JP2015103509A - スイッチ素子 - Google Patents

スイッチ素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2015103509A
JP2015103509A JP2013246127A JP2013246127A JP2015103509A JP 2015103509 A JP2015103509 A JP 2015103509A JP 2013246127 A JP2013246127 A JP 2013246127A JP 2013246127 A JP2013246127 A JP 2013246127A JP 2015103509 A JP2015103509 A JP 2015103509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
elastic support
switch element
substrate
operation knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013246127A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 崇
Takashi Sato
崇 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2013246127A priority Critical patent/JP2015103509A/ja
Publication of JP2015103509A publication Critical patent/JP2015103509A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

【課題】組立を容易にできるスイッチ素子を提供するする。
【解決手段】スイッチ素子100では、基板1と、基板1の上方に配置され、回転動作および垂直動作が可能に支持された操作ノブ2と、操作ノブ2を支持し操作ノブ2と共に回転動作を行うと共に、下方には凹凸が交互に形成された環状の接触面3aを有するカム部材3と、接触面3aに対して接触して配置されたアクチュエータ4と、アクチュエータ4を接触面3aに対して弾性付勢する第1弾性支持部5aと、操作ノブ2を上方へ弾性付勢する第2弾性支持部5bと、を有したスイッチ素子であって、基板1上には弾性シート(弾性部材)5が配置され、弾性シート5は第1弾性支持部5aと第2弾性支持部5bとを有する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチ素子に関し、特に、組立を容易にできるスイッチ素子に関するものである。
従来から回転型のスイッチ素子においては、回転入力操作に応じてクリック感触を発生させ、操作者の操作性を向上させているものが多い。クリック感触を発生させる構造としては、バネにより付勢された球体などを回転動作する凹凸面に対して押し当てることで、球体がバネの付勢力に抗して上下動しながら凹凸面に沿って動作するため、クリック感触が発生するものである。また、このようなスイッチ素子においては、回転入力操作とともに、押圧入力操作を行なうことが可能な構成となっているものが多い。
このようなスイッチ素子としては、下記の特許文献1に記載のスイッチ素子が知られている。
以下、図15を用いて、特許文献1に記載のスイッチ素子について説明する。図15は特許文献1に記載のスイッチ素子900の構成を示す分解斜視図である。
特許文献1に記載のスイッチ素子900は、ロータ920、フレーム930、スプリング926、鋼球927、スプリング980およびツマミ950を備えている。ロータ920は円盤状の本体上面に円形の穴を有し、穴の内部にはスプリング926が配置され、スプリング926の上に重ねて鋼球927が配置されている。鋼球927はスプリング926により上方へ付勢されている。フレーム930は平板状に形成された天板部934を有し、天板部934の中央部には丸孔931が形成されている。また、丸孔931の周囲には、丸孔931の外周に沿うように多数の小孔933が形成されている。フレーム930は丸孔931からロータ920の一部を突出した状態でロータ920に重ねて配置されている。なお、スプリング926により上方へ付勢されている鋼球927は、小孔933または小孔933同士の間にある桟部935に圧接している。また、ツマミ950は、丸孔931から突出したロータ920の一部に係合しており、ツマミ950を回転操作することでロータ920を回転させることができる。ロータ920を回転させることで、鋼球927は桟部935を乗り越えながら異なる小孔933へ次々に移動、鋼球927が異なる小孔933へ次々に移動することでクリック感触を得ることができる。また、ツマミ950とロータ920との間にはスプリング980が挟み込むように配置され、ツマミ950はスプリング980の付勢力に抗して押圧操作が可能であるとともに、押圧操作後にはもとの状態に復帰可能となる。
実開平7−14530号公報
特許文献1に記載のスイッチ素子900は、回転入力操作に対応したクリック感触の生成および押圧操作に対してツマミ950を操作前の状態に復帰させることができる。しかしながら、スイッチ素子900はクリック感触の生成に鋼球927とスプリング926を用いていることから、部品点数が多く、組立時においてはバネを圧縮した状態で組み込むなど工程が複雑になることが懸念される。また、ツマミ950を操作前の状態に復帰させるためにもスプリング980を配置する必要があるため、さらに工程が複雑になることが懸念される。
本発明は、上述した課題を解決して、組立を容易にできるスイッチ素子を提供するものである。
請求項1に記載のスイッチ素子においては、基板と、前記基板の上方に配置され、回転動作および垂直動作が可能に支持された操作ノブと、前記操作ノブを支持し前記操作ノブと共に回転動作を行うと共に、下方には凹凸が交互に形成された環状の接触面を有するカム部材と、前記接触面に対して接触して配置されたアクチュエータと、前記アクチュエータを前記接触面に対して弾性付勢する第1弾性支持部と、前記操作ノブを上方へ弾性付勢する第2弾性支持部と、を有したスイッチ素子であって、前記基板上には弾性部材が配置され、前記弾性部材は前記第1弾性支持部と前記第2弾性支持部と、を有する、という特徴を有する。
請求項2に記載のスイッチ素子においては、前記アクチュエータは球体に形成されており、前記第1弾性支持部は前記アクチュエータの球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部を有する、という特徴を有する。
請求項3に記載のスイッチ素子においては、前記弾性部材は前記基板の上面全体を覆うように配置されている、という特徴を有する。
請求項1の発明によれば、従来、個別の部品として形成されていた第1弾性支持部と第2弾性支持部とを、弾性部材と一体に形成することで、部品点数を削減することができるとともに、第1弾性支持部と第2弾性支持部とを個別に組み込む工程を無くすことができる。したがって、組立を容易にできるスイッチ素子を提供することができる、という効果を奏する。
請求項2の発明によれば、アクチュエータの球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部を設けることで、球体に形成されたアクチュエータを容易な構造で保持することができる。また、アクチュエータを球状に形成することで、カム部材が回転するときに、アクチュエータも回転方向へアクチュエータ保持部内で回転するため、操作感触がよくなる。すなわち、簡易な構造で組立も容易であるとともに、回転操作感触を良くすることができる、という効果を奏する。
請求項3の発明によれば、基板の上面全体を弾性部材で覆うことで、更に防水の効果を有する、という効果を奏する。
以上より、本発明によれば、組立を容易にできるスイッチ素子を提供することができる。
第1実施形態におけるスイッチ素子100の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態におけるスイッチ素子100の外観を示す図である。 第1実施形態におけるスイッチ9および可変抵抗器10がマウントされた状態の基板1の外観を示す図である。 第1実施形態における弾性シート5の外観を示す図である。 第1実施形態における第1弾性支持部5aの外観を示す図である。 第1実施形態におけるカム部材3の外観を示す図である。 第1実施形態におけるギア部材8の外観を示す斜視図である。 第1実施形態におけるケース部材6の外観を示す図である。 第1実施形態における操作ノブ2の外観を示す図 図2に示す断面C−Cを示す模式断面図である。 図2に示す断面D−Dを示す模式断面図である。 第1実施形態における操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合のスイッチ素子100の動作を示す模式断面図である。 第1実施形態における操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合のアクチュエータ4の動作を示す模式断面図である。 第1実施形態における操作ノブ2を回動させる入力操作を行った場合のアクチュエータ4の動作を示す模式断面図である。 特許文献1に記載のスイッチ素子900の構成を示す分解斜視図である。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態におけるスイッチ素子100について説明する。
まず始めに本実施形態におけるスイッチ素子100の構成について図1ないし図9を用いて説明する。図1は第1実施形態におけるスイッチ素子100の構成を示す分解斜視図である。図2は第1実施形態におけるスイッチ素子100の外観を示す図であり、図2(a)はスイッチ素子100の外観を示す斜視図であり、図2(b)は図2(a)に示すZ1方向側から見た状態のスイッチ素子100を示す平面図である。図3は第1実施形態におけるスイッチ9および可変抵抗器10がマウントされた状態の基板1の外観を示す図であり、図3(a)は基板1の外観を示す斜視図であり、図3(b)は図3(a)に示すZ1方向側から見た状態の基板1を示す平面図である。図4は第1実施形態における弾性シート5の外観を示す図であり、図4(a)は弾性シート5の外観を示す斜視図であり、図4(b)は図4(a)に示すZ2方向側から見た状態の弾性シート5を示す斜視図であり、図4(c)は図4(a)に示すZ1方向側から見た状態の弾性シート5を示す平面図である。図5は第1実施形態における第1弾性支持部5aの外観を示す図であり、図5(a)は図4(a)に示すA部を拡大した図であり、図5(b)は図4(c)に示す断面B−Bを示す断面図である。図6は第1実施形態におけるカム部材3の外観を示す図であり、図6(a)はカム部材3の外観を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)に示すY2方向側から見た状態のカム部材3を示す平面図であり、図6(c)は図6(a)に示すZ2方向側から見た状態のカム部材3を示す平面図である。図7は第1実施形態におけるギア部材8の外観を示す斜視図である。図8は第1実施形態におけるケース部材6の外観を示す図であり、図8(a)はケース部材6の外観を示す斜視図であり、図8(b)は図8(a)に示すZ1方向側から見た状態のケース部材6の外観を示す平面図であり、図8(c)は図8(a)に示すZ2方向側から見た状態のケース部材6の外観を示す平面図である。図9は第1実施形態における操作ノブ2の外観を示す図であり、図9(a)は操作ノブ2の外観を示す斜視図であり、図9(b)は図9(a)に示すY2方向側から見た状態の操作ノブ2を示す平面図であり、図9(c)は図9(a)に示すZ2方向側から見た状態の操作ノブ2を示す平面図である。
スイッチ素子100は、図1に示すように、基板1と、操作ノブ2と、カム部材3と、アクチュエータ4と、弾性シート(弾性部材)5と、ケース部材6と、カバー部材7と、ギア部材8と、スイッチ9と、可変抵抗器10と、を備え、図2に示すように外方へ突出して設けられた操作ノブ2を回動、押圧することで入力操作が可能である。
アクチュエータ4は金属材からなり、図1に示すように、球体に形成されている。また、アクチュエータ4の表面は鏡面状に形成されている。なお、本実施形態においては、2個のアクチュエータ4が用いられている。
スイッチ9は、図3に示すように、ボタン部9aを備えた押し釦スイッチであり、ボタン部9aを下方(Z2方向)へ押圧することで内部の回路の電気的な接続が切り換わる。また、押圧を止めると、ボタン部9aは押圧前の状態に復帰し、内部の回路の電気的な接続状態も押圧前の状態に復帰する。このように内部の回路の電気的な接続状態を切り替えることで入力操作を行なうことができる。
可変抵抗器10は、図3に示すように、中央に上下方向(Z1−Z2方向)に貫通した挿入孔10aを備えている。可変抵抗器10は挿入孔10aを介して内部の部品を回転させることで、抵抗値または電圧を変化させることができる回転型の可変抵抗器である。
基板1は、ガラスエポキシ基板を図3に示すように、円形状に形成したものである。基板1は円の中心を挟んだ位置に円形の貫通孔である逃げ孔1aをそれぞれ1つずつ有している。基板1は上面(Z1方向側の面)に回路が配線されており、本実施形態においては、中央位置付近(中心からX1方向よりの位置)にスイッチ9がマウントされ、逃げ孔1a同士を結んだ直線を境として、スイッチ9の一方側(Y2方向側)には回転型の可変抵抗器10がマウントされている。
弾性シート5はゴム材からなり、図4に示すように、円盤状に形成され、弾性および防水性を備えている。弾性シート5は基板1の上面全体を覆うことが可能な大きさに形成されているとともに、下面側(Z2方向側)は中空に形成され、スイッチ9および可変抵抗器10がマウントされた状態の基板1を収納可能な基板収納部5dを有する。また、弾性シート5は第1弾性支持部5aと第2弾性支持部5bと収納突部5eを有している。第1弾性支持部5aは、上面の円の中心を挟んだ位置に円柱状に突出して1つずつ形成されている。この第1弾性支持部5a同士の間隔は基板1の逃げ孔1a同士の間隔と同じである。第1弾性支持部5aは、図5に示すように、突出方向の先端部に、アクチュエータ4の球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部5cを有する。なお、第1弾性支持部5aの内部は中空に形成されており、基板収納部5dにつながっている。また、第1弾性支持部5aは押圧された方向へ変形可能である。第2弾性支持部5bは、図4に示すように、中央位置付近(中心からX1方向よりの位置)に、上方へ突出して形成されている。第2弾性支持部5bはスイッチ9の外形に沿った形状で突出し、内部は中空に形成されており、基板収納部5dにつながり、内部にスイッチ9を収納可能である。また、第2弾性支持部5bは押圧された方向へ変形可能である。収納突部5eは第1弾性支持部5a同士を結んだ直線を境として、第2弾性支持部5bの一方側(Y2方向側)に形成されている。収納突部5eは可変抵抗器10の外形に沿った形状で突出し、内部は中空に形成されており、基板収納部5dにつながり、内部に可変抵抗器10を収納可能である。また、収納突部5eは、上面の中央に上下方向に貫通した挿通孔5fが形成されている。
カム部材3は合成樹脂材からなり、図6に示すように、略円筒状に形成されている。カム部材3は、両端部が開放された円筒状に形成された円筒部3bを有している。円筒部3bの下端(Z2方向側端)には、円筒部3bの外周に沿って、外方へ突出した鍔部3cが全周にわたって形成されている。カム部材3は、鍔部3cの下方(Z2方向)側の面には、環状の接触面3aを有し、接触面3aの外周面には一定の間隔で凹凸が交互に形成された第1伝達ギア部3dを有する。接触面3aにおいて突出している箇所である突状部3eは曲面をもって形成されている。
ギア部材8は合成樹脂材からなる。ギア部材8は、図7に示すように、円環状に形成された円環部8aを有し、円環部8aの外周面には、一定の間隔で凹凸が交互に形成され、カム部材3の第1伝達ギア部3dと係合可能な第2伝達ギア部8bが全周にわたって設けられている。また、ギア部材8は、円環部8aから円環部8aの中心軸に沿って延出する連結部8cを有している。なお、連結部8cは弾性シート5の挿通孔5fに挿通可能であり、円環部8aは挿通孔5fには挿通できない大きさに形成されている。
連結部8cの先端部は二股に別れて形成された板状の圧入部8dを有し、圧入部8dは可変抵抗器10の挿入孔10aに圧入可能な大きさに形成されている。
ケース部材6は合成樹脂材からなり、図8に示すように、円筒が二重に配置されたような形状に形成されている。ケース部材6は弾性シート5を覆うことのできる大きさの円形の板状に形成された円盤部6aを有している。また、ケース部材6は円盤部6aの中心から上方(Z1方向)へ突出し、円筒状に形成された内側ガイド部6bを有している。内側ガイド部6bはカム部材3の円筒部3bに挿通可能な大きさに形成されており、両端部が開放されている。なお、内側ガイド部6bの下方側の端部には内側ガイド部6bの内周壁から板状に突出し、内側ガイド部6bの中心軸に直交する円形の開口を備えたガイド板6dが設けられている。また、ケース部材6は内側ガイド部6bと同心で、円盤部6aから上方へ突出し、内側ガイド部6bの周囲を囲み、内側ガイド部6bよりも高さが低い円筒状に形成された外側ガイド部6cを有する。内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとは、カム部材3の鍔部3cを配置可能な間隔を空けて配置され、上方は開放されている。また、内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとの内部底面には、内側ガイド部6bを挟んで両側(X1方向側とX2方向側)に下方へ貫通したアクチュエータ配置孔6eが一つずつ形成されている。なお、アクチュエータ配置孔6eはアクチュエータ4を挿入可能な円形の貫通孔であり、アクチュエータ配置孔6e同士は弾性シート5の第1弾性支持部5a同士の離間距離と同じ離間距離を持って配置されている。また、外側ガイド部6cの、アクチュエータ配置孔6e同士を結ぶ直線を挟んで一方側(Y2方向側)には、一部、外側ガイド部6cに食い込むように、円盤部6aから上方へ円柱状に突出したギア部材配置部6fが形成されている。ギア部材配置部6fは内部が中空に形成され、下方は円形状に開放され、その開口は内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとの内部底面にまで及んでいる。また、ギア部材配置部6fは内部にギア部材8の円環部8aを収納可能な大きさに形成されている。
操作ノブ2は合成樹脂材からなり、図9に示すように、一方が開放された円筒状に形成されている。操作ノブ2は、下方(Z2方向側)が開放された円筒状に形成された操作部2aを有している。操作部2aは内部にカム部材3の円筒部3bを挿入可能な大きさに形成されている。また、操作ノブ2は、操作部2aの内部天面の中央から下方へ板状に突出して形成されたシャフト部2bを有する。シャフト部2bの突出方向の先端は二股に分かれており、二股に分かれた一方(X1方向側)は他方より長く、押圧部2cが形成されている。シャフト部2bはケース部材6の内側ガイド部6bの内部に挿通可能で内側ガイド部6bの高さ寸法よりも大きい寸法の長さに形成されており、押圧部2cはケース部材6のガイド板6dの開口に挿入可能な大きさに形成されている。
カバー部材7は合成樹脂材からなり、図1に示すように、下方(Z2方向側)が開放され、ドーム状に形成されている。カバー部材7は、内部が中空でケース部材6の内側ガイド部6bおよび外側ガイド部6cとを収納可能なドーム状に形成されたドーム部7aを有している。カバー部材7はドーム部7aの頭頂部に操作ノブ2を挿通可能な大きさに形成された貫通孔である操作ノブ配置孔7bが形成されている。
次にスイッチ素子100の構造について図10および図11を用いて説明する。図10は図2に示す断面C−Cを示す模式断面図である。図11は図2に示す断面D−Dを示す模式断面図である。
図10に示すように、スイッチ9および可変抵抗器10がマウントされた基板1上には、基板1の上面全体を覆うように弾性シート5が配置されている。このとき、基板1は基板収納部5d内に配置されるとともに、スイッチ9は第2弾性支持部5bの下方に、可変抵抗器10は収納突部5eの下方にそれぞれ配置される。また、図11に示すように、第1弾性支持部5aは逃げ孔1aの上にそれぞれ配置される。また、可変抵抗器10の挿入孔10aは、図10に示すように、弾性シート5の挿通孔5fに対応するように配置されている。また、ギア部材8は、連結部8cの圧入部8dを、挿通孔5fに挿通させるとともに、挿入孔10aに圧入し、回動可能に可変抵抗器10に係合される。これにより、ギア部材8が回動することで、可変抵抗器10の出力値を変化させることが可能となる。
次に、ケース部材6は弾性シート5の上に重ねて配置され、基板1、弾性シート5およびケース部材6は一体に係止される。この時、ギア部材8は円環部8aがケース部材6のギア部材配置部6f内に収納され、第2伝達ギア部8bの一部が、内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとの間の隙間に突出している。また、アクチュエータ配置孔6eは、図11に示すように、第1弾性支持部5aの上方にそれぞれ配置され、アクチュエータ4はアクチュエータ配置孔6e内に挿入され、アクチュエータ保持部5c上に配置される。
次に、カム部材3は、図10に示すように、円筒部3bの内部にケース部材6の内側ガイド部6bを鍔部3c側から挿通し、内側ガイド部6bを軸として回動可能に配置される。鍔部3cは内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとの間に配置され、内側ガイド部6bと外側ガイド部6cとの間に一部突出したギア部材8の第2伝達ギア部8bと第1伝達ギア部3dとが係合している。第2伝達ギア部8bと第1伝達ギア部3dとが係合することで、カム部材3が回動するのに連動してギア部材8も回動する。また、図11に示すように、カム部材3の接触面3aに対してアクチュエータ4が接触して配置され、第1弾性支持部5aはアクチュエータ4を接触面3aに対して弾性付勢する。
次に、カバー部材7は、図10に示すように、操作ノブ配置孔7bに、カム部材3の円筒部3bおよびケース部材6の内側ガイド部6bを挿通した状態で、ケース部材6に重ねて配置されるとともに、ケース部材6に係止される。これにより、カム部材3は脱落することなく、カバー部材7のドーム部7aの内部に回動可能に保持される。
次に、操作ノブ2はシャフト部2bをケース部材6の内側ガイド部6bの内部に挿通させるとともに、操作部2aの内部に内側ガイド部6bおよびカム部材3の円筒部3bを挿通した状態で、基板1の上方に配置される。このとき、シャフト部2bの先端に形成された押圧部2c(図9参照)はケース部材6のガイド板6d(図8参照)の開口に挿入された状態で、弾性シート5の第2弾性支持部5bに当接している。第2弾性支持部5bは操作ノブ2を上方へ弾性付勢する。また、カム部材3は操作ノブ2を支持し、操作ノブ2は回転動作および垂直動作が可能に支持される。このようにしてスイッチ素子100は形成される。
次にスイッチ素子100の動作について図2と図10ないし図14を用いて説明する。図12は第1実施形態における操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合のスイッチ素子100の動作を示す模式断面図である。図13は第1実施形態における操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合のアクチュエータ4の動作を示す模式断面図である。図14は第1実施形態における操作ノブ2を回動させる入力操作を行った場合のアクチュエータ4の動作を示す模式断面図である。
スイッチ素子100は、操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作と、操作ノブ2を回動させる入力操作が可能である。先ず、操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合のスイッチ素子100の動作について説明する。スイッチ素子100は未操作時においては図10および図11に示す状態にある。なお、以下において、図10および図11に示す状態を初期状態と呼ぶ。操作ノブ2を下方へ押し込むと、図12に示すように、操作ノブ2はカム部材3と一体に下方へ移動する。操作ノブ2が下方へ移動することで、操作ノブ2の押圧部2cは、第2弾性支持部5bを押圧する。ゴム材からなる第2弾性支持部5bは下方へ変形しながらスイッチ9のボタン部9a(図3参照)を押圧する。すなわち、第2弾性支持部5bを介して操作ノブ2がスイッチ9を操作し、スイッチ9の内部回路の電気的な接続状態が切り換わる。スイッチ9の内部回路の電気的な接続状態が切り換わることで、操作ノブ2を下方へ押し込む入力操作を行った場合の入力が行われる。また、このとき、カム部材3の接触面3aに接触しているアクチュエータ4は、図13に示すように、カム部材3により下方へ押圧される。下方へ押圧されたアクチュエータ4は下方に配置されている第1弾性支持部5aを下方へ押圧する。ゴム材からなる第1弾性支持部5aは下方へ押圧されるとつぶれるように変形し、アクチュエータ4は下方へ移動する。このようにゴム材からなる第1弾性支持部5aが変形し、アクチュエータ4が下方へ移動することで、操作ノブ2に押圧されたカム部材3は下方へ移動可能となる。なお、操作ノブ2への押圧を解除すると、第1弾性支持部5a、第2弾性支持部5bおよびボタン部9aの復帰力によりスイッチ素子100は初期状態に復帰する。
次に、操作ノブ2を回動させる入力操作を行った場合のスイッチ素子100の動作について説明する。操作ノブ2を回動させると、操作ノブ2と共にカム部材3が回転動作を行う。カム部材3の第1伝達ギア部3dとギア部材8の第2伝達ギア部8bとは係合しているため、カム部材3が回転する力は第2伝達ギア部8bを介してギア部材8に伝達され、ギア部材8が回動する。ギア部材8の圧入部8dは可変抵抗器10の挿入孔10aに圧入されているため、ギア部材8が回動することで、回転型の可変抵抗器である可変抵抗器10の操作を行う。可変抵抗器10を操作し抵抗値または電圧を変化させることで、操作ノブ2を回動させる入力操作を行った場合の入力が行われる。また、このとき、カム部材3の接触面3aに接触しているアクチュエータ4は、カム部材3の回動に伴い上下動を行う。以下、初期状態から操作ノブ2を図2に示すL方向に回動させた場合について説明する。初期状態からL方向に操作ノブ2を回動させると、接触面3aもL方向へ回動する。初期状態において接触面3aの凹部において接触していたアクチュエータ4は、図14に示すように、徐々に接触面3aとの接触箇所が凹部から凸部の先端位置に変わる。このとき、アクチュエータ4は接触面3aにより下方(Z2方向)へ押圧される。下方へ押圧されたアクチュエータ4は下方に配置されている第1弾性支持部5aを下方へ押圧する。ゴム材からなる第1弾性支持部5aは下方へ押圧されるとつぶれるように変形し、アクチュエータ4は下方へ移動する。このようにゴム材からなる第1弾性支持部5aが変形し、アクチュエータ4が下方へ移動することで、操作ノブ2に押圧されたカム部材3はL方向へ回動可能となる。なお、アクチュエータ4と接触面3aとの接触箇所が徐々に凸部の先端位置から凹部に変わると、第1弾性支持部5aの復帰力によりスイッチ素子100は初期状態に復帰する。このように接触面3aに沿うとともに、第1弾性支持部5aの付勢力に抗してアクチュエータ4が上下動することで、操作者には操作ノブ2を介してクリック感触が伝わる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のスイッチ素子100では、基板1と、基板1の上方に配置され、回転動作および垂直動作が可能に支持された操作ノブ2と、操作ノブ2を支持し操作ノブ2と共に回転動作を行うと共に、下方には凹凸が交互に形成された環状の接触面3aを有するカム部材3と、接触面3aに対して接触して配置されたアクチュエータ4と、アクチュエータ4を接触面3aに対して弾性付勢する第1弾性支持部5aと、操作ノブ2を上方へ弾性付勢する第2弾性支持部5bと、を有したスイッチ素子であって、基板1上には弾性シート5が配置され、弾性シート5は第1弾性支持部5aと第2弾性支持部5bと、を有する、構成とした。
これにより、従来、個別の部品として形成されていた第1弾性支持部5aと第2弾性支持部5bとを、弾性シート5と一体に形成することで、部品点数を削減することができるとともに、第1弾性支持部5aと第2弾性支持部5bとを個別に組み込む工程を無くすことができる。したがって、組立を容易にできるスイッチ素子を提供することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のスイッチ素子100では、弾性シート5はゴム材料から形成することで、弾性シート5の下方に配置された構成部品に対して防水性を備えた構成としている。
また、本実施形態のスイッチ素子100では、アクチュエータ4は球体に形成されており、第1弾性支持部5aはアクチュエータ4の球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部5cを有する、構成とした。
これにより、アクチュエータ4の球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部5cを設けることで、球体に形成されたアクチュエータ4を容易な構造で保持することができる。また、アクチュエータ4を球状に形成することで、カム部材3が回転するときに、アクチュエータ4も回転方向へアクチュエータ保持部5c内で回転するため、操作感触がよくなる。すなわち、簡易な構造で組立も容易であるとともに、回転操作感触を良くすることができる。
また、本実施形態において、アクチュエータ4を鉄球としている。鉄球にすることで、射出成型などで球体を形成する場合に比べて、アクチュエータ4の表面をより滑らかにすることができ、バリの処理なども必要ないため、容易に球体を形成することができる、という効果を奏する。
また、本実施形態のスイッチ素子100では、弾性シート5は基板1の上面全体を覆うように配置されている、構成とした。
これにより、基板1の上面全体を弾性シート5で覆うことで、更に防水の効果を有す、という効果を奏する。
以上のように、本発明の実施形態に係るスイッチ素子を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
[変形例1]
本実施形態において、アクチュエータ保持部5cは、球体であるアクチュエータ4の球面に沿った凹形状としたが、アクチュエータ4を保持できる形状であれば、必ずしも球面に沿った凹形状でなくても良い。ただし、例えば角のある凹形状とした場合、スイッチ素子100への操作に伴ってアクチュエータ保持部5cを含める第1弾性支持部5aが頻繁に変形を繰り返すと、角の部分からヒビが入り、付勢力が弱まる懸念がある。
[変形例2]
本実施形態において、アクチュエータ4は球体としたが、アクチュエータ4は球体でなくても良く、例えば、円柱の一端側のみ球面状に形成されているような形状でも良い。
[変形例3]
本実施形態において、スイッチ素子100には照光機能がないが、照光機能を持たせても良い。例えば、内部に光源を配置し、操作ノブ2の操作部2aの上面及びシャフト部2bを透光性を備えた合成樹脂材で形成し、シャフト部2bをライトガイドとし、操作部2aの上面を照光させても良い。
1 基板
1a 逃げ孔
2 操作ノブ
2a 操作部
2b シャフト部
2c 押圧部
3 カム部材
3a 接触面
3b 円筒部
3c 鍔部
3d 第1伝達ギア部
3e 突状部
4 アクチュエータ
5 弾性シート
5a 第1弾性支持部
5b 第2弾性支持部
5c アクチュエータ保持部
5d 基板収納部
5e 収納突部
5f 挿通孔
6 ケース部材
6a 円盤部
6b 内側ガイド部
6c 外側ガイド部
6d ガイド板
6e アクチュエータ配置孔
6f ギア部材配置部
7 カバー部材
7a ドーム部
7b 操作ノブ配置孔
8 ギア部材
8a 円環部
8b 第2伝達ギア部
8c 連結部
8d 圧入部
9 スイッチ
9a ボタン部
10 可変抵抗器
10a 挿入孔
100 スイッチ素子

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に配置され、回転動作および垂直動作が可能に支持された操作ノブと、
    前記操作ノブを支持し前記操作ノブと共に回転動作を行うと共に、下方には凹凸が交互に形成された環状の接触面を有するカム部材と、
    前記接触面に対して接触して配置されたアクチュエータと、
    前記アクチュエータを前記接触面に対して弾性付勢する第1弾性支持部と、
    前記操作ノブを上方へ弾性付勢する第2弾性支持部と、
    を有したスイッチ素子であって、
    前記基板上には弾性部材が配置され、前記弾性部材は前記第1弾性支持部と前記第2弾性支持部と、を有することを特徴とするスイッチ素子。
  2. 前記アクチュエータは球体に形成されており、
    前記第1弾性支持部は前記アクチュエータの球面に沿って凹形状に形成されたアクチュエータ保持部を有することを特徴とする請求項1に記載のスイッチ素子。
  3. 前記弾性部材は前記基板の上面全体を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチ素子。
JP2013246127A 2013-11-28 2013-11-28 スイッチ素子 Withdrawn JP2015103509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013246127A JP2015103509A (ja) 2013-11-28 2013-11-28 スイッチ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013246127A JP2015103509A (ja) 2013-11-28 2013-11-28 スイッチ素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015103509A true JP2015103509A (ja) 2015-06-04

Family

ID=53379029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013246127A Withdrawn JP2015103509A (ja) 2013-11-28 2013-11-28 スイッチ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015103509A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003346603A (ja) * 2002-05-29 2003-12-05 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置
JP2011040280A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Niles Co Ltd ノブ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003346603A (ja) * 2002-05-29 2003-12-05 Tokai Rika Co Ltd スイッチ装置
JP2011040280A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Niles Co Ltd ノブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6388212B1 (en) Push and rotary operating type electronic component
TWI405230B (zh) Multi-directional switch
CA2642326A1 (en) Switch
JP2011175836A (ja) 回転操作装置
JP2008262720A (ja) 多方向入力装置
JP2006260826A (ja) 回転型電気部品
US20130306458A1 (en) Rotary electric component
JP2017199615A (ja) スイッチ
JP2009211902A (ja) 多方向入力装置
JP2008112975A (ja) 回転型電気部品
JP2010003424A (ja) 多方向入力装置
KR20140147244A (ko) 전자 기기의 키 장치
JP2015103509A (ja) スイッチ素子
JP6049079B2 (ja) レバースイッチ
JP4429144B2 (ja) スイッチ機構及び多方向揺動型スイッチ機構
JP5819130B2 (ja) 回転型電気部品
JP2013041727A (ja) 電子部品
JP2007066636A (ja) 複合操作型スイッチ
JP4057500B2 (ja) 多方向入力装置
JP5180725B2 (ja) 回転型摺動子連結体及び回転式電子部品
JP4894807B2 (ja) 多方向キースイッチ
JP2009289722A (ja) ロータリースイッチ
JP2005302348A (ja) 多方向操作スイッチ
JP2005129465A (ja) 多方向揺動型スイッチ
JP2016207650A (ja) 回転操作型電子部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170704

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20170721