JP2015102524A - 車両情報検出システム - Google Patents

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Yasuhisa Oshima
靖久 大嶋
山下 大輔
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Abstract

【課題】簡易な装置構成により、安価で、後続車両が接近していても正確に車両ごとの速度を検出することができ、また、測定環境に影響を受け難い車両情報検出システムを提供する
【解決手段】車両情報検出システム1であって、車両進行方向に沿って少なくとも2つに区分して設けられた監視領域を通過する車両11の有無を検出するレーザセンサ部12と、前記レーザセンサ部12を制御する制御部13とを備え、前記レーザセンサ部12が路面から所定の高さにおいて前記車両11を検出するように設定され、前記制御部13が前記レーザセンサ部12を制御して、車両進行方向手前側の第1監視領域E1及び/又は車両進行方向奥側の第2監視領域E2に進入する前記車両11の先端部を検出することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両情報検出システム、特に、走行中の車両の速度を測定する車両情報検出システムに関する。
従来、走行中の車両の速度を測定する車両情報検出システムとして、道路上を走行する車両に向けて電波を投射し、送信波と道路上を走行中の車両からの反射波(受信波)との間のドップラー効果を利用することで車両の速度を計測し、道路上における渋滞の発生有無を検知する技術が知られている。
これに対し、この技術では、発射した電波を受信するアンテナの設置に伴い調整が困難であることから、車両を検出するために、発光ビームを発して、車両を検出している間の時間を算出し、予め設定された領域内の距離を基に車両の通過速度を検出する速度検出装置の技術が開示されている。(特許文献1)
しかしながら、特許文献1に記載された技術によれば、領域内に複数の車両が存在する場合、発光ビームによる車両の検出信号が連続することから、正確な車両の速度検出ができない問題がある。また、測定範囲を路面まで検出範囲としているため、測定装置が取り付けられている支柱が、風や車両の走行などにより振動することより路面を移動体として検出してしまう問題がある。
特開平11−352140号公報
本発明は、簡易な装置構成により、安価で、後続車両が接近していても正確に車両ごとの速度を検出することができ、また、測定環境に影響を受け難い車両情報検出システムを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明の車両情報検出システムは、以下のような解決手段を提供する。
(1)本発明の態様に係る車両情報検出システムは、車両情報検出システムであって、車両進行方向に沿って少なくとも2つに区分して設けられた監視領域を通過する車両の有無を検出するレーザセンサ部と、レーザセンサ部を制御する制御部とを備え、レーザセンサ部が路面から所定の高さにおいて車両を検出するように設定され、制御部がレーザセンサ部を制御して、車両進行方向手前側の第1監視領域及び/又は車両進行方向奥側の第2監視領域に進入する車両の先端部を検出することを特徴とする。
(2)上記(1)の態様において、制御部が、第1監視領域と第2監視領域の車両進行方向に沿った距離及び第1監視領域の通過時間閾値を設定する設定手段と、車両の第1監視領域への進入が検出されると、タイマによる計測を開始させ、続いて第2監視領域への進入が検出されると、タイマによる計測を停止させてタイマ計測値を出力するタイマ監視手段と、タイマ計測値と、通過時間閾値とを比較する比較手段と、比較手段により、タイマ計測値が通過時間閾値以上であると判定された場合、第1監視領域の距離と、タイマ計測値とに基づき車両の速度を算出し、タイマ計測値が通過時間閾値未満であると判定された場合、車両の速度を算出しない速度算出手段と、を有してもよい。
(3)上記(1)又は(2)の態様において、制御部が、所定時間内に所定速度以下で通過する車両が所定台数以上あった場合に渋滞が発生していると判定してもよい。
(4)上記(1)ないし(3)のいずれか1つの態様において、制御部に接続され、車両を撮像する撮像部と、制御部と通信を行って車両情報を監視するサーバ及び表示部を有する監視センタとをさらに備え、制御部が、走行車両の速度測定結果を通過時間閾値と比較しそれ以下の速度と判定した時点で、撮影部へ画像転送を指示し、撮像部により取得された画像をサーバに送信し、表示部に渋滞状況の画像を表示してもよい。
(5)上記(4)の態様において、サーバが監視対象地域を含む地図情報を記憶し、表示部が制御部から送信された車両情報を地図情報とともに表示してもよい。
本発明によれば、簡易な装置構成により、安価で、後続車両が接近していても正確に車両ごとの速度を検出することができ、また、測定環境に影響を受け難い車両情報検出システムを提供することができる。
本発明の実施形態による車両情報検出システムの構成図である。 図1の車両情報検出システムのうち現場での装置設置状況を上面から見た図である。 図1の制御部の構成を示すブロック図である。 図3のタイマ監視手段をハードウエアで実現した場合の回路構成図である。 本発明の実施形態による速度検出時の制御部の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態による車両情報検出システムの車両速度検出処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による監視領域進入時におけるフラグの状態遷移を示す図である。 本発明の実施形態による車両情報検出システムの渋滞検知処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるレーザスキャナセンサを用いて試験的に車両の速度を測定した結果を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、本実施形態という)について詳細に説明する。なお、本実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
<全体の構成>
図1は、本実施形態による車両情報検出システムの構成図であり、図2は、図1の車両情報検出システムのうち現場での装置設置状況を上面から見た図である。図1に示すように本実施形態の車両情報検出システム1は、路側帯に設けられた支柱に設置されるレーザセンサ部(以降、レーザスキャナセンサという)12と、制御部13と、撮像部(以降、ネットワークカメラという)14とを備えている。また、制御部13は、ネットワーク30、ルータ22経由で監視センタ(以降、監視サーバという)21に接続されている。
車両11は、例えば、高速道路の走行車線TL1を走行する自動車である。図2では、片側2車線の高速道路の走行車線TL1と追い越し車線TL2とを想定して描いており、両車線は、例えば、車両進行方向に沿って12m間隔tで引かれた長さ8.0m車線境界線tによって区分されている。
<レーザスキャナセンサ12>
レーザスキャナセンサ12は、走行車線TL1を走行中の車両11に対し、発光ビームを照射し、その反射光を検知し、制御部13を介して所定の領域を通過する車両11の有無を検出する。ここで、所定の領域とは、レーザスキャナセンサ12によって照射される車線の車幅全体に対して設定される複数の監視領域のことをいう。本実施形態の車両情報検出システム1によれば、例えば、2つの監視領域に区分し、それぞれを第1監視領域E1と第2監視領域E2とする。第1監視領域E1は、車両11の速度を検出するための領域であり、第2監視領域E2は、レーザスキャナセンサ12のスキャニング遅延時間を考慮して決定される領域である。本実施形態では、例えば、第1監視領域E1の長さlを5m、第2監視領域E2の長さlを0.5mにそれぞれ設定することができる。前者は、車両11の長さを考慮して所望の距離に設定しておく。また、後者は連続する車両同士の車間距離を考慮して所望の距離に設定してよい。車両11が第1監視領域E1を通過する場合、進行方向に対して、第1監視領域E1の先端から第2監視領域E2の先端までに差しかかったことを検知し、後述する制御部13が、時間と距離のデータから速度のデータを求める。
また、本実施形態の車両情報検出システム1において、図1に示すようにレーザスキャナセンサ12は、風や車両11の走行などにより振動する路面を移動体として検出する影響を避けるべく、路面に対して所定の高さ(第1監視領域E1及び第2監視領域E2の検出高さ)に設置される。所定の高さは、設置条件に応じて設定することができる。
<制御部13>
制御部13として、例えば、マイクロプロセッサが実装される。制御部13は、車両が第1監視領域E1に進入してから第2監視領域E2に進入するまでの時間を計測して車両の速度検出を行う。すなわち、制御部13は、第1監視領域E1と第2監視領域E2の車両信号方向の長さである距離が設定され、かつ、車両11が第1監視領域E1を通過するときの時間である通過時間閾値が設定される。そして、制御部13は、レーザスキャナセンサ12により車両11が第1監視領域E1を通過したことが検知されると対応のフラグF1をONして、内蔵するタイマによる計測を開始する。続いて、制御部13は、車両11が第2監視領域E2を通過したことを検知すると、対応のフラグF2をONしてタイマによる計測を停止する。なお、フラグF1,F2は、車両が監視領域を通過したときの状態表示に使用されるほかに、複数の車両が同一監視領域に侵入した場合の先行車両と後続車両を区別するためにも使用される。そして、タイマにより計測される、車両11が第1監視領域E1から第2監視領域E2へ進入するまでの時間と通過時間閾値とを比較する。ここで、タイマにより計測された時間が通過時間閾値以上であると判定された場合に、設定された第1監視領域E1の距離及び第2監視領域E2の距離と、タイマにより計測された時間とに基づき、車両の速度を算出する。
なお、後述する監視サーバ21による渋滞判定は、道路又は交通管理者によって異なるが、例えば、都市間を結ぶ高速道路(東名高速道路等)では、走行する車両11が時速40km以下で低速走行、あるいは停止発進を繰り返す車列が1km以上かつ15分以上継続した状態を検出した場合のことをいう。
<ネットワークカメラ14>
ネットワークカメラ14は、制御部13に接続され、通過する車両11を撮像する。ネットワークカメラ14は、レーザスキャナセンサ12が、車両11が第2監視領域E2へ進入したことを検知すると、制御部13による制御の下で起動され、タイマにより計測された時間が通過時間閾値以上であると判定された場合に、通過する車両11およびそれに続く一定時間、道路状況の撮像を開始する。そして撮像により得られた画像を制御部13経由で監視サーバ21へ送信する。
<監視サーバ21>
監視サーバ21は、制御部13と通信を行なうことにより、車両情報(速度情報、およびネットワークカメラ14により撮像された画像)を記憶し、渋滞判定を行う。監視サーバ21には、表示部21aが接続されており、ネットワークカメラ14により撮像された画像を表示する。その際、監視サーバ21は、地図ソフトと連動することにより、監視対象地域を含む地図情報を記憶し、渋滞が発生していると判定された場所の地図情報を表示することも可能である。
<制御部13の手段の構成>
図3は、図1の制御部13の構成を示すブロック図である。図3に示すように、制御部13は、設定手段131と、タイマ監視手段132と、比較手段133と、速度算出手段134とにより構成される。
設定手段131は、車両進行方向に沿って設定される第1監視領域E1と第2監視領域E2の距離、及び第1監視領域E1の通過時間閾値を取り込み比較手段133へ出力する。タイマ監視手段132は、レーザスキャナセンサ12により車両の第1監視領域E1への進入が検知されると、内蔵するタイマによる計測を開始させ、続いて第2監視領域E2への進入が検知されると、タイマによる計測を停止させ、その時のタイマ計測値を比較手段へ出力する。比較手段133は、タイマ監視手段132から出力されるタイマ計測値と、設定手段131から出力される通過時間閾値とを比較し、その比較結果を速度算出手段134へ出力する。速度算出手段134は、比較手段133により、タイマ計測値が通過時間閾値以上であると判定された場合に、設定手段131により設定された第1、第2監視領域E2の距離と、タイマ計測値とから車両の速度を検出する。
図4は、図3のタイマ監視手段132をハードウエアで実現した場合の回路構成図である。図4に示すように、タイマ監視手段132は、例えば、2個のDフリップフロップ1、2と、1個のOR回路と、1個のNOT回路とにより構成される。Dフリップフロップ1のD入力端子にはレーザスキャナセンサ12による計測出力(車両速度)が供給され、クロック入力端子Cには、レーザスキャナセンサ12から出力される第1監視領域検知信号が供給されている。また、Dフリップフロップ1のQ出力端子は、Dフリップフロップ2のD入力端子に接続されるとともに、CPUに接続されている。Dフリップフロップ2のD入力端子には、Dフリップフロップ1のQ出力端子が、クロック入力端子Cにはレーザスキャナセンサ12から出力される第2監視領域検知信号が供給される。さらに、Dフリップフロップ2のQ出力端子は、OR回路の一方の入力端子に接続されている。OR回路の他方の入力端子には外部からリセット信号が供給されており、ここで2入力の論理和演算出力が反転回路NOTに出力される。反転回路NOTで反転された出力は、Dフリップフロップ1、2のリセット入力端子へ供給されている。
図5は、制御部13の動作を示すタイミングチャートである。図5に示すように、レーザスキャナセンサ12によって車両11の先端が第1監視領域E1へ進入したことが検知されると、Dフリップフロップ1のクロック入力端子CがONする。タイミング図に示すように、クロック(第1監視領域検出出力)の立ち上がりでD端子に入力されているレーザスキャナセンサ12の計測出力データ(速度)がQ端子に出力され、その出力が図3の比較手段133に供給される。次に、レーザスキャナセンサ12によって車両11が第2監視領域E2へ進入したことが検知されると、Dフリップフロップ2のQ端子出力によりOR回路、反転回路NOTを介してDフリップフロップ1がリセットされる。
その結果、Dフリップフロップ1のQ端子出力である計測データの出力が停止するため、速度算出手段134は、第1監視領域E1進入から第2監視領域E2進入までの通過時間を算出することができる。なお、速度算出手段134は、その通過時間を算出後、リセット信号によりタイマ監視手段132を初期化して第1監視領域E1への進入待ち状態へ遷移させる。
<車両速度検出処理動作>
図6は、本実施形態による車両情報検出システム1の車両速度検出処理動作を示すフローチャートである。図6において、制御部13は、予め管理者により設定される第1監視領域E1および第2監視領域E2の長さ(距離)の設定データの取り込みを行う(ステップS101)。次に、第1監視領域E1の通過時間閾値の設定データの取り込みを行う(ステップS102)。なお、第1監視領域E1の長さ(距離)は、制御部13(速度算出手段134)が速度検出に要する時間に依存して決定され、第2監視領域E2の長さ(距離)は、レーザスキャナセンサ12の応答遅延時間に依存して決定される。
制御部13は、上記した準備作業の後、レーザスキャナセンサ12を起動して監視を開始する(ステップS103)。制御部13は、レーザスキャナセンサ12により車両の先端部分が第1監視領域E1へ進入したことが検知されると、第1監視領域E1を通過したと判定する(ステップS104“YES”)。
制御部13は、車両11が第1監視領域を通過したことを検知すると、フラグF1をONするとともに、タイマ監視手段132を起動して内蔵するタイマによる時間監視を開始する(ステップS105)。そして、レーザスキャナセンサ12により車両の先端が第2監視領域E2に進入したことにより車両11が第2監視領域E2を通過したことを検知する(ステップS106“YES”)。なお、ステップS104、あるいはS106において、第1監視領域E1の通過が検出されなかった場合(ステップS104“NO”)、あるいは第2監視領域E2の通過が検出されなかった場合(ステップS106“NO”)は、いずれもステップS104の処理に戻る。
制御部13は、車両11が第2監視領域E2を通過すると、フラグF2をONするとともに、タイマによるカウントを停止する(ステップS107)。
続いて、制御部13は比較手段133により、タイマ値(車両11が第1監視領域E1を通過してから第2監視領域E2を通過するまでの時間)と、予め設定した通過時間閾値とを比較する(ステップS108)。ここで、タイマ値が、通過時間閾値以上の場合(ステップS108“YES”)、制御部13は、速度算出手段134により車両11の速度を算出(ステップS109)する。なお、速度算出は、予め設定された第1監視領域E1と第2監視領域E2の距離とタイマ値とにより求めることができる。そして制御部13は、タイマ監視手段132が内蔵するタイマをリセットする(ステップS110)。なお、タイマ値が通過時間閾値未満の場合(ステップS108“NO”)、制御部13は、速度算出動作を終了する。
次に、制御部13は、速度算出手段134により算出された車両11の速度情報を図示省略したメモリに記憶(ステップS111)し、後続車両があれば(ステップS112“YES”)、再びタイマによる通過車両の監視を再開する。なお、後続車両がいない場合(ステップS112“NO”)は、通過車両の監視を終了する。なお、制御部13は、通常、レーザスキャナセンサ12を用いて第1監視領域E1、第2監視領域E2の順に通過車両の検出を行うが、第2監視領域E2、第1監視領域E1の順に通過車両が検出された場合、逆走と判断し、速度算出は行なわない。
図7は、本実施形態による車両情報検出システム1の監視領域進入時におけるフラグの状態遷移を示す図である。図7に示すように、車両11が第1監視領域E1及び第2監視領域E2の進入前は、第1監視領域E1のフラグF1及び第2監視領域E2のフラグF2は共にOFFになっている(S1)。車両11が第1監視領域E1に進入すると、車両11の先端部分が第1監視領域E1に差しかかるとき、第1監視領域E1のフラグF1がONとなる(S2)。そして、車両11が第2監視領域E2に進入するまで、第1監視領域E1のフラグF1はONのままとなる(S3)。次に、車両11が第2監視領域E2に侵入すると、車両11の先端部分が第2監視領域E2に差しかかるとき、第1監視領域E1のフラグF1がONからOFFに切り替わり、第2監視領域E2のフラグF2がOFFからONに切り替わる(S4)。そして、車両11が第2監視領域E2を通過するまで、第2監視領域E2のフラグF2はONのままとなる(S5、S6)。次に、第2監視領域E2のフラグF2は、車両11の後端部分が第2監視領域E2を通過すると、第2監視領域E2のフラグF2はOFFに切り替わる(S7)。
なお、第1の車両11が第2監視領域E2通過後、第2の車両11’が第1監視領域E1に進入したときは、フラグF1,F2共にONとなる。第1の車両11が第1監視領域E1を通過し、第2監視領域E2に進入すると第1監視領域E1のフラグF1が一旦OFFとなっているため、制御部13は、第2の車両11’を別の車両であると判断することが可能となる。
<渋滞検知処理動作>
図8は、本実施形態による車両情報検出システム1の渋滞検知処理動作を示すフローチャートである。なお、監視サーバ21は、制御部13と定期的に通信を行い、制御部13のメモリに時系列で記憶された通過車両の速度情報ならびに画像を取得して自身のメモリに蓄積してあるものとする。そして、図7に示すように、監視サーバ21は、渋滞検知の監視サイクル(例えば、1分間隔)が到来すると(ステップS201“YES”)、監視サイクル分の通過車両の速度情報ならびに画像を読み出す(ステップS202)。
続いて監視サーバ21は、その中から、予め設定された所定時間(例えば1分間)に所定速度以下(例えば、時速40km/h以下)で通過する車両11を所定台数以上(例えば、少なくとも4台以上)検知した場合に(ステップS203“YES”)、渋滞と判断する。そして、制御部13は、ネットワークカメラ14へ画像転送を指示し、ネットワークカメラ14により取得された画像を監視サーバ21に送信し、表示部21aに渋滞状況の画像を表示する(ステップS204)。なお、監視サーバ21は、1分間に時速40km/h未満の車両11を少なくとも4台以上検知しない場合(ステップS203“NO”)、渋滞なしと判断する。
図9は、レーザスキャナセンサ12を用いて試験的に車両の速度を測定した結果を示す図である。縦軸は速度(km/h)を、横軸は時間(分)を表している。レーザスキャナセンサ12による測定結果は「◆」で示されているとおりであり、高速走行領域から減速走行領域を経て低速走行領域へ遷移する交通状況がよく捉えられている。対比としてカメラ映像を用いて速度を算出した結果を「■」で示しているが、全体的な交通状況の遷移の傾向はほぼ一致している。なお、レーザスキャナセンサ12による測定結果のうち高速走行領域において全体的な傾向から外れるものもあるが、その原因としては、「一例として、高速走行の場合において、先行車両が監視領域E1へ進入後、E2エリアへ進入せず(車線変更)に、後続車輌がF1フラグ保持時間内で、E1エリアへ進入した場合、先行車両+後続車両を1台の車両と誤認識し、先行車両と後続車輌の合計時間が計測されるため低速と誤判断する」などが考えられるものの、減速走行領域から低速走行領域への遷移すなわち交通渋滞の発生状況は実用的に十分な形で把握されている。
以上説明したように本実施形態の車両情報検出システム1によれば、制御部13が、予め道路上に通過車両監視領域として設定された、車両進行方向手前側の第1監視領域E1、及び車両進行方向奥側の第2監視領域E2に進入する車両の先端部分のみを検出し、速度算出を行うことで、監視領域に後続車両進入し、発光ビームによる車両の検出信号が連続しても正確な速度算出が可能である。また、本実施形態の車両情報検出システム1によれば、監視領域を設定する際に、路面を検知しないように高さ方向の検知領域を路面から数十センチ浮かせた領域をオフセットとして各検出領域に設定することで、レーザスキャナセンサ12を取付けた支柱が、風や振動などによる揺れを受けることによるセンサ誤検出を防止することが可能である。したがって、簡易な装置構成により、安価で正確に車両の速度を検出することができる。
なお、本実施形態の車両情報検出システム1によれば、2つの監視領域を設けて速度判定を行ったが、例えば、3つの監視領域を設け、第1監視領域E1、第2監視領域E2間は、低速検知(25km/h以下)、第1監視領域E1、第3監視領域は高速検知(通常の車速検知)として構成してもよい。この場合、速度状況により、高速検知又は、低速検知を切替えることで、低速時の計測時間の短縮や、高速時の検出速度の高速化対応が図れる。例えば、第1監視領域E1を2.5mとすれば、従来設定していた5mの半分となることから、低速時の検出は1/2の時間で実行できる。さらに、第3監視領域を大きくすることによって、従来設定した領域が広くなるため、車両の台数カウントを行う場合の速度閾値が高く設定できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 車両情報検出システム
11 車両
12 レーザスキャナセンサ(レーザセンサ部)
13 制御部
131 設定手段
132 タイマ監視手段
133 比較手段
134 速度算出手段
14 ネットワークカメラ(撮像部)
21 監視サーバ(監視センタ)
21a 表示部
22 ルータ
30 ネットワーク
E1 第1監視領域
E2 第2監視領域

Claims (5)

  1. 車両情報検出システムであって、
    車両進行方向に沿って少なくとも2つに区分して設けられた監視領域を通過する車両の有無を検出するレーザセンサ部と、
    前記レーザセンサ部を制御する制御部とを備え、
    前記レーザセンサ部が路面から所定の高さにおいて前記車両を検出するように設定され、
    前記制御部が前記レーザセンサ部を制御して、車両進行方向手前側の第1監視領域及び/又は車両進行方向奥側の第2監視領域に進入する前記車両の先端部を検出する
    ことを特徴とする車両情報検出システム。
  2. 前記制御部が、
    前記第1監視領域と前記第2監視領域の車両進行方向に沿った距離及び前記第1監視領域の通過時間閾値を設定する設定手段と、
    前記車両の前記第1監視領域への進入が検出されると、タイマによる計測を開始させ、続いて前記第2監視領域への進入が検出されると、前記タイマによる計測を停止させてタイマ計測値を出力するタイマ監視手段と、
    前記タイマ計測値と、前記通過時間閾値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段により、前記タイマ計測値が前記通過時間閾値以上であると判定された場合、前記第1監視領域の距離と、前記タイマ計測値とに基づき前記車両の速度を算出し、
    前記タイマ計測値が前記通過時間閾値未満であると判定された場合、前記車両の速度を算出しない速度算出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両情報検出システム。
  3. 前記制御部が、所定時間内に所定速度以下で通過する車両が所定台数以上あった場合に渋滞が発生していると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両情報検出システム。
  4. 前記制御部に接続され、前記車両を撮像する撮像部と、
    前記制御部と通信を行って車両情報を監視するサーバ及び表示部を有する監視センタとをさらに備え、
    前記制御部が、走行車両の速度測定結果を前記通過時間閾値と比較しそれ以下の速度と判定した時点で、前記撮影部に画像転送を指示し、前記撮像部により取得された画像を前記サーバに送信し、
    前記表示部に渋滞状況の画像を表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両情報検出システム。
  5. 前記サーバが監視対象地域を含む地図情報を記憶し、
    前記表示部が前記制御部から送信された車両情報を前記地図情報とともに表示することを特徴とする請求項4に記載の車両情報検出システム。
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