JP2015105933A - 荷重付加装置及びトルク校正装置 - Google Patents

荷重付加装置及びトルク校正装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウエイトを連鎖させることなく任意数のウエイトの荷重を付加する。【解決手段】昇降ステージ62の下方に複数の従動ステージ64を、各従動ステージ64が一つ上のステージから吊り下げられるように上下方向に並べて複数配置し、各ステージの支持アーム621、641でウエイト100を支持する。昇降ステージ62を下方に下降すると、各従動ステージ64も下降し、ウエイト100は、下のものから順に、各ウエイト100が順次積み重ねられる形態でシャフト下端の支持盤613の上に載せ置かれて、ステージによる支持を離れ、支持盤613を介してシャフト61にウエイト100の荷重を付加する。一方、ウエイト100を支持盤613に載せ置いたステージは、支持アーム621、641が、支持していたウエイト100とその一つ下のウエイト100の間に位置する高さで、一つ下のステージ上に載せ置かれて下降を停止する。【選択図】図5

Description

本発明は、校正用の荷重を被校正装置に付加するために用いられる荷重付加装置に関するものである。
校正用の荷重を被校正装置に付加するために用いられる荷重付加装置としては、図8に示すような検量装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
図8において、304は本検量装置によって荷重を加える被荷重体のアーム、305はアーム304の先端に吊り下げられるシャフト、305aはシャフトの下端に取り付けられたウエイト受板、326は複数のウエイトである。
また、325は、図示を省略した駆動部によって上下移動が駆動されるリフトアーム、326aは最上段のウエイト326の上部に取り付けられたフックであり、フック326aはリフトアーム325に吊り上げられる。また、326bは最下段のものを除く各ウエイト326の側部に設けられた連結ピン、326cは最上段のものを除いて各ウエイト326の側部に設けられた連結フックである。
このような構成において、リフトアーム325を図8aに示す所定高さに設定すると、連結ピン326bと連結フック326cにより連結されたすべてのウエイト326が間隔をあけて、シャフト305の下端のウエイト受板305aの上方に吊り上げられ、被荷重体のアーム304にウエイト326の荷重は一切加わらない。
一方、この状態から、リフトアーム325を下降させると、下降に伴って、最下段のウエイト326から順々に、各ウエイト326がシャフト305の下端のウエイト受板305a上に載置されるようになり、被荷重体のアーム304にウエイト受板305a上に載置された分のウエイト326の荷重が付加されていき、やがて、図8bに示すように全てのウエイト326がウエイト受板305a上に載置され、全てのウエイト326の荷重が被荷重体のアーム304に付加される。
したがって、この検量装置によれば、リフトアーム325の高さを制御することにより、任意数のウエイト326の荷重を被荷重体のアーム304に付加することができる。
特開平9-113396号公報
荷重付加装置によって、軽量な荷重を付加する場合、ウエイトの大きさも小さくならざるを得ず、数百gオーダー以下のウエイトを用いる場合には、各ウエイトを連鎖させるための構造(図8における連結ピン326bや連結フック326cなど)を各ウエイトに設けることが困難となる。
そこで、本発明は、各ウエイトを連鎖させることなく任意数のウエイトの荷重を付加できる荷重付加装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、複数のウエイトと、シャフトとを備え、シャフトに任意数のウエイトの荷重を付加する荷重付加装置に、各ウエイトに対応して設けた、上下方向に並べて配置された、上下方向に移動可能な複数のステージと、一番上のステージを所定の上方位置と所定の下方位置との間で昇降する昇降機構と、一番下のステージが所定の最下位置まで下降したときに、当該一番下のステージを支持するベースと、前記シャフトの下端に設けられた、ウエイトを上面上に支持することのできる支持部とを設けたものである。ここで、上下に隣接する各二つのステージは、上のステージで下のステージを上下方向に所定の間隔をあけて吊り下げるための釣支部材で連結しており、前記釣支部材は、前記隣接する二つのステージが、上のステージが下のステージの上に重なる位置まで上下方向に接近することを妨げない。また、前記一番上のステージが上方位置にあるときに、各ステージは一つ上のステージに吊り下げられた形態で、対応するウエイトを、前記シャフトの下端の支持部の上方の位置に支持し、前記一番上のステージの上方位置からの下降に従動した、各ステージの前記シャフトの下端の支持部の上面より低い位置への下降に伴い、当該ステージに支持されたウエイトは、各ウエイトが順次積み重ねられる形態でシャフト下端の支持部の上に載せ置かれると共に、前記シャフトの下端の支持部の上面より低い位置に移動したステージは、一番下のステージについては、前記ベースに支持されて下降を停止し、一番下のステージ以外のステージについては、一つ下のステージの上に重なって、前記支持部に載せ置かれた一つ下のステージに対応するウエイトより上方の高さで下降を停止する。
ここで、このような荷重付加装置において、前記各ウエイトは、下面に設けられた上方にへこんだ凹部と、上面に設けられた、当該上面に前記ウエイトが上方より載せ置かれるときに当該載せ置かれる前記ウエイトの凹部に嵌り込む、上方に盛り上がった凸部とが設けられているものとしてもよい。
また、前記課題達成のために、本発明は、複数のウエイトと、シャフトとを備え、シャフトに任意数のウエイトの荷重を付加する荷重付加装置に、各ウエイトに対応して設けた、上下方向に並べて配置された、上下方向に移動可能な複数のステージと、一番上のステージを所定の上方位置と所定の下方位置との間で昇降する昇降機構と、一番下のステージが所定の最下位置まで下降したときに、当該一番下のステージを支持するベースと、前記シャフトに上下方向に並べて設けた、それぞれが前記ステージの各々に対応する、各々一つのウエイトを支持することのできる支持部とを設けたものである。ここで、上下に隣接する各二つのステージは、上のステージで下のステージを上下方向に所定の間隔をあけて吊り下げるための釣支部材で連結しており、前記釣支部材は、前記隣接する二つのステージが、上のステージが下のステージの上に重なる位置まで上下方向に接近することを妨げない。また、前記一番上のステージが上方位置にあるときに、各ステージは一つ上のステージに吊り下げられた形態で、対応するウエイトを、対応する支持部の上方の位置に支持し、前記一番上のステージの上方位置からの下降に従動して、各ステージは下のステージより順に、対応する支持部の上面より低い位置へ下降する。そして、各ステージの対応する支持部の上面より低い位置への下降に伴い、当該ステージに支持されたウエイトは対応する支持部の上に載せ置かれて支持されると共に、対応する支持部の上面より低い位置に移動したステージは、一番下のステージについては、前記ベースで支持されて下降を停止し、一番下のステージ以外のステージについては、一つ下のステージの上に重なって、一つ下のステージに対応する支持部に載せ置かれた一つ下のステージに対応するウエイトより上方の高さで下降を停止する。
ここで、この荷重付加装置において、前記各ウエイトは下面に上方にへこんだ凹部を有し、前記シャフトの各支持部は、上面に設けられた、当該上面に前記ウエイトが上方より載せ置かれるときに前記ウエイトの凹部に嵌り込む、上方に盛り上がった凸部を有するものであってよい。
ここで、以上の荷重付加装置は、トルク計を校正するトルク校正装置などに用いることができる。
すなわち、この場合には、たとえば、トルク校正装置に、水平方向の軸を回転軸とするアームを設け、前記アームに前記荷重付加装置の前記シャフトが吊り下げ、前記アームの回転軸には、前記トルク計を連結するようにすればよい。
以上のような荷重付加装置によれば、各ウエイトを連鎖させないため、各ウエイトを連鎖させるための構造が必要なくなり、軽量なウエイトを用いた荷重付加装置を支障なく実現することができる。また、一番上のステージをを上下一軸方向に移動するだけの簡易な制御で、任意数のウエイト分の荷重をシャフトに付加することができる。
以上のように、本発明によれば、各ウエイトを連鎖させることなく任意数のウエイトの荷重を付加できる荷重付加装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るトルク校正装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷重付加装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るシャフトとウエイトの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る昇降ステージと従動ステージの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷重付加装置の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷重付加装置の他の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る荷重付加装置の他の構成例の動作を示す図である。 従来の荷重付加装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るトルク校正装置の構成を示す。
ここで、図1aがトルク校正装置の正面を、図1bがトルク校正装置の上面を、図1cがトルク校正装置の右側面を表している。
図示するように、トルク校正装置は、被校正装置であるトルク計1、カップリングを介してトルク計1の一方の軸に連結した反動軸受2、カップリングを介してトルク計1の他方の軸に回転軸が連結したアーム3、アーム3を揺動可能に支持するアーム軸受4、アーム3の回転軸に連結した参照用トルクメータ5、荷重付加装置6、移動機構7を備えている。
ここで、図1dに拡大して示すように、荷重付加装置6は、荷重付加装置6が荷重を付加するシャフト61を備え、シャフト61の上端には逆三角錐形状の係合部611が設けられている。
一方、アーム3の下部には、シャフト吊下部31が複数設けられており、各シャフト吊下部31の下面には、左右方向に伸びる、下辺が上辺より小さい台形形状の断面を有する溝が設けられている。また、このシャフト吊下部31の下面の溝は、荷重付加装置6のシャフト61の上端の係合部611を、遊びをもって左右方向から挿入することのできる形状を有している。
そして、移動機構7によって荷重付加装置6を左右に移動して、図1dに示すように、荷重付加装置6のシャフト61の係合部611を、シャフト吊下部31の溝に挿入した上で、移動機構7によって荷重付加装置6を下方に移動することにより、図1eに示すように、荷重付加装置6のシャフト61の係合部611の側面が、アーム3の下部のシャフト吊下部31の溝の側面によって支持される形態で、荷重付加装置6のシャフト61がアーム3に吊り下げられる。
ここで、このようなトルク校正装置によるトルク計1の校正は、上述のようにして荷重付加装置6のシャフト61をアーム3に吊り下げた状態で、荷重付加装置6でシャフト61に付加する荷重を変化させながら、トルク計1の計測値を評価することにより行う。このとき、図1のように参照用トルクメータ5を備える場合もある。なお、反動軸受2は、中立回転角にトルク計1の軸の回転角を維持する動作等を行う。
以下、荷重付加装置6の詳細について説明する。
図2に、荷重付加装置6の構成を示す。
ここで、図2aが荷重付加装置6の正面を、図2bが荷重付加装置6の右側面を表している。
図2に示すように、荷重付加装置6は、ベース60と、上述した上端に係合部611が設けられたシャフト61を備えている。また、シャフト61の係合部611の幾分下方には逆三角錐形状の第2係合部612が設けられており、アーム3に吊り下げられていない状態においてシャフト61は、第2係合部612の側面が、ベース60の上部に設けた下辺が上辺より小さい台形形状の断面を有する孔601の側面によって支持された形態で、ベース60によって支持される。
一方、アーム3に吊り下げられている状態では、シャフト61はベース60に対して相対的に上方に移動し、第2係合部612はベース60と非接触となり、シャフト61の荷重の全てがアーム3に付加されるようになる。
さて、荷重付加装置6は、昇降ステージ62、昇降ステージ62を上下に移動する昇降機構63、複数の従動ステージ64、昇降ステージ62と複数の従動ステージ64の上下方向の移動を案内するガイドポール65、昇降ステージ62と複数の従動ステージ64との各ステージに1対1に対応して設けたウエイト100とを備えている。なお、昇降機構63としては、たとえば、ボールネジ機構などを用いることができる。
ここで、図2に示した初期状態において、各ウエイト100は対応する昇降ステージ62や従動ステージ64によって支持されており、シャフト61にはウエイト100の荷重は加わらない。
ここで、図3aに、シャフト61の構造を示す。
図示するように、シャフト61の上端には係合部611が設けられ、係合部611の幾分下方には第2係合部612が設けられている。
そして、シャフト61の下端にはシャフト61からフランジ状に水平方向に広がった上方より見て円形の支持盤613が配置されている。
ここで、支持盤613は、上面が中心に向かって上方に盛り上がったドーム状、もしくはテーパ状の形状を有している。
次に、図3bに、ウエイト100の形状を示す。図3b1がウエイト100の正面を、図3b2がウエイト100の上面を、図3b3がウエイト100の下面を表している。
図示するようにウエイト100は、概略、中心孔を有する円盤状の形状を備えている。また、ウエイト100の下面の中央部には、中心に向かって上方に盛り上がった形状を有する穴が設けられた位置決凹部材101が設けられている。また、ウエイト100の上面の中央部には、上方に盛り上がったドーム状、もしくはテーパ状の形状を有する位置決凸部材102が設けられている。
そして、図3cに示すように、各ウエイト100は中心孔にシャフト61が挿入された形態で、支持盤613の上方に配置される。なお、各ウエイト100の中心孔の径はシャフト61の径より大きく、各ウエイト100はシャフト61に沿って自由に移動することができる。
そして、各ウエイト100は、ステージによって支持された状態では、図2に示したように、対応する支持盤613の上方に位置し、対応する支持盤613に荷重を加えない。
一方、各ウエイト100は、ステージによって支持されなくなると下方に移動し、図3cに示すように、支持盤613の上に順次積み重なった形態で支持盤613によって支持され、支持盤613を介してシャフト61に荷重を加えるようになる。
また、このとき、一番下のウエイト100の下面の位置決凹部材101の穴の形状と、支持盤613の上面のドーム状、もしくはテーパー状の形状とによって、一番下のウエイト100は、支持盤613の中央にその中央が一致するように位置決めされた状態で支持盤613によって支持されるようになる。また、同様に、一番上から下から2番目までの各ウエイト100は、そのウエイト100の下面の位置決凹部材101の穴の形状と、そのウエイト100の一つ下のウエイト100上面の位置決凸部材102のドーム状、もしくはテーパ状の形状とによって、一つ下のウエイト100の中央にその中央が一致するように位置決めされた状態で、一つ下のウエイト100の上に積み重ねられる。
結果、各ウエイト100は、支持盤613の中央にその中央が一致するように位置決めされた状態で支持盤613の上に支持されることとなる。
次に、図4aに昇降ステージ62の構造を示す
ここで、図4a1が昇降ステージ62の正面を、図4a2が昇降ステージ62の上面を表している。
図示するように、昇降ステージ62は、概略、直方体の本体部620の右側にウエイト100を上面で支持するための二つの支持アーム621を設けた形状を備えている。また、本体部620には、ガイドポール65が挿入される貫通孔622を有する。また、本体部620には、昇降機構63と係合して昇降ステージ62を上下移動するための部材623(たとえばボールネジナット)が組み込まれている。
次に、図4bに従動ステージ64の構造を示す
ここで、図4b1が従動ステージ64の正面を、図4b2が従動ステージ64の上面を表している。
図示するように、従動ステージ64は、概略、直方体の本体部640の右側にウエイト100を上面で支持するための二つの支持アーム641を設けた形状を備えている。また、本体部640には、ガイドポール65が挿入される貫通孔642を有する。
また、図4cの右側面方向からみた模式図で示すように、昇降ステージ62の本体部620と、一番下の従動ステージ64を除く各従動ステージ64の本体部640の下部には、下方に突出したフック401が前後に二つ設けられている。ここで、各フック401は、棒状の部材の下端部にフランジを設けた形状を有している。
また、各従動ステージ64の本体部640には、上面に開口を有する穴402が前後に二つ設けられている。そして、昇降ステージ62の下部のフック401は、一番上の従動ステージ64の上面の穴402に挿入されており、各従動ステージ64の下部のフック401は一つ下の従動ステージ64の上面の穴402に挿入されている。
なお、各従動ステージ64において、フック401と穴402の位置は重ならないように、前後方向にずらして設けている。また、ステージ(昇降ステージ62または従動ステージ64)毎にフック401と穴402の位置は前後方向に互い違いの位置となるように設けている
各穴402の上端部の径は、当該穴402に挿入されたフック401の下端のフランジの径より小さく、各穴402の上端部より下方の部分の径は当該穴402に挿入されたフック401の下端のフランジの径より大きく設定されている。
また、フック及び穴402の長さは、図4d1、d2に示すように、フック401のフランジの上面が穴402の上端部の下面に当接する高さから、フック401が下面に設けられている本体部(昇降ステージ62の本体部620または従動ステージ64の本体部640)の下面が、その下の従動ステージ64の本体部640の上面に当接する高さまで、穴402の中を上下に移動することができるように設定されている。
ここで、図4cは、図2に示した、シャフト61にウエイト100による荷重を一切加えていない初期状態を表しており、この初期状態において、図4cに示すように、昇降ステージ62は、昇降ステージ62のフック401のフランジを一番上の従動ステージ64の穴402の上端部の下面に当接させて(引っ掛けて)、一番上の従動ステージ64を吊り下げた状態にあり、一番下の従動ステージ64を除く各受動ステージは、従動ステージ64のフック401のフランジを一つ下の従動ステージ64の穴402の上端部の下面に当接させて(引っ掛けて)、一つ下の従動ステージ64を吊り下げた状態にある。また、一番下の従動ステージ64は、シャフト61の支持盤613の上方に吊り下げられた状態にある。
さて、図5に示すように、図5aに示す初期状態から、昇降ステージ62を昇降機構63で下降させていくと、昇降ステージ62の下降に伴い全ての従動ステージ64が下降し、やがて、図5bに示すように、一番下の従動ステージ64で支持されていたウエイト100がシャフト61の支持盤613上に載せ置かれて、一番下の従動ステージ64による支持を離れ、支持盤613によって支持されるようになり、一番下のウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。また、下降に伴って一番下の従動ステージ64は所定高さでベース60によって支持されるようになり、その位置で下降を停止する。
そして、さらに、昇降ステージ62を昇降機構63で下降させると、図5cに示すように、下から二番目の従動ステージ64で支持されていたウエイト100が、シャフト61の支持盤613で支持されている一番下のウエイト100上に載せ置かれて、下から二番目の従動ステージ64による支持を離れ、支持盤613によって支持されるようになり、一番下のウエイト100の荷重に加え下から二番目のウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。また、下降に伴って下から二番目の従動ステージ64は一番下の従動ステージ64上に載せ置かれて支持されるようになり、その位置で下降を停止する。
以下、同様に、昇降ステージ62の下降に伴って、下のものから順次、ウエイト100の荷重がシャフト61に追加的に付加されていき、下のものから順次、従動ステージ64が一つ下の従動ステージ64に積み重ねられていく。
そして、図5dに示すように、昇降ステージ62を、昇降ステージ62が一番上の従動ステージ64上に載せ置かれて支持される高さまで下降させると、全てのウエイト100が支持盤613上に積み重ねられ、全てのウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。
ここで、各部の形状や配置は、一つ下の従動ステージ64に積み重ねられた従動ステージ64や昇降ステージ62の高さが、支持アーム641、621の高さが、支持していたウエイト100と一つ下の従動ステージ64が支持していたウエイト100との間の高さとなるように設定されている。したがって、従動ステージ64や昇降ステージ62の下降に伴って、支持アーム641、621が、一つ下の従動ステージ64が支持していたウエイト100と干渉することはない。
なお、昇降ステージ62を下降させた状態から上昇させると、以上の動作と逆の動作が行われ、各ウエイト100が上のものから順次、支持盤613で支持されずに昇降ステージ62や従動ステージ64で支持されていくようになる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、各ウエイト100を連鎖させないため、各ウエイト100を連鎖させるための構造が各ウエイト100に必要なくなり、軽量なウエイト100を用いた荷重付加装置6を支障なく実現することができる。また、昇降ステージ62をを上下一軸方向に移動するだけの簡易な制御で、任意数のウエイト100の荷重をシャフト61に付加することができる。
ところで、以上の実施形態では、シャフト61の下端で各ウエイト100を支持するようにしたが、これは、シャフト61の複数の高さ位置でそれぞれウエイト100を支持すようにしてもよい。
すなわち、この場合には、従動ステージ64として、図6aに示す従動ステージ64を用いる。
ここで、図6a1が従動ステージ64の正面を、図6a2が従動ステージ64の上面を、図6bが従動ステージ64の右側面を表している。
図示するように、図6の従動ステージ64は、基本的には、図4に示した従動ステージ64の本体部640の下面と上面の間をスペーサ部材702と上面板703を用いて拡大したものである。また、上面板703には、図4の穴402に代えて貫通孔4021が設けられており、当該貫通孔4021に一つ上の従動ステージ64もしくは昇降ステージ62のフック401が挿入されている。また、貫通孔4021の径は、フック401のフランジの径より小さく、図6b1に示すように、昇降ステージ62や従動ステージ64のフック401のフランジの上面を、一つ下の従動ステージ64の上面板703の貫通孔4021周辺の下面に掛けて、当該一つの下の従動ステージ64を吊り下げたり、図6b2に示すように、昇降ステージ62や従動ステージ64を下降させて一つ下の従動ステージ64の上面板703上に載せ置いたりすることができるようになっている。
また、この場合には、図6cに示すように、シャフト61として、所定の間隔毎に、各ウエイト100に1対1に対応して設けた複数の支持盤613を配置したものを用いる。
そして、シャフト61に荷重を付加しない初期状態では、図6dに示すように、昇降ステージ62の高さを、昇降ステージ62から各従動ステージ64が順次吊り下げられる位置とする。また、このとき、昇降ステージ62や従動ステージ64の高さは、そのステージで支持しているウエイト100が、当該ウエイト100に対応する支持盤613の上方の位置となるように、従動ステージ64の高さや各支持盤613の位置は設定しておく。
そして、図7に示すように、図7aに示す初期状態から、昇降ステージ62を昇降機構63で下降させていくと、昇降ステージ62の下降に伴い全ての従動ステージ64が下降し、やがて、図7bに示すように、一番下の従動ステージ64で支持されていたウエイト100がシャフト61の支持盤613上に載せ置かれて、一番下の従動ステージ64による支持を離れ、一番下の支持盤613によって支持されるようになり、一番下のウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。また、下降に伴って一番下の従動ステージ64は所定高さでベース60によって支持されるようになり、その位置で下降を停止する。
そして、さらに、昇降ステージ62を昇降機構63で下降させると、図7cに示すように、下から二番目の従動ステージ64で支持されていたウエイト100が、下から2番目の支持盤613上に載せ置かれて、下から二番目の従動ステージ64による支持を離れ、下から二番目の支持盤613によって支持されるようになり、一番下のウエイト100の荷重に加え、下から二番目のウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。また、下降に伴って下から二番目の従動ステージ64は一番下の従動ステージ64上に載せ置かれて支持されるようになり、その位置で下降を停止する。
以下、同様に、昇降ステージ62の下降に伴って、下のものから順次、ウエイト100の荷重がシャフト61に追加的に付加されていき、下のものから順次、従動ステージ64が一つ下の従動ステージ64に積み重ねられていく。
そして、図7dに示すように、昇降ステージ62を、昇降ステージ62が一番上の従動ステージ64上に載せ置かれて支持される高さまで下降させると、全てのウエイト100がそれぞれ対応する支持盤613に支持され、全てのウエイト100の荷重がシャフト61に付加される。
なお、昇降ステージ62を下降させた状態から上昇させると、以上の動作と逆の動作が行われ、各ウエイト100が上のものから順次、対応する支持盤613で支持されずに昇降ステージ62や従動ステージ64で支持されていくようになる。
このような図6、7に示した荷重付加装置6によれば、各ウエイト100の荷重がシャフト61の下端に集中することもないため、モーメントの大きなシャフト61の揺れも発生し難くなる。
1…トルク計、2…反動軸受、3…アーム、4…アーム軸受、5…参照用トルクメータ、6…荷重付加装置、7…移動機構、31…シャフト吊下部、60…ベース、61…シャフト、62…昇降ステージ、63…昇降機構、64…従動ステージ、65…ガイドポール、100…ウエイト、101…位置決凹部材、102…位置決凸部材、401…フック、402…穴、601…孔、611…係合部、612…第2係合部、613…支持盤、620…昇降ステージ本体部、621…昇降ステージ支持アーム、622…貫通孔、640・・・従動ステージ本体部、641…従動ステージ支持アーム、702…スペーサ部材、703…上面板。

Claims (5)

  1. 複数のウエイトと、シャフトとを備え、前記シャフトに任意数のウエイトの荷重を付加する荷重付加装置であって、
    各ウエイトに対応して設けた、上下方向に並べて配置された、上下方向に移動可能な複数のステージと、
    一番上のステージを所定の上方位置と所定の下方位置との間で昇降する昇降機構と、
    一番下のステージが所定の最下位置まで下降したときに、当該一番下のステージを支持するベースと、
    前記シャフトの下端に設けられた、ウエイトを上面上に支持することのできる支持部とを有し、
    上下に隣接する各二つのステージは、上のステージで下のステージを上下方向に所定の間隔をあけて吊り下げるための釣支部材で連結しており、
    前記釣支部材は、前記隣接する二つのステージが、上のステージが下のステージの上に重なる位置まで上下方向に接近することを妨げず、
    前記一番上のステージが上方位置にあるときに、各ステージは一つ上のステージに吊り下げられた形態で、対応するウエイトを、前記シャフトの下端の支持部の上方の位置に支持し、
    前記一番上のステージの前記上方位置からの下降に従動した、各ステージの前記シャフトの下端の支持部の上面より低い位置への下降に伴い、当該ステージに支持されたウエイトは、各ウエイトが順次積み重ねられる形態でシャフト下端の支持部の上に載せ置かれると共に、前記シャフトの下端の支持部の上面より低い位置に移動したステージは、一番下のステージについては、前記ベースに支持されて下降を停止し、一番下のステージ以外のステージについては、一つ下のステージの上に重なって、前記支持部に載せ置かれた一つ下のステージに対応するウエイトより上方の高さで下降を停止することを特徴とする荷重付加装置。
  2. 請求項1記載の荷重付加装置であって、
    前記各ウエイトは、下面に設けられた上方にへこんだ凹部と、上面に設けられた、当該上面に前記ウエイトが上方より載せ置かれるときに当該載せ置かれる前記ウエイトの凹部に嵌り込む、上方に盛り上がった凸部とが設けられていることを特徴とする荷重付加装置。
  3. 複数のウエイトと、シャフトとを備え、シャフトに任意数のウエイトの荷重を付加する荷重付加装置であって、
    各ウエイトに対応して設けた、上下方向に並べて配置された、上下方向に移動可能な複数のステージと、
    一番上のステージを所定の上方位置と所定の下方位置との間で昇降する昇降機構と、
    一番下のステージが所定の最下位置まで下降したときに、当該一番下のステージを支持するベースと、
    前記シャフトに上下方向に並べて設けた、それぞれが前記ステージの各々に対応する、各々一つのウエイトを支持することのできる支持部とを有し、
    上下に隣接する各二つのステージは、上のステージで下のステージを上下方向に所定の間隔をあけて吊り下げるための釣支部材で連結しており、
    前記釣支部材は、前記隣接する二つのステージが、上のステージが下のステージの上に重なる位置まで上下方向に接近することを妨げず、
    前記一番上のステージが上方位置にあるときに、各ステージは一つ上のステージに吊り下げられた形態で、対応するウエイトを、対応する支持部の上方の位置に支持し、
    前記一番上のステージの上方位置からの下降に従動して、各ステージは下のステージより順に、対応する支持部の上面より低い位置へ下降し、
    各ステージの対応する支持部の上面より低い位置への下降に伴い、当該ステージに支持されたウエイトは対応する支持部の上に載せ置かれて支持されると共に、対応する支持部の上面より低い位置に移動したステージは、一番下のステージについては、前記ベースで支持されて下降を停止し、一番下のステージ以外のステージについては、一つ下のステージの上に重なって、一つ下のステージに対応する支持部に載せ置かれた一つ下のステージに対応するウエイトより上方の高さで下降を停止することを特徴とする荷重付加装置。
  4. 請求項3記載の荷重付加装置であって、
    前記各ウエイトは下面に上方にへこんだ凹部を有し、
    前記シャフトの各支持部は、上面に設けられた、当該上面に前記ウエイトが上方より載せ置かれるときに前記ウエイトの凹部に嵌り込む、上方に盛り上がった凸部を有することを特徴とする荷重付加装置。
  5. 請求項1、2、3または4記載の荷重付加装置を備えた、トルク計を校正するトルク校正装置であって、
    水平方向の軸を回転軸とするアームを備え、
    前記アームには前記荷重付加装置の前記シャフトが吊り下げられ、
    前記アームの回転軸には、前記トルク計が連結されることを特徴とするトルク校正装置。
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