JP2015100999A - 鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体およびそれを用いて成形された鋳造用立体造形物 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体および上記混合粉体から鋳造型として使用し得る適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を提供する。【解決手段】半水石膏が18〜75重量%、無機粉体が13〜70重量%、水溶性ポリマーが1〜10重量%および石膏硬化促進剤が5〜30重量%の割合で混合される鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31から、たとえば3Dプリンターにより造型された鋳造型は、石膏硬化促進剤および保水性を有する水溶性ポリマーによって立体造形物構成時における十分な硬化反応速度および成形直後の変形が抑制される十分な強度が達成されるとともに、昇温により無機粉体が熱膨張することから、常温における線熱膨張率に対する650℃の線熱膨張率が1.0%乃至−1.0%の範囲となる。【選択図】図1
Description
本発明は鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体およびそれを用いて成形された鋳造用立体造形物に関する。
従来、立体造形物を構成するための混合粉体と造形液とを混合して、立体造形物を構成する技術が知られている。たとえば、3Dプリンターを用いた造形技術が挙げられる。3Dプリンターの成形法の一つは、載置台に均一に広げられた立体造形物を構成する材料にインクジェットヘッドなどによって造形液が所定の範囲に滴下されることによって所定の範囲のみが固化された固化物の層が得られ、この固化物の層が積層されることにより所望形状の立体造形物が成形されるというものである。成形される具体的な立体造形物としては、デザイン・プロトタイプ、建築モデル、地形図、観賞用フィギュア、医療用モデル、工業用モデルなどが挙げられ、その用途は多岐に渡っている。その中には、鋳造物を得るための鋳造型として用いられる鋳造用立体造形物も含まれる。
ところで、3Dプリンターで成形される立体造形物の性質は、使用される材料に依存する部分が大きいことから、用途に応じた機能を発揮し得る材料、たとえば複数の粉体材料が混合された混合粉体、が開発されている。上述の鋳造用分野においても例外ではなく、加水されると速やかに硬化して石膏(CaSO4・2H2O)となる性質を有する半水石膏(CaSO4・1/2H2O)が成分として含まれる粉体材料が提案されている。特許文献1乃至3に記載の粉体材料がそれである。
特許文献1には、熱可塑性樹脂とポリビニルアルコールや半水石膏などが含まれる接着粒子材料と充填剤などから成る混合粉体が提案されている。特許文献2には、不活性セラミックとして半水石膏が含まれる乾燥微粒子材料とポリビニルアルコールなどの接着剤とモノマー、開始剤、潤滑剤および流量増加剤が含まれる液体などから成る材料が提案されている。特許文献3には、半水石膏が含まれるカルシウム系物質とカルシウム系物質を100重量部とした場合、2〜8重量部のポリビニルアルコール樹脂と、0.1〜5重量部の硬化促進剤とから成る混合粉体が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1および2に記載の粉体材料では、混合される材料によっては、重合反応などの複雑な反応により硬化が行われて立体造形物が構成されることになるため、硬化速度が十分ではなく、またそれにより、3Dプリンターにより成形された直後の立体造形物の強度が十分ではない場合があるという問題があった。また、混合される材料によっては、粉体材料自体が非常に高価なものとなってしまうという問題があった。
また、上記特許文献3に記載の粉体材料においても、ポリマー、硬化促進剤が含まれているが、依然として硬化反応速度が十分ではなく、そのため3Dプリンターにより成形された直後の立体造形物は十分な強度を有していないという問題があった。
ここで、鋳造、殊に、たとえば自動車などのタイヤを製造するためのアルミ製成形型を製造する金属鋳造において、鋳造型として石膏を主成分とした立体造形物が用いられる場合には、鋳造に際してアルミニウムの溶湯が流し込まれることに伴い立体造形物も数100〜700℃程度にまで昇温させられるため、主成分である石膏の結晶水が喪失されることにより立体造形物は熱収縮を引き起こす。したがって、これにより得られるアルミ型鋳造物は立体造形物の収縮分だけ所望の形状よりも小さいものとなるといった不都合や、それに伴う型割れによるバリなどが発生するといった問題が生じる。上記特許文献1ないし3に記載の粉体材料においても、3Dプリンターにより成形される立体造形物は主成分が石膏であることから、立体造形物がそのまま鋳造に用いられる場合には立体造形物の収縮により上記鋳造物の寸法精度が得られないという問題があった。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、立体造形物構成時において十分な硬化反応速度および成形直後の十分な強度を有し且つ立体造形物が鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することにある。
本発明者等は、上記事情を背景とし、立体造形物構成時において十分な硬化反応速度および成形直後の十分な強度を有し且つ構成される立体造形物が鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を得るべく、種々検討を行った結果、加熱により熱膨張する無機粉体が所定の割合で石膏に混ぜられた混合粉体から構成される鋳造用立体造形物は、鋳造時において昇温させられてもその線熱膨張は所定の範囲内に抑えられるということを見出した。これは、昇温させられることによる石膏の熱収縮が無機粉体の熱膨張によって調節されることに起因し、結果として構成された立体造形物において適正な線熱膨張率が得られると考えられる。
すなわち、請求項1に係る発明の要旨とするところは、半水石膏、無機粉体、水溶性ポリマー、石膏硬化促進剤を含む鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体であって、前記半水石膏が18〜75重量%、前記無機粉体が13〜70重量%、前記水溶性ポリマーが1〜10重量%、前記石膏硬化促進剤が5〜30重量%であることを特徴とする鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体にある。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、前記無機粉体は、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシアの少なくとも1つを含む金属酸化物、無機窒化物、無機炭化物、リン酸塩のうちの少なくとも一種を含むことを特徴とする前記請求項1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体にある。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、前記石膏硬化促進剤は、二水石膏、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ土類金属塩化物塩、無機酸のアンモニウム塩、ミョウバン類から選ばれた1種または2種以上から成るものであることを特徴とする前記請求項1または2の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体にある。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、前記混合粉体は、層状に充填された該混合粉体の少なくとも一部が水を溶媒とする造形液によって固化された固化層を順次積層することにより前記立体造形物を成形することを特徴とする前記請求項1乃至3の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体にある。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、46°以下の安息角を有するものである前記請求項1乃至4のいずれか1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体にある。
また、請求項6に係る発明の要旨とするところは、前記請求項1乃至5のいずれか1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体と水を溶媒とする造形液との硬化反応により生成された固化層が順次積層されることによって成形された鋳造用立体造形物にある。
また、請求項7に係る発明の要旨とするところは、650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲内である前記請求項6の鋳造用立体造形物にある。
請求項1に係る鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体によれば、半水石膏が18〜75重量%、無機粉体が13〜70重量%、水溶性ポリマーが1〜10重量%および石膏硬化促進剤が5〜30重量%の割合で混合されている。そのため、石膏硬化促進剤および保水性を有する水溶性ポリマーによって立体造形物構成時における十分な硬化反応速度および成形直後の変形が抑制される十分な強度が達成されるとともに、昇温により無機粉体が熱膨張することから、構成される立体造形物が鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することができる。
請求項2に係る鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体によれば、前記請求項1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体において、前記無機粉体は、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシアの少なくとも1つを含む金属酸化物、無機窒化物、無機炭化物、リン酸塩のうちの少なくとも一種を含むものであり、耐火物が混合されることになることから、鋳造時の昇温にも対応できる耐火性を備えるとともに、鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することができる。
請求項3に係る鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体によれば、前記請求項1または2の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体において、前記石膏硬化促進剤は、二水石膏、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ土類金属塩化物塩、無機酸のアンモニウム塩、ミョウバン類から選ばれた1種または2種以上から成るものであるため、実用的且つ安価な材料によって成されることから、コストが安価な鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することができる。
請求項4に係る鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体によれば、前記請求項1乃至3の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体において、前記混合粉体は層状に充填された該混合粉体の少なくとも一部が水を溶媒とする造形液によって固化された固化層を順次積層することにより前記立体造形物を成形するものであるため、3Dプリンターに好適に用いられる鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することができる。
請求項5に係る鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体によれば、前記請求項1乃至4の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体において、安息角が46°以下であり、混合粉体の転がりが良好であるため、3Dプリンターにおける載置台に均一に充填され得ることから、充填層の円滑性が損なわれて充填時のかすれが発生するなどの問題が防がれる。そのため、3Dプリンターに好適に用いられる鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を提供することができる。
請求項6に係る鋳造用立体造形物によれば、前記請求項1乃至5のいずれか1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体と水を溶媒とする造形液との硬化反応により生成された固化層が順次積層されることによって成形されるものであることから、上記混合粉体から3Dプリンターにより成形され、鋳造型として使用し得る適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を提供することができる。
請求項7に係る鋳造用立体造形物によれば、前記請求項6の鋳造用立体造形物において、650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲内であるため、前記混合粉体から3Dプリンターにより成形され、より精巧な鋳造物を得るための鋳造型として使用することが可能な鋳造用立体造形物を提供することができる。
ここで、好適には、前記無機粉体は前記混合粉体中、13〜70重量%の割合で含まれるように混合される。このようにすれば、前記混合粉体から構成される前記鋳造用立体造形物の線熱膨張率を適正化することができる。前記混合粉体中の割合が13重量%よりも小さいと石膏の熱収縮を調節するための熱膨張が不足し、上記線熱膨張率の適正化において十分な効果が得られず、逆に70重量%よりも大きいと、前記水溶性ポリマーの割合にもよるが、硬化速度が遅くなる場合があるからである。
また、好適には、前記無機粉体は耐火物であり、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシアの少なくとも1つを含む金属酸化物、無機窒化物、無機炭化物およびリン酸塩が用いられる。より好適には、シリカ鉱物の一つであるクリストバライトが挙げられる。また、上記無機窒化物としては、たとえば、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化ホウ素の少なくとも1つが用いられる。また、上記無機炭化物としては、炭化珪素、炭化ホウ素、炭化カルシウムなどが例示される。また、上記リン酸塩としては、リン酸カルシウム、リン酸アンモニウム、リン酸ナトリウムの少なくとも1つが用いられる。
また、好適には、前記水溶性ポリマーは、立体鋳造物の保水性を高めることにより加えられる水の量が多くても成形状態を保つことを目的とし、前記混合粉体中1〜10重量%の割合で含まれるように混合される。上記混合粉体中の割合が1重量%よりも小さいと十分な保水効果が発揮されず立体造形物の成形直後の強度が不足し、逆に10重量%よりも大きいと硬化速度が遅くなる場合があるからである。また、上記水溶性ポリマーとしては、アラビアゴム、ケルザン(キサンタンガムを成分とする天然高分子多糖類)などが好適に用いられる。
また、好適には、前記石膏硬化促進剤は硬化速度を促進することを目的として、前記混合粉体中、5〜30重量%の割合で含まれるように混合される。上記混合粉体中の割合が5重量%より小さいと十分に硬化速度が向上されず、逆に30重量%を超えて大きくされても実際上、それ以上の硬化速度の向上は望めないからである。また、上記石膏硬化促進剤としては、二水石膏、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ土類金属塩化物塩、無機酸のアンモニウム塩、ミョウバン類が好適に用いられる。
また、好適には、前記混合粉体は46°以下の安息角を有するものである。上記安息角が46°よりも大きいと充填層の円滑性が損なわれて充填時のかすれなどが発生し、3Dプリンターに好適に用いられることができない場合があるからである。上記混合粉体の安息角と各材料の安息角との関係は明確ではないが、半水石膏および無機粉体の安息角の影響が大きいのではないかと考えられ、また、一般に粉体の粒径が大きいほど安息角は小さくなることを鑑み、上記半水石膏の粒径が大きくされ、各材料の安息角が調整されることで、結果として46°以下の安息角を有する上記混合粉体が得られる。
以下、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体およびそれを用いて成形される鋳造用立体造形物が得られる工程の一例について図1を参照して説明する。
図1において、混合工程P1では、粉体材料である半水石膏、無機粉体、水溶性ポリマーおよび石膏硬化促進剤が、混合粉体中にそれぞれ18〜75重量%、13〜70重量%、1〜10重量%、5〜30重量%の範囲で含まれるように混合され、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体が得られる。この際、上記粉体材料の混合される順番は問われない。
次に充填工程P2では、前記混合粉体が3Dプリンターなどの立体造形物成形装置の載置台に一定の厚みとなるように均一に広げられたのち、表面が刷り切られ余分な混合粉体が除去されて充填層が形成される。
次に硬化、積層工程P3では、鋳造用立体造形物の3Dデータなどに基づいて決定される充填された前記混合粉体のその水平方向における所定の範囲のみに、水を溶媒とする造形液が滴下される。これにより、上記造形液が滴下された所定の範囲のみにおける上記混合粉体中の半水石膏が速やかに石膏となり硬化されて、固化層が生成される。新たに生成された固化層は、直下の、すなわち、その直前に生成された固化層の上に積層される。
充填工程P2および硬化、積層工程P3が繰り返されることにより、上記固化層が積層されて鋳造用立体造形物が成形される。このようにして得られる上記鋳造用立体造形物は、所定の割合で硬化促進剤および水溶性ポリマーが前記混合粉体中に含まれて成形されるため、速やかに成形されるとともに、成形直後の変形が抑制される十分な強度を有している。また、上記鋳造用立体造形物は、所定の割合で無機粉体が含まれる上記混合粉体が水を溶媒とする造形液によって硬化され生成された前記固化層が順次積層されることにより成形されるため、650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲内であることから、鋳造の際に鋳造型として好適に用いられる。
次に、図1の上記混合工程P1により得られた鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体が適用される3Dプリンターの構成、ならびに3Dプリンターによる上記充填工程P2および上記硬化、積層工程P3について、図2および図3を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体が好適に用いられる3Dプリンター12の構成の概略を示す図である。図2において、3Dプリンター12は水平面を有するフレーム14と、フレーム14の水平面に対して鉛直方向且つ上側に位置固定で設けられた枠部16と、フレーム14の水平面に対して略平行な水平面を有し、上記水平面がフレーム14の水平面に対して略平行な状態を保ちつつ接近あるいは離隔される方向、すなわちz軸方向に昇降可能となるように枠部16に嵌められた載置台18と、モータ20を備え、モータ20の駆動力により載置台18を前記フレーム14の水平面に対して接近あるいは離隔させる方向へ昇降させる載置台駆動機構22と、載置台18の水平面に対して略平行な方向、すなわちxy平面に平行な方向に移動可能に設けられ、先端部から水を溶媒とする造形液を滴下するインクジェットヘッド26と、インクジェットヘッド26を載置台18の水平面に対して略平行な方向に移動させるインクジェットヘッド駆動機構28とを備える。
図3は3Dプリンター12による鋳造用立体造形物30の成形過程、すなわち前記充填工程P2および前記硬化、積層工程P3を詳細に説明する図である。図3において、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31は半水石膏が18〜75重量%、無機粉体が13〜70重量%、水溶性ポリマーが1〜10重量%、石膏硬化促進剤が5〜30重量%の割合で混合されたものである。また、鋳造用立体造形物30は、枠部16の内側において、混合粉体31が既に硬化されることにより生成された固化層32a、32b、32c、32d、32e、32f、32g、32h、32i、32j(以後、特に断らない限りは「固化層32」とする)が積層されることにより成形されている。以後、固化層32k(図示されない)が積層され、鋳造用立体造形物30が成形される過程を説明する。充填工程P2においては、始めに載置台18が図中の白抜き矢印方向に固化層32の厚みの分だけ下降させられる。次に、載置台18の下降により生じた、すなわち固化層32jの上面および、硬化されていない混合粉体31の上面から成る見かけ上の表面と枠部16とによって区画される空間に、新たに混合粉体31が充填される。新たに充填された混合粉体31の上面と枠部14の鉛直方向上端部の表面とが略同一面となるように、たとえば円柱状のゴム器(図示されない)などにより、上記新たに充填された混合粉体31の上面が擦り切られて余分な混合粉体31が枠部16の内側から除去される。ここで、混合粉体31の安息角が46°以下であれば、粉体の転がりが良好であるため、粉体が均一に広げられるとともに、円滑性が損なわれて充填時にかすれや引っかかりなどが生じることが防がれる。次に硬化、積層工程P3を説明する。上記充填された混合粉体31の上面における予め定められた所定範囲にのみインクジェットヘッド26から水を溶媒とする造形液33が滴下される。混合粉体31に含まれる半水石膏は造形液33により石膏となることで硬化されるため、上記充填された混合粉体31において造形液33が滴下された上記所定の範囲においてのみ固化層32kが生成され、固化層32kが生成される直前に生成された固化層32jの上面に積層される。以後、必要があれば載置台18の下降以降の工程、すなわち充填工程P2および積層工程P3が繰り返されることにより、新たに生成される固化層32が直前に生成された固化層32の上面に順次積層されることで、最終的に鋳造用立体造形物30が成形される。これにより、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31と水を溶媒とする造形液33との硬化反応により生成された固化層32が順次積層されることによって成形された鋳造用立体造形物30は、650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲であるため、鋳造の際に鋳造型として好適に用いられる。
以下、本発明者が行った実験例1について、表1の実施例1〜15および比較例1〜5に基づき詳細に説明する。
表1に記載の実施例1〜15および比較例1〜5に記載の半水石膏、無機粉体、水溶性ポリマーおよび石膏硬化促進剤の各粉体に係る安息角および混合割合を満たすように、上記各粉体を調整、混合し、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体を得た。なお、比較例1の混合粉体は主成分が半水石膏である3Dプリンターなどに用いられる市販品(3D Systems Corporation社、ZP150)であり、上記各粉体が混合されたものではなく、比較例2および3の混合粉体は無機粉体が混合されていない。次に、上記混合粉体の安息角、すなわち表1における総安息角を測定した。さらに、上記混合粉体が成形されて得られる各成形体の常温における線熱膨張率に対する650℃の線熱膨張率を求めた。
表1における総安息角の測定法について図4から図7を参照して説明する。図4において、粉体成形用ステンレス金型34は、直方体状の形状を有し、上記直方体状の形状の鉛直方向に対向する二面を貫通する直方体状の貫通孔を有する外型36と、上記貫通孔に鉛直方向に摺動可能に嵌挿された直方体状の内型38とを備える。上記内型38の鉛直方向上面と外型36の貫通孔における鉛直方向上側端部にあたる開口部は19.5mm×23.5mmの等しい長方形状を有し、同一面とされている。はじめに、上記内型38が鉛直下方向にスライドガラス2枚分の厚さである2.6mm分だけ摺動され、19.5mm×23.5mm×2.6mmの空間が生じさせられる。上記空間の全体に前記混合粉体(図4から図7において、無数の点で示される。)が層状に充填され、充填された上記混合粉体の表面と上記外型36の鉛直方向上面とが同一面となるように、直径22mmの樹脂製丸棒40によって擦り切られ、余分な上記混合粉体が除かれる。次に、上記内型38に対して上記外型36が鉛直下方向に完全に引き下げられて充填粉体が露出される(図5)。図6は、上記外型36が完全に引き下げられた状態の粉体成形用ステンレス金型34を上記外型36の底面の4辺のうちの傾斜軸心に対応する一辺の方向から見た図である。上記粉体成形用ステンレス金型34は上記外型36の底面の傾斜軸心に対応する一辺が水平面に接した状態のままで次第に傾けられ、上記混合粉体が崩れたときの上記方向から見た上記水平面と上記粉体成形用ステンレス金型34の底辺とが成す角度αが分度器(図示しない)で測定される(図7)。1回目の測定値はカウントされず、2回目から6回目における合計5回の測定値のうち最大値と最小値が除かれた3つの測定値における角度αの平均値が総安息角とされる。
また、表1における線熱膨張率は常温における線熱膨張率に対する650℃における線熱膨張率であり、以下のようにして求めた。まず、前記混合粉体8gに対して混水率が50%となるように水4gを加え、ゴム器にて30秒間ヘラ混合することにより混合体を得た。その後、上記混合体を直径10mm×50mmのゴム蓋がされたゴム型に押し込み、45分間経過時に、上記混合体から成形された成形体を上記ゴム型から脱型した。上記成形体を45℃で24時間乾燥した後、650℃まで昇温し、熱膨張計により常温における線熱膨張率に対する650℃の線熱膨張率(%)を測定した。
表1において、実施例1から実施例15の混合粉体は、半水石膏が18〜75重量%、無機粉体が13〜70重量%、水溶性ポリマーが1〜10重量%、石膏硬化促進剤が5〜30重量%の割合で混合されており、その成形体の常温における線熱膨張率に対する650℃における線熱膨張率はいずれも1.0%乃至−1.0%の範囲内にあった。それに対して、市販品である比較例1、無機粉体が含まれない比較例2および3、無機粉体が13重量%よりも少なく含まれる比較例4における混合粉体から成形される成形体の常温における線熱膨張率に対する650℃における線熱膨張率は、−1.0%よりも小さい値となった。また、無機粉体が70重量%よりも多く含まれる比較例5における混合粉体から成形される成形体の常温における線熱膨張率に対する650℃における線熱膨張率は、1.0%よりも大きい値となった。
また、表1において、実施例14および比較例2における混合粉体は、安息角の大きい半水石膏、無機粉体および水溶性ポリマーが混合されており(比較例2は、無機粉体は混合されていない)、その総安息角も46°よりも大きくなっている。また、総安息角が46°よりも大きいことからカスレやひっかかりがあるとの成形評価結果が得られた。
次に、本発明者が行った実験例2について説明する。表2に記載の割合で、α半水石膏、耐火物である珪砂、クリストバライト、水溶性ポリマーとして増粘多糖類、石膏硬化促進剤として二水石膏を混合し、混合粉体を得た。なお、表2中の比較例1は実験例1で用いられた市販品と同じ混合粉体である。得られた混合粉体から実験例1の熱膨張率測定と同様の方法で成形体を得た。得られた成形体を常温から750℃程度まで昇温させ、その間の線熱膨張率を熱膨張計で測定した。
図8は、表2の実施例16、実施例17および比較例1の線熱膨張曲線を示すグラフである。図8において、右縦軸は成形体温度(℃)、左縦軸は成形体の線熱膨張率(%)、横軸は昇温開始からの経過時間(分)である。また、図8において、成形体温度は破線、実施例16の線熱膨張率は一点鎖線、実施例17の線熱膨張率は実線、比較例1の線熱膨張率は二点鎖線でそれぞれ示されている。実施例16および実施例17の混合粉体から成形される成形体は、650℃まで昇温させられても、常温の線熱膨張率に対しての650℃の線熱膨張率は1.0%乃至−1.0%の範囲であった。殊に、クリストバライトが含まれる実施例17においては、常温の線熱膨張率に対する750℃の線熱膨張率も1.0%乃至−1.0%の範囲であった。これは、シリカ鉱物の一種であるクリストバライトの結晶構造が密であるために、熱膨張しやすいことから、線熱膨張率がより適正化されることに起因すると考えられる。それに対して、比較例1における常温の線熱膨張率に対する650℃の線熱膨張率は−1.0%よりも小さかった。
上述のように、本実施例の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31によれば、半水石膏が18〜75重量%、無機粉体が13〜70重量%、水溶性ポリマーが1〜10重量%および石膏硬化促進剤が5〜30重量%の割合で混合されている。そのため、石膏硬化促進剤および保水性を有する水溶性ポリマーによって立体造形物構成時における十分な硬化反応速度および成形直後の変形が抑制される十分な強度が達成されるとともに、昇温により無機粉体が熱膨張することから、常温における線熱膨張率に対する650℃の線熱膨張率が1.0%乃至−1.0%の範囲となる。これにより、構成される鋳造用立体造形物30が鋳造型として用いられるのに適正な線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31によれば、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシアの少なくとも1つを含む金属酸化物、無機窒化物、無機炭化物、リン酸塩のうちの少なくとも一種を含む無機粉体が含まれる場合には、昇温により熱膨張される耐火物が混合されることになることから、鋳造時の昇温にも対応できる耐火性を備えるともに、常温における線熱膨張率に対する650℃における線熱膨張率が1.0%乃至−1.0%の範囲である鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31によれば、二水石膏、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ土類金属塩化物塩、無機酸のアンモニウム塩、ミョウバン類から選ばれた1種または2種以上から成る石膏硬化促進剤が含まれる場合には、実用的且つ安価な材料によって成されるため、コストが安価な鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31によれば、鋳造用立体造形物を構成する混合粉体31は層状に充填された混合粉体の少なくとも一部が水を溶媒とする造形液33によって固化された固化層32を順次積層することにより鋳造用立体造形物30を成形するものであるため、3Dプリンター12に好適に用いられる鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31によれば、総安息角が46°以下であり、混合粉体の転がりが良好であるため、3Dプリンター12における載置台18に混合粉体が均一に広げられるとともに、円滑性が損なわれて充填時にかすれや引っかかりなどが生じることが防がれる。これにより成形される鋳造用立体造形物30はより精巧なものとなることから、3Dプリンター12に好適に用いられる鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物30によれば、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31と水を溶媒とする造形液33との硬化反応により生成された固化層32が順次積層されることによって成形されるものであることから、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31から3Dプリンター12により成形され、鋳造型として使用し得る線熱膨張率を有する鋳造用立体造形物30を提供することができる。
また、本実施例の鋳造用立体造形物30によれば、650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲内であるため、鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体31から3Dプリンター12により成形され、より精巧な鋳造物を得るための鋳造型として使用することが可能な鋳造用立体造形物30を提供することができる。
以上、本発明を表及び図面を参照して詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施でき、その主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るものである。
30:鋳造用立体造形物
31:鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体
32:固化層
33:造形液
31:鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体
32:固化層
33:造形液
Claims (7)
- 半水石膏、無機粉体、水溶性ポリマー、石膏硬化促進剤を含む鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体であって、
前記半水石膏が18〜75重量%、前記無機粉体が13〜70重量%、前記水溶性ポリマーが1〜10重量%、前記石膏硬化促進剤が5〜30重量%であることを特徴とする鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体。 - 前記無機粉体は、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、マグネシアの少なくとも1つを含む金属酸化物、無機窒化物、無機炭化物、リン酸塩のうちの少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体。
- 前記石膏硬化促進剤は、二水石膏、アルカリ金属硫酸塩、アルカリ土類金属硫酸塩、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ土類金属塩化物塩、無機酸のアンモニウム塩、ミョウバン類から選ばれた1種または2種以上から成るものであることを特徴とする請求項1または2の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体。
- 前記混合粉体は、層状に充填された該混合粉体の少なくとも一部が水を溶媒とする造形液によって固化された固化層を順次積層することにより前記立体造形物を成形することを特徴とする請求項1乃至3の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体。
- 46°以下の安息角を有するものである請求項1乃至4のいずれか1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体。
- 前記請求項1乃至5のいずれか1の鋳造用立体造形物を構成するための混合粉体と水を溶媒とする造形液との硬化反応により生成された固化層が順次積層されることによって成形された鋳造用立体造形物。
- 650℃における線熱膨張率が常温における線熱膨張率に対して、1.0%乃至−1.0%の範囲内である請求項6の鋳造用立体造形物。
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