JP2015107691A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2015107691A
JP2015107691A JP2013250537A JP2013250537A JP2015107691A JP 2015107691 A JP2015107691 A JP 2015107691A JP 2013250537 A JP2013250537 A JP 2013250537A JP 2013250537 A JP2013250537 A JP 2013250537A JP 2015107691 A JP2015107691 A JP 2015107691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
absorbing material
sound absorbing
width direction
circumferential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013250537A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6217360B2 (ja
Inventor
丹野 篤
Atsushi Tanno
丹野  篤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2013250537A priority Critical patent/JP6217360B2/ja
Publication of JP2015107691A publication Critical patent/JP2015107691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6217360B2 publication Critical patent/JP6217360B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】タイヤ内面のトレッド部領域に帯状の吸音材を接着するにあたって、ホイールからタイヤを取り外す際の吸音材の剥離を抑制した空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部1に複数本の周方向溝21を設けると共に、タイヤ内面4のトレッド部に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層5を介して帯状の吸音材6を接着した空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向の一方側のタイヤ接地端E1とタイヤ赤道面E0との間に第1接地領域A1を規定し、タイヤ幅方向の他方側のタイヤ接地端E2とタイヤ赤道面との間に第2接地領域A2を規定したとき、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心Gが第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部62を第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21dよりもタイヤ赤道面側に配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域に帯状の吸音材を接着した空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ホイールからタイヤを取り外す際のトレッド部の折れ曲がり変形に起因する吸音材の剥離を抑制することを可能にした空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、騒音を発生させる原因の一つにタイヤ内部に充填された空気の振動による空洞共鳴音がある。この空洞共鳴音は、タイヤを転動させたときにトレッド部が路面の凹凸によって振動し、トレッド部の振動がタイヤ内部の空気を振動させることによって生じるものである。
このような空洞共鳴現象による騒音を低減する手法として、タイヤとホイールのリムとの間に形成される空洞部内に吸音材を配設することが提案されている。より具体的には、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域に帯状の吸音材を接着することが行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
ところで、リム組みされた空気入りタイヤをホイールから取り外す場合、一般に、タイヤチェンジャーを用いるが、タイヤチェンジャーはビードブレーカーと呼ばれる押圧部材を備えており、このビードブレーカーにより空気入りタイヤのビード部をタイヤ幅方向の内側の押し込むことにより、ビード部のリムに対する嵌合を解除するようになっている。しかしながら、ビードブレーカーによりビード部を押し込む際にはトレッド部に折れ曲がり変形が生じるので、その折れ曲がり変形に起因してタイヤ内面に接着された吸音材が剥離し易くなるという問題がある。
特開2002−67608号公報 特開2005−138760号公報
本発明の目的は、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域に帯状の吸音材を接着するにあたって、ホイールからタイヤを取り外す際のトレッド部の折れ曲がり変形に起因する吸音材の剥離を抑制することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を解決するための本発明の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝を設けると共に、タイヤ内面の前記トレッド部に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層を介して帯状の吸音材を接着した空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向の一方側のタイヤ接地端とタイヤ赤道面との間に第1接地領域を規定し、タイヤ幅方向の他方側のタイヤ接地端とタイヤ赤道面との間に第2接地領域を規定したとき、前記吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が前記第1接地領域内に位置するように前記吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、前記吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を前記複数本の周方向溝のうち前記第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置したことを特徴とするものである。
本発明者は、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層を介して帯状の吸音材を接着した空気入りタイヤをホイールから取り外す際のトレッド部の挙動と吸音材の接着状態について鋭意研究したところ、トレッド部は主としてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝の部位で折れ曲がり、その折れ曲がり部分に吸音材の端部が配置されていると、吸音材の端部が局部的にタイヤ内面から剥離し、更にはタイヤ走行に伴って吸音材の剥離が拡大することを知見し、本発明に至ったのである。
即ち、本発明では、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置しているので、タイヤ幅方向の他方側のビード部をビードブレーカー等の押圧部材で押し込んだ際にトレッド部の折れ曲がり部分に吸音材の端部が存在しない。そのため、トレッド部の折れ曲がり変形に起因して吸音材の端部が剥離するのを抑制し、延いては、吸音材全体としての剥離を抑制することができる。その結果、吸音材に基づく騒音低減効果を長期間にわたって維持することができる。
ここで、吸音材の幅を単に狭くすることで吸音材の端部がショルダー部周方向溝の近傍に配置されないようにすることが考えられる。しかしながら、この場合、吸音材の幅が狭くなることで十分な騒音低減効果が得られなくなる。これに対して、本発明では、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置することで、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を第2接地領域のショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置すると同時に吸音材の幅を十分に確保することを可能にしている。
本発明において、タイヤ接地端はタイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填した状態で平面上に垂直に置いて正規荷重を加えたときに形成される接地領域のタイヤ軸方向の端部位置であり、タイヤ接地幅は上記接地領域のタイヤ軸方向の幅である。「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えば、JATMAであれば標準リム、TRAであれば“Design Rim”、或いはETRTOであれば“Measuring Rim”とする。但し、タイヤが新車装着タイヤの場合には、このタイヤが組まれた純正ホイールを用いて空洞部の体積を求めることとする。「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“INFLATION PRESSURE”であるが、タイヤが新車装着タイヤの場合には、車両に表示された空気圧とする。「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表“TIRE ROAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES”に記載の最大値、ETRTOであれば“LOAD CAPACITY”であるが、タイヤが乗用車である場合には前記荷重の88%に相当する荷重とする。タイヤが新車装着タイヤの場合には、車両の車検証記載の前後軸重をそれぞれ2で割って求めた輪荷重とする。
周方向溝とはタイヤ周方向に延長する溝であるが、幅1.8mm以下の溝はトレッド部の折れ曲がり変形に実質的な影響を与えるものではないため、このような溝は本発明で規定される周方向溝からは除外されるものとする。周方向溝の幅は、タイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填した状態で測定されるトレッド部の踏面での溝幅である。
本発明において、吸音材の面積重心がリム組み時にタイヤ赤道面よりもホイール内側に配置される装着向きをタイヤ外表面に表示することが好ましい。つまり、タイヤチェンジャーを用いてホイールからタイヤを取り外す際にトレッド部が大きく変形するのはホイール外側の部位であるので、車両に対する装着向きが指定された空気入りタイヤについては、吸音材の面積重心がリム組み時にタイヤ赤道面よりもホイール内側に配置される構成とすることにより、吸音材の剥離を抑制する効果を高めることができる。
また、本発明において、複数本の周方向溝のうち第1接地領域及び第2接地領域においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝の断面積を互いに異ならせ、第1接地領域のショルダー部周方向溝の断面積を第2接地領域のショルダー部周方向溝の断面積よりも小さくすることが好ましい。つまり、断面積が小さい方のショルダー部周方向溝と吸音材の面積重心とをタイヤ赤道面に対して同じ側(第1接地領域)に配置することが好ましい。トレッド部の折れ曲がり変形はショルダー部周方向溝の断面積が小さいほど抑制されるため、上記配置により吸音材のタイヤ幅方向の一方側の端部が剥離するのを抑制し、吸音材の剥離を抑制する効果を高めることができる。
吸音材はタイヤ幅方向の一方側のタイヤ接地端とタイヤ幅方向の他方側のタイヤ接地端との間に配置することが好ましい。タイヤ内面はタイヤ接地端よりも外側では曲率が大きくなるので、上記範囲内に吸音材を収めることにより、吸音材の端部が剥離し難くなる。
吸音材の各端部は周方向溝により区画された陸部の直下域に配置することが好ましい。このように吸音材の各端部を周方向溝の直下域から排除することにより、吸音材の端部が剥離し難くなる。
複数本の周方向溝は幅10mm以上である3本の主溝と幅10mm未満である1本又は2本の補助溝を含むことが好ましい。この場合、吸音材の貼り付け位置を選択する自由度を確保しつつ、主溝及び補助溝を含む複数本の周方向溝に基づいて必要なタイヤ性能を確保することができる。
また、タイヤ偏平率が55%以下であり、タイヤ接地幅が150mm〜280mmであり、複数本の周方向溝のうち第1接地領域及び第2接地領域においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝の少なくとも一方の溝幅が13mm以上であることが好ましい。このような特徴を有する空気入りタイヤはホイールから取り外す際のトレッド部の折れ曲がり変形が大きくなる傾向があるので、吸音材の剥離を抑制することは重要である。
吸音材はタイヤ周方向に延在する単一の吸音材であり、その長手方向に直交する断面において少なくとも接着面に対応する範囲では均一な厚さを有し、その断面形状が長手方向に沿って一定であることが好ましい。これにより、接着面積当たりの吸音材の容量を最大限に大きくし、優れた騒音低減効果を得ることができる。また、このような形状を有する吸音材は加工が容易であるため製造コストも安価である。
リム組み時にタイヤ内に形成される空洞部の体積に対する吸音材の体積の比率は20%よりも大きいことが好ましい。このように吸音材の体積を大きくすることで優れた騒音低減効果を得ることができ、しかも大型の吸音材であっても良好な接着状態を長期間にわたって確保することができる。空洞部の体積は、タイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填した状態でタイヤとリムとの間に形成される空洞部の体積である。
吸音材の硬さは60N〜170Nであり、吸音材の引張り強度は60kPa〜180kPa以上であることが好ましい。このような物性を有する吸音材はせん断歪みに対する耐久性が優れている。吸音材の硬さは、JIS−K6400−2「軟質発泡材料−物理特性−第2部:硬さ及び圧縮応力−ひずみ特性の求め方」に準拠して測定されるものであって、そのD法(25%定圧縮して20秒後の力を求める方法)により測定されるものである。また、吸音材の引張り強度は、JIS−K6400−5「軟質発泡材料−物理特性−第5部:引張強さ、伸び及び引裂強さの求め方」に準拠して測定されるものである。
接着層は両面接着テープからなり、その引き剥がし粘着力が8N/20mm〜40N/20mmの範囲にあることが好ましい。これにより、吸音材の固定強度を良好に保ちつつ、吸音材の貼り付け作業及びタイヤ廃棄時の解体作業を容易に行うことが可能になる。両面接着テープの引き剥がし粘着力は、JIS−Z0237に準拠して測定されるものである。即ち、両面粘着シートを、厚さ25μmのPETフィルムを貼り合わせて裏打ちする。この裏打ちされた粘着シートを20mm×200mmの方形状にカットして試験片を作製する。この試験片から剥離ライナーを剥がし、露出した粘着面を、被着体としてのステンレス鋼(SUS304、表面仕上げBA)板に、2kgのローラーを一往復させて貼り付ける。これを23℃、RH50%の環境下に30分間保持した後、引張試験機を用い、JIS Z 0237に準拠して、23℃、RH50%の環境下、剥離角度180°、引張速度300mm/分の条件にて、SUS板に対する180°引き剥がし粘着力を測定する。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す斜視断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す赤道線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 本発明の実施形態からなる空気入りタイヤがホイールから取り外される際の状態を示す子午線断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 本発明の空気入りタイヤにおける周方向溝を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。 図1〜図5は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。図1〜図3において、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
図4に示すように、トレッド部1には、タイヤ周方向に延びる4本の周方向溝21(21a,21b,21c,21d)が形成され、これら周方向溝21により5列の陸部22が区画されている。また、これら陸部22にはタイヤ幅方向に延びるラグ溝23や傾斜溝24や切り欠き溝25が形成されている。
上記空気入りタイヤにおいて、タイヤ内面4のトレッド部1に対応する領域には、タイヤ周方向に沿って接着層5を介して帯状の吸音材6が接着されている。吸音材6は、連続気泡を有する多孔質材料から構成され、その多孔質構造に基づく所定の吸音特性を有している。吸音材6の多孔質材料としては発泡ポリウレタンを用いると良い。一方、接着層5としては、ペースト状接着剤や両面接着テープを用いることができる。
図3に示すように、タイヤ幅方向の一方側(図3の左側)のタイヤ接地端E1とタイヤ赤道面E0との間に第1接地領域A1を規定し、タイヤ幅方向の他方側(図3の右側)のタイヤ接地端E2とタイヤ赤道面E0との間に第2接地領域A2を規定したとき、吸音材6のタイヤ軸を含む平面による断面(子午線断面)の面積重心Gが第1接地領域A1内に位置するように吸音材6がタイヤ幅方向の偏った位置に配置されている。そして、吸音材6のタイヤ幅方向の一方側の端部61が第1接地領域A1においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21aよりもタイヤ幅方向外側に配置されているのに対して、吸音材6のタイヤ幅方向の他方側の端部62は第2接地領域A2においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21dよりもタイヤ赤道面E0側に配置されている。なお、トレッド部1にはタイヤ子午線断面において単一の吸音材6が配置されるのであって、複数本の吸音材6はタイヤ幅方向に並ぶものではない。
このように構成される空気入りタイヤをホイールのリムRから取り外す場合、タイヤチェンジャーを用い、図5に示すように、ビードブレーカー等の押圧部材により空気入りタイヤのビード部3をタイヤ幅方向の内側の押し込むことにより、ビード部3のリムRに対する嵌合を解除する。その際、トレッド部1には特にショルダー部周方向溝21dの部位において折れ曲がり変形が生じることになる。
しかしながら、上記空気入りタイヤでは、タイヤ内面4のトレッド部1に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層5を介して帯状の吸音材6を接着するにあたって、吸音材6のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心Gが第1接地領域A1内に位置するように吸音材6をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材6のタイヤ幅方向の他方側の端部62を第2接地領域A2においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21dよりもタイヤ赤道面E0側に配置しているので、タイヤ幅方向の他方側のビード部3をビードブレーカー等の押圧部材で押し込んだ際にトレッド部1の折れ曲がり部分に吸音材6の端部62が存在しない。そのため、トレッド部1の折れ曲がり変形に起因して吸音材6の端部62が剥離するのを抑制し、延いては、吸音材6の全体としての剥離を抑制することができる。その結果、吸音材6に基づく騒音低減効果を長期間にわたって維持することができる。
また、上記空気入りタイヤでは、吸音材6の対称配置に捉われずに、吸音材6のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心Gが第1接地領域A1内に位置するように吸音材6をタイヤ幅方向の偏った位置に配置しているので、吸音材6のタイヤ幅方向の他方側の端部62を第2接地領域A2のショルダー部周方向溝21dよりもタイヤ赤道面E0側に配置すると同時に吸音材6の幅を十分に確保することができる。そのため、幅広の吸音材6に基づいて良好な騒音低減効果を得ることができる。
図6は本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。図3では吸音材6がタイヤ赤道面E0の両側に跨るように配置されているが、図6においては、吸音材6がタイヤ赤道面E0の片側だけに配置されている。つまり、吸音材6は第1接地領域A1内に収められている。このような吸音材6の配置も可能であるが、この場合、吸音材6の幅を十分に確保することが難しくなる。
図7は本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。この空気入りタイヤは車両に対する装着向きが指定されたものであり、INは車両装着時内側(即ち、ホイール内側)あり、OUTは車両装着時外側(即ち、ホイール外側)である。図7に示すように、上記空気入りタイヤにおいては、サイドウォール部2のタイヤ外表面に装着向きを表示する表示部8が形成されている。例えば、車両装着時外側となるサイドウォール部2に配設された表示部8には「外側」である旨が表示されている。そして、空気入りタイヤを表示部8に表示された装着向きに基づいてリム組みすると、吸音材6の面積重心Gがタイヤ赤道面E0よりもホイール内側(IN)に配置されるように構成されている。タイヤチェンジャーを用いてホイールからタイヤを取り外す際にトレッド部1が大きく変形するのはホイール外側(OUT)の部位であるので、車両に対する装着向きが指定された空気入りタイヤにおいて、吸音材6の面積重心Gがリム組み時にタイヤ赤道面E0よりもホイール内側(IN)に配置されるような構成とすることにより、吸音材6の剥離を効果的に抑制することができる。
図8は本発明の他の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。図8においては、複数本の周方向溝21のうち第1接地領域A1及び第2接地領域A2においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21a,21dの断面積を互いに異ならせ、第1接地領域Aのショルダー部周方向溝21aの断面積を第2接地領域A2のショルダー部周方向溝21dの断面積よりも小さくしている。つまり、断面積が小さい方のショルダー部周方向溝21aと吸音材6の面積重心Gとがタイヤ赤道面E0に対して同じ側である第1接地領域A1内に配置されている。トレッド部1の折れ曲がり変形はショルダー部周方向溝21a,21dの断面積が小さいほど抑制されるため、このような配置により吸音材6のタイヤ幅方向の一方側の端部61が剥離するのを抑制し、吸音材6の剥離を抑制する効果を高めることができる。
上述した各実施形態の空気入りタイヤにおいて、吸音材6はタイヤ幅方向の一方側のタイヤ接地端E1とタイヤ幅方向の他方側のタイヤ接地端E2との間に配置することが好ましい。タイヤ内面4はタイヤ接地端E1,E2よりも外側では曲率が大きくなるので、一方側のタイヤ接地端E1と他方側のタイヤ接地端E2との間に規定される範囲内に吸音材6を収めることにより、吸音材6の端部61,62が剥離し難くなる。
上述した各実施形態の空気入りタイヤにおいて、吸音材6の各端部61,62は周方向溝21により区画された陸部22の直下域に配置することが好ましい。このように吸音材6の各端部61,62を周方向溝21の直下域から排除することにより、吸音材6の端部61,62が剥離し難くなる。
また、図8に示すように、複数本の周方向溝21は幅10mm以上である3本の主溝(21b,21c,21d)と幅10mm未満である1本又は2本の補助溝(21a)を含むことが好ましい。この場合、吸音材6の貼り付け位置を選択する自由度を確保しつつ、主溝及び補助溝を含む複数本の周方向溝21に基づいて必要なタイヤ性能を確保することができる。
更に、上述した各実施形態の空気入りタイヤにおいて、タイヤ偏平率が55%以下であり、タイヤ接地幅が150mm〜280mmであり、複数本の周方向溝21のうち第1接地領域A1及び第2接地領域A2においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝21a,21dの少なくとも一方の溝幅が13mm以上であることが好ましい。このような特徴を有する空気入りタイヤはホイールから取り外す際のトレッド部1の折れ曲がり変形が大きくなる傾向がある。そのため、吸音材6の配置構造に基づいて吸音材6の剥離を抑制することは、上記のような空気入りタイヤにおいて有意義である。
なお、図9に示すように、周方向溝21の幅Gwはトレッド部1の踏面における溝幅であるが、その周方向溝21が面取り部を有する場合にはタイヤ子午線断面において周方向溝21の溝壁の延長線と踏面の延長線とが交差する仮想点を基準として幅Gwを測定するものとする。また、周方向溝21の幅Gwがタイヤ周方向に沿って変化する場合、その平均値を用いるようにする。
上記空気入りタイヤにおいて、単一の吸音材6がタイヤ周方向に延在しており、吸音材6はその長手方向に直交する断面において少なくとも接着面に対応する範囲では均一な厚さを有し、その断面形状が長手方向に沿って一定であることが好ましい。特に、吸音材6の長手方向に直交する断面での断面形状は長方形(正方形を含む)であることが好ましいが、場合によっては、接着面側が狭くなるような逆台形にすることも可能である。これにより、接着面積当たりの吸音材6の容量を最大限に大きくし、優れた騒音低減効果を得ることができる。また、このような形状を有する吸音材6は加工が容易であるため製造コストも安価である。
上記空気入りタイヤをリム組みしたときタイヤ内面4とリムとの間には空洞部7が形成されるが、その空洞部7の体積に対する吸音材6の体積の比率は20%よりも大きいことが好ましい。このように吸音材6の体積を大きくすることで優れた騒音低減効果を得ることができ、しかも大型の吸音材6であっても良好な接着状態を長期間にわたって確保することができる。なお、吸音材6の幅はタイヤ接地幅の30%〜90%の範囲であることが好ましい。また、吸音材6は非環状とすることが好ましい。
吸音材6の硬さ(JIS−K6400−2)は60N〜170Nであり、吸音材6の引張り強度(JIS−K6400−5)は60kPa〜180kPaであることが好ましい。このような物性を有する吸音材6はせん断歪みに対する耐久性が優れている。吸音材6の硬さ又は引張り強度が小さ過ぎると吸音材6の耐久性が低下することになる。特に、吸音材6の硬さは、好ましくは70N〜160Nとし、より好ましくは80N〜140Nとするのが良い。また、吸音材6の引張り強度は、好ましくは75kPa〜165kPaとし、より好ましくは90kPa〜150kPaとするのが良い。
接着層5はその引き剥がし粘着力(JIS−Z0237:2009)が8N/20mm〜40N/20mmの範囲にあることが好ましい。これにより、吸音材6の固定強度を良好に保ちつつ、吸音材6の貼り付け作業及びタイヤ廃棄時の解体作業を容易に行うことが可能になる。つまり、接着層5の剥離力が弱過ぎると吸音材6の固定状態が不安定になり、逆に接着層5の剥離力が強過ぎると吸音材6の貼り付け作業において貼り付け位置を変更することが困難になり、タイヤ廃棄時には吸音材6を引き剥がすことが困難になる。特に、接着層5の引き剥がし粘着力は、好ましくは9N/20mm〜30N/20mm、より好ましくは10N/20mm〜25N/20mmとするのが良い。
タイヤサイズ275/35R20で、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝を設けると共に、タイヤ内面のトレッド部に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層を介して帯状の吸音材を接着した空気入りタイヤにおいて、吸音材の配置を種々異ならせた比較例1及び実施例1〜3のタイヤを製作した。
比較例1では、吸音材をタイヤ赤道面に対して左右対称に配置し、その結果として、吸音材の両端部をそれぞれショルダー部周方向溝の直下域に配置した。
実施例1では、図3に示すように、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置した。周方向主溝としては4本の主溝(幅13mm)を配置した。
実施例2では、図6に示すように、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置した。周方向主溝としては4本の主溝(幅13mm)を配置した。
実施例3では、図8に示すように、吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が第1接地領域内に位置するように吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置した。周方向主溝としては3本の主溝(幅13mm)及び1本の補助溝(幅5mm)を配置した。
比較例1及び実施例1〜3において、以下の事項を共通にした。タイヤ接地幅は205mmである。吸音材の長手方向に直交する断面における断面形状は長方形とし、その断面形状をタイヤ周方向に沿って一定とした。リム組み時にタイヤ内に形成される空洞部の体積に対する吸音材の体積の比率は30%とした。吸音材の硬さは91Nとし、吸音材の引張り強度は132kPaとした。接着層の引き剥がし粘着力は16N/20mmとした。
これら比較例1及び実施例1〜3の空気入りタイヤをそれぞれリムサイズ20×9.5Jのホイールに組み付け、タイヤチェンジャーを用いてタイヤとホイールとの脱着作業を2回行った後、空気圧150kPa、荷重6.9kN、速度150km/hの条件でドラム試験機にて100時間の走行試験を実施した後、吸音材の接着剥がれの有無を目視により確認した。その結果を表1に示す。
Figure 2015107691
表1に示すように、比較例1のタイヤでは吸音材の接着剥がれが顕著に発生していたが、実施例1〜3のタイヤでは吸音材の接着剥がれが全く認められなかった。
1 トレッド部
2 ビード部
3 サイドウォール部
4 タイヤ内面
5 接着層
6 吸音材
7 空洞部
8 表示部
21 周方向溝
E0 タイヤ赤道面
E1 一方側のタイヤ接地端
E2 他方側のタイヤ接地端
A1 第1接地領域
A2 第2接地領域
G 面積重心

Claims (11)

  1. タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部と、該トレッド部の両側に配置された一対のサイドウォール部と、これらサイドウォール部のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部とを備え、前記トレッド部にタイヤ周方向に延びる複数本の周方向溝を設けると共に、タイヤ内面の前記トレッド部に対応する領域にタイヤ周方向に沿って接着層を介して帯状の吸音材を接着した空気入りタイヤにおいて、タイヤ幅方向の一方側のタイヤ接地端とタイヤ赤道面との間に第1接地領域を規定し、タイヤ幅方向の他方側のタイヤ接地端とタイヤ赤道面との間に第2接地領域を規定したとき、前記吸音材のタイヤ軸を含む平面による断面の面積重心が前記第1接地領域内に位置するように前記吸音材をタイヤ幅方向の偏った位置に配置し、前記吸音材のタイヤ幅方向の他方側の端部を前記複数本の周方向溝のうち前記第2接地領域においてタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝よりもタイヤ赤道面側に配置したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記吸音材の面積重心がリム組み時にタイヤ赤道面よりもホイール内側に配置される装着向きをタイヤ外表面に表示したことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記複数本の周方向溝のうち前記第1接地領域及び前記第2接地領域においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝の断面積を互いに異ならせ、前記第1接地領域のショルダー部周方向溝の断面積を前記第2接地領域のショルダー部周方向溝の断面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記吸音材を前記一方側のタイヤ接地端と前記他方側のタイヤ接地端との間に配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記吸音材の各端部を周方向溝により区画された陸部の直下域に配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記複数本の周方向溝が幅10mm以上である3本の主溝と幅10mm未満である1本又は2本の補助溝を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  7. タイヤ偏平率が55%以下であり、タイヤ接地幅が150mm〜280mmであり、前記複数本の周方向溝のうち前記第1接地領域及び前記第2接地領域においてそれぞれタイヤ幅方向の最外側に位置するショルダー部周方向溝の少なくとも一方の溝幅が13mm以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記吸音材はタイヤ周方向に延在する単一の吸音材であり、その長手方向に直交する断面において少なくとも接着面に対応する範囲では均一な厚さを有し、その断面形状が長手方向に沿って一定であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. リム組み時にタイヤ内に形成される空洞部の体積に対する前記吸音材の体積の比率が20%よりも大きいことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  10. 前記吸音材の硬さが60N〜170Nであり、前記吸音材の引張り強度が60kPa〜180kPaであることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  11. 前記接着層は両面接着テープからなり、その引き剥がし粘着力が8N/20mm〜40N/20mmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
JP2013250537A 2013-12-03 2013-12-03 空気入りタイヤ Active JP6217360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250537A JP6217360B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250537A JP6217360B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015107691A true JP2015107691A (ja) 2015-06-11
JP6217360B2 JP6217360B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=53438434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250537A Active JP6217360B2 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6217360B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017065136A1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
WO2017073391A1 (ja) * 2015-10-28 2017-05-04 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
CN109476181A (zh) * 2016-08-02 2019-03-15 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
WO2019102873A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2020093681A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP2022107743A (ja) * 2018-12-13 2022-07-22 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006117944A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP2010269767A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2012025318A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013525203A (ja) * 2010-05-07 2013-06-20 レクティセル エヌ.ヴィー. 弾性車両タイヤ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006117944A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. 空気入りタイヤとリムとの組立体
JP2010269767A (ja) * 2009-05-25 2010-12-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ
JP2013525203A (ja) * 2010-05-07 2013-06-20 レクティセル エヌ.ヴィー. 弾性車両タイヤ
JP2012025318A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りタイヤ

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108136830B (zh) * 2015-10-15 2020-06-09 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
JP2017074861A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
WO2017065136A1 (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11331965B2 (en) 2015-10-15 2022-05-17 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
CN108136830A (zh) * 2015-10-15 2018-06-08 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
CN108349305A (zh) * 2015-10-28 2018-07-31 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
US10933700B2 (en) 2015-10-28 2021-03-02 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
WO2017073391A1 (ja) * 2015-10-28 2017-05-04 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP2017081405A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
CN109476181A (zh) * 2016-08-02 2019-03-15 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
CN109476181B (zh) * 2016-08-02 2021-06-22 横滨橡胶株式会社 充气轮胎
WO2019102873A1 (ja) * 2017-11-22 2019-05-31 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
US11453254B2 (en) * 2017-11-22 2022-09-27 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Pneumatic tire
JP2020093681A (ja) * 2018-12-13 2020-06-18 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP7083741B2 (ja) 2018-12-13 2022-06-13 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP2022107743A (ja) * 2018-12-13 2022-07-22 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ
JP7329106B2 (ja) 2018-12-13 2023-08-17 株式会社ブリヂストン 乗用車用空気入りラジアルタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6217360B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6217360B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6519472B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6551228B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6536402B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6607037B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6519471B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4338761B2 (ja) 制音具付き空気入りタイヤ
JP6520710B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4960966B2 (ja) タイヤ騒音低減装置及び空気入りタイヤ
JP6672718B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6620507B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6281265B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP7035444B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6696145B2 (ja) 空気入りタイヤ
WO2017073391A1 (ja) 空気入りタイヤ
JP4796641B2 (ja) 制音具付き空気入りタイヤ
JP2010047053A (ja) 制音具付き空気入りタイヤ
JP6939777B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6583383B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161201

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20161215

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6217360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250