JP2015106551A - 光源点灯装置、光源点灯方法及び電子機器 - Google Patents

光源点灯装置、光源点灯方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】光源駆動部の変換効率を改善する。
【解決手段】光源点灯装置は、入力電圧を第1の電圧に変換するDC/DCコンバーター部2と、DC/DCコンバーター部2から出力された第1の電圧を入力とし、所定の量の駆動電流が発光素子4に流れるように発光素子4に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部3と、を有する。DC/DCコンバーター部2は、発光素子4の点灯開始時は、第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、光源駆動部3の入力電圧Vinと出力電圧Voutの差が所定の値になるように第1の電圧を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、LD(Laser Diode)やLED(Light Emitting Diode)などの発光素子を点灯する光源点灯装置及び光源点灯方法に関する。また、本発明は、そのような光源点灯装置を備えた電子機器に関する。
図6に、光源点灯装置の一例を示す。図6に示すように、光源点灯装置は、電源1、DC/DCコンバーター部2及び光源駆動部3を有する。
電源1は、交流電力から直流電力を生成する回路であって、例えば、交流電力を全波整流して直流電力を出力する整流回路と、この整流回路の出力を入力とするPFC(Power Factor Correction)回路とを有する。
PFC回路は、力率の補正を行う回路であって、例えば、ダイオード、スイッチング素子、平滑コンデンサーなどで構成される。PFC回路の出力電圧が、DC/DCコンバーター部2に供給される。
DC/DCコンバーター部2は、PFC回路の出力電圧を所定の電圧に変換するコンバーター回路2aを有する。コンバーター回路2aの出力電圧が、入力電圧Vinとして光源駆動部3に供給される。
光源駆動部3は、定電流駆動により光源を点灯させるものであって、コンバーター回路2aより出力された電圧を受けて動作するコンバーター回路3aを有する。コンバーター回路3aの出力ラインには、光源である複数の発光素子4が直列に接続されている。
コンバーター回路3aは、本光源点灯装置及び光源を搭載した装置本体のCPU(Central Processing Unit)部5から点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2を受信する。コンバーター回路3aは、点灯信号S1がON状態のときに、駆動電流可変信号S2により示された駆動電流量が各発光素子4に流れるように電流制御を行う。このときのコンバーター回路3aの出力電圧Voutは、各発光素子4の動作順電圧Vfの総和である。
次に、上記の光源点灯装置による光源点灯動作を簡単に説明する。
電源1及びDC/DCコンバーター部2が動作状態であって、CPU部5が出力する点灯信号S1がOFF状態のときは、コンバーター回路3aは、光源に駆動電流を供給しない。この状態は、例えば、装置本体が、待機モードのときの状態に相当する。
電源1及びDC/DCコンバーター部2が動作状態であって、CPU部5が出力する点灯信号S1がON状態であるととともに駆動電流可変信号S2がコンバーター回路3aに供給されているときには、コンバーター回路3aは、各発光素子4に流れる電流量が駆動電流可変信号S2により示された駆動電流量になるように電流制御を行う。これにより、光源の各発光素子4が点灯する。
光源の照度を変更する場合は、CPU部5が、ユーザによる照度変更のための入力操作に応じて、変更後の照度に対応する駆動電流量を示す駆動電流可変信号S2をコンバーター回路3aに供給する。コンバーター回路3aは、各発光素子4に流れる電流量が駆動電流可変信号S2により示された変更後の駆動電流量になるように電流制御を行う。
上述の光源点灯装置では、所定の量の駆動電流を発光素子4に確実に供給できるように、光源駆動部3の入力電圧Vin(コンバーター回路2aの出力電圧)は、以下の式1に基づいて設定される。
Figure 2015106551
上記式1において、Vf(max)は発光素子4の最大動作順電圧を示し、n(1以上の自然数)は発光素子4の数を示す。ΔV1は、光源駆動部3の入出力電位差の想定値であって、通常、光源駆動部3の動作に必要、且つ、最も変換効率の良い値に設定される。
最大動作順電圧Vf(max)は、発光素子4の初期バラツキや特性(例えば、温度特性や寿命特性)、実力値に対するマージンなどを考慮して設定される。
初期バラツキは、発光素子4の動作順電圧Vfの個体差である。
温度特性は、一般に、温度が低いほど動作順電圧Vfが高くなり、温度が高いほど動作順電圧Vfが低くなる特性を示す。この温度特性によれば、発光素子4に駆動電流が流れ始めると、発光素子4の温度が上昇し、それに伴って動作順電圧Vfが低くなる。
発光素子4の経年変化により、動作順電圧Vfが徐々に上昇していく傾向があり、このような特性が寿命特性と呼ばれている。
上記の個体差による動作順電圧Vfのバラツキや、温度特性及び寿命特性による動作順電圧Vfの変動に加え、確実に駆動できる電圧マージンを確保したものが最大動作順電圧Vf(max)である。
上記式1に従い、発光素子4を最大動作順電圧Vf(max)でも動作可能のように入力電圧Vinを設定することで、所定の量の駆動電流を発光素子4に確実に供給できる。
図7に、図6に示した光源点灯装置の光源駆動動作のタイムチャートを示す。
図7を参照すると、光源駆動部3のコンバーター回路3aの入力電圧Vinは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]に固定されている。
時間T1で、点灯信号S1がON状態になり、駆動電流可変信号S2として設定値A1がセットされる。コンバーター回路3aは、各発光素子4に供給される電流量が設定値A1により示される駆動電流量になるように電流制御を行う。これにより、各発光素子4が点灯する。
点灯後、各発光素子4の温度が徐々に上昇し、それに伴って動作順電圧Vfが低下する。動作順電圧Vfの低下に伴って、コンバーター回路3aの出力電圧Voutが低下する。
時間T2以降は、各発光素子4の動作状態が安定し、各発光素子4の温度及びコンバーター回路3aの出力電圧Voutは略一定となる。
時間T3で、駆動電流可変信号S2の設定値がA1からA2(<A1)に切り替わると、コンバーター回路3aは、各発光素子4に供給される電流量が設定値A2により示される駆動電流量になるように電流制御を行う。これにより、各発光素子4に供給される電流量は、設定値A1により示される駆動電流量から設定値A2により示される駆動電流量に減少する。
各発光素子4に供給される電流量が減少すると、各発光素子4の温度が徐々に下降し、それに伴って動作順電圧Vfが上昇する。動作順電圧Vfの上昇に伴って、コンバーター回路3aの出力電圧Voutが上昇する。
時間T4以降は、各発光素子4の動作状態が安定し、各発光素子4の温度及びコンバーター回路3aの出力電圧Voutは略一定となる。
光源点灯装置の他の例として、特許文献1に、LED点灯装置が記載されている。
特許文献1に記載のLED点灯装置は、第1バックコンバーター、第2バックコンバーター及び制御手段を有する。
第1バックコンバーターは、入力電圧を第1電圧まで降圧する。第2バックコンバーターは、第1バックコンバーターの出力である第1電圧を第2電圧まで降圧してLEDに供給する。
第1バックコンバーター及び第2バックコンバーターはいずれも、スイッチング部を備えている。これらスイッチング部のデューティー比を増減することで、LEDに供給される電流や電圧を調整することができる。
第2バックコンバーターの出力ラインには、電圧を検出するための抵抗素子が挿入されている。制御手段は、抵抗素子の両端に発生する電圧を検出し、検出結果に基づいて、第1バックコンバーター及び第2バックコンバーターの双方のスイッチング部の動作を制御する。
具体的には、制御手段は、検出電圧が減少した場合は、双方のスイッチング部のデューティー比を増加させ、検出電圧が増加した場合には、双方のスイッチング部のデューティー比を減少させる。これにより、抵抗素子に生じる電圧(LEDに供給される電圧)を所定の電圧で維持できる。
国際公開WO2012/144274号公報
一般に、光源駆動部3の変換効率は、入力電圧Vinに対する出力電圧Voutの割合で決まることから、入力電圧Vinと出力電圧Voutの差である入出力電位差ΔVが小さいほど変換効率が高くなる。出力電圧Voutは、発光素子4の動作順電圧Vfの総和であるが、この出力電圧Voutに対して、入力電圧Vinを高く設定すると、入出力電位差ΔVが大きくなって、光源駆動部3の変換効率が低下する。光源駆動部3の変換効率が低下すると、光源駆動部3の温度上昇や消費電力増大の問題を生じる。
図6に示した光源点灯装置においては、発光素子4が最大動作順電圧Vf(max)でも動作できるように、入力電圧Vinは、[Vf(max)×n+ΔV1]に固定されている。この場合、入力電圧Vinは、出力電圧Voutに対して非常に大きくなるため、入出力電位差ΔVが大きくなって、光源駆動部3の変換効率が低下する。
例えば、発光素子4の点灯動作状態の順電圧をVf(op)とすると、Vf(max)>Vf(op)の関係にあり、入力電圧Vinは、出力電圧Voutに対して、[Vf(max)−Vf(op)]×nだけ大きくなる。この結果、入出力電位差ΔVが大きなって、光源駆動部3の変換効率が低下し、上記の温度上昇や消費電力増大の問題を生じる。
特許文献1に記載のLED点灯装置においては、抵抗素子に生じる電圧(すなわち、電圧Vout)を所定の電圧に維持する。この場合、例えば、温度特性等によりLEDの動作順方向電圧Vfが変動した場合に、所定の量の駆動電流をLEDに供給できず、LEDが点灯しないことがある。
なお、LEDを最大動作順電圧Vf(max)でも動作させることができるように所定の電圧を設定することで、LEDを確実に点灯させることができるが、この場合は、第1及び第2バックコンバーターからなる変換部の入出力電位差ΔVが大きくなって、変換部の変換効率が低下し、上記の温度上昇や消費電力増大の問題を生じる。
本発明の目的は、光源駆動部の変換効率を改善することができる、光源点灯装置及び光源点灯方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、そのような光源点灯装置を備えた電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、
発光素子を点灯する光源点灯装置であって、
入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧、および前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を入力とし、該制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、光源点灯装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、
第1の電圧を入力とし、所定の量の駆動電流が発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部を備えた装置において行われる光源点灯方法であって、
前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように、前記第1の電圧を調整する、光源点灯方法が提供される。
上記他の目的を達成するために、本発明の一態様によれば、
発光素子と、
前記発光素子を点灯する光源点灯装置と、
前記光源点灯装置の点灯動作を制御するとともに、前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を前記光源点灯装置に供給する制御部と、を有し、
前記光源点灯装置は、
入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧を入力とし、前記制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、電子機器が提供される。
本発明によれば、光源駆動部の変換効率を改善することができる。
本発明の第1の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す光源点灯装置の光源駆動動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。 本発明の電子機器の構成を示すブロック図である。 本発明の関連技術である光源点灯装置の一例を示すブロック図である。 図6に示す光源点灯装置の光源駆動動作を説明するための図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、光源点灯装置は、LDやLEDなどの発光素子よりなる光源を点灯するものであって、電源1、DC/DCコンバーター部2及び光源駆動部3を有する。電源1は、図6に示したものと同じ構成である。
DC/DCコンバーター部2及び光源駆動部3は、図6に示したものとは一部の構成が異なる。
DC/DCコンバーター部2は、電源1のPFC回路の出力電圧を第1の電圧に変換する。DC/DCコンバーター部2は、光源の点灯開始時は、第1の電圧として所定の電圧[Vf(max)×n+ΔV1]を出力し、点灯後(例えば、点灯開始時時点から所定の時間が経過した後)は、光源駆動部3の出力電圧と入力電圧の差(入出力電位差)が所定の値になるように第1の電圧を調整する。
光源駆動部3は、定電流駆動により光源を点灯させるものであって、DC/DCコンバーター部2から第1の電圧が供給されることにより動作し、点灯開始指示に応じて、光源に電流を供給して点灯させるとともに、光源に流れる駆動電流が所定の量になるように電流制御を行う。
以下に、DC/DCコンバーター部2及び光源駆動部3の構成を具体的に説明する。
DC/DCコンバーター部2は、コンバーター回路2a及び出力電圧制御回路6を有する。光源駆動部3は、コンバーター回路3a及び出力電圧検出回路7を有する。光源駆動部3の出力には、光源である複数の発光素子4が直列に接続されている。発光素子4は、LDやLEDなどの固体光源である。
コンバーター回路2aは、電源1のPFC回路の出力電圧を第1の電圧に変換する。第1の電圧が入力電圧Vinとして、コンバーター回路3aに供給される。
コンバーター回路3aは、図6に示したものと同じものであって、DC/DCコンバーター部2より出力された第1の電圧を受けて動作し、各発光素子4に所定の量の駆動電流が流れるように定電流駆動を行う。点灯信号1及び駆動電流可変信号S2が、装置本体のCPU部5からコンバーター回路3aに供給される。
出力電圧検出回路7は、コンバーター回路3aより出力される第2の電圧(出力電圧Vout)を監視し、その監視結果(検出電圧)を示す出力電圧検出信号Pを出力電圧制御回路6に供給する。例えば、出力電圧検出回路7は、一定時間毎に、出力電圧Voutを検出し、その検出結果を示す出力電圧検出信号Pを出力電圧制御回路6に供給してもよい。
出力電圧制御回路6は、装置本体のCPU部5から起動/停止を示すON/OFF信号(起動制御信号)S3を受信する。ON/OFF信号S3がON状態のとき、出力電圧制御回路6は、出力電圧検出信号Pに基づいて、DC/DCコンバーター部2の出力電圧(光源駆動部3の入力電圧Vin)を調整する。ON/OFF信号S3がOFF状態のときは、出力電圧制御回路6による出力電圧制御は行われない。
以下に、出力電圧制御回路6の構成について説明する。ただし、以下の第1及び第2の構成は一例であって、他の構成(既存の昇圧回路や降圧回路における出力電圧制御回路)を出力電圧制御回路6に適用してもよい。
(出力電圧制御回路6の第1の構成)
出力電圧制御回路6は、出力電圧検出信号Pに基づいて、コンバーター回路2aの昇圧又は降圧の動作を制御する。具体的には、出力電圧制御回路6は、出力電圧検出信号Pにより示される検出電圧にコンバーター回路3aの入出力電位差の想定値ΔV1を加えた電圧[Vout+ΔV1]を第1の電圧としてコンバーター回路2aより出力させてもよい。
上記の構成において、例えば、コンバーター回路2aを、デューティー比を増減することで出力電圧を調整することができるスイッチング部(例えば、スイッチングレギュレータ部)により構成した場合、出力電圧制御回路6は、第1の電圧として電圧[Vout+ΔV1]が出力されるようにスイッチング部のデューティー比を増減してもよい。
上記の場合、出力電圧制御回路部6は、コンバーター回路2aの出力電圧とコンバーター回路3aの出力電圧Voutの検出電圧との差電圧を検出する比較回路(差動アンプ)と、ON/OFF信号S3がON状態のときに、差電圧が所定の値(ΔV1)になるようにコンバーター回路2aのデューティー比を調整する電圧制御部と、を有していてもよい。
(出力電圧制御回路6の第2の構成)
出力電圧制御回路6は、ON/OFF信号S3がON状態のときに、出力電圧検出信号Pに基づく電圧[Vout+ΔV1]を生成する。
上記の場合、出力電圧制御回路部6は、光源駆動部3の出力電圧Voutの検出電圧に入出力電位差ΔV1を加えた電圧[Vout+ΔV1]を出力する電圧発生部と、コンバーター回路2aの出力電圧が供給される第1の入力端子と、電圧発生部の出力電圧が供給される第2の入力端子と、出力端子とを備え、ON/OFF信号S3がOFF状態の場合は、第1の入力端子に入力された電圧を出力端子から出力させ、ON状態の場合は、第2の入力端子に入力された電圧を出力端子から出力させるスイッチ手段と、を有していてもよい。
次に、本実施形態の光源点灯装置の動作について説明する。
図2に、光源駆動動作のタイムチャートを示す。以下、図1及び図2を参照して動作を説明する。
電源1、DC/DCコンバーター部2及び光源駆動部3は動作状態であり、点灯信号S1及びON/OFF信号S3は共にOFF状態である。この状態では、DC/DCコンバーター部2は、第1の電圧として電圧[Vf(max)×n+ΔV1]を出力するが、コンバーター回路3aは発光素子に電流を供給しない。
時間T1で、点灯信号S1がON状態になり、設定値A1を示す駆動電流可変信号S2がコンバーター回路3aに供給される。DC/DCコンバーター部2は第1の電圧として電圧[Vf(max)×n+ΔV1]をコンバーター回路3aに供給する。コンバーター回路3aは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]を受けて動作し、各発光素子4に供給される電流量が設定値A1により示される駆動電流量になるように電流制御を行う。これにより、各発光素子4が点灯する。
時間T1から時間T3までの期間は、点灯信号S1はON状態、ON/OFF信号S3はOFF状態であるので、光源駆動部3の入力電圧Vinは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]に固定されている。コンバーター回路3aは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]を受けて動作し、上記電流制御(定電流駆動)を継続する。
点灯後、各発光素子4の温度が徐々に上昇し、それに伴って動作順電圧Vfが低下する。動作順電圧Vfが低下すると、動作順電圧Vfの低下に伴ってコンバーター回路3aの出力電圧Voutが低下する。
時間T2で、各発光素子4の動作状態が安定し、時間T2以降は、各発光素子4の温度及びコンバーター回路3aの出力電圧Voutは略一定となる。
時間T3で、ON/OFF信号S3がON状態になると、出力電圧制御回路6が、出力電圧検出信号Pに基づいて、DC/DCコンバーター部2の出力電圧(光源駆動部3の入力電圧Vin)を調整する。具体的には、出力電圧制御回路6は、検出電圧に入出力電位差ΔV1を加えた電圧[Vout+ΔV1]を第1の電圧としてDC/DCコンバーター部2より出力させる。コンバーター回路3aは、電圧[Vout+ΔV1]を受けて動作し、上記電流制御(定電流駆動)を継続する。
時間T3〜時間T4までの期間は、点灯信号S1及びON/OFF信号S3は共にON状態であるので、出力電圧制御回路6の電圧制御により、DC/DCコンバーター部2は電圧[Vout+ΔV1]を出力する。コンバーター回路3aは、電圧[Vout+ΔV1]を受けて動作し、上記電流制御(定電流駆動)を継続する。
時間T4で、駆動電流可変信号S2の設定値がA1からA2(<A1)に切り替わると同時に、ON/OFF信号S3がOFF状態になる。
時間T4〜時間T5までの期間は、点灯信号S1はON状態、ON/OFF信号S3はOFF状態であるので、出力電圧制御回路6による電圧制御は行われない。このため、光源駆動部3の入力電圧Vinは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]に固定される。コンバーター回路3aは、電圧[Vf(max)×n+ΔV1]を受けて動作し、各発光素子4に供給される電流量が設定値A2により示される駆動電流量になるように電流制御を行う。これにより、各発光素子4に供給される電流量は、設定値A1により示される駆動電流量から設定値A2により示される駆動電流量に減少する。
各発光素子4に供給される電流量が減少すると、各発光素子4の温度が徐々に下降し、それに伴って動作順電圧Vfが上昇する。動作順電圧Vfが上昇すると、動作順電圧Vfの上昇に伴ってコンバーター回路3aの出力電圧Voutが上昇する。その後、各発光素子4の動作状態が安定し、各発光素子4の温度及びコンバーター回路3aの出力電圧Voutは略一定となる。
時間T5で、ON/OFF信号S3がON状態になると、出力電圧制御回路6が、出力電圧検出信号Pに基づいて、DC/DCコンバーター部2の出力電圧(光源駆動部3の入力電圧Vin)を調整する。具体的には、出力電圧制御回路6は、検出電圧に入出力電位差ΔV1を加えた電圧[Vout+ΔV1]を第1の電圧としてDC/DCコンバーター部2より出力させる。コンバーター回路3aは、電圧[Vout+ΔV1]を受けて動作し、上記電流制御(定電流駆動)を継続する。
駆動電流可変信号S2により駆動電流を増減する場面としては、例えば、コントラストを調整するとき、装置本体周辺の明るさに合わせて照度を変更するとき、装置本体の消費電力を下げるとき、発光素子4の寿命を延ばすときなどがある。継続点灯時に、駆動電流を上げる場合は、順動作電圧Vfが下がるため、時間T3〜T4の期間の動作を継続させる。
上述した光源駆動動作により、以下のような作用効果を奏する。
点灯開始時(時間T1〜T3の期間)や照度変更時(時間T4〜T5の期間)は、発光素子4が最大動作順電圧Vf(max)でも動作できるように、光源駆動部3の入力電圧Vinは、[Vf(max)×n+ΔV1]に設定される。これにより、発光素子4を確実に駆動することができる。
例えば、常温又は低温状態で発光素子4に駆動電流を確実に流すためには、発光素子4を最大動作順電圧Vf(max)で動作させる必要がある。入力電圧Vinを[Vf(max)×n+ΔV1]に設定することで、そのような動作環境でも、発光素子4を確実に駆動することができる。
発光素子4の点灯後、又は、発光素子4の照度変更後、所定の時間が経過した後は、出力電圧制御回路6による電圧制御が行われ、コンバーター回路3aの出力電圧に入出力電位差ΔV1を加えた電圧[Vout+ΔV1]が入力電圧Vinとしてコンバーター回路3aに供給される。この入力電圧Vinの[Vout+ΔV1]値は、上記の入力電圧Vinの[Vf(max)×n+ΔV1]値よりも小さい。
例えば、発光素子4が点灯動作状態のときの順電圧をVf(op)とすると、Vf(max)>Vf(op)の関係にあり、[Vout+ΔV1]値は、[Vf(max)×n+ΔV1]の値と比較して、[Vf(max)−Vf(op)]×nだけ小さい。このように、光源駆動部3の入出力電位差ΔVを小さくすることができるので、光源駆動部3の変換効率を高めることができる。
また、仮に、出力電圧制御回路6による電圧制御中に、発光素子4の動作順電圧Vfが変動した場合は、動作順電圧Vfの変動に伴ってコンバーター回路3aの出力電圧Voutも変動する。本実施形態では、出力電圧Voutを一定時間間隔で監視し、その検出電圧に応じて入力電圧Vinを設定しているので、そのような動作順電圧Vfの変動の影響を受けることがなく、光源駆動部3を最大効率で動作せることができる。
以上のように、本実施形態の光源点灯装置によれば、光源駆動部3の出力電圧Voutを監視し、出力電圧検出信号Pに基づいてDC/DCコンバーター部2の出力電圧(光源駆動部3の入力電圧Vin)を制御することで、所定の量の駆動電流を発光素子4に確実に供給しつつ、光源駆動部3を最大効率で動作させることができる。これにより、光源駆動部3の温度上昇を抑制でき、また、光源駆動部3の損失を低く抑えて、消費電力を削減することができる。
なお、図2に示した動作では、発光素子4の点灯後、又は、発光素子4の照度変更後、所定の時間が経過した後に、出力電圧制御回路6による電圧制御が行われるようになっているが、これは、以下の理由による。
図7に示した動作例(入力電圧Vinを電圧[Vf(max)+ΔV1]に固定したもの)において、時間T1〜T2の期間や時間T3〜T4の期間は、発光素子4の動作順電圧Vfが変動し、それに伴って出力電圧Voutも変動することから、出力電圧Voutの変動状況によっては光源駆動部3の入出力電位差ΔVがさほど大きくならない場合もある。このため、出力電圧制御回路6による電圧制御を適用しても、出力電圧Voutの変動状況によっては光源駆動部3の変換効率の改善効果をさほど得られない場合もある。
一方、時間T2〜T3の期間及び時間T4以降は、発光素子4の点灯動作状態が安定しているため、発光素子4の動作順電圧Vf及び出力電圧Voutは一定であり、光源駆動部3の入出力電位差ΔVは常に大きな値を維持している。このため、出力電圧制御回路6による電圧制御を適用すれば、光源駆動部3の変換効率改善に関して、非常に大きな効果を得ることができる。
上記から、光源駆動部3の変換効率改善を効果的に行うには、発光素子4の点灯動作状態が安定している期間に行うことが望ましい。このような観点から、本実施形態では、発光素子4の点灯後、又は、発光素子4の照度変更後、所定の時間が経過した後に、出力電圧制御回路6による電圧制御を行っている。
なお、出力電圧制御回路6による電圧制御は、発光素子4の点灯後、又は、発光素子4の照度変更後、任意のタイミングで実行されてもよい。例えば、発光素子4の点灯直後、又は、発光素子4の照度変更直後に、出力電圧制御回路6による電圧制御を開始してもよい。
また、発光素子4の照度を変更すると、入力電圧Vinを[Vf(max)×n+ΔV1]に設定しているが、この設定は省略してもよい。すなわち、入力電圧Vinを[Vf(max)×n+ΔV1]に設定して発光素子4を点灯させ、出力電圧制御回路6による電圧制御を開始した後は、照度が変更されても、そのまま出力電圧制御回路6による電圧制御を継続してもよい。
また、本実施形態の光源点灯装置において、駆動電流可変信号S2により指示される駆動電流の設定値はA1とA2の2つに限定されるものではない。駆動電流可変信号S2により、3つ以上の設定値のうちから設定値を指示してもよい。
また、光源駆動部3により点灯させる光源は、複数の発光素子4が直列に接続されたものとしているが、これに限定されない。光源を構成する発光素子4の数は1つであってもよい。ただし、直列に接続された発光素子4が多いほど、光源駆動部3の効率改善の効果は大きい。
また、本実施形態の光源駆動装置は、複数の発光素子4が並列に接続された光源にも適用することができるが、その場合、光源駆動部3の変換効率改善の効果は小さい。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光源点灯装置は、ON/OFF信号S3は用いず、DC/DCコンバーター部2に、タイマー回路8を追加した点で、第1の実施形態のものと異なる。
タイマー回路8は、点灯開始時点または照度変更時点からの経過時間を計測する。点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2は、コンバーター回路3a及び出力電圧制御回路6に供給される。
出力電圧制御回路6は、点灯開示時点から発光素子4の状態が安定するまでの時間(図2に示した時間T1〜T3の期間に対応する時間)を示す第1の時間情報、及び照度変更時点から発光素子4の状態が安定するまでの時間(図2に示した時間T4〜T5の期間に対応する時間)を示す第2の時間情報を予め保持している。
出力電圧制御回路6は、点灯信号S1に基づいて点灯開始時点を判定し、タイマー回路8にて点灯開始時点からの経過時間を計測させる。そして、出力電圧制御回路6は、タイマー回路8の計測時間が第1の時間情報により示される時間に達すると、発光素子4の点灯動作状態が安定したと判定する。これにより、出力電圧制御回路6は、図2に示した時間T1〜T3の期間を認識することができる。
また、出力電圧制御回路6は、駆動電流可変信号S2に基づいて照度変更時点を判定し、タイマー回路8にて照度変更時点からの経過時間を計測させる。そして、出力電圧制御回路6は、タイマー回路8の計測時間が第2の時間情報により示される時間に達すると、発光素子4の点灯動作状態が安定したと判定する。これにより、出力電圧制御回路6は、図2に示した時間T4〜T5の期間を認識することができる。
上記のタイマー回路8を用いた期間判定以外の動作は、第1の実施形態と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態の光源点灯装置においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態の光源点灯装置においても、第1の実施形態で説明した構成のバリエーションを全て適用することができる。
なお、第1及び第2の時間情報は、発光素子4の特性や数、動作環境に応じて適宜に設定する。第1及び第2の時間情報は、同じ時間を設定してもよく、また、異なる時間を設定してもよい。
なお、本実施形態の光源点灯装置において、出力電圧制御回路6による電圧制御を開始した後、照度が変更されても、そのまま出力電圧制御回路6による電圧制御を継続する構成を適用する場合は、第2の時間情報は不要である。
(第3の実施形態)
図4は、本発明の第3の実施形態である光源点灯装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光源点灯装置は、タイマー回路8に代えてタイマー回路81を設けた点で、第1の実施形態のものと異なる。
点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2は、コンバーター回路3a及びタイマー回路81に供給されている。
タイマー回路81は、第1及び第2のタイマーを有する。第1のタイマーは、点灯信号S1がON状態になると、そのON状態の継続時間を計測し、計測時間が第1の時間に達するとその旨を示す第1の指示信号を出力する。第2のタイマーは、駆動電流可変信号S2の設定値が変更されると、その変更時点からの変更後の設定値が維持された状態の継続時間を計測し、計測時間が第2の時間に達するとその旨を示す第2の指示信号を出力する。
出力電圧制御回路6は、第1のタイマーから第1の指示信号を受信すると、点灯後、発光素子4の点灯動作状態が安定したと判定する。これにより、出力電圧制御回路6は、図2に示した時間T3のタイミングを認識することができる。
また、出力電圧制御回路6は、第2のタイマーから第2の指示信号を受信すると、照度変更後、発光素子4の点灯動作状態が安定したと判定する。これにより、出力電圧制御回路6は、図2に示した時間T5のタイミングを認識することができる。
上記のタイマー回路81を用いたタイミング判定以外の動作は、第1の実施形態と同様であるので、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態の光源点灯装置においても、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態の光源点灯装置においても、第1の実施形態で説明した構成のバリエーションを全て適用することができる。
なお、第1のタイマーでの判定で用いる第1の時間及び第2のタイマーでの判定で用いる第2の時間は、発光素子4の特性や数、動作環境に応じて適宜に設定する。第1及び第2の時間は、同じ時間を設定してもよく、また、異なる時間を設定してもよい。
なお、本実施形態の光源点灯装置において、出力電圧制御回路6による電圧制御を開始した後、照度が変更されても、そのまま出力電圧制御回路6による電圧制御を継続する構成を適用する場合は、第2のタイマーは不要である。
以上説明した各実施形態の光源点灯装置において、DC/DCコンバーター部2を絶縁型降圧コンバーターで構成してもよい。これにより、発光素子4を2次側として扱うことが可能である。
(電子機器)
上述した各実施形態の光源点灯装置は、LDやLEDなどの光源を備える電子機器、例えば、プロジェクターや液晶表示装置などの表示装置に適用することができる。
図5に、表示装置の一例を示す。
図5を参照すると、表示装置は、光源点灯装置10、光源11、表示パネル12、制御部13及び入力部14を有する。
光源11は、LDやLEDなどの発光素子よりなる。本例では、光源11は、直列に接続された複数の発光素子からなる。光源点灯装置10は、光源11を点灯するものであって、上述した第1乃至第3の実施形態の光源点灯装置のいずれかにより構成される。
表示パネル12は、光源11からの光を空間的または時間的に変調することで画像を形成または表示する。例えば、表示パネル12は、液晶パネルにより構成される。
入力部14は、複数の操作キーや操作ボタンを有する。操作者は、入力部14を使用して表示装置を動作させるのに必要な入力操作を行う。入力部14は、操作者による入力操作に応じた指示信号を制御部13に供給する。
制御部13は、本表示装置全体の動作を制御するものであって、例えば、入力部14からの指示信号に従って光源点灯装置10や表示パネル12の動作を制御する。
光源点灯装置10の制御において、制御部13は、第1乃至第3の実施形態で説明したCPU部5と同様の動作を行うことができる。
具体的には、光源点灯装置10が第1の実施形態の光源点灯装置である場合は、制御部13は、図1に示したCPU部5と同様、点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2を光源駆動部3のコンバーター回路3aに供給し、ON/OFF信号S3をDC/DCコンバーター部2の出力電圧制御回路6に供給する。制御部13は、点灯開始時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間(例えば、図2に示した時間T1〜T3の期間に相当する時間)の情報及び照度変更時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間(例えば、図2に示した時間T4〜T5の期間に相当する時間)の情報を予め保持している。
また、光源点灯装置10が第2の実施形態の光源点灯装置である場合は、制御部13は、点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2を光源駆動部3のコンバーター回路3a及びDC/DCコンバーター部2の出力電圧制御回路6に供給する。この場合は、制御部13は、点灯開始時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間情報や照度変更時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間情報を保持する必要はない。
また、光源点灯装置10が第3の実施形態の光源点灯装置である場合は、制御部13は、点灯信号S1及び駆動電流可変信号S2を光源駆動部3のコンバーター回路3a及びDC/DCコンバーター部2のタイマー回路81に供給する。この場合も、制御部13は、点灯開始時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間情報や照度変更時点から発光素子4の点灯動作状態が安定するまでの時間情報を保持する必要はない。
上記の表示装置において、表示パネル12に代えて、光源11からの光を利用する別の構成要素を用いてもよい。別の構成要素は、例えば、照明装置等である。
以上説明した各実施形態の光源点灯装置及びそれを備えた電子機器は、本発明の一例であり、その構成および動作は、当業者が理解し得る範囲において適宜に変更することができる。
例えば、第1乃至第3の実施形態の光源点灯装置それぞれにおいて、図5に示した制御部13及び入力部14を加えてもよい。
また、発光素子4の温度を検出するセンサを設けて、出力電圧制御回路6は、このセンサにより検出された発光素子4の検出温度が閾値を超えた時点で、発光素子4の点灯動作状態が安定したと判定してもよい。この場合、閾値は、駆動電流可変信号S3により指定される駆動電流の設定値毎に設定された複数の閾値を含んでいてもよい。
また、本発明は、以下の付記1〜11のような形態をとり得るが、これら形態に限定されない。
(付記1)
発光素子を点灯する光源点灯装置であって、
入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧、および前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を入力とし、該制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、光源点灯装置。
(付記2)
前記光源駆動部は、
前記コンバーター部から供給された前記第1の電圧を入力とし、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を前記発光素子に供給し、該第2の電圧が前記発光素子の動作順電圧に応じて変化するコンバーター回路と、
前記コンバーター回路から出力される前記第2の電圧を所定の時間間隔で検出する電圧検出部と、を有し、
前記コンバーター部は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする出力電圧制御回路を有する、付記1に記載の光源点灯装置。
(付記3)
前記出力電圧制御回路は、前記発光素子の点灯開始時点から第1の所定の時間を経過するまでは、前記第1の電圧を前記所定の電圧に固定し、該第1の所定の時間が経過した後は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする、付記2に記載の光源点灯装置。
(付記4)
前記光源駆動部は、前記制御信号に従って、前記発光素子に流れる電流量を変更し、
前記出力電圧制御回路は、前記電流量の変更時点から第2の所定の時間が経過するまでは、前記第1の電圧を前記所定の電圧に固定し、該第2の所定の時間が経過した後は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする、付記3に記載の光源点灯装置。
(付記5)
前記コンバーター部は、時間を計測するタイマーを、さらに有し、
前記出力電圧制御回路は、点灯開始指示に応じて前記タイマーを起動させ、該タイマーの計測時間に基づいて前記第1の所定の時間が経過したか否かを判定する、付記3または4に記載の光源点灯装置。
(付記6)
前記出力電圧制御回路は、前記制御信号による駆動電流の変更に応じて前記タイマーを起動させ、該タイマーの計測時間に基づいて前記第2の所定の時間が経過したか否かを判定する、付記5に記載の光源点灯装置。
(付記7)
前記コンバーター部は、点灯開始指示に応じて経過時間を計測する第1のタイマーを、さらに有し、
前記出力電圧制御回路は、前記第1のタイマーの計測時間に基づいて前記第1の所定の時間が経過したか否かを判定する、付記3または4に記載の光源点灯装置。
(付記8)
前記コンバーター部は、前記制御信号による駆動電流の変更に応じて経過時間を計測する第2のタイマーを、さらに有し、
前記出力電圧制御回路は、前記第2のタイマーの計測時間に基づいて前記第2の所定の時間が経過したか否かを判定する、付記7に記載の光源点灯装置。
(付記9)
前記発光素子の温度を検出するセンサを、さらに有し、
前記出力電圧制御回路は、前記センサにより検出される前記発光素子の検出温度が閾値を超えた時点を前記第1の所定の時間が経過した時点と判定する、付記3または4に記載の光源点灯装置。
(付記10)
第1の電圧を入力とし、所定の量の駆動電流が発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部を備えた装置において行われる光源点灯方法であって、
前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように、前記第1の電圧を調整する、光源点灯方法。
(付記11)
発光素子と、
前記発光素子を点灯する光源点灯装置と、
前記光源点灯装置の点灯動作を制御するとともに、前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を前記光源点灯装置に供給する制御部と、を有し、
前記光源点灯装置は、
入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧を入力とし、前記制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、電子機器。
上記付記1〜11において、コンバーター部は、DC/DCコンバーター部2に対応し、光源駆動部は、光源駆動部3に対応する。制御信号は、駆動電流可変信号S2に対応する。電圧検出部は、出力電圧検出回路7に対応する。
1 電源
2 DC/DCコンバーター部
2a コンバーター回路
3 光源駆動部
3a コンバーター回路
4 発光素子
5 CPU部
6 出力電圧制御回路
7 出力電圧検出回路

Claims (10)

  1. 発光素子を点灯する光源点灯装置であって、
    入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
    前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧、および前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を入力とし、該制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
    前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、光源点灯装置。
  2. 前記光源駆動部は、
    前記コンバーター部から供給された前記第1の電圧を入力とし、前記第1の電圧よりも低い第2の電圧を前記発光素子に供給し、該第2の電圧が前記発光素子の動作順電圧に応じて変化するコンバーター回路と、
    前記コンバーター回路から出力される前記第2の電圧を所定の時間間隔で検出する電圧検出部と、を有し、
    前記コンバーター部は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする出力電圧制御回路を有する、請求項1に記載の光源点灯装置。
  3. 前記出力電圧制御回路は、前記発光素子の点灯開始時点から第1の所定の時間を経過するまでは、前記第1の電圧を前記所定の電圧に固定し、該第1の所定の時間が経過した後は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする、請求項2に記載の光源点灯装置。
  4. 前記光源駆動部は、前記制御信号に従って、前記発光素子に流れる電流量を変更し、
    前記出力電圧制御回路は、前記電流量の変更時点から第2の所定の時間が経過するまでは、前記第1の電圧を前記所定の電圧に固定し、該第2の所定の時間が経過した後は、前記電圧検出部により検出した前記第2の電圧の検出電圧に前記所定の値の電位差を加えたものを前記第1の電圧とする、請求項3に記載の光源点灯装置。
  5. 前記コンバーター部は、時間を計測するタイマーを、さらに有し、
    前記出力電圧制御回路は、点灯開始指示に応じて前記タイマーを起動させ、該タイマーの計測時間に基づいて前記第1の所定の時間が経過したか否かを判定する、請求項3または4に記載の光源点灯装置。
  6. 前記出力電圧制御回路は、前記制御信号による駆動電流の変更に応じて前記タイマーを起動させ、該タイマーの計測時間に基づいて前記第2の所定の時間が経過したか否かを判定する、請求項5に記載の光源点灯装置。
  7. 前記コンバーター部は、点灯開始指示に応じて経過時間を計測する第1のタイマーを、さらに有し、
    前記出力電圧制御回路は、前記第1のタイマーの計測時間に基づいて前記第1の所定の時間が経過したか否かを判定する、請求項3または4に記載の光源点灯装置。
  8. 前記コンバーター部は、前記制御信号による駆動電流の変更に応じて経過時間を計測する第2のタイマーを、さらに有し、
    前記出力電圧制御回路は、前記第2のタイマーの計測時間に基づいて前記第2の所定の時間が経過したか否かを判定する、請求項7に記載の光源点灯装置。
  9. 第1の電圧を入力とし、所定の量の駆動電流が発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部を備えた装置において行われる光源点灯方法であって、
    前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように、前記第1の電圧を調整する、光源点灯方法。
  10. 発光素子と、
    前記発光素子を点灯する光源点灯装置と、
    前記光源点灯装置の点灯動作を制御するとともに、前記発光素子の駆動電流値を示す制御信号を前記光源点灯装置に供給する制御部と、を有し、
    前記光源点灯装置は、
    入力電圧を第1の電圧に変換するコンバーター部と、
    前記コンバーター部から出力された前記第1の電圧を入力とし、前記制御信号により示される値の駆動電流が前記発光素子に流れるように前記発光素子に印加される出力電圧を変化させる光源駆動部と、を有し、
    前記コンバーター部は、前記発光素子の点灯開始時は、前記第1の電圧を所定の電圧に固定し、点灯後は、前記光源駆動部の入力電圧と出力電圧の差が所定の値になるように前記第1の電圧を調整する、電子機器。
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