JP2015102192A - バンド - Google Patents

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篤弥 山本
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Abstract

【課題】バンドの締め付け力を所定以上低減しないようにすることができるバンドを提供する。
【解決手段】バンドは、一端部1aおよび他端部1bとを有し、一端部1aと他端部1bとが交差するようにばね性の素材を円形に曲げた円形締め付け部1と、一端部1aおよび他端部1bにそれぞれ接続され、かつ円形締め付け部1から延出する第1および第2の延出部2,3とを備えている。バンドは、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バンドに関し、特に、パイプに装着されたホースを締め付けるためのバンドに関するものである。
給湯器の一例として、熱効率を高めるために、燃焼排気ガスの顕熱および潜熱(燃焼排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱)を回収する熱交換器を備えたものが実用化されている。この潜熱回収可能な熱交換器を用いた場合、燃焼排気ガス中の水蒸気は潜熱を奪われることにより凝縮して結露するため、熱交換器に多量のドレン(結露水)が発生する。
熱交換器には下方に延びるパイプが設けられており、このパイプからドレンが排出される。このパイプにはドレンを排出するためのホースが装着されている。このホースはパイプが挿入された部分の外周面をバンドによって締め付けられている。これにより、パイプからホースが外れてパイプからドレンが漏れることを防いでいる。
このようなバンドは、たとえば実開昭61−19192号公報(特許文献1)に開示されている。この公報に開示されたバンドは、ばね性の素材を円形に曲げた円形締め付け部と、円形締め付け部の素材交差部を越えて円形締め付け部の外方に伸長する両端部の操作端とを有している。このバンドは、2つの操作端に対して互いに接近する方向(圧縮方向)に外力が加えられると円形締め付け部の径が大きくなり、該外力が取り除かれると円形締め付け部の径が小さくなるように構成されている。このため、2つの操作端に対して圧縮方向に外力が加えられて円形締め付け部の径が大きくなった状態で円形締め付け部内にホースが挿入され、該外力が取り除かれて円形締め付け部の径が小さくなることで、バンドによってホースが締め付けられる。
実開昭61−19192号公報
上記公報に開示されたようなバンドでは、ホースにバンドが装着された後に、筺体の蓋などが操作端に接触することによって操作端に対して圧縮方向に外力が加わることがある。この場合、2つの操作端が互いに接近するように変位することで円形締め付け部の径が大きくなる。このため、バンドの締め付け力が低減する。この結果、パイプからホースが外れてパイプからドレンが漏れることがある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、バンドの締め付け力を所定以上低減しないようにすることができるバンドを提供することである。
本発明のバンドは、パイプに装着されたホースを締め付けるためのものである。バンドは、一端部および他端部とを有し、一端部と他端部とが交差するようにばね性の素材を円形に曲げた円形締め付け部と、一端部および他端部にそれぞれ接続され、かつ円形締め付け部から延出する第1および第2の延出部とを備えている。円形締め付け部は、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の延出部に対して外力が作用することにより円形締め付け部の径が拡大し、かつ外力が除去されることにより円形締め付け部の径が縮小することでパイプに装着されたホースを締め付ける締め付け力が発生するように構成されている。バンドは、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の延出部に対して外力が作用しても円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。
本発明のバンドは、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の延出部に対して外力が作用しても円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。このため、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の延出部に対して外力が作用しても円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
上記のバンドにおいては、第1の延出部は、第1の操作部と、阻止部とを含んでいる。第2の延出部は、第2の操作部を含んでいる。第1の操作部は、一端部に接続され、円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されている。第2の操作部は、他端部に接続され、円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されている。阻止部は、第1および第2の操作部が互いに向かい合う領域内に位置する第1の状態と、領域外に位置する第2の状態とに変形可能に構成されており、第1の状態において、第1の操作部から第2の操作部に向かって延び、第2の操作部に当接することで第1および第2の操作部が接近することを阻止可能に構成されている。阻止部は、第2の状態において、第1および第2の操作部が接近可能に構成されている。
上記のバンドによれば、阻止部は、第1の状態において、第1の操作部から第2の操作部に向かって延び、かつ第2の操作部に当接することで第1および第2の延出部が接近することを阻止可能に構成されている。このため、第1の状態において、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の延出部に対して外力が作用しても阻止部によって第1および第2の操作部が接近することを阻止することができる。これにより、円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
上記のバンドにおいては、阻止部は、第1の操作部に一体的に設けられている。これにより、阻止部を第1の操作部と一体的に製造できるため、生産性を向上できる。
上記のバンドにおいては、第1の延出部は、第1の操作部と、第1の突出部とを含んでいる。第2の延出部は、第2の操作部と、第2の突出部とを含んでいる。第1の操作部は、一端部に接続され、円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されている。第2の操作部は、他端部に接続され、円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されている。第1の突出部は、第1の操作部から第2の操作部側に延び、かつ第2の操作部に対して第1の操作部側とは反対側に突出するように構成されている。第2の突出部は、第2の操作部から第1の操作部側に延び、かつ第1の操作部に対して第2の操作部側とは反対側に突出するように構成されている。
上記のバンドによれば、第1の突出部は、第1の操作部から第2の操作部側に延び、かつ第2の操作部に対して第1の操作部側とは反対側に突出するように構成されており、第2の突出部は、第2の操作部から第1の操作部側に延び、かつ第1の操作部に対して第2の操作部側とは反対側に突出するように構成されている。このため、第1および第2の延出部が互いに接近するように第1および第2の突出部に対して外力が作用すると円形締め付け部の締め付け力を増加することができる。これにより、円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
上記のバンドにおいては、第1の突出部は、第1の操作部に一体的に設けられており、第2の突出部は、第2の操作部に一体的に設けられている。第1の突出部を第1の操作部と一体的に製造でき、第2の突出部を第2の操作部と一体的に製造できるため、生産性を向上できる。
以上説明したように、本発明によれば、バンドの締め付け力を所定以上低減しないようにすることができる。
本発明の実施の形態1におけるバンドの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態1におけるバンドの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるバンドの第1の状態における構成を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1におけるバンドの第2の状態における構成を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態1におけるバンドがホースに装着された状態を概略的に示す側面図である。 比較例におけるバンドの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるバンドの構成を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態2におけるバンドの構成を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるバンドの第1および第2の操作部に外力が作用する様子を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2におけるバンドの第1および第2の突出部に外力が作用する様子を概略的に示す側面図である。 本発明の実施の形態2におけるバンドがホースに装着された状態を概略的に示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本発明の実施の形態1におけるバンドの構成について説明する。
図1および図5を参照して、本実施の形態のバンドは、たとえば、熱交換器10のパイプ11に装着されたホース12を締め付けるためのものである。本実施の形態では、バンドは1本のばね性の素材が折り曲げられて形成されている。このばね性の素材は円柱形状を有している。
図1および図2を参照して、本実施の形態のバンドは、円形締め付け部1と、第1および第2の延出部2,3とを主に有している。円形締め付け部1は、内周側に挿入されたホースを締め付けるためのものである。円形締め付け部1は、一端部1aおよび他端部1bと、一端部1aおよび他端部1bに挟まれた中央部1cとを有している。円形締め付け部1は、一端部1aと他端部1bとが交差するようにばね性の素材を円形に曲げて形成されている。円形締め付け部1は、一端部1aと他端部1bとが重なる方向からみて略真円状に形成されている。また、一端部1aと他端部1bとが交差する部分が交差部CPを構成している。
第1および第2の延出部2,3は、円形締め付け部1の一端部1aおよび他端部1bにそれぞれ接続されている。つまり、第1の延出部2は一端部1aに接続されており、第2の延出部3は他端部1bに接続されている。第1および第2の延出部2,3は、円形締め付け部1から延出するように構成されている。第1および第2の延出部2,3はそれぞれ円形締め付け部1の外周側に延出している。
円形締め付け部1は、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用することにより円形締め付け部1の径が拡大するように構成されている。そして、円形締め付け部1は、該外力が除去されることにより円形締め付け部1の径が縮小することでパイプ11に装着されたホース12を締め付ける締め付け力が発生するように構成されている。
つまり、本実施の形態のバンドでは、円形締め付け部1は、第1および第2の延出部2,3に対して互いに接近する方向(圧縮方向)に外力が加えられることによって円形締めその径が大きくなり、該外力が取り除かれるとその径が小さくなるように構成されている。そして、円形締め付け部1は、その径が大きくなると締め付け力が低減し、その径が小さくなると締め付け力が増加するように構成されている。
本実施の形態のバンドは、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。
具体的には、本実施の形態のバンドにおいては、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように阻止部PPが設けられている。
本実施の形態のバンドでは、第1の延出部2は、第1の操作部2aと、阻止部PPとを含んでいる。第2の延出部3は、第2の操作部3aを含んでいる。第1の操作部2aは、一端部1aに接続され、円形締め付け部1の外方へ伸びるように構成されている。第2の操作部3aは、他端部1bに接続され、円形締め付け部1の外方へ伸びるように構成されている。
阻止部PPは、第1の操作部2aから第2の操作部3aに向かって延びる延在部PPaと、延在部PPaに交差し第2の操作部3aに沿って延びる当接部PPbと、当接部PPbに接続された先端部PPcとを有している。阻止部PPは、第1の操作部2aに一体的に設けられている。
図3および図4を参照して、阻止部PPは、第1および第2の操作部2a,3aが互いに向かい合う領域A内に位置する第1の状態と、領域A外に位置する第2の状態とに変形可能に構成されている。図3に示すように、阻止部PPは、第1の状態において、第1の操作部2aから第2の操作部3aに向かって延び、かつ第2の操作部3aに当接することで第1および第2の操作部2a,3aが接近することを阻止可能に構成されている。具体的には、領域A内において、延在部PPaが第1の操作部2aから第2の操作部3aの近傍まで延びており、第2の操作部3aの内側に当接部PPbが配置されている。第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用したとき、当接部PPbが第2の操作部3aに当接することにより、第1および第2の操作部2a,3aは互いに接近することが阻止される。
図4に示すように、阻止部PPは、第2の状態において、第1および第2の操作部2a,3aが接近可能に構成されている。つまり、先端部PPcに図中矢印Y方向に外力が加えられて、当接部PPbが領域A外に移動した状態で、第1および第2の操作部2a,3aに図中矢印X1およびX2方向(圧縮方向)から外力が加えられることにより、第1および第2の操作部2a、3aは互いに接近することができる。
図5を参照して、本実施の形態のバンドの使用状態について説明する。熱交換器10のパイプ11がドレンを排出するためのホース12に挿入された状態で、ホース12がバンドの円形締め付け部1内に挿入されている。そして、ホース12のパイプ11が挿入された部分の外周面の一部がバンドによって締め付けられている。これにより、パイプ11からホース12が外れてパイプ11からドレンが漏れることを防いでいる。
続いて、本実施の形態のバンドの装着方法について説明する。ホース12にバンドを装着するためには、まず図4に示すように、バンドの阻止部PPが領域A外に位置するように変形される。具体的には、当接部PPbが領域A外に移動するように延在部PPaが変形される。この状態で、第1および第2の操作部2a,3aに圧縮方向から外力が加えられることにより、第1および第2の操作部2a,3aが互いに接近して、円形締め付け部1の径が大きくなる。円形締め付け部1の径が大きくなった状態で、円形締め付け部1内にホース12が挿入される。そして、第1および第2の操作部2a,3aに圧縮方向から加えられた外力が取り除かれることにより、円形締め付け部1の弾性力(ばねの力)によって円形締め付け部1はその径が小さくなるように変形する。これにより、バンドによってホース12が締め付けられる。
その後、バンドの阻止部PPが領域A内に位置するように変形される。具体的には、当接部PPbが領域A内に移動するように延在部PPaが変形される。この状態では、第1および第2の操作部2a,3aに圧縮方向から外力が加えられても、阻止部PPによって第1および第2の操作部2a,3aが互いに接近することが阻止される。以上のようにして、パイプ11が挿入されたホース12にバンドが装着される。
次に、本実施の形態のバンドの作用効果について比較例と対比して説明する。
図6を参照して、比較例のバンドは阻止部PPを有していない点で本実施の形態のバンドと主に異なっている。比較例のバンドでは、ホースにバンドが装着された後に、筺体の蓋などが第1および第2の延出部2,3に接触することによって第1および第2の延出部2,3に対して圧縮方向に外力が作用すると、第1および第2の延出2,3が互いに接近するように変位する。これにより、円形締め付け部1の径が大きくなるため、バンドの締め付け力が低減する。この結果、パイプからホースが外れてパイプからドレンが漏れることがある。
本実施の形態のバンドは、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。このため、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。これにより、パイプ11からホース12が外れてパイプ11からドレンが漏れることを防止できる。
本実施の形態のバンドにおいては、阻止部PPは、第1の状態において、第1の操作部2aから第2の操作部3aに向かって延び、かつ第2の操作部3aに当接することで第1および第2の操作部2a,3aが接近することを阻止可能に構成されている。このため、第1の状態において、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても阻止部PPによって第1および第2の操作部2a,3aが接近することを阻止することができる。これにより、円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
本実施の形態のバンドにおいては、阻止部PPは、第1の操作部2aに一体的に設けられている。これにより、阻止部PPを第1の操作部2aと一体的に製造できるため、生産性を向上できる。
(実施の形態2)
図7および図8を参照して、本発明の実施の形態2のおけるバンドの構成について説明する。
本実施の形態のバンドも、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている。
具体的には、本実施の形態のバンドにおいては、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の延出部2,3に対して外力が作用しても円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないように第1および第2の突出部P1,P2が設けられている。
本実施の形態のバンドでは、第1の延出部2は、第1の操作部2aと、第1の突出部P1とを含んでいる。第2の延出部3は、第2の操作部3aと、第2の突出部P2とを含んでいる。第1の操作部2aは、一端部1aに接続され、円形締め付け部1の外方へ伸びるように構成されている。第2の操作部3aは、他端部1bに接続され、円形締め付け部1の外方へ伸びるように構成されている。
第1の突出部P1は、第1の操作部2aから第2の操作部3a側に延び、かつ第2の操作部3aに対して第1の操作部2a側とは反対側に突出するように構成されている。第2の突出部P2は、第2の操作部3aから第1の操作部2a側に延び、かつ第1の操作部2aに対して第2の操作部3a側とは反対側に突出するように構成されている。
第1および第2の突出部P1,P2は、円形締め付け部1の径方向において、円形締め付け部1を挟んで円形締め付け部1の両側に突出するように配置されている。つまり、第1および第2の突出部P1,P2は互いに反対側に突出するように形成されている。
具体的には、第1の突出部P1は、第1の操作部2aから第2の操作部3a側に延びる第1の往き部P1aと、第1の往き部P1aに接続され第2の操作部3aよりも外方に張り出す第1の張り出し部P1bと、第1の張り出し部P1bに接続され第1の往き部P1aに沿うように第2の操作部3a側から第1の操作部2a側に延びる第1の戻り部P1cとを有している。第2の突出部P2は、第2の操作部3aから第1の操作部2a側に延びる第2の往き部P2aと、第2の往き部P2aに接続され第1の操作部2aよりも外方に張り出す第2の張り出し部P2bと、第2の張り出し部P2bに接続され第2の往き部P2aに沿うように第1の操作部2a側から第2の操作部3a側に延びる第2の戻り部P2cとを有している。
第1および第2の往き部P1a,P2aは互いに並行に形成されていてもよい。さらに第1および第2の戻り部P1c,P2cも第1および第2の往き部P1a,P2aと並行に形成されていてもよい。第1の突出部P1は、第1の操作部2aに一体的に設けられており、第2の突出部P2は、第2の操作部3aに一体的に設けられている。
図9を参照して、第1および第2の操作部2a,3aに図中矢印X1およびX2方向(圧縮方向)から外力が加えられることにより、第1および第2の操作部2a,3aは互いに接近することができる。
図10を参照して、第1および第2の突出部P1,P2に図中矢印X1およびX2方向(圧縮方向)から外力が加えられることにより、第1および第2の突出部P1,P2は互いに接近することができる。一方、第1および第2の突出部P1,P2に図中矢印X1およびX2方向(圧縮方向)から外力が加えられることにより、第1および第2の操作部2a、3aは互いに離れる。つまり、第1および第2の突出部P1,P2に圧縮方向から外力が加えられると、第1および第2の操作部2a,3aは圧縮方向の逆方向に変位する。
なお、これ以外の本実施の形態の構成は、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
図11を参照して、本実施の形態のバンドの使用状態について説明する。上述した実施の形態1と同様に、熱交換器10のパイプ11がドレンを排出するためのホース12に挿入された状態で、ホース12がバンドの円形締め付け部1内に挿入されている。そして、ホース12のパイプ11が挿入された部分の外周面の一部がバンドによって締め付けられている。
続いて、本実施の形態のバンドの装着方法について説明する。ホース12にバンドを装着するためには、まず図9に示すように、第1および第2の操作部2a,3aに圧縮方向から外力が加えられることにより、第1および第2の操作部2a,3aが互いに接近して、円形締め付け部1の径が大きくなる。円形締め付け部1の径が大きくなった状態で、円形締め付け部1内にホース12が挿入される。そして、第1および第2の操作部2a,3aに圧縮方向から加えられた外力が取り除かれることにより、円形締め付け部1の弾性力(ばねの力)によって円形締め付け部1はその径が小さくなるように変形する。これにより、バンドによってホース12が締め付けられる。以上のようにして、パイプ11が挿入されたホース12にバンドが装着される。
その後、第1および第2の突出部P1,P2に図中矢印X1およびX2方向(圧縮方向)から外力が加えられると、第1および第2の操作部2a,3aは圧縮方向の逆方向に変位する。これにより、円形締め付け部1の径が小さくなるように変形するため、円形締め付け部1の締め付け力は増加する。したがって、円形締め付け部1の締め付け力の低減が阻止される。
次に、本実施の形態のバンドの作用効果について説明する。
本実施の形態のバンドによれば、第1の突出部P1は、第1の操作部2aから第2の操作部3a側に延び、かつ第2の操作部3aに対して第1の操作部2a側とは反対側に突出するように構成されており、第2の突出部P2は、第2の操作部3aから第1の操作部2a側に延び、かつ第1の操作部2aに対して第2の操作部3a側とは反対側に突出するように構成されている。このため、第1および第2の延出部2,3が互いに接近するように第1および第2の突出部P1,P2に対して外力が作用すると円形締め付け部1の締め付け力を増加することができる。これにより、円形締め付け部1の締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
また、第1および第2の突出部P1,P2は互いに反対側に突出するように形成されているため、第1および第2の突出部P1,P2に両側から圧縮方向に外力が作用しても円形締め付け部1のバンドの締め付け力が所定以上低減しないようにすることができる。
本実施の形態のバンドにおいては、第1の突出部P1は、第1の操作部2aに一体的に設けられており、第2の突出部P2は、第2の操作部3aに一体的に設けられている。第1の突出部P1を第1の操作部2aと一体的に製造でき、第2の突出部P2を第2の操作部3aと一体的に製造できるため、生産性を向上できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 円形締め付け部、1a 一端部、1b 他端部、1c 中央部、2 第1の延出部、3 第2の延出部、2a 第1の操作部、3a 第2の操作部、10 熱交換器、11 パイプ、12 ホース、A 領域、CP 交差部、P1 第1の突出部、P2 第2の突出部、PP 阻止部。

Claims (5)

  1. パイプに装着されたホースを締め付けるためのバンドであって、
    一端部および他端部とを有し、前記一端部と前記他端部とが交差するようにばね性の素材を円形に曲げた円形締め付け部と、
    前記一端部および前記他端部にそれぞれ接続され、かつ前記円形締め付け部から延出する第1および第2の延出部とを備え、
    前記円形締め付け部は、前記第1および第2の延出部が互いに接近するように前記第1および第2の延出部に対して外力が作用することにより前記円形締め付け部の径が拡大し、かつ前記外力が除去されることにより前記円形締め付け部の径が縮小することで前記パイプに装着された前記ホースを締め付ける締め付け力が発生するように構成されており、
    前記バンドは、前記第1および第2の延出部が互いに接近するように前記第1および第2の延出部に対して前記外力が作用しても前記円形締め付け部の締め付け力が所定以上低減しないように構成されている、バンド。
  2. 前記第1の延出部は、第1の操作部と、阻止部とを含み、
    前記第2の延出部は、第2の操作部を含み、
    前記第1の操作部は、前記一端部に接続され、前記円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されており、
    前記第2の操作部は、前記他端部に接続され、前記円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されており、
    前記阻止部は、前記第1および第2の操作部が互いに向かい合う領域内に位置する第1の状態と、前記領域外に位置する第2の状態とに変形可能に構成されており、かつ
    前記第1の状態において、前記第1の操作部から前記第2の操作部に向かって延び、前記第2の操作部に当接することで前記第1および第2の操作部が接近することを阻止可能に構成されており、かつ
    前記第2の状態において、前記第1および第2の操作部が接近可能に構成されている、請求項1に記載のバンド。
  3. 前記阻止部は、前記第1の操作部に一体的に設けられている、請求項2に記載のバンド。
  4. 前記第1の延出部は、第1の操作部と、第1の突出部とを含み、
    前記第2の延出部は、第2の操作部と、第2の突出部とを含み、
    前記第1の操作部は、前記一端部に接続され、前記円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されており、
    前記第2の操作部は、前記他端部に接続され、前記円形締め付け部の外方へ伸びるように構成されており、
    前記第1の突出部は、前記第1の操作部から前記第2の操作部側に延び、かつ前記第2の操作部に対して前記第1の操作部側とは反対側に突出するように構成されており、
    前記第2の突出部は、前記第2の操作部から前記第1の操作部側に延び、かつ前記第1の操作部に対して前記第2の操作部側とは反対側に突出するように構成されている、請求項1に記載のバンド。
  5. 前記第1の突出部は、前記第1の操作部に一体的に設けられており、
    前記第2の突出部は、前記第2の操作部に一体的に設けられている、請求項4に記載のバンド。
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