JP2015104195A - 電気自動車の電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電気自動車の消費電力を低減することができる技術を提供する。【解決手段】電源システムは、走行用モータに電力を供給するメイン電池3と、補機に電力を供給する補機電池4と、太陽光発電機9で発電される電力を一時的に蓄える補助電池5とを備えている。その電源システムは、メイン電池の電力を補機及び補機電池に供給する第1電源装置(DC/DCコンバータ)6と、補助電池の電力を補機及び補機電池に供給する第2電源装置(DC/DCコンバータ)8とを備えている。その電源システムは、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値より小さい場合には、第1電源装置が補機電池の出力電圧より高い第1電圧を出力する一方、第2電源装置は電圧を出力しない。一方、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値以上の場合には、第1電源装置及び第2電源装置が、第1電圧よりも低くかつ補機電池の出力電圧以上である第2電圧を出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、電気自動車の電源システムに関する。本明細書において電気自動車とは、燃料電池車、及び、モータとエンジンの双方を搭載するハイブリッド車を含む。
特許文献1に、高電圧(200V)のメインバッテリと、低電圧(12V)の補機バッテリとを備える電気自動車が開示されている。メインバッテリは走行用モータに電力を供給する。電気自動車において、走行用モータよりも低い電圧で作動する電気機器(ヘッドランプや、エアコンディショナー等)を補機と称することがある。特許文献1の電気自動車では、補機には補機バッテリから電力が供給される。補機が使用されると補機バッテリに蓄えられている電力が減少する。この電気自動車では、メインバッテリから供給された高電圧の電力がDC/DCコンバータで降圧されて補機バッテリに供給される。補機バッテリには、補機バッテリの端子電圧よりもわずかに高い値の電圧(14V)が印加される。これにより、補機バッテリが充電される。
特開2009−213223号公報
特許文献1の電気自動車では、DC/DCコンバータの出力電圧は補機バッテリの端子電圧(12V)よりも高い電圧値(14V)に設定される。ここで、通常、DC/DCコンバータの出力端子と、補機バッテリと、補機とは常に接続された状態である。このため、DC/DCコンバータから補機バッテリの端子電圧よりも高い電圧(14V)が出力されると、補機にもその高い電圧(14V)が入力される。しかし、通常、補機は、補機バッテリの端子電圧(12V)が入力されれば作動ができるように設計されている。つまり、特許文献1の電気自動車では、補機に、本来必要な電圧よりも高い電圧が印加されている。ここで、補機の幾つかは、その消費電力が入力電圧に比例する(例えば、ヘッドランプ等)。このため、補機に本来必要な電圧よりも高い電圧が入力されると、補機の消費電力が増大する(すなわち、電気自動車の消費電力が増大する)。このため、補機に印加される電圧をできるだけ低減することにより電気自動車の消費電力を低減することが望まれる。
本明細書は、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書は、電気自動車の消費電力を低減することができる技術を提供する。
本明細書は、電気自動車の電源システムを提供する。その電源システムは、電気自動車の走行用モータに電力を供給するメイン電池と、メイン電池の出力電圧よりも低い出力電圧を有し、電気自動車に搭載された補機に電力を供給する補機電池と、太陽電池で発電される電力を一時的に蓄える補助電池とを備えている。その電源システムは、メイン電池から電力を供給されると共に、補機及び補機電池にその電力を供給する第1電源装置と、補助電池から電力を供給されると共に、補機及び補機電池にその電力を供給する第2電源装置とを備えている。その電源システムは、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値より小さい場合には、第1電源装置が補機電池の出力電圧より高い第1電圧を出力する一方、第2電源装置は電圧を出力しない。一方、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値以上の場合には、第1電源装置及び第2電源装置が、第1電圧よりも低くかつ補機電池の出力電圧以上である第2電圧を出力する。
電気自動車の補機電池に蓄えられている電力の残量が所定の許容値よりも小さくなると、通常、例えば車両の制御システムが起動できないなどの不都合が生じる。このため、電気自動車では、補機電池の電力が消費される速さよりも大きな速さで、補機電池を充電しなくてはならない。
上記の電源システムでは、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値より小さい場合には、第1電源装置が第1電圧を出力する一方、第2電源装置は電圧を出力しない。つまり、補機に対して、メイン電池と補機電池とから電力が供給される一方、補助電池からは電力が供給されない。これにより、電力残量が不足している補助電池を用いずに、補機及び補機電池に電力を供給することができる。また、補機電池に印加される第1電圧は補機電池の出力電圧より高い。このため、補機電池に蓄えられている電力が補機によって消費された場合にも、補機電池が充電される。つまり、補機電池に電力が蓄えられている状態を維持することができる。
一方、補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値以上の場合には、補機には、補機電池から電力が供給されると共に、第1電源装置を介してメイン電池から、第2電源装置を介して補助電池から電力が供給される。このため、補機に対してメイン電池と補機電池とだけから電力が供給される場合と比較して、補機電池に蓄えられている電力が消費され難い。このため、補機電池を充電する速さを小さくしたとしても、補機電池の充電量が所定の許容値よりも少なくなり難い。つまり、この場合には、補機電池に印加される電圧を低減することができる。そこで、上記の電源システムでは、補助電池の電力残量が補助電池残量許容値以上の場合には、第1電源装置及び第2電源装置が、第1電圧よりも低くかつ補機電池の出力電圧以上である第2電圧を出力する。補機に第1電圧が印加される場合と比較して、補機に印加される電圧が低減されるため、補機の消費電力が低減される。つまり、電気自動車の消費電力が低減される。なお、補機電池に補機電池の出力電圧以上の電圧が印加されるため、補機電池に蓄えられた電力が消費されることが抑制される。このため、補機電池に印加される電圧を低減しても、補機電池に蓄えられている電力の残量が所定の許容値よりも小さくなることが抑制される。
実施例の電源システム50を示すブロック図である。 実施例の電源システム50のモード切替処理40を示すフロー図である。 実施例の電源システム50のモード1の動作を示すブロック図である。 DC/DCコンバータ6の電流−電圧特性である。 モード1における、時刻と、補機18の消費電流の関係である。 実施例の電源システム50のモード2の動作を示すブロック図である DC/DCコンバータ8の電流−電圧特性である。 モード2における、時刻と、補機18の消費電流の関係である。
以下に、ハイブリッド車に搭載される電源システム50を説明する(図1)。電源システム50は、モータ11と補機18に電力を供給する。ここで、補機18とは、走行用モータよりも低い電圧で作動する複数の電気機器(例えば、ヘッドランプや、エアコンディショナー等)である。電源システム50は、メイン電池3と、補機電池4と、補助電池5(詳しくは、補助電池5とそれに接続された太陽光発電機9)とを有する。電源システム50は、電源システム50の動作を制御するコントローラ20を有する。コントローラ20は、電源システム50が有する各構成要素(後述する)と通信すると共にこれらの動作を制御する。
モータ11は、ハイブリッド車の車輪を駆動する。なお、ハイブリッド車では、モータ11は発電もする。このため、モータ11はモータ兼発電機であるが簡潔にモータ11と標記する。モータ11の作動電圧は、比較的高い(例えば400V)。また、ハイブリッド車は、モータ11とエンジン(不図示)とを有する。ハイブリッド車は、モータ11とエンジンとの両方を使用して走行する。ただし、このような走行に関する技術は、従来公知のため詳しい説明を省略する。
補機18は、モータ11の作動電圧(400V)よりも低い電圧(例えば12V)で作動する。補機18に含まれるいくつかの電気機器は、入力電圧と補機18に流れる電流とが比例する。つまり、これらの電気機器では、入力電圧と消費電力とが比例する。このような電気機器の例として、ヘッドランプ16や、エアコンディショナー17が備えるブロア―等がある。
メイン電池3は、比較的高い電圧を出力する(例えば200V)。メイン電池3は例えばリチウムイオン電池である。メイン電池3は、システムメインリレー14を介してDC/DCコンバータ13に接続されている。DC/DCコンバータ13は、さらにインバータ12を介してモータ11に接続されている。ハイブリッド車のイグニッションスイッチ(不図示)がオンにされると、コントローラ20は、システムメインリレー14を閉状態(通電状態)とする。DC/DCコンバータ13は、メイン電池3から供給された高い電圧(200V)の直流電力を、さらに高い電圧(400V)に昇圧してインバータ12に供給する。インバータ12は、DC/DCコンバータ13から供給された電力を3相交流電流に変換してモータ11に供給する。これにより、モータ11が駆動される。
また、上述のようにシステムメインリレー14が閉状態(通電状態)とされたとき、充電用リレー15は、開状態(遮断状態)とされる。充電用リレー15が開状態(遮断状態)とされるのは、後述の補助電池5に蓄えられた電力によってメイン電池3が充電されることを防ぐためである。以下の説明では、このように、システムメインリレー14が閉状態(通電状態)となり、充電用リレー15が開状態(遮断状態)となっている状態を、「Ready on」の状態と呼ぶことがある。「Ready on」の状態は、モータ11の駆動力による走行が可能な状態である。なお、「Ready on」の状態では、メイン電池3の電力がDC/DCコンバータ6を介して補機電池4及び補機18にも供給される(後に詳述する)。
また、メイン電池3には、モータ11で発電された電力が充電されることがある。例えば、モータ11は、エンジンの駆動力が伝達されて回転することにより発電する。また、モータ11は、車両の駆動輪の回転力が伝達されて回転することにより発電する(すなわち、モータ11は回生ブレーキとして機能する)。モータ11で発生した3相交流電力は、インバータ12によって直流化されると共にDC/DCコンバータ13で降圧されてメイン電池3に充電される。
補助電池5は、例えばリチウムイオン電池である。補助電池5は、充電制御装置10を介して太陽光発電機9に接続されている。また、補助電池5は、充電制御装置10を介して、DC/DCコンバータ8及びDC/DCコンバータ7にも接続されている。DC/DCコンバータ8及びDC/DCコンバータ7については後に詳述する。充電制御装置10は、補助電池5が太陽光発電機9に接続されている状態と、補助電池5がDC/DCコンバータ8及びDC/DCコンバータ7に接続されている状態とを切り替える。太陽光発電機9は、太陽の光を受けることにより発電する。太陽光発電機9は、一般に「太陽電池」とも称される。太陽光発電機9で発電された電力は、一時的に補助電池5に蓄えられる。補助電池5に蓄えられた電力はメイン電池3の充電等に使用される。
補助電池5に蓄えられた電力(すなわち太陽光発電機9で発電された電力)によるメイン電池3の充電は、イグニッションスイッチ(不図示)がオフとなっている状態で行われる。イグニッションスイッチがオフにされると、充電用リレー15が閉状態(通電状態)とされ、かつ、上述のシステムメインリレー14は、開状態(遮断状態)とされる。以下の説明では、このように充電用リレー15が閉状態(通電状態)であり、システムメインリレー14が開状態(遮断状態)の状態を「Ready off」の状態と呼ぶことがある。
ここで、補助電池5の出力電圧は、メイン電池3の出力電圧よりも低い。このため、補助電池5に蓄えられた電力は、DC/DCコンバータ7によって昇圧されてメイン電池3へ供給される。これにより、メイン電池3が充電(いわゆるポンピング充電)される。
補機電池4は、例えば鉛蓄電池である。補機電池4は、主に補機18に電力を供給する。補機電池4の出力電圧は、メイン電池3の出力電圧(200V)よりも低い電圧(12V)である。なお、補機電池4に蓄えられている電力が消費されると、補機電池4の電力の残量が減少する。補機電池4の電力の残量が少なくなり過ぎると、補機18の作動が困難になることがある。このため、補機電池4は、電力の残量が所定の許容値(補機電池残量許容値)よりも少なくならないように適切に充電されることが望ましい。
以下に、電源システム50の、モード切替処理40(図2)について説明する。モード切替処理40は、上述の「Ready on」の状態において、モード1とモード2とを切り替える処理である。モード1とモード2とは、補機18及び補機電池4へ電力の供給の態様が異なる。まず、図2を用いて、モード切替処理40のフローを説明する(その後、モード1とモード2の具体的内容を説明する)。
モード切替処理40では、コントローラ20は、ステップS2においてハイブリッド車が「Ready on」の状態であるか否かを判定する。上述のように、モード切替処理40は、「Ready on」の状態における処理である。このため、ステップS2において、ハイブリッド車が「Ready on」の状態でない場合(S2:NO)は、コントローラ20は、モード1の状態にもモード2の状態にもしない。一方、ハイブリッド車が「Ready on」の状態である場合(S2:YES)は、コントローラ20は、ステップS4において、補助電池5に蓄えられている電力量(残量)が、所定の許容値以上であるか否かを判定する。所定の許容値(補助電池残量許容値)は、補機電池4及び補機18に適切に電力を供給できるために補助電池5が有していなくてはならない電力量を元に予め適宜定められる。補助電池5に蓄えられている電力量が、所定の許容値以上でない場合(S4:NO)は、コントローラ20は、ステップS6において電源システム50をモード1の状態にする。一方、補助電池5に蓄えられている電力量が、所定の許容値以上である場合(S4:YES)は、ステップS8において電源システム50をモード2の状態とする。
次に、図3〜図5を用いて、モード1を説明する。なお、下記のモード1の説明は、電源システム50によって行われる動作の一つを説明するという意味だけでなく、モード2との比較対象としての意味も持つ。ここで、モード2は、後述するようにハイブリッド車の消費電力を低減する効果を有する。この効果は、先行技術に対する有利な効果である。しかし、モード2のこのような効果は、本実施例におけるモード1との比較によっても説明することができる。
DC/DCコンバータ6には、メイン電池3(出力電圧200V)から電力が供給されている。DC/DCコンバータ6は、メイン電池3から供給された電力を降圧して補機電池4及び補機18に供給する。このとき、DC/DCコンバータ6の出力電圧は、補機電池4(12V)を比較的良好に充電できる電圧(例えば14V)である。DC/DCコンバータ6の出力電圧をこのような電圧とする理由は、補機電池4に蓄えられている電力の残量が補機電池残量許容値よりも少なくなることを防止するためである。
なお、後述するモード2においては、補機電池4及び補機18には、DC/DCコンバータ6に加えてDC/DCコンバータ8からも電力が供給される。すなわち、モード2では、補助電池5からDC/DCコンバータ8を介して補機電池4及び補機18に電力が供給される。しかし、モード1では、DC/DCコンバータ8は作動しない。図3では、モード1における、メイン電池3から補機電池4及び補機18への電力の流れを矢印破線で示している。
DC/DCコンバータ6から出力される電流の大きさは、DC/DCコンバータ6の出力電圧と、DC/DCコンバータ6に接続されている補機18の抵抗値等によって決まる。つまり、補機18の抵抗値が低いときは、DC/DCコンバータ6から出力される電流が大きくなる。補機18の抵抗値が低いときとは、例えば、補機18に含まれる機器の多くが作動状態になったときである。
DC/DCコンバータ6は、出力電流のリミッタを有している。ここで、出力電流の上限値を電流制限値ILM6とする。DC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6は、種々の要因を考慮して適宜定められる。種々の要因として、例えば、DC/DCコンバータ6の性能上の限界や、メイン電池3からモータ11への電力の供給が妨げられないこと等がある。
図4に示すように、DC/DCコンバータ6の出力電流が電流制限値ILM6以下の時は、DC/DCコンバータ6は所定の電圧(具体的には14V)を出力する。なお、上述のように、モード1においてDC/DCコンバータ8は作動しないため、DC/DCコンバータ8は電圧を出力しない。ここで、DC/DCコンバータ6の出力電流が電流制限値ILM6より大きいときは、DC/DCコンバータ6の出力電圧はゼロとなる。出力電流が電流制限値ILM6を超えることによりDC/DCコンバータ6の出力電圧がゼロとなると、DC/DCコンバータ6の出力電流は、再び減少する。すると、DC/DCコンバータ6は再び所定の出力電圧(14V)を出力する。つまり、DC/DCコンバータ6は、所定の出力電圧(14V)を出力する状態と、出力電圧がゼロとなる状態とを繰りかえす。結局、補機18の抵抗値が低いことにより電流が流れ易いときには、DC/DCコンバータ6は、電流制限値ILM6の出力電流を継続して流し続ける状態となる。換言すると、DC/DCコンバータ6は、補機18の抵抗値が低く電流が流れ易いときには、一定の大きさの電流(電流制限値ILM6の電流)を供給する定電流電源装置として機能する。
図3に示すように、補機18の端子は、DC/DCコンバータ6の出力端子と、補機電池4の出力端子との両方に接続されている。つまり、補機18には、DC/DCコンバータ6から出力される電圧と、補機電池4から出力される電圧との両方が印加されている。
ハイブリッド車が使用されているときには、通常、補機18の作動状態は、時刻に対して変化する。このため、図5に示すように、補機18に流れる電流は、時刻に対して変化する。補機18に流れる電流がDC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6以下の場合には、補機18に流れる電流のほとんどがDC/DCコンバータ6から供給される。一方、補機電池4からはほとんど電流が供給されない。これは、DC/DCコンバータ6の出力電圧(14V)が補機電池4の出力電圧(12V)よりも高いからである。一方、補機18に流れる電流がDC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6を超えた場合には、DC/DCコンバータ6からは、電流制限値ILM6の大きさの電流が供給される。そして、残りの電流は、補機電池4から供給される。つまり、補機電池4から補機18に供給される電流の大きさは、補機18に流れる電流の総量から電流制限値ILM6を引いた大きさである。補機電池4から電流が供給されると、補機電池4に蓄えられている電力が消費される。なお、図5において、補機18の時刻−電流特性30が電流制限値ILM6を超えている部分31の面積は、補機電池4から補機18に供給される電荷の大きさを示している。なお、補機18の時刻−電流特性30が電流制限値ILM6を下回っている期間では、DC/DCコンバータ6の出力電力から補機18の消費電力を引いた残りの電力で補機電池4が充電される。
次に、図6〜図8を用いて、モード2を説明する。モード2では、上述のモード1と異なり、メイン電池3から電力を供給されるDC/DCコンバータ6と、補助電池5から電力を供給されるDC/DCコンバータ8との両方が作動している(図6)。つまり、DC/DCコンバータ6が補機電池4及び補機18に電力が供給し、かつ、DC/DCコンバータ8が補機電池4及び補機18に電力が供給する状態となっている。DC/DCコンバータ8は、補助電池5から供給された電力を降圧して補機電池4及び補機18に供給する。図6では、モード2における、メイン電池3から補機電池4及び補機18への電力の流れを矢印破線で示し、補助電池5から補機電池4及び補機18への電力の流れを矢印一点鎖線で示している。
上述のモード1では、DC/DCコンバータ6の出力電圧は、補機電池4(12V)を比較的良好に充電できる電圧(例えば14V)であった。これに対して、モード2では、DC/DCコンバータ6の出力電圧と、DC/DCコンバータ8の出力電圧は、それぞれ、モード1よりも低い電圧(例えば、13V)である。DC/DCコンバータ6やDC/DCコンバータ6の出力電圧をモード1よりも低くすることが可能な理由は後述する。
図7に示すように、DC/DCコンバータ8は、DC/DCコンバータ6と同様に出力電流のリミッタを有している(電流制限値はILM8である)。モード2では、電源システム50の動作は以下のようになる。すなわち、補機18に流れる電流が、DC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6と、DC/DCコンバータ8の電流制限値ILM8とを足した大きさ以下の場合には、これらのコンバータにリミッタはかからない。このため、補機18に流れる電流のほとんどが、DC/DCコンバータ8とDC/DCコンバータ6とから供給される。一方、補機電池4からはほとんど電流が供給されない。補機18に流れる電流が、電流制限値ILM6と電流制限値ILM8とを足した大きさ以下の場合、DC/DCコンバータ6とDC/DCコンバータ8の出力電力の和から補機18の消費電力を引いた残りの電力で補機電池4が充電される。
一方、補機18に流れる電流が、DC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6と、DC/DCコンバータ8の電流制限値ILM8とを足した大きさを超えた場合には、DC/DCコンバータ6と、DC/DCコンバータ8とのそれぞれに出力電流のリミッタがかかる。このため、DC/DCコンバータ6からは、電流制限値ILM6に等しい大きさの電流が流れる。また、DC/DCコンバータ8からは、電流制限値ILM8に等しい大きさの電流が供給される。そして、残りの電流が、補機電池4から供給される。つまり、補機電池4から補機18に供給される電流の大きさは、補機18に流れる電流の総量から電流制限値ILM8及び電流制限値ILM6を引いた大きさである。
モード2では、補機18に流れる電流がDC/DCコンバータ6の電流制限値ILM6のみを超えたときにリミッタがかかるモード1と比較して、DC/DCコンバータにリミッタがかかり難い。このため、モード2では、モード1と比較して、補機電池4の電力が消費される頻度が低減される。このことは、図8に示すように、補機18の時刻−電流特性30が、電流制限値ILM8と電流制限値ILM6とを足した大きさを超えにくいことも意味している。モード2では、補機電池4の電力が消費される頻度が低いため、補機電池4が充電される速さが小さくても、補機電池4の残量が許容値以下となり難い。従って、DC/DCコンバータ6とDC/DCコンバータ8の出力電圧を、モード1の場合(14V)よりも低い電圧(例えば13V)に設定しても、補機電池4の残量が許容値以下となり難い。
モード2では、補機18に比較的低い電圧(13V)が印加される。このため、補機18に比較的高い電圧(14V)が印加される場合と比較して、補機18の消費電力を低減することができる。すなわち、ハイブリッド車の消費電力を低減することができる。
なお、本実施例のハイブリッド車では、「Ready on」の状態では、基本的に、電源システム50がモード2とされることを想定している。太陽光発電機9で発電された電力が補助電池5に蓄えられるため、補助電池5に蓄えられている電力量が所定の許容値以上(S4:YES)となる頻度は高いからである。つまり、本実施例のハイブリッド車では、電源システム50がモード2とされることによって好適に消費電力を低減することができる。
上記の実施例では、モード2におけるDC/DCコンバータ6及びDC/DCコンバータ8の出力電圧がそれぞれ13Vである場合について説明した。しかしながら、DC/DCコンバータ6及びDC/DCコンバータ8の出力電圧は、それぞれ、補機電池4の出力電圧(12V)と同程度にまで下げてもよい。この場合、補機電池4に印加される電圧と、補機電池4の出力電圧(12V)との差が小さいため、補機電池4は充電されない。しかし、補機電池4から補機18に電流が流れ出ない限りは、補機電池4の電力が消費されない。このため、補機電池4が充電されなくても補機18に電力を供給し続けることができる。DC/DCコンバータ6及びDC/DCコンバータ8の出力電圧をこのように設定した場合、補機18に低い電圧が印加されるため、補機18の消費電力がさらに好適に低減する。結局、モード2におけるDC/DCコンバータ6及びDC/DCコンバータ8の出力電圧は、モード1におけるDC/DCコンバータ6の出力電圧(14V)よりも低い電圧でありかつ補機電池4の出力電圧(12V)以上の電圧であればよい。
上記の実施例におけるDC/DCコンバータ6は、請求項における「第1電源装置」の一例であり、DC/DCコンバータ8は、請求項における「第2電源装置」の一例である。DC/DCコンバータ6(第1電源装置)は、メイン電池3の電力を降圧して補機18及び補機電池4に供給する。DC/DCコンバータ8(第2電源装置)は、補助電池5の電力を降圧して補機18及び補機電池4に供給する。なお、補助電池5が出力電圧調整回路を有している場合には、補助電池5のその出力電圧調整回路が第2電源装置に対応する。また、モード1においてDC/DCコンバータ6が出力する電圧値(14V)は、請求項における「第1電圧」の一例であり、モード2においてDC/DCコンバータ6及びDC/DCコンバータ8が出力する電圧値(13V及び12V)は、請求項における「第2電圧」の一例である。ただし、DC/DCコンバータ6とDC/DCコンバータ8のそれぞれが出力する電圧値が同じ値である必要はない。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3 メイン電池
4 補機電池
5 補助電池
6、7、8 DC/DCコンバータ
9 太陽光発電機
10 充電制御装置
11 モータ
14 システムメインリレー
15 充電用リレー
18 補機
20 コントローラ
50 電源システム

Claims (1)

  1. 電気自動車の走行用モータに電力を供給するメイン電池と、
    太陽電池で発電される電力を一時的に蓄える補助電池と、
    前記メイン電池の出力電圧よりも低い出力電圧を有し、補機に電力を供給する補機電池と、
    前記メイン電池から電力を供給されると共に、前記補機及び前記補機電池に電力を供給する第1電源装置と、
    前記補助電池から電力を供給されると共に、前記補機及び前記補機電池に電力を供給する第2電源装置と、
    を備え、
    前記補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値より小さい場合には、前記第1電源装置が前記補機電池の出力電圧より高い第1電圧を出力する一方、前記第2電源装置は電圧を出力せず、
    前記補助電池の電力残量が所定の補助電池残量許容値以上の場合には、前記第1電源装置及び前記第2電源装置が、前記第1電圧よりも低くかつ前記補機電池の出力電圧以上である第2電圧を出力する、
    電気自動車の電源システム。
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CN116073502A (zh) * 2022-11-30 2023-05-05 东莞市仲康电子科技有限公司 带太阳能mppt的车载电源充电器

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