JP2015108905A - 可視化方法、表示装置及び表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示装置100は、製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付ける。また、表示装置100は、受け付けたログ情報に基づいて、第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出する。そして、表示装置100は、算出した、製品個体毎に、第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する。
【選択図】図1
Description
実施例1に係る表示装置100の機能構成の一例について説明する。図1は、実施例1に係る表示装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、表示装置100は、表示部101と、制御部110と、記憶部120とを有する。表示部101は、表示装置100でなされた処理結果をモニタに表示する。なお、表示部101が表示する表示データに関する詳細は、後述する。
記憶部120は、複数の工程による製造が順に行われることにより製造される製品の各製造工程における製造状況を可視化する処理に必要な各種の情報を記憶する。例えば、記憶部120は、生産実績ログDB(Database)121、排出情報DB122、投入情報DB123、製品トレースDB124を有する。記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置に対応する。
制御部110は、製造ラインに含まれる複数の製造装置による処理が順に行われることにより製造される製品の製造状況を可視化する処理に必要な制御を行う。例えば、制御部110は、受付部111、算出部112、出力部113、配置部114を有する。なお、制御部110の機能は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が所定の表示プログラムを実行することで実現することができる。また、制御部110の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現することができる。
次に、図11を用いて表示装置100の処理の流れを説明する。図11は、実施例1に係る表示装置の処理フローの例を示す図である。まず、算出部112は、生産実績ログDB121から、処理対象となる行を選択する(ステップS101)。例えば、算出部112は、生産実績ログDB121から、第1の製造装置についてのログ121aから、処理対象となる行を1つ選択する。次に、算出部112は、選択した行に格納された時刻における第1の製造装置の排出個数を算出する(ステップS102)。すなわち、算出部112は、選択した行の生産個数から、選択した行の1つ前の行に格納された生産個数を減算した値を排出個数とする。
以上説明したように、表示装置100は、製造ラインに含まれる複数の製造装置による処理が順に行われることにより製造される製品の製造状況を可視化する。ここで、表示装置100は、製造ラインに含まれる第1の製造装置における処理のログ121aとして、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数である工程内個数と、生産された製品の個数である生産個数との情報を受け付ける。また、表示装置100は、受け付けたログ121aに基づいて、第1の製造装置で処理が開始された投入時刻と、処理が終了された排出時刻とを製品ごとに算出する。そして、表示装置100は、算出した投入時刻と排出時刻とを、製品ごとに出力する。このため、表示装置100は、製造ラインに設置された製造装置が、製品ごとのログを取得していない場合にも、製造ライン上の製品のトレースを行なうことができる。
表示装置100に係る配置部114は、標準となる製造時間に沿って製品が製造された場合に、投入時刻を結ぶ線、排出時刻を結ぶ線もしくはバンドの上辺が一直線になるように時間軸同士の間隔を調整してもよい。かかる調整を行なった場合、標準となる製造時間にそって製品が製造されなかった場合に、表示される線もしくはバンドの上辺が、一直線とはならなくなるので、表示装置100は、製造ライン上で問題が生じた箇所を容易に識別させることができる。なお、標準の製造時間は、予め管理者によって表示装置100に入力され、記憶されたもの、もしくはログから算出した製造時間の平均値であってもよい。また、以下では、標準の製造時間を標準時間という。
また、配置部114は、標準時間通りに各処理が終了した際の投入時刻を結ぶ線を、製品毎に配置した線もしくはバンドに重ねて配置してもよい。これにより、表示装置100は、理想的な投入時刻の線と、実際の製造状況を示す線もしくはバンドを重ねて表示するので、製造の遅延等を容易に把握させることができる。
また、配置部114は、標準時間に沿って製品が製造された場合の製造時間と待機時間とのバンドを交互に配置した縞模様を、背景に表示してもよい。すなわち、配置部114は、各工程が標準時間通りに進んでいるか否かを確認するため、グラフの背景に、各処理が標準時間通りに進んだ場合の帯状の領域を示す縞状の模様を表示してもよい。
また、配置部114は、各時間軸上に、各製造装置で発生したイベントまたはエラーを示すピンを表示してもよい。また、配置部114は、エラーが発生した製品に係る投入時刻や排出時刻を結ぶ線もしくはバンドに、他の製品に係る線もしくはバンドと異なる色を付してもよい。
上述した表示装置100は、1台のコンピュータに実装されてもよく、また、複数台のコンピュータによるクラウドに実装されてもよい。例えば、表示装置100は、クラウドシステムに含まれる複数台のコンピューターが、受付部111、算出部112、出力部113、配置部114として動作することで、実現されてもよい。
算出部112は、第1のタイミングと第2のタイミングとの間の排出個数を算出し、算出した排出個数の数だけ、第2のタイミングを示す時刻のエントリを排出情報DB122に格納した。しかしながら、実施例は、これに限定されるものではない。例えば、算出部112は、算出した排出個数の数だけ、第1のタイミングを示す時刻のエントリを排出情報DB122に格納してもよい。
図12は、実施例1に係る表示装置として動作するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図12が示すように、コンピュータ300は、各種演算処理を実行するCPU301と、ユーザからのデータ入力を受け付ける入力装置302と、表示部303とを有する。また、コンピュータ300は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置304と、他の装置と接続するためのインターフェース装置305と、他の装置と無線により接続するための無線通信装置306とを有する。また、コンピュータ300は、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)307と、ハードディスク装置308とを有する。また、各装置301〜308は、バス309に接続される。
製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付け、
受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する
ことを特徴とする、コンピュータにより実行される製造状況の可視化方法。
前記ログ情報が前記第1の装置から出力された第1のタイミングと、該第1のタイミングの前記所定時間後である第2のタイミングとの間の、装置内に存在する製品の個数の第1差分を求め、
前記コンピュータがアクセス可能な第1の記憶領域に、順に、該第1差分に示される数分、前記第1のタイミングを示す第1情報を格納し、
前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の、生産された製品の個数の第2差分を求め、
前記コンピュータがアクセス可能な第2の記憶領域に、順に、該第2差分に示される数分、前記第1のタイミングを示す第2情報を格納し、
前記第1の記憶領域と、前記第2の記憶領域のそれぞれに格納されている順に従って、前記第1情報と前記第2情報とを対応づけ、対応づけられた前記第1情報を製造開始時刻とし、前記第2情報を製造終了時刻とし、前記第1の記憶領域もしくは前記第2の記憶領域に格納されている個数分のデータを出力する
処理であることを特徴とする、付記1に記載の可視化方法。
前記第2のタイミングの装置内に存在する製品の個数から、前記第1のタイミングの装置内に存在する製品の個数を減算した数に、前記第2差分に示される数を加算した数を、前記第1差分とする処理であることを特徴とする付記2に記載の可視化方法。
前記算出する処理は、前記製品固体毎に、前記第1の装置および前記第2の装置における、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
前記出力する処理は、
前記製品固体ごとに、前記第1の装置における処理が開始された時刻もしくは処理が終了された時刻の少なくともいずれか一方を示す第1の時間軸上に、前記第1の装置における前記処理が開始された時刻を示す点もしくは前記処理が終了された時刻を示す点の少なくともいずれか一方を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における処理が開始された時刻若しくは処理が終了された時刻の少なくともいずれか一方を示す第2の時間軸上に、前記第2の装置における前記処理が開始された時刻を示す点もしくは前記処理が終了された時刻を示す点の少なくともいずれか一方を配置し、
前記製品固体ごとに、それぞれ前記第1の時間軸上に配置された点と前記第2の時間軸上に配置された点とを結ぶ線分を配置した図を出力する
処理であることを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の可視化方法。
前記算出する処理は、製品固体毎に、前記第1の装置および前記第2の装置における処理が開始された時刻と処理が終了された時刻とを算出し、
前記出力する処理は、
前記製品固体ごとに、前記第1の装置における前記処理が開始された時刻と前記処理が終了された時刻を示す第1の時間軸上に、前記第1の装置について処理が開始された時刻から処理が終了された時刻までの第1の処理期間を表す印を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における前記処理が開始された時刻と前記処理が終了された時刻を示す第2の時間軸上に、前記第2の装置について処理が開始された時刻から処理が終了された時刻までの第2の処理期間を表す印を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸上に配置された第1の処理期間と、前記第2の時間軸上に配置された第2の処理期間同士を連結するバンドを配置した図を出力する
処理であることを特徴とする付記1〜3のいずれか1つに記載の可視化方法。
前記受付部が受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出する算出部と、
前記算出部が算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する出力部と
を有することを特徴とする表示装置。
製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付けし、
受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する
処理を実行させることを特徴とする表示プログラム。
100 表示装置
101 表示部
110 制御部
111 受付部
112 算出部
113 出力部
114 配置部
120 記憶部
122 排出情報DB
123 投入情報DB
124 製品トレースDB
Claims (7)
- 製造ラインに含まれる複数の装置による処理が順に行われることにより製造される製品の製造状況を可視化する、コンピュータにより実行される方法であって、
製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付け、
受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する
ことを特徴とする、コンピュータにより実行される製造状況の可視化方法。 - 前記算出する処理は、
前記ログ情報が前記第1の装置から出力された第1のタイミングと、該第1のタイミングの前記所定時間後である第2のタイミングとの間の、装置内に存在する製品の個数の第1差分を求め、
前記コンピュータがアクセス可能な第1の記憶領域に、順に、該第1差分に示される数分、前記第1のタイミングを示す第1情報を格納し、
前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間の、生産された製品の個数の第2差分を求め、
前記コンピュータがアクセス可能な第2の記憶領域に、順に、該第2差分に示される数分、前記第1のタイミングを示す第2情報を格納し、
前記第1の記憶領域と、前記第2の記憶領域のそれぞれに格納されている順に従って、前記第1情報と前記第2情報とを対応づけ、対応づけられた前記第1情報を製造開始時刻とし、前記第2情報を製造終了時刻とし、前記第1の記憶領域もしくは前記第2の記憶領域に格納されている個数分のデータを出力する
処理であることを特徴とする、請求項1に記載の可視化方法。 - 前記算出する処理は、
前記第2のタイミングの装置内に存在する製品の個数から、前記第1のタイミングの装置内に存在する製品の個数を減算した数に、前記第2差分に示される数を加算した数を、前記第1差分とする処理であることを特徴とする請求項2に記載の可視化方法。 - 前記情報を受け付ける処理は、前記第1の装置における前記ログ情報と、当該第1の装置に引き続いて処理を行う前記製造ラインに含まれる第2の装置における処理のログ情報とを受け付け、
前記算出する処理は、前記製品固体毎に、前記第1の装置および前記第2の装置における、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
前記出力する処理は、
前記製品固体ごとに、前記第1の装置における処理が開始された時刻もしくは処理が終了された時刻の少なくともいずれか一方を示す第1の時間軸上に、前記第1の装置における前記処理が開始された時刻を示す点もしくは前記処理が終了された時刻を示す点の少なくともいずれか一方を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における処理が開始された時刻若しくは処理が終了された時刻の少なくともいずれか一方を示す第2の時間軸上に、前記第2の装置における前記処理が開始された時刻を示す点もしくは前記処理が終了された時刻を示す点の少なくともいずれか一方を配置し、
前記製品固体ごとに、それぞれ前記第1の時間軸上に配置された点と前記第2の時間軸上に配置された点とを結ぶ線分を配置した図を出力する
処理であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の可視化方法。 - 前記情報を受け付ける処理は、前記第1の装置における前記ログ情報と、前記製造ラインに含まれる第2の装置における処理のログ情報とを受け付け、
前記算出する処理は、製品固体毎に、前記第1の装置および前記第2の装置における処理が開始された時刻と処理が終了された時刻とを算出し、
前記出力する処理は、
前記製品固体ごとに、前記第1の装置における前記処理が開始された時刻と前記処理が終了された時刻を示す第1の時間軸上に、前記第1の装置について処理が開始された時刻から処理が終了された時刻までの第1の処理期間を表す印を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸と平行であって、前記第2の装置における前記処理が開始された時刻と前記処理が終了された時刻を示す第2の時間軸上に、前記第2の装置について処理が開始された時刻から処理が終了された時刻までの第2の処理期間を表す印を配置し、
前記製品固体ごとに、前記第1の時間軸上に配置された第1の処理期間と、前記第2の時間軸上に配置された第2の処理期間同士を連結するバンドを配置した図を出力する
処理であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の可視化方法。 - 製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出する算出部と、
前記算出部が算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する出力部と
を有することを特徴とする表示装置。 - コンピュータに、
製造ラインに含まれる第1の装置における処理のログ情報として、所定時間間隔で、装置内に存在する製品の個数と、生産された製品の個数との情報を受け付けし、
受け付けた前記ログ情報に基づいて、前記第1の装置における、製品個体毎の、処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻とを算出し、
算出した、製品個体毎に、前記第1の装置での処理が開始された時刻と、処理が終了された時刻の情報を出力する
処理を実行させることを特徴とする表示プログラム。
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US11216995B2 (en) | 2017-06-26 | 2022-01-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Visualization system |
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JP2006065841A (ja) * | 2004-07-26 | 2006-03-09 | Hitachi Ltd | 部材品トレーサビリティ管理装置、管理方法、管理プログラムおよび管理プログラム記憶媒体 |
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2013
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