JP2015101006A - ブロー成形方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボトル底部の強度強化と成形後ボトルの底部成形用金型からの離型容易化を兼ねるように改善工夫したブロー成形方法を提供する。【解決手段】ブロー成形方法は、成形適正温度に加熱したプリフォームを、胴部乃至底部成形用金型5,6に囲まれた空間に挿入し、該プリフォームの内部でストレッチロッド9の孔からブロー成形用気体を吹付けてボトルBに延伸ブロー成形するブロー成形方法において、底部成形用金型6に設けた複数個の適宜に分布した孔6a、6a1、6a2から成形中または成形終了時のボトル底部Bb外面に冷却用気体を吹き付ける。【選択図】図4

Description

本発明は、成形適正温度に加熱したプリフォームを、胴部乃至は底部成形用金型に囲まれた空間に挿入し、ストレッチロッドの孔からプリフォーム内面にブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形方法および装置に関する。
従来、延伸ブロー成形(以下、延伸ブロー成形を単にブロー成形と称することがある)したボトルは、充填する内容物の多様化に対応するため、ガス入り飲料のような内圧を発生する内容物充填用に対しては、ブロー成形時に容器底部の強度を強化する工夫、或いは、高温の内容物充填用に対しては、一次成形の後に二次成形をして耐熱性を上げる工夫がなされている。(特許文献1、2)
また、ブロー成形時に成形したボトルが成形用金型からの離型を確実にする工夫もなされている。(特許文献3)
近年、ブロー成形したボトルの需要が増大している中、これらブロー成形ボトルに対する更なる改善によって、ボトル底部の強度強化のみならず、ボトルの成形用金型からの離型の確実化も兼ね備えた対応への要望が出されている。
特開2000−343590号公報(図1) 特開2006−264035号公報(図4、図6) 特開2001−88202号公報(図1、図2)
先ず、従来のブロー成形装置について図1および図2に基づいて説明する。
図1は、ブロー成形ラインの平面図である。
図2は、図1の矢視II図である。
図1において、ブロー成形ライン50は、試験管状の有底筒状体に成形されたプリフォームPが、上流から矢印P1の方向へ壁17に囲まれたクリーンルーム51内に供給され、ホイール55を経由して搬送装置61によって図示矢印の方向へ搬送されている間に、ホイール62aとホイール62bに懸架されている搬送区間で加熱装置54により成形適正温度に加熱されて、ホイール64を経由してロータリー式ブロー成形装置56に受け渡され、ブロー成形容器Bに延伸ブロー成形された後、ホイール65、ホイール66を経て矢印B1方向の次工程へ搬出されるようになっている。
なお、前記プリフォームP或いはブロー成形容器Bは、前記搬送装置61に備えられた等ピッチ配置の図示しない容器グリッパに保持されて図示矢印の方向へ搬送されるようになっている。
ロータリー式ブロー成形装置56には、後述するブロー成形用金型10が円周等分に配置されており、前記搬送装置61の図示しない容器グリッパと同期して、上流側から搬送されてくるプリフォームPの挿入受渡し、下流側へのブロー成形容器Bの排出受渡しがなされるようになっている。
前記ホイール65の搬送経路には、図1および図2に示すように、ブロー成形された直後のボトルBの底部Bbに向けて、その図示しない複数個の孔から図2に示す矢印の方向に冷却エアを吹付ける冷却エア配管65Pが配置されている。
次に、従来のブロー成形金型10について、図3を基に説明する。
図3は、図1の断面III−III図で、ブロー成形金型を示す図である。
図3において、ブロー成形金型10(図3では、記号10を( )表示してある)は、その口部Pmをストレッチロッド9とともに気密シール部材8を介して容器グリッパ7で把持され、鍔部Pnの下部Pbがブロー成形適正温度になっているプリフォームPが、前記受渡しの位置で所定量開閉する2分割構造の胴部成形用金型5および底部成形用金型46(図3では記号46を( )表示してある)に挿入受渡しされ、鍔部Pnの下部を挟んだ状態で前記胴部成形用金型5および底部成形用金型46の閉作動後に、図の上方から筒状のストレッチロッド9をプリフォームPの口部Pmの中心部からプリフォームPの内面底部に向けて挿入され、前記ストレッチロッド9の先端部からブロー成形用エアを吹き込まれることによって、前記胴部成形用金型5および底部成形用金型46のキャビティ5Cおよびキャビティ46C(図3では記号46Cを( )表示してある)の形状に沿ったブロー成形容器Bに成形されるようになっている。
なお、前記容器グリッパ7と胴部成形用金型5は気密シールされている。
次に、従来のブロー成形装置50の作用を説明する。
成形適正温度に加熱されたプリフォームPが、ブロー成形装置56において、胴部成形用金型5および底部成形用金型46で形成される空間内で、ストレッチロッド9の先端部からブロー成形用エアを吹き込まれることによってキャビティ5Cおよびキャビティ46Cの形状に沿ってボトルBに成形された後、ボトルBがブロー成形装置56からホイール65に受け渡されてホイール65で搬送されている間に、ボトルBの底部Bbに冷却エア配管65Pの図示しない複数個の孔から冷却エアを吹付けられて、底部Bbが冷却固化される。
しかしながら、従来のブロー成形装置56の技術では、ブロー成形装置56の後工程のホイール65での冷却エア配管65Pからの冷却エア吹付けによってボトルBの底部Bbが冷却されるので、ボトルBが成形されてからしばらくの時間を経過してゆっくりと底部Bbが冷却されており、冷却固化の性能が十分でないという恐れがある。
また、前記特許文献1によれば、金型内に保持されてブロー成形されているボトル底部内面に、延伸ロッド(ストレッチロッド)の先端部の冷却空気吹き出し孔から冷却空気を吹き付けてボトルの底部を集中冷却することによって、ボトル底部の強度を強化するとしている。
しかしながら、前記特許文献1の技術では、ボトルの内面底部に冷却空気を吹付けるのみであり、底部成形用金型46が冷却されていないので、ボトル底部の冷却固化に時間がかかる恐れがあり、したがってボトル底部の強度の強化が不十分である恐れがあるとともに、ボトル底部の成形用金型からの離型についての技術は言及されていない。
前記特許文献2によれば、プリフォームを一次ブロー成形で膨張させて中間成形品を成形し、さらに、中間成形品を加熱した後、中間成形品を一次成形金型から取り出し、収縮して軟化状態にある中間成形品を二次成形金型内で二次ブローして再膨張させ、耐熱性に優れたボトルにするとして、この際生じる中間成形品の傾きや芯ずれを、中間成形品の底部中央部へ圧縮空気を吹き出して姿勢矯正するとしている。
しかしながら、前記特許文献2の技術では、中間成形品の底部への圧縮空気吹き出しは、中間成形品の姿勢矯正を目的としており、中間成形品の底部中央部1箇所を狙って圧縮空気を吹き出しているため、成形ボトル底部の冷却固化という観点で考えた場合、ボトル底部外面全体の冷却固化がバランスよく行われていないという恐れがある。
前記特許文献3によれば、ボトルの延伸ブロー成形において、ボトルの底部を外部からの突き出し部材の突き出しによって、ボトル底部の金型からの離型を確実に行うとしている。
しかしながら、前記特許文献3の技術では、構造が複雑な突き出し部材の突き出しによってボトル底部を金型から離型させているものであり、突き出し部材のコストが高くなるとともに、突き出し部材の往復動により突き出し部材が摩耗しやすいという恐れがあり、また、ボトル底部の強度強化については言及されていない。
本発明は、上述の事情に鑑み、ボトルを延伸ブロー成形するに当って、ボトル底部の強度強化と成形後ボトルの底部成形用金型からの離型容易化を兼ねるように改善工夫したブロー成形方法および装置を提供することを目的としている。
前記の課題に対し、本発明は以下の手段により解決を図る。
(1)本発明の第1の手段のブロー成形方法は、成形適正温度に加熱したプリフォームを、胴部乃至底部成形用金型に囲まれた空間に挿入し、該プリフォームの内部でストレッチロッドの孔からブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形方法において、底部成形用金型に設けた複数個の適宜に分布した孔から成形中または成形終了時のボトル底部外面に冷却用気体を吹き付けることを特徴とする。
(2)本発明の第2の手段のブロー成形方法は、前記第1の手段のブロー成形方法において、前記底部成形用金型に適宜に分布して設けた複数個の排気用孔を介して、前記ボトル底部外面に吹付けられた気体の排気を容易化するようにしたことを特徴とする。
(3)本発明の第3の手段のブロー成形方法は、前記第1および第2の手段のブロー成形方法において、さらにブロー成形終了時に前記ストレッチロッドの孔からボトル内面底部にブロー成形用気体から切換えられた冷却用気体を吹付けて、前記ボトル底部の冷却固化を促進するようにしたことを特徴とする。
(4)本発明の第4の手段のブロー成形方法は、前記第1から第3の手段のブロー成形方法において、前記ストレッチロッドの孔から吹付けるブロー成形用気体或いは冷却用気体に殺菌剤を含ませて、成形中または成形終了時のボトル内面を殺菌できるようにしたことを特徴とする。
(5)本発明の第5の手段のブロー成形方法は、前記第1から第4の手段のブロー成形方法において、さらに、胴部成形用金型の側壁に設けた孔から成形中または成形終了時のボトル胴部外面に冷却用気体を吹き付けて、前記成形ボトル胴部の冷却も促進するようにしたことを特徴とする。
(6)本発明の第6の手段のブロー成形装置は、成形適正温度に加熱したプリフォームを胴部乃至底部成形用金型に挿入し、該プリフォームの上方から差し込まれるストレッチロッドの孔からプリフォーム内面にブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形装置において、底部成形用金型に、成形中または成形終了時のボトル底部の早期冷却固化並びに底部成形用金型からの離型容易化を図って、ボトル底部外面に冷却用気体を吹付ける複数個の適宜に分布した孔を設けたことを特徴とする。
(7)本発明の第7の手段のブロー成形装置は、前記第6の手段のブロー成形装置において、前記底部成形用金型に適宜に分布した複数個の排気用孔を設けたことを特徴とする。
(8)本発明の第8の手段のブロー成形装置は、前記第6および第7の手段のブロー成形装置において、さらに前記ストレッチロッドの孔からボトル内面に、前記ブロー成形終了時にボトル底部の冷却固化を促進する冷却用気体を吹付けるように、ブロー成形用気体から冷却用気体に切換える切換えバルブを配管回路に設けたことを特徴とする。
(9)本発明の第9の手段のブロー成形装置は、前記第6から第8の手段のブロー成形装置において、ささらに前記ストレッチロッドの孔から成形中または成形終了時のボトル内面に殺菌剤を含んだブロー成形用或いは冷却用気体を吹き付けるように、配管回路を構成したことを特徴とする。
(10)本発明の第10の手段のブロー成形装置は、前記第6から第9の手段のブロー成形装置において、さらに、胴部成形用金型の側壁に冷却用気体を吹付ける孔を設けたことを特徴とする。
(11)本発明の第11の手段のブロー成形装置は、前記第6から第10の手段のブロー成形装置において、前記ボトル底部乃至胴部外面への冷却気体吹付け用孔或いは排気用孔を直径1〜2mmの大きさとして構成したことを特徴とする。
請求項1および6に係わる本発明は、成形適正温度に加熱したプリフォームを、胴部乃至底部成形用金型に囲まれた空間に挿入し、ストレッチロッドの孔から前記プリフォーム内面にブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形方法および装置において、底部成形用金型に適宜に分布して設けた複数個の孔から前記成形中または成形終了時のボトルの底部外面に冷却用気体を吹き付けるようにしたことにより、成形中または成形終了時にボトル底部を早期冷却固化してボトル底部の強度強化ができるとともに、底部成形用金型からのボトルの離型も容易化できるという効果を有する。
請求項2および7に係わる本発明は、請求項1および6に記載するブロー成形方法および装置において、底部成形用金型に適宜に分布した複数個の排気用孔を設けたことにより、底部外面に吹付けられた冷却用気体が底部外面に沿って排気用孔へ排気されやすくなるため、冷却用気体の風量が増えて成形中或いは成形終了時のボトル底部の早期冷却固化或いは底部成形用金型からの離型容易化を促進できるという効果を有する。
請求項3および8に係わる本発明は、請求項1、2および6、7に記載するブロー成形方法および装置において、さらにブロー成形終了時に前記ストレッチロッドの孔からボトル内面底部に冷却用気体を吹付けるようにしたことにより、ボトルの底部の冷却固化がボトル底部の外面と内面からの冷却によって促進されるという効果を有する。
請求項4および9に係わる本発明は、請求項1から3および6から8に記載するブロー成形方法および装置において、前記ストレッチロッドの孔から吹付けるブロー成形用気体或いは冷却用気体に殺菌剤を含ませるようにしたことにより、ボトル成形中または成形終了時に成形ボトル内面を殺菌できるという効果を有する。
請求項5および10に係わる本発明は、請求項1から4および6から9に記載するブロー成形方法および装置において、底部成形用金型に設けた孔からの冷却用気体の吹付けに加え、胴部成形用金型の側壁にも孔を設けて成形中或いは成形終了時のボトル胴部に冷却用気体を吹き付けるようにしたことにより、成形ボトルの底部とともに胴部の冷却も促進されるので、ボトル底部とともに胴部も早期に冷却固化して強度強化ができ、また、ボトル底部とともに胴部も金型から容易に離型されるという効果を有する。
請求項11に係わる本発明は、請求項6から10に記載するブロー成形装置において、冷却気体吹付け用孔或いは排気用孔を直径1〜2mmの大きさとしたことにより、冷却気体吹付け或いは排気が十分に行われるとともに、前記ブロー成形されたボトルの表面に残る前記孔の痕跡は著しく小さくて分かりにくく、外観上好都合であるという効果を有する。
ブロー成形ラインの平面図である。 図1の矢視II図である。 ブロー成形装置を示す図で、図1の断面III−III図である。 本発明の第1の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図3のW部に相当する図である。 図4の矢視V―V図で、記号6のみを示した図である。 本発明の第2および第3の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図4に相当する図である。 本発明の第4の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図4に相当する図である。
以下、この発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(本発明の第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図3、図4および図5に基づいて説明する。
図3は、先に従来のブロー成形装置について説明した図を流用している。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図3のW部に相当する図である。
図5は、図4の矢視V―V図で、記号6のみを示した図である。
図4において、先に従来のブロー成形装置について説明した図3と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略する。
図4において、本発明の第1の実施の形態に係わるブロー成形装置1は、底部成形用金型6に、ボトルBの底部Bbの外面中央部に図示矢印の向きに冷却用エア(気体)を吹き付ける孔(A)6aと、前記孔(A)6aの途中から枝分かれした複数個の孔6a1並びに複数個の孔6a2が設けられている。なお、前記複数個の孔6a1並びに複数個の孔6a2は、図5に示すように、円周等分布配置となっている。
さらに、前記孔(A)6a、複数個の孔6a1並びに複数個の孔6a2から成形中或いは成形終了時のボトルBの底部Bbに吹き付けられた冷却用エアの排気用孔(B)6bが、図5に示すように、円周等分布配置で複数個設けられている。
なお、前記孔(A)6a、孔6a1、孔6a2、孔(B)6bは、直径が1〜2mmの大きさで構成されている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係わるブロー成形装置1の作用を図4、図5に基づいて説明する。
ストレッチロッド9の先端部からブロー成形用エアを吹き付けて成形中或いは成形終了時のボトルBの底部Bbは、底部成形用金型6との境界部に、図示矢印のように底部成形用金型6の孔(A)6a並びに複数個の孔6a1並びに複数個の孔6a2から十分な量の冷却用エアが吹き付けられ、また、複数個の排気用孔(B)6bへ向けて底部外面を撫でるように通気されて図示矢印のように排気されるので、冷却用エアの風量が増えて底部Bbの冷却固化が促進されて、底部Bbの強度が強くなる。
また、孔(A)6a並びに複数個の孔6a1並びに複数個の孔6a2から吹き付けられる冷却用エア量が多いことにより、底部Bbが底部成形用金型6から離型しやすくなる。
なお、冷却エア用孔(A)6a、孔6a1、孔6a2、および、排気用孔(B)6bが、直径が1〜2mmの大きさで構成されているので、ブロー成形されたボトルBの表面は、前記孔の痕跡が著しく小さくて分りにくく、外観上好都合となっている。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3、図6を基に説明する。
図3は、先に従来のブロー成形装置について説明した図を流用している。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図4に相当する図である。
図6において、図4と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係わるブロー成形装置2(図3では、記号2を( )表示してある)は、底部成形用金型6が、前記第1の実施の形態の場合と同様に、冷却用エア吹き付けの孔および排気用の孔が設けられているとともに、ブロー成形適正温度になっているプリフォームPが、胴部成形用金型5と底部成形用金型6に囲まれた空間内で、成形時にブロー成形用エアを吹き付けていたストレッチロッド9の先端部から、延伸ブロー成形終了時に、配管回路途中に設けた図示しない切換え弁によりブロー成形用エアから冷却用エアCGに切換えられて冷却用エアCGがボトルBの底部Bbの内面に吹付けられるように構成されている。
次に、本発明の第2の実施の形態に係わるブロー成形装置2の作用を説明する。
ストレッチロッド9の先端部からブロー成形用エアを吹き付けているブロー成形中或いは成形終了時に、ボトルBの底部Bbの内面に、図示しない切換え弁によりブロー成形用エアから冷却用エアCGに切換えられることにより、底部Bbが、底部成形用金型6に設けられた孔(A)6aおよび孔6a1並びに孔6a2からの該底部Bbの外面への冷却用エア吹付けによる冷却固化に加えて、該底部Bbの内面への冷却用エアCGの吹付けによる冷却固化がなされるので、底部Bbの冷却固化が急速に促進されて、底部Bbの強度が一層強くなる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について、図3、図6を基に説明する。
図3は、先に従来のブロー成形装置について説明した図を流用している。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図4に相当する図である。
図6において、本発明の第3の実施の形態に係わるブロー成形装置3は、記号3を( )表示し、後述する殺菌剤を含んだブロー成形用或いは冷却用エアの記号SGを( )表示している。
本発明の第3の実施の形態に係わるブロー成形装置3(図3では、記号3を( )表示してある)は、底部成形用金型6が前記第1の実施の形態の場合と同様に冷却用エア吹き付けの孔および排気用の孔が設けられているとともに、ストレッチロッド9が、ブロー成形適正温度になっているプリフォームPに、殺菌剤を含んだブロー成形用或いは冷却用エアSGを該ストレッチロッド9の先端部から吹付けるように、配管回路が構成されている。
次に、本発明の第3の実施の形態に係わるブロー成形装置3の作用を説明する。
ブロー成形適正温度になっているプリフォームPが、胴部成形用金型5と底部成形用金型6に囲まれた空間内で、ストレッチロッド9の先端部から殺菌剤を含んだブロー成形用エアSG或いは冷却用エアSGが吹付けられるので、ボトルBの内部はこの殺菌剤により殺菌される。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について、図3、図7を基に説明する。
図3は、先に従来のブロー成形装置について説明した図を流用している。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係わるブロー成形装置を示す部分正面断面図で、図4に相当する図である。
図7において、図4と同じ構造のものは同じ記号を付してあり、重複する説明は省略する。
本発明の第4の実施の形態に係わるブロー成形装置4(図3では、記号4を( )表示してある)は、底部成形用金型6が、前記第1の実施の形態の場合と同様に冷却用エア吹き付けの孔および排気用の孔が設けられているとともに、胴部成形用金型15が、側壁にボトルBの胴部側面外面に図示矢印の向きに冷却用エア(気体)を吹き付ける孔(C)15cが設けられている。
次に、本発明の第4の実施の形態に係わるブロー成形装置4の作用を説明する。
ストレッチロッド9の先端部からブロー成形用エアを吹き付けてブロー成形中或いは成形終了時のボトルBの底部Bbは、底部成形用金型6との境界部に、底部成形用金型6の孔(A)6a、孔6a1、孔6a2から冷却用エアを吹き付けられるとともに、ブロー成形中或いは成形終了時のボトルBの側面外面に胴部成形用金型15の側壁に設けられた孔(C)15cから冷却用エアを吹き付けられる。
これにより、延伸ブロー成形中或いは成形終了時のボトルBは、底部Bbが早期に冷却固化されるとともに、胴部も早期に冷却固化されて、ボトルBの底部も胴部も強度が強化されるとともに底部乃至胴部成形用金型からの離型がよくなる。
1、2、3、4 ブロー成形装置
5 胴部成形用金型
6 底部成形用金型
6a、6a1、6a2 冷却エア吹付け用孔
6b 排気用孔
9 ストレッチロッド
15 胴部成形用金型
15c 冷却エア吹付け用孔
P プリフォーム
B ボトル
Bb (ボトルの)底部
CG 冷却用エア
SG 殺菌剤を含んだブロー成形用或いは冷却用エア

Claims (11)

  1. 成形適正温度に加熱したプリフォームを、胴部乃至底部成形用金型に囲まれた空間に挿入し、該プリフォームの内部でストレッチロッドの孔からブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形方法において、底部成形用金型に設けた複数個の適宜に分布した孔から成形中または成形終了時のボトル底部外面に冷却用気体を吹き付けることを特徴とするブロー成形方法。
  2. 請求項1に記載するブロー成形方法において、前記底部成形用金型に適宜に分布して設けた複数個の排気用孔を介して、前記ボトル底部外面に吹付けられた気体の排気を容易化するようにしたことを特徴とするブロー成形方法。
  3. 請求項1または2に記載するブロー成形方法において、さらにブロー成形終了時に前記ストレッチロッドの孔からボトル内面底部にブロー成形用気体から切換えられた冷却用気体を吹付けて、前記ボトル底部の冷却固化を促進するようにしたことを特徴とするブロー成形方法。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載するブロー成形方法において、前記ストレッチロッドの孔から吹付けるブロー成形用気体或いは冷却用気体に殺菌剤を含ませて、成形中または成形終了時のボトル内面を殺菌できるようにしたことを特徴とするブロー成形方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載するブロー成形方法において、さらに、胴部成形用金型の側壁に設けた孔から成形中または成形終了時のボトル胴部外面に冷却用気体を吹き付けて、前記成形ボトル胴部の冷却も促進するようにしたことを特徴とするブロー成形方法。
  6. 成形適正温度に加熱したプリフォームを胴部乃至底部成形用金型に挿入し、該プリフォームの上方から差し込まれるストレッチロッドの孔からプリフォーム内面にブロー成形用気体を吹付けてボトルに延伸ブロー成形するブロー成形装置において、底部成形用金型に、成形中または成形終了時のボトル底部外面に冷却用気体を吹付ける複数個の適宜に分布した孔を設けたことを特徴とするブロー成形装置。
  7. 請求項6に記載するブロー成形装置において、前記底部成形用金型に適宜に分布した複数個の排気用孔を設けたことを特徴とするブロー成形装置。
  8. 請求項6または7に記載するブロー成形装置において、さらに前記ストレッチロッドの孔からボトル内面に、前記ブロー成形終了時にボトル底部の冷却固化を促進する冷却用気体を吹付けるように、ブロー成形用気体から冷却用気体に切換える切換えバルブを配管回路に設けたことを特徴とするブロー成形装置。
  9. 請求項6から8のいずれか一項に記載するブロー成形装置において、さらに前記ストレッチロッドの孔から成形中または成形終了時のボトル内面に殺菌剤を含んだブロー成形用或いは冷却用気体を吹き付けるように、配管回路を構成したことを特徴とするブロー成形装置。
  10. 請求項6から9のいずれか一項に記載するブロー成形装置において、さらに、胴部成形用金型の側壁に成形中または成形終了時のボトル胴部外面に冷却用気体を吹き付ける孔を設けたことを特徴とするブロー成形装置。
  11. 請求項6から10のいずれか一項に記載するブロー成形装置において、前記ボトル底部乃至胴部外面への冷却気体吹付け用孔或いは排気用孔を直径1〜2mmの大きさとして構成したことを特徴とするブロー成形装置。
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