JP2015099656A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、光源ユニットの交換時において半導体発光素子が損傷する場合がある。
【解決手段】この発明は、ランプハウジング10およびランプレンズ11と、光源ユニット2および光学ユニット3と、を備える。ランプハウジング10には、着脱用開口部13が設けられている。光源ユニット2は、半導体型光源4と、ヒートシンク部材5と、を有する。光学ユニット3は、レンズ6と、レンズホルダ7と、取付ブラケット8と、を有する。取付ブラケット8が、ランプハウジング10に取り付けられている。取付ブラケット8の開口部80の縁部分の取付部81には、ヒートシンク部材5の半導体型光源4の周辺部分の取付部55が、着脱可能に取り付けられている。この結果、この発明は、光源ユニット2の交換時において半導体型光源4が損傷することがない。
【選択図】 図1

Description

この発明は、半導体型光源を光源とする車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、灯室を形成するランプボディおよびカバーと、灯室内に配されているブラケットおよび光源ユニットおよび光学ユニットと、を備える。ブラケットは、ランプボディに取り付けられている。光源ユニットは、半導体発光素子を有する。光学ユニットは、半導体発光素子からの光を灯具前方に照射させるリフレクタおよび投影レンズからなるプロジェクタタイプの光学ユニットである。光源ユニットおよび光学ユニットは、それぞれ別個にブラケットに固定されている。光源ユニットは、ランプボディに設けられた着脱用開口を通じて着脱可能である。
特開2013−54834号公報
ところが、従来の車両用灯具は、光学ユニットがプロジェクタタイプであるから、光学ユニットのリフレクタが光源ユニットの半導体発光素子の上方(発光面)を覆うように配されている。このために、光源ユニットをブラケットから取り外したり取り付けたりする際に、半導体発光素子がリフレクタの下面開口部の縁に接触する可能性がある。新たに交換しようとする光源ユニットの半導体発光素子がリフレクタの下面開口部の縁に接触すると、半導体発光素子が損傷(もしくは破損)する場合がある。対策としては、リフレクタの下面開口部を大きく開けることが考えられるが、この場合においては、リフレクタの反射面が減少して半導体発光素子の光の有効利用が図れなくなる場合がある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、光源ユニットの交換時において半導体発光素子が損傷する場合がある、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源ユニットおよび光学ユニットと、を備え、ランプハウジングには、着脱用開口部が設けられていて、光源ユニットが、半導体型光源と、半導体型光源が取り付けられている光源取付部材と、を有し、光学ユニットが、半導体型光源と対向していて、半導体型光源からの光を直接入射させて所定の配光パターンとして出射させるレンズと、レンズが取り付けられていて、かつ、半導体型光源と対応する部分には半導体型光源からの光が直接レンズに入射するための開口部が設けられている光学取付部材と、を有し、光学取付部材が、ランプハウジング側に取り付けられていて、光学取付部材の開口部の縁部分の取付部には、光源取付部材の半導体型光源の周辺部分の取付部が、着脱可能に取り付けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、光学取付部材が、ランプハウジング側に車両用灯具の基準光軸方向に取り付けられていて、光源取付部材が、光学取付部材に車両用灯具の基準光軸方向に着脱可能に取り付けられていて、半導体型光源の発光面が、車両用灯具の基準光軸に対して垂直もしくはほぼ垂直に配置されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、光源取付部材もしくは光学取付部材のうち少なくともいずれか一方には、半導体型光源に給電する給電部材を収納する収納部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、光学取付部材の開口部の縁部分の取付部には、光源取付部材の半導体型光源の周辺部分の取付部が、着脱可能に取り付けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、光学ユニットがレンズ直射タイプであるから、光学ユニットのレンズが光源ユニットの半導体型光源と対向し、かつ、光源ユニットの半導体型光源が光学ユニットの光学取付部材の開口部に位置する。このために、光源ユニットの光源取付部材の半導体型光源の周辺部分の取付部を光学取付部材の開口部の縁部分の取付部から取り外したり取り付けたりする際に、半導体型光源が光学取付部材の開口部の縁に接触する可能性が極めて少ない。この結果、新たに交換しようとする光源ユニットの半導体型光源が光学取付部材の開口部の縁に接触して損傷(もしくは破損)する場合が極めて少ない。しかも、光学取付部材の開口部を大きく開けても、半導体型光源からの光がレンズに直接入射することに何ら影響を与えるようなことがない。すなわち、半導体型光源の光の有効利用について何ら影響がない。逆に、半導体型光源からの光がレンズに直接入射し易くなり、半導体型光源の光の有効利用をさらに向上させることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図2は、光源ユニットを光学ユニットから取り外した状態を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図3は、光源ユニットおよび光学ユニットの分解状態の正面(表面、前面)側斜め上から見た斜視図である。 図4は、光源ユニットを光学ユニットに取り付けた状態を示す正面図である。 図5は、図4におけるV−V線断面図である。 図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示す光源ユニットおよび光学ユニットの横断面図(水平断面図)である。 図7は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態3を示す光源ユニットおよび光学ユニットの分解状態の正面(表面、前面)側斜め上から見た斜視図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の3例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に搭載した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図5は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態1にかかる車両用灯具(たとえば、ヘッドランプなどの車両用前照灯)である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両端部に搭載されている。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、図1、図2に示すように、ランプハウジング10と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)11と、光源ユニット2と、光学ユニット3と、を備えるものである。前記車両用灯具1は、基準光軸(基準軸)Zを有する。
前記ランプハウジング10は、たとえば、光不透過性の部材、たとえば、樹脂部材から構成されている。前記ランプハウジング10は、一方(前側)が開口し、他方(後側)が閉塞されている中空形状をなす。前記ランプレンズ11は、たとえば、光透過性の部材、たとえば、透明樹脂部材やガラス部材から構成されている。前記ランプレンズ11は、一方(後側)が開口し、他方(前側)が閉塞されている中空形状をなす。前記ランプレンズ11の縦断面形状(垂直断面形状)は、車両の前部の左右両端部の縦断面形状(垂直断面形状)に沿って、車両の上側から車両の下側にかけて、車両の後側から前側に、湾曲傾斜(スラント)している。
前記ランプレンズ11の開口部の周縁部と前記ランプハウジング10の開口部の周縁部とは、水密に固定されている。前記ランプハウジング10および前記ランプレンズ11により、灯室12が区画されている。前記ランプハウジング10の後側閉塞部分の中央には、着脱用開口部13が前記基準光軸Zに対して垂直もしくはほぼ垂直に設けられている。前記着脱用開口部13の縁には、蓋部14が着脱可能かつ水密に取り付けられている。
前記光源ユニット2および前記光学ユニット3は、ランプユニットを構成する。前記ランプユニット2、3は、前記灯室12内に配置されていて、かつ、光軸調整機構を介して前記ランプハウジング10に取り付けられている。前記光軸調整機構は、ブラケット15と、ピボット機構16と、上下方向用光軸調整機構17と、左右方向用光軸調整機構(図示せず)と、から構成されている。前記ピボット機構16および前記上下方向用光軸調整機構17および前記左右方向用光軸調整機構は、前記ランプハウジング10の前記着脱用開口部13の周辺部分と前記ブラケット15の周辺部分との間にそれぞれ設けられている。
前記ブラケット15の中央部には、窓部18が設けられている。前記ランプユニット2、3は、前記ブラケット15の前記窓部18中に配置されていて、前記ブラケット15の前記窓部18の周辺部分にボルトナット19により取り付けられている。この結果、前記ランプユニット2、3は、前記光軸調整機構15、16、17を介して前記ランプハウジング10に取り付けられている。
前記灯室12内には、インナーパネル(インナーハウジング)9が配置されている。前記インナーパネル9の中央部には、窓部90が設けられている。前記窓部90には、前記ランプユニット2、3が配置されている。前記インナーパネル9は、前記光軸調整機構15、16、17および前記ボルトナット19を覆い隠すものである。
(光源ユニット2の説明)
前記光源ユニット2は、半導体型光源4と、ヒートシンク部材と兼用の光源取付部材(以下、「ヒートシンク部材」と称する)5と、を有するものである。
前記半導体型光源4は、図3、図5に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源4は、発光面を有する発光チップ(LEDチップ)と、前記発光チップを封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)40と、前記パッケージ40を実装した基板41と、から構成されている。
前記半導体型光源4は、光源ホルダ42を介して前記ヒートシンク部材5の光源取付部50に位置決めされて取り付けられている。前記半導体型光源4の前記発光面は、前記基準光軸Zの前側に向いている。前記半導体型光源4の前記発光面の中心は、前記基準光軸Z上もしくはその近傍に位置する。
前記光源ホルダ42は、たとえばスクリュー(図示せず)により前記ヒートシンク部材5の光源ホルダ取付部51に位置決めされて取り付けられている。前記光源ホルダ42には、前記半導体型光源4に給電する給電部材43が設けられている。前記給電部材43は、前記ヒートシンク部材5の収納部(収納凹部)56中に収納されている。前記給電部材43は、たとえば、前記光源ホルダ42に設けられているソケットと、電源に電気的に接続されているハーネスと、前記ハーネスが電気的に接続されているコネクタと、から構成されている。前記ソケットと前記コネクタとは、電気的にかつ着脱可能に取り付けられている。
前記ヒートシンク部材5は、前記半導体型光源4で発生する熱を外部に放射させるものである。前記ヒートシンク部材5は、たとえば、熱伝導性を有するアルミダイカストや樹脂部材からなる。前記ヒートシンク部材5は、図3、図5に示すように、垂直板部52と、前記垂直板部52の一面(背面)に一体に設けた複数枚の垂直板形状のフィン部53と、から構成されている。
前記ヒートシンク部材5の前記垂直板部52の他面(正面)の取付面(平面もしくはほぼ平面)の中央部には、ほぼ十字形状の凹部54が設けられている。前記凹部54の底面の中央部には、前記光源取付部50が設けられている。前記凹部54の底面であって、前記光源取付部50の周辺には、前記光源ホルダ取付部51が設けられている。前記垂直板部52の周辺部分すなわち前記半導体型光源4の周辺部分には、取付部55が設けられている。前記凹部54の一側であって、前記半導体型光源4と前記取付部55との間には、前記収納部56が設けられている。
(光学ユニット3の説明)
前記光学ユニット3は、レンズ6と、レンズホルダ7と、光学取付部材(以下、「取付ブラケット」と称する)8と、有するものである。
前記レンズ6は、たとえば、樹脂部材から構成されている。前記レンズ6は、図1〜図5に示すように、背面(後側の面)の入射面60と、正面(前側の面)の出射面61と、から構成されている。前記レンズ6の周囲には、フランジ部62が一体に設けられている。前記レンズ6は、前記半導体型光源4からの光を前記入射面60を介して直接入射させて、所定の配光パターンとして前記出射面61から車両の外部前方に出射させるものである。前記レンズ6の正面視形状は、非円形形状をなす。すなわち、前記レンズ6は、異形レンズである。
前記レンズホルダ7は、弾性を有する部材、たとえば、樹脂部材から構成されている。前記レンズホルダ7は、図1〜図5に示すように、保持筒部70と、保持フランジ部71と、取付板部72と、から構成されている。前記保持筒部70の前側の開口部の縁には、前記保持フランジ部71が一体に設けられている。前記保持筒部70の後側の開口部の縁には、前記取付板部72が一体に設けられている。
前記取付ブラケット8は、前記ヒートシンク部材5と同様に、熱伝導性を有するアルミダイカストや樹脂部材からなる。前記取付ブラケット8は、図3、図5に示すように、板形状をなす。前記取付ブラケット8の中央部であって前記半導体型光源4と対応する部分には、前記半導体型光源4からの光が直接前記レンズ6の前記入射面60に入射するための開口部80が設けられている。前記取付ブラケット8の前記開口部80の縁部分には、取付部81が設けられている。前記取付ブラケット8の4角部には、取付片82が設けられている。
前記レンズ6の前記フランジ部60は、前記レンズホルダ7の前記保持筒部70および前記保持フランジ部71に位置決めされて保持されている。前記レンズホルダ7の前記取付板部72は、前記取付ブラケット8に位置決めされて取り付けられている。この結果、前記レンズ6は、前記レンズホルダ7を介して前記取付ブラケット8に位置決めされて取り付けられている。前記レンズ6と前記レンズホルダ7との保持手段、および、前記レンズホルダ7と前記取付ブラケット8との取付手段は、この例では、ボルトナットやスクリューなどの取付具を使用せずに、嵌合、係合、係止などの弾性当接などにより、前記レンズ6と前記レンズホルダ7とを保持し、また、前記レンズホルダ7と前記取付ブラケット8とを取り付けるものである。なお、前記レンズホルダ7が樹脂部材から構成されていて、前記取付ブラケット8がアルミダイカストから構成されている場合には、前記レンズホルダ7と前記取付ブラケット8との間には、断熱シート部材を介在させてもよい。
(車両用灯具1の組付の説明)
前記取付ブラケット8の前記取付片82は、前記ブラケット15に前記ボルトナット19により前記基準光軸Z方向に取り付けられている。すなわち、前記取付片82の透孔および前記ブラケット15の透孔中にボルトを挿通して前記ボルトにナットを締め付ける。この結果、前記取付ブラケット8は、前記光軸調整機構15、16、17を介して前記ランプハウジング10側に取り付けられている。これにより、前記光学ユニット3は、前記ランプハウジング10に取り付けられている。なお、前記取付片82と前記ブラケット15との取付は、前記ボルトナット19以外にスクリューなどであっても良い。
前記取付ブラケット8の前記取付部81には、前記ヒートシンク部材5の前記取付部55が、スクリュー83により前記基準光軸Z方向に着脱可能に取り付けられている。すなわち、前記スクリュー83が前記取付ブラケット8の前記取付部81の透孔を挿通して前記ヒートシンク部材5の前記取付部55のボス部にねじ込まれている。この結果、前記光源ユニット2は、前記光学ユニット3に着脱可能に取り付けられている。なお、前記取付部81と前記取付部55との取付は、前記スクリュー83以外にボルトナットなどであっても良い。また、前記取付ブラケット8が樹脂部材から構成されていて、前記ヒートシンク部材5がアルミダイカストから構成されている場合には、前記取付ブラケット8と前記ヒートシンク部材5との間には、断熱シート部材を介在させてもよい。
前記取付ブラケット8は、前記ボルトナット19により前記ブラケット15を介して前記ランプハウジング10側に前記基準光軸Z方向に取り付けられている。前記ヒートシンク部材5は、前記スクリュー83により前記取付ブラケット8に前記基準光軸Z方向に着脱可能に取り付けられている。この結果、前記半導体型光源4の発光面は、前記基準光軸Zに対して垂直もしくはほぼ垂直に配置されている。また、前記ボルトナット19による取付方向、および、前記スクリュー83による取付方向は、前記基準光軸Z方向に一致する。前記ランプハウジング10の前記着脱用開口部13は、前記基準光軸Zに対して垂直もしくはほぼ垂直に設けられている。前記着脱用開口部13は、前記ヒートシンク部材5の前記スクリュー83、および、前記取付ブラケット8の前記ボルトナット19に対応して設けられている。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源4の発光チップを点灯発光させる。すると、発光チップから放射された光は、直接、レンズ6の入射面60からレンズ6中に入射する。このとき、入射光は、入射面60において配光制御される。レンズ6中に入射した入射光は、レンズ6の出射面61から出射する。このとき、出射光は、出射面61において配光制御される。レンズ6からの出射光は、所定の配光パターン、たとえば、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターンとして、車両の前方に照射される。
また、半導体型光源4の発光チップにおいて発生する熱は、ヒートシンク部材5を介して外部に放射される。
さらに、上下方向用光軸調整機構17を操作すると、ブラケット15を介して、ランプユニット2、3は、ピボット機構16の回転中心と左右方向用光軸調整機構の回転中心とを結ぶ水平軸(図示せず)回りに上下方向に回転して上下方向の光軸が調整される。左右方向用光軸調整機構を操作すると、ブラケット15を介して、ランプユニット2、3は、ピボット機構16の回転中心と上下方向用光軸調整機構17の回転中心とを結ぶ垂直軸(図示せず)回りに左右方向に回転して左右方向の光軸が調整される。なお、オートレベリング機構(図示せず)を用いて、ランプユニット2、3の上下方向の光軸を自動的に調整する場合もある。
さらにまた、光源ユニット2を交換する場合は、まず、蓋部14をランプハウジング10の着脱用開口部13の縁から取り外す。つぎに、スクリュー83を取付ブラケット8の取付部81の透孔を介してヒートシンク部材5の取付部55のボス部から取り外す。つづいて、光源ユニット2を、光学ユニット3から取り外して、灯室12内から着脱用開口部13を介して灯室12外に取り出す。それから、新たな光学ユニットを、着脱用開口部13から灯室12内に収納し、光学ユニット3にセットする。そして、スクリュー83を取付ブラケット8の取付部81の透孔を挿通してヒートシンク部材5の取付部55のボス部にねじ込む。この結果、光源ユニット2は、光学ユニット3に着脱可能に取り付けられて、交換が完了する。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかる車両用灯具1は、光学ユニット3がレンズ直射タイプであるから、光学ユニット3のレンズ6が光源ユニット2の半導体型光源4と対向し、かつ、光源ユニット2の半導体型光源4が光学ユニット3の取付ブラケット8の開口部80に位置する。このために、光源ユニット2のヒートシンク部材5の半導体型光源4の周辺部分の取付部55を取付ブラケット8の開口部80の縁部分の取付部81から取り外したり取り付けたりする際に、半導体型光源4が取付ブラケット8の開口部80の縁に接触する可能性が極めて少ない。この結果、新たに交換しようとする光源ユニット2の半導体型光源4が取付ブラケット8の開口部80の縁に接触して損傷(もしくは破損)する場合が極めて少ない。しかも、取付ブラケット8の開口部80を大きく開けても、半導体型光源4からの光がレンズ6に直接入射することに何ら影響を与えるようなことがない。すなわち、半導体型光源4の光の有効利用について何ら影響がない。逆に、半導体型光源4からの光がレンズ6に直接入射し易くなり、半導体型光源4の光の有効利用をさらに向上させることができる。
この実施形態1にかかる車両用灯具1は、取付ブラケット8がボルトナット19によりブラケット15に基準光軸Z方向に取り付けられていて、ヒートシンク部材5がスクリュー83により取付ブラケット8に基準光軸Z方向に着脱可能に取り付けられている。この結果、半導体型光源4の発光面が基準光軸Zに対して垂直もしくはほぼ垂直に配置されていて、また、ボルトナット19による取付方向およびスクリュー83による取付方向が基準光軸Z方向に一致する。これにより、取付ブラケット8の取付取外しおよびヒートシンク部材5の取付取外しが容易に行うことができる。しかも、ランプハウジング10の着脱用開口部13が基準光軸Zに対して垂直もしくはほぼ垂直に設けられていて、着脱用開口部13がヒートシンク部材5のスクリュー83および取付ブラケット8のボルトナット19に対応して設けられている。このために、取付ブラケット8の取付取外しおよびヒートシンク部材5の取付取外しがさらに容易に行うことができる。
この実施形態1にかかる車両用灯具1は、ヒートシンク部材5の半導体型光源4と取付部55との間には収納部56が設けられていて、この収納部56中には半導体型光源4に給電する給電部材43が収納されている。このために、光源ユニット2のヒートシンク部材5と光学ユニット3の取付ブラケット8とが着脱可能に取り付けられる際に、ヒートシンク部材5と取付ブラケット8との間に給電部材43が挟み込まれるようなことがない。これにより、光源ユニット2と光学ユニット3との取付が容易となる。
(実施形態2の構成作用効果の説明)
図6は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用灯具について説明する。図中、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1における車両用灯具1は、光学ユニット3の組付において、ボルトナットやスクリューなどの取付具を使用せずに、嵌合、係合、係止などの弾性当接などにより、レンズ6とレンズホルダ7とを保持し、また、レンズホルダ7と取付ブラケット8とを取り付けるものである。この実施形態2にかかる車両用灯具は、スクリュー84を、取付ブラケット8の取付部81の透孔を挿通してレンズ6のフランジ部62に一体に設けられている取付ボス部63にねじ込むことにより、レンズホルダ7を使用せずに、レンズ6と取付ブラケット8とを組み付けるものである。また、この実施形態2にかかる車両用灯具は、スクリュー84を、取付ブラケット8の取付部81の透孔、および、レンズ6のフランジ部62に一体に設けられている取付フランジ部64の透孔を挿通してレンズホルダ7に一体に設けられている取付ボス部73にねじ込むことにより、レンズホルダ7を介してレンズ6と取付ブラケット8とを組み付けるものである。なお、レンズ6とレンズホルダ7との保持手段およびレンズホルダ7と取付ブラケット8と取付手段とは、特に限定しない。
(実施形態3の構成作用効果の説明)
図7は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態3を示す。以下、この実施形態3にかかる車両用灯具について説明する。図中、図1〜図6と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1における車両用灯具1および前記の実施形態2にかかる車両用灯具は、給電部材43が半導体型光源4の側方に設けられているものである。これに対して、この実施形態3にかかる車両用灯具は、給電部材43が半導体型光源4の下側に設けられているものである。この実施形態3にかかる車両用灯具においては、給電部材43を収納する収納部85が取付ブラケット8の開口部80の下側の縁部分の中央部に設けられている。すなわち、取付ブラケット8の開口部80の下側の縁部分の中央部を切除して、その切除した個所を収納部85とするものである。
(実施形態1、2、3以外の例の説明)
この実施形態1、2、3においては、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射するヘッドランプなどの車両用前照灯に使用した例である。ところが、この発明においては、ヘッドランプなどの車両用前照灯以外の車両用灯具、たとえば、フォグランプなどの補助前照灯、追加灯、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプなどの車両用灯具にも使用することができる。
また、この実施形態1、2、3においては、光源として半導体型光源4を使用するものである。ところが、この発明においては、光源として半導体型光源2以外の光源(発光体、発光素子、発光部材、発光装置)を使用しても良い。
さらに、この実施形態1、2においては、ヒートシンク部材5の半導体型光源4と取付部55との間に収納部56を設けたものである。ところが、この発明においては、収納部56を、取付ブラケット8の半導体型光源4と取付部81との間に設けても良いし、ヒートシンク部材5と取付ブラケット8の双方に設けても良い。
また、この実施形態3においては、収納部85を取付ブラケット8の開口部80の下側の縁部分の中央部に設けたものである。ところが、この発明においては、収納部85を、ヒートシンク部材5の凹部54の下側の部分に設けても良いし、ヒートシンク部材5と取付ブラケット8の双方に設けても良い。
さらにまた、この実施形態1、2、3における光軸調整機構は、ブラケット15にピボット機構16および上下方向用光軸調整機構17および左右方向用光軸調整機構を取り付けて構成されるものである。ところが、この発明においては、光学ユニット3の取付ブラケット8の取付片82にピボット機構16および上下方向用光軸調整機構17および左右方向用光軸調整機構を取り付けて光軸調整機構を構成しても良い。すなわち、取付ブラケット8の取付片82を光軸調整機構の支点として利用するものである。これにより、取付ブラケット8がブラケット5を兼用するので、ブラケット5を省略することができ、部品点数を軽減することができる。
さらにまた、この実施形態1、2、3においては、光学ユニット3のレンズ6として、正面視形状が非円形形状をなす異形レンズを使用するものである。ところが、この発明においては、光学ユニット3のレンズとして異形レンズ以外のレンズを使用しても良い。
さらにまた、この実施形態1、2、3においては、給電部材43を、ヒートシンク部材5の凹部54の一側であって、半導体型光源4と取付部55との間の収納部56中に収納するものである。すなわち、給電部材43を半導体型光源4の左右に収納されるものである。ところが、この発明においては、給電部材43をヒートシンク部材5の凹部54中に収納しても良い。すなわち、給電部材43を半導体型光源4の下(真下)に収納しても良い。
さらにまた、この実施形態1、2、3においては、給電部材43を収納する収納部56(凹部54)をヒートシンク部材5に設けるものである。ところが、この発明においては、給電部材43を収納する収納部を、取付ブラケット8に設けても良いし、または、ヒートシンク部材5および取付ブラケット8に設けても良い。
1 車両用灯具
9 インナーパネル
10 ランプハウジング
11 ランプレンズ
12 灯室
13 着脱用開口部
14 蓋部
15 ブラケット
16 ピボット機構
17 上下方向用光軸調整機構
18 窓部
19 ボルトナット
90 窓部
2 光源ユニット
4 半導体型光源
40 パッケージ
41 基板
42 光源ホルダ
43 給電部材
5 ヒートシンク部材(光源取付部材)
50 光源取付部
51 光源ホルダ取付部
52 垂直板部
53 フィン部
54 凹部
55 取付部
56 収納部
3 光学ユニット
6 レンズ
60 入射面
61 出射面
62 フランジ部
63 取付ボス部
64 取付フランジ部
7 レンズホルダ
70 保持筒部
71 保持フランジ部
72 取付板部
73 取付ボス部
8 取付ブラケット(光学取付部材)
80 開口部
81 取付部
82 取付片
83 スクリュー
84 スクリュー
85 収納部
Z 基準光軸

Claims (4)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源ユニットおよび光学ユニットと、
    を備え、
    前記ランプハウジングには、着脱用開口部が設けられていて、
    前記光源ユニットは、半導体型光源と、前記半導体型光源が取り付けられている光源取付部材と、を有し、
    前記光学ユニットは、前記半導体型光源と対向していて、前記半導体型光源からの光を直接入射させて所定の配光パターンとして出射させるレンズと、前記レンズが取り付けられていて、かつ、前記半導体型光源と対応する部分には前記半導体型光源からの光が直接前記レンズに入射するための開口部が設けられている光学取付部材と、を有し、
    前記光学取付部材は、前記ランプハウジング側に取り付けられていて、
    前記光学取付部材には、前記光源取付部材が着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記光学取付部材は、前記ランプハウジング側に車両用灯具の基準光軸方向に取り付けられていて、
    前記光源取付部材は、前記光学取付部材に前記車両用灯具の基準光軸方向に着脱可能に取り付けられていて、
    前記半導体型光源の発光面は、前記車両用灯具の基準光軸に対して垂直もしくはほぼ垂直に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源取付部材もしくは前記光学取付部材のうち少なくともいずれか一方には、前記半導体型光源に給電する給電部材を収納する収納部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記光学取付部材の前記開口部の縁部分の取付部には、前記光源取付部材の前記半導体型光源の周辺部分の取付部が、着脱可能に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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