JP2015105157A - 荷揚装置 - Google Patents

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賢 姫野
香織 野畑
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香織 野畑
恵一 角海
Keiichi Kadoumi
恵一 角海
佐々木 和也
Kazuya Sasaki
和也 佐々木
志朗 横井
Shiro Yokoi
志朗 横井
宏生 梶原
Hiroo Kajiwara
宏生 梶原
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Abstract

【課題】物品の挟み込みに起因した損傷を防止すること。【解決手段】長手方向が上下となるように起立した状態で設置され、左右の両側縁部にそれぞれガイドレール部11aを有した昇降ガイド10と、ガイドレール部11aを介して昇降ガイド10の長手方向に沿って移動可能に支持され、昇降ガイド10を起立させた状態で運搬対象物品が搭載される荷台20とを備えた荷揚装置において、昇降ガイド10は、ガイドレール部11aの相互間に物品の通過を阻止するバッフル板14を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、建造物の下階から上階に建具等の運搬対象物品の運搬を行う荷揚装置に関するものである。
建築中の建造物にあっては、階段が設置される以前の状態においても建具等の運搬対象物品を下階から上階に運ばなければならない場合がある。昨今の建具は、面材として複層ガラスを適用する等、比較的重量の大きなものが多い。重量の大きな物品については、人手で運搬することが困難であるため、上階への運搬には荷揚装置が多く用いられる。
この種の荷揚装置としては、長手方向が上下となるように起立した状態で設置される昇降ガイドと、昇降ガイドの長手方向に沿って移動可能に支持された荷台とを備えたものが一般的である。昇降ガイドは、一対の支柱部材の間に複数の横桟を架設することによって梯子状に構成されている。荷台は、昇降ガイドの支柱部材をガイドとしてその長手方向に移動可能に配設されたもので、運搬対象物品を搭載することが可能である。昇降ガイドと荷台との間には、昇降ガイドに沿って荷台を移動させるためのウィンチ等の駆動源が設けられている。この荷揚装置では、荷台に運搬対象物品を搭載した状態で駆動源を駆動すれば、荷台が昇降ガイドに沿って上方に移動するため、重量の大きな物品を上階へ運搬することが可能となる(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平07−215699号公報 特開2002−46959号公報
ところで、建築中の建造物には、建材や各種工具等の物品が多数存在する。また、次に運搬する建具や枠材、框材等の物品については、作業性を考慮し、荷揚装置の昇降ガイドに近接して配置しておく場合が多い。仮に、これらの物品が一対の支柱部材の間を通過した状態で荷台が昇降ガイドに沿って移動すると、支柱部材の間に架設した横桟と荷台との間に物品が挟み込まれることになり、物品のみならず昇降ガイド、荷台に損傷を来す恐れがある。従って、こうした事態が発生しないように、荷揚装置の周囲では物品の配置位置を考慮する等、十分な注意が必要となる。しかしながら、作業者が不用意に物品に触れてしまう等、物品の位置が移動した場合には、依然として上述の問題が生じ得る。
本発明は、上記実情に鑑みて、物品の挟み込みに起因した損傷を防止することのできる荷揚装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る荷揚装置は、長手方向が上下となるように起立した状態で設置され、左右の両側縁部にそれぞれガイドレール部を有した昇降ガイドと、前記ガイドレール部を介して前記昇降ガイドの長手方向に沿って移動可能に支持され、前記昇降ガイドを起立させた状態で運搬対象物品が搭載される荷台とを備えた荷揚装置において、前記昇降ガイドは、前記ガイドレール部の相互間に物品の通過を阻止するバッフル部を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ガイドレール部相互間のバッフル部によって物品が荷台と昇降ガイドとの間に挟み込まれる状態に配置されることがない。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記昇降ガイドは、一対の支柱部材の間に複数の横桟を架設することによって構成した梯子状を成し、前記支柱部材の左右両外側面に前記荷台を案内するための前記ガイドレール部を設けたものであり、前記バッフル部は、前記複数の横桟に渡って板状部材を配設することにより構成したことを特徴とする。
この発明によれば、既に一対の支柱部材の間に横桟を架設することによって構成された昇降ガイドに対しても、板状部材を配設することでバッフル部を構成することが可能である。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記バッフル部には、多数の透かし孔を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、多数の透かし孔を通じて透過視認性を確保することができる。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記昇降ガイドには、少なくとも互いに異なる2位置からそれぞれ側方に向けて突出するように枕木部材を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、昇降ガイドを鉛直に沿って配置することができるため、設置スペースの狭小化を図ることが可能となる。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記枕木部材は、前記昇降ガイドに対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
この発明によれば、枕木部材を取り外すことによって昇降ガイドの短手方向の寸法が小さくなるため、取り扱い性が向上する。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記荷台は、前記昇降ガイドに対して着脱可能に支持させたものであり、前記昇降ガイドは、複数のガイド要素を長手方向に沿って互いに着脱可能に連結することによって構成したことを特徴とする。
この発明によれば、昇降ガイドと荷台とを個別に取り扱うことができるとともに、昇降ガイドを複数のガイド要素によって構成しているため、長手方向の寸法が短縮し、個々の取り扱い性が向上する。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記バッフル部は、前記昇降ガイドを起立させた場合に最も下方に配置されるガイド要素にのみ設けたことを特徴とする。
この発明によれば、昇降ガイドの上方部分については作業者が立ち回る恐れがないため、物品の挟み込みを確実に防止しつつ製造コストの低減を図ることができる。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、運搬対象物品を搭載する前記荷台の搭載面が、前記昇降ガイドの前面から前方に向けて突出し、前記昇降ガイドから離隔するに従って漸次上方に傾斜するように前記荷台を前記昇降ガイドに支持させたことを特徴とする。
この発明によれば、昇降ガイドを鉛直に沿って配置した場合にも荷台に搭載した運搬対象物品が昇降ガイドに近接する方向に倒れた状態で安定して運搬することができる。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記昇降ガイドに対して前記荷台を上昇させるための昇降用ウィンチと、前記昇降ガイド及び前記荷台の間に介在し、前記昇降ガイドに対する前記荷台の移動速度が予め設定したしきい値を下回る場合には前記荷台の移動を許容する一方、前記荷台の移動速度がしきい値以上となった場合には前記荷台の移動に制限を加える落下防止手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、昇降用ウィンチに不具合が生じた場合にも落下防止手段が作動するため、荷台が急速落下する恐れがない。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記荷台は、前記ガイドレール部を介して前記昇降ガイドに支持させた荷台本体と、前記荷台本体に対してスライド可能に配設したスライド部材とを備えて構成したことを特徴とする。
この発明によれば、スライド部材をスライドさせることにより、荷台に搭載した状態のまま運搬対象物品の位置を変更することが可能である。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記スライド部材は、基準となるスライド基部に対してスライド可能に支持させたものであり、前記スライド基部を介して前記荷台本体に着脱可能に取り付けたことを特徴とする。
この発明によれば、荷台とスライド部材とを個別に取り扱うことが可能である。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記スライド基部と前記スライド部材との間の複数箇所にはそれぞれ、操作部を介して解除状態と規制状態とに切り替え可能に構成し、解除状態にある場合には前記スライド基部に対する前記スライド部材のスライドを許容する一方、規制状態となった場合には前記スライド基部に対する前記スライド部材の移動を規制するスライド規制手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、スライド規制手段が複数設けてあるため、スライド部材が不用意にスライドする事態を確実に防止することができる。
また、本発明は、上述した荷揚装置において、前記スライド規制手段は、前記スライド基部に対して前記スライド部材をスライドさせる方向に操作部を操作した場合に規制状態が解除可能となる第1のスライド規制手段と、スライド部材のスライド方向に対して直交する方向に操作部を操作した場合に規制状態が解除可能となる第2のスライド規制手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、第2のスライド規制手段を解除状態としておけば、第1のスライド規制手段の切り替え操作により、スライド部材のスライド可否操作を容易化することができる。また、第2のスライド規制手段を規制状態としておくことで、仮に第1のスライド規制手段が不用意に解除状態に切り替わったとしてもスライド部材のスライドを確実に防止することができる。
本発明によれば、ガイドレール部相互間のバッフル部によって物品が荷台と昇降ガイドとの間に挟み込まれる状態に配置されることがないため、仮に作業者が不用意に物品に触れてしまう等、物品の位置が移動してガイドレール部の相互間に到達したとしても物品の挟み込みに起因した損傷を来す恐れがない。
図1は、本発明の実施の形態である荷揚装置の正面図である。 図2は、図1に示した荷揚装置の側面図である。 図3は、図1に示した荷揚装置の斜視図である。 図4は、図1に示した荷揚装置を分解して貨物自動車で運ぶ状態を概念的に示す斜視図である。 図5は、図1に示した荷揚装置において昇降ガイドに枕木部材を着脱させる状態を示すもので、(a)は昇降ガイドに枕木部材を支持させる以前の状態を示す斜視図、(b)は昇降ガイドに枕木部材を支持させた状態を示す斜視図である。 図6は、図1に示した荷揚装置においてスライド部材を取り外した状態の荷台本体を昇降ガイドに着脱させる状態を示す斜視図である。 図7は、図1に示した荷揚装置において荷台本体にスライド部材を着脱させる状態を示すもので、(a)は荷台本体にスライド部材を支持させる以前の状態を示す斜視図、(b)は荷台本体にスライド部材を支持させた状態を示す斜視図である。 図8は、図1に示した荷揚装置に適用するスライド部材及びスライド基部を示した斜視図である。 図9は、図8に示したスライド部材とスライド基部との間に設けたスライド規制手段の構成を概念的に示す底面図である。 図10は、図9に示したスライド規制手段を解除状態としてスライド部材をスライド基部に対してスライドさせた状態を概念的に示す底面図である。 図11は、図1に示した荷揚装置の荷台本体(スライド基部)に対してスライド部材が基準位置に配置された状態の要部斜視図である。 図12は、図1に示した荷揚装置の荷台本体(スライド基部)に対してスライド部材が突出位置に配置された状態の要部斜視図である。 図13は、図1に示した荷揚装置によって建具を下階から上階へ運搬する状態を示すもので、(a)は下階で建具を荷台に搭載した状態の斜視図、(b)は荷台を上階まで上昇させた状態の斜視図、(c)は荷台本体に対してスライド部材をスライドさせた状態の斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る荷揚装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の実施の形態である荷揚装置を示したものである。ここで例示する荷揚装置は、図13に示すように、階段が設置される以前の建築中の建造物において、運搬対象物品であるアルミサッシ等の建具Wを下階から上階に運搬する際に用いられるもので、昇降ガイド10及び荷台20を備えている。
昇降ガイド10は、図1〜図3に示すように、長手方向が上下となるように起立した状態で設置されるもので、下階の床面F1に設置した場合に上階の床面F2を超えて上方に突出するに十分な長さを有するように構成してある。本実施の形態では、図4に示すように、一対の支柱部材11の間に複数の横桟12を架設することによって梯子状に構成した3つのガイド要素10A,10B,10Cを備え、これらのガイド要素10A,10B,10Cを長手方向に沿って互いに着脱可能に連結することにより、所望の長さを有した昇降ガイド10を構成するようにしている。具体的には、それぞれのガイド要素10A,10B,10Cは、1800〜3000mm程度の互いに異なる長さを有したもので、2つ連結した場合に4000〜4500mm前後の長さを有した昇降ガイド10を構成し、3つ連結した場合に7000mm前後の長さを有した昇降ガイド10を構成することが可能である。一対の支柱部材11の相互間隔は、作業者一人で抱えられる程度、例えば400mm前後の寸法を有するように構成してある。
昇降ガイド10の支柱部材11には、互いに外方側に位置する側面にガイドレール部11aが設けてある。ガイドレール部11aは、後述する荷台20のガイドローラ21を支柱部材11の長手方向にガイドするための軌道となるものである。本実施の形態では、支柱部材11の一方の端部から他方の端部までの全長に渡って一連の凹溝を形成することによりガイドレール部11aが構成してある。
昇降ガイド10には、複数の枕木部材30が設けてある。枕木部材30は、建造物に設けられた隣接する柱Yの相互間隔よりも大きな長さを有した角柱部材であり、支柱部材11の両側方から突出した状態で支柱部材11の長手方向に沿った複数箇所にそれぞれ着脱可能に取り付けてある。具体的には、図5の(a)に示すように、予め枕木部材30に固定用のベルト31を2本ずつ取り付けておき、それぞれのベルト31を2本の横桟12に巻き掛けて締め付けることにより枕木部材30を支柱部材11の背面に支持させるようにしている。
図1〜図3に示すように、最下位に配置されるガイド要素10Aには、支柱部材11の下端部に設置脚部13が設けてあるとともに、支柱部材11の相互間にバッフル板(バッフル部)14が設けてある。設置脚部13は、昇降ガイド10を起立した状態で設置する場合に底面を介して床面F1に当接する部分であり、支柱部材11の断面よりも大きな底面積を有するように構成してある。設置脚部13の底面には、ゴム等のように、床面F1に対して摩擦係数の大きな材質からなる設置部材13aが設けてある。
バッフル板14は、多数の透かし孔14aを有した矩形の板状部材であり、支柱部材11の正面側においてすべての横桟12を覆う状態で横桟12に取り付けてある。支柱部材11とバッフル板14との間には、枕木部材30を取り付けるためのベルト31が通過可能となる隙間が確保してある。バッフル板14の透かし孔14a及び支柱部材11とバッフル板14との間に確保した隙間は、いずれも建具Wを構成する枠部材や框部材等の物品、並びに建築中の建造物で用いられる建材や各種工具等の物品の通過を阻止する程度の大きさに構成してある。本実施の形態では、昇降ガイド10の支柱部材11、横桟12としては、それぞれアルミニウムやアルミニウム合金等の押し出し形材から成るものを適用し、バッフル板14としては、いわゆるパンチングメタルと称される鋼製のものを適用している。枕木部材30としては、木材によって構成されたものを適用している。
荷揚装置の荷台20は、運搬対象となる建具Wを搭載するためのもので、荷台本体210とスライド部材220とを備えている。荷台本体210は、矩形の枠状を成す搭載部211と、搭載部211に対して直角となるように搭載部211の基端部に連結した矩形の枠状を成す縦壁部212とを備えて構成してある。この荷台本体210は、搭載部211が底枠となり、かつ縦壁部212が搭載部211から上方に立設した状態で用いられるもので、一対の支柱部材11の相互間隔とほぼ等しい幅となるように形成してある。尚、以下においては便宜上、縦壁部212において搭載部211が設けられた表面を前面と称し、反対側の表面を背面と称することとする。
荷台本体210の縦壁部212には、外枠部213及び支持アーム214が設けてある。外枠部213は、縦横の寸法がそれぞれ縦壁部212よりも大きくなるように構成した枠状体であり、縦壁部212の上方及び左右からそれぞれ突出した状態で縦壁部212に連結してある。
支持アーム214は、縦壁部212の背面から突出した柱状部材である。本実施の形態では、縦壁部212において搭載部211に近接した下方部の両側部と、縦壁部212において搭載部211から離隔した上方部の両側部にそれぞれ支持アーム214を設けるようにしている。縦壁部212の下方に設けた支持アーム(以下、区別する場合に「下方支持アーム214」という)の相互間隔及び上方に設けた支持アーム(以下、区別する場合に「上方支持アーム214」という)の相互間隔は、それぞれ互いの間に昇降ガイド10を収容することのできる寸法に設定してある。
下方支持アーム214の互いに対向する内表面及び上方支持アーム214の互いに対向する内表面には、それぞれガイドローラ21が設けてある。ガイドローラ21は、昇降ガイド10のガイドレール部11aに転動可能に収容することのできる大きさに形成した円柱状部材であり、縦壁部212の左右方向に沿った軸心を中心として回転可能となるように個々の支持アーム214に支持させてある。
図2からも明らかなように、下方支持アーム214において縦壁部212の背面からガイドローラ21までの距離は、上方支持アーム214において縦壁部212の背面からガイドローラ21までの距離よりも大きく設定してある。これにより、下方支持アーム214のガイドローラ21が上方支持アーム214のガイドローラ21の鉛直下方となるように荷台本体210を配置した場合には、縦壁部212の上端部が背面側に傾斜するとともに、搭載部211の先端部が上方側に傾斜するような姿勢となる。本実施の形態では、搭載部211が水平面に対して約5°傾斜するように、支持アーム214の長さ及びガイドローラ21を設ける位置が設定してある。
上述の構成を有する荷台本体210は、図6に示すように、昇降ガイド10に対してガイドレール部11aの開放端部から支持アーム214のガイドローラ21をガイドレール部11aに収容させることにより、昇降ガイド10の長手方向に沿って移動可能となる状態で昇降ガイド10に支持される。
荷台20のスライド部材220は、図7に示すように、矩形の枠状を成すスライド基部221に対してスライド可能に支持させた板状部材である。スライド基部221には、図7に示すように、係合フック222及び螺合用ブロック223が設けてある。係合フック222は、荷台本体210の搭載部211に対してスライド基部221を載置させた後に左右方向に移動させることにより搭載部211に対して着脱可能に係合される鉤状部材である。螺合用ブロック223は、一端面にネジ孔が開口する直方体状の部材である。
このスライド部材220は、荷台本体210の搭載部211にスライド基部221を載置させて係合フック222を係合させ、さらに搭載部211を介して螺合用ブロック223のネジ孔に取付ネジ211aを螺合させることにより、スライド基部221を介して荷台本体210の搭載部211に着脱可能に取り付けてある。スライド基部221に対してスライド部材220をスライドさせた場合には、図11に示すように、スライド基部221に対してスライド部材220を重ね合わせた位置(以下、「基準位置」という)と、図12に示すように、荷台本体210の搭載部211に対してスライド部材220を一側方(実施の形態では荷台20の正面向かって左方)に突出した位置(以下、「突出位置」という)との間に移動させることが可能である。
スライド基部221とスライド部材220との間の2箇所には、図9及び図10に示すように、それぞれスライド規制手段40,50が設けてある。スライド規制手段40,50は、解除状態と規制状態とに切り替え可能に構成し、解除状態にある場合にはスライド基部221に対するスライド部材220のスライドを許容する一方、スライド部材220が基準位置に配置された状態で規制状態となった場合にはスライド基部221に対するスライド部材220の移動を規制するものである。本実施の形態では、後述するように、解除状態と規制状態とに切り替え操作する操作部の操作方向が互いに相違する2種類のスライド規制手段40,50を設けるようにしている。
第1のスライド規制手段40は、スライド基部221の前面に係合ブラケット41を設けるとともに、スライド部材220の前面に弾性を有した操作係合片42を設けることによって構成したものである。スライド基部221の係合ブラケット41は、係合溝41aを有した平板状を成すプレート状部材であり、係合溝41aが前面に開口した状態でスライド基部221においてスライド部材220が突出する側の端部に取り付けてある。
スライド部材220の操作係合片42は、スライド部材220において前面側に位置する部分から前方に向けて突出した後、正面向かって右側に屈曲したもので、スライド基部221が基準位置に配置されている場合に係合ブラケット41の係合溝41aを覆うように配置される。この操作係合片42は、係合ブラケット41に対向する部位に係合爪42aを有しており、係合爪42aを係合ブラケット41の係合溝41aに係合させた場合に規制状態となってスライド基部221に対するスライド部材220の移動を規制することが可能である。
操作係合片42において係合爪42aよりも基端部側に位置する部位には、操作部42bが設けてある。操作部42bは、操作係合片42の前面に互いに平行となるように左右2本の突条を設けることによって構成したものである。この操作部42bでは、2本の突条が互いに近接するように操作すると、操作係合片42の先端部がスライド部材220の前面から離隔するように弾性的に変形することになり、係合爪42aを係合ブラケット41の係合溝41aから逸脱させて解除状態に切り替えることが可能となる。従って、この状態からスライド基部221に対してスライド部材220をスライドさせる外力を加えた場合には、図10に示すように、スライド部材220をスライドさせて突出位置に移動させることが可能となる。この場合、係合溝41aから係合爪42aを逸脱させるように操作部42bに加える外力と、スライド部材220をスライドさせるために加える外力とが同じ向きとなるため、規制状態を解除させるように操作部42bに外力を加えれば、係合爪42aが係合ブラケット41の係合溝41aから逸脱された時点で直ちにスライド部材220がスライドされるようになる。
尚、係合爪42aの先端部には、傾斜面が形成されているため、スライド部材220を基準位置に向けてスライドさせた場合には、傾斜面の作用によって操作係合片42がスライド部材220の前面から離隔するように適宜弾性変形し、係合ブラケット41が操作係合片42とスライド部材220との間に進入する。これにより、第1のスライド規制手段40によれば、操作部42bを操作することなく、操作係合片42の弾性復元力によって係合爪42aが係合溝41aに係合され、規制状態に復帰する。
第2のスライド規制手段50は、スライド基部221の背後壁に係合ピン51を設けるとともに、スライド部材220の背後壁にピン係合孔52を設けることによって構成したものである。スライド基部221の係合ピン51は、スライド部材220のスライド方向に対して直交する方向に沿って形成したピン支持孔53に支持させたもので、操作部42bとなる太径の頭部51aを介してピン支持孔53の軸方向に沿って移動することが可能である。尚、図には明示していないが、係合ピン51とスライド基部221との間には、係合ピン51の脱落を阻止する手段が設けてある。
スライド部材220のピン係合孔52は、スライド部材220が基準位置に配置された場合に、スライド基部221のピン支持孔53に対してその延長上となる部位に形成したものである。スライド部材220が基準位置に配置された状態においては、係合ピン51をスライド部材220のピン係合孔52に対して進退可能に挿通させることが可能である。スライド部材220のピン係合孔52に係合ピン51が挿通された場合には、スライド基部221に対するスライド部材220のスライドが規制された規制状態となる。尚、係合ピン51をスライド部材220のピン係合孔52に挿通させる方法としては、操作部42bを介して係合ピン51を押し込むように操作しても良いし、操作部42bを介して係合ピン51を回転させた場合にカムの作用によってピン係合孔52に進出するように構成することも可能である。
一方、昇降ガイド10と荷台20との間には、図3に示すように、昇降用ワイヤ60及び落下防止用ワイヤ(落下防止手段)70が設けてある。昇降用ワイヤ60は、最上位に配置されるガイド要素10Bの上端部に取り付けられた昇降用ウィンチ61から下方に繰り出されたもので、繰り出された部分が荷台20に設けた滑車25に巻回して反転し、その端部が最上位に配置されるガイド要素10Bの上端部に接続してある。すなわち、昇降用ウィンチ61を駆動して昇降用ワイヤ60を繰り出すと、昇降ガイド10に沿って荷台20が下方に移動し、逆に昇降用ワイヤ60を巻き取ると、昇降ガイド10に沿って荷台20が上方に移動することになる。
落下防止用ワイヤ70は、最上位に配置されるガイド要素10Bの上端部に取り付けられた落下防止用ウィンチ(落下防止手段)71から下方に繰り出されたもので、繰り出された端部が荷台20に接続してある。落下防止用ウィンチ71は、落下防止用ワイヤ70の繰り出し速度が予め設定したしきい値を下回る場合には落下防止用ワイヤ70の繰り出しを許容する一方、繰り出し速度がしきい値以上となった場合には内蔵した図示せぬ制動手段が作動し、落下防止用ワイヤ70の繰り出しを停止させるように構成したものである。本実施の形態では、昇降用ウィンチ61の駆動によって昇降用ワイヤ60が繰り出され、荷台20が昇降ガイド10に対して下降する場合、落下防止用ウィンチ71から落下防止用ワイヤ70の繰り出しを許容するように、上述のしきい値が設定してある。また、落下防止用ウィンチ71には、落下防止用ワイヤ70に加えられる張力が予め設定した設定値を下回った場合、落下防止用ワイヤ70を巻き取るように駆動する自動巻取り手段が内蔵してある。
上記のように構成した荷揚装置では、まず、図4に示すように、昇降ガイド10から荷台20、枕木部材30、昇降用ウィンチ61、落下防止用ウィンチ71をすべて取り外し、かつ3つのガイド要素10A,10B,10Cに分割するとともに、荷台20からスライド基部221と共にスライド部材220を取り外すことにより、取り扱い単位を細分化することが可能となる。従って、特別な設備を具備した専用自動車を用意することなく、建具Wを運搬するのに多用される積載量2t程度の貨物自動車によって建築中の建造物に搬入することができる。例えば、複数に分割したガイド要素10A,10B,10Cは、建具Wを立て掛けて支持する支持枠C1の隙間に配置することができる。昇降ガイド10から取り外した枕木部材30、昇降用ウィンチ61、落下防止用ウィンチ71、スライド部材220については、箱体C2の内部に収納した状態で貨物自動車のキャビンC3と支持枠C1との隙間に配置することができる。昇降ガイド10から取り外した荷台20は、上下を反転させた状態でキャビンC3の上部に搭載することが可能である。
建築中の建造物に搬入した後には、必要となる数のガイド要素10A,10B,10Cを連結して昇降ガイド10を構成し、その後、図5に示すように、枕木部材30を支持させるとともに、図6に示すように、昇降ガイド10に対してガイドレール部11aの開放端部から支持アーム214のガイドローラ21をガイドレール部11aに収容させることにより、昇降ガイド10の長手方向に沿って移動可能となる状態で荷台本体210を昇降ガイド10に支持させる。昇降ガイド10に支持させる枕木部材30は、連結したガイド要素10A,10B,10Cのそれぞれに対して少なくとも1つずつ支持させるようにする。尚、図1〜図3においては、2つのガイド要素10A,10Bを連結して昇降ガイド10を構成した例を示している。
昇降ガイド10に支持させた荷台本体210に対しては、図7に示すように、係合フック222を係合させた後に取付ネジ211aを螺合させることにより、スライド基部221を介して搭載部211にスライド部材220を取り付ける。このとき、上述の荷揚装置によれば、荷台本体210に対してスライド部材220が着脱可能であるため、両者を個別に取り扱うことができる。これにより、荷台本体210を昇降ガイド10に支持させる際には、スライド部材220及びスライド基部221の重量が加算されることがなく、その作業を容易に行うことができる。さらに、スライド基部221とスライド部材220との間に第1のスライド規制手段40及び第2のスライド規制手段50を設けるようにしているため、荷台本体210の搭載部211にスライド部材220を取り付ける際にスライド部材220が不用意にスライドする事態を防止することができる。しかも、第1のスライド規制手段40と第2のスライド規制手段50とは、規制状態から解除状態に切り替え操作する操作部42b,51aの操作方向が互いに相違したものであるため、仮に一方のスライド規制手段が不用意に解除状態に切り替えられた場合にも、他方のスライド規制手段が同時に解除状態に切り替えられる恐れはほとんどない。
その後、昇降ガイド10の上端部に昇降用ウィンチ61及び落下防止用ウィンチ71を取り付けた状態で、昇降用ワイヤ60及び落下防止用ワイヤ70を適宜配設することにより、図3に示すように、荷揚装置が完成する。完成した荷揚装置は、図1、図2、図11、図12に示すように、枕木部材30の両端部をそれぞれ建造物に設けられた隣接する柱Yに接続させる。枕木部材30を柱Yに接続させる場合には、枕木部材30を昇降ガイド10に取り付けた場合と同様、固定用のベルト32を巻き掛けて締め付ければ良い。この場合、枕木部材30を直接柱Yに固定しても良いが、予め柱Yに万力を配置し、この万力とともに枕木部材30にベルト32を巻き掛けて締め付けるようにしても良い。
上述したように、昇降ガイド10には、少なくとも2箇所に枕木部材30が設けてある。従って、それぞれの枕木部材30を柱Yに接続した場合には、図2に示すように、昇降ガイド10が鉛直に沿って配置されることになり、荷揚装置の設置スペースを狭小化することが可能となる。また、荷揚装置の荷台20は、下方支持アーム214のガイドローラ21が上方支持アーム214のガイドローラ21の鉛直下方となるように荷台本体210を配置した場合、縦壁部212の上端部が背面側に傾斜するとともに、搭載部211の先端部が上方側に傾斜するような姿勢となるように構成している。従って、鉛直に沿った昇降ガイド10に支持させた荷台20は、スライド部材220の上面(搭載面)が昇降ガイド10から離隔するに従って漸次上方となるように傾斜配置されることになる。
この荷揚装置によって建具Wを上階へ運搬するには、図13の(a)に示すように、スライド部材220の上面に建具Wを搭載した後、荷台本体210の外枠部213にベルト213aを巻き掛けて建具Wを荷台20に支持させる。このとき、上述したように、スライド部材220の上面が傾斜しているため、建具Wが自然と外枠部213に近接するように倒れた姿勢となり、安定した状態で建具Wを搭載することができる。
この状態から昇降用ウィンチ61を駆動して昇降用ワイヤ60を巻き上げると、昇降ガイド10に対して荷台20が上方に移動し、図13の(b)に示すように、建具Wを上階へ運び上げることができる。尚、昇降用ウィンチ61によって昇降用ワイヤ60が巻き上げられている際には、上述した自動巻取手段が駆動し、落下防止用ウィンチ71に順次落下防止用ワイヤ70が巻き取られることになるため、落下防止用ワイヤ70が弛んだ状態となることはない。
スライド部材220が上階の床面F2を超えた位置まで荷台20が上昇した場合には、昇降用ウィンチ61の駆動を停止し、その状態を維持する。さらに、建具Wを荷台20に支持させるために巻き掛けていたベルト213aを取り外し、スライド部材220をスライドさせれば、図13の(c)に示すように、スライド部材220に搭載した建具Wをそのまま上階の床面F2に移動させることができるようになる。
このとき、予め第2のスライド規制手段50を解除状態としておけば、荷台20が上階に到達した時点でスライド部材220の前面側に設けた第1のスライド規制手段40の操作部42bを解除操作するだけでスライド部材220をスライドさせることが可能となり、作業性の点できわめて有利となる。しかも、上述したように、荷揚装置の運搬時等、スライド部材220のスライドが不要な状況においては、第2のスライド規制手段50を施錠状態としておくことで、仮に第1のスライド規制手段40の操作部42bに触れるなどして第1のスライド規制手段40が解除状態に切り替わったとしても、同時に第2のスライド規制手段50が解除状態に切り替えられる恐れはなく、スライド部材220が不用意にスライドする事態を招来することもない。
建具Wの上階への運搬が終了した後には、スライド部材220を基準位置に戻した状態で昇降用ウィンチ61から昇降用ワイヤ60を繰り出せば、落下防止用ウィンチ71からも落下防止用ワイヤ70が繰り出されることになり、荷台20が昇降ガイド10に沿って下降して下階に至るため、次の建具Wの運搬を行うことが可能となる。
これらの間、上述の荷揚装置によれば、最下位に配置されたガイド要素10Aにおいて支柱部材11の相互間となる部位にバッフル板14を設けるようにしているため、建具Wを構成する枠部材、框部材等の物品や建築中の建造物で用いられる建材、各種工具等の物品が荷台20と昇降ガイド10との間に挟み込まれる状態に配置されることがない。従って、仮に作業者が不用意に物品に触れてしまう等、物品の位置が移動してガイドレール部11aの相互間に到達したとしても物品の挟み込みに起因した損傷を来す恐れがない。
また、建具Wを運搬している際に万が一、昇降ガイド10から昇降用ウィンチ61が脱落したり、昇降用ワイヤ60が破断する等して、昇降ガイド10に対して荷台20が落下するような事態が発生した場合には、落下防止用ウィンチ71の制動手段が作動し、落下防止用ワイヤ70の繰り出しが停止される。これにより、荷台20が昇降ガイド10に支持された状態を維持することになり、建具Wに損傷を来す恐れはない。
尚、上述した実施の形態では、建具を運搬する際に適用する荷揚装置を例示しているが、必ずしも建具を搬送するものに限らない。また、実施の形態で具体的に示した寸法は、あくまでも例示のためであって、本願発明を何ら限定するものではない。
また、上述した実施の形態では、一対の支柱部材11の間に横桟12を設けることによって昇降ガイド10を構成するようにしているが、必ずしもこれに限定されず、一対のガイドレール部を有した昇降ガイドを一体成形することも可能である。さらに、昇降ガイド10として複数のガイド要素10A,10B,10Cから成るものを例示しているが、必ずしも複数のガイド要素に分割できるように構成する必要はない。尚、複数のガイド要素によって昇降ガイドを構成する場合に上述した実施の形態では3つのガイド要素を備えるようにしたが、3以外のガイド要素によって昇降ガイドを構成してももちろん良い。
さらに、上述した実施の形態では、バッフル部として板状を成すものを例示しているが、ガイドレール部の相互間において物品の通過を阻止することができるものであれば、必ずしも板状を成すものである必要はなく、例えば、ネット(網)状を成すバッフル部を適用しても良い。また、バッフル部としては、昇降ガイドと別体に構成する必要はなく、例えば、上述したように一対のガイドレール部を有した昇降ガイドを一体成形する場合には、バッフル部についても一体成形しても良い。尚、バッフル部を昇降ガイドと別体に構成する場合に上述した実施の形態では、単一の部材によってバッフル部を構成しているが、例えば、複数の板状部材によってバッフル部を構成しても良い。バッフル部の材質についても鋼材等の金属である必要はなく、樹脂材によって成形したものを適用しても構わない。また、バッフル部として板状のものを適用する場合に多数の透かし孔を有したものを例示しているため、透過視認性を確保することが可能であるが、必ずしも透かし孔を有していない板状部材によってバッフル部を構成してももちろん良い。さらに、昇降ガイドの下方部にのみバッフル部を設けるようにしているが、昇降ガイドの全長に渡ってバッフル部を設けても構わない。
また、上述した実施の形態では、昇降ガイド10に対して枕木部材30をベルト31によって支持させるようにしているが、本発明はこれに限定されず、例えば枕木部材にL字型の支持金具を設け、この支持金具を介して枕木部材を昇降ガイドの横桟に係止させるようにしても良い。さらに、昇降ガイドの長手方向に対して直交するように枕木部材を設けているが、昇降ガイドの側方から突出していれば、昇降ガイドに対して斜めとなるように枕木部材を設けても構わない。
またさらに、上述した実施の形態では、荷台20にスライド部材220を設けているため、物品の位置を移動する場合の作業を容易化することができるが、必ずしもスライド部材を設ける必要はない。尚、スライド部材を設ける場合に上述した実施の形態では、スライド規制手段として互いに操作方向が異なるものを適用しているが、スライド規制手段を複数設けてあれば、必ずしも操作方向が異なっている必要はない。また、荷台において物品が搭載される搭載面を5°傾斜させるようにしているが、必ずしも5°に限定されることはなく、5°以上であれば良い。
さらに、上述した実施の形態では、昇降用ウィンチ61を昇降ガイド10の上端部に設けるようにしているが、必ずしも上端部に設ける必要はなく、昇降用ウィンチの駆動により昇降ガイドに対して荷台が昇降できれば、その他の部位に昇降用ウィンチを設けても良い。
10 昇降ガイド、10A,10B,10C ガイド要素、11 支柱部材、11a ガイドレール部、12 横桟、14 バッフル板、14a 透かし孔、20 荷台、30 枕木部材、40,50 スライド規制手段、42b,51a 操作部、60 昇降用ワイヤ、61 昇降用ウィンチ、70 落下防止用ワイヤ、71 落下防止用ウィンチ、210 荷台本体、220 スライド部材、221 スライド基部、W 建具

Claims (13)

  1. 長手方向が上下となるように起立した状態で設置され、左右の両側縁部にそれぞれガイドレール部を有した昇降ガイドと、前記ガイドレール部を介して前記昇降ガイドの長手方向に沿って移動可能に支持され、前記昇降ガイドを起立させた状態で運搬対象物品が搭載される荷台とを備えた荷揚装置において、
    前記昇降ガイドは、前記ガイドレール部の相互間に物品の通過を阻止するバッフル部を備えることを特徴とする荷揚装置。
  2. 前記昇降ガイドは、一対の支柱部材の間に複数の横桟を架設することによって構成した梯子状を成し、前記支柱部材の左右両外側面に前記荷台を案内するための前記ガイドレール部を設けたものであり、
    前記バッフル部は、前記複数の横桟に渡って板状部材を配設することにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷揚装置。
  3. 前記バッフル部には、多数の透かし孔を設けたことを特徴とする請求項2に記載の荷揚装置。
  4. 前記昇降ガイドには、少なくとも互いに異なる2位置からそれぞれ側方に向けて突出するように枕木部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の荷揚装置。
  5. 前記枕木部材は、前記昇降ガイドに対して着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項4に記載の荷揚装置。
  6. 前記荷台は、前記昇降ガイドに対して着脱可能に支持させたものであり、
    前記昇降ガイドは、複数のガイド要素を長手方向に沿って互いに着脱可能に連結することによって構成したことを特徴とする請求項5に記載の荷揚装置。
  7. 前記バッフル部は、前記昇降ガイドを起立させた場合に最も下方に配置されるガイド要素にのみ設けたことを特徴とする請求項6に記載の荷揚装置。
  8. 運搬対象物品を搭載する前記荷台の搭載面が、前記昇降ガイドの前面から前方に向けて突出し、前記昇降ガイドから離隔するに従って漸次上方に傾斜するように前記荷台を前記昇降ガイドに支持させたことを特徴とする請求項1に記載の荷揚装置。
  9. 前記昇降ガイドに対して前記荷台を上昇させるための昇降用ウィンチと、
    前記昇降ガイド及び前記荷台の間に介在し、前記昇降ガイドに対する前記荷台の移動速度が予め設定したしきい値を下回る場合には前記荷台の移動を許容する一方、前記荷台の移動速度がしきい値以上となった場合には前記荷台の移動に制限を加える落下防止手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の荷揚装置。
  10. 前記荷台は、前記ガイドレール部を介して前記昇降ガイドに支持させた荷台本体と、前記荷台本体に対してスライド可能に配設したスライド部材とを備えて構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷揚装置。
  11. 前記スライド部材は、基準となるスライド基部に対してスライド可能に支持させたものであり、前記スライド基部を介して前記荷台本体に着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項10に記載の荷揚装置。
  12. 前記スライド基部と前記スライド部材との間の複数箇所にはそれぞれ、操作部を介して解除状態と規制状態とに切り替え可能に構成し、解除状態にある場合には前記スライド基部に対する前記スライド部材のスライドを許容する一方、規制状態となった場合には前記スライド基部に対する前記スライド部材の移動を規制するスライド規制手段を設けたことを特徴とする請求項11に記載の荷揚装置。
  13. 前記スライド規制手段は、
    前記スライド基部に対して前記スライド部材をスライドさせる方向に操作部を操作した場合に規制状態が解除可能となる第1のスライド規制手段と、
    スライド部材のスライド方向に対して直交する方向に操作部を操作した場合に規制状態が解除可能となる第2のスライド規制手段と
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の荷揚装置。
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