JP2015098321A - ホームドア装置 - Google Patents

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和夫 延本
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Hironori Morokuma
宏典 諸熊
知弘 上杉
Tomohiro Uesugi
知弘 上杉
広昭 住吉
Hiroaki Sumiyoshi
広昭 住吉
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Abstract

【課題】この発明は、乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置ことができる粒子線照射装置を得る。
【解決手段】乗降扉と、前記乗降扉を収容する固定戸袋と可動戸袋により構成された戸袋と、前記乗降扉を駆動する駆動装置とを有するホームドア装置において、前記乗降扉に設けられた第1のレール体と、前記戸袋内に配設された支柱と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられた第2のレール体と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられ、前記第1のレール体と係合され前記乗降扉の開閉を案内する第1のレール体案内手段と、前記可動戸袋に設けられ、前記第2のレール体と係合され前記可動戸袋をスライド移動させる第2のレール体案内手段とを備え、緊急時に前記可動戸袋をスライド移動させて緊急脱出領域を形成するようにしたものである。
【選択図】図32

Description

この発明は、例えばプラットホームに設置されるホーム柵の緊急時における緊急脱出機能を有するホームドア装置に関するものである。
従来のホームドア装置としては次のようなものがある。可動ホーム柵は、プラットホームに設置された一対の戸袋と、戸袋より開閉される1組の乗降扉とで構成される乗降口開閉装置間に設置されたスライド式の非常扉とを備えたものがある。非常扉は、固定非常扉とスライド非常扉とを一組として構成されている。そして、可動ホーム柵は、軌道側に延出したプラットホームの長手方向に沿って複数の乗降口開閉装置を配設して構成されている。(特許文献1参照)
また、従来の他のホームドア装置としては次のようなものがある。プラットホームの通路側と線路側との境に戸袋が地板により固定的に取り付けられ、この戸袋の扉の移動空間内を乗降扉がスライドにより開閉自在となるように取り付けられている。また、隣同士の戸袋の間には、非常用開閉仕切り板が設けられ、乗降扉が閉じた状態で、事故、点検などの非常時に中心線から非常用開閉仕切り板を観音開き等により開閉して通路側と線路側とが連通できるようになっている。
また、従来のさらに他のホームドア装置としては次のようなものがある。プラットホームの乗降側縁部に沿って設けられ乗降通路を開閉するスライド式の乗降扉と、開動作する乗降扉を収納する戸袋体とを有し、戸袋体のロックを解除することによりその戸袋戸尻側端部を軸として垂直軸回りに回動可能に構成されている。
簡単な構成で緊急脱出機能を備えたホームドア装置としては図43ないし図45に示すものがある。図43は通電運転における閉状態を示す平面図であり、図44は通電運転における開状態を示す平面図であり、図45は緊急非常時における脱出機能動作時の状態を示す平面図である。
図43の状態は、戸袋1内に配設された駆動装置2により、乗降扉3が閉まっている状態である。したがって、プラットホーム側Pにいる乗客が軌道側Kに入れないように遮蔽されている。
図44の状態は、プラットホームに車両が到着し、戸袋1内に配設された駆動装置2により、乗降扉3が開かれた状態である。したがって、車両から下りてくる乗客、プラットホーム側Pから車両に乗り込む乗客が出入りできるように開放されている。
車両火災等の緊急事態が発生した場合において乗降扉3が閉まって開かない場合には、通常は固定されている非常用仕切り板4のロック装置(図示せず)を解錠して、非常用仕切り板4を手動でプラットホーム側Pに押すと、非常用仕切り板4は一端部の枢軸5を中心に矢印A方向に旋回して開状態となり、緊急脱出通路を確保するようにしている。
特開2010−254251号公報 特開2010−105547号公報 特開2005−112154号公報
上述した従来の特許文献1に記載のホームドア装置は、一対の戸袋と、その戸袋より開閉される1組の乗降扉とで構成される乗降口開閉装置間に別設置の固定非常扉とスライド非常扉とを一組として構成されたスライド式の非常扉が必要であり、構造が複雑となるとともに高価なものとなるという問題点があった。
また、上述した従来の特許文献2に記載のホームドア装置は、仕切り板を非常開閉ドアとするために、観音開きとするプラットホームの狭い位置においては脱出後のスペースがなくなり、また、スライドドアとするためには戸袋が邪魔になるので、例えば脱出口をプラットホーム側または軌道側に位置をずらしてスライドさせる必要があり、構造が複雑になるとともに高価なものとなり、また、脱出口の開動作が煩雑なものとなるという問題点があった。
また、上述した従来の特許文献3に記載のホームドア装置は、戸袋体が、ロックを解除することによりその戸尻側端部を軸として垂直軸回りに回動するように構成されているので、プラットホームの狭い位置においては脱出後のスペースがなくなるという問題点があった。
また、上述した図44ないし図45に示す従来のホームドア装置においては、非常用仕切り板4を矢印A方向に旋回して開状態とすることにより、緊急時の避難通路を確保するようにしているので、脱出通路を広くするように非常用仕切り板4の幅を大きく取れば取るほど、開閉する為の旋回スペースが広く必要となるため、旋回中に乗客や品物にぶつかる危険がある。さらに旋回した非常用仕切り板4が大きく突出しているので、特に幅の狭いホームではパニック時に危険性を増すことになるなどの問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、プラットホーム又はプラットホーム発着時の車両に緊急事態が発生した場合、乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を提供するものである。
この発明に係わるホームドア装置は、乗降扉と、前記乗降扉を収容する固定戸袋と可動戸袋により構成された戸袋と、前記乗降扉を駆動する駆動装置とを有するホームドア装置において、前記乗降扉に設けられた第1のレール体と、前記戸袋内に配設された支柱と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられた第2のレール体と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられ、前記第1のレール体と係合され前記乗降扉の開閉を案内する第1のレール体案内手段と、前記可動戸袋に設けられ、前記第2のレール体と係合され前記可動戸袋をスライド移動させる第2のレール体案内手段とを備え、緊急時に前記可動戸袋をスライド移動させて緊急脱出領域を形成するようにしたものである。
この発明に係わるホームドア装置によれば、戸袋の一部である可動戸袋のみをスライド移動させるので、可動戸袋のスライド移動を小さな力で行うことができ、簡単な構成により乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す左側面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す右側面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す左側面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す右側面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。 従来のホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。 従来のホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図7はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す断面図である。図8はこの発明の実施の形態1に係わるホームドア装置を示す斜視図である。
これら各図において、11は乗降口を閉鎖または開放するための乗降扉、12は乗降扉11を収容する戸袋、13は乗降扉11を駆動する駆動装置である。この駆動装置13は、モータ14と、ベルト15と、プーリ16,17とにより構成されている。ベルト15の一方側15aは乗降扉11の前端11a近傍に固定され、ベルト15の他方側15bは乗降扉11の後端11b近傍に固定されている。
18は乗降扉11に設けられた第1のレール体であり、図は一例として、乗降扉11の上部側に設けられた場合を示している。19は戸袋12内に配設され基台20に支持された支柱である。21は戸袋12に設けられた第2のレール体であり、戸袋12の上部側と下部側に設けられた場合を示している。22は支柱19に設けられ、第1のレール体18と係合され乗降扉11の開閉を案内する第1のレール体案内手段であり、例えばローラ体で構成された場合を示している。23は支柱19に設けられ、第2のレール体21と係合され戸袋12をスライド移動させる第2のレール体案内手段であり、例えばローラ体で構成された場合を示している。なお、戸袋12は正常運転状態のときは図示しないロック装置によりロックされて固定されている。
次に、正常運転状態のときの動作について説明する。モータ14を図2上において時計方向に回転させると、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11は乗降口を閉鎖する方向にスライド移動される。すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を閉鎖する方向にスライド移動され、図1および図2に示す状態となり、乗降扉11は乗降口を完全に閉鎖する。このように、乗降扉11により乗降口を完全に閉鎖することにより、プラットホーム側Pにいる乗客が軌道側Kに入れないように遮蔽される。
また、プラットホームに車両が到着して車両から下りてくる乗客を通用させる場合には、モータ14を反時計方向に回転させると、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11は乗降口を開放する方向にスライド移動される。すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動され、図3および図4に示す状態となり、乗降扉11は乗降口を完全に開放する。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている戸袋12のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降口側にスライド移動され、図5および図6に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降口側にスライド移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
また、上述した従来のホームドア装置のように、戸袋とは別設置の仕切り板のような非常用ドアを設ける必要がなく、構造が簡単であり安価なホームドア装置を得ることができる。
さらに、別設置の仕切り板のような非常用ドアを回動させて緊急脱出通路を形成しないので、開閉する為の旋回スペースを確保する必要がなくなり、また、旋回中に乗客や品物にぶつかるという危険性も皆無となる。また、旋回した仕切り板のような非常用ドアが大きく突出することもないので、特に幅の狭いプラットホームにおいても安全性を確保することができる。
なお、図7および図8に示すように、乗降扉11がプラットホーム側Pと軌道側Kとに振れないで安定して開閉動作するように、乗降扉11の下部側に凹部11cを設け、この乗降扉11の凹部11cに係合する振れ止め部材25を設けている。
また、上述した実施の形態1において、乗降扉11の開閉機構についてはこれに限定されるものではなく、その他の開閉機構であってもよい。
また、上述した実施の形態1において、第2のレール体21と係合され戸袋12をスライド移動させる第2のレール体案内手段23とは4箇所に配設された場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、上方側2か所あるいは下方側2か所に配設するようにしてもよい。さらに、戸袋12を吊持構造によりスライド移動させるようにしてもよく、あるいは、戸袋12を車輪構造によりスライド移動させるようにしてもよい。要するに、緊急事態が発生した場合、戸袋12を乗降口側にスライド移動させることができる構造であればよい。
この実施の形態1では戸袋の全体をスライド移動させる例について説明したが、これに限定されるものではなく、戸袋の一部は固定したままとし、残りの部分を上記説明したように、スライド移動させるようにしてもよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図9ないし図16に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図10はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図11はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す左側面図である。図12はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す右側面図である。図13はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図14はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図15はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図16はこの発明の実施の形態2に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。
この実施の形態2においては、図9に示すように、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けた構成としたものである。図9および図10は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図13および図14はモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライド移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動し、乗降扉11により乗降口を完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている戸袋12のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降口側にスライド移動され、図15および図16に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降口側にスライド移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態2によれば、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けた構成としたことにより、戸袋12の軽量化およびコスト低減を図ることができるとともに、戸袋12のスライド移動を小さな力で行うことができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図17ないし図26に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図17はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図18はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図19はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す左側面図である。図20はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す右側面図である。図21はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図22はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図23はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。
図24はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図25はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図26はこの発明の実施の形態3に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。
この実施の形態3においては、図17に示すように、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けた構成とするとともにその開口部26に伸縮可能なカバー体27を設けたものである。このカバー体27は例えばアコーディオン状のもので構成されて伸縮可能となっている。
図17および図18は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図21および図22はモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライド移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動し、乗降扉11により乗降口を完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている戸袋12のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、図23および図24に示すように、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降口側にスライド移動され、図25および図26に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降口側にスライド移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態3によれば、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けるとともにその開口部26にカバー体27を設けた構成としたことにより、戸袋12の軽量化およびコスト低減を図ることができるとともに、戸袋12のスライド移動を小さな力で行うことができる。
しかも、開口部26に設けたカバー体27は、戸袋12が通常の固定位置にある場合に開口部26の空間を閉じた状態であり、軌道側Kからの塵埃などの侵入を防止している。そして、緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、カバー体27は戸袋12のスライド移動と連動して図24に示すようにおりたためられていき、図25に示すように、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4を図27ないし図30に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図27はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図28はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図29はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図30はこの発明の実施の形態4に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。
この実施の形態4においては、図27に示すように、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けた構成とするとともにその開口部26に伸縮可能なカバー体28を設けたものである。このカバー体28は例えばシャッターパネル巻き取り状のもので構成されて伸縮可能となっている。
図27および図28は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図29および図30はモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライド移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動し、乗降扉11により乗降口を完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている戸袋12のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、戸袋12に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより戸袋12が乗降口側にスライド移動され、図29および図30に示す状態となる。このように、戸袋12が乗降口側にスライド移動されることにより、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、戸袋12をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態4によれば、軌道側Kに位置する戸袋12の面板を取り除いて開口部26を設けるとともにその開口部26にカバー体28を設けた構成としたことにより、戸袋12の軽量化およびコスト低減を図ることができるとともに、戸袋12のスライド移動を小さな力で行うことができる。
しかも、開口部26に設けたカバー体28は、戸袋12が通常の固定位置にある場合に開口部26の空間を閉じた状態であり、軌道側Kからの塵埃などの侵入を防止している。そして、緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、戸袋12を手動で乗降口側に押すことにより、カバー体28は戸袋12のスライド移動と連動して図29に示すように巻き取られていき、戸袋12がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5を図31ないし図36に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図31はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図32はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図33はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図34はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図35はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図36はこの発明の実施の形態5に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。
この実施の形態5においては、上述した戸袋12を固定戸袋121と固定戸袋121より小さく構成され固定戸袋121内にスライド移動可能に配設された可動戸袋122とにより構成され、可動戸袋122に第2のレール体21が設けられた構成としたものである。可動戸袋122に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に係合される。
図31および図32は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図33および図34はモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライド移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動し、乗降扉11により乗降口を完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている可動戸袋122のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、可動戸袋122を手動で乗降口側に押すことにより、可動戸袋122に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動され、図35および図36に示す状態となる。このように、可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動されることにより、可動戸袋122がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、可動戸袋122をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態5によれば、可動戸袋122が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動させる構成としたことにより、上述した各実施の形態のように戸袋12全体をスライド移動させるのではなく、戸袋12の一部である可動戸袋122のみをスライド移動させるので、可動戸袋122のスライド移動を小さな力で行うことができる。
しかも、上述した各実施の形態のように乗降扉11に戸袋12が覆いかぶさらないため、外観上もスッキリした状態となり、美観に優れたホームドア装置を得ることができる。
また、可動戸袋122は固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動される場合について述べたが、可動戸袋122は固定戸袋121の外側を乗降口側にスライド移動される構成としてもよく同様の効果を奏する。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6を図37ないし図42に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図37はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す平面図である。図38はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の閉状態を示す正面図である。図39はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す平面図である。図40はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における乗降扉の開状態を示す正面図である。図41はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す平面図である。図42はこの発明の実施の形態6に係わるホームドア装置における緊急時の状態を示す正面図である。
この実施の形態6においては、上述した戸袋12を固定戸袋121と固定戸袋121より小さく構成され固定戸袋121内にスライド移動可能に配設された可動戸袋123とにより構成され、可動戸袋123に第2のレール体21が設けられた構成とし、可動戸袋123は例えばシャッターパネル体で構成されて伸縮可能となっている。可動戸袋123に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に係合される。
図37および図38は乗降扉11により乗降口を閉鎖した状態を示し、図39および図40はモータ14を反時計方向に回転させ、ベルト15とモータ14、プーリ16,17との懸架により乗降扉11を乗降口を開放する方向にスライド移動し、すなわち、乗降扉11に設けられた第1のレール体18が第1のレール体案内手段22に案内されることにより乗降扉11が乗降口を開放する方向にスライド移動し、乗降扉11により乗降口を完全に開放した状態を示している。このように、乗降扉11により乗降口を完全に開放することにより、車両から下りてくる乗客が乗降口を通用してプラットホーム側Pに降りることができる。
ところで、車両火災や、正常位置に列車が停止しない場合等の緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、通常は固定されている可動戸袋123のロック装置(図示せず)のロック状態を解除して、可動戸袋123を手動で乗降口側に押すことにより、可動戸袋123に設けられた第2のレール体21が第2のレール体案内手段23に案内されることにより可動戸袋123が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動され、可動戸袋123のシャッターパネル体が巻き取られていき、図41および図42に示す状態となる。このように、可動戸袋123が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動され可動戸袋123のシャッターパネル体が巻き取られていくことにより、可動戸袋123がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。したがって、緊急事態が発生した場合、可動戸袋123をスライド移動させることにより形成した空間の緊急脱出領域24を通して乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置を得ることができる。
この実施の形態6によれば、可動戸袋123が固定戸袋121内を乗降口側にスライド移動させ可動戸袋123のシャッターパネル体が巻き取られていく構成としたことにより、上述した各実施の形態のように戸袋12全体をスライド移動させるのではなく、戸袋12の一部である可動戸袋123のみをスライド移動させるので、可動戸袋123のスライド移動を小さな力で行うことができる。また、可動戸袋123のシャッターパネル体に巻き取り力が発生する構成体とすることにより、可動戸袋123のスライド移動をさらに小さな力で行うことができる。
しかも、上述した各実施の形態のように乗降扉11に戸袋12が覆いかぶさらないため、外観上もスッキリした状態となり、美観に優れたホームドア装置を得ることができる。そして、緊急事態が発生した場合において乗降扉11が閉鎖されたままの状態で開放できない場合には、可動戸袋123を手動で乗降口側に押すことにより、可動戸袋123のスライド移動と連動して図41に示すように巻き取られていき、可動戸袋123がスライド移動した空間に緊急脱出領域24を形成することができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、プラットホーム又はプラットホーム発着時の車両に緊急事態が発生した場合、簡単な構成により乗客を安全でかつ速やかに脱出させることができるホームドア装置の実現に好適である。

Claims (1)

  1. 乗降扉と、前記乗降扉を収容する固定戸袋と可動戸袋により構成された戸袋と、前記乗降扉を駆動する駆動装置とを有するホームドア装置において、前記乗降扉に設けられた第1のレール体と、前記戸袋内に配設された支柱と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられた第2のレール体と、前記支柱または前記固定戸袋に設けられ、前記第1のレール体と係合され前記乗降扉の開閉を案内する第1のレール体案内手段と、前記可動戸袋に設けられ、前記第2のレール体と係合され前記可動戸袋をスライド移動させる第2のレール体案内手段とを備え、緊急時に前記可動戸袋をスライド移動させて緊急脱出領域を形成するようにしたことを特徴とするホームドア装置。
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