JP2015106277A - 画像処理装置および画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示されている画像を記録装置へ記録する場合、あるいは外部機器へ転送する場合等、当該画像のデータ容量を直感的にコントロールする。【解決手段】表示部140と、表示部140に設けられた、ユーザによって指示された2点の間隔が拡大する変化および縮小する変化のうち、少なくとも一方の変化を検出する検出部と、変化に基づいて、表示部に表示された画像の画像データの圧縮率を決定する決定部とを備える画像処理装置100を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理装置の制御プログラムに関する。
手元ツールに表示された画像を共有表示装置に表示する場合に、見やすい表示サイズに変更する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2012―203485号公報
表示されている画像を記録装置へ記録する場合、あるいは外部機器へ転送する場合等、当該画像のデータ容量を直感的にコントロールしたい状況は多くあるが、一般的には画像のピクセルサイズを変更することにより対処していた。
本発明の第1の態様における画像処理装置は、表示部と、表示部に設けられた、ユーザによって指示される2点の間隔が拡大する変化および縮小する変化のうち、少なくとも一方の変化を検出する検出部と、変化に基づいて、表示部に表示された画像の画像データの圧縮率を決定する決定部とを備える。
本発明の第2の態様における画像処理装置の制御プログラムは、表示部に画像を表示する表示ステップと、表示部に設けられた検出部によって、ユーザによって指示される2点の間隔が拡大する変化および縮小する変化のうち、少なくとも一方の変化を検出する検出ステップと、変化に基づいて、表示部に表示された画像の画像データの圧縮率を決定する決定ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るシステムの利用状況の例を示す図である。 システムの構成を示すブロック図である。 ピンチ動作による画面表示の推移を示す図である。 他の例のピンチ動作による画面表示を示す図である。 逆ピンチ動作による画面表示の推移を示す図である。 送信動作による画面表示の推移を示す図である。 他の例の送信動作による画面表示を示す図である。 タブレット端末の一連の処理を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るシステムの利用状況の例を示す図である。本システムにおいては、画像処理装置としてのタブレット端末100から、無線通信により画像データを大型ディスプレイ200へ送信して、当該画像データに係る画像を大画面で鑑賞するシステムを想定する。タブレット端末100は、スマートフォン、ゲーム端末、デジタルカメラなどであっても良い。
タブレット端末100は、さまざまな画像データを保持している。ユーザは、読み出した画像データを画像として、タブレット端末100が備える端末表示パネル140に表示させることができる。端末表示パネル140は、例えば8インチ程度の液晶パネルであり、タブレット端末100のユーザが個人的に当該画像を鑑賞する場合には適するものの、複数人で鑑賞する場合にはサイズが小さいと感じることが往々にしてある。
そこで、本実施形態においては、より高精細で迫力のある画像を鑑賞すべく、例えばリビングに据え付けられている大型ディスプレイ200に、タブレット端末100が保持する画像データを無線送信する。大型ディスプレイ200は、受信した画像データを処理して、鑑賞表示パネル240に画像を大きく映し出す。鑑賞表示パネル240は、例えば80インチ程度の液晶パネルであり、例えば800万画素程度の表示画素を有する。鑑賞表示パネル240は、画像を大写しできれば液晶パネルに限らず、有機ELパネルであっても良く、プロジェクターとスクリーンの組み合わせなどであっても良い。
大型ディスプレイ200には、外部装置としての記録媒体320が接続されている。記録媒体320は、例えばUSBにより接続されるハードディスクドライブである。ユーザは、大型ディスプレイ200へ送信した画像データを、記録媒体320へ記録することができ、記録後は、タブレット端末100が手元に無くても当該画像データの画像を大型ディスプレイ200で鑑賞することができる。
近時の画像データは、撮像素子の高性能化に伴い、データ容量(ファイルサイズ)が大変大きくなっている。したがって、画像データをそのままのデータ容量で送信すると、通信の負荷が大きくなり、表示までに時間を要する原因となる。そこで、データ容量を小さくすべく、タブレット端末100は、送信する画像データの圧縮率を変更してから画像データを送信する。圧縮率を大きくすれば、データ容量を小さくすることができる。一方で、圧縮率を大きくしすぎると、画質が低下してしまう。あまりに画質が低下してしまうと、大画面で迫力ある画像を鑑賞するという目的に反してしまう。どれくらいの画質を維持すべきかは、表示する鑑賞表示パネル240の性能、表示対象画像の内容、ユーザの好みなどの要因によって決定される。そこで、本実施形態においては、画像データの送信時に、ユーザが、タブレット端末100のタッチパネル150を操作することにより圧縮率を決定する。
タッチパネル150は、端末表示パネル140に重ねて配置された、例えば静電容量型の、マルチタッチ検出可能デバイスである。タブレット端末100は、対象画像を端末表示パネル140に表示している間、ユーザのピンチ動作の有無を検出する。ピンチ動作は、例えば親指と人差し指による2点接触の、接触する2点間の距離を縮める動作である。なお、タブレット端末100は、逆ピンチ動作の有無も検出できる。逆ピンチ動作は、接触する2点間の距離を拡げる動作である。また、タブレット端末100は、2点の接触点の距離を拡大する動作、もしくは縮小する動作(すなわち拡縮動作)であるピンチ動作、逆ピンチ動作に限らず、短時間接触のタップ動作、滑り接触のスライド動作など、さまざまな入力を検出できる。なお、以下の説明においては、逆ピンチ動作を含めて単にピンチ動作と表現する場合がある。
ユーザは、タッチパネル150に対してピンチ動作を行うことにより、圧縮率を大きくする指示を与えることができる。さらに、ピンチ動作の動作量、すなわち、接触する2点間の距離をどれくらい狭くするかにより、その圧縮率を調整することができる。具体的には後述するが、タブレット端末100は、ピンチ動作に伴って表示画像および指標の少なくともいずれかを動的に変化させる。ユーザは、表示画像、指標の変化により、その調整量を逐次的かつ直感的に視認することができる。
図2は、タブレット端末100と大型ディスプレイ200とを含むシステムの構成を示すブロック図である。タブレット端末100は、タブレット制御部110により統括的に制御される。タブレット制御部110は、システムメモリ112を備える。システムメモリ112は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等により構成される。システムメモリ112は、タブレット端末100の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、タブレット端末100の非動作時にも失われないように記録している。タブレット制御部110は、定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ160に展開して、タブレット端末100の制御に利用する。
端末通信部120は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信プロトコルを採用する通信部であり、大型ディスプレイ200を含む外部機器とのデータの授受を担う。本実施形態においては無線通信を前提として説明するが、例えばHDMI(登録商標)などの有線通信規格を採用しても良い。
記録媒体IF130は、着脱可能な記録媒体310を接続するためのインターフェースである。記録媒体310は、例えばSDカードである。記録媒体310は、表示対象となる画像データを1ファイル以上記録する容量を有する。
端末表示パネル140は、上述の通り例えば液晶パネルであり、タブレット制御部110が生成した画像信号を視認可能な画像として表示する。タッチパネル150は、上述の通り端末表示パネル140に重畳して配置され、接触信号をタブレット制御部110へ出力する。タブレット制御部110は、タッチパネル150の出力を得て、ユーザの接触座標、短時間あたりの変化量等の演算を行う。
内部メモリ160は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ160は、ワークメモリ、バッファメモリ等としての機能を担う。
画像処理部170は、記録媒体310から読み出された画像データを、端末表示パネル140で表示可能な画像信号に変換したり、決定された圧縮率に従って圧縮処理を行ったりする。撮像部180は、タブレット端末100が自ら画像データを生成する場合に用いられるユニットであり、被写体像を光電変換して画像信号を生成する。生成した画像信号はタブレット制御部110を介して画像処理部170へ送られ、記録媒体310へ記録される。なお、撮像部180により取得された画像データは、内部メモリ160に一時的に記憶され、端末表示パネル140に画像として表示されることもある。この場合、当該画像データは、記録媒体310に記録されることなく、大型ディスプレイ200へ送信される対象画像となり得る。
大型ディスプレイ200は、ディスプレイ制御部210により統括的に制御される。ディスプレイ制御部210は、システムメモリ212を備える。システムメモリ212は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等により構成される。システムメモリ212は、大型ディスプレイ200の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、大型ディスプレイ200の非動作時にも失われないように記録している。ディスプレイ制御部210は、定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ260に展開して、大型ディスプレイ200の制御に利用する。
ディスプレイ通信部220は、端末通信部120に対応する通信部であり、タブレット端末100とのデータの授受を担う。記録媒体IF230は、着脱可能な記録媒体320を接続するためのインターフェースである。記録媒体320は、例えば上述のようにハードディスクドライブである。他にも、BD−R等の光学ディスク、SDカードであっても良く、また、複数の記録媒体に対応する構成であっても良い。記録媒体320は、受信する画像データを1ファイル以上記録する容量を有する。
端末表示パネル140は、上述の通り例えば液晶パネルであり、タブレット制御部110が生成した画像信号を視認可能な画像として表示する。タッチパネル150は、上述の通り端末表示パネル140に重畳して配置され、接触信号をタブレット制御部110へ出力する。タブレット制御部110は、タッチパネル150の出力を得て、ユーザの接触座標、短時間あたりの変化量等の演算を行う。
内部メモリ160は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ160は、ワークメモリ、バッファメモリ等としての機能を担う。鑑賞表示パネル240上述の通り例えば液晶パネルであり、ディスプレイ制御部210が生成した画像信号を視認可能な画像として表示する。
内部メモリ260は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ160は、ワークメモリ、バッファメモリ等としての機能を担う。画像処理部270は、タブレット端末100から受信した画像データおよび記録媒体310から読み出された画像データを、鑑賞表示パネル240で表示可能な画像信号に変換する。
図3は、ピンチ動作による端末表示パネル140の画面表示の推移を示す図である。図3(a)は、対象画像500が端末表示パネル140に表示された状態を示す。ユーザは、この画像データデータ容量を減らして大型ディスプレイ200へ送りたい場合に、タッチパネル150上で2本の指を矢印方向へ滑らせるピンチ動作を行う。
図3(b)は、ピンチ動作により画面表示が変化した状態を示す。タブレット制御部110は、ピンチ動作が開始されたことを検出すると対象画像500を半透明画像501へ変更し、これに重ねて、接触する2点間の距離に対角距離を一致させた縮小画像502を表示する。すなわち、タブレット制御部110は、検出した2点間の拡縮に同期して動的に縮小画像502を生成し、端末表示パネル140に表示する。さらに、タブレット制御部110は、許容される縮小の限界を示す指標である縮小限界枠503を表示する。ユーザが縮小限界枠503を超えてピンチ動作を行った場合は、タブレット制御部110は、一旦は縮小画像502を生成して表示しても、弾くような態様、もしくは伸びたバネが復元するような態様により縮小限界枠503に一致する大きさまで縮小画像502を拡大して戻す。
タブレット制御部110は、半透明画像501を表示するタイミングに同期して、画質バー504を表示する。画質バー504は、ピンチ動作に伴って如何なる圧縮率が決定されるかを視覚的に示す指標である。なお、表示画面上では、直接的に「圧縮率」により指標を表示することもできるが、図3(b)の例では、より直感的な「画質」として表示している。圧縮率を大きくすると画質は低下し、圧縮率を小さくすると高い画質が維持される。したがって、ピンチ動作量が大きければ、画質は「低」であり、その場合の圧縮率は大きく設定される。一方、ピンチ動作量が小さければ、画質は「高」であり、その場合の圧縮率は小さく設定される。タブレット制御部110は、ピンチ動作量により圧縮率を決定する。
図4は、他の例のピンチ動作による端末表示パネル140の画面表示を示す図である。図3の例では表示画像を縮小して圧縮率を直感的に示したが、図4の例では、表示画像を縮小するのではなく、タブレット制御部110は、接触する2点間の距離に対角距離を一致させたピンチ枠511を対象画像500に重畳表示する。また、図3の例と同様に縮小限界枠503を併せて表示する。このような指標を表示することによっても、ユーザは圧縮率を直感的に把握することができる。
図4の例においては、タブレット制御部110は、対象画像500の境界近傍、ピンチ枠511の近傍、縮小限界枠503の近傍に画質に相当する数値を重畳表示する。例えば、縮小限界枠503が、元のデータ容量に対してデータ容量を30%程度に圧縮する処理を表す場合には、縮小限界枠503の近傍に「30」と表示する。このように数値を表示すれば、ユーザはピンチ枠511の近傍に示された数値により、圧縮率を視覚的にも定量的にも把握することができる。なお、対象画像500の境界近傍に示す数値は、画質が元の画質に対して劣化しないことを表す「100」と表示しても良い。
図3および図4の例では、ピンチ動作によりデータ容量を小さくする場合を説明したが、逆ピンチ動作により、圧縮率を初期設定から小さい値に変更することもできる。図5は、逆ピンチ動作による端末表示パネル140の画面表示の推移を示す図である。
図5(a)は、メニュー画面のひとつである、画質初期設定画面を表す。画質初期設定画面は、メニュー項目の呼び出しにより表示される画面であり、ピンチ動作がなされることなく送信のみが指示された場合の圧縮率が予め選択される画面である。
例えば、選択可能な項目として「最高画質」「高画質」「標準画質」「低画質」が用意されている。ユーザは、タップ動作によりこれらの中から一つを選択することができる。ここでは、「標準画質」が選択されている場合を例に説明する。
図5(b)は、ユーザが、タッチパネル150上で2本の指を矢印方向へ滑らせる逆ピンチ動作を行う様子を示す。図5(c)は、逆ピンチ動作により画面表示が変化した状態を示す。タブレット制御部110は、逆ピンチ動作を検出すると、対象画像500をその動作量に応じて拡大した拡大画像520を表示する。なわち、タブレット制御部110は、検出した2点間の拡縮に同期して動的に拡大画像520を生成し、端末表示パネル140に表示する。また、タブレット制御部110は、接触する2点間の距離に対角距離を一致させたピンチ枠511を拡大画像520に重畳表示する。
さらに、タブレット制御部110は、逆ピンチ動作の開始時における2点間の距離に体格距離を一致させた初期設定枠521、および、許容される拡大の限界を示す指標である拡大限界枠522を表示する。初期設定枠521は、画質初期設定画面で選択された画質に対応する指標である。図の例では、画質初期設定画面で選択された「標準画質」を表す「標準」の文字が初期設定枠521の近傍に表示されている。
拡大限界枠522は、許容される拡大の限界を示す指標である。拡大限界枠522は、最低の圧縮率が適用される場合を表し、拡大限界枠522の近傍には「最高」の文字が表示されている。タブレット制御部110は、ピンチ枠511が拡大限界枠522まで拡げられた場合には、対象画像の画像データに可逆圧縮を適用することを決定する。
図6は、送信動作による端末表示パネル140の画面表示の推移を示す図である。図6の例は、図3(b)の例においてピンチ動作が停止した状態からの推移を表す。
図6(a)は、タブレット制御部110がピンチ動作の停止を検出した直後の様子を示す図である。タブレット制御部110は、ピンチ動作の停止を検出したら、縮小画像502の動的な生成を停止し、ピンチ動作におけるそのときの2点間の距離を確定する。そして、確定した距離に応じた圧縮率を決定し、決定した圧縮率に対応する画質をテキスト表示する(図の例では「標準」)。
タブレット制御部110は、ユーザからのスライド動作を受け付ける。図6(b)は、ユーザがスライド動作により矢印方向へ縮小画像502を平行移動させる様子を示す。タブレット制御部110は、ユーザのスライド動作を検出し、その動作に同期させて縮小画像502を平行移動させる。タブレット制御部110は、端末表示パネル140の端部から掃き出すように縮小画像502を画面上から退去させる。タブレット制御部110は、この表示遷移に同期させて、圧縮処理した画像データを大型ディスプレイ200へ送信する。
画像データを送信するときのスライド動作の方向は、予め特定の方向に定めておいても良いし、送信先となる機器の向きを検知してその方向に定めても良い。また、送信先機器の候補が複数ある場合には、特定の候補機器の方向に向けて縮小画像502をスライドされたときに、当該候補機器に画像データを送信するようにしても良い。
図7は、他の例の送信動作による端末表示パネル140の画面表示を示す図である。図6と同様に、図7の例は、図3(b)の例においてピンチ動作が停止した状態からの推移を表す。
タブレット制御部110は、ピンチ動作の停止を検出したら、縮小画像502の動的な生成を停止し、ピンチ動作におけるそのときの2点間の距離を確定する。そして、確定した距離に応じた圧縮率を決定し、決定した圧縮率に対応する画質をテキスト表示する(図の例では「標準」)。そして、送信ボタン530を表示して、ユーザからのタッチ動作を待つ。タブレット制御部110は、送信ボタン530がタッチされたことを検出したら、圧縮処理した画像データを大型ディスプレイ200へ送信する。
なお、本実施形態においては、対象画像の画像データに対して決定された圧縮率に従った圧縮処理を施すが、画像データのピクセル数を変更する処理は行わない。すなわち、画像を表現する有効画素データを増減するデータ変更は行わない。例えば有効画素数が800万画素の画像データを200万画素に減じる画像処理を施せば、データ容量が小さくなり通信負荷も軽減できるが、大画面で鑑賞する目的を鑑みれば、有効画素数を削減せず、800万画素の画像を表示する方が得策である。ただし、鑑賞表示パネル240の表示可能ピクセル数が、送信する画像データの有効画素数を下回ることが予め把握できている場合などにおいては、同時に有効画素数を減じる処理を施しても良い。すなわち、画像データの送信先機器の特性、送信目的等に応じて、有効画素数の増減も許容するか否かを決定しても良い。
図8は、タブレット端末100の一連の処理を示すフロー図である。図のフローは、タブレット端末100の電源がオンにされて、周辺機器との通信を確立した段階から開始する。
タブレット制御部110は、ステップS101において、画像データの送信先となり得る候補機器を受け付ける。本実施形態においては、大型ディスプレイ200を送信先機器として受け付ける。タブレット制御部110は、ステップS102へ進み、受け付けた候補機器に対応する適用テーブルをシステムメモリ112から読み出す。
ここで適用テーブルとは、予め候補機器に対応して作成された、ピンチ動作量と圧縮率を対応させるルックアップテーブルである。例えば、画像データを送信する目的が上述の例のように大型ディスプレイで表示することであれば、いち早く送信が完了することが望ましいことが多い。この場合、許容する圧縮幅は大きく設定される。すなわち、多少画質が悪くても、大きく圧縮して送信時間を短縮することを許容する。一方、画像データを送信する目的が外部記録媒体に記録することであれば、送信の完了までに多少時間を要しても、あまり大きな圧縮を許容しない方が好ましい。この場合、許容する圧縮幅は小さく設定される。したがって、送信する機器に応じて、ピンチ動作量に対する圧縮率を異ならせることが好ましい。適用テーブルは、同一のピンチ動作であっても、出力先の外部機器に応じて圧縮率を異ならせるために作成されている。
タブレット制御部110は、ステップS103へ進み、対象画像を端末表示パネル140に表示する。そして、ステップS104でピンチ動作の検出を待つ。すなわち、画像表示中は、タッチパネル150の出力を監視する(検出されない場合は、ステップS103へ戻る)。
タブレット制御部110は、ピンチ動作を検出したらステップS105へ進み、例えば図3を用いて説明した態様により、画像処理部170を用いて表示処理を実行する。そして、ピンチ動作が停止されたと判断したら経時を開始する。ステップS106では、停止時間が予め定められた時間t(例えば、1秒)を経過したか否かを判断する。時間tを経過していなければステップS104へ戻る。
タブレット制御部110は、時間tが経過したと判断したら、ステップS102で読み出した適用テーブルを用いて、ピンチ動作量に応じた圧縮率を決定する。そして、ステップS107へ進み、例えば図6を用いて説明した態様により、送信指示がなされたか否かを判断する。送信指示がなされなかったと判断したら、ステップS103へ戻る。
タブレット制御部110は、送信指示がなされたと判断したら、ステップS108へ進み、画像処理部170を用いて、決定した圧縮率に従った圧縮処理を対象画像データに施す。そして、ステップS109へ進み、圧縮処理を施した画像データを大型ディスプレイ200へ送信し、一連の処理を終了する。
以上で説明した本実施形態においては、決定した圧縮率に従った圧縮処理をタブレット制御部110が実行したが、画像データを送信する目的等に応じて、送信先機器側で圧縮処理を実行する構成であっても構わない。この場合、画像データを送信する側であるタブレット端末100は、自ら保持する画像データをそのまま送信すると共に、決定した圧縮率データをリンクさせて送信すれば良い。
また、以上で説明した本実施形態においては、静止画像データを例に説明したが、対象画像データは動画像データであっても良い。動画像データを対象とする場合は、縮小画像502および拡大画像520を生成する場合に、特定の1フレームを処理対象としても良いし、動画再生に同期して逐次対象フレームを更新しても良い。
また、以上で説明した表示態様は、さまざまなバリエーションを採用し得る。例えば、着色を施したり、動きを与えたり、アイコンを添えたりすることもできる。例えばピンチ枠511は、単純な矩形指標に限らず、四隅を鍵状に表現することもできる。
以上の本実施形態においては、ユーザによる拡縮動作を検出するデバイスとしてタッチパネル150を例に説明したが、ユーザが指示する2点の間隔の拡大および縮小の少なくともいずれかの変化を検出する検出部を構成するデバイスは、これに限らない。タッチパネルのようにユーザの指が物理的に接触したことを検出するものでなく、ユーザの指が近接したときにその位置が検出できるデバイスであっても良い。具体的には、マトリックス状に配列された磁気センサあるいは静電容量型センサであったり、表示部の画素間からユーザの指を撮影する撮像素子であったりすることができる。また、赤外線を用いた、微小なフォトダイオードリフレクターを配列しても良い。より簡単には、ユーザに向けられた広角のカメラユニットを表示部周辺に設けることもできる。
ユーザによる2点の指示は、指による指示に限らず、タッチペンなどの器具を介した指示であっても良い。また、検出部を、指のスケールに限らず、右手と左手による指示のような大きなスケールを検出するように構成しても良く、逆に、小さなスケールを検出するように構成しても良い。また、検出部が検出する2点の間隔の変化は、始点と終点の差分として検出される拡大および縮小、あるいはある時点におけるベクトルの向きに限らず、変化量を含む概念である。例えば、予め定められた期間の変化量を積分することにより、その積分値がプラスであるかマイナスであるかにより拡大および縮小を判定することができる。このような判定によれば、例えば動作の途中で瞬間的に縮小方向(拡大方向)への動きが検出されたとしても、ひとつの動作全体として拡大方向(縮小方向)への動きであることが判定できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。本実施形態においては、いくつかの例によりタブレット端末100の動作を説明したが、それぞれの例はもちろん互いに組み合わせて実行することもできる。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 タブレット端末、110 タブレット制御部、112 システムメモリ、120 端末通信部、130 記録媒体IF、140 端末表示パネル、150 タッチパネル、160 内部メモリ、170 画像処理部、180 撮像部、200 大型ディスプレイ、210 ディスプレイ制御部、212 システムメモリ、220 ディスプレイ通信部、230 記録媒体IF、240 鑑賞表示パネル、260 内部メモリ、270 画像処理部、310 記録媒体、320 記録媒体、500 対象画像、501 半透明画像、502 縮小画像、503 縮小限界枠、504 画質バー、511 ピンチ枠、520 拡大画像、521 初期設定枠、522 拡大限界枠、530 送信ボタン

Claims (9)

  1. 表示部と、
    前記表示部に設けられた、ユーザによって指示された2点の間隔が拡大する変化および縮小する変化のうち、少なくとも一方の変化を検出する検出部と、
    前記変化に基づいて、前記表示部に表示された画像の画像データの圧縮率を決定する決定部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記決定部で決定された前記圧縮率に応じて圧縮した画像データを生成する生成部を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記生成部は、前記画像データのピクセル数を変更しない請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データを外部機器へ出力する出力部を備え、
    前記決定部は、前記変化と出力先の前記外部機器とに基づいて、前記圧縮率を異ならせる請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示部は、前記変化に基づいて変化する指標を前記画像に重ねて表示する請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示部は、前記変化に基づいて変化し得る限界を示す限界指標を前記画像に重ねて表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記決定部は、最低の圧縮率に対応する前記変化が前記検出部によって検出された場合、前記画像データに適用する圧縮形式を可逆圧縮に決定する請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記検出部は、前記ユーザが接触する前記2点を検出するタッチパネルを含む請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 表示部に画像を表示する表示ステップと、
    前記表示部に設けられた検出部によって、ユーザによって指示される2点の間隔が拡大する変化および縮小する変化のうち、少なくとも一方の変化を検出する検出ステップと、
    前記変化に基づいて、前記表示部に表示された画像の画像データの圧縮率を決定する決定ステップと
    をコンピュータに実行させる画像処理装置の制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017182343A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 ブラザー工業株式会社 プログラムおよび情報処理装置

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