JP2015108956A - 作業機の管理システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の農業機械システムでは、農業機械の動作状態を検出するセンサと、センサにより検出した動作状態データを蓄積するデータ蓄積手段と、データ蓄積手段に蓄積された動作状態データを農業機械に固有の機械識別情報を付加して所定時間ごとに通信路を確立して送信する送信手段と、農業機械の位置情報を取得する位置情報取得手段と、農業作業者により操作されて農業機械の異常発生時を通報する異常状態通報ボタンとを農業機械に設けたうえで、異常状態通報ボタンが押された場合に、動作状態データを位置情報および機械識別情報と共に異常状態通報データとして保守管理センターに送信している。
即ち、請求項1に係る発明は、作業機の稼働情報を記憶するサーバと、前記作業機から稼働情報を取得可能で且つ取得した稼働情報をサーバに送信可能な携帯端末と、前記サーバに記憶された前記稼働情報を表示可能な情報端末とを備えており、前記携帯端末は、トラブルを通知するための送信ボタンと、前記送信ボタンが選択された際にトラブルが発生したことを前記サーバに通知する通知部とを備え、前記サーバは、トラブルが発生した作業機及び当該作業機の稼働情報を前記情報端末に表示させる処理部とを備えていることを特徴とする。
前記携帯端末の位置をサーバに送信し、前記処理部は、トラブルが発生した作業機、当該作業機の稼働情報及び前記位置を情報端末に表示させることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記通知部は、前記トラブルの発生をサーバに通知した後に、当該トラブル発生時の稼働情報をサーバに送信し、前記処理部は、トラブルが発生した作業機及び当該作業機のトラブル発生時の稼働情報を前記情報端末に表示させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記処理部は、複数の作業機における稼働情報の中から、前記トラブルが発生した作業機の稼働情報を抽出して、抽出した稼働情報を前記情報端末に表示させることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記通知部は、トラブルを通知する際に、当該トラブルが発生した作業機を、前記携帯端末に予め記憶した作業機の中から選択して前記サーバに通知することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、トラブルの発生の通知を最初に把握することができるため、例えば、保守点検等を行う担当者や営業を行う担当者等は、トラブルに対処するための準備に直ちに入ることができる。そのうえで、トラブルが発生した作業機を操作する作業者の位置を情報端末で把握することができることから、準備ができた段階で素早く現場に駆けつけることができる。
請求項4に係る発明によれば、送信ボタンの選択時の時刻を最初に把握することができるため、担当者等は、トラブルの発生後からの時間経過を考慮したうえで、トラブル発生後の対応を考えることができる。
請求項6に係る発明によれば、作業機を担当する担当者を情報端末で把握することがで
きるため、担当者にいち早くトラブルの通知があったことを知らせることができる。
請求項7に係る発明によれば、例えば、作業者が複数の作業機を所有又は所持している場合であっても、1台の携帯端末で複数台の作業機のトラブルを通知することができる。
図1は、作業機の管理システムの全体図を示したものである。
図1に示すように、作業機の管理システム1は、農業機械や建設機械等の作業機の様々な管理を行うシステムであって、主に、作業機の保守点検、販売等の管理を行うシステムである。
データ収集装置3は、作業機2に搭載されていて、作業機3が稼動したときのデータを収集して、収集したデータを携帯端末4に送信したり、携帯端末4から送信されたデータを受信する。
サーバ6は、作業機の保守点検、販売等に関する様々なデータを記憶すると共に当該デ
ータの処理を行うものである。このサーバ6は、データの記憶や処データの処理を行って、携帯端末4や情報端末5等にデータを提供したり、これら携帯端末4や情報端末5から送信されたデータを受けつける。
以下、作業機の管理システム1について、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械を例にとり詳しく説明する。
第1通信部32は、携帯端末4と無線通信を行うものであって、近距離の無線を行う装置で構成されている。第1通信部32は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)等により携帯端末4と無線通信を行う。第1通信部32は、例えば、第1記憶部31に記憶された稼動情報(例えば、アワメータ、バッテリー電圧、タンク内燃料、水温、警告内容、警告の有無)を携帯端末4に送信する。第1通信部32は、稼動情報を携帯端末4に送信する際は、農業機械2を識別するための機械識別情報も携帯端末4に送信する。これにより、稼動情報と機械識別情報とが対応付けられるため、機械稼動情報がどの農業機械に対応しているかを把握することができる。なお、第1通信部32は、携帯端末4から送信されたデータを受信して、受信したデータを車載ネットワークに出力してもよい。
携帯端末4は、位置検出部41と、第2通信部42と、第2記憶部43とを備えている。位置検出部41は、測位衛星(例えば、GPS衛星)24から送信された信号(GPS衛星の位置、送信時刻、補正情報等)を受信し、受信した信号に基づいて自分の位置(例えば、緯度、経度)を検出する。作業者が農作業時に携帯端末4を所持して農業機械2に
乗車することにより、位置検出部41を用いて農業機械2の位置(作業機位置という)を取得することができる。
以上、携帯端末4によれば、データ収集装置3(第1通信部32)から送信された稼動情報と、この稼動情報に関連付けた作業機位置を第2記憶部43に一旦記憶し、第2記憶部43に記憶した稼動情報及び作業機位置を第2通信部42を介してサーバ6に送信することができる。また、データ収集装置3から送信された稼動情報及び作業機位置を、第2気億部43に保持せずにそのまま第2通信部42を介してサーバ6に送信することができる。なお、第2通信部42は、稼動情報及び作業機位置をサーバ6に送信する際は、農業機械2を識別するための機械識別情報もサーバ6に送信する。
さて、図1に示すように、情報端末5は、主に、農業機械の営業を担当する営業マン(営業担当者)U1に割り当てられた情報端末5aと、保守点検を担当するサービスマン(サービス担当者)U2に割り当てられた情報端末5bと、営業担当者U1やサービス担当者U2に連絡等を行う事務オペレータ(事務担当者)U3に割り当てられた情報端末5cとを有している。
情報端末5a及び情報端末5bは、携帯型の情報端末であって、スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレットPC等で構成され、情報端末5aは、販売会社に所属する営業担当者U1が所持し、情報端末5bは、販売会社に所属するサービス担当者U2が所持している。
ば、情報端末5a及び情報端末5bを兼用化して、営業担当者U1、サービス担当者U2のいずれかが所持するとしてもよいし、事務担当者U3に割り当てられた情報端末5cを、営業担当者U1やサービス担当者U2が操作できるようにしてもよい。
営業端末5a、サービス端末5b及び事務端末5cは、いずれも有線又は無線によってサーバ6に接続可能であって、例えば、営業端末5a及びサービス端末5bは、携帯電話通信網或いはデータ通信網を介して無線によりサーバ6に接続する。事務端末5cは、有線によりサーバ6に接続する。
そして、事務端末5cからサーバ6へ登録画面に入力した販売管理情報を送信する。サーバ6は、事務端末5cから送信された販売管理情報を販売管理データベース62に記憶する。この実施形態では、農業機械2の販売を契約する場合に、事務端末5cに販売管理情報を入力して、サーバ6に送信していたが、営業端末5aに販売管理情報を入力して、サーバ6に送信してもよい。
さらに、作業機の管理システム1について詳しく説明する。
送信ボタン47は、後述する図5(a)に示すように、携帯端末4のタッチパネル等で構成された表示部49に表示された送信ボタン47である。なお、この送信ボタン47は、表示部49に表示された送信ボタン47ではなく、当該携帯端末4の筐体に設けられたプッシュ型のスイッチであってもよい。
さて、送信ボタン47の表示形態及び通知部48の動作は、データ収集装置3と携帯端末4とが既に無線通信を確立している場合と、無線通信を確立していない場合とで異なる。言い換えれば、送信ボタン47の選択前に、トラブルが発生した農業機械2に対応する機械識別情報を携帯端末4が把握している場合と、携帯端末4が農業機械2に対応する機械識別情報を把握していない場合とで、携帯端末4の動作が異なる。
送信ボタン47の表示や通知部48の処理は、携帯端末4に格納されたプログラム(農作業を管理する管理プログラム)で行う。
まず、勤務ボタン70、収集ボタン71について説明する。
なお、勤務ボタン70を選択した際に、携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信の
接続が確立すると、携帯端末4は、データ収集装置3の予め第1記憶部31に記憶されている稼動情報(例えば、アワメータ、バッテリー電圧、タンク内燃料、水温、警告内容、警告の有無)を取得する。即ち、携帯端末4は、勤務ボタン70の選択前に第1記憶部31に記憶されている稼動情報の取得を行う。
例えば、機種選択画面M2において、コンバインを選択すると、図5(c)に示すように、携帯端末4(通知部48)は、機種選択画面M2に、作業者が使用或いは所有しているコンバイン、例えば、コンバインA、コンバインB、コンバインCを表示する。機種選択画面M2に表示されたコンバインA、コンバインB、コンバインCの中から、コンバインBが選択された場合、携帯端末4(通知部48)は、図5(d)に示すように、機種選択画面M2で選択された「コンバインB」で間違いがないかを確認する確認画面M3を表示部49に表示する。
そして、通知部48は、勤務ボタン70や収集ボタン71を選択したときの同じように、携帯端末4とサーバ6との間でのログイン処理を行い、ログイン処理が終わると、抽出した識別情報(型式「ER6120」、機番「25643」)、通知信号及び選択時刻を
サーバ6に送信する。なお、識別情報(型式「ER6120」、機番「25643」)及び選択時刻を同時に受信したことをもって、サーバ6は、通知信号を受信したと判断してもよい。即ち、識別情報及び選択時刻によって、通知信号を構成してもよい。
詳しくは、識別情報、通知信号及び選択時刻を送信後、まず、通知部48は、図5(e)に示すように、稼動情報等を収集していることを示す情報収集画面M4を表示部49に表示する。そして、通知部48は、携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信の接続処理を実行する。通知部48は、例えば、携帯端末4に予め記憶されているネットワークキーと、データ収集装置3に予め記憶されているネットワークキーとの照合を行う。そして、ネットワークキーの照合が成立すると、通知部48は、少なくともデータ収集装置3で既に収集した稼動情報(送信ボタン47が選択される前の稼動情報)を取得する。言い換えれば、通知部48は、トラブル発生時の稼動情報を取得する。
図7に示すように、コンバインBのデータ収集装置3が取得した稼動情報のうち、第1範囲G1で囲まれる作業機位置及び稼動情報は、携帯端末4を介してサーバ6に送信され、これら作業機位置及び稼動情報には、送信済みを示す完了信号(例えば、フラグF)が付されているとする。このフラグFは、例えば、データ収集装置3の第1記憶部31に記憶されたり、携帯端末4の第2記憶部43に記憶されている。
そして、通知部48は、コンバインBにおけるトラブル発生時の稼働情報の取得が終了すると、この稼動情報をサーバ6に送信する。稼動情報を送信中は、通知部48は、図5(f)に示すように、稼動情報を送信していることを示す送信画面M5を表示部49に表示する。
図6(a)に示すように、勤務ボタン70を選択して、携帯端末4とデータ収集装置3との無線通信を確立すると、図6(b)に示すように、携帯端末4の表示部49は、作業中であることを示す作業画面M6に切り替わる。この作業画面M6には、送信ボタン47等が示されている。
図6(c)に示した確認画面M6において、トラブルが発生したことをサーバ6に送信してよいことを示す「OK」が選択されると、携帯端末4(通知部48)は、サーバ6へのログイン処理を行う。そして、携帯端末4がサーバ6にログインすると、通知部48は、無線通信の確立時に取得した機械識別情報(取得識別情報)、選択時刻及び通知信号をサーバ6に送信する。
さて、通知部48は、コンバインBのトラブルの発生をサーバ6に通知した後(通知信号を送信した後)、コンバインBの稼動情報をサーバ6に送信する。詳しくは、識別情報、選択時刻及び通知信号を送信後、通知部48は、図6(d)に示すように、情報収集画面M4を表示部49に表示する。そして、通知部48は、送信ボタン47が選択される前のコンバインBの稼動情報を取得する。
このように、送信ボタン47が選択される前に、携帯端末4が機械識別情報を取得している状況下では、送信ボタン47を選択するだけで、トラブルが発生した農業機械2(識別情報)をサーバ6に通知することができる。このとき、携帯端末4(通知部48)は、送信ボタン47を選択したときの時刻(選択時刻)も送信しているため、サーバ6では、トラブルが発生した時刻を把握することができる。
うに、コンバインBについて、トラブルが発生し、サーバ6が、通知信号を受信すると共に、コンバインBに対応する識別情報として型式「ER6120」及び機番「25643」を受信し、選択時刻として「2013/10/12、14:25:20」を受信し、携帯位置として緯度「39.560511」及び経度「135.467633」を受信すると、図3に示すように、稼動情報データベース61において、コンバインBの稼働情報等を記憶する第1テーブルに、トラブル発生の有無(通知信号の有無)、選択時刻、携帯位置を記憶する。また、トラブル発生時の稼働情報を取得した場合には、サーバ6は、トラブル発生時の稼働情報も稼動情報データベース61に記憶する。
情報端末5によるデータ(情報)の参照について詳しく説明する。
図2に示すように、サーバ6は、アクセスしてきた情報端末5に対して、稼動情報データベース61と、販売管理データベース62とを対応付けて表示させる処理部63を備えている。この処理部63は、サーバ6に格納されたプログラム等から構成されている。
検索画面M10には、農業機械2について絞り込みを行う画面であって、当該検索画面M10は、販売会社名を入力する販社入力部80と、顧客名を入力する顧客入力部81と、電話番号を入力する番号入力部82とが表示されている。
検索画面M10に検索条件が入力されると、処理部63は、まず、販売管理データベース62にアクセスをする。そして、販売管理データベース62のデータの中から、契約選択部83で選択された条件に一致するメンテナンス契約をしている農業機械を表示対象とし、機種選択部84で選択された条件に一致する機種である農業機械を表示対象とし、トラブル選択部85で選択された条件に一致する農業機械を表示対象とし、エラー選択部86で選択された条件に一致する農業機械を表示対象とする。
そこで、まず、トラブルが発生していない農業機械に関する情報を表示する形態、即ち、処理部63による動作について説明する。
このように、情報端末5に検索画面M10及び検索結果M11を表示させることにより、営業担当者、メンテナンス担当者、事務担当者は、それぞれ別の場所から、販売会社が管理する農業機械に関する情報を見ることができる。
処理部63は、詳細ボタン88が選択されると、当該詳細ボタン88に対応する識別情報を有する農業機械の稼働情報を、情報端末5の詳細画面M12に表示させる。
例えば、型式「ER6120」及び機番「31258」に対応する詳細ボタン88aが選択された場合(図9参照)、処理部63は、稼動情報データベース61の第2テーブルにアクセスして、当該型式「ER6120」及び機番「31258」に対応する稼働情報を抽出し、その稼働情報の中から最新の稼働情報(図3の第5範囲G5で囲まれた稼働情
報)を、図10に示すように、詳細画面M12に表示する。詳細画面M12に、例えば、稼働情報として、アワメータ、バッテリー電圧、タンク内容量、水温等を表示する。なお、詳細画面M12では、農業機械の稼働情報と、顧客との関係が分かるように、顧客名も表示する。
処理部63は、地図ボタン89が選択されると、当該地図ボタン89に対応する識別情報を有する農業機械における最新の作業機位置を、情報端末5の地図画面M13に表示する。
図9に示すように、例えば、型式「ER6120」及び機番「31258」に対応する地図ボタン89aが選択された場合、処理部63は、稼動情報データベース61にアクセスして、当該型式「ER6120」及び機番「31258」に対応する作業機位置を抽出し、その稼働情報の中から最新の作業機位置(図3の第6範囲G6で囲まれた作業機位置)を、図11に示すように、地図画面M13に表示する。詳しくは、処理部63は、作業機位置G6の周辺の地図Mを表示すると共に、この地図M上に作業機位置G6(作業位置G6を示すポインタ)を示す。地図M上に作業機位置G6を示す際は、農業機械2を表す絵、文字、記号等を表示することが望ましい。また、処理部63は、作業機位置G6に対応する農業機械2の情報を表示するウインドウ(窓部)90を、作業機位置G6に関連付けて地図M上に表示し、この窓部90に、顧客名、営業担当者名、識別情報を表示する。
次に、トラブルが発生したとされる農業機械に関する情報を表示する形態について説明する。
そうすると、まず、処理部63は、図4に示すように、第3範囲G3に囲まれる識別情報の中から、コンバインに対応する型式である「ER6120」を表示対象とし、この型式が含まれる第4範囲G4の情報(販売会社名、識別情報、顧客名、電話番号、メンテナンス契約、営業担当者)を表示対象とする。例えば、図4に示すように、機番「25643」となるコンバインBと、機番「31258」となるコンバインCとが、表示対象となる。
例えば、型式「ER6120」及び機番「25643」で示されるコンバインBに対応する詳細ボタン88bが選択された場合、処理部63は、稼動情報データベース61の第1テーブルにアクセスして、当該コンバインBの稼働情報のうち、トラブルが発生した時に収集した稼働情報(図3の範囲G8)を、図13に示すように、詳細画面M12に表示する。詳細画面M12に、例えば、稼働情報として、アワメータ、バッテリー電圧、タンク内容量、水温等を表示する。
例えば、コンバインBに対応する地図ボタン89bが選択された場合、処理部63は、稼動情報データベース61の第1テーブルにアクセスして、当該コンバインBのトラブルが発生したときの携帯位置(図3の範囲G9)を抽出し、図14に示すように、この携帯位置G9(携帯位置G9を示すポインタ)を図画面M13に表示する。詳しくは、処理部63は、携帯位置G9の周辺の地図Mを表示すると共に、この地図M上に携帯位置G9を表示する。なお、地図画面M13に携帯位置G9を表示するにあたっては、この携帯位置G9を検出した携帯端末4と対応関係にある農業機械(コンバインB)の作業機位置(図3の範囲G10)を表示することが望ましい。また、処理部63は、作業機位置G10に対応する農業機械2の情報を表示するウインドウ(窓部)90を、作業機位置G10に関連付けて地図M上に表示し、この窓部90に、顧客名、営業担当者名、識別情報を表示することが望ましい。
以上、本発明の作業機の管理システムによれば、例えば、作業機2に何らかのトラブルが発生した場合、或いは、トラブルを思われる現象が発生した場合、作業者が所持する携帯端末4の送信ボタン47を送信することにより、トラブルが発生したことを管理するサーバ6に通知することができる。
業機の状態)を把握することができる。ここで、トラブルが発生した作業機に対して、修理或いは点検等の処置が必要な場合、サービス担当者は作業機を所持する作業者に連絡をとり、作業者の意向等を確認した後に、作業機を修理或いは点検を行うことができる。即ち、サービス担当者U2等が、作業機のトラブルの発生を含めた稼働状況をモニタニングすることができ、これにより、素早く対応をすることができる。一方、トラブルが発生したことを通知する作業者からすれば、当該作業者が所持する携帯端末4を用いて、送信ボタン47を押すだけでトラブルの発生をサーバ6に通知することができるため、トラブル発生の通知を素早く簡単に行うことができる。トラブル発生を通知する連絡先をわざわざ調べる必要もないため、この点でも作業者は、安心である。
通知部48は、トラブル発生時の稼働情報をサーバ6に送信し、サーバ6(処理部63)は、トラブルが発生した作業機及び当該作業機のトラブル発生時の稼働情報を情報端末5に表示させるため、サービス担当者U2等は、トラブルが発生時の作業機の状況をすぐに把握することができる。
また、トラブルが発生した場合、携帯端末4の位置、送信ボタン47の選択時の選択時刻よりも、まず、トラブル発生自体を送信しいている。即ち、トラブルに付随する様々な情報よりも、まずは、トラブル発生の通知を優先してサーバ6に通知しているため、サービス担当者U2等は、いち早く、トラブルが発生したことを把握することができ、トラブルを対処するための準備時間を稼ぐことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 データ収集装置
4 携帯端末
5 情報端末
5a 営業端末
5b サービス端末
5c 事務端末
6 サーバ
30 稼動演算部
31 第1記憶部
32 第1通信部
41 位置検出部
42 第2通信部
43 第2記憶部
47 送信ボタン
48 通知部
49 表示部
61 稼動情報データベース
62 販売管理データベース
63 処理部
70 勤務ボタン
71 収集ボタン
80 販社入力部
81 顧客入力部
82 番号入力部
83 契約選択部
84 機種選択部
85 トラブル選択部
86 エラー選択部
88 詳細ボタン
89 地図ボタン
Claims (7)
- 作業機の稼働情報を記憶するサーバと、
前記作業機から稼働情報を取得可能で且つ取得した稼働情報をサーバに送信可能な携帯端末と、前記サーバに記憶された前記稼働情報を表示可能な情報端末とを備えており、
前記携帯端末は、トラブルを通知するための送信ボタンと、前記送信ボタンが選択された際にトラブルが発生したことを前記サーバに通知する通知部とを備え、
前記サーバは、トラブルが発生した作業機及び当該作業機の稼働情報を前記情報端末に表示させる処理部とを備えていることを特徴とする作業機の管理システム。 - 前記通知部は、前記トラブルの発生をサーバに通知した後に、前記携帯端末の位置をサーバに送信し、前記処理部は、トラブルが発生した作業機、当該作業機の稼働情報及び前記位置を情報端末に表示させることを特徴とする請求項1に記載の作業機の管理システム。
- 前記通知部は、前記トラブルの発生をサーバに通知した後に、当該トラブル発生時の稼働情報をサーバに送信し、前記処理部は、トラブルが発生した作業機及び当該作業機のトラブル発生時の稼働情報を前記情報端末に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の管理システム。
- 前記通知部は、前記送信ボタンの選択時の時刻をサーバに送信し、前記処理部は、トラブルが発生した作業機、当該作業機の稼働情報及び前記時刻を情報端末に表示させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機の管理システム。
- 前記処理部は、複数の作業機における稼働情報の中から、前記トラブルが発生した作業機の稼働情報を抽出して、抽出した稼働情報を前記情報端末に表示させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の作業機の管理システム。
- 前記サーバは、作業機を担当する担当者を記憶しており、前記処理部は、トラブルが発生した作業機、当該作業機の稼働情報及び当該作業機を担当する担当者を情報端末に表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の作業機の管理システム。
- 前記通知部は、トラブルを通知する際に、当該トラブルが発生した作業機を、前記携帯端末に予め記憶した作業機の中から選択して前記サーバに通知することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の作業機の管理システム。
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