、制御情報を、無線通信部4、スピーカ5、DVDプレーヤ6、エアコン7及び車内LAN8に出力することにより、これらを制御することが可能となっている。
スプリットビュー表示部2は、例えば自車のダッシュボードなどに配設される。スプリットビュー表示部2は、左座席の方向(第1方向)にて視認可能であるが右座席の方向から視認できない第1画像(以下「左用画像」と記す)と、右座席の方向(第2方向)にて視認可能であるが左座席の方向から視認できない第2画像(以下「右用画像」と記す)とを一つの画面上に表示することが可能となっている。
後述するように、スプリットビュー表示部2は、左用画像内のアイコン(第1アイコン)と、右用画像内のアイコン(第2アイコン)とを表示する。以下、左用画像内のアイコン(第1アイコン)を「左用アイコン」と記し、右用画像内のアイコン(第2アイコン)を「右用アイコン」と記す。また、以下では、左座席が運転席であり、右座席が助手席である構成を例にして説明するが、左座席が助手席であり、右座席が運転席である構成では、以下の説明において左と右とを互いに読み替えたものと同様である。
スプリットビュー表示部2には、例えば、空間分割方式の表示装置が適用される。図2に当該表示装置の模式断面図を示す。図2に示す表示装置200は、表示画面201と、視差バリア202とを備えている。表示画面201には、左用画像を表示するための第1画素201aと、右用画像を表示するための第2画素201bとが水平方向(左右方向)に沿って交互に配置されている。視差バリア202は、左座席の方向に対しては第1画素201aの光を通過させるが第2画素201bの光を遮断し、右座席の方向に対しては第2画素201bの光を通過させるが第1画素201aの光を遮断する。このような構成によれば、左座席のユーザ101aは、右用画像を視認できないが左用画像を視認することができ、右座席のユーザ101bは、左用画像を視認できないが右用画像を視認することができる。
スプリットビュー表示部2に空間分割方式の表示装置200を適用した構成では、視差バリア202が左座席の方向に複数の第1画素201aからの光を通過させることによって左用アイコンが視認可能に表示され、視差バリア202が右座席の方向に複数の第2画素201bからの光を通過させることによって右用アイコンが視認可能に表示される。このため、左用アイコンの表示領域の外縁部は、当該左用アイコンの表示に用いられた複数の第1画素201aのうち外縁部に位置する第1画素201aに対応し、右用アイコンの表示領域の外縁部は、当該右用アイコンの表示に用いられた複数の第2画素201bのうち外縁部に位置する第2画素201bに対応する。
図3は、空間分割方式のスプリットビュー表示部2の表示例を示す図であり、1フレームの左用画像及び右用画像が示されている。例えば、WVGA(Wide VGA)の表示装置においては、全体で横(x軸)に800ドット、縦(y軸)に480ドットの画素を持つ。WVGAの表示装置に対応する、図3のような空間分割方式のスプリットビュー表示装置は、表示装置の性能によっても異なるが、例えば、横に並べられた総数がWVGAの表示装置における横方向の画素数の2倍、つまり合計の画素数が横に1600ドット、縦に480ドットの第1及び第2画素201a,201bで構成される。しかし、ここでは説明を容易にするため、スプリットビュー表示装置は、横に13ドット、縦に4ドットの第1画素201aと、それと同数の第2画素201bとで構成され、アイコンは横に4ドット、縦に1ドットの第1画素201aまたは第2画素201bで表示されるものとして説明を行う。また、図3に示されるようなアイコンの1ドットのx軸(左右方向)のずれは、通常の視認位置からでは人の目では見分けがつかず、同一位置に表示されているように見える。
図3では、左用アイコンの外縁部(外枠)が破線で示されており、当該左用アイコンを表示するために、水平方向に配設された4つの第1画素201aが用いられていることが示されている。また、図3では、右用アイコンの外縁部(外枠)が一点鎖線で示されており、当該右用アイコンを表示するために、水平方向に配設された4つの第2画素201bが用いられていることが示されている。なお、左用画像内のアイコンの表示に用いられる第1画素201aの数、及び、右用画像内のアイコンの表示に用いられる第2画素201bの数は、4つに限ったものではない。
以下の説明では、スプリットビュー表示部2に空間分割方式の表示装置200が適用された構成において、左用アイコンの表示に用いられた複数(図3では4つ)の第1画素201aの少なくとも1つが、右用アイコンの表示に用いられた複数(図3では4つ)の第2画素201bのうち外縁部に位置する第2画素201b(図3では一点鎖線に対応する第2画素201b)に挟まれている場合に、当該左用アイコンの表示領域の少なくとも一部と、当該右用アイコンの表示領域の少なくとも一部とがスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なると記す。また、当該構成において、右用アイコンの表示に用いられた複数(図3では4つ)の第2画素201bの少なくとも1つが、左用アイコンの表示に用いられた複数(図3では4つ)の第1画素201aのうち外縁部に位置する第1画素201a(図3では破線に対応する第1画素201a)に挟まれている場合にも、当該左用アイコンの表示領域の少なくとも一部と、当該右用アイコンの表示領域の少なくとも一部とがスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なると記す。一方、当該構成において、右用アイコンの表示に用いられた第2画素201b、及び、左用アイコンの表示に用いられた第1画素201aの一方が、他方に挟まれていない場合に、当該左用アイコンの表示領域と、当該右用アイコンの表示領域とがスプリットビュー表示部2の画面上において離間すると記す。
以上、スプリットビュー表示部2に、空間分割方式の表示装置200が適用された構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、スプリットビュー表示部2には、例えば、時分割方式の表示装置が適用されてもよい。図4に当該表示装置の模式断面図を示す。図4に示す表示装置250は、表示画面251と、視差バリア252とを備えている。表示画面251は、第1期間では左用画像を画素251cによって表示し、第2期間では右用画像を画素251cによって表示する。視差バリア252は、第1期間では左座席の方向に対して画素251cの光を通過させるが右座席の方向に対して画素251cの光を遮断し、第2期間では右座席の方向に対して画素251cの光を通過させるが左座席の方向に対して画素251cの光を遮断する。なお、図4には、第1期間の状態が示されている。
上述のような構成によれば、左座席のユーザ101aは、右用画像を視認できないが左用画像を視認することができ、右座席のユーザ101bは、左用画像を視認できないが右用画像を視認することができる。なお、右座席のユーザ101bの目は、第1期間において、スプリットビュー表示部2から画素251cの光を受けていない。しかし、この第1期間は非常に短く設定されていることから、第1期間に目が光を受けていないことは右座席のユーザ101bに認識されない。一方、第2期間に目が受けた光の残像効果によって、第1期間においても第2期間の画像が表示されているように右座席のユーザ101bに認識される。同様に、第2期間に目が光を受けていないことは左座席のユーザ101aに認識されず、第1期間に目が受けた光の残像効果によって、第2期間においても第1期間の画像が表示されているように左座席のユーザ101aに認識される。
スプリットビュー表示部2に時分割方式の表示装置250を適用した構成では、視差バリア252が、第1期間に左座席の方向に複数の画素251cからの光を通過させることによって左用アイコンが視認可能に表示され、第2期間に右座席の方向に複数の画素251cからの光を通過させることによって右用アイコンが視認可能に表示される。このため、左用アイコンの表示領域の外縁部は、当該左用アイコンの表示に用いられた複数の画素251cのうち外縁部に位置する画素251cに対応し、右用アイコンの表示領域の外縁部は、当該右用アイコンの表示に用いられた複数の画素251cのうち外縁部に位置する画素251cに対応する。
図5(a)及び図5(b)は、時分割方式のスプリットビュー表示部2の表示例を示す図であり、1フレームの左用画像及び右用画像が示されている。例えば、WVGAの表示装置においては、上述したように、全体で横(x軸)に800ドット、縦(y軸)に480ドットの画素を持つ。WVGAの表示装置に対応する、図5(a)及び図5(b)のような時分割方式のスプリットビュー表示装置は、表示装置の性能によっても異なるが、例えば、横に800ドット、縦に480ドットの画素251cで構成される。しかし、ここでは説明を容易にするため、スプリットビュー表示装置は、横に13ドット、縦に4ドットの画素251cで構成され、アイコンは横に3ドット、縦に1ドットの画素251cで表示されるものとして説明を行う。
図5(a)では、第1期間に表示される左用アイコンの外縁部(外枠)が破線で示されており、当該左用アイコンを表示するために、水平方向に配設された3つの画素251cが用いられていることが示されている。図5(b)では、第2期間に表示される右用アイコンの外縁部(外枠)が破線で示されており、当該右用アイコンを表示するために、水平方向に配設された3つの画素251cが用いられていることが示されている。なお、左用アイコンの表示に用いられる画素251cの数、及び、右用アイコンの表示に用いられる画素251cの数は、3つに限ったものではない。
以下の説明では、スプリットビュー表示部2に時分割方式の表示装置250が適用された構成において、第1期間に左用アイコンの表示に用いられた複数の画素251cのうち少なくとも1つと、第2期間に右用アイコンの表示に用いられた複数の画素251cのうち少なくとも1つとが一致する場合に、当該左用アイコンの表示領域の少なくとも一部と、当該右用アイコンの表示領域の少なくとも一部とがスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なると記す。一方、第1期間に左用アイコンの表示に用いられ、かつ、第2期間に右用アイコンの表示に用いられた画素251cが存在しない場合に、当該左用アイコンの表示領域と、当該右用アイコンの表示領域とがスプリットビュー表示部2の画面上において離間すると記す。
詳細な構成については説明を省略するが、スプリットビュー表示部2には、空間分割方式と時分割方式とを組み合わせた方式の表示装置が適用されてもよい。そして、例えば、第1期間に左用アイコンの表示に用いられた画素の少なくとも一部が、第2期間に右用アイコンの表示に用いられた複数の画素のうち外縁部に位置する画素に挟まれている場合、または、第2期間に右用アイコンの表示に用いられた画素の少なくとも一部が、第1期間に左用アイコンの表示に用いられた複数の画素のうち外縁部に位置する画素に挟まれている場合に、当該左用アイコンの表示領域の少なくとも一部と、当該右用アイコンの表示領域の少なくとも一部とがスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なると記す。一方、第1期間に左用アイコンの表示に用いられた画素、及び、第2期間に右用アイコンの表示に用いられた画素の一方が、他方に挟まれていない場合に、当該左用アイコンの表示領域と、当該右用アイコンの表示領域とがスプリットビュー表示部2の画面上において離間すると記す。
なお、スプリットビュー方式を用いた表示装置の具体的な構成は、例えば特開2005−078080号公報及び国際公開第2012/070444号などに開示されている。なお、以上の説明では言及しなかったが、空間分割方式及び時分割方式のいずれにおいても、短い期間(例えば1/30[秒])で画素の走査が行われる。
また、以下の説明では、スプリットビュー表示部2の画面上において、表示領域の少なくとも一部が互いに重なる左用アイコン及び右用アイコンを、略して「スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコン及び右用アイコン」のように記すこともある。また、スプリットビュー表示部2の画面上において、表示領域が離間する左用アイコン及び右用アイコンを、略して「スプリットビュー表示部2の画面上において離間する左用アイコン及び右用アイコン」のように記すこともある。
図1に戻って、タッチパネル3の検出面は、スプリットビュー表示部2の画面に配設されている。タッチパネル3(入力部)は、アプリケーションの機能を実行するための左用画像に対する第1操作(以下「左用操作」と記す)と、アプリケーションの機能を実行するための右用画像に対する第2操作(以下「右用操作」と記す)とを一律に受け付ける。本実施の形態1では、タッチパネル3は、検出面をタッチした1以上の指などの指示体について、当該検出面上の二次元の位置を定期的に検出する。そして、タッチパネル3は、当該指示体の位置を示す信号を操作入力処理部9に出力する。
ただし、タッチパネル3は、(X,Y)座標値のような二次元の位置を指示体の位置として検出するものに限ったものではない。例えば、タッチパネル3は、指示体との距離が最短となる検出面上の点の位置(二次元の位置)と、指示体と検出面(当該点)との間の距離(別の一次元の位置であるZ軸座標値)とを含む三次元の位置(X,Y,Z)を、指示体の位置として検出するものであってもよい。
無線通信部4は、例えばDSRC(Dedicate Short Range Communication)及び携帯電話機などを介してサーバと通信を行う。無線通信部4は、サーバから受信した情報(例えばダウンロードした情報など)を制御部14に出力したり、制御部14から出力された情報をサーバに送信したりする。また、無線通信部4は、ラジオ放送及びテレビ放送を受信し、それら放送から取得した情報を制御部14に出力する。
スピーカ5(音声出力部)は、制御部14から出力された音声信号に基づいて音声を出力する。
DVDプレーヤ6は、DVDに記録されたAV(Audio-video)情報を再生し、当該AV情報を制御部14に出力する。
エアコン7は、制御部14の制御により、自車の室内の温度や湿度を調整する。
車内LAN8は、自車のECU(Electronic Control Unit)やGPS(Global Positioning System)装置などと通信を行う。例えば、車内LAN8は、ECUから取得した自車の速度や、GPS装置から取得した自車の現在位置(例えば緯度及び経度)を制御部14に出力する。
操作入力処理部9は、タッチパネル3の出力信号に基づいて、タッチパネル3に対してジェスチャー操作が実施されたか否かを判定するとともに、実施されたジェスチャー操作の種類を判定する。ここで、ジェスチャー操作は、指示体によりタッチパネル3の検出面をタッチするタッチ操作と、指示体によりタッチパネル3の検出面に予め定められた軌道を描くジェスチャー操作(以下「軌道ジェスチャー操作」と記す)とを含む。また、軌道ジェスチャー操作は、2点タッチ後に当該2点タッチの2点を続けて用いるジェスチャー操作を含んでもよく、または、2点タッチ後に当該2点タッチの2点のうち1点を離して残りの1点を続けて用いるジェスチャー操作を含んでもよい。
以上のように、操作入力処理部9は、タッチパネル3の出力信号に基づいて、ジェスチャー操作としてタッチ操作が実施されたか否かを判定する。また、タッチ操作が実施されたと判定する際には、操作入力処理部9は、タッチパネル3の検出面がタッチされた点の数及び位置(検出面をタッチした指示体の数及び位置)も判定する。したがって、操作入力処理部9は、指示体によりタッチパネル3の検出面を1点でタッチする1点タッチ操作が実施されたか否か、指示体によりタッチパネル3の検出面を2点でタッチする2点タッチ操作が実施されたか否かなどを判定することが可能となっている。
また、操作入力処理部9は、タッチパネル3の出力信号に基づいて、ジェスチャー操作として軌道ジェスチャー操作が実施されたか否かを判定する。ここで、軌道ジェスチャー操作は、例えば、指示体が予め定められた時間よりも短い時間で検出面を擦るフリック操作、指示体が予め定められた時間よりも長い時間で検出面を擦るドラッグ操作、及び、二つの指示体が検出面に接触した状態でそれらの間の距離を変更するピンチ操作などを含む。ただし、ドラッグ操作は、上述した操作に限ったものではなく、指示体がタッチパネルに触れたまま検出面を擦る操作として適用されてもよい。また、フリック操作は、上述した操作に限ったものではなく、指示体がタッチパネルに触れた状態からその検出面をはらう操作として適用されてもよい。
さらに、操作入力処理部9には、スプリットビュー表示部2に表示されているアイコンの位置を示すアイコン位置情報が制御部14から入力される。操作入力処理部9は、当該アイコン位置情報と、タッチパネル3の出力信号(指示体の位置を示す信号)とに基づいて、タッチパネル3、ひいてはスプリットビュー表示部2に表示されているアイコンなどに対してタッチ操作またはジェスチャー操作が実施されたか否かを判定する。例えば、操作入力処理部9は、タッチパネル3の出力信号が示す指示体の位置が、左用アイコンの表示領域に重なる(当該指示体が、当該左用アイコンの内側に位置する)と判定した場合、または、当該表示領域に重なりながら変化する(当該指示体の位置が、当該表示領域の内側に位置しながら変化する)と判定した場合には、当該左用アイコンに対するジェスチャー操作が実施されたと判定する。操作入力処理部9は、左用アイコンに関する当該判定と同様の判定を右用アイコンについても行う。
操作入力処理部9は、以上のジェスチャー操作の判定結果などを制御部14に出力する。以上のように本実施の形態1では、スプリットビュー表示部2に表示されているアイコンなどに対する操作が実施されたか否かを判定する処理を、操作入力処理部9によって実施するものとして説明するが、当該判定する処理は制御部14によって実施されてもよい。また、図1では、操作入力処理部9は、タッチパネル3及び制御部14とは別に設けられているが、これに限ったものではなく、タッチパネル3の機能としてタッチパネル3に備えられていてもよいし、制御部14の機能として制御部14に備えられていてもよい。
記憶部11は、例えばハードディスクドライブ、DVD及びそのドライブ装置、ブルーレイディスク及びそのドライブ装置、または、半導体メモリなどの記憶装置から構成される。記憶部11は、制御部14が動作するのに必要なプログラムのほか、制御部14に用いられる情報を記憶している。制御部14に用いられる情報には、例えば、アプリケーション(アプリケーションソフトウェア)、アプリケーションの機能を実行する際に操作されるアイコンが配置された画像、及び、地図情報などが含まれる。なお、以下の説明では、アプリケーションの機能を実行する際に操作されるアイコンが配置された画像(例えば図7(a)及び図7(b)に対応する画像)を、「アイコン配置画像」と記す。「アイコン配置画像」は、地図情報にアイコンを表示した画像も含む。
左用画像生成部12は、制御部14から出力された表示情報に基づいて、左用画像を表示するための表示信号を生成し、当該表示信号をスプリットビュー表示部2に出力する。スプリットビュー表示部2は、左用画像生成部12から表示信号を受けると、当該表示信号に基づいて左用画像を表示する。
右用画像生成部13は、制御部14から出力された表示情報に基づいて、右用画像を表示するための表示信号を生成し、当該表示信号をスプリットビュー表示部2に出力する。スプリットビュー表示部2は、右用画像生成部13から表示信号を受けると、当該表示信号に基づいて右用画像を表示する。
ここで、左用画像生成部12が生成する表示信号には、左用画像に用いられる複数の画素のそれぞれに例えば(1,1)、(2,1)、…、(800,1)、(1,2)、…(800,2)、…、(800,480)という順序で割り当てられた画素番号が含まれている。同様に、右用画像生成部13が生成する表示信号にも、右用画像に用いられる複数の画素のそれぞれに例えば(1,1)、(1,2)、…、(800,480)という順序で割り当てられた画素番号が含まれる。このため、左用アイコンの表示に用いられる少なくとも1つの画素の画素番号と、右用アイコンの表示に用いられる少なくとも1つの画素の画素番号とが一致する場合には、当該左用アイコンの表示領域の少なくとも一部と、当該右用アイコンの表示領域の少なくとも一部とがスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なることに相当する。ここで、(x,y)は、当該画面上の左上を(1,1)とし、x軸は右方向を正、y軸は下方向を正としたxy座標に対応した画素位置を示す。
制御部14は、例えばCPU(Central Processing Unit)から構成されており、当該CPUが記憶部11に記憶されたプログラムを実行することにより、ナビゲーション装置1にて様々なアプリケーションを実行すること、ひいては当該実行されたアプリケーションに応じてスピーカ5などを制御することが可能となっている。
例えば、制御部14は、ナビゲーションのアプリケーションを実行した場合には、自車の現在位置と、タッチパネル3の出力信号に基づく目的地と、地図情報とに基づいて現在位置から目的地までの経路を探索し、当該経路に沿った案内を表示するための表示情報、及び、当該案内を音声出力するための音声信号を生成する。この結果、上述の案内が左用画像または右用画像として表示されるとともに、上述の案内の音声がスピーカ5にて出力される。
また、例えば、制御部14は、DVD再生のアプリケーションを実行した場合には、DVDプレーヤ6からのAV情報を表示するための表示情報、及び、AV情報を音声出力するための音声信号を生成する。この結果、DVDに記憶された映像が左用画像または右用画像として表示されるとともに、DVDに記憶された音声がスピーカ5にて出力される。
また、制御部14は、左用画像側にて実行可能な(左用画像側から実行可能な)1以上のアプリケーションに対応する1つのアイコン配置画像を記憶部11から取得し、当該取得したアイコン配置画像を左用画像として表示させる。これにより、当該アプリケーションの機能を左用画像側にて実行するための操作の対象となるアイコンが、スプリットビュー表示部2(左用画像)に表示される。以下、左用画像として表示可能なアイコン配置画像(例えば図7(a)に対応する画像)を「左用アイコン配置画像」と記す。なお、左用画像として表示されている左用アイコン配置画像内のアイコンは、上述の左用アイコンに対応する。
同様に、制御部14は、右用画像側にて実行可能な(右用画像側から実行可能な)1以上のアプリケーションに対応する1つのアイコン配置画像を記憶部11から取得し、当該取得したアイコン配置画像を右用画像として表示させる。これにより、当該アプリケーションの機能を右用画像側にて実行するための操作の対象となるアイコンが、スプリットビュー表示部2(右用画像)に表示される。以下、右用画像として表示可能なアイコン配置画像(例えば図7(b)に対応する画像)を「右用アイコン配置画像」と記す。なお、右用画像として表示されている右用アイコン配置画像内のアイコンは、上述の右用アイコンに対応する。
また、制御部14は、2点タッチ操作が実施されたと操作入力処理部9にて判定された場合に、当該2点タッチ操作の2点を通る直線(以下「2点通過直線」と記す)の延在方向に基づいて、当該2点タッチ操作が上述の左用操作及び上述の右用操作のいずれであるかを判別する。なお、2点通過直線の詳細は後述する。
<動作>
図6は、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1の動作を示すフローチャートである。図6に示される動作はCPUが記憶部11に記憶されたプログラムを実行することによって行われる。以下、ナビゲーション装置1の動作について図6を用いて説明する。
まず、ステップS1にて、初期動作を実行するための操作が実施された場合に、制御部14は初期動作を実行する。ここでは、初期動作として、制御部14は、左用画像側及び右用画像側にて初期に実行すべきアプリケーションを記憶部11から取得し、当該アプリケーションを実行する。
ステップS2にて、制御部14は、左用画像側にて実行されているアプリケーションに対応する左用アイコン配置画像を記憶部11から取得するとともに、右用画像側にて実行されているアプリケーションに対応する右用アイコン配置画像を記憶部11から取得する。
ステップS3にて、制御部14は、取得した左用アイコン配置画像をスプリットビュー表示部2の左用画像として表示し、取得した右用アイコン配置画像をスプリットビュー表示部2の右用画像として表示する。
図7(a)及び図7(b)は、本実施の形態1に係るナビゲーション装置1(スプリットビュー表示部2)のステップS3における左用画像及び右用画像の表示例を示す図である。図7(a)は左用画像の表示例であり、左用アイコンL1,L2,L3,L4,L5(以下これらのアイコンをまとめて「左用アイコンL1〜L5」と記すこともある)が表示されている。図7(b)は右用画像の表示例であり、右用アイコンR1,R2,R3,R4,R5(以下これらのアイコンをまとめて「右用アイコンR1〜R5」と記すこともある)が表示されている。
図7(a)及び図7(b)の表示例では、左用アイコンL1〜L5の表示領域と右用アイコンR1〜R5の表示領域とが、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置されている。本実施の形態1では、制御部14は、アイコンの表示領域がスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコン配置画像及び右用アイコン配置画像を記憶部11から取得し、これら画像をスプリットビュー表示部2に表示させることにより、図7(a)及び図7(b)に示すような表示が実現されるものとする。
図6のステップS4にて、操作入力処理部9は、2点タッチ操作が実施されたか否かを判定する。2点タッチ操作が実施されたと判定された場合にはステップS5に進み、実施されなかったと判定された場合にはステップS4を再度行う。なお、ステップS4を再度行う際において、地図が左用画像または右用画像として表示されており、かつ、自車の位置が変化していた場合には、制御部14は、当該変化に応じて当該地図をスクロールさせてもよい。
ステップS5にて、操作入力処理部9は、ステップS4の2点タッチ操作が左用アイコンまたは右用アイコンに対して実施されたか否かを判定する。なお、この判定結果はステップS9またはステップS12にて用いられる。
ステップS6にて、制御部14は、ステップS4の2点タッチ操作について2点通過直線を求める。そして、制御部14は、タッチパネル3の水平方向(タッチパネル3の左右方向)に対する、当該2点通過直線の延在方向の反時計回りの傾斜角度θを求める。
図8は、左座席のユーザより右側に配設されているタッチパネル3に対して、当該ユーザが実施する可能性が高い2点タッチ操作を示す図である。図9は、右座席のユーザより左側に配設されているタッチパネル3に対して、当該ユーザが実施する可能性が高い2点タッチ操作を示す図である。ここで、タッチパネル3の平面上の1点を示すXY座標系と、傾斜角度θとを対応付けると、例えば、水平方向であるX軸方向は傾斜角度θが0度に対応し、垂直方向であるY軸方向は傾斜角度θが90度に対応し、−X軸方向は傾斜角度θが180度に対応し、−Y軸方向は傾斜角度θが270度に対応する。
図8に示すように、左座席のユーザが、自身より右側に配設されているタッチパネル3に対して2点タッチ操作する場合には、タッチパネル3に近い右手の人差し指及び中指によって2点タッチ操作を実施する可能性が高いと考えられる。ここで、中指は人差し指よりも長いことから、図8に示すように、それら指先を通る直線、すなわち2点通過直線PLは、右上り(左下り)となり、傾斜角度θは0度より大きく90度より小さくなる。
一方、図9に示すように、右座席のユーザが、自身より左側に配設されているタッチパネル3に対して2点タッチ操作する場合には、タッチパネル3に近い左手の人差し指及び中指によって2点タッチ操作を実施する可能性が高いと考えられる。ここで、中指は人差し指よりも長いことから、図9に示すように、それら指先を通る直線、すなわち2点通過直線PLは、左上り(右下り)となり、傾斜角度θは90度より大きく180度より小さくなる。
このように、左座席のユーザが実施する可能性が高い2点タッチ操作に対応する2点通過直線PLの延在方向と、右座席のユーザが実施する可能性が高い2点タッチ操作に対応する2点通過直線PLの延在方向とは異なると考えられる。換言すれば、それら2点通過直線PLの傾斜角度θは互いに異なると考えられる。そこで、制御部14は、傾斜角度θ(すなわち延在方向)に基づいて、2点タッチ操作が左用操作及び右用操作のいずれであるかを判別する。
図6のステップS7にて、制御部14は、ステップS6で求めた2点通過直線の傾斜角度θが、0度より大きく90度より小さい予め定められた範囲(θ1S〜θ1L)内に存在するか、90度より大きく180度より小さい予め定められた範囲(θ2S〜θ2L)内に存在するか、または、これらのいずれでもないかを判断する。なお、ここでは、図8に示すようにθ1S=10度、θ1L=80度として説明するが、θ1S,θ1Lは、0度より大きく90度より小さい角度であれば10度,80度以外の角度であってもよい。また、ここでは、図9に示すようにθ2S=100度、θ2L=170度として説明するが、θ2S,θ2Lは、90度より大きく180度より小さい角度であれば100度、170度以外の角度であってもよい。
傾斜角度θがθ1S〜θ1L内に存在する(傾斜角度θが10度より大きく80度より小さい)と判断した場合にはステップS8に進み、傾斜角度θがθ2S〜θ2L内に存在する(傾斜角度θが100度より大きく170度より小さい)と判断した場合にはステップS11に進み、これらのいずれでもないと判断した場合にはステップS4に戻る。なお、ステップS4に戻る際において、地図が左用画像または右用画像として表示されており、かつ、自車の位置が変化していた場合には、制御部14は、当該変化に応じて当該地図をスクロールさせてもよい。このことは、ステップS7以外のステップからステップS4に戻る際においても同様である。
ステップS7からステップS8に進んだ場合、ステップS8にて、制御部14は、ステップS4の2点タッチ操作を左用操作として判別する。
ステップS9にて、制御部14は、左用操作であると判別された2点タッチ操作が、左用アイコンに対して実施されたか否かを、ステップS5の判定結果に基づいて判断する。当該2点タッチ操作が、左用アイコンに対して実施されたと判断された場合にはステップS10に進み、そうでない場合にはステップS4に戻る。
ステップS10にて、制御部14は、2点タッチ操作が実施された左用アイコンに予め対応付けられた機能を実行する。その後ステップS4に戻る。なお、当該左用アイコンに対して、アイコン配置画像が予め対応付けられて記憶部11に記憶されている場合には、ステップS10からステップS3に戻って、当該アイコン配置画像がスプリットビュー表示部2に表示されてもよい。
ステップS7からステップS11に進んだ場合、ステップS11にて、制御部14は、ステップS4の2点タッチ操作を右用操作として判別する。
ステップS12にて、制御部14は、右用操作であると判別された2点タッチ操作が、右用アイコンに対して実施されたか否かを、ステップS5の判定結果に基づいて判断する。当該2点タッチ操作が、右用アイコンに対して実施されたと判断された場合にはステップS13に進み、そうでない場合にはステップS4に戻る。
ステップS13にて、制御部14は、2点タッチ操作が実施された右用アイコンに予め対応付けられた機能を実行する。その後ステップS4に戻る。なお、当該右用アイコンに対して、アイコン配置画像が予め対応付けられて記憶部11に記憶されている場合には、ステップS13からステップS3に戻って、当該アイコン配置画像がスプリットビュー表示部2に表示されてもよい。
以上で説明した図6の動作の一例について説明する。例えば、図10(a)及び図10(b)に示されるように、左座席のユーザの右手の指(指示体)21による2点タッチ操作が左用アイコンL1及び右用アイコンR1に対して実施されたものとする。この場合には、実施された2点タッチ操作が、図8の2点タッチ操作と同様であることから、制御部14は、当該2点タッチ操作に係る2点通過直線PLの傾斜角度θがθ1S〜θ1L内に存在すると判断し、当該2点タッチ操作を左用操作として判別する。この結果、制御部14は、右用アイコンR1に対応付けられた機能を実行せずに、左用アイコンL1に対応付けられた機能を実行する。
一方、例えば、図11(a)及び図11(b)に示されるように、右座席のユーザの左手の指(指示体)21による2点タッチ操作が左用アイコンL1及び右用アイコンR1に対して実施されたものとする。この場合には、実施された2点タッチ操作が、図9の2点タッチ操作と同様であることから、制御部14は、当該2点タッチ操作に係る2点通過直線PLの傾斜角度θがθ2S〜θ2L内に存在すると判断し、当該2点タッチ操作を右用操作として判別する。この結果、制御部14は、左用アイコンL1に対応付けられた機能を実行せずに、右用アイコンR1に対応付けられた機能を実行する。
<効果>
以上のような本実施の形態1に係るナビゲーション装置1によれば、実施されたと判定された2点タッチ操作が、左用操作及び右用操作のいずれであるかを、当該2点タッチ操作に係る2点通過直線の延在方向に基づいて判別する。したがって、左座席のユーザ、及び、右座席のユーザの一方は、他方と延在方向が異なる2点タッチ操作を実施することにより、他方のアプリケーションを知らないうちに実行することなく、一方のアプリケーションを実行することができる。
特に、左用アイコンL1〜L5の表示領域の少なくとも一部と、右用アイコンR1〜R5の表示領域の少なくとも一部とが、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置される構成において、上述の効果は有効である。そして、このようにアイコンの表示領域がスプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置されることにより、アイコン配置画像を生成する工程にて、アイコンを配置するための領域が不足することを抑制することができるとともに、アイコン配置に課せられる制約を低減することができる。
また、本実施の形態1によれば、傾斜角度θが、0度より大きく90度より小さいθ1S〜θ1L内に存在する場合には、2点タッチ操作が左用操作として判別される。したがって、人間工学の観点から自然であり、左用操作として実施される可能性が高い2点タッチ操作を、左用操作として判別することができる。また、傾斜角度θが、90度より大きく180度より小さいθ2S〜θ2L内に存在する場合には、2点タッチ操作が右用操作として判別される。したがって、人間工学の観点から自然であり、右用操作として実施される可能性が高い2点タッチ操作を、右用操作として判別することができる。
<実施の形態1の変形例1>
実施の形態1においては、2点タッチ操作が実施されたと判定された場合に、当該2点タッチ操作が左用操作及び右用操作のいずれであるかを判別した。しかしこれに限ったものではなく、2点タッチ操作が左用操作及び右用操作のいずれであるかを判別する代わりに、当該2点タッチ操作後のジェスチャー操作(タッチ操作または軌道ジェスチャー操作)が左用操作及び右用操作のいずれであるかを判別してもよい。つまり、制御部14は、2点タッチ操作後のジェスチャー操作が実施されたと操作入力処理部9にて判定された場合に、当該実施されたと判定されたジェスチャー操作が左用操作及び右用操作のいずれであるかを、2点通過直線の延在方向に基づいて判別してもよい。
例えば、図12(a)及び図12(b)に示されるように、左座席のユーザの右手の指21による2点タッチ操作後のドラッグ操作が、左用画像の点Dl及び右用画像の点Drに対して実施されたものとする(図中の矢印21Aは当該ドラッグ操作における指21の軌道を示す)。この場合には、制御部14は、2点タッチ操作に係る2点通過直線PLの傾斜角度θがθ1S〜θ1L内に存在すると判断することから、当該2点タッチ操作後のドラッグ操作を、左用画像の点Dlに対する左用操作として判別してもよい。なお、2点タッチ操作後のジェスチャー操作として、ドラッグ操作の代わりにフリック操作及びピンチ操作などが適用された場合も同様である。この操作は、例えばアイコン外で操作を行う地図スクロール機能等に適用される。
また、例えば、図13(a)及び図13(b)に示されるように、右座席のユーザの左手の指21による2点タッチ操作後のドラッグ操作が左用画像の点Dl及び右用画像の点Drに対して実施されたものとする(図中の矢印21Aは当該ドラッグ操作における指21の軌道を示す)。この場合には、制御部14は、2点タッチ操作に係る2点通過直線PLの傾斜角度θがθ2S〜θ2L内に存在すると判断することから、当該2点タッチ操作後のドラッグ操作を、右用画像の点Drに対する右用操作として判別してもよい。なお、2点タッチ操作後のジェスチャー操作として、ドラッグ操作の代わりにフリック操作及びピンチ操作などが適用された場合も同様である。
以上のような構成によれば、2点タッチ操作後のジェスチャー操作について、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
<実施の形態1の変形例2>
実施の形態1では、左用操作の判別に用いられる範囲(θ1S〜θ1L)は、0度より大きく90度より小さい範囲であり、右用操作の判別に用いられる範囲(θ2S〜θ2L)は、90度より大きく180度より小さい範囲であった。
しかし、判別に用いられる範囲の値は、これに限ったものではなく、運転席及び助手席に対するタッチパネル3の配設位置などに基づいて別の値に変更されてもよい。その結果として、例えば、制御部14は、傾斜角度θが−45度より大きく45度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合に、実施されたと判定された2点タッチ操作を左用操作として判別し、傾斜角度θが45度より大きく135度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合に、実施されたと判定された2点タッチ操作を右用操作として判別してもよい。このように構成した場合には、助手席の同乗者が右用操作を実施するためには多少不自然な2点タッチ操作を実施しなければならないが、その一方で、運転者が左用操作を実施するためには、人間工学の観点から自然な2点タッチ操作を実施すればよいことになる。この結果、2点タッチ操作の実施による運転者の負担を抑制することができるので、運転者は運転に集中することが可能となる。
<実施の形態1の変形例3>
これまでに説明した左用画像及び右用画像(例えば、図7(a)及び図7(b)など)においては、左用アイコンL1〜L5のそれぞれの表示領域と、右用アイコンR1〜R5のそれぞれの表示領域とが、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置されていた。しかしこれに限ったものではなく、左用アイコンL1〜L5の少なくとも1つの表示領域の少なくとも一部と、右用アイコンR1〜R5の少なくとも1つの表示領域の少なくとも一部とが、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置されたものであればよい。
図14(a)及び図14(b)は、その一例を示す図である。具体的には、左用アイコンL1,L2,L3の表示領域と、右用アイコンR1,R2,R3の表示領域とが、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重ねて配置されている。一方、左用アイコンL4,L5の表示領域及び右用アイコンR4,R5の表示領域は、各アイコンからスプリットビュー表示部2の画面上において離間して配置されている。
ここで、操作入力処理部9が、タッチパネル3からの出力信号に基づいて、1点タッチ操作が左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3のいずれかに対する操作として実施されたと判定したとする。この場合には、制御部14は、当該実施されたと判定された1点タッチ操作を無効にする。すなわち、左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3のいずれかに対して1点タッチ操作が実施された場合には、制御部14は、当該1点タッチ操作が実施されたアイコンに対応する機能を実行しないようにする。
一方、操作入力処理部9が、タッチパネル3からの出力信号に基づいて、1点タッチ操作が左用アイコンL4,L5及び右用アイコンR4,R5のいずれかに対する操作として実施されたと判定したとする。この場合には、制御部14は、当該実施されたと判定された1点タッチ操作を有効にする。すなわち、左用アイコンL4,L5及び右用アイコンR4,R5のいずれかに対して1点タッチ操作が実施された場合には、制御部14は、当該1点タッチ操作が実施されたアイコンに対応する機能を実行する。
このように構成されたナビゲーション装置1によれば、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコン及び右用アイコン、すなわち左用操作及び右用操作の判別が必要なアイコンに対しては、左用操作及び右用操作の判別が困難な1点タッチ操作を無効にする。これにより、例えば、ユーザは、1点タッチ操作が無効となったアイコンに対しては2点タッチ操作を実施すべきであったことに気づくことができる。一方、スプリットビュー表示部2の画面上において離間する左用アイコン及び右用アイコン、すなわち左用操作及び右用操作の判別が必要でないアイコンに対しては、比較的単純な操作である1点タッチ操作を有効にすることができる。
また、制御部14は、図14(a)及び図14(b)に示されるように、スプリットビュー表示部2の画面上において離間する左用アイコンL4,L5及び右用アイコンR4,R5と、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3とを、異なる表示形態で表示することにより、識別可能に表示させてもよい。
このように構成されたナビゲーション装置1によれば、ユーザは、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコン及び右用アイコン、すなわち2点タッチ操作すべきアイコンを、操作前に知ることができる。
なお、識別可能な表示形態の一例として、図14(a)及び図14(b)の表示例では、スプリットビュー表示部2の画面上において、離間する左用アイコンL4,L5及び右用アイコンR4,R5の外枠には、長方形が適用され、互いに重なる左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3の外枠には、直方体を二次元で示す図形が適用されている。しかし、これらアイコンを識別することが可能であれば、他の表示形態が適用されてもよい。
例えば、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる左用アイコンL1,L2,L3には、図15(a)に示される表示形態に代えて、図15(b)に示されるようなサイズ、色及び模様などが左用アイコンL4,L5と異なる表示形態、図15(c)に示されるような左用操作に対応する2点タッチ操作の2点の配置を示す2つの点26がアイコンに隣接して付加された表示形態、または、図15(d)に示されるような左用操作に対応する2点タッチ操作の2点の配置を示す2つの点26がアイコン内に付加された表示形態が適用されてもよい。さらに、図15(c)に示されるように、アイコン周辺の背景画像27が、他の背景画像と異なる色及び模様などで表示されてもよい。
同様に、スプリットビュー表示部2の画面上において互いに重なる右用アイコンR1,R2,R3には、図15(e)に示される表示形態に代えて、図15(f)に示されるようなサイズ、色及び模様などが右用アイコンR4,R5と異なる表示形態、図15(g)に示されるような右用操作に対応する2点タッチ操作の2点の配置を示す2つの点26がアイコンに隣接して付加された表示形態、または、図15(h)に示されるような右用操作に対応する2点タッチ操作の2点の配置を示す2つの点26がアイコン内に付加された表示形態が適用されてもよい。また、図15(g)に示されるように、アイコン周辺の背景画像27が、他の背景画像と異なる色及び模様などで表示されてもよい。
また、以上で説明した構成において、操作入力処理部9が、タッチパネル3からの出力信号に基づいて、1点タッチ操作が左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3のいずれかに対する操作として実施されたと判定したとする。この場合に、制御部14は、上述の表示信号及び音声信号の少なくともいずれか1つに対応する報知用の信号を生成してもよい。
すなわち、左用アイコンL1,L2,L3及び右用アイコンR1,R2,R3のいずれかに対して1点タッチ操作が実施された場合には、スプリットビュー表示部2の表示、及び、スピーカ5の音声出力の少なくともいずれか1つを用いて報知してもよい。
このように構成されたナビゲーション装置1によれば、ユーザは、報知されたアイコンに対しては2点タッチ操作を実施すべきであったことに気づくことができる。
また、スプリットビュー表示部2の表示を用いた報知の一例として、制御部14は、図7(a)のように左用アイコンL1〜L5を全て同じ表示形態で表示しておく。そして、左用アイコンL1,L2,L3に対して1点タッチ操作が実施されたと判定された場合に、制御部14が、当該左用アイコンL1,L2,L3を、図15(a)、図15(b),図15(c)または図15(d)に示される表示形態に変更することによって、上述の報知が行われもよい。同様に、右用アイコンR1,R2,R3に対して1点タッチ操作が実施されたと判定された場合に、制御部14が、当該右用アイコンR1,R2,R3を、図15(e)、図15(f)、図15(g)または図15(h)に示される表示形態に変更することによって、上述の報知が行われてもよい。
<実施の形態1のその他の変形例>
以上の説明では、入力部としてタッチパネル3を適用した構成について説明した。しかし、入力部は、アプリケーションの機能を実行するための左用画像に対する操作と、アプリケーションの機能を実行するための右用画像に対する操作とを一律に受け付けるものであればよく、タッチパネル3に限ったものではない。例えば、入力部には、スプリットビュー表示部2と離れて設けられたタッチパッドが適用されてもよい。このとき、タッチパッドには指示体の三次元の位置を求める機能を有し、タッチパッドの操作領域上の指示体の位置を、スプリットビュー表示部2の表示領域に対応付けておき、指示体の位置を示す点やアイコン表示で行ってもよい。
なお、以上の説明では、制御部14は、2点タッチ操作の2点通過直線の傾きに基づいて、当該2点タッチ操作が左用操作であるか右用操作であるかを判断したが、これに限ったものではない。例えば、制御部14は、2点タッチ操作の2点間の距離が予め定められた距離以下である場合に、上述の傾きに基づいて2点タッチ操作が左用操作であるか右用操作であるかを判断し、2点間の距離が予め定められた距離を超える場合に、2点タッチ操作は左用操作及び右用操作のいずれでもないと判断してもよい。
この理由は、車載装置に対する操作を鑑みると、上述したように、2点タッチ操作には人差し指と中指とが用いられる傾向があると考えられ、特に車両走行中における運転者の操作においては、この傾向が強いと考えられるからでる。もちろん、個人によっては、中指と薬指とを用いた2点タッチ操作が実施される可能性も考えられるが、いずれにせよ、2点タッチ操作の2点の間の距離は比較的短い距離である。体型による個人差もあるが、上述のあらかじめ定められた距離としては、2cm〜8cm程度が好ましい。
ここで、2点タッチ操作を実施する意図がなかったにもかかわらず、隣り合わない2本の指(例えば親指及び小指)によってタッチパネル3に誤って触れてしまった場合、隣り合わない2本の指による2点タッチ操作の2点の間の距離は比較的長い距離になる。したがって、本構成によれば、2点タッチ操作の2点間の距離が長い場合には判断を実行しないので、親指及び小指などによる意図しない2点タッチ操作、つまり誤操作の影響を抑制することができる。
また、操作者が親指と人差し指とを無理に用いて2点タッチ操作を実施することも考えられるが、親指と人差し指は隣り合う2本の指であることから、当該2点タッチ操作の2点間の距離は比較的短い。このため、この場合には、制御部14は、当該2点タッチ操作を誤操作と判断せずに、適切な2点タッチ操作と判断して、当該2点タッチ操作が左用操作であるか右用操作であるかについての判断を実行することができる。
なお、上述の予め定められた距離の値(以下「距離閾値」と記す)は、操作を繰り返す間に制御部14で学習することによって修正されてもよい。また、操作者に試験的に2点タッチ操作を実施させるキャリブレーションモードを設け、自動的に距離閾値を設定するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1(表示制御装置)の起動時ごと、または、購入してからの最初の起動時に、制御部14は、例えば何らかの使用上の注意を表示させる。そして、了承ボタンを押させる画面で、操作者に2点タッチ操作の実施を促すことによって、操作者が意図しなくても自動的に距離閾値が設定されるようにしてもよい。
また、2点タッチ操作の2点間の距離に基づく上述の制約は、運転者側にのみ設定し、助手席側は自由に指を使って操作できるようにしてもよい。このような構成によれば、助手席側の操作の自由度を高めることができる。また、車両停止中には、運転者側であっても、上述の制約を解除するようにしてもよい。このような構成によれば、車両が停車している間における、運転者側の操作の自由度を高めることができる。
また、2点タッチ操作の2点の両方が同一アイコン上に位置する場合に、制御部14は、左用操作であるか右用操作であるかについての判断を実行してもよい。このような構成によれば、操作性はやや低下するが、誤操作の影響を抑制する効果を高めることができる。
また、制御部14は、2点タッチ操作の2点が別々のアイコン上にそれぞれ位置する場合には、予め定められた位置関係(方向関係)にあるタッチ操作(タッチ位置)を優先してもよい。例えば、上方のタッチ位置を優先して、当該上方のタッチ位置におけるアイコンに対して操作が実施されたと判断してもよい。また、制御部14は、2点タッチ操作の位置関係に基づいて判断する代わりに、2点タッチ操作が実施された2つのアイコンのうち、各アイコンの中心とタッチ位置との距離を求め、当該距離が短いアイコンに対して操作が実施されたと判断してもよい。そして、制御部14は、双方の距離が等しい場合には、いずれのタッチ操作も無効としてもよい。また、制御部14は、2点タッチ操作の2点が別々のアイコン上にそれぞれ位置する場合には、いずれのタッチ操作も無効としてもよい。
また、以上の構成において、操作が無効になった場合には、その旨を、音、音声、表示で報知してもよいし、無効の理由を同時に報知してもよい。
<表示制御装置をナビゲーション装置以外にも適用した変形例>
以上で説明した表示制御装置は、車両に備え付けられたナビゲーション装置1だけでなく、車両に搭載可能な、PND(Portable Navigation Device)、及び、携帯端末(例えば携帯電話機、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御装置にも適用することができる。この場合、以上で説明したナビゲーション装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
例えば、以上の説明では、表示制御装置を、ナビゲーション装置1に適用した構成について説明したが、これに限ったものではなく、ナビゲーション機能を持たないが表示機能を有する所謂ディスプレイオーディオ、PND、携帯端末、設置型の表示装置、及び、サーバのいずれかに適用してもよい。
また、以上では、スプリットビュー方式の表示部に、ナビゲーション装置1が備えるスプリットビュー表示部2を適用した構成について説明したが、これに限ったものではない。例えば、表示制御装置をスマートフォンに適用する場合には、スマートフォンが備えるスプリットビュー方式の表示部が適用されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態に各変形例を自由に組み合わせたり、各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 ナビゲーション装置、2 スプリットビュー表示部、3 タッチパネル、14 制御部、21 指、L1〜L5 左用アイコン、PL 2点通過直線、R1〜R5 右用アイコン、θ 傾斜角度。

Claims (10)

  1. 第1方向にて視認可能であるが第2方向にて視認できない第1画像と、前記第2方向にて視認可能であるが前記第1方向にて視認できない第2画像とを一つの画面上に表示可能な表示部を制御する表示制御装置であって、
    アプリケーションの機能を実行するための前記第1画像に対する第1操作と、アプリケーションの機能を実行するための前記第2画像に対する第2操作とを一律に受け付ける入力部からの出力信号に基づいて、指示体により前記入力部を同時に2点でタッチする2点タッチ操作、または、当該2点タッチ操作後のジェスチャー操作が実施されたと判定された場合に、当該実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作が、前記第1操作及び前記第2操作のいずれであるかを、前記2点を通る直線の延在方向に基づいて判別する制御部
    を備える、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部の水平方向に対する前記直線の前記延在方向の反時計回りの傾斜角度が0度より大きく90度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合には、前記実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作を前記第1操作として判別し、前記傾斜角度が90度より大きく180度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合には、前記実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作を前記第2操作として判別する、表示制御装置。
  3. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部の水平方向に対する前記直線の前記延在方向の反時計回りの傾斜角度が−45度より大きく45度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合には、前記実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作を前記第1操作として判別し、前記傾斜角度が45度より大きく135度より小さい予め定められた範囲内に存在する場合には、前記実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作を前記第2操作として判別する、表示制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記第1操作であると判別された2点タッチ操作またはジェスチャー操作が、前記第1画像内の第1アイコンに対する操作であった場合には当該第1アイコンに予め対応付けられた機能を実行し、前記第2操作であると判別された2点タッチ操作またはジェスチャー操作が、前記第2画像内の第2アイコンに対する操作であった場合には当該第2アイコンに予め対応付けられた機能を実行する、表示制御装置。
  5. 請求項4に記載の表示制御装置であって、
    前記第1アイコンの少なくとも1つの表示領域の少なくとも一部と、前記第2アイコンの少なくとも1つの表示領域の少なくとも一部とが前記表示部の前記画面上において互いに重ねて配置されている、表示制御装置。
  6. 請求項5に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部からの出力信号に基づいて、指示体により前記入力部を1点でタッチする1点タッチ操作が、前記表示部の前記画面上において互いに重なる前記第1アイコン及び前記第2アイコンのいずれかに対する操作として実施されたと判定された場合には当該1点タッチ操作を無効にする、表示制御装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部からの出力信号に基づいて、指示体により前記入力部を1点でタッチする1点タッチ操作が、前記表示部の前記画面上において離間する前記第1アイコン及び前記第2アイコンのいずれかに対する操作として実施されたと判定された場合には当該1点タッチ操作を有効にする、表示制御装置。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記入力部からの出力信号に基づいて、前記1点タッチ操作が、前記表示部の前記画面上において互いに重なる前記第1アイコン及び前記第2アイコンのいずれかに対する操作として実施されたと判定された場合に、報知用の信号を生成する、表示制御装置。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記表示部の前記画面上において離間する前記第1アイコン及び前記第2アイコンと、前記表示部の前記画面上において互いに重なる前記第1アイコン及び前記第2アイコンとを識別可能に表示させる、表示制御装置。
  10. 第1方向にて視認可能であるが第2方向にて視認できない第1画像と、前記第2方向にて視認可能であるが前記第1方向にて視認できない第2画像とを一つの画面上に表示可能な表示部を制御する表示制御方法であって、
    (a)アプリケーションの機能を実行するための前記第1画像に対する第1操作と、アプリケーションの機能を実行するための前記第2画像に対する第2操作とを一律に受け付ける入力部からの出力信号に基づいて、指示体により前記入力部を同時に2点でタッチする2点タッチ操作、または、当該2点タッチ操作後のジェスチャー操作が実施されたか否かを判定する工程と、
    (b)前記工程(a)において実施されたと判定された2点タッチ操作またはジェスチャー操作が、前記第1操作及び前記第2操作のいずれであるかを、前記2点タッチ操作の前記2点を通る直線の延在方向に基づいて判別する工程と
    を備える、表示制御方法。
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