JP2015102922A - 診療情報表示装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】診療情報表示装置、方法およびプログラムにおいて、複数の診療項目を主診療項目と関連診療項目に区分し、主診療項目の診療データを主な表示として初期表示を行う際に、重要な関連診療項目の診療データの見落としを防止する【解決手段】関連診療項目ごとに、その関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、それぞれの関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定し、初期表示において、主診療項目の診療データに加え、要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させないようにする。【選択図】図5
Description
本発明は、複数の診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示装置、方法およびプログラムに関するものである。
医療分野においては、病名を診断したり治療方針を決定するための参考情報として、患者に対して実施された検査結果などの複数の診療情報を表示装置に表示する処理が行われている。患者に実施される検査には様々な種類があり、医療現場では、この蓄積された大量のデータの中から患者の診断上注目すべき診療項目の診療データをより効率良く把握したいという要望がある。
そこで、従来の診療情報表示装置では、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目またはその主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、初期表示画面においては、主診療項目の診療データのみを表示の対象とし、関連診療項目の診療データは医者等のユーザが所望のタイミングで任意に展開して表示させたり、再び折りたたんで非表示にしたりすることができるようにすることで、注目すべき患者の診療情報を効率的に参照できるようにすることが行われている。
また、特許文献1には、画面上に複数の検査データ(臨床情報)を表示する際に、その表示される各検査データを正常値であるか又は正常範囲から外れた異常値であるかを視覚的に区別可能な態様で表示する技術が開示されている。
しかしながら、主診療項目の診療データのみを初期表示の対象とし、関連診療項目の診療データはその後のユーザによる指示に応じて適宜表示できるようにした上記表示方法は、主診療項目を中心とした診療情報の参照効率を向上させる上で有効だが、関連診療項目の診療データを初期表示の対象から除外しているため、関連診療項目の診療データにおける診断上参照すべき診療情報を見落としてしまう可能性があるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、複数の診療項目を主診療項目と関連診療項目に区分し、主診療項目の診療データを主な表示として初期表示を行う際に、関連診療項目の診療データにおける診断上参照すべき診療情報の見落としを防止する臨床情報表示装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の診療情報表示装置は、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示装置であって、関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する表示要否判定部と、上記表示の初期表示画面において、主診療項目の診療データに加え、表示要否判定部により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、表示要否判定部により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない表示制御部とを備えたことを特徴とする。
ここで、「診療データ」は、患者の診断治療を目的として取得された種々の医用データを広く意味するものであり、その例として、検体検査情報や画像検査情報などの検査情報を表すデータと、投薬情報などの治療情報を表すデータと、表示対象者の診断、症状、外科的な処置など診断に関する情報を医師らが記録した電子カルテや退院サマリなどの診断情報を表すデータと、表示対象者の体温、血圧、呼吸数などの患者の生体情報を表すデータなどがあげられる。たとえば、検体検査において、1つまたは複数の検査項目のそれぞれについて、検査日ごとに検査データが取得されている場合、その各検査日の検査データを対応する診療項目の診療データとすることができる。
また、本発明の診療情報表示装置において、表示制御部は、関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データについて、該診療データが過去に表示済みであるか否かの履歴情報を有し、該履歴情報に基づいて要表示と判断された各診療データが過去に表示済みであるか否かを判定し、上記表示の初期表示画面において、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目の診療データを表示せず、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させるものであってもよい。
ここで、「初期表示画面」は、診療情報表示の開始を指示するユーザによる入力に応じて診療情報を表示する最初の画面を意味する。また、「過去」は、今回の診療情報表示の開始時点を基準とし、「過去に表示済みであるか否か」は、今回の診療情報表示の開始までに終了した過去の診療情報表示における対象診療データの表示の有無を意味する。
また、本発明の診療情報表示装置において、表示制御部は、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目の診療データを表示させる際に、表示させる各診療データが要表示の診療データであるか否かを視覚的に区別可能な態様で表示させるものであってもよい。
また、本発明の診療情報表示装置において、表示制御部は、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目が関連付けられた主診療項目を特定し、上記表示の初期表示画面において、特定された主診療項目に関連付けられた全ての関連診療項目の診療データを表示させるものであってもよい。この表示の際に、表示制御部は、要表示の診療データを含む関連診療項目を要表示の診療データを含まない関連診療項目に優先して表示させるものであってもよい。
また、本発明の診療情報表示装置において、表示制御部は、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目が関連付けられた主診療項目を特定し、上記表示の初期表示画面において、特定された主診療項目の表示領域内に、その主診療項目に関連付けられた要表示の診療データを含む関連診療項目の数を表示させるものであってもよい。
また、本発明の診療情報表示装置において、表示要否判定部は、関連診療項目の各診療データに対し予め設定された異常を判断するための異常判断基準を用いて異常であるか否かを判断し、異常と判断された診療データを要表示の診療データと判断するものであってもよい。
本発明の診療情報表示方法は、表示要否判定部と、表示制御部とを備えた診療情報表示装置によって実行される、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示方法であって、表示要否判定部が、関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する第1の工程と、表示制御部が、上記表示の初期表示画面において、主診療項目の診療データに加え、表示要否判定部により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、表示要否判定部により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない第2の工程とを含むことを特徴とする。
また、上記本発明の診療情報表示方法は、第2の工程において、表示制御部が、関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データが過去に表示済みであるか否かの履歴情報に基づいて要表示と判断された各診療データが過去に表示済みであるか否かを判定し、上記表示の初期表示画面において、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目の診療データを表示せず、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させるものであってもよい。
本発明による診療情報表示プログラムは、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示プログラムであって、コンピュータを、上記本発明の診療情報表示装置の各部として機能させるプログラムである。このプログラムは、CD−ROM,DVDなどの記録メディアに記録され、またはサーバコンピュータに付属するストレージやネットワークストレージにダウンロード可能な状態で記録されて、ユーザに提供される。
本発明の診療情報表示装置、方法及びプログラムによれば、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる際に、前記関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定し、上記表示の初期表示画面において、主診療項目の診療データに加え、要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させないようにしたので、複数の診療項目を主診療項目と関連診療項目に区分し、主診療項目の診療データを主な表示として初期表示を行う際に、関連診療項目の診療データにおける診断上参照すべき診療情報の見落としを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る診療情報表示装置を適用した医療情報システムについて説明する。図1は、この医療情報システム10の概略構成図であり、診療情報表示装置1の機能ブロック図である。
図1に示すように、医療情報システム10は、診療情報表示装置1、診療科端末2、電子カルテ管理サーバ4、画像診断システム6、および検査データ管理サーバ7がネットワークを介して通信可能に接続されて構成されている。
電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテが記憶された電子カルテデータベースを備えたコンピュータであり、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアに加え、診療科端末2等の要求に応じて、各電子カルテに対応付けられた画像や、検査結果等の診療情報の検索および検索結果の送受信を行うためのソフトウェアが組み込まれている。電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテに対応付けられた各診療情報を取得可能に、診療情報表示装置1、診療科端末2、検査データ管理サーバ7、画像診断システム6などとネットワークを介して接続されている。
検査データ管理サーバ7は、検査データが記憶された検査データ管理データベースを備えたコンピュータであり、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアに加え、検査データの管理用ソフトウェアが組み込まれている。各診療科端末2から入力された検査オーダにしたがって複数の検体検査項目のそれぞれについて検査日ごとに取得された各検査データとその検査日の情報は、各検査室に配置される検査室端末において、検査オーダや患者IDと関連づけて入力され、ネットワークを介して検査データ管理データベースに記憶される。
画像診断システム6は、公知のコンピュータシステムであり、ここでは、画像診断医用ワークステーションと、CT、MRI等のモダリティと、CT、MRI等のモダリティでの撮影によって得られた画像データが格納された画像データベースを備えた画像管理サーバ61と、撮影で得られた画像の読影結果を含む読影レポートが格納された読影レポートデータベースを備えた読影レポートサーバ62とがネットワークを介して通信可能に接続された構成となっている。画像診断医用ワークステーションは、種々の画像解析処理ソフトウェアがインストールされ、診断目的・対象に応じて、種々の画像解析処理を実行することが可能なように構成されている。
診療科端末2は、診療科の医師などが患者の診療情報の閲覧や検査オーダの入力などに利用するコンピュータであり、一般的なディスプレイである表示部2Aと、キーボード及びマウスからなる入力部2Bとを備えている。また、診療科端末2は、各診療科で実施された検査結果データや、作成された電子カルテなどの診療情報を表示して参照するためにも利用され、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアと、作成された電子カルテなどの診療情報を表示するためのアプリケーションソフトウェアとがそれぞれインストールされている。
また、本実施形態においては、診療科端末2は、入力部2Bにより医師らのユーザによる診療情報表示の開始を指示する操作と患者IDなどの必要な情報の指定(または入力)操作を受け付けると、診療情報表示のための各種指示と必要に応じて各種指示に対応するデータを後述の診療情報表示装置1に送信する。診療情報表示装置1は、これらの各種指示(および必要に応じて対応するデータ)を受信して、入力された患者IDに対応する複数の診療情報等の本実施形態の診療情報表示に必要な情報を診療科端末2に送信する。すると、診療科端末2はこれらの表示設定情報および必要な情報を受信し、受信した情報に基づいて、診療科端末2の表示部2Aの表示画面に後述の診療情報表示画面を表示する。
診療情報表示装置1は、診療情報管理データベース1Aを備えたコンピュータである。また、診療情報表示装置1は、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアがインストールされており、診療情報の管理サーバとしての機能を兼ね備えている。診療情報表示装置1は、電子カルテ管理サーバ4と、診療科端末2と、検査データ管理サーバ7と、画像管理サーバ61と、読影レポートサーバ62にネットワークを介して接続され、接続された各サーバ等から、患者IDに基づいて、その患者の電子カルテ、各種検査結果データ、画像データ、読影レポートなどの診療情報11aを検索して取得し、患者IDごとに対応付けて診療情報管理データベース1Aに記憶する。なお、診療情報表示装置1は、管理する診療情報を毎日定時に更新する。その他、診療情報表示装置1は、上記各サーバ等からの要求に応じて、適宜各サーバ等から送信された各診療情報を受信して更新し、また、診療情報表示装置1の必要に応じて、適宜上記各サーバ等から各診療情報を取得して更新する。
また、診療情報表示装置1には、本実施形態にかかる診療情報表示プログラムがインストールされている。そして、この診療情報表示プログラムの実行により、診療情報表示装置1は、上述のように患者の診療情報11aを取得し診療情報管理データベース1Aに記憶する診療情報取得部11と、関連診療項目ごとに、その関連診療項目に属する1つまたは複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、その関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する表示要否判定部12と、表示画面上における診療情報の表示を制御する表示制御部13として機能する。
たとえば、診療科端末2において、医師らのユーザによる診療情報表示の開始を指示する操作と患者IDなどの必要な情報の入力操作を受け付けると、診療情報取得部11が、入力された患者IDに基づいて、電子カルテ管理サーバ4、検査データ管理サーバ7、画像管理サーバ61および読影レポートサーバ62からその患者に関する診療情報を検索して取得し診療情報管理データベース1Aに記憶させる。診療情報管理データベース1Aには、診療情報11aとして、複数の診療項目のそれぞれについて、その診療項目に属する1つまたは複数の診療データのそれぞれがその診療データの登録日の情報に対応付けられて記憶される。また、複数の診療項目のそれぞれは、予め定義されたルールに従って、主診療項目とその主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目に区分されている。図2は、主診療項目と関連診療項目に区分された診療項目の階層構造の一例を示す図である。
そして、表示要否判定部12が、診療情報管理データベース1Aに記憶された患者の診療情報11aに含まれている関連診療項目ごとに、その関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し表示の要否を判断することにより、その関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する。このとき、各関連診療項目に対応してその診療項目に内容に対応した異常を判断するための判断基準が予め用意され、表示要否判定部12は、その関連診療項目に対応する判断基準を用いてその関連診療項目の各診療データが異常であるか否かを判断することにより、異常であると判断された診療データを要表示の診療データと判断することができる。
上記異常の判断は、基本的には、異常を判断する対象の診療データが所定の基準値範囲(正常値)を外れたか否かに基づいて異常を判断する。このとき、異常の判断基準は、対象患者の診療情報の履歴に基づいて適宜設定、変更することができる。また、診療項目によっては、異常を判断する対象の診療データに加え、その診療データの検査日を基準に定められた一定期間内の各検査日における他の診療データをさらに考慮して、対象の診療データの異常を判断する場合がある。たとえば、対象の診療データを含む一連の診療データが所定の基準値以上の変動幅で異常方向に上昇あるいは低下したか否かに基づいて、又は、対象の診療データの検査日を基準に定められた一定期間において、診療データが所定の基準値範囲を外れた状態が所定期間以上続いたか否かに基づいて、対象の診療データの異常を判断することができる。
次に、表示制御部13が、診療情報管理データベース1Aに記憶された患者の診療情報11aに基づいて診療情報の初期表示画面を生成し表示させる。表示制御部13は、診療情報の初期表示画面において、主診療項目の診療データに加え、表示要否判定部12により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、表示要否判定部12により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない。
たとえば、図2に示すような階層構造を有する複数の診療情報について表示を行う際に、表示要否判定部12において関連診療項目1−1〜1−3,2−1のいずれも要表示の診療データを含むものではないと判定された場合、表示制御部13は、たとえば図3に示すような、主診療項目1〜3の診療データのみを表示させた初期表示画面を生成し表示させることとなる。このとき、関連診療項目を有する各主診療項目1および2にはそれぞれ、診療項目名の表示のすぐ左に開閉用三角ボタンC1が設けられ、ユーザによるボタン操作に応じてその主診療項目に関連付けられている関連診療項目の診療データを展開して表示させたり、再び折りたたんで非表示にしたりすることができるように構成される。なお、図3の表示画面には、主診療項目1〜3のそれぞれについての、9月28日および9月29日(本日)の各日における診療データが表示されている場合が示されており、本日に対応する日付(9月29日)が丸い囲み線C2で示されている。
一方、表示要否判定部12において関連診療項目1−1と1−2が要表示の診療データを含むものであると判定された場合には、表示制御部13は、たとえば図4に示すような、主診療項目1〜3の診療データに加え、要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目1−1と1−2の診療データがさらに表示させた初期表示画面を生成し表示させることとなる。図4の表示画面では、表示要否判定部12において要表示の診療データと判断された診療データのセルには色をつけている。表示制御部13は、このように要表示の診療データと判断された診療データの表示セルにその他のセルとは異なる色をつける等の方法により、各診療データが要表示の診療データであるか否かを視覚的に区別可能な態様で表示させる。
図4に示すように、表示制御部13は、要表示の診療データを含む関連診療項目1−1と1−2が関連付けられた主診療項目1を特定し、その特定された主診療項目1に関連付けられた全ての関連診療項目1−1〜1−3(要表示の診療データを含まない関連診療項目1−3を含む)の診療データを表示させるものとすることができる。このとき、表示制御部13は、同じ主診療項目に関連付けられている複数の関連診療項目の並び順を、要表示の診療データを含む関連診療項目がその他の関連診療項目よりも優先的に表示されるように調整する。人間の目線の動きは、左から右へ、上から下へというのが通常であることから、たとえば複数の関連診療項目を上下方向に並べて表示させる場合には、要表示の診療データを含む関連診療項目を上位に表示させ、左右方向に並べて表示させる場合には、要表示の診療データを含む関連診療項目を左側に表示させる。
また、表示制御部13は、図4に示すように、要表示の診療データを含む関連診療項目が関連付けられた主診療項目の表示領域内に(図4では、診療項目名の表示セルの右隅)、その主診療項目に関連付けられた要表示の診療データを含む関連診療項目の数M1を表示させることができる。
なお、表示制御部13は、図4の表示画面に代えて、要表示を含まない関連診療項目1−3の表示を省略したたとえば図5に示すような初期表示画面を生成し表示させるものであってもよい。図5の表示画面では、要表示の診療データを含む関連診療項目1−1と1−2のみを表示の対象とし、要表示を含まない関連診療項目1−3についてはその表示を省略している。
さらに、表示制御部13は、関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データについて、その診療データが、今回の診療情報表示の開始前までに終了した過去の診療情報表示において表示されたものであるか否かの履歴情報13aを診療情報管理データベース1Aに記憶しておき、その履歴情報13aに基づいて、表示要否判定部12により要表示と判断された各診療データが過去に表示されたものであるか否かを判定し、まだ表示されたことがない要表示の診療データを含む関連項目の診療データのみを表示の対象とし、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目については診療データの表示を省略する。そして、要表示の診療データを含む関連診療項目の表示を省略する際には、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させる。
例えば、図4または図5の表示画面による診療情報の表示を終了した後に、再び同じ診療情報について診療情報表示の開始を指示するユーザによる入力を受け付けた場合には、表示制御部13は、関連診療項目1−1と1−2の要表示の診療データがいずれも表示済みであることから、図6に示すように、関連診療項目1−1と1−2の表示を省略し、それらの関連診療項目が関連付けられた主診療項目1の診療項目名の表示セル等に、要表示の診療データを含む非表示の関連診療データが存在することを表すマークM2を表示させることができる。なお、図6の表示画面では、びっくりマークで非表示の関連診療データの存在を表している場合を示したが、これに代えて(又はこれに加えて)、図4または図5に示すような、要表示の診療データを含む関連診療項目の数の表示を、非表示の関連診療データが存在することを表す表示として利用してもよい。
上述のように、本実施形態の医療情報システム10によれば、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目またはその主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる際に、表示要否判定部12が、関連診療項目ごとに、その関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、その関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定し、表示制御部13が、上記表示の初期表示画面において、主診療項目の診療データに加え、表示要否判定部12により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、表示要否判定部12により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させないようにしているので、複数の診療項目を主診療項目と関連診療項目に区分し、主診療項目の診療データを主な表示として初期表示を行う際に、関連診療項目の診療データにおける診断上参照すべき診療情報の見落としを防止することができる。
また、表示制御部13が、関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データについて、その診療データが過去に表示済みであるか否かの履歴情報を有し、その履歴情報に基づいて要表示と判断された各診療データが過去に表示済みであるか否かを判定し、上記表示の初期表示画面において、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目についてはその表示を省略し、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させるようにしているので、診療データの蓄積により要表示データを含む関連診療項目の数が増大しても、表示の対象とする関連診療項目の数を抑えることができ、診療情報の参照効率を高く維持することができる。
なお、上記実施の形態では、表示制御部13が、今回の診療情報表示の開始までに終了した過去の診療情報表示において要表示の診療データが表示済みであるか否かを判断するものである場合について説明したが、これに代えて、今回の診療情報表示の開始点よりも過去のある時点までに終了した診療情報表示において要表示の診療データが表示済みであるか否かを判断するようにしてもよい。ここで、過去のある時点としては、たとえばユーザにより指定された過去の特定の時点、今回の診療情報表示の開始点から一定期間過去にさかのぼった時点等を用いることができる。
なお、上記実施形態に限定されず、診療情報表示装置の構成要素の一部または全部は、1台のワークステーションにより構成されたものであってもよく、ネットワークを介して接続された一台以上のワークステーション、サーバ、記憶装置によって構成されたものであってもよい。なお、各機器は、CD−ROM等の記録媒体からインストールされた本明細書の診療情報表示を行うプログラムによって制御される。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
また、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に変形および応用が可能である。
1 診療情報表示装置
1A 診療情報管理データベース
11 診療情報取得部
11a 診療情報
12 表示要否判定部
13 表示制御部
13a 履歴情報
2 診療科端末
C2 開閉用三角ボタン
1A 診療情報管理データベース
11 診療情報取得部
11a 診療情報
12 表示要否判定部
13 表示制御部
13a 履歴情報
2 診療科端末
C2 開閉用三角ボタン
Claims (10)
- 複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示装置であって、
前記関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する表示要否判定部と、
前記表示の初期表示画面において、前記主診療項目の診療データに加え、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない表示制御部とを備えた診療情報表示装置 - 前記表示制御部が、前記関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データについて、該診療データが過去に表示済みであるか否かの履歴情報を有し、該履歴情報に基づいて前記要表示と判断された各診療データが過去に表示済みであるか否かを判定し、前記表示の初期表示画面において、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目の診療データを表示せず、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させるものである請求項1記載の診療情報表示装置。
- 前記表示制御部が、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目の診療データを表示させる際に、表示させる各診療データが要表示の診療データであるか否かを視覚的に区別可能な態様で表示させるものである請求項1または2記載の診療情報表示装置。
- 前記表示制御部が、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目が関連付けられた主診療項目を特定し、前記表示の初期表示画面において、前記特定された主診療項目に関連付けられた全ての関連診療項目の診療データを表示させるものである請求項1または3記載の診療情報表示装置。
- 前記表示制御部が、前記特定された主診療項目に関連付けられた全ての関連診療項目の診療データを表示させる際に、前記要表示の診療データを含む関連診療項目を優先的に表示させるものである請求項4記載の診療情報表示装置。
- 前記表示制御部が、要表示と判定された診療データを含む関連診療項目が関連付けられた主診療項目を特定し、前記表示の初期表示画面において、前記特定された主診療項目の表示領域内に、該主診療項目に関連付けられた要表示の診療データを含む関連診療項目の数を表示させるものである請求項1から5のいずれか1項記載の診療情報表示装置。
- 前記表示要否判定部が、前記関連診療項目の各診療データに対し予め設定された異常を判断するための異常判断基準を用いて異常であるか否かを判断し、異常と判断された診療データを要表示の診療データと判断するものである請求項1から6のいずれか1項記載の診療情報表示装置。
- 表示要否判定部と、表示制御部とを備えた診療情報表示装置によって実行される、複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示方法であって、
前記表示要否判定部が、前記関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する第1の工程と、
前記表示制御部が、前記表示の初期表示画面において、前記主診療項目の診療データに加え、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない第2の工程とを含む診療情報表示方法。 - 前記第2の工程において、前記表示制御部が、前記関連診療項目の少なくとも要表示と判定された各診療データが過去に表示済みであるか否かの履歴情報に基づいて前記要表示と判断された各診療データが過去に表示済みであるか否かを判定し、前記表示の初期表示画面において、要表示と判定された診療データが全て過去に表示済みと判定された関連診療項目の診療データを表示せず、要表示の診療データを含む非表示の関連診療項目が存在することを表示させる請求項8記載の診療情報表示方法。
- 複数の診療項目をそれぞれ主診療項目または該主診療項目のいずれかに関連付けられた関連診療項目とし、該各診療項目の診療データを診療項目単位で選択的に表示画面に表示させる診療情報表示プログラムであって、
コンピュータに、
前記関連診療項目ごとに、該関連診療項目に属する1つ又は複数の診療データのそれぞれに対し予め設定された表示の要否を判断するための表示要否判断基準を用いて表示の要否を判断することにより、当該関連診療項目が要表示と判断される診療データを含むものであるか否かを判定する表示要否判定部と、
前記表示の初期表示画面において、前記主診療項目の診療データに加え、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものであると判定された関連診療項目の診療データを表示させ、前記表示要否判定部により要表示の診療データを含むものではないと判定された関連診療項目の診療データを表示させない表示制御部として機能させるための診療情報表示プログラム。
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