JP2015099006A - 床置き形空気調和機の据付器具及びこれを用いた空気調和システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自然排水を行う床置き形空気調和機の構成を変更することなく、燃焼系暖房機の設置時に形成された壁の穴を利用して空気調和機のドレン排水を行うことができる床置き形空気調和機の据付器具を提供する。
【解決手段】床置き形空気調和機の据付器具20は、上部に床置き形空気調和機1が載置され、内部に床置き形空気調和機1から排出されたドレン水を壁の穴まで汲み上げるドレンアップ機器10を収納するための中空部22aが形成された載置台21と、壁に固定され、載置台21に載置された床置き形空気調和機1を背面側において支持する支柱部材31とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、床に設置される床置き形空気調和機の据付器具及びこれを用いた空気調和システムに関するものである。
従来から、床に設置するヒートポンプ式の床置き形空気調和機が知られている。一般的に、床置き形空気調和機には室内機の下側からドレン水を排出する自然排水が採用されている。また、上述したヒートポンプ式の空気調和機の他に、例えばクリーンヒーター等のようなガスを燃焼して暖房運転を行う床置き形の燃焼系暖房機が知られている。この燃焼系暖房機が室内に設置される際、ガスの燃焼時に排出される煙を屋外へ排出するために家屋等の壁に穴が開けられ、この穴を介して燃焼系暖房機の煙が屋外へ排出されるようになっている。
上述した床置き形の燃焼系暖房機からヒートポンプ式の床置き形空気調和機へ買い替える際、ドレン水を排出するための穴を設ける必要がある。排気用の穴はドレン排水用の穴に比べて高い位置に形成されることが多いため排気用の穴にはドレン水を自然排水することができない。このため、排気用の穴の他に新たにドレン排水用の穴を開ける必要がある。ここで、既に開けられている既設穴(排気穴)を利用してドレン水を屋外に排出する空気調和機が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、室内機の筐体の下部にドレンポンプが設けられており、筐体の背面側(壁側)に接続配管やドレンポンプが引き回せるスペースが形成された床置き形室内機が開示されている。そして、ドレンポンプによりドレン水が穴の形成位置まで引き上げられ、穴から強制的にドレン水が排出されるようになっている。
特開2009−63213号公報(第5頁、第3図)
ところで、床置き形空気調和機を買い替えではなく新規に設置する場合、自然排水に適した穴等を壁に設ければよいため、特許文献1のような室内機に搭載されたドレンアップ機能は不要になる。このような場合、ドレンアップ機能を搭載した床置き形空気調和機は不要な機能を追加したために外形寸法が大きくなるとともに、製造コストが増えてしまう。一方、通常設置用の床置き形空気調和機とドレンアップ機能を搭載した買い替え専用の床置き形空気調和機との双方を作製することは却って負担が大きくなってしまう。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、自然排水を行う床置き形空気調和機の構成を変更することなく、燃焼系暖房機の設置時に形成された壁の既設穴を利用して空気調和機のドレン排水を行うことができる床置き形空気調和機の据付器具及びこれを用いた空気調和システムを提供することを目的としている。
本発明の空気調和機の据付器具は、既設穴が開けられた壁に床置き形空気調和機を固定する床置き形空気調和機の据付器具であって、上部に床置き形空気調和機が載置され、床置き形空気調和機から排出されたドレン水をドレンホースを介して壁の既設穴まで汲み上げるドレンアップ機器を内部に収納するための中空部が形成された載置台と、壁に固定され、載置台に載置された床置き形空気調和機を背面側において支持する支柱部材とを備え、載置台は、中空部が形成され、床置き形空気調和機の前面側に中空部に通じる開口部を有するフレームと、フレームの開口部を覆うように、フレームに着脱可能に取り付けられた前面カバーとを備え、フレームは、上側フレームと、下側ベースと、上側フレームと下側ベースとにそれぞれ固定される支柱とを備え、背面側において、下側ベースと壁との間に隙間が形成される形状に変形可能な構造を有するものであり、前面カバーの壁側の側端の一部には、下側ベースと壁との隙間が開口するように折り曲げ自在な折曲片が設けられたものである。
本発明の床置き形空気調和機の据付器具によれば、上部に床置き形空気調和機を設置し、下部にドレンアップ機器を収容することができるため、設置固定タイプの燃焼系暖房機からヒートポンプ式の空気調和機への置き換えを行う際、置換用の専用の構成を有する空気調和機を用いることなく、通常設置用の床置き形空気調和機を用いて置き換えることができる。
本発明の床置き形空気調和機の据付器具及びこれを用いた空気調和システムの実施形態1を示す斜視図である。 図1の床置き形空気調和機の据付器具の一例を示す分解斜視図である。 図1の床置き形空気調和機の据付器具の一例を示す断面図である。 図2のドレンアップ機器の一例を示す斜視図である。 図2のドレンアップ機器の一例を示す斜視図である。 図2のドレンアップ機器の一例を示す斜視図である。 本発明の床置き形空気調和機の据付器具の実施形態2を示す斜視図である。 本発明の床置き形空気調和機の据付器具の実施形態2を示す斜視図である。 図7及び図8の床置き形空気調和機の据付器具における開口部を示す平面図である。 本発明の床置き形空気調和機の据付器具の実施形態3を示す模式図である。 図10の床置き形空気調和機の据付器具における載置台を示す分解図である。 図11の載置台におけるフレームを示す分解図である。 図12のフレームを組み立てる様子を示す斜視図である。 図12のフレームを組み立てる様子を示す斜視図である。 壁面に巾木がない場合の据付器具に床置き形空気調和機が載置された様子を示す側面図である。 壁面に巾木がある場合の据付器具に床置き形空気調和機が載置された様子を示す側面図である。 図11のフレームにおける下側ベースの一例を示す模式図である。 巾木がある場合の支柱の取付位置を示す模式図である。 図16の据付器具における前面カバーの一例を示す模式図である。 図16の前面カバーの折曲片を折り曲げた状態を示す模式図である。
実施形態1.
以下、図面を参照しながら床置き形空気調和機の据付器具及びこれを用いた空気調和システムの実施形態について説明する。図1は、本発明の床置き形空気調和機及びこれを用いた空気調和システムの据付器具の実施形態1を示す斜視図、図2は、図1の床置き形空気調和機の据付器具の一例を示す分解斜視図、図3は図1の床置き形空気調和機の据付器具の一例を示す断面図である。図1から図3の床置き形空気調和機の据付器具20は、燃焼系暖房機から床置き形空気調和機1への買い替え時に、燃焼系暖房機用に壁に開けられた既設穴Hをドレン排水用の穴として利用することができるように、床置き形空気調和機1及びドレンアップ機器10を設置するものである。
図1から図3を参照して、床置き形空気調和機1について説明する。床置き形空気調和機1は、筐体2内に熱交換器3及びファン4が収容された構造を有している。熱交換器3は、例えばフィンチューブ式の熱交換器からなっており、図示しない室外機に接続されている。ファン4は、熱交換器3に送風を行うものであって、例えばシロッコファンから構成されている。ここで、筐体2の前面には室内空気を吸い込む吸込口2aが設けられており、筐体2の上部には空気の吹出口2bが設けられている。そして、ファン4が駆動することにより、吸込口2aから室内空気が筐体2内へ吸い込まれ熱交換器3に送風される。熱交換器3において室外機から流入する冷媒と室内空気との間で熱交換が行われて室内の暖房もしくは冷房が行われる。
さらに、床置き形空気調和機1は、熱交換器3の下部に設けられ、冷房運転時に熱交換器3において発生したドレン水を貯留するドレンパン5を有している。ドレンパン5には貯留されたドレン水を排出する穴が形成されており、この穴にはドレンホースP1が接続されている。そして、ドレンパン5に貯留されたドレン水は重力により穴からドレンホースP1内に流れ込み、床置き形空気調和機1とは別の機器であるドレンアップ機器10側へ流れる。
図4から図6はドレンアップ機器10の一例を示す斜視図であり、図1から図6を参照してドレンアップ機器10について説明する。ドレンアップ機器10は、床置き形空気調和機1から流出したドレン水を壁に設けられた既設穴Hまでくみ上げて排出するものであって、ドレン流入口12及びドレン排出口16が形成された直方体形状のハウジング11を有している。
ドレン流入口12は、ハウジング11の床置き形空気調和機1の幅方向(矢印X方向)の一側面11a側に形成されており、ドレン排出口16は幅方向(矢印X方向)の他側面11b側に形成されている。ドレン排出口16には、ドレンホースP2が接続されており、ドレンホースP2は既設穴Hを通って屋外に延びている。ハウジング11内にはドレンパン13及びドレンポンプ14が収容されている。ドレンパン13は、ハウジング11の底部に設けられており、ドレン流入口12から流れたドレン水を貯留するものである。ドレンポンプ14はドレンパン13に貯留されたドレン水をドレンパイプ15を介してドレン排出口16側へ送り出すものである。
そして、床置き形空気調和機1からドレンホースP1を介して流れてきたドレン水は、ドレン流入口12から流れ込み、ハウジング11内のドレンパン13に溜められる。その後、ドレンパン13のドレン水はドレンポンプ14の作動により汲み上げられ、ドレンパイプ15を経由してドレン排出口16側へ送水される。ドレン排出口16から流出したドレン水は、ドレンホースP2を介して床からの高さ位置HHに形成された既設穴Hまで汲み上げられて屋外へ排出される。
このように、床置き形空気調和機1は、ドレン水の自然排水を行う構造を有しており、筐体2内にはドレンアップ機能は搭載されていない。よって、既設穴Hをドレン排水用の穴として利用するためには、既設穴Hの高さ位置HHまでドレン水を汲み上げるために、ドレンアップ機器10が設置される。この際に、図1〜図3において、既設穴Hを利用する際に、床置き形空気調和機1とドレンアップ機器10とは据付器具20を用いて室内に設置される。
図1〜図3の床置き形空気調和機1の据付器具20は、載置台21及び支柱部材31を備えている。載置台21は、上部に床置き形空気調和機1が載置されるものであって、上部に固定された板状部材を備えた略直方体のフレーム22と、フレーム22の正面及び左右の側面を覆う前面カバー23とを備えている。フレーム22の内部には中空部22aが形成されており、中空部22aはドレンアップ機器10が収納できる大きさを有している。なお、ドレンアップ機器10は中空部22a内において床に設置される場合について例示しているが、フレーム22に底板が設けられており、ドレンアップ機器10がフレーム22上に載置されるものであってもよい。
支柱部材31は、床置き形空気調和機1を壁に固定するものであって、奥行き方向(矢印Y方向)に突出するように壁に固定されている。そして、支柱部材31と床置き形空気調和機1の背面とはネジ等で固定されている。なお、支柱部材31の長さ分だけ床置き形空気調和機1の背面と壁との間に隙間が形成され、隙間がドレンホースP2の配管スペースになる。また、壁と支柱部材31との間には、支柱部材31には板状の背面カバー(意匠プレート)32、33が上記隙間を覆うように固定されている。このように、背面カバー32、33が支柱部材31に取り付けられることにより、ドレンホースP1、P2が外部から見えなくし、意匠性を向上させることができる。
上記実施形態1によれば、据付器具20が、上部に床置き形空気調和機1を壁に固定するとともに、床置き形空気調和機1の直下にドレンアップ機器10を収容する載置台を有することにより、設置固定タイプの燃焼系暖房機から容易に置き換えることができる。すなわち、従来のように、既設穴Hを利用するために置き換え専用の床置き形空気調和機1を用いなくても、通常設置用の床置き形空気調和機1を用いて燃焼系暖房機からの置き換えを行うことができる。また、載置台21の中空部22a内にドレンアップ機器10が収容されるため、ドレンアップ機器10が外観上見えることがなく、意匠性が向上する。
さらに、壁と床置き形空気調和機1との間に背面カバー32、33が設けられていることにより、ドレンアップ機器10から既設穴Hへ延びるドレンホースP2が背面カバー32、33により隠れるため、意匠性を向上させることができる。特に、支柱部材31と背面カバー32、33とが分割されていることにより、据付時やサービス時に支柱部材31から背面カバー32、33を外してドレンホースP2の配置を調整することができる。さらに、背面カバー32、33が両側面及び上方の3つの部品に分かれているため、梱包時の体積を小さくすることができる。
実施形態2.
図7及び図8は本発明の床置き形空気調和機の据付器具の実施形態2を示す模式図であり、図7及び図8を参照して据付器具120について説明する。なお、図7及び図8の据付器具120において、図1から図6の床置き形空気調和機1の据付器具20と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図7及び図8の床置き形空気調和機1の据付器具120が図1から図6の床置き形空気調和機の据付器具20と異なる点は、前面カバー23がフレーム22に対し着脱可能に取り付けられている点である。
具体的には、略直方体のフレーム22は、前面側に開口部122xを有しており、開口部122xは前面カバー23により覆われている。この前面カバー23は、フレーム22に対しネジ止め等により着脱可能に取り付けられている。また、フレーム22の開口部122xの高さ及び幅は、ドレンアップ機器10の高さ及び幅よりも大きく設定されており、開口部122xからフレーム22内へドレンアップ機器10の収納及び取出ができるようになっている。
ここで、図9は、図7及び図8の床置き形空気調和機の据付器具における開口部を示す平面図である。図9に示すように、ドレンアップ機器10は、床置き形空気調和機1の幅方向(矢印X方向)の一側面側(右側)にドレン流入口12が設けられており、他面側(左側)にドレン排出口16が設けてられている。また、ドレン流入口12には、床置き形空気調和機のドレンホースP1が接続され、ドレン排出口16には屋外に延びるドレンホースP2が接続されている。
これにより、ドレンアップ機器10のサービス時又は部品の交換作業等のメンテナンス時において、作業者はドレンアップ機器10からドレンホースP1、P2を取り外す作業を開口部122xを通して行い、その後ドレンアップ機器10を開口部122xから取り出すことができる。このため、床置き形空気調和機1を移動することなく、ドレンアップ機器10のみ引き出して部品交換等を行うことができる。この際、ドレンアップ機器10及びドレンホースP1、P2が配置されているため、サービス時などのメンテナンスにおいてドレンアップ機器10とドレンホースP1、P2との接続作業が容易となり、メンテナンス性を向上させることができる。
実施形態3.
図10は本発明の床置き形空気調和機の据付器具の実施形態3を示す模式図であり、図10及び図11を参照して載置台221について説明する。なお、図10及び図11の載置台221において、図1から図9の床置き形空気調和機1の据付器具20、120と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図10及び図11の床置き形空気調和機1の据付器具220が図1〜図9の床置き形空気調和機の据付器具20、120と異なる点は、載置台221の構造である。
図11は図10の床置き形空気調和機の据付器具における載置台を示す分解図、図12は図11の載置台におけるフレームを示す分解図である。図11及び図12に示すように、載置台221は、前面カバー230及びフレーム240を有している。前面カバー230は、フレーム240の正面及び側面を覆う形状を有し、意匠面として機能している。フレーム240の正面の上部において、中央には1つのU字の切り欠き230aが形成され、左右両側にはそれぞれ1つの固定穴230bが形成されている。一方、フレーム240(上側ベース241)の正面における中央部と左右両側には、固定穴240aが3つ備えられている。そして、フレーム240側の切り欠き230a及び固定穴230bと、フレーム240側の固定穴240aとが位置合わせした状態でネジ等の固定部材が挿入されることにより、前面カバー230がフレーム240に固定される。
フレーム240は、中空部22aが形成され、床置き形空気調和機1の前面側に中空部22aに通じる開口部240xを有するものであって、上側ベース241、下側ベース242、4つの支柱243を備えている。上側ベース241及び下側ベース242の四隅に支柱243が位置決めされ、支柱243の上部に上側ベース241が固定され支柱243の下部に下側ベース242が固定されることにより、フレーム240が組み立てられる。
上側ベース241は、背面側が開放された枠状に形成されており、上面から正面及び側面に屈曲した形状を有している。そして、上側ベース241の正面には、上述した固定穴240aが形成されており、側面には複数の組立穴241a〜241cが形成されている。このうち、組立穴241aは、上側ベース241の正面側に設けられており、組立穴241b、241cは上側ベース241の背面側に奥行き方向(矢印Y方向)に並んで設けられている。
下側ベース242は、例えば鉄板等からなっており、矩形状に形成されている。下側ベース242には、ドレンアップ機器10を固定するための固定片242xが切り起こし等により形成されている。また、下側ベース242は、両側端が折り曲げられて形成された側面を有しており、この両側面には複数の組立穴242a〜242cが形成されている。このうち、組立穴242aは、下側ベース242の正面側に設けられており、組立穴242b、242cは下側ベース242の背面側に奥行き方向(矢印Y方向)に並んで設けられている。
支柱243は、上部に上側ベース241が固定され、下部に下側ベース242が固定されるものであって、上側ベース241及び下側ベース242を固定するための組立穴243aが上部及び下部にそれぞれ形成されている。支柱243は、上側ベース241及び下側ベース242の四隅に取り付けられることにより、上側ベース241、下側ベース242及び支柱243により囲まれた中空部22aが形成されるとともに、正面側に開口部240xが形成される。そして、この中空部22a内にドレンアップ機器10が収容されることになる。
図13及び図14は図12のフレームを組み立てる様子を示す斜視図である。図13に示すように、上側ベース241の組立穴241a及び下側ベース242の組立穴242aと支柱243の組立穴243aとがそれぞれ位置合わせされる。同様に、上側ベース241の組立穴241c及び下側ベース242の組立穴242cと支柱243の組立穴243aとが位置合わせされる。そして、図14に示すように、ネジ250が上側ベース241の組立穴241a、241cと支柱243の組立穴243aとに挿入されるとともに、下側ベース242の組立穴241a、241cと支柱243の組立穴243aとに挿入され、フレーム240が組み立てられる。
ここで、図15は壁面に巾木がない場合の据付器具に床置き形空気調和機が載置された様子を示す側面図である。図15に示すように、壁WLに巾木BBがない場合、図10〜図14のように組み立てられた通常の載置台221を用いて壁WLに隙間なく床置き形空気調和機1を載置することができる。
一方、図16は壁面に巾木がある場合の据付器具に床置き形空気調和機が載置された様子を示す側面図である。図16に示すように、巾木BBがある場合、図10〜図14の通常の載置台221を用いたときには、床置き形空気調和機1は巾木BBの厚さ分だけ壁WLから離れて設置された状態になってしまう。そこで、図16に示すように、載置台221は、巾木BBがある場合であっても、巾木BBを挿入するための隙間が形成され、床置き形空気調和機を壁WLに隙間なく設置できるようになっている。
図17は、図11のフレームにおける下側ベースの一例を示す模式図である。図17に示すように、フレーム240は、背面側において、下側ベース242と壁WLとの間に隙間が形成される形状に変形可能な構造を有している。具体的には、下側ベース242は、奥側(壁WL側)に位置する部位に切断部242rが設けられている。切断部242rと下側ベース242の本体との間には複数のスリット242sが直線状に形成されており、スリット242s同士の間には複数の接続部242tが設けられている。切断部242rが例えば2箇所設けられており、左右下面側に2箇所ずつ設けられている。
図18は巾木がある場合の支柱の取付位置を示す模式図である。壁WLの最下部に巾木BBが有る場所に設置する際(図16参照)、下側ベース242の切断部242rが切断される。さらに、壁WL側の支柱243が手前側に移動して、支柱243の組立穴243aと上側ベース241及び下側ベース242の組立穴241b、242bとが位置合わせされる。そして、各組立穴241b、242b、組立穴243aにネジ250が挿入され、上側ベース241及び下側ベース242と支柱243とが固定される。すると、上側ベース241が下側ベース242よりも切断部242rの分だけ突出した状態になり、その結果、下側ベース242と壁WLとの間には隙間が形成された状態になる。
図19は、図16の据付器具における前面カバーの一例を示す模式図である。図19の前面カバー230は、壁WL側の側端の一部に、下側ベース242と壁WLとの隙間が開口するように折り曲げ自在な折曲片231が設けられている。折曲片231は複数の接続部231aにより側面に接続されているとともに、各接続部231aの間には複数のスリット231bが形成されている。なお、図17においては、接続部231aが3カ所設けられており、その間にスリット231bが形成されている。
図20は図16の前面カバーの折曲片を折り曲げた状態を示す模式図である。図20に示すように、巾木BBがある場合には、折曲片231が前面カバー230の裏面側に180°折り曲げられる。この状態の前面カバー230が、下側ベース242と壁WLとの間には隙間が形成されたフレーム240に取り付けられる。この際、下側ベース242の切断部242rがあった部位は、前面カバー230に覆われて前面カバー230の内側に位置することになる。すると、下側ベース242と壁WLとの隙間が開口し、載置台221に巾木BBが挿入される空間が形成されることになる(図16参照)。
上記実施形態3によれば、載置台221の壁WL側には、巾木BBが挿入される隙間が形成されることになる。巾木BBを避けることが可能となる。また、壁WLの最下部に巾木BBが無い場所に設置する際には、上記のような加工を行わないで設置することが可能である。よって、壁WLの最下部に巾木BBがあるかないかを問わず、いずれの場合であっても床置き形空気調和機1を壁WLに隙間なく設置することができる。すなわち、設置場所の状況に応じて、巾木BBを避けることが可能となり、載置台221と壁WLの最下部に生じる隙間を塞ぐことができるため、意匠性を改善することができる。
また、フレーム240の下側ベース242にある切断部242rは前面カバー230の内側に位置し、前面カバー230の折曲片231は内側に折り曲げられることにより、加工を施すことにより生じるエッジ部分が人の手に触れる箇所に出ないため、ケガをする恐れがなく安全性が確保される。
なお、実施形態3において、折曲片231は接続部231a及びスリット231bにより折り曲げ可能に設けられている場合について例示しているが、折り曲げ加工が可能な構造であればこの構成に限定されず、種々の公知の技術を用いることができる。また、切断部242rは、複数の接続部231aにより切断可能に接続されている場合について例示しているが、施工時に切断可能な構造であれば上記構造に限定されず、種々の公知の技術を用いることができる。
1 床置き形空気調和機、2 筐体、2a 吸込口、2b 吹出口、3 熱交換器、4 ファン、5 ドレンパン、10 ドレンアップ機器、11 ハウジング、11a 一側面、11b 他側面、12 ドレン流入口、13 ドレンパン、14 ドレンポンプ、15 ドレンパイプ、16 ドレン排出口、20、120、220 据付器具、21、221 載置台、22、240 フレーム、22a 中空部、23、230 前面カバー、31 支柱部材、32、33 背面カバー、122x、240x 開口部、230a 切り欠き、230b 固定穴、231 折曲片、231a 接続部、231b スリット、240a 固定穴、241 上側ベース、241a〜241c 組立穴、242 下側ベース、242a〜242c 組立穴、242r 切断部、242s スリット、242t 接続部、242x 固定片、243 支柱、243a 組立穴、250 ネジ、BB 巾木、WL 壁、H 既設穴、HH 高さ位置、P1、P2 ドレンホース。

Claims (5)

  1. 既設穴が開けられた壁に床置き形空気調和機を固定する床置き形空気調和機の据付器具であって、
    上部に前記床置き形空気調和機が載置され、前記床置き形空気調和機から排出されたドレン水をドレンホースを介して壁の既設穴まで汲み上げるドレンアップ機器を内部に収納するための中空部が形成された載置台と、
    壁に固定され、前記載置台に載置された前記床置き形空気調和機を背面側において支持する支柱部材と
    を備え、
    前記載置台は、前記中空部が形成され、前記床置き形空気調和機の前面側に前記中空部に通じる開口部を有するフレームと、前記フレームの前記開口部を覆うように、前記フレームに着脱可能に取り付けられた前面カバーとを備え、
    前記フレームは、上側フレームと、下側ベースと、前記上側フレームと前記下側ベースとにそれぞれ固定される支柱とを備え、背面側において、前記下側ベースと壁との間に隙間が形成される形状に変形可能な構造を有するものであり、
    前記前面カバーの壁側の側端の一部には、前記下側ベースと壁との隙間が開口するように折り曲げ自在な折曲片が設けられている
    ことを特徴とする床置き形空気調和機の据付器具。
  2. 前記下側ベースの背面側には、切断可能な切断部が設けられており、前記切断部の有無により前記下側ベースと壁との間に隙間が形成される形状に変形するものであることを特徴とする請求項1に記載の床置き形空気調和機の据付器具。
  3. 前記支柱部材に着脱可能に取り付けられるものであって、前記床置き形空気調和機と壁との隙間を覆う板状の背面カバーをさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の床置き形空気調和機の据付器具。
  4. 前記ドレンアップ機器は、前記床置き形空気調和機の幅方向の一側面に設けられたドレン流入口と、前記床置き形空気調和機の幅方向の他側面に設けられたドレン水排出口とを有するものであり、
    前記載置台は、前記床置き形空気調和機の前面側に開口部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床置き形空気調和機の据付器具。
  5. 既設穴が開けられた壁に固定される床置き形空気調和機と、
    前記床置き形空気調和機から排出されたドレン水をドレンホースを介して壁の既設穴まで汲み上げるドレンアップ機器と、
    前記床置き形空気調和機が載置されるとともに前記ドレンアップ機器を収納する請求項1〜4のいずれか1項に記載の床置き形空気調和機の据付器具と
    を備えたことを特徴とする空気調和システム。
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