JP2015100154A - 非接触電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コイル間にある異物を正確に検知することができる非接触電力伝送システムを提供する。
【解決手段】非接触電力伝送システムは、異物500を検知する異物検知装置(レーダセンサ110)と、送電装置(送電コイル300)の表面に設けられたマーカ310と、制御部(センサECU120)とを備える。制御部(センサECU120)は、マーカ310の位置と検知した異物500との相対的な位置関係に基づいて、異物500の位置を検知する。
【選択図】図4
【解決手段】非接触電力伝送システムは、異物500を検知する異物検知装置(レーダセンサ110)と、送電装置(送電コイル300)の表面に設けられたマーカ310と、制御部(センサECU120)とを備える。制御部(センサECU120)は、マーカ310の位置と検知した異物500との相対的な位置関係に基づいて、異物500の位置を検知する。
【選択図】図4
Description
本発明は非接触電力伝送システムに関する。
従来より、送電装置の送電コイルと受電装置の受電コイルとの間で非接触で電力伝送を行なう、非接触電力伝送システムが提案されている。
国際公開2012/090341号パンフレットは、受電コイルと送電コイルとの間に異物があるか否かを判断するために、異物検知手段が設けられたシステムを提案する。異物検知手段は、赤外線を検知する赤外線センサ、超音波を異物に向けて発信し、その反射波を測定することにより異物までの距離や方向を検知する超音波センサ、電磁波を異物に向けて発信し、その反射波を測定することにより異物までの距離や方向を検知するレーダなどの少なくとも1つを備える。
国際公開2012/090341号パンフレットの異物検知手段においては、どの範囲に異物があるかを正確に検知することは困難である。そのため、受電コイルおよび送電コイルの間(コイル間)よりも外側にある送受電の障害にならないものについても検知してしまうなどの問題がある。
本発明の目的は、コイル間にある異物を正確に検知することができる非接触電力伝送システムを提供することである。
本発明は、要約すると、送電装置と、送電装置から非接触で電力を受ける受電装置と、異物を検知する異物検知装置と、送電装置の表面に設けられたマーカと、制御部とを備える非接触電力伝送システムである。制御部は、マーカの位置と検知した異物との相対的な位置関係に基づいて、異物の位置を検知する。
上記構成の非接触電力伝送システムでは、マーカが送電装置の表面に設けられており、マーカの位置は既知である。さらに、マーカとの相対的な位置関係によって異物の位置が検知されるので、異物の位置が正確に検知される。これにより、たとえば、異物が送電装置(の送電コイル)と受電装置(の受電コイル)との間に位置するか否かを正確に検知することができる。
本発明によると、コイル間にある異物を正確に検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態に係る非接触電力伝送システムの全体の概要を説明するための図である。非接触電力伝送システム1は、代表的には、車両10の充電に用いられる。図1は、車両10を上方より見た図であり、たとえば車両10の前方に、センサ100が設けられている。センサ100は、主に、異物を検知するために用いられる。センサ100が異物を検知しようとする範囲は、たとえば車両10の後方の目標検知エリア200の内側である。目標検知エリア200は、後述の送電コイル300および受電コイル400を含むように設定される。図1において、車両10の充電のために、車両10(の受電コイル400)が送電コイル300に位置合わせされた状態が示されている。センサ100は、レーダセンサ110とセンサECU120とを含む。これについては、後に図3を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る非接触電力伝送システムの全体の概要を説明するための図である。非接触電力伝送システム1は、代表的には、車両10の充電に用いられる。図1は、車両10を上方より見た図であり、たとえば車両10の前方に、センサ100が設けられている。センサ100は、主に、異物を検知するために用いられる。センサ100が異物を検知しようとする範囲は、たとえば車両10の後方の目標検知エリア200の内側である。目標検知エリア200は、後述の送電コイル300および受電コイル400を含むように設定される。図1において、車両10の充電のために、車両10(の受電コイル400)が送電コイル300に位置合わせされた状態が示されている。センサ100は、レーダセンサ110とセンサECU120とを含む。これについては、後に図3を参照して説明する。
図2は、車両10を側方より見た図である。図2に示すように、送電コイル300は、地上に配置される。送電コイル300は、送電装置または送電装置の一部である。受電コイル400は、車両10の後方に搭載される。受電コイル400は、受電装置または受電装置の一部である。なお、送電コイル300は、たとえばケース(ボビンケース)に、コンデンサ(図示しない)とともに収容される。受電コイル400も同様に、たとえばボビンケースに、コンデンサとともに収容される。受電コイル400とコンデンサも、伝送周波数において共振するように設計され、共振強度を示すQ値は、100以上であることが好ましい。
非接触電力伝送は、送電コイル300と受電コイル400とが対向した(位置合わせされた)状態で行なわれる。非接触電力伝送において、たとえば、送電コイル300から受電コイル400に非接触で電力が伝送され、車両10(のバッテリ)が充電される。
送電コイル300から受電コイル400に非接触で電力が伝送されているとき、つまりバッテリの充電中に、送電コイル300および受電コイル400の両コイル間に異物があると、充電効率が低下するといった問題が生じる。非接触電力伝送システム1では、充電中にセンサ100が異物を検知すると、充電が停止される。
ここで、センサ100が、コイル間の外側にある異物を検知してしまうと、充電効率の低下などの問題が生じないにもかかわらず充電が停止されてしまう。そのため、センサ100には、異物の位置を正確に把握し、コイル間にある異物を正確に検知することが要求される。
そこで電力伝送システム1において、異物の位置を正確に把握するために、送電コイル300の上面にマーカが設けられる。そして、マーカの位置と、センサ100が検知した異物との相対的な位置関係にもとづいて、異物の位置が検知される。マーカは、送電コイル300の上面以外の、送電コイルの表面に設けられてもよい。たとえば、送電コイル300が車両10に搭載され、地上に受電コイル400に向けて電力伝送がなされるようなケースでは、送電コイル300の底面にマーカが設けられることとなる。
図3は、センサ100を説明するための図である。図3に示すように、センサ100は、異物検知装置であるレーダセンサ110と、制御部であるセンサECU120とを含む。レーダセンサ110は、電磁波レーダの機能を利用して対象物をセンシングする。レーダセンサ110は、異物を検知するためのミリ波や準ミリ波のレーダビームを、検知エリアに向けて照射する。センサECU120は、レーダセンサ110を制御する。充電ECU130は、充電ECU130は、非接触電力伝送システム1に含まれ、車両10(図1など)の充電動作などを制御する制御部である。充電ECU130は、たとえば車両10に搭載されてもよい。。センサECU120は、充電ECU130と通信可能に構成され、これによりセンサECU120は、車両10の充電の制御も行なうことができる。
図4は、センサ100による異物500の検知を説明するための図である。図4に示すように、目標検知エリア200は、破線の円で囲まれた領域(半径=r)である。目標検知エリア200には、送電コイル300が含まれる。送電コイル300の上面には、マーカ310が設けられる。マーカ310は、電磁波をポイントで反射する性質を備えるように構成された突起物であり、レーダセンサ110によって検知される。マーカ310の形状などについては、後に図5〜図8を参照して説明する。
送電コイル300の上面は、一辺の長さがLaの正方形である。ここで、図4に示すようにセンサ100がX=0となるXY座標を用いると、送電コイル300と受電コイル400(図1)との間の領域(以下、「コイル間領域」という場合もある)が、XY座標で表される。XY座標のX軸およびY軸は、正方形の送電コイル300の上面の辺に沿ってそれぞれ与えられることが好ましい。
実施の形態1において、マーカ310は、送電コイル300の既知の位置、たとえば中央に設けられる。図4において、マーカ310は、送電コイル300の中央からずれた位置にあるように示されているが、これは、車両に搭載されるセンサ100が、地上に配置される送電コイル300の位置を正確に把握できないことを説明している。
マーカ310の位置および異物500の位置がレーダセンサ110によって検出されれば、マーカ310の検出位置基準(XY座標の原点)とした、異物500の位置がXY座標で求められる。つまり、異物500のマーカ310に対する位置、換言すれば異物500の送電コイル300(の中央)に対する位置が正確に把握される。これにより、センサ100(のセンサECU120)は、異物500の位置を正確に把握することができる。
レーダセンサ110は、レーダセンサ110からマーカ310までの距離R0と、レーダセンサ110を基準としたマーカ310の角度θ0とを検出する。また、レーダセンサ110は、レーダセンサ110から異物500までの距離R1と、レーダセンサ110を基準とした異物500の角度θ1とを検出する。つまり、マーカ310および異物500の位置が、レーダセンサ110を原点とした極座標で取得される。レーダセンサ110は、異物500のレーダセンサ110に対する速度(相対速度V1)も検出する。
実施の形態1において、マーカ310は、さままざまな形状で、送電コイルの表面(たとえば上面)に設けられる。これについて、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、円筒形上のマーカを説明するための図である。図5では、円筒形状のマーカ310Aが、蓋301Aに設けられる。蓋301Aは、送電コイルを収容するボビンケースの蓋であるため、マーカ310Aは、送電コイルの上面に設けられると言える。マーカ310Aは、蓋301Aに一体に形成されてもよい。
図6は、衝立形状のマーカを説明するための図である。図6では、衝立形状のマーカ310Bが、蓋302Bに設けられ、または形成される。
図7は、半球形状のマーカを説明するための図である。図7では、半球形状のマーカ310Cが、蓋301Cに設けられ、または形成される。
図8は、実施の形態1において、異物検知のために実行される処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、充電時などに所定のメインルーチンから呼び出され、サブルーチンとして実行される。このフローチャートの処理は、図4などに示すセンサECU120によって実行される。
図4および図8を参照して、はじめに、ステップS101において、マーカ310の検出情報(R0,θ0)が取得される。次に、ステップS102において、異物500の検出情報(R1,θ1)および相対速度(V1)が取得される。
ステップS103において、マーカ310の座標変換が行なわれ、マーカ310の位置がXY座標で表される。具体的に、x0=R0sinθ0、x0=R0cosθ0として算出される。
ステップS104において、異物500の座標変換が行なわれ、異物500の位置がXY座標で表される。このとき、マーカ310の検出情報のうちθ0が利用され、異物500の位置は、x1=R1sin|θ1−θ0|、y1=R1sin|θ1−θ0|として算出される。
次に、ステップS105において、異物500の相対速度V1がV0を下回るか否かが判断される。V0は、異物が静止物であるか否かを判別するためのしきい値であり、異物の相対速度がV0よりも小さいと静止物として扱われ、異物の相対速度がV0以上であると動体物として扱われる。V1がV0を下回る場合(ステップS105でYES)、ステップS106に処理が進められる。そうでない場合(ステップS105でNO)、ステップS109に処理が進められる。
ステップS106において、Y軸方向におけるマーカ310と異物500との間の距離(|y0−y1|)が、送電コイル300の一辺の半分の長さ(La/2)以下であるか否かが判断される。|y0−y1|≦(La/2)の場合(ステップS106でYES)、異物がコイル間領域にある可能性があると判断され、ステップS107に処理が進められる。そうでない場合(ステップS106でNO)、異物はコイル間領域にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS106において、X軸方向におけるマーカ310と異物500との間の距離(|x0−x1|)が、送電コイル300の一辺の半分の長さ(La/2)以下であるか否かが判断される。(|x0−x1|)≦(La/2)の場合(ステップS107でYES)、ステップS108に処理が進められる。そうでない場合(ステップS107でNO)、異物はコイル間領域にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS108において、コイル間領域に静止物である異物が存在すると判断される。この場合、充電(給電)は停止される。その後、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS109において、XY座標の原点から異物500までの距離√(x12+y12)が目標検知エリア200の半径r以下であるか否かが判断される。具体的には、距離の二乗(x12+y12)が半径の二乗(r2)以下であるか否かが判断される。(x12+y12)≦r2の場合(ステップS109でYES)、ステップS110に処理が進められる。そうでない場合(ステップS109でNO)、異物はコイル間領域にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS110において、コイル間領域に動体物である異物500(侵入物)があると判断される。この場合、充電は停止される。
図8のフローチャートによると、マーカとの相対的な位置関係によって異物の位置が検知される。その結果、異物の位置が正確に検知される。また、異物の相対速度によって侵入物の有無についても判断される。
[実施の形態2]
実施の形態1では、マーカが送電コイルの上面の中央(蓋の中央)に突起形状で配置されている場合について説明した。一方、マーカは、たとえば、蓋の後端部に帯形状に設けられてもよい。
実施の形態1では、マーカが送電コイルの上面の中央(蓋の中央)に突起形状で配置されている場合について説明した。一方、マーカは、たとえば、蓋の後端部に帯形状に設けられてもよい。
図9は、蓋の後端部に設けられるマーカの一例を説明するための図である。図9では、壁形状のマーカ310Dは、蓋301Dの端部、すなわち送電コイル上面の端部に設けられ、または形成される。マーカは、蓋の後端部でなく、蓋の前端部に設けられてもよい。
図10は、マーカが帯形状に設けられた場合のセンサ100による異物500の検知を説明するための図である。送電コイル300の(蓋の)後端部には、帯形状(長さLa)のマーカ310Dが設けられている。センサ100によって検出されるマーカ310Dの位置情報は、距離R0、角度±θ0となる。異物500の検出情報は、距離R1,角度θ1である。
図11は、センサ100の検出領域を説明するための図である。図11に示すように、センサ100の検出エリアには、送電コイル300の外側(コイル間領域の外側)の領域I〜領域IVが含まれる。センサ100は、異物500が、送電コイル300の上面(つまりコイル間領域)にあるか否かだけでなく、領域I〜領域IVのいずれにあるかを判断することも可能になる。これについては、次に図12のフローチャートを参照して説明する。
図12は、実施の形態2において、異物検知のために実行される処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートは、充電時などに所定のメインルーチンから呼び出され、サブルーチンとして実行される。このフローチャートの処理は、図4に示すセンサECU120によって実行される。
図10〜図12を参照して、はじめに、ステップS201において、マーカ310Dの検出情報(R0,θ0)が取得される。次に、ステップS202において、異物500の検出情報(R1,θ1,V1)が取得される。
ステップS203において、異物500の相対速度V1がV0を下回るか否かが判断される。V1がV0を下回る場合(ステップS203においてYES)、ステップS204に処理が進められる。一方、V1がV0以上の場合(ステップS203においてNO)、ステップS207に処理が進められる。
ステップS204およびステップS205において、次にそれぞれ説明するように、異物が目標検知エリア200内にあるか否かが判断される。
ステップS204において、θ0の絶対値(|θ0|)がθ1以下であるか否かが判断される。|θ0|≦θ1の場合(ステップS204でYES)、異物が目標検知エリア200内にある可能性があると判断され、ステップS205に処理が進めらる。そうでない場合(ステップS204でNO)、異物は目標検知エリア200内にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS205において、R1が、(R0−La)以上かつR0以下であるか否かが判断される。(R0−La)≦R1≦R0の場合(ステップS205でYES)、ステップS206に処理が進められる。そうでない場合(ステップS205でNO)、異物は目標検知エリア200内にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS206において、検知エリア200内に異物(静止物)があると判断され、その後、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS207〜ステップS211において、次にそれぞれ説明するように、異物が領域I〜領域IVにあるか否かが判断される。ステップS207およびステップS208において、異物が領域III,IV内にあるか否かが判断される。ステップS209〜ステップS211において、異物が領域I,II内にあるか否かが判断される。
ステップS207において、θ1が(−θ0−α)以上かつ(θ0+α)であるか否かが判断される。(−θ0−α)≦θ1≦(θ0−α)の場合(ステップS207でYES)、異物が領域III,IV内にある可能性があると判断され、ステップS208に処理が進められる。そうでない場合(ステップS207でNO)、ステップS209に処理が進められる。
ステップS208において、R1が(R0−La)以上かつR0以下であるか否かが判断される。(R0−La)≦R1≦R0の場合(ステップS208でYES)、異物が領域III,IV内にあると判断され、ステップS212に処理が進められる。そうでない場合(ステップS208でNO)、異物は領域III、IV内にないと判断され、ステップS209に処理が進められる。
ステップS209において、θ0の絶対値(|θ0|)がθ1以下であるか否かが判断される。|θ0|≦θ1の場合(ステップS209でYES)、異物が領域I、II内にある可能性があると判断され、ステップS210に処理が進められる。そうでない場合(ステップS209でNO)、異物は領域I、II内にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS210において、R1がR0以上かつ(R0−2/La+r)以下であるか否かが判断される。R0≦R1≦(R0−2/L1+r)の場合(ステップS210でYES)、異物が領域II内にあると判断され、ステップS211に処理が進められる。そうでない場合(ステップS210でNO)、異物が領域I内にあると判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS211において、R1が(R0−La/2−r)以上かつ(R0−La)以下であるか否かが判断される。(R0−L1/2−r)≦R1≦(R0−La)の場合(ステップS211でYES)、異物が検知エリア200内にあると判断され、ステップS212に処理が進められる。そうでない場合(ステップS211でNo)、異物は検知エリア200内にないと判断され、メインルーチンに処理が戻される。
ステップS212において、侵入物(動体物)があると判断され、その後メインルーチンに処理が戻される。
図12のフローチャートによると、異物が動体物(侵入物)の場合、異物がコイル間領域だけでなく領域I〜IVを含めたいずれの領域内にいるかを判断することができる。これにより、たとえば、異物がコイル間領域から領域I〜IVのいずれかに移動したのであれば、間もなく目標検知エリア200から出て行くであろうと予測できる。逆に、異物が領域I〜IVのいずれかに出現したのであれば、間もなくコイル間領域に侵入する可能性があると予測できる。このような異物の挙動の予測を、たとえば、車両の充電制御にフィードバックすることも考えられる。
最後に、本発明の実施の形態について総括する。
図1および図4を参照して、非接触電力伝送システム1は、異物500を検知する異物検知装置(レーダセンサ110)と、送電装置(送電コイル300)の表面に設けられたマーカ310と、制御部(センサECU120)とを備える。制御部(センサECU120)は、マーカ310の位置と検知した異物500との相対的な位置関係に基づいて、異物500の位置を検知する。
図1および図4を参照して、非接触電力伝送システム1は、異物500を検知する異物検知装置(レーダセンサ110)と、送電装置(送電コイル300)の表面に設けられたマーカ310と、制御部(センサECU120)とを備える。制御部(センサECU120)は、マーカ310の位置と検知した異物500との相対的な位置関係に基づいて、異物500の位置を検知する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 非接触電力伝送システム、10 車両、100 センサ、110 レーダセンサ、120 センサECU、130 充電ECU、200 目標検知エリア、300 送電コイル、301A,301C,301D,302B 蓋、310,310A,310B,310C,310D マーカ、400 受電コイル、500 異物。
Claims (1)
- 送電装置と、
前記送電装置から非接触で電力を受ける受電装置と、
異物を検知する異物検知装置と、
前記送電装置の表面に設けられたマーカと、
制御部とを備え、
前記制御部は、前記マーカの位置と検知した異物との相対的な位置関係に基づいて、異物の位置を検知する、非接触電力伝送システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018082556A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
JP2021141672A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 本田技研工業株式会社 | 異物検知システムおよび非接触充電システム |
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- 2013-11-18 JP JP2013237786A patent/JP2015100154A/ja active Pending
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